始業前。二のへ組教室教壇に咲く一輪の花。その名は執事時田を従える望の妹・倫。
その姿にざわめく教室内。
「えー…みなさん静かに。
今日は先生の妹、倫が『初体験』をしたいと無理難題を言ってきました…」
「なんですかそれ!」
「先生も止めたんですが…」
「ご心配なく。お嬢様の初体験はこの時田が全力でサポートいたします」
「こんな状況なんですよ…」
「ずるいですわ、>>674も>>708も>>719もお兄様ばかり体験なさって。
ああ、あこがれの初体験…」
・はじめてのチュウ(DIOと)
・はじめてのおつかい(イスカンダルに)
・はじめてのおるすばん(南極で)
・はじめてのおいしゃさん(恋人の子宮摘出手術)
・・・・・・・・・・・・・
「いったい何を初体験したいんだか…」
固まる生徒たちを見渡す倫。
「そこのハゲた男」
「またトップバッターは僕ですか…」
…「お嬢様、あの男でよろしいのですか?」
…「美少女が薄汚くて冴えないハゲ男に…というのも需要があるのでは?」
「思いっきり聞こえているんですが…」
「まあよい。さあ、このわたしにめくるめく初体験を…」
「ああっ倫様っ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぺたっ。
「ああ、夢にまで見たハゲ頭頂部…山手線の通勤電車で見かける度に
ずっと叩くのを我慢してきたあのハゲ頭が…今わたしの手の内に!」
「…通勤電車に乗ってるんだ…」
「そっちの初体験ですかぁっっ!!!」
「さて、次は…そこのタレ目男子」
「僕ですか?」
「さあ近う寄れ。そしてわたしにめくるめく初体験を…」
「わかりました」
・・・・・・・・んんっ・・・・・ん・・・・・・・・っ!
「う…上手い…」
「彼はありとあらゆるHOW TO本も読破してますからね…」
…「おめでとうございます。お嬢様から白いギターのプレゼントです」
…「あ、どうも」
「…一体何をしたんだろ…」
「次、特に特徴のないそこの男子」
「えっ」
「さあ、初体験を…」
「無理です!あんなもの見せられた後では無理ですぅ!!」
「いくじなし!」
「いや、その言葉使いどころ間違ってますから…」
「そこのメガネ女子、こちらへ」
「いやぁぁぁレズなんていやぁぁぁ!」
「だから君の描いてるマンガは根本的に同じですから!」
・・・・・・・・・・・・・
「何だこのクラスは!わたしに初体験の一つもマトモに体験させることが出来ぬのか!」
・船の先頭で(飛んでる!私飛んでる!ジャック!)
・爆弾が仕掛けられた暴走バスを運転
・マニュアルを見ながらモビルスーツの操縦
・戦闘中膝をつく ・武道館
「…言ってること支離滅裂ですし…」
…「お嬢様、これは初体験を拒否された初経験かもしれません」
…「なるほど」
「それ言い出したらキリがないですから…」
「大体初体験なんて、倫が思うほどそんなにいいものじゃないんです」
・入れるところがわかんないし痛がってなかなか入らないし
・ブース番号はわかりにくいし人が多いし
・周りはノリノリなのに自分だけ棒立ちだし
・直腸検査は人生観変わっちゃうし
「最初で最後の経験のほうがよっぽどマシですよ!」
「じゃあ、最初で最後の体験をすればいいじゃないですか」
「…身近にそういうものがあるんですか?」
「ありますよ。 『死』」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「最近久藤君モテてるねぇ」
「…あんなことやっちゃったからね…」
*****エロパロ板絶望先生批評*****
「こんばんは。」
「今回はネタ主からのメッセージを紹介します」
「まずは>>718さんへ。
『つttp://venus.aez.jp/uploda/data/dat5/upload323645.jpg』とのことです。」
「続いて>>719さん、>>720さんへ。
『おいしく抜かせて頂きました。今日はよく眠れそうです』とのことです」
「引き続き私どもも職人さん方の作品を堪能させて頂きたいと思っております。」
「今後ともよろしくお願いいたします」