ゆっくりと、教室のドアを開く。  
そこにはたった一人――窓際の席でグラウンドを眺める少女がいた。  
はやる気持ちを抑えながら、自然なふうを装い、俺は加賀さんに近づいてゆく。  
 
「いやぁ、ごめんごめん。委員会の仕事が長引いちゃってさ」  
声をかけて初めてこちらに気付いたのか、彼女は体をビクリとさせて立ち上がった。  
「すいません!ボケッとしていてすいません!」  
すかさず何度も頭を下げて謝ってくる。すぐ謝るのは彼女の癖だ。  
 
「いや、遅れちゃったのは俺のほうだし。待たせちゃって本当にごめんな」  
俺は、彼女を落ち着かせるよう、ニッコリと微笑みかけた。  
すると、加賀さんは顔を赤らめ、  
「あ、あなたのために待ってたわけじゃないんだからねっ!勘違いしないでよね!」  
と、ツンデレの決まり文句を言って、ぷいっ、とそっぽを向いた。  
 
(か、可愛い…)  
ヤバイ…ヤバイよ、可愛すぎる!俺の理性を崩壊させる気か…!?  
最高だよ!君はなんて可愛いんだ!  
だが、男としてこんなところで理性を失うわけにはいかないぜ!  
 
 
…やっぱ無理。もう、限界っ!!  
 
 
気が付いたときには、加賀さんを押し倒していた。  
 
「…え!?き、木野さん、何を――」  
加賀さんはかなり困惑している。  
無理もない。いきなり押し倒されて驚かないはずがないだろう。  
だが、獣と化した俺の本能を抑えることはできない。  
俺は彼女の腕を押さえて、彼女の怯えて引きつった顔に近づいた。  
 
「加賀さん……愛してるぜ!」  
俺の言葉に加賀さんは目を見開き、抵抗を止めた。  
俺はそのまま、無抵抗となった彼女に軽く唇を合わせる。  
柔らかい感触が、俺の乾いた唇に伝わる。  
 
俺は無抵抗をいいことに、調子に乗って、彼女の口をこじ開け舌を侵入させてみる。  
「ふぁっ…!?」  
さすがにびっくりしたのか、加賀さんは俺から顔を離そうとする。  
だが、俺は構わずに彼女の口腔を犯してゆく。  
次第に彼女の体の強張りも取れてきて、されるがままになった。  
 
「ぷはっ……!加賀さん、俺もう我慢できねぇよ」  
唇を解放して、俺は彼女に懇願するように呟いた。  
「あ…あの、木野さん……?」  
「ごめん!」  
俺はズボンのベルトに手をかけ、屹立した肉棒を剥き出しにした。  
 
「ひぁっ!?木野さん、何を…」  
加賀さんは顔を紅くし、俺の肉棒から顔を逸らした。  
 
「君と一つになりたいんだ!頼むよ」  
「そんな……こ、困ります!私なんかじゃ迷惑が…」  
「全然迷惑じゃないぜ……俺には君しかいないんだ!!」  
 
俺は彼女のスカートに手をかけ、下着をずらした。  
加賀さんは諦めたのか、抵抗を見せずに、堅く目を閉ざしている。  
「…入れるよ……力抜いて…!」  
棒をあてがい、ゆっくりと腰を沈めていく。  
 
「ひぁっ、ん―――ッ!」  
加賀さんが苦痛に顔を歪める。だが、俺にも彼女を気遣う余裕がない。  
「くぁ…はぁぁ……」  
彼女の中は、初めて受け入れるであろう異物を拒み、俺の肉棒をきつく締め付ける。  
俺は何とか我慢して、ゆっくりと、だが確実に奥へと進め…  
 
そして、ついに俺たちは一つになった!  
 
「動くよ……!」  
静かに腰を動かし始める。  
「ぁ…んぅ!ひぁぁっ―――!」  
加賀さんが、嬌声に程遠い苦痛の声を漏らす。だが、もう止められない。  
俺は徐々に動きを速め、彼女の秘部を突きまくる。  
 
「…あぁっ、はぁっ、ひゃん、あぁぁぁ!」  
明らかに彼女の声色が変わった。  
それを合図に、さらに腰を速め―――……  
 
* * * * *  
 
「はあぁぁぁぁ、出るよ加賀さんっ!!」  
俺の恥部から大量の白濁液が発射される。  
今夜はいつもより出がいいみたいだ。  
 
「はぁ、はぁ、……はー…」  
ぼーっとした頭で、無意識に時計を見る。  
いつの間にか、日付が変わっていたようだ。  
俺は快感の余韻に浸り、ニヤリと笑みを浮かべた。  
 
「ふぅ、今日もいいマスかいたぜ…!」  
 
 
おわり  
 

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