「ちゃんと責任・・・とってくださいね!」  
 
「・・・は?」  
 
まずいまずいまずい、何でこうなったんだ。そうだまず修学旅行で生徒たちの引導を・・・。  
そんなことを考えている間にも愛はじりじりとこちらににじみ寄ってくる。  
じりじりと下がる、もちろんさらに寄ってくる。  
そりゃ私も男なんだから女の裸なんて見たら勃ちますよ、などとぼやきつつもこの状況から抜け出す方法を必死で模索している。  
たとえ千里やまといから逃げる際にもここまで必死にはならないだろう。  
なんにしても、びんびんにいきり立っている自分のこれ、をどうにかしないと本当にまずい・・・。  
そこまで考えたところで、急に視界が上を向いた。  
 
だんっ!  
 
「いてて・・・。」  
 
どうやら考えことをしながら下がったため、端にきたことに気づかず足がひっかかり倒れこんでしまったようだ。  
血はでていないようだが、それより  
 
「・・・・・・・・・///」  
 
倒れる際に手を離してしまったため、丸出しだ。  
今私のブツは、可憐な少女の前に晒されている。  
恥じらいを持った愛の顔は温泉のせいもあり赤く染まっている。  
 
「・・・こ、これが・・・先生の・・・」  
 
愛は小声でつぶやくと、それをまじまじと見始めた。  
 
「か、加賀さん・・・やめましょう、せ、生徒と教師でそんな・・・」  
 
しかし、全くやめてくれる様子はなく、それどころか彼女は望自身を両手でしごいてきた。  
びくっ、と望の肉棒が勃ち、一気に元気を取り戻した。  
それだけでもかなりの快感がこみ上げてきて、我慢できず喘ぎ声を出してしまっているのだが、愛には聞こえなかったようだ。  
その後も彼女は興味深そうに望の男性器を弄っていた。  
何とか意識を他に逃そうと、本当に普段とは大違いだ、とか三珠さんはどこに言ったんでしょう、など考えていると  
唐突にいきり立っている私のそれに顔を近づけ、  
 
「っはあっ! はぁ、はぁ・・・、か、加賀さ・・・はうっ!」  
 
はむっ・・・  
 
「うっ・・・あ・・・!」  
 
先端を口に含んでしまった。  
 
「ちゅぷ・・・、  
 
ちろちろと触るか触らないかぐらいの感触で舐めてくる愛。  
早く止めないと。頭ではわかっているのに身体が動かない。  
そうしている間にも愛は根元までも含み、顔をピストン運動させてさらに舌も絡めてくる。  
当然だが舌使いはとてもうまいとはいえない。しかし、熱心にしゃぶっているのがとても心地よく感じる。  
先端から先走りがにじみ、愛がすぐにそれを舐めとった。  
それすらも敏感になっている望にはかなりの快感となり、望の喘ぎ声となってかえってくる。  
 
ちゅぷ・・・、じゅる、はむっ・・・ちゅぱ・・・  
 
淫らな音が響く露天風呂で、望の臨界点がだんだんと近づいてきた。  
 
「・・・ん・・・へんへいの・・・ほいひい・・・れふ」  
 
「(う、上目遣い!)」  
 
愛が男性の象徴を咥えたままこちらを見上げてきた。  
自分の男性器を口で咥え両手で茎や玉をしごいてもらう、そんな状態が続き、望の射精感はかなり高まっていた。  
 
「っ!・・・はぁ、加賀、さんっ! もう、出、ますっ!」  
 
「だ、だいじょぶれふ、ぷはっ! せ、せんせいのなら、べつに・・・」  
 
どうにも語尾がはっきりしないが、そういうとまたすぐに舌を肉棒に絡め始めた。  
望の砲身はとっくに発射準備を整えている、しかし望自身が発射寸前のところをなんとか寸止めしているのだ。。  
何で私ばっかりこんな目に・・・と考えながらも、自分の受け持ちの女生徒に奉仕してもらうという背徳感からくる快感はとてつもないものだった。  
しかも、愛は肉棒を味わうようにしゃぶり、吸うようにしているので、望がすぐに限界を超えたのも無理はなかった。  
そして今度こそ、  
 
「だ、出し、ま、すっ! うっ、うあ、ああああああああああ!」  
 
びゅるっ、びゅくっ! どくっどくどくどくっ!   
 
絶棒が愛の口内でびくっと大きく跳ね、大量の白濁を放出し、果てた。  
なんということだ。あろうことか口内に出してしまった。  
しかも自分でも意識のないうちに愛の頭を上から押さえつけ、離れないようにしてしまった。  
愛はというと、急に押さえつけられ絶棒から口が放せない上に、望の放った白濁をすべて口で受け、飲み込むしかなくなっている。  
いまだに愛は絶棒を咥えているが、少しするとなんとか全部飲んだようで、ぷはぁ、と絶棒から口を離した。  
そして望は一気に現実に引き戻された。  
 
もうだめだ。受け持ちの女生徒に猥褻な行為をしたとして逮捕される!  
そうなれば一家追放。下手すりゃ離縁なんてことに・・・ああ  
絶望した!本当に絶望した!生徒の誘惑に耐え切れなかった自分の抑制心の弱さに絶望した!  
どうすればいいんだ、自分。 気まずい雰囲気の中、ひとつの案が浮かんだ。  
そうだ、ここはもうメンタルケアに当たって少しでも罪を軽くしないと・・・。  
あまり名案とはいえないが、とりあえず当たり障りのないように話しかける。  
 
「 ・・・加賀さん あのー、ちょっと。今後のことでお話をしたいのですが・・・」  
 
 
「・・・なたのために・・・」  
 
「へ?」  
 
「あ、あなたのためにやったんじゃないんだからね!  
 誤解しないでよね!」  
 
たたたっと駆け出していった愛。  
一人ぽつーんと残された望、ぽかんとした顔をしているが、すぐに納得したような表情になった。  
 
「(つまり、精液が濃かった、ということなのか・・・?  
  ま、元の性格に戻ったなら訴訟は避けられそうですね よかったよかった)」  
 
辞職しないで済む、という安堵感から少しの間ぽけーっとしているとすぐに今がまだ生徒入浴時間中なのを思い出し、  
そそくさと温泉を出て脱衣所に入った。  
それにしても来年もここに来るのは気が引ける。来るたび来るたびこんな目にあってては身が持たないし、  
なによりもう精力的な限界というものもある。  
 
「ん?」  
 
着物の上に何か置いてあるのに気づく。目を凝らしてみるとそれはただの紙であった。  
もっともなぜこんなところにそれがあるのかはわからない。  
眼鏡をかけそれを拾うとそこには、  
 
「責任はとってもらいます  
             愛より」  
 
と。  
どうやら完全に性格が戻ったわけではないようだ。  
しかしもうすでに心身ともに疲れ果てた望はがっくしと膝をつき  
 
「・・・・・・」  
 
「辞職はもういやだあああぁぁーーー!!!」  
 
心からの叫び  
そして、静寂  
 
 
 
こうしてここにまたひとつ新たなフラグが立ちましたとさ  
尾張  
 
 
 

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