「なんでっ……足なんかで…あなた兄をなんだと思っているんですかぁ」  
「あら?おっしゃる割には随分と嬉しそうに見えますわ?」  
後ろに手を縛られた望の肉棒を、制服姿の倫は靴下越しに足でぐりぐりと踏むように弄ぶ。  
肉棒は震えて今にも射精してしまいそうだが、それを止めているのは、  
足なんかでイかされたくないという望の意地だった。  
しかし、意思だけでどうにかなるものでもない。  
「あああぁぁ!」  
体を反らせて声を上げ、白濁液を噴出させる。  
倫の黒い靴下が望の精液で白くコーティングされた。  
畳の上に寝転んではぁはぁと荒い息をする望の口に、倫が足を伸ばす。  
嗜虐的な輝きを讃えた瞳で見つめられ、望の背にゾクゾクと電流が走った。  
一瞬躊躇するような顔を見せたが、望は倫の足についた精液をぺろぺろと舐める。  
 
「綺麗にしてくださいましたわね。ほら、ご褒美ですわ」  
倫は、望の顔の上に腰を下ろすと、下着を横にずらして秘部を望の眼前に置いた。  
望は、すぐさまそこに吸い付いて妹の陰唇を嘗め回す。  
「ああっ!ああぁ!お兄様ぁぁ」  
喘ぐ倫は、同時にクリトリスを自分の指で刺激する。  
溢れる愛液が垂れて、望の顔を濡らしていった……  
 
「さぁ、どうぞお兄様」  
倫が望の下で脚を開いて、肉棒を誘う。  
手を縛られたままの望は、倫の上にのしかかると芋虫のように体を動かした。  
「あんっ!おにいさま……おにいさまぁ」  
ぐちょぐちょと音を立てながら性器を擦り合う。  
倫の足は望の腰をがっちりと挟み込んで離さず、望の腰の動きもどんどん激しさを増していく。  
ビクッと体が跳ねて、精液を倫の中に放った望に倫は強く抱きついて何度もキスをする。  
ねだる倫を前に、望の肉棒はすぐさま復活し、再び腰を動かしだした。  
 
「お兄様こそ、妹をなんだと思っていらっしゃるのですか?」  
淫靡に笑いながら小馬鹿にするような目を望に向ける。  
倫の秘裂からは、何度も何度も流し込まれた望の精液が入りきらずに逆流していた。  
思う存分欲のまま倫の中へ射精した望は、ぐったりと疲れ果てて畳の上に寝ている。  
倫は望を支え膝を立てさせると、よつんばいになった望の肉棒を後ろから握って、  
牛の乳でも搾るかのように、それを上下にしごく。  
「もう……出ませんよぉ」  
「あら、そうでしょうか?」  
倫が望の尻に顔を近づけ、ぺろぺろとアナルを舐めると、肉棒がむくむくと大きくなった。  
「っっ!倫っっ!?そんな…!」  
肉棒をしごかれ、同時にアナルも責められる。  
既に限界だと言ったはずの肉棒は、再び白濁液を畳の上に放った。  
「ほら、まだまだ出るじゃありませんか?しておかないと明日辛いのはお兄様ですわよ?」  
袋を揉み、中に入った玉を弄ぶ倫。  
「今日もちゃんと空っぽにしてさしあげますわ」  
 
――翌日。  
『先生ー。先生〜』  
幾人もの女生徒が望を追いかけるが、望はしれっとした態度でのらりくらりと避けていく。  
その様子を少し離れた位置から奈美と倫が見ていた。  
「あれだけアプローチされてるのに、先生全然なびかないね」  
「お兄様は、とうに枯れてらっしゃいますからね」  
おほほほ、と倫が笑った。  
 

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