望「今日はエイプリルフール。何を言っても信じてもらえない日ですね」
千「エイプリルフールは嘘を吐いても良い日なのでは? 何を言っても信じてもらえないのではなく。」
望「元々はそうなのですが、あまりにも周りが嘘ばかり吐くため、この日の発言は疑ってかかるばかり。オオカミ少年のようなものですよ!」
晴「ゲーム会社や企業のページとかそんな感じですよね。何か発表してもネタだろうって信じてもらえない」
望「そうです。他にも今朝、実はこんなことがありました」
奈「先生、私と付き合ってください!」
望「残念ですが、私は教師で日塔さんは生徒です。そのような関係にはなれません」
奈「やったあ! 嬉しいです!」
望「?? 何を言っているんです?」
奈「ホラ、今日ってエイプリルフールじゃないですか。だからそうやって嘘ついてるんですよね」
望「いや、そんなことは……」
奈「もう、先生ったら照れちゃって! 先生の気持ちは分かってますから」
望(うぜぇ……)
望「とまあ、このように日塔さんは私の言葉を嘘だと見なし続けたのです」
あ「これはウザいですね」
望「絶望した! 何を言っても信じてもらえないエイプリルフールに絶望した!」
可「そんなに悪い事ばかりじゃありませんよ。エイプリルフール」
望「えっ!?」
可「嘘か本当か分からないのなら何を言ってもいいんですよね。
と、いうことはエイプリルフールに発言することでキャラの幅を広げることが出来ます!
それに最近2のへ女子はほとんど同じ人しか出番がないじゃないですか。
だからこうすることで皆の新たな魅力を発見し、出番の偏りを解消しましょう!」
望「……ほう。言いたいことは解りました。そういうことで一応は納得したことにします。
そうですね。それでは誰か、何か自分のキャラを広げることを言ってみてください」
ま「かなり無茶なフリですね」
倫「では私から。生徒の意見にすぐ流される意思の弱…………失礼、間違えました。
生徒の意見を取り入れる柔軟な頭のお兄様カッコ良い!」
望「いつも通り馬鹿にされてる気がするんですが」
倫「気のせいですわ」
望「そういうことにしておきましょうか。では他の方もどうぞ」
千「だるー」
晴「ガマオ×ギリンマ最高!」
芽『(* ̄∇ ̄*)』
霧「中はダメだから、外に出してよ」
愛「あの……責任とってください……ハッ! すいませんすいません!」
真(暴力はよくない)
カ「和解でどう?」
楓「うっ、訴えます!」
駿「このクラスで皆と作った思い出は、僕にとって最高の宝物です」
可「その調子です! 良い感じですねえ」
望「そうですね。おや、あれは誰でしょう」
?「………………」
麻「もう来ないでって言ったでしょ! なんで来るの!」
可「あれは確か、大草さんの元カレだっけ」
千「埋めるか。」
可「千里ちゃん気が早いよ。あ、先生が行った」
望「ちょっといいですか」
麻「せ、先生!」
望「お金に困っているというのは嘘でしょう。丁度今日はエイプリルフールですし。
彼女の大切なお金をギャンブルか何かに使うんじゃないでしょうね」
?「………………………………」
可「去って行きましたね。図星だったのかも」
麻「あの……先生、見苦しい所をお見せしてしまってすいません」
望「いえ、全然構いません。それより彼はどういう人物なんですか?
ただの昔付き合っていた男性というには図々しすぎる気がするんですが。答え難ければ答えなくてもいいですけど」
麻「あれは前の旦那です。ずっと前に離婚して借金を折半したんですが、その後もお金をせびりに来るんです」
望「へ? えっと……それは嘘でしょう大草さん。キャラの幅が広がるどころではないですよね!
奥様じゃなくなってるじゃないですか!」
麻「それは問題ないです。だって今の旦那は先生ですから」
望「!? 失礼ですが、今なんと仰いましたか? さっきから私の理解を超えていることばかり聞こえるんですが」
麻「ですから私は先生と再婚したんです。あと↓を見てください。私の名前だと先生と入籍しても意味は余り変わらないんですよ
668 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2010/04/23(金) 14:18:07 ID:2alyqtYy0
(前略)
大草さん
是・妻な身
是の意味・正しいと認められていること
(後略)
どうです?」
望「一体いつの間に! 私は知らないです!」
麻「ほら、終わりから知るって話(151話)を思い出してください。
日塔さんが先生と籍を入れてたから、彼女にバレないよう書類を作って離婚させて、それから私が籍を入れたんです。
だから今は私が先生の嫁です」
隣「残念ですけど、それは離婚が成立してますよ」
麻「あっ、あなたは隣の女子大生さん」
隣「今も事態がよく分かってないんですが、あのときは大草さんの後、なぜか私が糸色さんと籍を入れたことになっていました。
でも気付いたときにはもう離婚が成立していて、糸色さんは他の女子と入籍していたんです」
麻「ええっ!」
望「貴女もあの中に入っていたんですか……」
隣「どうもスミマセン。私なんかと夫婦になってしまってご迷惑でしたでしょう」
望「いえ、そんなことは……」
可「先生、顔が赤いですよ」
望「そそそそそ、そんなことはないです!」
隣「それでは、もっとお話ししたいんですけど、私は夕食の買い物があるのでお暇しますね」
望「あ、はい、では時間のあるときにまたお会いしましょう」
麻「と、いうことは私は今独身ですか」
望「そうなりますね」
麻「さっき先生は私の奥様キャラがなくなることを気にしてましたよね」
望「ええ」
麻「だったら私と結婚してください」
望「なんてプロポーズですか! しかしよく考えると大草さんのキャラ崩壊は余り気にするほどのことではなかったです」
麻「と、いうと?」
望「籍を入れるという行為はともかく、籍が入っている入っていないってのは単に書類だけのこと。
そしてキャラ崩壊というなら、大草さんよりもずっと凄まじい例があるじゃないですか!」
麻「ああ、確かに」
望「大浦さんがまさか風浦さんみたいに喋れるなんて、思ってませんでしたよ」
可「……わたしも…………びっくりですぅ……」
マ「どうして離婚を成立させたことを大草さんに教えなかったンダ?」
隣「誤解させたままの方が面白いと思ったからだよ」