「わかりました。奈美さん、・・・・・ですが、その前に・・・」  
 
望は奈美を膝の上から下ろすと、起き上がり、部屋の隅のかばんから、小さな袋を取りだした。  
 
「本当は、私も本気であなたと感じあいたいのですが・・・・やっぱり、あなたのことが、大切ですので。」  
 
望はゴムを袋から出すと、十分、屹立した絶棒に素早く器用にかぶせた。  
 
奈美は目を少し、残念そうに細めながらも、優しい笑顔で望を見上げた。  
先ほどの口による絶棒への愛撫を望が中断させた理由・・・・・それは性感染症を防ぐためであった。  
そして、これから行おうとする行為も同じ。  
望は本来の目的・・・避妊ももちろんであるが、  
性感染症を恐れて、ゴムを着用してくれているのだ。  
処女を捧げたあの時もそうだった。・・・・・・  
望は自分の体を本気で心配してくれ、まるで自分自身の体のように扱ってくれる。  
 
本番直前の、理性が薄れていってる状態でも、その優しさがしみてきて・・・・・・・  
奈美は胸の奥が熱くなった。  
 
「お待たせしました。さあ!奈美さん・・・・・今日の私は受身です。あなたにこの体、お任せしますよ。  
がんがん攻めてきて下さい。」  
 
言いながら、望はベッドの上に横たわった。  
奈美は満面の笑みで、望に微笑み返すと・・・・・  
 
「よし、言ったな!先生、覚悟しろよ――――!!」  
 
 
スカートと下着を脱ぎ捨て、望の上にまたがった  
 
望の絶棒を右手で握りしめ、自らの秘裂にあてがう。  
 
「ん―――――――――っっっっ」  
 
亀頭がぬぶりっと音をたて、秘裂に飲み込まれる。  
・・・・・・段々と腰を沈めていく。  
 
「はぁ、んっ、――――――――――っっっ」  
 
本番に至るのは、処女を捧げた時以来だったが、フェラや胸への愛撫でとろとろになった内部は絶棒をすんなり受け入れた。  
ゴム越しに望の熱い熱が伝わる。  
絶棒を根本まですんなり包み込むと・・・・・  
奈美は「攻撃」を開始した。  
 
「――――――ん、あぁ、ふぅ―――――――――ッッ!」  
 
勢いをつけて、腰を思いっきり、望の股間に打ちつける。  
 
「っぐ――――――――――――ッ」  
 
波打つように躍動する奈美の腰の動きに合わせ、膣内が絶棒を締めつけ、圧迫する。  
 
「―――――――――んっ、ああっ、はああんっ・・・・・・」  
 
奈美の上下運動が激しさを増すと共に、  
豊かな乳房がたぷん、たぷん・・・と激しく揺れる。  
 
―――――――――――――――その光景は、たまらなく――――――――エロティックだった。  
 
奈美は膣内で絶棒を大きく、グラインドさせ、ゴム越しに圧倒的な快感を与える。  
1秒ごとに、射精の欲求が爆発し、呼吸が止まりそうだった。・・・・・・・・・  
 
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・くっ――――――――――――」  
 
奈美は自分が望を完全にリードできているという征服感で満たされていた。  
自分の下で横たわって、快感で顔を歪めて、喘いでいる大好きな望・・・・・・・・  
自分ががんばって腰を振れば、振るほど、感じてくれている。  
その事実に頭が恍惚となった。  
卑猥な水音は、ぴちゃ、ぴちゃと段々とボリュームを増していく。  
 
「あっ、はぁぁぁぁぁ―――――――――ッッッ・・・・・・・!  
 
はぁぁん・・・・・・・・先生・・・・・・・私、・・・・・・もう」  
奈美は絶頂が近いことを訴えた。  
 
「私も・・・・・・・・・もうっ・・・・・・・・・・・・・」  
 
望ももう限界に達していた。  
 
「一緒にイきましょう・・・・・・・・・・・・・奈美!!」  
 
奈美が体を前傾させ、望の腹の脇に手をつく。  
望は奈美の手の上に自分の手を移動させる。  
―――――――――2人の手が重なった瞬間――――――――――――  
 
「くっ、はあっっっっっ――――――――――――――!」  
 
「ひゃうう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ、んんんんん―――――――――――――――ッッ」  
 
2人は同時に絶頂を向かえた。  
 
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」  
 
奈美は体を浮かせ、絶棒を膣から引き抜くと、  
望の横にぐったり・・・・・と横たわった。  
 
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・・・・」  
 
2人は互いに目を閉じて、余韻に浸っていた。  
しばらくして、奈美が先に起き上がり、まだ横たわって、目を閉じている望の唇に口づけた。  
続けて、目を細めて、望に聞く。  
 
「先生、・・・・・・・どうだった。」  
 
望は奈美の顔を見つめて、行為の最中を思いだした。  
・・・・・・・・すると、真っ先にあの光景が蘇ってきた。・・・・・・・・・・  
 
「その、・・・・・・・・・・何て言いましょう。・・・・・  
すごく、・・・・・・・・・・・・エッチでした。・・・・・」  
「エッチって・・・・・・・・・私がですか・・・・・・・・?」  
 
奈美は最近はあまり聞かなくなった、端的な響きをもつ、その単語に反応した  
 
「ええ・・・・・・・あなたが一生懸命、上下に動くたびに、  
たぷん、たぷん・・・と揺れるあなたの胸が。」  
 
「なっ――――――――――――――――――」  
奈美の顔がまるで、トマトのように真っ赤に染まる。  
 
「・・・・・・・・・・〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッ!!!」  
奈美が恥ずかしがっている様子に気づき、望はかわいいなあ・・・  
と思う反面、ちょっと意地悪をしてしまったという罪悪感にとらわれた。  
 
「なっ・・・・・・・・・何よ、それっ、・・・・せっかくいい雰囲気だったのに!!  
そんなこと言う先生、ばーか ばーか スケベ、変態、サイテー・・・・・・」  
奈美は動揺して、ちょっと、キャラが変わってしまったようなセリフを言って、そっぽをむいた。  
それを見て、望があわてて、声をかける。  
 
「ごめんなさい、冗談ですよ。・・・・・・私が悪かったです。  
本当はあなたが、一生懸命動いてくれて、まるで、あなたに犯されているみたいで・・・・・・  
本当に気持ちよくて、何も考えられなくなりました。」  
・・・・・・・奈美はそっぽをむいたままだ。  
 
「ねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜、奈美さ〜〜〜ん、機嫌直して下さいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」  
 
望は、子供の機嫌をそこねてしまった親のような口調で、奈美に呼びかける。  
・・・・・・・・確かに、あの甘い雰囲気をぶちこわすような発言をしたのは、軽率でした。・・・・  
反省して、望は奈美を後ろから抱きしめて、優しい口調でささやく、  
 
「どうしたら、機嫌直してくれますか・・・・・?」  
 
奈美はしばらく考えて、  
 
「先生、・・・私を後ろから犯して下さい。」  
 
そう答えた。  
 
「へっ・・・・・・・・・・・・・・」  
 
望は奈美の穏やかならぬ、ニュアンスの返答に唖然とした。  
 
「後ろから・・・・・・ですか?」  
 
「はい、今日は私が先生をリードしてきましたが、やっぱり先生にもリードしてほしいんです。  
それに先生、さっき私に犯されてるみたいだって・・・・言ってましたよね。  
はじめての時は先生が本当に優しく、抱いてくれたんで、犯されてるって感じがしなかったんです。  
だから私も犯してほしいんです。まだやったことないけど、後ろから力強く突かれると、「犯されてる」って感じがすると思うんです。  
だから・・・・・・・・・」  
 
奈美のおねだりを聞いて、望は苦悩した。  
自分は奈美をどんなことがあっても、優しく抱きたいと思ってきた。  
しかし彼女は後ろから獣が交尾をするように、乱暴に突いて欲しい・・・と願い出たのだ。  
四つん這いになって、後ろから犯され、苦悶の表情を浮かべて、喘ぐ奈美の姿を想像して、望は頭を抱えた。  
 
――――――――――――彼女のそんな姿は見たくない――――――――――  
 
望は眉間にしわを寄せる。  
振り返って、その様子を見た奈美は、溜息をついて―――――――  
 
「どうしたの?先生、・・・さっき私にいやらしい発言したくせに、バックで私を犯すのは嫌だっていうの・・・・・?」  
 
奈美は望が何を考えているか、理解して、ツッコミをいれる。  
 
「いや・・・・・その・・・・・・・何といいますか、さっきフェラまでさせといてなんですが・・・・・・・  
私はあまりバックという体位が好きでなくて、・・・・獣の交尾みたいで・・・・人間らしくないので・・・・」  
 
奈美は望の気持ちがわからないでもなかったが・・・ここまできて引き返すのも嫌で・・・  
切り札を出すことにした。  
 
「先生、最初に言ったでしょ。・・・私は先生を好きだったみんなの思いを背負ってるって!  
獣の交尾みたいって言ったけど、あびるちゃんが聞いたら、怒るよ、  
獣だって子育てもするし、思いやりもある、優しい生き物なんだよ。・・・それに人間だって哺乳類だし、  
あびるちゃんだったら、きっとバックで先生とやりたいと思うな・・・・・私はあびるちゃんの思いも背負ってるから、バックで先生とやりたい!!」  
 
まるで、あびるがバックが好きだと決めつけるような言いっぷりだった。  
望は奈美のあまりのへ理屈っぷりに、つい噴き出してしまった。  
 
 
「ぷっ・・・・・・・・」  
 
「あ―――――――!!、笑ったな――――」  
 
奈美は抗議の声を上げるが、望はそれを静止して、  
 
「ははっ・・・・わかりました。・・・・奈美さん、先生が悪かったです。  
そうですね・・・バックだって立派な体位です。人間らしくないなんて言いすぎました。  
奈美さん、・・・・・みんなの分も先生と気持ちよくなりましょう。」  
 
望の決意を聞いて、奈美は嬉しそうに微笑む。  
 
 
「はいっ・・・よろしくお願いします。」  
 
 
望はゴムを新しいものに取り替えると、さっそく、奈美をベッドの上で四つん這いにさせた。  
肘に負担がかからないように、ベッドの頭についている板に手を掛けさせる。  
 
「あっ・・・・・はぁ・・・・・んんっ・・・・・・」  
 
望は人指し指を秘裂に侵入させる。  
先ほどまでの行為で、十分にほぐされているのだが、念入りに刺激して慣らしていく。  
そして舌による愛撫も開始する。  
 
「ひゃああんっ・・・・・・・ふっ・・・ふああっ・・・・くっ・・・」  
 
舌を突き出して、ひくつく秘裂の内側に滑り込ませる。  
入り口付近に細かく舌をあて、出てくる愛液をすする。  
視線を下におとすと、止まらない愛液はとろとろと流れ、奈美の太腿をつたい落ちていた。  
 
顔をあげて奈美の尻全体を見ると、  
張りとボリュームにはかけるものの、「普通」よりずっと形がよく、きれいな肌色をしていた。  
(とても魅力的で、かわいいお尻じゃないですか・・・・・・・・)  
望は尻たぶに吸い付いた。  
 
「ひゃあんっ――――――――ッッ」  
さらにそこからゆっくりと太腿まで舌を這わせていき、とこどころにキスの雨をふらす。  
そして、両手全体でマシュマロのように柔らかく、肉感的な尻肉を揉みしだく。  
 
「ふっ・・・・・・ああんっ・・・・・・」  
奈美はくすぐったさに震えながら、抗議する。  
 
「先生の変態・・・・・・・私のお尻で遊ばないで下さい!・・・」  
「あはは・・・・・すいません。つい、あなたのお尻がかわいかったもので・・・・・」  
奈美は顔を赤くする・・・・・。  
 
奈美の抗議を受けて、遊びはここまでと、望は気持ちを入れかえて、声をかける。  
「それでは、いきますよ・・・・奈美さん。」  
「は・・・・・・はいっ。」  
尻たぶを両手で、痛くしないようになるべく優しくつかんで、腰を進め、秘裂に絶棒をあてがう。  
愛液をからめて、先ほどと同じように、すんなりと膣は絶棒を受け入れる。  
「あっ・・・・・はあっ・・・・・・・ひぁん・・・・」  
 
「―――――――っっ!・・・・これは・・・・・・・・・」  
 
奈美の膣内はさきほどの騎上位の2倍増ほどの圧力で絶棒を締めつける。  
どの体位がよくしまるかは、個人によって差があるが、奈美はバックの方がよく締るようだ。・・・・  
 
「大丈夫ですか・・・・・・奈美さん、・・・・・・痛くありませんか・・・?」  
望はすかさず、奈美の体を案ずる。  
 
「大丈夫です。・・・・・・すごく気持ちいい・・・・です。」  
望は安心した。  
男女の体はよく相反する反応を見せる。  
男子が快感を感じるときは、女子は苦痛に顔をゆがめる・・・・ということがよくある。  
絶棒はゆっくり膣内を進み、最奥に達した。  
望は奈美が落ち着くのを待つと同時に、腹の下から股間に手を回し、奈美の秘豆をつまむ。  
 
「ひゃううんんっっ――――――ッッッ」  
奈美は快感に震える。  
「大丈夫ですか、・・・・・では動きますよ。」  
「はっ・・・・・・・・はいっ。」  
 
望はゆっくりとピストン運動を開始する。  
 
「あっ・・・・・・ああっ・・・・・・・んぁっっっ・・・」  
 
互いの太腿がぶつかりあい、パン、パンという音が響かせる。  
 
「やんっ・・・・・・あっ・・・・ふぁ・・・・んんっ・・・・・」  
 
前後運動は段々、激しさを増していく。  
絶棒は入り口まで一気に戻されると、再び、最奥まで突きつけられる。  
望は突く角度を微妙に変え、奈美の感度が1番、良い場所を探ろうとする。  
そうして、膣の内側を擦られるたびに、奈美は背筋を反らして、甲高い声で喘ぐ。  
 
「うぁ、あ・・・・・・・あうっ、あっ、ン―――――――はぁぁぁぁッ・・・・・・・!」  
 
望は、愛しい少女の嬌声を聞くたびに、興奮をつのらせていく。  
 
(ああ・・・・・・・・私は大事に守ると決めたこの少女を、今、自らの手で乱暴に犯しているんだな・・・・・・・)  
 
後背位は奈美が指摘した通り、1番「犯している」感覚が強い体位である。  
それが嫌で嫌で、仕方がなくて、この体位を嫌ってきた望だったが、・・・・・・・・  
今となっては、その背徳感と罪悪感は興奮へと確実に変わっていた。  
望は奈美に問いかける。  
 
「どうです。奈美さん・・・・・・・・『犯されている』気分は・・・?」  
 
「あっ・・・・・・・くぅ・・・・・・・先生・・・・・・・・  
キ・・・・・・キモチいい・・・・・・・です。」  
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・っっっっっっ」  
 
望はその反応に顔をひきつらせた。・・・・・・・・  
 
(犯されて、気持ちいいって・・・それじゃあ・・・ドマゾじゃないか・・・・・そこは『すごく・・・嫌な感じです。』と答えてくれなきゃ  
いやっ・・・・で・・・でも、彼女は最初から快楽を望んでいるから、それでいいのか?・・・・・・・ああ・・・頭がこんがらがってきた。・・・)  
 
望がそんなことを考えて、少し、勢いをゆるめていると・・・・・・・・  
奈美が思いっきり、腰を望に打ちつけてきた。  
・・・・・・ぱあん・・・・・・・ぱあん・・・・・・・・  
 
「くっ―――――――――――っっっっっ」  
 
「ふッ――――――――ああんっ・・・・・」  
 
奈美はこれでもか・・・とばかりに腰を振る。  
 
 
「先生!!、私だって、やられてばっかりいないぞ・・・・・こっちからもどんどん攻めるぞっ・・・・・・・・」  
 
 
「――――――――――――っっ」  
 
望は絶句した。  
自分で犯して下さい・・・と言っておきながら、自分からも攻めだすなんて、・・・  
望は奈美という少女がもつ覇気の強さに、しびれを感じた。  
 
あの日の記憶が脳内にフラッシュバックする。―――――――――――――――――――――  
 
彼女が私に思いを告げた日。  
涙に目を赤くしながらも、まっすぐに私を見つめ、涙声になりながらも、はっきりと―――――  
 
―――――――――――――私は先生が好き―――――――――――  
 
と訴えたこの少女・・・・・・・・  
自分のことが嫌いで嫌いで、仕方がなく・・・・・・・自分の存在を否定することでしか生きていけなかった私を、後ろから抱きしめ、  
 
―――――――先生はもっと、自分のことを好きになるべきです――――――――――  
 
と優しく声をかけてくれた少女・・・・・・・・・  
 
あの日から私は、この少女の強さと優しさに虜になっていた。  
そして、あれから、木津千里や常月まといなどの圧倒的な恋敵に臆することなく、果敢に挑んでいったあの姿。  
私は、彼女がまぶしくて仕方がなかった。  
「普通」と言われることを徹底的に嫌っていた彼女・・・・・・・・だが、その反応がかわいくて、つい、いじめてしまっていた自分――――――  
奈美さん、私が悪かったです・・・・・・あなたは普通なんかじゃありません、  
 
こんなにも強くて、優しくて、輝いている、魅力的な女の子なんです。―――――――――――  
 
 
奈美の柔らかい尻肉がももの付け根に叩きつけられるたびに、言いようもない快感が伝わる。  
激しい攻勢に精液を搾り取られそうになる。・・・・・・・・・もっとも、ゴムをしているため、そんなことにはならないが  
この感触もたまらなく気持ちよかった。  
だが、こっちがリードすると決めた以上、負けているわけにはいかなかった。  
 
「こっちだって、負けてませんよ・・・・・・・」  
 
望は負けじと、奈美の骨盤をつかんで、力強く、突き返す。  
 
「はぁ――――――――――ああんっ・・・・・・あんっ・・・・・・・あんっ・・・」  
 
互いの太腿がこれまで以上に激しくぶつかり、小気味良い音をたてる。  
・・・・・・・・ぱあんっ・・・・・・・・ぱあんっ・・・・・・・・・  
そして結合部から、湧き出す、じゅぶじゅぶ・・・という卑猥な水音もこれまでになく大きくなる。  
奈美はここにきて、体全体がバターのように溶け出しそうな感覚に包まれた。  
頭の中が、熱い蜂蜜のようにとろけ、恍惚としてくる。  
 
――――――――もう、何も考えられない―――――――――――――――  
 
今日、2度目となる絶頂がすぐそこにせまっている。  
それは望も同じだった。・・・・・・・目の前が白くなり、脳がとろけそうな感覚が襲ってくる  
圧倒的な射精感が駆けのぼってくる  
 
 
「くっ―――――――――――っっっっっ・・・・・・・奈美―――――――!大好きだ!!」  
 
 
 
「はあんっ、はあんっ・・・・・・・・・先生――――――――――――――――――――ッッッッッッッッ・・・・・・・・!!」  
 
 
一片の出し惜しみもなく、互いの快感全てを破裂させ、2人同時に果てた・・・・・・・・・・  
互いの力を使い果たし、2人は向かいあって横たわる。  
奈美は望の腕の中で、安らかな顔で目を閉じる・・・・・・・  
 
「先生、バック・・・・・・少しは好きになった?」  
 
奈美は望の腕に顔をうずめて聞く。  
 
「はい。・・・・・・・・こういうのもいいですね。・・・・それにしても驚きました。  
バックは挿入する側の一方的な攻めだけだと思っていたのですが、入れられる側も攻めることができるんですね・・・・・。」  
 
先ほどの奈美の腰使いが思いだされる。  
 
「えへへ・・・・・・・・やられてるばかりは嫌だったから・・・・私も気持ちよくなりたかったし。」  
 
「はいっ・・・・・あのまま、あなたに犯されてもいい・・・・と思いました。」  
 
「それはダメですよ・・・・・・・やっぱり、入れる側がしっかり突いてくれないと、私も感じられないよ・・・。」  
 
奈美は、望が負けじと、突き返してきてくれたことが嬉しくて仕方がなかった。  
 
「でも、やっぱり、私は正常位が1番ですよ・・・・・・あなたの顔を見ながら、できるから・・・・」  
 
望は、奈美を抱く力を強めて言った。  
 
「そうですね・・・・・・私も始めて、した時の感触が忘れられません。」  
 
奈美の脳に、本当に心配そうな目で自分を気遣ってくれた、あの日の望が思い出された。  
 
「今日は本当に、いろんなあなたが見れてよかった・・・・次は私の方からお誘いしましょう・・・・・  
時間と場所を確保して、もっと回数を増やせるように努力しますよ・・・・・・・・・・」  
 
「先・・・・・・・・・生・・・・・・・・ありがとう・・・・・・・・・・」  
 
望の言葉に胸をときめかせると・・・・奈美の意識はまどろみの中に落ちていった。  
 
 
「奈美・・・・・・・・・・愛してますよ・・・・・・・・・・」  
 
 
望はこの愛しい少女を一生かけて守っていこう・・・・・・と、これが何度目になるかわからない、固い決意をして  
安らかに眠る少女の額に口づけた。  
 
 
 
 
 
 
END  
 

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