「先生」  
昼休み……不意に呼ばれた望が振り向くと、美子と翔子が居た。  
少し言葉に詰まる。何を話すべきか、逡巡するもとりあえず二人に言葉を返した。  
「丸内さん、根津さん……来てたんですね……少し心配しましたよ」  
ここ数日間、美子も翔子も学校を休み続けていた。  
連絡が取れなくなっていたわけではないが、よりによって望が彼女達と体を重ねてから、  
そして二人の涙を見てからである。  
考えまいとしても、けして頭からは離れない。  
 
「そんな、ちょっとサボっちゃっただけですから」  
冗談めかして、手をひらひらさせながら美子。  
それに続く翔子……笑顔で言う。  
「それより先生、今日…お時間ありますか?」  
 
 
ここで、彼女達に従う危険性など、もちろん望も理解していた。  
教え子と肉体関係を持ってしまったことは、望にとっては弱みでしかない。  
溜まった性欲を発散するために金を支払う、それだけで終えるつもりであったはずだ。  
望ももちろんそういった関係を望んでいた……ただ、それがたまたまこの二人であっただけだ。  
そう自分に言い聞かせる。  
だが、二人のすがるような瞳に望の心は揺らされる。  
 
――どうにでもなれ……望は、心中でそう呟いた。  
 
 
二人に招かれたのはアパートの一室。  
美子の家でも翔子の家でもない。  
だが、その中には寝具や食器などもあり、そこで生活をするものが居ることを思わせる。  
そこは、美子と翔子が詐欺を生業にしていたころの二人の隠れ家とも事務所とも言える場所だった。  
そこに訪れた客人を、美子と翔子がもてなす。  
望には、二人が丹精込めた手料理が振る舞われれた。  
もちろん、彼女達自身も、である。  
 
 
ベッドに寝転がる望の肉棒を、舌や指を使い愛撫する。  
ちょうど望とは逆を向く形でその上にかぶさった二人は、尻を望に向けて秘部を露にしていた。  
二人が肉棒を舐める音と、望が二つの秘部を指で弄る音が混じり合って部屋の中で小さく響く。  
頬を赤く染めながら、肉棒にたくさんのキスをする二人。  
快感が最高潮に達した望の肉棒が、ちょうどそのとき肉棒を咥えていた美子の口内へ精液を放出した。  
「美子ちゃぁん、私も…んっ」  
ねだる翔子に美子がキスをして、口内の望の精液を少し分けてもらう。  
舌の上で何度か転がしてから、こくんと喉を鳴らして精液を飲み込んだ。  
 
「私から……良いですよね?」  
美子が立ち上がり、望の下半身に跨った。  
陰唇はモノ欲しそうによだれを垂らしている。  
「うんぅ……あはっ…ぁ」  
ゆっくりと腰を下ろしながら、肉棒を咥えこんでいく美子の秘部をうっとりとした顔で見ている翔子。  
その腰を取り、望が自分の方に引っ張って、翔子を自分の顔の上に座らせると、  
秘裂を割ってその中を舌で舐め回してやる。  
「あっ…ぁぁ…先生の舌……気持ちいいよぉ」  
内側を舐められる快感に溺れる翔子は、自身もまたクリトリスを指で刺激して、甘い声をあげる。  
美子の方は、腰を上下に動かしながら、円を描くような運動も加えて望の肉棒を膣いっぱいに感じていた。  
望が受ける快感も凄まじいもので、ついさっき放出したばかりだというのに、  
肉棒にはまた大量の精液が集まり膨張する。  
息を荒げて性器を擦り合わせ、性感を高めあっていく。  
そして、三人は共に絶頂を迎えた。  
 
「はぁ、はぁっ……ん……ちゅ」  
翔子が望と向かい合って座り、濃厚なキスを交わしている。  
トロトロに柔らかくなっていた秘部は、たやすく望を受け入れた。  
中へと入れば今度は、逃したくないと言わんばかりに、柔らかな淫肉が肉棒をきゅうきゅうと締め付けてくる。  
「ふっぁぁぁぁ!?」  
急に翔子が背筋を伸ばして、望に強く抱きついた。  
同時に膣内も、さらに強く望の肉棒に快感を与える。  
「ふふふ、翔子ったらね、こうやってお尻いじめられるの大好きなんですよ」  
「はぇっ、やぁ、美子ひゃぁん、待ってぇ…恥ずかしいよお」  
舌を出して、ぶるぶると快感に悶える翔子の首筋を舐めながら、美子は翔子の尻穴に差し込んだ指を動かす。  
「何言ってるのよ。今日だって、先生に弄って欲しくてお尻きれーいにして来たんでしょ?」  
真っ赤な顔で恥ずかしそうな翔子、淫らに悶えるその姿を前に望は意地の悪い笑顔を浮かべた。  
「お尻でもして欲しいんですか?」  
「ふぇ?あぁぁ…わたひ……」  
一瞬硬直した後、力が抜けていく翔子。  
軽くイってしまったようで、崩れた笑顔でうっとりと望を見つめる。  
「おしり……おしりも……おまんこも……全部……先生の形になっちゃうまで、ひて…ほしい…」  
その言葉にきゅうんと胸が締め付けられた望は、美子も一緒に翔子の体を強く抱きしめる。  
「ふぇっ!?せんせの…中で、また大きくぅ…」  
「遠慮なんてしませんよ……あなたの、あなた達のすべて、私のものにしてあげます」  
鋭い眼光は、普段の望からは程遠い。  
それを受ける少女達は、うっとりと目を細めながら望を見つめていた。  
 
縦に並べられた少女達の蜜壷。  
愛液と精液を滴らせるそれは、上に位置するのが翔子のもの、下が美子のもの、そしてどちらも望のものだ。  
体を重ねて、美子と翔子は唇を触れ合わせ、望に犯される快感に酔いしれていた。  
彼女達のもうひとつの唇も、キスをするように重なり合っていて、その間で望が肉棒を前後に動かしている。  
時折、浅く秘部やアナルに入れては少し動いただけで抜き、二人を焦らす。  
「あぁ…ん……いじわるしないでくださ…っぁぁあ!」  
突然、望に膣の深くにまで挿入されて、美子はすぐさま声をあげながらイってしまう。  
同時に、翔子のアナルにも指を挿して前後に動かしてやると、翔子は腰を浮かせて悦んだ。  
 
何度も何度も……  
 
 
行為を終えた望は、全て出し切ったと言わんばかりの顔で、両脇に美子と翔子を抱いてベッドに沈み込んでいた。  
髪を撫で、優しく肌に触れ、口付けを交わす……しばらく、そうしていたところで美子が口を開いた。  
「先生……先生にお願いがあるんです」  
 

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