「先生、千里の抜けてるところ見つけてキタヨ!」  
放課後、特にやる事もなく本を読んでいた望のもとに、ビデオカメラを持ったマリアが現れた。  
「抜けてるところ?…ああ、抜き打ち検査ですか。」  
「そうダヨ、ハイ先生!」  
望がにこにこ笑顔のマリアからカメラを受け取る。  
「どうもありがとうございます…あれ?あなた木津さんに言われて動いてたんじゃないですか?何で私に?」  
「検査なんだから本人に渡したらダメジャナイカ。」  
「なるほど…というかですね、もう終わったんですよその話。」  
「エ?そうだったノカ…」  
マリアががくりとうなだれた。  
「ああ落ち込まないでくださいよ…まあこれは個人的に見させてもらいます。ところでコレは木津さんの?」  
「そうダヨ、千里に借りたんダヨ。」  
「うん、じゃあコレは私が返しておきますね。」  
望がカメラをちゃぶ台の上に置いて、よいしょと立ち上がり冷蔵庫を探りだす。  
ほどなくお目当てのものを見つけた望がそれを持ってマリアの元に戻ってきた。  
「どうぞ、お疲れ様でした。」  
「オ?」  
望の差し出した3つのプリンが入った袋がマリアの瞳にキラキラと映った。  
よだれを垂らしそうなほどに期待に満ちた顔でマリアが望に尋ねる。  
「もらっていいのカ?」  
「ええ、もちろん。」  
「先生アリガトー。」  
がばっと望に抱きついたマリアの頭をなでると、マリアはくすぐったそうに笑った。  
 
「バイバイセンセー。」  
「ええ、さようなら。」  
大きく手を振って、満面の笑みを浮かべながらマリアは帰っていった。  
「…さて…と。」  
マリアの持ってきたビデオカメラ、千里の抜けてるところとやらが写っているらしいが…  
「なんでしょうっかねー♪」  
抜き打ち検査の発端となった千里の間抜け顔、プール帰りにアイスを食べる千里。  
その顔があまりに見事で、いじりたくなって…結果刺されるわ、学校は燃えるわ、と大変だったが。  
また千里のあんな抜けた顔が拝めるのか、と望は期待で胸を膨らませる。  
万全の体制で迎えようとお茶とようかんを用意した。  
ずっと一口茶を飲み喉を潤す。さあ準備は万端だ、意気込んで望が再生ボタンを押す。  
「ぽちっ。」  
電子音を立てて画面に映ったのは、ベッドに横向きで寝転び本を読んでいる千里だった。  
確かに気を抜いてはいるだろうが、これといって指摘する程でもない。  
うん?と首をかしげながらようかんを口にする。  
「期待はずれ…ですかね?…っていやこれ、木津さんの私室じゃないんですか!?」  
いくらなんでも女性の私室を覗くというのは気が引ける。  
せっかく持ってきてくれたマリアには悪いがこれ以上はやめておこう、と停止ボタンに手を伸ばした。  
だが、カメラに映った光景に目を奪われ、その指が止まる。  
千里がスカートの中に手をやったかと思うと下着を脱ぎ捨てた。  
そして再びスカートに手を入れる。  
望の位置からはっきり確認できるわけではないが、その中で指を動かしているようだ。  
 
「………はっ!いや、まずいんじゃないですかこれはぁ!?」  
思考が飛んでいた。我に帰り、すぐさまバッと身を引いて周囲を見回す。  
こんなところを誰かに見られたら終わりだ。  
宿直室内を、窓の外を、扉の向こうをすばやくチェック、普段はなおざりなまとい探しも行う。  
「居ない居ない…居ないですよね?居ないって言ってください…じゃない、言わないで…」  
どうやら誰も、まといも今は離れていたようだ。  
運が良いのか、そもそもこの状況の時点で悪いのか。  
とにかく惨劇の幕開けにはならずに済んだようだ。  
どっと疲れが押し寄せた望は、自分があることを忘れているのに気づいた。  
まだカメラは再生したままで停止していない。  
真っ先にそれをすべきであったのに、完全に混乱していた。  
急ぎカメラの元へ向かうと、そこに映る千里は先ほどより息遣いを荒くしていた。  
早く止めなければ、と望が手を伸ばしたとき、千里がころりと転がった。  
千里のスカートの中がカメラの前に晒される。  
画面に映ったのはひくついた千里の秘部と自らを慰める彼女の指。  
その光景を前に、くちゅくちゅという水音が望の頭に響いた気がした。  
もはや他の何かであるかもなどと誤魔化すことも出来ない。  
 
千里の…うなにーだ。  
 
「お…お茶を…」  
ぐるぐると視界と頭が回り、わけのわからない行動に出る望。  
ずずっと茶をすすって、ほっと一息…いや何をやっているのだ自分は、と問題のカメラに向き直る。  
「……っ…!だめだめだめだめ!」  
このまま見ていたいなんて誘惑に負けそうになる自分を振り払い、ぐっと目を瞑り停止ボタンを押そうとする。  
『…先生…』  
「ッハイ!?すいませんすいませんごめんなさいすいません!」  
突然千里に呼ばれ、その場でひたすら土下座する。  
『せん…せい…』  
再び呼ばれて気づく、その声はカメラからであったようだ。  
ばくばくと鳴り響く心臓を押さえ、今度こそ停止した。  
「………っはぁ…まずいものを見てしまいました…」  
教え子である千里が、自分を想って自慰をしているところを見てしまうなんて…  
明日から千里と普通に接する事なんて出来るだろうか、意識してしまうのは避けられないだろう。  
その前にこのビデオカメラは千里のものだった。彼女に返さなければいけない。  
もちろんこんなものを残したまま返すことなんて出来ない。  
機械に弱いので少し不安だが、これだけは確実に消してから渡さないと。  
「それにしても木津さんがまさかあんな…」  
「知ったな…」  
ぞくっと背筋に冷たいものが走った。  
背後から聞こえた声の主を確かめなければいけないのに体が恐怖で動かない。  
ごとりと何か重いものが転がる音が聞こえ、さらに体が強張る。  
そして、夕暮れの校舎にうなぁぁーと獣のような雄たけびが響いた。  
 
 
-お名前は?-  
「…糸色望です…」  
-ご職業は?-  
「…高校で教師をやっております…」  
-ご趣味は?-  
「読書です…」  
-違うでしょ、女子高生の盗撮でしょう?-  
「違います!誤解です…誤解なんですよぉ…ぐすっ…」  
 
「あーもう、カット。泣かないでくださいよ先生、ほら笑って。」  
「笑えるわけないでしょうこんな状況で…」  
宿直室で千里に襲われ、気を失った望が目覚めた場所は彼の担任する女生徒の私室だった。  
その場所で恐怖の魚眼カメラマンが先ほどのビデオカメラで望を撮影している。  
「身から出た錆でしょう。先生が悪いんじゃないですか。」  
「だから誤解なんです…私は盗撮なんてしてません。知ってるでしょうそのカメラ、それは関内さんが…」  
「…まあそれは私からマ太郎にきっちり言ってきます。」  
「ええ、ええ。ですから…」  
「ですがっ!」  
声を張り上げる千里にびくっと望の体が震え、硬直する。  
「…見たでしょう先生…見たじゃないですか私の…それも結構長い間…」  
「それは…その…すいません。本当に…本当にごめんなさい…」  
うつむく千里を前に、望の罪悪感が掻きたてられる。  
確かにそれは望の落ち度だった。すぐさま切るべきだったのだ。  
馬鹿な事をしているうちに結局は千里のプライベートを、最も恥ずかしい所を目に焼き付けてしまった。  
 
「でも…ちゃんと許してあげますよ、先生。」  
「…あ…ああそれは非常にありがたい事なんですが…」  
「コレが終わったらね。」  
「だから許してください!お願いですから!」  
瞳に涙を浮かべながら、千里は小さく笑って告げる。  
コレ…といいながら掲げてみせたのは件の千里のビデオカメラ。  
つまり、望にもカメラの前で自慰をしてもらって、この一件はおあいこにしましょう、というわけだ。  
「だめ。」  
「うああー、ひどすぎるぅぅ!」  
ここ数年で最大クラスに絶望的な状況に大粒の涙をこぼして泣き喚く望。  
「ううう…ぐすん…ていうか!なんで藤吉さんまで居るんですか!?」  
「晴美の家だからですよ。」  
「だからなんで藤吉さんまで…関係ないでしょう今回の話に彼女は。」  
千里の横に居るのは、その親友の藤吉晴美だった。なぜか頭を抱えてうずくまっている。  
「関係ありますよ、晴美にも。」  
「…どうして…?」  
「あれは晴美にとってもまずいんですよ。特に先生に見られるのは。」  
望にはわけがわからなかった、なぜ千里しか映っていないのに晴美にも関係あるのか。  
 
「…私、本読んでたでしょう?」  
「ええ。」  
「あれは晴美が作った本なんですよ。」  
「あの…同人誌ですか…でも私、知ってますよそんなこと。なんで今さら?」  
「あれはね…私が晴美に描いてもらった先生と私の本なんですよ…」  
「…………はい?」  
「いやぁあ!」  
晴美が叫んだ、いつもは大人しい彼女なだけにこういう反応をされると望も驚いてしまう。  
「うぅぅぅ…生モノ描いたのが本人にバレた…うあああ…」  
「……つまりはその…あなたは私と千里さんの…そういう本を描いた…と?」  
「あああ…ていうか千里…先生にバレてなかったんじゃない、私コレじゃバラされ損よ…」  
「落ち着いて晴美。確かにバレてなかったわ。でもね、もしかしたらバレてたかもしれない。  
 だからここできっちり終わらせていた方がずっと先生にバレてないか心配し続けるより良いでしょう?」  
「確かにそれは…そうかも…」  
「さ、晴美。一緒に先生の弱みを握りましょう。」  
「…うん、わかった。」  
「わかっちゃうんですか…」  
千里に対する数少ない抑止力である晴美の助けも受けられないようだ。  
(ていうかこの状況…)  
友人に自分と想い人との情事を描いてもらった千里。  
教師と友人の情事をネタにした漫画を描いてしまった晴美。  
そして、担任をする女生徒二人の前で自慰を強要されている望。  
(3人とも…ヨゴレじゃないですか…絶望した…)  
 
逃げられないと観念した望は仕方なく衣服を脱いでいく。  
鎖骨に、首筋に、腰に、好奇の目がちくちくと突き刺さる。  
羞恥心で頬を染める望もそれを見つめる千里と晴美も落ち着かない。  
ついに全て脱ぎ払い一糸まとわぬ姿となった望の局部が晒された。  
少しだけぴょこりと首を上げるそれを前にし、二人の少女は息をのんだ。  
「あのコレは…興奮してるからとかじゃなくて身の危険とかを感じると種を保存しようとする本能がその…」  
「……え?あ、はい…うん。」  
何を言えばいいか思いつかず、沈黙が続く。  
だがしばらくすると全裸で視線を浴び続ける事に耐えられなくなった望が口を開いた。  
「…やらなきゃ…だめなんですよね?」  
「…っん!はい…もちろん…です。」  
ごくっと唾を飲み込み、望が自身の性器に手をかける。  
握り締めた肉棒を千里がまわすカメラの前で前後にしごきはじめた。  
股間に少女たちの視線が集まっているのを感じる。  
恥ずかしい、なんてものじゃない。まるで脳が沸騰したような感覚だ。  
「っあ…おっきくなってきた…」  
「…うん。」  
息を荒げる望を見る二人も、興奮を覚え頬が上気する。  
口内に溜まった唾を飲み込むと、今度は逆に口の中がカラカラに乾く。  
「あんなに強くして大丈夫なんだ…あ…透明の出てきた…先生きもち…いいのかな?」  
「…ん。」  
経験というより知識の差か、赤面しながらも望の変化を口にする晴美と対照的に千里の口数は減っていく。  
消極的になってしまった千里に変わって、今は晴美がカメラ役だ。  
 
「っは…はっ…あっ……………あの…」  
ごしごしと肉棒をしごいていた手を止め、望が口を開く。  
「っはイ!?なんです…か?」  
突然話しかけられ、緊張して千里の声が裏返った。  
「…すいません、イけません…」  
「…ああ…うん…」  
何もなしに自慰だけしろと言われても辛い、というのは彼女たちにもわかる。  
何よりこの状況、極度の緊張が射精を阻害しているというのもありうる。  
また望自身がそれだけは避けたいと思っているからこう言っているのかもしれない。  
「えっと…その…晴美。」  
「え?何?」  
ぽそぽそと二人で望に聞こえないように話し合う。  
「あのね…もう先生許してあげようと思うんだけどね…その…」  
「…たぶん考えてる事一緒だと思うけど…私…先生がイっちゃうとこ…見たい…」  
「……うん…でも先生無理って言ってるし…どうしよ…?」  
「…先生に見られるくらいだったら平気だけど…目の前でオカズにされるとかは私もちょっと…」  
「あの天井の木目…女の子に見えないこともないんじゃない?」  
「いや無理でしょそれじゃ…」  
二人の密談に運命を左右されている望は神に仏にと祈りを捧げていた。  
 
「…よし…千里、カメラお願いね。」  
「え?」  
再びカメラを千里の手に渡し、晴美が望の元に近づき望の右側に座る。  
「…あの藤吉さん…近いです…今は離れて…」  
「先生。お手伝い…します。」  
「な、ちょ…ちょっと…」  
晴美が透明な液体でぬらぬらとテカっている望の性器を右手で包んだ。  
にゅるっとした液体の感触と望の脈動を感じ、晴美の背にゾクゾクと電流が走る。  
「…えっと…こう…かな…?」  
先ほどの望の見よう見まねで肉棒を前後にしごく。  
「っ…はぁっ…はぁっ…」  
「せんせいきもちいい?」  
晴美の問いかけに望がこくこくと頷いた。  
手ごたえを感じた晴美が動きを激しくすると、その分望も息を荒げていった。  
その光景に飲まれ、目を回しながら千里はカメラで二人を撮り続けている。  
はじめは望の股間を見ながら行為に及んでいた晴美だが、次第にその視線は望の顔へと向いていった。  
望もまたその視線に気づき、晴美の顔を見つめた。  
荒い呼吸を繰り返すお互いの顔を見つめあって、二人はますます昂っていった。  
指の動きはそのままに、晴美が少しずつ体を望に寄せていく。  
互いの息がかかるほど近づいたとき、晴美が望にキスをした。  
柔らかい唇の感触に二人のの理性が溶けてしまう。  
望がゆっくりと手をスカートの中へ潜り込ませてヒップを撫で、舌を晴美の口内へ侵入させた。  
晴美も抵抗はしなかった。むしろ自身の舌を望のそれと絡ませて迎え入れた。  
幾度か唾液を交換し合っていると望の動きが一瞬止まった。  
だが、手は晴美が痛みを感じるほどに強く、彼女のヒップを鷲掴みにしていた。  
次の瞬間、望は晴美の指の中で果て、びゅるびゅると勢いよく精液を吐き出した。  
 
ゆっくりと晴美が唇を離すと唾液が名残惜しそうに糸を引いた。  
視線を未だ彼女が握り続けている望の性器のほうへやると、晴美の指と床が白く汚されていた。  
(イっちゃったんだ先生…見れなかったな…でも…)  
その瞬間小さく震えた望の体、寸前に大きく膨張したときの感触、ただ見る以上に望の絶頂を感じる事が出来た。  
(うん…満足。)  
にこっと望に微笑みかけると、迷うような表情を見せたが望も照れくさそうに微笑み返した。  
「きもちよかった?」  
「ええ。」  
と、答えると同時に晴美は望に抱きつき、再びキスをする。  
少し戸惑ったようだが、望もまだ昂ぶりは収まっていない。ぎゅっと抱きしめて晴美に応えた。  
「……………あっ…晴美ずるい!」  
晴美が望の元へ行ってからの一連の光景に目を奪われ、放心状態で撮影だけを続けていた千里が我に返った。  
このままでは望を晴美に取られてしまうかもしれない。  
焦燥感に駆られ、千里はカメラを置いて晴美の反対側から望に抱きついた。  
「…木津さん?」  
「私…だって…」  
千里が望の首に手を回して唇を重ねると、望も千里の背中に手を回した。  
拒絶されなかった事が嬉しくて、千里が先ほどの晴美と望を思い出しながらおずおずと舌を伸ばした。  
絡まりあう舌に死んでしまいそうなほどの幸福を感じて、千里の頭の中が真っ白になっていく。  
そんな夢心地の千里を現実に戻したのもまた望だった。  
千里が下腹部にもそもそとくすぐったいような違和感を感じ、びくっと唇を離してしまった。  
ちらりと下を見ると、スカートの中に望のむき出しの性器が入り込んでいた。  
こびりついたままの精液を下着に擦り付けるように、望の肉棒が千里の秘部にぐりぐりと押し付けられている。  
「…え…?あぅ…あ…」  
「先に仕掛けてきたのは…あなた達…ですからね。」  
望が千里と晴海を見ながらちょっとずるい事をいうと、二人の少女は赤面しながら小さく頷いた。  
 
並んでベッドにぺたりと座り込む千里と晴美。どちらも下着すらつけて居ない。  
望に見られるくらいなら平気、などという彼女達だがさすがに肌を触れ合うとなると別の話だ。  
不安そうにしている二人の様子がなんだかおかしくて望が笑みをこぼした。  
「きれいですよ、二人とも。」  
右手で晴美を左手で千里を抱き寄せ首筋にキスをした。  
2対1、さらに二人とも経験ナシのようだ。  
さて、どうしようかなと望が考えていると、千里がちらちらと晴美の方を見ていることに気が付いた。  
(慣れてないから落ち着かない…じゃないですね……なるほど。)  
千里の視線の向かう先は晴美の大きな胸、そしてもう一つ、自身の小さな胸。  
普段から小さい胸を気にしている千里だが、どうやら晴美との差に不安を感じているようだ。  
つい漏れそうになった笑いを押し殺し、そういうことならと望は晴美に近寄った。  
「大きいですねぇ、藤吉さんの。」  
「んっ…気に入ってくれました?」  
「ええ。」  
その重さを確かめるように、両の乳房を手のひらで持ち上げた。  
そのまま乳首を口に含みころころと舌で転がしながら晴美を押し倒し、もう片方にも手をやって揉みしだいた。  
「あっ…それ…きもちいい…」  
たっぷり晴美の胸を愛撫した望がちらっと千里の方を向くと、千里が複雑な表情で自分の胸を見ていた。  
ちょっと意地悪しすぎたかな、と千里のフォローに向かおうとした望にへたりと横たわった晴美が声をかけた。  
「先生…いい趣味してます。」  
にやにやしながらそう言った晴美の視線の先には千里が居る。  
(ああ…見てたんですね、あなたも。)  
 
「木津さん。」  
声をかけながら、望がふにゅふにゅと千里の胸を揉んだ。  
「ひゃっ!?せんせ…」  
「冗談ですよ。ごめんなさい意地悪して。」  
謝りながらキスをした。  
「木津さんみたいな胸も、先生大好きですよ。」  
ちゅっちゅと千里の乳房に口づけをした。下の方から少しずつ中心に向かうように唇を這わせていく。  
その中心に辿り着いた望の舌にグリグリと桜色の乳首を押し込まれ、千里が甘い声を上げた。  
乳首への攻めを続けながら望が千里の下腹部に手を伸ばし、湿り気を帯びていた千里の中に指を挿入した。  
不安からぴくっと身を震わせた千里の耳元で望が大丈夫、と囁いた。  
その言葉を信じて、千里は奥へ奥へと侵入してくる望に身を任せた。  
自分の中で優しく動く望の指に千里は不安と同時に安心感を感じていた。  
少しずつその動きが激しくなり、くちゅくちゅという水音が頭に響く。  
「…ふぁ…あっ…あぅ……っん!」  
快感が頂点に達し、ぐったりと脱力した千里を望がベッドに横たわらせた。  
「さ、藤吉さん。あなたも木津さんの横に寝転んでください。」  
「…先生、欲張りですね。」  
「頑張り屋さんと言ってくださいよ。」  
 
言われたとおり並んで寝転ぶ千里と晴美の蜜壷に望が指を挿入した。  
右手で晴美を左手で千里をとろけさせていく。  
「…あぁぁ…きもちいいよぉ…せんせえ……千里は…?」  
「おかしく…なっちゃい…そ……ぁっ!」  
快感に震える千里が不意に晴美の手をぎゅっと握った。  
それに反応して、晴美が千里の顔を見た。真っ赤な顔をして快感の声を洩らしている。  
(可愛い顔しちゃって…)  
晴美が手を握り返して、千里の元へ身を寄せた。  
「千里…」  
「っ…はっ…?…んっ…」  
晴美が千里の唇を奪った。そのまま舌を絡めあい、お互いを抱きしめる。  
抱き合う二人の乳首が擦れあって新たな快感を生んでいた。  
さらに高く高く、二人は快感の波に飲まれていった。  
「…じゃ、先生も頑張っちゃいましょうかね。」  
望は器用に両手同時に、中指で蜜壷内を刺激しながら残りの指で陰核をつまみクリクリといじくった。  
「っっせんせい…それダメ…っ!」  
「や……イっちゃうぅ…」  
望の愛撫に屈服し二人がさらに大量の蜜をこぼした。  
はぁはぁと荒い息遣いで絶頂の余韻に浸り抱き合う少女達に思わず望も生唾を飲み込んだ。  
 
「えーっと、そろそろ私も…いいですか…」  
その発言に、晴美が千里の顔を見て微笑んだ。  
「先生、千里からもらってあげて。」  
「大丈夫ですか木津さん?」  
「っ!だ…いじょうぶです。」  
「あとでちゃんと私もお願いしますよー。」  
晴美がぺたりと千里の後ろに座り、千里を後ろから抱いた。  
「さ、先生。」  
「…」  
その瞬間が少しずつ近づいてくる。  
望が千里の前に座り、そそり立つ先端を千里の秘部に狙いを定めた。  
「大丈夫、しっかり濡れてますから。」  
指よりずっと太く長いそれが、ずぷずぷと千里の中に入ってくる。  
「いたくない?」  
「ちょっと…でもなんとか…」  
望の肉棒がすっかり千里の中に飲み込まれたところで動きを止めて、千里が落ち着くのを待った。  
晴美が痛みを紛らわそうと千里の胸を後ろから揉んでいた。  
ただ、その表情はひどく嬉しそうだった、やりたかっただけなのかもしれない。  
 
「動いていいですよ…」  
「うん。じゃあ…」  
ゆっくり前後に動くと千里の柔壁が吸い付くように望を包み込んで刺激した。  
激しく腰を動かしたい衝動に駆られるが、千里のことを考え、あくまでゆっくり、ゆっくりと。  
「あぅ…ん……あぁぁ……」  
「気持ちいい?」  
「んっ…うん……うなぁ…」  
気持ちいいときもそう言うんだ?と晴美は小さく笑った。  
そんな千里の様子を見て望が動きを激しくした。  
同時に、晴美も千里の下腹部に手を伸ばし、硬くなった芽を指の腹で弄んだ。  
ぐちゅぐちゅと二人の結合部からこぼれる水音が大きくなっていくような感覚を覚える千里。  
実際にそうなのか、それとも自分が興奮しているからそう思うだけなのか。  
だんだん何も考えられなくなり、千里はただただ望と晴美に与えられる快感に身を委ねていった。  
目を瞑って悶える千里のスイートスポットを望が突いたとき、千里の体が大きく跳ねた。  
絶頂に至り千里の中が収縮する。  
それに促され望も千里の体内に精液を吐き出した。  
「…っあ……先生…の?…あったかい…」  
「ふふ…良かったね…千里。」  
晴美が余韻にぷるぷると震える千里の首筋にキスをした。  
 
「うわあこれは見事に…」  
「映ってますね…狙ったの、千里?」  
「そんなわけないでしょ。」  
既に衣服を着ているが、千里と晴美は服に望のニオイがこびり付いているせいかまだ少しドキドキしている。  
行為を終えた3人が並んで見つめる先にあるのは千里のビデオカメラ。  
千里は無造作に置いただけなのだが、一連のまぐわいが綺麗にカメラに収められていた。  
しばらく黙って見ていたが、そこに映る自分の痴態に耐え切れなくなった千里が頭を抱えた。  
「うああ何やってるの私…先生と結ばれるときはもっとロマンチックにって…こんな勢い任せ…」  
「まあまあ、千里も気持ちよかったんでしょ。ほらほら見て、このやらしー顔。」  
「…………あああぁ…」  
「あなただって人のこと言えませんけどね。」  
「……直視できない…」  
落ち込む二人の頭を撫でる望は実に幸せそうだ。  
「でもこれ、一番まずいのはどう考えても先生ですよね。気を抜いてるどころか完全に不祥事じゃない。」  
「やめてください…秘密ですよ、秘密ですからね。」  
「どうしようかなー?」  
「…ああもう!」  
からかうように望を見つめる晴美に少し乱暴なキスをした。  
その答えに満足したのか、晴美は望に嬉しそうに抱きついた。  
その様子を千里が不満そうにじっと見ていた。その事に望も気づいている。  
「わかってますって。」  
そう優しく囁きながら、望が千里を抱き寄せて優しくキスをした。  
 
 
 
  オマケ 
 
 
起 「さあ今日もきっちりお掃除しなきゃ。」  
承 「おや、感心ですね木津さん。」  
  「あ、先生。」  
転 「そんな木津さんにご褒美です。」  
結 ちゅっ  
 
起 「せ、先生…どうして?」  
承 「すいません、驚かせてしまって…」  
転 「木津さん、あなたが好きです。」  
結  結  
 
 
「4コマなんですか。」  
「千里向けですから。」  
 

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