鬱くしい国、にっぽん。その始まりはいかなる物だったのでしょうか?  
 
 
初め何もなかった世界に最初生まれたのが天緒中主尊と可美葦牙彦舅尊と国常立尊でいらっしゃいますが文化レベルが高すぎて出番がありません、  
 
その後も七代の神々が生まれましたがやはり文化レベルが高すぎて出番がありません。  
 
 
そして最後に何処か  
神として軸がぶれてらっしゃる夫婦、  
イザナギとイザナミがお生まれになりました。  
 
 
神々はやがてそのぶれが世界をも変えるだろうと思い国生み命じしたのです。  
「ふうしかし矛で海をかきまぜて出来たのがこの小島のみです  
どうしたら国を生めるんですかね?」  
 
イザナギは悩みましたが良い案が浮かばずヤケになりました。  
 
 
「ええい!地上にはまだ何も生まれてませんし  
もう逸脱して裸になります!!」  
イザナギは服を乱暴に脱ぎ捨てましたが、  
入水自殺しようとしても止める人がいないし  
国も生めないため、  
第三選択肢として裸のまま天御柱の廻りを歩く事にしました。  
 
すると向こうからイライラしている裸の女神イザナミが現れたのです、  
 
「あ、イザナギ。」  
 
 
「そうですが貴女まで裸ですか!?  
貴女も国が生めず絶望していたのですか!?」  
 
 
するとイザナミは眉毛を吊り上げ真ん中わけされた黒髪をふりかざしながら口を開きました。  
 
 
「違います!私の体よく見たら足りない部分があって凄くイライラするんです。」  
 
「あぁ確かに胸はもっと欲しいですね、」  
 
「あーーーッ!もうそっちじゃありません!!!ここですよ、ここ!!」  
 
イザナミは突然足を開くと勝負の割れ目とも形容出来る箇所に指をつっこみ押し開いてイザナギに見せ付けました。  
 
「うら若き女神がおっぴろげないで下さい!  
絶望した!恥じらいなく自分の足りない箇所を見せる女神に絶望した!!」  
しかし否定しながらも逆にイザナギの余分な箇所は益々邪魔な大きさに膨張してきたではありませんか  
「イザナギ!貴方のその余分な箇所を私の足りない箇所に入れてきっちり補って下さい!!  
そうすればきちんと国が産める気がします!」  
 
「ちょ!そんな事言われてもいきなりそんな!」  
「きちんとしてください!!」  
そう言うなりイザナミは強引にイザナギを押し倒しました。  
 
「うわーーーッ!」  
 
ドサッ  
 
「わあイザナギの余分な部分、  
まるで天御柱の様に太くて硬くてそそり立ってます、  
私も天空の様に突き刺して下さい。」  
 
 
そう言うとイザナミは倒れたイザナギに跨がり余分な部分を足りない部分にグププと補ったのです。  
「ああ!イザナミの足りない箇所は前戯してないのにぬるぬるしてますよ!?」  
「どうやって補おうかとさっき散々一人でいじったからです、  
それにしてもあぁ!  
イザナギの天御柱は本物より逞しいです!!」  
 
 
自分の足りない部分が始めて補われる悦楽に歓喜しイザナミはイザナギの上を昇り下りし続けます。  
「あぁイザナギもう駄目、高天原までイっちゃうーーーッ!!!!!!!!」  
「あーーーッ!!!」  
 
 
イザナミの足りない部分はビクンビクンとまさに神速にて痙攣しイザナギの余分な部分から御子の素を絞り取っていきました。  
「こ・・これで国を身篭ったでしょうか?  
良い土地が生まれたら良いですね・・・・・」  
 
イザナギの子種は見事に受精し次第にイザナミの腹は大きくなっていきました、  
そして十月十日目にとうとう陣痛が起こったのです。  
「うう〜ん!う〜ん!」  
 
 
「イザナミ頑張って下さい!  
私たちの第一子です!」  
 
イザナミが産みの苦しみに悶える中、  
男の自分はせめて我が子を受け取ろうとまさしく  
足の間の「勝負の分かれ目」にまわりました。  
 
「おっ頭が出てきましたよ、もう一息です。」  
 
 
「ううう〜ん!!」  
 
 
とうとう彼等夫婦の第一子が産み落とされイザナギは赤ん坊を抱き抱えました、  
その子が最初に発した産声は・・  
 
 
「ポッチャリタイプで〜す」  
 
「・・・・これはフォトショップで相当加工しないといけない子ですね・・」  
「産んだ私が言うのもなんですが、川に流しましょう。」  
 
こうして蛭子は川に流されてしまわれたのです、その後産まれた淡州もやはりフォトショップで加工しないと崇拝されない様な子でした。  
 
「イザナミ、貴女は最初に声をかけてくれたり、上に乗ってくれたり、  
陣痛に耐え二回も産んでくれました。  
なので今度は私にまかせて下さい。」  
 
 
「・・は、はい。」  
 
 
イザナギのいつになく凛々しい思いやりにここまでリードしていたイザナミは少し顔を赤らめました、  
そして再び二人は天御柱で出会う事にしたのです。  
 
「おぉなんて美しくきちんとしてる女神なんでしょう!」  
 
「そんな、私を美しくきちんとしてるだなんて・・ふふふ。」  
 
 
イザナギはそっとイザナミに接吻なさりゆっくり寝かせていきました、  
そしてイザナミの二回も頑張った足りない部分を舌で愛おしんでいきます。  
「あぁ・・そこを舌で・・補う・・だなんて・・。」  
「ここは勝負が分かれる場所ですからね、禊ぎをしなくては。チュバチュバ」  
充分に潤われた事を確認すると既にそびえたった自分の天御柱を小宇宙たる彼女の中に。  
 
「あぁ!!イザナギの・・御柱が・・私の宇宙を・・かき回してる!!」  
 
「今は私にまかせて下さい、かわいいですよイザナミ。」  
 
イザナミは足りない部分を補われてるとゆうよりこの男神に愛されてるとゆう実感に歓喜の涙を流しながら何度も果てられたのです。  
 
再び十月十日がたちました、  
以前は一方的な交わりをしただけありフォトショップで加工しないといけない子が産まれました、  
「しかし今度は本当に二つの気持ちが交わった事もありきちんとした日本の島々が産まれましたよ。イザナミよくやりました!!」  
 
その後も風の神、穀物の神、山の神、河の神、木の神、土の神と続々と自然の神々が産まれていきました。  
 
「でも、自然の神々が産まれたのに火の神はまだじゃないですか、  
きっちり産まなきゃ。」  
 
「そうですよね火は必要です。」  
 
二人は火の神を産むため再び交わり、  
十月十日がたちました。  
 
「うぅう〜ん!!私もう駄目えぇ〜!」  
 
「今まで何回も産んできたじゃないですか、  
貴女なら産めますよ!」  
 
陣痛の苦痛に悶えるのはいつもと同じですが真ん中わけされた髪はいつも以上に乱れ分かれ目を失っていました。  
 
 
「あっ!頭が出てきましたよ、アツッ!!」  
 
 
火の神だけあり頭が出ると同時にイザナミの体は炎に包まれました  
 
 
「ひいぃぃい!!焼け死ぬううぅ!!!!!!!!」  
「これは証拠過多です!こんな目付きが悪くて熱い火の神を産んで焼け死ぬはずありません!!」  
 
「証拠過多も何も私燃えてるじゃないですか!!!ああぁああああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」  
「ひぃ!ちょっと産まれて早々母親に放火するのはやめなさい!!えいっ!」  
イザナギは十拳剣にてカグツチを葬りそこからも神々が産まれましたが  
時既に遅くイザナミは焼け死んでしまいました。  
無残にも黒焦げとなったイザナギを産めて葬ると突然の悲しみにうちひしがれる他ありません。  
 
 
「絶望した・・愛する妻に先立たれる不幸に絶望した・・・・」  
 
 
こうなったら自分も後を追って死のうとしましたが死ねません、  
 
「よし、こうなったら生きたままイザナミのいる黄泉の国に行きます!  
死者の国なんて恐いですけど・・・・・」  
 
そうしてイザナギは他の神から聞き知った死者の国に繋がる洞窟を見つけました、  
 
「流石に黄泉に繋がるだけあって暗いしじめじめして恐いです、」  
 
 
イザナギは流石に怖じけづきました、  
しかし明かりを持っている事を思いだしました。  
 
「イザナミを焼き殺したカグツチの残り火を頼りに黄泉のイザナミに会いにいくとは随分皮肉ですね」  
こうしてイザナギは洞窟を照らしながら進んでいきました。  
 
「イザ・・ナギ?」  
 
 
暗闇を進むイザナギの耳に突如強張りがありながらも懐かしく愛おしい声が響きました。  
 
 
「おぉその声はイザナミ!やはり黄泉にいましたか声はすれど姿はありませんが?」  
 
 
少し間を置きイザナミは再会した夫に語りかけました、  
「・・それよりわざわざ黄泉にまで来てくれてお腹もすいたでしょう?  
料理作ってたから食べてって。」  
 
 
「貴女が手料理ですか?なんでしょうか楽しみだです。」  
几帳面過ぎる故に細かい事を気にしてかえって料理を作れなかった妻が一体何を作るのか、  
しかし再会と急展開に胸踊らせるイザナギの耳に聞いた事もない音が・・  
ぐにゅっぐにゅっ  
 
 
「切れない!切れないよお!」  
「一体何を切ってるんですか!?」  
 
「くっ、包丁が切れ過ぎて危なかったからデチューンしたがデチューンしすぎて切れない!  
やっぱりデチューンは駄目!全力でやらないと!!」  
怯え戸惑うイザナギを気にせずイザナミは何かを切る事を辞めて今度は何かをぐつぐつ煮始めたのです。  
「鍋料理?ですか?」  
 
 
「あ・・・・『砂糖と塩』と間違えて『佐藤年男』入れちゃった。」  
 
 
「入れるなあああーーーッ!!!!」  
 
「てへっ♪」  
 
有り得ないドジをやったとゆうのにイザナミは全く悪びれる様子はありません  
「せっかく作ったんだから、きっちり食べてくれるわよね?」  
 
「そんなのまっぴら御免で〜すーーーッ!!!!!」  
慌てふためきイザナギは松明を手放してしまいました、  
しかしその松明が転がって行った先は幸か不幸かイザナミの足元に。  
 
「ひいぃぃ!?イザナミその姿は!!!???」  
 
「見たな!知ったな!黄泉で私はこうゆう風貌である事を!!!!」  
 
 
イザナミのややキツさがありながらもあどけなかった姿の面影は微塵もありません。  
瞳は輝きを失い海に住む魚様に冷たくなり、  
いつも強く主張していた口には刀の様に鋭く細長い歯が不気味に並んでいますし  
天御柱の様にまっすぐだった髪は膨れ上がり世の果ての闇に恐怖とともに同化していました。  
 
 
「この姿を見られたからには・・・・・埋める!!」  
「嫌でーーーす!!  
絶望した!愛する妻を猟奇へと変える黄泉の国に絶望した!!」  
 
イザナギは来る前の死にたがりをすっかり忘れ、死者の国には不釣り合いな生きたいオーラを出しながら一目散に逃げ出しました。  
 
「うなああああああ!!!待てえぇーーーッ!!!」  
「待ちませ〜ん!!!」  
 
 
鋤を手に憤努するイザナミの姿に母親の面影はもはやなく、  
完全に黄泉の死神と化していました。  
必死にふり切ろうと走っているとようやく出口の明かりが見えてきました、  
すると入った時はあまり気にも止めなかった桃の木があるではないですか。  
「ようしこの桃で、えいっ!!」  
イザナギはたわわに実った桃をもぎ取り背後に迫る死そのものに投げつけました、  
 
「こんな物を私に投げつけるだなんて・・・・・・あっ!左右対象。」  
 
イザナミが桃の綺麗なシンメトリーにうっとりしているスキにイザナギは黄泉の入口に大きな岩でなんとか蓋をしめ閉じ込める事に成功しました。  
 
「イザナミ、私と貴女は住む世界が違い過ぎます。  
もう離婚しましょう!!」  
 
「な ん で す っ て !?死が二人を引き裂いてもずっと夫婦とおもってたのに・・・・・そんな事言うならそっちの国の人達を毎年千人殺してこっちに送ってやる!!」  
なんと恐ろしい宣言、  
彼女は身も心も死の国の住人になってしまったと言うのでしょうか?  
 
 
「イザナミ・・・・・」  
 
でももしかしたら彼女は一人ぼっちで暗い暗い黄泉に放り出されて寂しかったのではないか?  
 
いやそうに違いない、  
死の国なんて恐ろしい処にやってきて耐え切れるはずはないし  
もう地上には戻れない。  
だから自身も恐ろしい存在となる他なかったのではないか?  
そう思い語りかけました。  
「イザナギ、貴女の心がそれで晴れるとゆうなら一向にかまいません、  
でも貴女が千人殺すたびに私は千五百の母屋を作り千五百人の命を産みます。  
この国は私達二人で産んだ子どもです、  
私は地上から、貴女は地下からこの子を一緒に守り育てていこうではありませんか。」  
 
 
何回も上に乗って励み、何回も痛みに耐えたのに報われず心が折れそうになっていた自分を気遣ってくれたあの時と同じ凛々しさで語ったその言葉、  
イザナミは岩越しにコクンと頷きました。  
 
 
愛する夫と、  
 
愛する我が子に。  
 

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