霧が投げる辞書。
千里が投げるスコップ。
あびるが投げる包帯。
真夜が投げる包丁。
いかに投げられようとも望は決して避けようとしない。
「どうして避けられないのですか?」
「常月さん、居たんですか」
「えぇ、ずっと」
「避けないとは、どうゆうことでしょうか?」
「ですから、邪魔女達の武器を、何故避けようとされないのかと思いまして」
「あぁ、それは…」
「…?」
「避けると貴女に当たってしまうじゃありませんか」
「…先生、死ぬまで側にいます(//△//)」