「あの…小森さん…本当にすいませんでした。あなたの大切な毛布をなくしてしまって」
「もぅ、いいよ。先生の買ってきた毛布で我慢するよ」
「本当ですか!?」
「うん、でも…やっぱりまだ安心出来ないなぁ」
「えっ、それじゃあ…」
「だからぁ…先生が安心毛布の代わりになって…」
「…え〜と、それはどういう意味ですか…?」
「先生に…えっと…その…後ろから抱きしめて欲しいなぁ…なんて…」
「わ、私がですか…」
「う、うん…ダメかなぁ…」
「……わかりました。それで小森さんが安心出来るのなら…」
「えっ…」
「そもそも私が小森さんの毛布をなくしてしまった訳ですしね」
「う、うん…。ありがと…先生…」