『僕の前後左右上に道はない、僕の下に道はできる』  
 
 
千里「先生、一次元は点じゃなく線です。」  
絶望「あ、そうなんですか?」  
千里「前後、左右、上下の三つの軸があるのが三次元です。一つの軸だけなのが一次元。」  
絶望「つまり、狭い土管の中のような世界ですね」  
可符香「じゃあ、一次元は前後左右上下のどの軸なんだろうね」  
千里「う〜ん」  
あびる「私は左右の方がいいかな・・・だって、先生の隣にいられるから」  
霧「ちょっと、先生の隣にいるべきなのは、世話係の私でしょう。もちろん先生の反対側は交くんで」  
奈美「あら、隣は私じゃないの」  
千里「なに言ってるのみんな。その役は私意外いないでしょうに。」  
先生「挟み撃ちですかぁ!そんな怖ろしい世界はまっぴらです!」  
臼井「そうですよ、一次元世界が左右しかない世界なはずありません」  
あびる「やだ、誰もいない方向から声がした」  
臼井「だって、左右だけだと男女は 合 体 できないじゃないですか!!!」  
一同『 な る ほ ど た し か に 』  
あびる「あ、臼井くん」  
マリア「オマエ、久々に存在感出せたナ」  
千里「前言撤回。先生、一次元世界では是非私の真正面に。」  
奈美「いいえ私を真ん前に!」  
まとい「それじゃあ私は背中側を」  
藤吉「どうせなら殿方の後ろには殿方を・・・」  
あびる「しっぽは後ろしかないのよね・・・」  
三珠「・・・・・・」  
絶望「そこ!棒を取り出さないで下さい!」  
三珠「・・・・・・」  
絶望「乾電池はもっと駄目です!ってか皆さん背後をとらないで下さい!私がゴ○ゴならとっくに死んでますよ!前後世界も駄目です」  
智恵「そう、糸色先生に相応しい一次元世界は一つだけ・・・」  
絶望「智恵先生・・・残ったのは上下だけですが・・・」  
智恵「そう、早い話が踏まれなさいってこと」  
絶望「ふ、踏まれろっていやそんな・・・ああっ!ピンヒールはやめてぇ!」  
 
 
マリア「上下的一次元世界では、必ず誰かしらが下にいるんだよナ」  
千里「まあ、そうなるわね。」  
マリア「履いてないマリアの真下にくるのは誰だろうナ」  
 
完  
 

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