奈美「あー、この人年賀状出してなかった・・・余った年賀状も無いし、返事はメールでいっか」
望「今、代用しましたね!!」
奈美「何ですか新年早々!!」
望「世の中、本物を使わず代用品で済ます人が増えています!
身近な例だと、今年私に来た年賀状の内、半数以上はメールでした!
誰 と は 言 い ま せ ん が ね !
こっちはあんなに凝った物を手書きで毎年送っているというのに!」
奈美「メールで済ましたこと根に持たないで下さいよ、気持ち悪いなあ・・・」
望「この様に、使われなくなった本物は衰退し、やがては代用品が本物の座につくでしょう
あなた達には、代用で済ます大人にはなって欲しくない!よって、課外学習で代用溢れる世の惨状を学んでもらいます!」
奈美「って、気が付いたらみんないるし」
可符香「奈美ちゃんあけましておめでとう」
あびる「今年もよろしく」
望「早速ですが、あれをご覧なさい!」
奈美「あれ?万世橋君?」
万世橋「惚れってレベルじゃねーぞ!」
望「恋人の代用に二次元をつかっています。しかも、二次元で初詣の代用まで済ませています」
奈美「・・・・・・」
望「次はあれです」
千里「あれ?誰かと思えば晴海じゃない。」
藤吉「あなあなふむふむ」
千里「まーたあんな有害図書読んでる。」
望「本物は絶対にそんなことしてくれないので、創作物で代用です!」
芽留『こんなのばっかじゃねーかキモハゲ』
望「ここなんか、代用のいい例の宝庫です」
奈美「デパート?」
望「例えばこの牛肉コロッケ!
牛肉の代用に豚肉や鶏肉を使っています!」
奈美「・・・・・・」
望「それからここいらの高級お菓子!
1月11日の代用に12月11月の日付を使っています」
あびる「それはもはや偽装だから!」
店員「代用代用とおっしゃいますが、その代用が発覚したメーカーの代用に別のメーカーにしてみても、
そこもまた代用していたことが発覚したりするんです。
絶望した!代用すら代用してる偽の国日本に絶望した!」
望「それ、私のセリフ・・・でもあなた方が言うと重さが違います」
大草「あら、先生」
望「大草さん・・・新年早々、買い物ご苦労様です」
可符香「いったい何買ったの?・・・なすびにニンジン?」
大草「なにか?」
望「・・・いえ・・・別に」
可符香「大草さん、旦那さんは買い物とか料理手伝ってくれないの?」
大草「ええ、ここのところ彼が相手してくれなくて寂しくて・・・だから買い物に」
望「・・・だ、旦那のだい・・・い、いえ、何でもないです・・・」
可符香「ところで大草さん、なすびとにんじん、どっちが好き?」
大草「んー、にんじんかな・・・固くて太いから・・・彼より。」
望「彼より・・・って・・・やっぱり代用・・・」
可符香「じゃあ、旦那さんの代用に先生使ったら?」
望「ちょ、何に使う気ですかあ!」
大草「あはは、先生のじゃ代わりにならないからいらないわよ」
可符香「あら残念」
望「私の、何が、何の代わりにならないんですか!
絶望した!代用にすらなれず新年早々絶望したあ!」
マ太郎「ナスって、大草ツッコムのか?」
大草「カエレちゃんみたいな乱暴な使い方はしないわよ」
カエレ「使ってないわよ!!訴えてやる!!」