「じゃあ、今お客様用のお布団敷くね。」
「家のですけどね」
押入れで冬眠したい、という望に布団を敷く霧。
「さて、では冬眠しますか」
ぱたり、と押入れの扉を閉ざす。
「む…意外と狭いですね…」
「そうだね…」
「少しくっつきますか」
「え…?」
「ふむ…まだ狭いですねぇ…もう少しくっつきますか」
「せ、先生…?」
「一つになったほうが楽でしょうか」
「え?ちょっ…」
「ん…はあっ…やぁん」