――望が極寒の地に取り残されてから数日。  
ようやく今日救出され、現在その帰路、船の中である。  
助かったとはいえ、さすがに厳しい寒さの中での一人の生活は相当の負担をかけていたようで、  
体はもちろん、それは精神の方にも少々影響を与えていた。  
望の無事を喜び、泣きじゃくる千里と抱き合いながら望が上げていた声は、  
人の言葉としては機能していなかったが、恐らく千里と同じ事を言っていたのだろう。  
それからずっと、望は千里を親とでも思い込んでいるのか、すがるように引っ付いている。  
どうにも錯乱した様子であり、仕方がないのでそれはそのまま。  
食事を取らせて服を着せ、暖かい部屋のベッドへと連れて行った。  
すると、ここは安全だと思ったのか、急に望の瞼が重くなりスイッチが切れるように眠り落ちていった。  
それでもまだ、千里が自分から離れるのは嫌なようで、千里の手を握ったままである。  
 
 
「なかなかいい感じじゃない」  
晴美にからかわれて、千里は少し照れた顔をする。  
そんな千里の膝を枕にして、千里の手を握りながら望が眠っている。  
普段より少しやつれているだろうか。  
 
不意に望が、悪夢にうなされるように怯えた様子で身を震わせた。  
千里は手を強く握って言う。  
「大丈夫です、安心してください、先生」  
声をかけながら頭を撫でてやると、次第に望も落ち着いてくる。  
やがて望は、また穏やかな寝息をたて始めた。  
 
(……暖かい?)  
ずっと寒いところに居た望にとって、それは違和感だった。  
辺りを照らすのは、窓から射し込まれる薄い月明かり。  
今、自分が居る場所は柔らかなベッドの上、そこで誰かに抱かれている。  
視線を上げると、とてもよく知った顔があった。  
 
「木津さん…?」  
本物だろうか……また凍えながら夢でも見ているのではないか。  
もしそうなら、今ここにあるどれもが望を死へ誘おうとするものだろう。  
不安げに手を伸ばし、穏やかに眠る千里の顔に触れてみると、千里がむにゃむにゃと寝言を言った。  
手に触れる感触は、暖かく、柔らかい。  
「……助かったんですね?私……生きてるんですよね?」  
両手で千里を抱き寄せ、その胸に顔を埋める。  
このぬくもりも、匂いも、全部現実の物だ。  
ここ数日で何度か体験した死神のそれとはまるで違う。  
 
「ん……先生?どうしたんですか?」  
目を覚ました千里が望に気付き、柔らかく微笑んで望の頭を撫でた。  
その感触が心地よく、自分に向けられた笑顔が嬉しくて、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚を覚える。  
「木津さん……」  
愛しい少女の名を囁きながら、顔を近づけてちゅちゅと唇や首筋に軽く吸い付いていく。  
千里は少し驚いたような素振りを見せたが、特に抵抗もなく、望のやりたいようにさせている。  
「よかった……先生が無事で……んぅっ!あ……ちょ、ちょっと先生?」  
望が千里のシャツをめくり上げ、露になった胸に触れた。  
そのまま片方の胸を揉み、もう一方の胸は口に含んで甘えるようにちゅうちゅうと吸いはじめる。  
「やっ……ん……ダメ……って……ば…」  
ツンと尖った千里の乳首をくりくりと弄る望。  
千里の静止も聞かず、望は一向にやめる気がない。  
それどころか、今度は千里の秘部を目指し、服の中へ手をもぐりこませてきた。  
下着の中をもそもそと動き回り、目当ての割れ目を発見すると、その入り口で指を擦りはじめる。  
 
「あ、あ……だ……待っ……んっ」  
千里の言葉を唇で塞ぎ、口内へと舌を侵入させ、同時に指を千里の膣内へと進ませて、  
膣壁を引っ掻きながら前後に動かしはじめる。  
千里の舌を探して、望は口内をくすぐりながら舌を伸ばしていく。  
舌先に特に柔らかい感触が当たった。  
望が誘うように千里の舌をくすぐってみると、千里が小さく反応する。  
ちょんちょんと数度突いては戻ると、はじめは戸惑っていたが、それに引かれるように千里の舌が前に出てきた。  
すかさず強く吸い付いて舌を絡めてやると、千里の中で望の指がきゅうっと強く締め付けられる。  
秘部を指で責め立てながら、千里の唾液をすする。  
長いキスの後、望が唇が離すと二人の唾液が糸を引き、千里の上へと落ちていった。  
 
千里の愛液で濡れた自分の指を舐めると、望はくたりと脱力している千里の衣服を脱がし始めた。  
そして自身も服を脱いで、千里の脚を開かせ、硬く大きくなった絶棒を千里の中に挿入した。  
「だっ……っんぅぅぅ!」  
千里は、大声で悲鳴をあげてしまいそうになるのを必死に耐えていた。  
望の肉棒を受け入れるには慣らしが不十分だったのか、内側から引き裂かれるような痛みが走る。  
涙をこぼして苦しむ千里を前にしても、望にはもう止まることは出来なかった。  
会えなかった時間が……それどころかもう二度と会えないのではないかとすら思っていたのだ。  
それが望の性欲を異常なまでに高めてしまっているのか、はたまた死を間近に感じていたが故の本能か、  
痛いほど大きくなった絶棒が、早くその中身を千里の中へと吐き出せと命令し、それに抗う事など出来そうもない。  
 
抵抗の強い膣肉を押し広げて、ズンと絶棒を奥深くに突き入れる。  
ぎゅうと痛いくらいに強く締め付ける千里の中は、キツいけれど暖かくて心地よい。  
今度は差し込んだ刺し込んだ絶棒を、入り口付近まで引いていく。  
傘を張った部分にガリガリと内側を擦られる刺激に、千里がびくびくと全身を震わせた。  
何度も動きを繰り返しているうちに、潤滑液も量を増し、抵抗は少なくなっていく。  
だが、その分望が動きを速く、強くしてしまうので千里が休まることはない。  
荒い息をあげながら、望は千里の体を強く抱き、腰を動かし続ける。  
千里は、望の体に手を回して、ぎゅっと唇を噛みながら必死に声を上げまいとしている。  
背中に回された指が爪を立て、望の背に血がにじむが望は一向に気にする様子はない。  
 
「はあっ…出ます……出します…よ?」  
「っふ……あ……ああ…ん」  
千里の返事は了承とも拒絶ともつかない。  
だが、望は絶棒が命じるまま、千里の中で精液を放った。  
一瞬大きく膨らんだ絶棒の先から、熱く濃い白濁液が千里の最奥に勢いよく叩きつけられる。  
射精の快感に酔いしれながら、望は千里の上に覆いかぶさり、千里の体にキスの雨を降らせる。  
ようやく解放された千里は、だらりと疲れ切った様子で、目を閉じたまま肩で息をしていた。  
望は千里の体をぎゅっと抱きしめて、生きている喜びを、再び千里を抱くことが出来た喜びを噛み締める。  
 
それでもまだ、望が満たされることはない。  
強く抱きつきながら、指で、唇で、千里の体に触れて、その耳元で愛を囁く。  
「声、聞かせてくださいよ……いつもみたいにかわいい声で……いじわるしないでください」  
必死に声を抑えようとしている千里の肌に吸い付きながら、望は子どものように甘えている。  
だが、その肉体も知識もしっかり成熟した成人男性のもの。  
指は千里の悦ぶ所を知り尽くしているし、一度は大人しくなっていた肉棒も硬さを取り戻していた。  
無論その性欲もだ。  
 
望が再び腰を動かし始めたが、千里は逃げるように腰を引いた。  
しかし、もはやその体には抵抗らしい抵抗を見せる程度の力も入らない。  
すぐに望に力で押さえられて、単にその背を望に向ける形になっただけだった。  
 
「木津さん……木津さん……」  
荒い息をあげながら、望は千里を背後から抱きしめている。  
汗ばんだ肌にキスをしながら、後ろから回した手で千里の胸を揉み、背後から突き入れた絶棒を前後に動かす。  
先ほど出した望の精液が粘着質の卑猥な音を立てながら、千里の中から押し出された。  
腰を突きいれ、そして引き……繰り返されるうちに千里もその快感に負け、無意識に腰を振り始めてしまう。  
それでも声だけはあげまいとしていたが、時折切なげなあえぎ声が漏れていた。  
いつしかどちらも絶頂間際、お互いの性器を擦り合わせる快感に千里と望は酔いしれていた。  
 
だが、そこでパチっというスイッチ音とともに辺りが強い光で照らされた。  
望と千里が、ぴしっと動きを止める。  
「あ…………だから、ダメって言ったのにぃ……」  
そう言って、体を丸める千里。  
がっちり固まった望は、落ち着こうとひとつ深呼吸をする。  
そして、ぎぎぎと軋むような固い動きで首を回して背後へ振り返った。  
そこには、少し乱れた髪でシャツと下着姿にメガネをかけた晴美が立っていた。  
あきれたような表情を望に向けている。  
 
ふう、と息を吐くと、晴美が二人の方へ近づきながら、じとりと非難するような目を望に向けて言う。  
「なんで、こんなところで始めちゃうんですか……」  
月明かりだけでは気付かなかったが、この部屋にあったベッドは二つ。  
そして言うまでもなく、そこには晴美が眠っていたのだろう。  
 
「う……」  
今さらそれでどうなるわけでもないが、望は、ゆっくりと腰を引いて千里の中から肉棒を抜いた。  
だが、肉棒に膣内を擦られて、千里が小さく喘いでしまったせいで余計に気まずくなる。  
目を泳がせながら、後ずさりする望。  
状況は非常に悪い、女生徒に手を出した教師……それも今回に限れば半ばムリヤリである。  
涙を隠すように晴美から顔を背ける千里、口を開けたままの秘部から溢れ出ている白濁液、  
もちろん最中の声も晴美に聞かれていたのだろう、とうてい言い逃れなど出来そうにない。  
目の前に立ち、じっと見下ろす晴美を前にして、望は動けないでいた。  
 
口の中がカラカラに渇いている。  
何を言われるのだろう……千里の親友である晴美に今の自分はどう映っている?  
教師としての人生はここで終わりかもしれない。  
 
「先生……」  
「っ……」  
「私も……その……」  
「……はい?」  
「私にも……して……くれません?」  
ぱちぱちと目を瞬かせた。  
「だってこんな……すぐ近くでこんなの……だって先生が……」  
「え?」  
もじもじと指を絡ませながら、晴美は小さな声で望に対する文句を言っている。  
 
「そ、それは私が悪かったですけど……」  
「ですけど…?つまり、ダメ、ってことですか?」  
不満そうな目を望に向ける晴美の目が、さっきまでの自分自身を思い起こさせる。  
さすがにあのときの望ほどは飢えてはいないだろうが、それでも今この空間で一番力があるのは晴美である。  
望はもちろん、今は千里も望と同等かそれ以下の力しか出せないだろう。  
考えたくはないが、今度は自分が犯される番になってしまうのではないだろうか。  
例えそうならなくても、ここで晴美が人を呼んだりすれば、もうそれで終わりだ。  
職を追われ、千里とも引き離されるだろう。  
ちらりと千里のほうを見ると、千里と目が合った。  
 
そうだ、それなら……  
望は千里に微笑みかけると、晴美の方へ向き直って手を伸ばした。  
「いいですよ。ほら、こっちへ」  
少なくとも、主導権だけは渡すまい。  
そうなれば五分、事さえ終えればなんとか乗り越えられるだろう。  
それに何よりも、今にも欲望を放たんとしていたところで止められてしまった彼の肉棒は、  
すぐ傍に千里が居るというのに、晴美の体に興味津々のようだ。  
 
「んっ……んぅ……っふぁ」  
まずはキスから……望は晴美を全力で可愛がってやることにした。  
同時に胸にも手をやってシャツの上から揉んでやる。  
ブラはつけていなかったようで、その頂点の硬くなった蕾までシャツの上から確認できる。  
そこにもう一本の手が乱入してきた。  
 
「……私も、します」  
くりくりと晴美の乳首を責める手は千里のもの。  
望が晴美の相手をしているのを見ているのが嫌だったのか、望と共に晴美の体を愛撫する。  
「千里も…してくれるの?ふふ……ありがと」  
千里を抱き寄せてキスをすると、ちゅばちゅばと音を立てて舌を絡めあった。  
 
「びっちゃびちゃですね……もう」  
寝転がせた晴美の脚を持ち上げ、晴美の下着越しにぷりっと柔らかい土手肉を揉みながら望が言う。  
望に触れられるまでもなく、晴美の下着は愛液で尻の方までべっとりと濡れていた。  
「もしかして、私達の声聞きながら一人でしてたんですか?」  
「っぷあ……そうなの?」  
下着の上から割れ目の上を何度も指で往復させながら望が、いたずらっぽい笑顔を向けながら千里が詰問する。  
晴美は恥ずかしそうに押し黙っていた。  
 
望が晴美の下着に手をかけて脱がせる。  
「上も脱ごっか」  
と、千里にシャツも脱がされ晴美の裸体が二人の前に晒された。  
いくら自分から誘ったからといっても、ピンと立った乳首やぐっしょりと濡れた秘部に触れられ、  
まじまじと観察されれば、さすがに晴美も恥ずかしくなってしまう。  
 
「うっわあ……ほんと、びっちゃびちゃ……ね、がまんできなかったの?」  
「ははは、むしろコレでがまんしてたってことじゃないですか?結局がまんできなかったみたいですが」  
「もーなによぉ……いじわる」  
恥ずかしそうに身をくねらせる晴美に二人がキスをした。  
 
「でもこれなら、すぐに出来そうですね」  
望が、絶棒を晴美の入り口に押し当てる。  
「あ……うん」  
太く大きな望の肉棒を見つめながら、晴美がうっとりと目を細めた。  
「それじゃ、早速」  
と、望が絶棒を晴美の中へと刺し込んだ。  
 
「んっ、んっ、んっ……あっ…はぁぁ」  
「気持ちいいの?」  
「うん、うん……先生の……あんっ、千里もぉ……」  
「ふふ、ありがと……いいなあ、私はすっごく痛かったのに」  
望が、ばつの悪そうな顔をした。  
すぐ横に並んで寝る千里に抱かれながら、晴美は望に膣内を突かれている。  
望と同時に千里は、晴美の胸を重点的に責めていた。  
大きな胸を揉みしだき、ときには口に含んでちゅうちゅうと吸ってみる。  
 
「あは、あっ……いい……せんせ、いっちゃうぅ…」  
「ええ……一緒にいきましょう」  
「うん、あ……ああぁっ…」  
声をあげて、晴美が体を弓なりに反らした。  
晴美の膣に絶棒をきゅうきゅうと締め付けられ、それがとどめとなった。  
熱い精液が晴美の中に放たれていく。  
 
「はぁぁぁぁぁ……」  
深く息を吐きながら、絶頂の余韻に浸る晴美を、千里は抱きしめて全身にキスをする。  
望は晴美の足を取り、その指先をぺろぺろとしゃぶる。  
晴美は、恥ずかしそうにくすぐったそうに体をくねらせるが、その表情は幸せそのものといったところだ。  
 
「藤吉さん、わかっているとは思いますが、今日のことは黙っていてくださいね」  
「ふぇ?……先生と……えっちしたこと?」  
「ええ、それに木津さんに私がしたこともです」  
「……それと、千里と先生が付き合ってることも、ですか?」  
「ええ…………へ?……え?」  
くすりと晴美が笑った。  
 
「言いませんよ。それに先生と千里がえっちしてることなんて知ってましたし……ま、見たのは初めてですけど」  
「な……なんでそんなこと」  
「なんでってぇ……」  
ぴ、と晴美が千里を指差した。  
 
「え……ちょ、ちょっと」  
「……木津さん、私……秘密って言いましたよね?」  
「い、言ってません!…………あの……その……晴美以外に……は………………ごめんなさい」  
無言でじっと見つめて責めてくる望に、千里が観念する。  
「言っちゃダメって……わかってたんです、けど……その」  
「話したかった、と?」  
こくん、と千里が頷いた。  
ふー、と望はため息を吐いて、千里の肩を抱いた。  
 
「なるほどね。まあ、気持ちはわかりますよ……それだけ嬉しかったっていう事なら悪い気はしません」  
「はい……」  
「…………よし。なら良い機会です。どうせなら話だけじゃなく実際に見てもらいましょうか」  
ふ、と望が少し悪い顔で笑った。  
 
「え?」  
「ほら、脚開いて、藤吉さんにちゃんと見せなさい」  
「なんでそんな……」  
「だってスキなんでしょう?自分のえっち話するの……どうせなら直接見てもらいましょうよ」  
「や…」  
「大人しくしなさい、ね」  
きっちりを重んじる千里には、約束を破ったことに対する負い目はとても大きな物だった。  
それゆえに、望の無茶な要求を渋々ながら受けてしまう。  
 
「うわぁ……いいんですか?ほんとに?」  
「ええ、触ってくれても結構ですよ」  
望に後ろから抱かれながら脚を開き、千里は泣きそうな程に羞恥を感じていた。  
晴美が、千里の体を直接手にとってじっくりと観察する。  
口や指先で、千里の体をつまみ食いするようにちょんちょんと触れていく。  
髪、唇、胸、お腹、そして太股。  
焦らすように少しずつ、晴美の指は千里の下腹部へと近づいていった。  
 
「うひゃー……とろとろ」  
晴美によく見えるように、望が千里の割れ目を指で左右に広げてみせる。  
息がかかるほどに近くで、自分の最も恥ずかしい部分を、その中を覗かれる。  
ただでさえ恥ずかしいというのに、今そこは千里の愛液で濡れ、さらに望の精液まで入ったままである。  
晴美が指を出し入れしてみると、くちょくちょ卑猥な音がする。  
それにあわせて望も、千里の陰核を弄り始めた。  
 
「ふふ、久しぶりだね……んっ」  
千里の中を指でかき混ぜながら、晴美が千里の乳首を口に含んで軽く噛んだ。  
「久しぶり?」  
ちゅっと音を立てながら、千里の首筋や背中に口付けをする望が晴美に尋ねると、千里が息を呑んで硬直した。  
 
「ええ…以前何度か、千里が先生のこと相談してきたり、先生とのえっちのこと相談してきたりしたときに、  
 ちょっと……あ、コレ先生には秘密なんですけど」  
くすくすと笑いながら言う晴美の前で、千里はぱくぱくと口を開けていた。  
「へえ……」  
「でも、最近はうまくいってるのか……話聞かされるだけなんですよね……ちょっと、寂しかった……んちゅっ」  
ちゅばちゅば音を立てながらキスをして、晴美が千里に甘える。  
 
(なるほど……木津さんがずいぶんと積極的に藤吉さんを攻めていたのはそういうことですか)  
照れ隠しもあったのだろうが、彼女も晴美に秘密をばらされないために、主導権を取ろうとしていたわけだ。  
だが、結局それは無駄足に終わったどころか、逆に晴美に火をつけてしまったようだ。  
 
「…っぷあ……でも、嬉しいなあ……私、ずっと思ってたんだよ?  
 千里が私に先生の話聞かせてくれてるとき……千里と、先生と、三人でえっちしてみたいなあ……って」  
「さん……にん……って」  
かあっと顔を真っ赤にした千里に、少し恥ずかしそうに顔を赤らめた晴美が、にこにこと笑顔を向けていた。  
望は何も言わず、しかし千里の下腹部を責める指を止めようともしない。  
 
「ほら、千里。あーん」  
晴美が千里の中から望の精液を指でかき出し、べっとりと精液のついた指を千里の口元に近づけた。  
一瞬硬直した千里だったが、すぐに晴美の望んでいることを理解する。  
千里はあーん、と口を開け、晴美の指をしゃぶり始めた。  
ぴちゃぴちゃ音を立てて、千里が指についた精液を舐め取ると、今度は晴美の唇が指と代わる。  
口内に舌を入れると、千里の舌が迎えてくれた。  
口の中に残った精子をお互いの舌で転がしあっていると、千里の頭がぽーっととろけてくる。  
 
「あのー…そろそろいいでしょうか?」  
「……んっ、ごめんなさい、どうぞ先生」  
よいしょ、と望が千里を支え、千里の秘部を望の肉棒へと下ろしていく。  
「手伝いますね」  
晴美はいたずらっぽく笑うと、千里の秘部に手を伸ばして、指でその入り口を左右に大きく広げさせた。  
「もうちょっと……そこです…………あ、入ってく入ってく……ふふふ」  
晴美の指示通りに動き、絶棒が千里の秘部へと挿入されていく。  
そんな光景を晴美に間近で見られる千里は、羞恥心でどうにかなってしまいそうだ。  
 
「全部入っちゃった、気持ちいい?」  
「うぅ……あっ…」  
望が体を揺らすと千里の中で絶棒が前後に動く。  
千里も望の手を握りながら体を動かし始めた。  
「それじゃ、私もー」  
晴美が千里の胸に優しく触れ、その頂点を口に含む。  
コロコロと口の中で乳首を転がされる快感に千里が悶える。  
「あっ、あっ、はっ、やんっ!噛んじゃ、だめぇ…」  
「じゃあ、引っ張るのは?」  
晴美が千里の両乳首を摘まんで手前に引っ張った。  
「それもっ……あっ、あっん!」  
「わがままだね、千里は……ふふ、かわいい……」  
手を千里の下半身へと移し、ぐちゅぐちゅと音を立てる結合部の少し上に触れた。  
そこにあるぴんと立った小さな突起を指で摘まんで擦りあげた。  
「待って、や、あぁぁ…」  
「だーめ、待ってあげません」  
陰核を擦りながら、晴美がまた千里の乳首に歯を立てた。  
千里の体がびくっと跳ねて、硬直したかと思うと力が抜けていく。  
だらりと脱力した千里を望が揺すりつづける。  
しばらくすると望のほうも限界を迎えた。  
一度おあずけを食らった絶棒から、千里の中へと濁流のように大量の精液が流し込まれた。  
快感と達成感を感じながら、ふぅ、とため息を吐き、ほうけた顔をしている千里の頬にキスをする。  
 
「はぁ……なんかすっごくイイですよ今日は……あー…………よし、もう一回」  
そう言うと、望は千里に挿したままの絶棒を抜きもせずにまた腰を動かし始めた。  
 
「よいしょ、と」  
千里の体を持ち上げて絶棒を引き抜くと、本日通算三度の射精を受けた膣からどろりと精液が溢れてきた。  
肩で息する千里をベッドに寝転ばせると、晴美が望に体をすり寄せて甘えてくる。  
ふふ、と笑うと、晴美が望の肉棒に口をつけた。  
こびりついた3人の体液をぺろぺろと舐めとっていく。  
 
(やだこれ……すっごいにおい……ドキドキしちゃう)  
ただでさえ、においの濃い部分に、べっとりと精液と愛液がこびりついている。  
そのうえ望は、ここ数日風呂になど、もちろん入っていない。  
大きな汚れは救出されてからある程度は取られていたが、ここはその範囲外である。  
熟成された濃いオスのにおいに晴美は酔わされてしまう。  
 
「ん……ちゅ、はぁ……んっ」  
玉や竿を撫でながら、音を立てて吸い上げていくと次第に絶棒は、硬さを取り戻していく。  
すっかり大きく立派になった絶棒に、ちゅっとキスをすると、晴美は望を千里の横に押し倒した。  
そして、その上にまたがり、腰を下ろして、絶棒を自身の中に沈めていく。  
ぐりぐりと腰を回しながら、絶棒を奥へと導くと、晴美は望の上で淫らに腰を振り始めた。  
その動きで晴美の胸が大きく揺れる。  
千里の胸とは比べるまでもなく、ずっとずっと大きなそれが揺れる光景を下から眺めるのは圧巻だ。  
「おおぉ……」  
思わず感嘆の声が漏れた。  
だがそれを横で見ていた千里は面白くなさそうだ。  
 
「やっぱり先生も……ああいうのが好きなんですか?」  
「いやまあ……つい目は行ってしまいますね…………んうっ!?」  
「……私だって、先生よりは大きいですよーだ」  
千里が望の乳首をカリカリと爪で引っ掻いてくる。  
それだけでは治まらず、今度は反対側の乳首に口をつけ、ぺろぺろと舐め始めた。  
「ちょ、それ、なんか恥ずかし……あっ、あん、んぅぅ!」  
乳首を責めたてられて、望は女の子のような声を上げながら達してしまった。  
 
 
だが、少女達に弄ばれた事によって望の性衝動はさらに増大する。  
もちろんその矛先は、千里と晴美に向けられた。  
千里を、晴美を、ときには同時に、または一方の手を借りてもう一方を二人がかりで。  
それから長時間、幾度も幾度も二人の少女は、望に犯され続けた……  
 
仰向けに押し倒した晴美の胸を揉みしだきながら、望は晴美の膣内で絶棒を暴れさせる。  
晴美は、すっかり望の与える快感の虜になってしまっていた。  
何もかも望にされるがまま、少しくらい痛くても、それもすぐに快感へと変わっていく。  
望が胸から手を離して、晴美の脚を取り、尻を高く上げさせる。  
頭が下に、尻が上になって、晴美の秘部も菊門も望の眼前に晒されてしまう。  
その状態で望が上から絶棒を晴美の奥へと突き下ろしてきた。  
胸を強く揉みしだきながら、突き、戻り、また深く突き刺す。  
しばらくその動きを繰り返し、ときに痛みを感じるほどに強く乳首を摘まんで引っ張ってみれば、  
悲鳴と同時に訪れる膣内の変化が望を悦ばせる。  
「ひっ!……ぃ……あぁぁ……せんせ……せんせぇ」  
涙でくしゃくしゃの顔……望に無茶苦茶にされる快楽に酔いしれ、震えながらだらしなく涎を垂らしている。  
 
望が一際強く絶棒を挿し、晴美の最奥にぐりぐりと押し付けると、晴美の中がきゅうっと締まった。  
次の瞬間、絶棒が膨張し、尿道から勢いよく精液が発射され、晴美の中を満たしていく。  
肉棒を引き抜くと、膣内からこぼれた白濁液が晴美の体を伝って流れていった。  
 
その格好をさせたまま、望が晴美の菊門にちゅ、っと音を立ててキスをする。  
「やんっ……あ、ダメ……そんな」  
晴美の言うことは無視して、望が晴美の尻穴を舌でほじり、同時に指で陰核を刺激してやる。  
とんでもなく恥ずかしい、しかしこうして流されてしまうことが心地よく、  
特に抵抗も見せないまま、晴美はただただ甘い声を漏らすだけになる。  
「はぁぁ……ん……あぁ……もう…お嫁にいけないよぉ……」  
両手で口元を隠しながら晴美が言った。  
「はは、それなら私がもらっちゃいますよ。木津さんと一緒にね」  
「もぅ……何言ってるんですかあ……でも……嬉しいかもぉ……」  
 
「ねぇ、ちりぃ……聞いた?先生、お嫁さんにしてくれるんだって……幸せになろうねえ」  
すっかりその気になってしまってるようで、晴美は上機嫌で千里にじゃれついている。  
「何バカなこと……んっ」  
「ふふふ、せーんせ」  
晴美が千里を抱きながら、手を伸ばして望を呼ぶ。  
その腕の中で、千里は少し困った顔をしていたが、その瞳は確かに望を誘っていた。  
 
「……んせい。先生?」  
「ん……」  
ゆさゆさと体を揺すられて望が目を覚ます。  
目を開けて、辺りを見てみると晴美と千里が居た。  
そして、自分が居るのはベッドの上……ここは……病院だ。  
 
 
救出された望であったが、生死の境を彷徨うほどに衰弱し、ずっと眠り続けていたらしい。  
気付けばここに居た、そしてようやく面会が許可されるまで回復することができた。  
 
千里と晴美が学校でのことや、望が救出されたときの様子などを話している。  
だが、望の頭の中で渦巻いているのはもっと別のこと、彼が聞きたいのは違うことである。  
ついさっきも見ていた、夢……とても人に話せるような内容ではないが、  
似たような内容の夢を何度も見ていた……そこに登場するのは目の前に居る二人の少女。  
だがそんなことはとても訊けず、時間が過ぎていく。  
 
 
「それじゃ、また来ますね、先生」  
「ええ」  
とりあえず今は仕方ない、後で千里にそれとなく尋ねてみよう。  
浮気でもしたいんですか、と怒られてしまうかもしれないが。  
「お大事にー。先生が元気になってくれるの待ってますからね……千里と二人で」  
くすりと意味ありげに笑いながら晴美が手を振り、二人は去っていった。  
 
 
「……二人で、ですか……それって……それってやっぱり」  
一人残された望は、悶々と思い悩む。  
その股間で、少し気の早い絶棒がむくりと顔を上げていた。  
 

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