『謝罪と快楽』
(あぁ、まただ、また胸の奥がムズムズしてきた・・・)
加賀愛はシャワーを浴びながら、胸の奥の疼きを感じた。
この疼きが始まったのは、去年のことであった。
担任の望のことを考えていると、突然胸の奥がムズムズしてきたのだ。
愛自身にもわからないこの疼きを、クラスメイトの風浦可符香は「そのムズムズは早恋だよ」と指摘した。
この時愛は可符香の言葉を否定したが、望が愛のいる席へ振り向くと、彼女は「な、ん、で、す、ぱ?」と挙動不審になってしまい、恥ずかしくなって早退した。
それ以降、望のことを考えるたびに、愛の胸の奥はムズムズと疼きだすようになった。
しかも、その疼きは日に日に強くなってくるのだ。
(先生のことを考えるたびに、胸の奥が疼いてくる・・・、風浦さんは早恋だと言っていたけれど・・・)
「やっぱり私、先生のことが好きなのかな・・・?」と愛が呟くと、突然、彼女の右手は自然と左の胸のふくらみを揉み始めた。
左の胸の先端に得体のしれない快感が走る。
(あぁ!!だ、ダメ、そんなことしちゃ・・・!)
愛は右手を左胸から離そうとするが、右手は愛の命令に反して、小さな胸のふくらみを揉み続ける。
「あぁ、ふぅ・・・、ん、うぅ・・・、はぁ・・・!!」
胸が揉みしだかれていくたび、愛の身体は快楽の渦に溺れていく。
こんなことはしてはいけないことはわかっているのだ。
しかし、右手の動きが止まらない。止められない。
やがて愛の左手もさらなる快楽を求めて、下半身へと伸びていく。
(い、いやっ!!そこは、そこだけは・・・!!あぁ、だ、ダメ、ダメダメダメ・・・!!)
愛は左手が下半身へ伸びていくのを止めようと、左手をぎゅっと握りしめようとするが、愛の全身を襲う快楽の波のせいで力が全く入らず、左手を握りしめることができない。
そのうちに左手は腹部を滑りながら、秘所へ辿りつき、そのの部分をやさしく撫でた。
愛の全身にさらなる電流が走る。
「ふぁっ・・・、あぁ・・・!!!!!」
愛の口から淫靡な声が漏れる。
愛はつい声を出してしまったと感じた。
しかし、彼女の淫らな声はシャワーの音でかき消されて、両親には聴かれていなかった。
やがて愛は両目を閉じて、その場にすとんと座り込んだ。
全身を襲う快楽の渦のせいで、もはや目を開けていることも、立っていることもできなくなったからだ。
胸と秘所を触る両手の動きは、さらに激しくなっていく。
右手が胸を揉む動きは次第に早くなり、秘所を触っている左手は今度は割れ目の部分を指先でなぞりはじめた。
揉まれている胸は熱を帯び出し、太ももはもじもじと擦り合わせられる。
太ももが擦り合わさるたびに、秘所からはくちゅくちゅと卑猥な音が出た。
「んんっ・・・、あぁっ・・・、気持ち・・・いい・・・、ふぁ・・・、あぁん・・・!!!!!!」
愛は目を閉じながら、望の姿を想像する。
望の顔、背中、腕、胸、足・・・。
「あぁ、先生・・・!!先生の姿を想像しながらこんなことをしてすいません・・・!!
でも、止められないんです・・・!!止めたくないんです・・・!!
すいません、すいません、すいません、すいません、すいません・・・!!」
愛の口から望への謝罪の言葉が漏れ、そして閉じられた両目から涙が滝のように流れた
彼女の目から流れる涙は、秘所の割れ目から流れ出す愛液と、シャワーから流れ出るお湯と共に排水溝に流れていく。
そして・・・。
「ふぁっ、あああっ・・・・・・!!!!!!」
愛の全身はビクビクッと引き攣り、そして糸が切れたかのように横に倒れた。
愛はシャワーから出るお湯に打たれながら、快楽の余韻を味わっていた。
快楽の余韻に浸りながら、愛は思う。
(あぁ・・・、私はなんていけないことをしてしまったのだろう・・・。
先生の姿を想像しながら、自慰をしてしまうなんて・・・。でも、とても気持ち良かった・・・)
愛の唇は自然とほほ笑んでいた。
その後、愛は汚れた身体をシャワーで洗い、風呂場から出た。
そして、タオルで濡れた体を拭き終わった後、下着を付けて、パジャマを着て、自分の部屋へ戻ると、すぐにベッドの中へ潜り込み、自慰行為を再び始めるのだった。
(先生のことを思いながら自慰をするような生徒で、本当にすいません。
でも、いつかは先生と交わる日が来ることを、願ってやみません。
もしその日が来たら、やさしくしてください、先生・・・)
終