「ん……んぅぅ…ひっぅう」
「声、我慢してください。気づかれちゃうでしょう?」
美子の口を手で塞いで望が言う。
だが、我慢しようとしてもどうしても声が漏れてしまう。
いつもの制服を身につけているが下着はつけておらず、美子はスカートをたくし上げて秘部を露にしていた。
椅子にかけた望の上に座る美子の秘部を、肉棒は下から貫き、上下に動き続けている。
さらにその前に座った翔子に、クリトリスを舐められる快感に抗うのは容易ではない。
それでも何とか声をあげないように、美子は目尻に涙を浮かべて必死に我慢する。
今は、まだ昼休みの学校。
生徒も教師もすぐ近くに居るのだ。
「まだ授業あるんですよぉ?」
翔子が、くすくす笑って美子の膣内から望の精液を吸い出しながら言った。
そして、ちらっと時計を見る。
もうすぐ授業が始まる頃。
残念ながら翔子は少しお預けのようだ。
美子の方は、望に抱かれながら熱く濃厚なキスをずっと続けていた。
その顔は、絶頂の余韻に浸り、蕩けきっていた。
この様子では、美子はすぐには授業に出れないかもしれない。
――先生にお願いがあるんです。
二人が、体の全てを捧げて望に願ったこと。
望もなんとなく、こういう話が来るであろうと思っていた。
恐らく、金の工面だろう。
望の実家の財力は彼女達も知っているし、少女が体を売る理由としてもありふれたものだ。
その上で望は二人を抱き、自身も納得しようとその身体を味わいつくした。
だが、二人の要求は望の予想とは違っていた。
「これ……受け取ってください」
翔子が差し出したのは、いくつかの通帳。
中を見てみると、女子高生が持つ金額とは随分と桁のかけ離れた数字が並んでいた。
それは、二人が今までの詐欺で稼いで来た金だった。
「それで、私たちのこと…買ってくれませんか……?」
「買って……って、あの、それならもう…」
「いえ、私達の全てを、これからもずっと…先生に買い取ってほしいんです」
かくして現在、美子と翔子の飼い主は望に変わっていた。
その商売柄、世間には隠れたままでいなければならず、少女を売り物にするにも限界がある。
それならば、その全てを大金で買い取ってくれれば、二人の主たる男達にとっても都合がいい。
だが、その金を美子と翔子が持っていては意味がない。単にそれもむしり取られるだけだ。
買い取り役の男が居たとしても、ただ飼い主が変わるだけで今と同じ生活が続く可能性もある。
そこで、望が選ばれた。
美子と翔子を知り、ミコとショーコを知る男。
二人が全てを捧げてもいいと思えた男。
望にもリスクがないとは限らない、その礼に二人は一生をかけて望のモノになると言う。
あくまで「買い取り役」となって、二人を自由にすることも提案したが、二人はそれを拒否した。
快楽を教え込まれた身体と、男性に対する恐怖を植え付けられた心。
その二つが混ざって、美子と翔子は望を求め、彼に仕えることを望んでいた。
ベッドの上で、三人が抱き合い、肌を寄せ合っている。
「倫が、あなた達のこと有能だって誉めてましたよ……卒業したらうちに来るとか、どうですか?」
「そんなこと言っちゃって、良いんですか?期待しちゃいますよ?」
「あははは。そうそう、こんなの買っちゃったんですよ」
翔子が、ごそごそと紙袋から何かを取り出した。
その手にあったものは、リードの付いた革製の首輪だった。
それを手渡すと、二人は望の前で目を閉じた。
「はい……似合ってますよ、二人とも」
犬のような首輪を望にはめられて、二人は嬉しそうに顔をほころばせる。
二人にペットにでもするように軽いキスをしてやると、望はベッドの上で胡坐をかいた。
股の間では、その剛直が立ち上がっていた。
望がリードを引くと、二人の首が一瞬絞まり、引かれるまま肉棒の前へと導かれる。
「今日も楽しみましょうね」
望が美子と翔子の頭を取って、肉棒へと寄せる。
二人は小さく頷くと、竿を握って、望の玉をひとつずつ口に含んで、口内で転がした。
淫靡で淫らなその笑顔。
愛しい男へ、今日も二人は愛を捧げる。