ぴりっ
「………」
「やっぱり興味持てませんか」
「内容がくだらなすぎるんです!」
「でも、あきらめないでください!私も先生の復活のために、お手伝いしますから」
「だから私は末期ではありません!」
「とりあえず、先生が興味の持てる袋綴じを作ってきます!」
だっ
「あぁっ、待ちなさい!」
たったったっ
「これでどうでしょうか、先生」
「…マガジンじゃないですか」
「単体では袋綴じと呼べないので、マガジンを買ってきて適当に綴じ込みました。
ちなみに、撮影・編集は私ですが……あ、これです。」
『街角女子高生パンチラ50連発』
「…木村さんですか?」
「見る前からよく分かりましたね」
「…開けませんよ」
「やっぱり」
『エロバカ企画 ノーパン・ミニスカで町を飛び回る褐色少女!』
「…こういうの、やめましょうよ」
「本人の了承を得てますし、相応の対価も渡してありますよぉ」
「…開けるはずないじゃないですか」
「そうですか。残念です」
『盗撮シリーズ 激写!隣の女子大生』
「こ、この顔は…!」
「着替えにお風呂に、そしてトイレ。さらにはオナニー現場まで、
あらゆる角度からバッチリ抑えてます」
「あ、あなたは、なんて事をするのですか!」
「やっぱり興味持てませんか」
「そんな、いや、う………ぃゃ……ぅぅぅ…」
「無修正ですよぉ」
「く………」
「ふっくろとじっ ふっくろとじっ」
「わ……私には……出来ません!」
「ふーん…そうですか。でも悩んだってことは、先生は末期ではありませんね。
安心しました」
「…だから、そう言ったじゃないですか」
「それは差し上げます。気が向いたら開けてくださいね。では先生、さようなら」
「まぁ、盗撮というのはウソですけどね」