「当番で連れて帰って世話するの」  
これが通ってしまうのが絶望クラス。初日は言い出しっぺの晴美が預かることになった。  
「家までちょっと掛かるから、おぶってあげるね」  
そう言って交を背負う晴美。最初は嫌々だった交も、すぐに寝付いてしまった。  
「ただいまー。」  
帰宅。誰もおかえりは言わない。それも慣れたもので、晴美は早速自室まで交を運ぶ。  
「さて…と」  
まず、交が目覚める前に部屋を片付ける。雑誌に単行本に同人誌、DVDやポスター、  
それと画材などなど。尤も、物をしまう場所などほとんど存在せず、  
散らかった部屋にわずかなスペースを作るのみではあるが。  
「お夕飯の支度、しなくちゃね」  
交が家にいるので、レトルトカレーにした。  
なお、この家庭ではそれぞれが自分の食事を作るのが日常になっていた。両親は毎晩遅い。  
兄弟間は気まずい。そんな家庭で、久々に食事中に会話を楽しめる。晴美の気分は上々だった。  
「交くん。夕ごはんでちゅよー」  
晴美が軽くゆすると、交はあくびをしながら目を覚ました。  
「ふあ…でちゅはないだろでちゅは…ん?ここどこだ?」  
5歳児の寝起きシーンに晴美から笑みが零れる。  
「私の部屋。今日はカレーよ」  
食卓につく。  
「ん…」  
「どう?おいしい?」  
「これ、レトルトだろ。レトルトはおいしいに決まってるさ」  
なんと悲しいことか。この歳でレトルトカレーが味で判る。  
しかも、いつかまずい手作りカレーを食べたらしい。  
「そ…そう」  
何事もなく食事が終わる。  
「ごちそうさま」  
「食器、置きっぱなしでいいから」  
 
さて、晴美お待ちかねのお風呂の時間が来る。  
「お風呂沸いたよ。入ろっか」  
一緒に入る?とは聞かない。もはや一緒に入ることは決定事項である。  
「ん…」  
一方の交も嫌なそぶりは見せない。素直に立ち上がった。  
脱衣所。忙しくて未だ制服のままだった晴美。スカーフを解き、セーラー服を脱ぐ。  
ホックを外し、スカートを降ろす。交の前でも躊躇いのない動作。  
交はと言うと、何やら目を泳がせて手を止めている。  
晴美はブラを外し、胸を露わにする。交の視線は宙をさ迷う。  
そしてパンツを脱ぐ。交の目の前には晴美の尻があった。  
「あ、まだ脱いでないの?しょうがないなぁ」  
しょうがないとは言うものの、小さな男の子の服を脱がせるというシチュに興奮気味だった。  
交は、目の前で動く裸体をただ見つめて無抵抗だった。手早く交を裸にする。  
可愛い包茎ちんこ。晴美は手を延ばしたい衝動に駆られるが、我慢した。  
「さ、入ろ」  
晴美は交の手を引く。無言の交。  
「ちゃんとおちんちん洗わないと駄目だよ」  
おちんちんと言う単語が、今日の晴美には何故かいやらしく感じられた。  
普段はもっと過激な単語だって使うというのに。  
シャワーを交の股間に当てる。  
ごにょごにょと、洗っているんだかいじっているんだか分からない手の動きの交を見て、  
晴美は再び興奮を覚える。  
「お尻も」  
同様にシャワーを当てる。  
「はい、入っていいよ」  
「…おしっこ」  
テンポが乱される。だが、晴美には予定外の収穫?だ。  
「んー。そこに出しちゃえ」  
排水溝に出させる。ちらちらと振り返りながらの放尿。  
晴美は見ない振りをしながらしっかり見た。もう一度シャワーをかけて、  
「今度こそ、入っていいよ」  
交が浴槽を乗り越えようと足を持ち上げた瞬間も、晴美はバッチリ見ていた。  
自分の体も流して、湯舟に入る晴美。交と向かい合い、足を広げて、交を間に挟む形だ。  
交の位置からは、晴美のいろいろな箇所が丸見えである。  
この歳で目のやり場に困っている交が、晴美には一層可愛く見えた。  
でも、手は出せない。それは大変なことだから。問題にならないレベルで、  
置かれた状況を目一杯楽しむことに決めていた。  
「体と頭、洗ってあげる」  
交を湯から出して椅子に背中を向けさせて座らせると、真上からシャワーをかけた。  
目を閉じる交。シャンプーを手に取り、交の頭に泡立てる。なんだか晴美は楽しかった。  
丁寧に洗い、そして流す。次に体。スポンジを手に取り、ボディソープを泡立たせる。  
交の右腕、左腕、右足、左足、と順に洗う。あくまで、優しく。背中も全体を。そして、  
「前洗うから、こっち向いて」  
ここまでのやり取りで交の警戒心は取り除かれていた。素直に向きを変える交。  
晴美が微笑みかけると、照れて顔を背けた。  
上からスポンジで擦る。鎖骨、胸、腹。そして最後に、  
「くすぐったいけど我慢してね」  
右手のスポンジと左手を使い交の性器を洗う。いや、弄んでいた。  
交のもどかしそうな反応を楽しみながら。  
ちょっと余裕が出てきた。  
「これ、中まで洗ってる?」  
「中?」  
「そう。中」  
意味が分からないというような顔の交。ちょっと迷った後、晴美は皮剥きを強行した。  
「!!!」  
悶える交。知識不足もあって、手を止めない晴美。  
「こんなに垢がたまっちゃって…綺麗にするよー」  
いくら交が悶えても夢中の晴美には見えなかった。そして最後に体全体にシャワーをかける。  
「今度は、お姉さんの体を洗ってくれるかな?」  
晴美が暴走を始めようとしていた。回復した交にスポンジを握らせる。  
「ここ、お願い出来る?後は自分で出来るから」  
いきなりのメインディッシュ。脚をM字に開いて、両手で秘裂を割り開いた。  
初めてじっくり見る女性器。交はおずおずと右手を延ばし、擦る。  
擦られること自体より、このシチュエーションが晴美に熱を与えた。  
「中の方は指で洗ってくれる?」  
中と言われて躊躇する交。仕方なく、晴美は交の指を導く。  
「そう、ここ…指でゴシゴシ洗ってね?」  
訳も分からず、指で掻き回す交。  
「あはは、もっと、しっかり、強く、早く、出来る?」  
交は戸惑いつつも、期待に答えようとがんばる。力を入れようと左手を置いた。  
「あ………!」  
交が手をかけた場所は、晴美の陰核だった。晴美は軽くイッてしまう。  
 
「そろそろ、出ようか」  
風呂から上がり、歯を磨かせて、おやすみの時間。  
「いっしょのベッドでいいよね?」  
駄目と言えるはずはないのだが。  
「おやすみなさい」  
「…おやすみ」  
交が寝付いたのを確認して、晴美も眠りについた。  
今日の出来事を思い出し、優しく交を抱き締めながら。  
 
おわり  
 

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