かつて幸福だった自分の家に、愛した家族とともに過ごした家に
優しかった母親のベッドに今一人の少女が寝息を立てている・・・
「はぁ・・・・・はぁっ・・・・うぅん・・・・」
まだ熱が下がらないのか呼吸が時たま乱れる
黒衣の男はしばらくその姿を見つめていたが背を向け部屋を出て行った
部屋の中には青い髪の少女、リーゼの苦しげな呼吸が響く
再び部屋に男、レイブンが入ってきた。その手には水が張られた洗面器
そしてそれに浸かったタオル
ベッドの脇の机に洗面器を置くとリーゼの額にタオルを乗せる
「・・・・・ん・・」
熱に赤く上気し、辛そうだった表情が少し柔らかくなる
「あ・・・?」
目を覚ますとリーゼは体を起こした。
「熱があるんだ・・・過労とストレスだろう」
デススティンガーとの戦いの中で心身ともに限界が来たのかリーゼは戦いの後熱を出し
レイブンはたまたま近くにあったかつての自宅に保護した
「寝てろ・・・・」
「うん・・・・・」
「・・・熱のせいか?普段と違って素直だな」
「・・・・・ばか・・・・」
そして彼女を横にさせると部屋を出ようと後ろを向くがその腰あたりに腕が絡んできた
「・・・おい?」
「レイブン・・・・そのさ・・・・・一緒にいてほしいんだけど・・」
「・・・・・・・・ああ」
二人にその後特に会話も無かったが時たま気遣うレイブンの声と
「大丈夫」と答えるリーゼの返事、タオルの水を絞る音だけが続いていた
・
・
そして
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・
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自分が何故こうなっているかは分からなかった
ただトイレに行こうと起き上がろうとしてバランスを崩してレイブンが自分を支えようとしたときに二人そろってそのままベッドに倒れこんだ事は覚えてる
そしてレイブンが自分の体の上にいて、あわてて離れようとした彼の背中に腕を巻いて
逃げないように抱き締めたことを覚えてる
・
・
そしてレイブンがじっと自分のことを見下ろしてる
怒ったような、驚いたような、悲しそうな優しい眼で
その目を見つめながらリーゼは問いかけた
「・・・・・レイブン・・・ボクさ・・・これだけキミに世話になって返せるものもないしさ・・・して・・・いいよ・・・?」
自分自身が彼を欲しがってるのにこんな風な言い方しかできない、と彼女は心の中で自分
の意地っ張りさを恨んだ
「・・・ふん・・・・自分から抱きしめておいて『していいよ』か?・・・それに・・あいにくだが俺は弱ってる女を抱くような卑怯者じゃない」
レイブンもこんな風に返してくるとどこかで分かっていたのかリーゼは微笑んだ
今も下がらない熱と心理的な素因から来る赤らめた頬と潤んだ瞳、
その表情にレイブンは心の底からリーゼを可愛らしいと思っていた
そして自分に似合わないことを考えているとも。
「・・・・いじわる・・えっと・・・・じゃあ・・・ボクさ・・・熱下がらないから汗を
かきたいんだけど・・・・」
精一杯の言い訳をリーゼは上目遣いに唱えた、レイブンは笑みを浮かべ
「・・・そうだな・・こんなところで足止めを食らうわけにはいかないし早いところ熱を下げてもらわないことにはな・・・」
レイブンも素直じゃない返事をし、そして二人は・・・
「ん・・・ぷは・・・・レイブ・・・・ン・・・・んん・・・」
手と手を握り合い舌を絡めあうレイブンとリーゼ
ふっとレイブンの両手が離れる、寂しそうにリーゼの指はシーツに遊ぶ
そして右手で惑星Ziの住人としては標準に及ばない小さなふくらみまで
鎖骨から指を優しく「すっ」と這わせる
「・・・っひ!・・・・ん・・・」
ビクっと強張るリーゼによく似合う青いショートヘアーを優しく梳き頭を撫でる
「・・・・ふふ・・・やけにおとなしいな・・・借りてきたヘルキャットみたいだ」
「・・・・」
真っ赤になりながら恥ずかしげに唇をかみながらせめてもの反撃にとレイブンほっぺを
優しくつねる
「はなさないと・・・こうだぞ」
クニッと形がやわらかく変わるほどに少々力を入れて乳房を包み込んだかと思うと
再び優しく撫でまわし、先端を指先で刺激する
「ひう!・・・あん・・・・ぁ・・んく!!・・はぁっ・・はぁっ・・・」
逆に頬を握る指に力を込めてしまうリーゼに苦笑しながら頬の彼女の細い指を左手で包み
優しく放させる
「しかし・・・・これだけ体にフィットしているスーツだと・・お前がどれだけ興奮してるかわかりやすくていいな」
「え・・・!?」
リーゼが見下ろすとレイブンの言うとおりどれほど胸の先端が今堅くなって突き出ている
のか分かるほどにスーツは隠すという役目をはたしていなかった
「あ!・・・・ヤダ!!見るな!見ないで!!」
あまりの恥ずかしさに胸元を隠そうと手を置こうとするがレイブンはそれよりも早く頭を
胸にうずめていた
ちゅ・・・
「あああ!!」
突然先端を口に含まれなおかつ軽く吸われる快感にぎゅっと目を閉じ可愛い舌を突き出し
て鳴くリーゼ、だがその鳴き声は未成熟の少女とは思えないほどに艶があった
「あ!あ!・・・ダメ!噛んじゃダメェ!!・・・ひう!!」
優しく甘咬みされ大きく鳴くリーゼ、かろうじてリーゼが多うことに成功したもう一方の
乳房にもレイブンの指が絡んでいた。
だが、レイブンの頭を抱きしめ乳房から放そうとしないのもリーゼの腕だった
レイブンは舌先でリーゼの未成熟な乳房に相応の勃起しても控えめの先端を舌先で転がし
吸い上げ甘噛みする、リーゼはそのたびにかわいらしく反応し鳴き声を上げる
「ふっ・・はっ!・・・はぁっ・・はぁっ・・
レイブン・・・上手だね・・?どうして?」
「・・・昔プロイツェンの元で訓練させられていた時
色仕掛けに簡単に落ちないようにと・・・こういう訓練もな・・」
胸から口を離し下を向いたままつぶやくように答える
「・・・あ・・うん・・・そうなんだ・・・」
胸にチクリと痛みに似たものを感じるが気にしない風を装う
「・・だが・・こんな気持ちでするのは初めてだがな・・」
つぶやきよりもさらに小さい声でささやくレイブン
「え・・・なにか言った・・・・レイブン?」
「なんでもない・・・なんでもな・・・・」
そう答えながら照れ隠しのようにリーゼの下半身に手を伸ばし
その青いスーツの股間の中心に指を這わせた
「きゃうん!!・・・・・あ!!ダメ!!」
その幼い割れ目に指が這わされた瞬間リーゼは鳴き声をあげて悶える
「熱だけか?こんなに熱くなってる原因は?・・ほら」
「ひ!きゃぁぁん!!」
指が秘唇をなで上げていくたびに犬のような鳴き声を上げていく
割れ目の上に位置する豆を優しく指で撫で上げる
「あん!!そこ・・ダメぇダメぇぇ!!」
顔を手で覆いイヤイヤをするように首を振るリーゼ、
そしてレイブン自身も胸から口を放しリーゼの下半身に動く・・・
「え・・!?ちょ・・レイブン!!・・・そんなこと!!」
リーゼの股間に顔を埋めその中心に舌を這わせる
指先とは違う新たな快感の渦に翻弄されるリーゼ
「ん!ん・・・く!ふぁ・・あん!あ・・きもち・・いい・・・・・・!あぁあ!!」
舌で秘振を舐め、クリトリスが指先で刺激する
レイブンの頭を太ももで挟み二重の快感に翻弄されるリーゼ、そしてとうとう限界が来た
「あ!・・・あ!・・・だめ!だめぇぇ!あぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!」
リーゼの背が弓なりに反ったかと思うとトサッとベッドに倒れこむ
太ももの締め付けが無くなり頭が解放され顔を起こすとリーゼに問いかけた
「・・やめるか?十分に汗はかいただろう?」
「はぁーっ、はぁーっ・・・ううん・・・・・・・最後まで・・・・お願い・・・・」
既に自分の体の火照りは当初の原因は消し飛び別の理由であることは明らかだと
自分で分かっているが顔を赤くし目を逸らしながら懇願するリーゼ
「あ・・・じゃあコレ脱がせにくいだろうし自分で脱ぐね・・・」
もじもじとしながらも自分でボディスーツのような衣服を脱ぎ始める
ふと視線を感じるとレイブンが方膝をつきながらじっとリーゼの脱衣を眺めていた
「レ・・・レイブン!恥ずかしいからアッチ向いててよ!」
「ふん・・・今から全て見せてもらうんだ、恥ずかしいことなどないだろ?」
「そうはいっても・・・・・やっぱり恥ずかしいよ!」
クルリと後ろを向き脱衣の続きを始めタイツのようなボディスーツを首元から脱ぎ
腰元まで下ろすとリーゼの綺麗な上半身があらわになる
レイブンはリーゼの白い背中に後ろから覆いかぶさりたい気持ちを抑えていた
(・・・汗一杯かいっちゃったし・・・)
レイブンが持ってきてくれていたタオルで体を拭くがリーゼの体の前に腕が回ってきた
「レ・・レイブン!!ちょ・・・・まだ・・・」
「ここまできたら俺でも脱がせれるさ」
リーゼを抱きかかえたままそのまま後ろに倒れこむ
「きゃ・・・・」
レイブンの体の上に仰向けに寝そべるリーゼ
その腰元にたわんだスーツをそのまま下ろしにかかるレイブン、汗で肌に張り付き
脱ぎにくくなったスーツをグイっと下まで下ろす、リーゼも足を上げて脱がしやすくする
「あ・・・・」
生まれたままの姿になりやはり羞恥に顔を赤らめ胸と股間を隠すリーゼ
「さてと・・・それじゃあ続きだな・・・・」
レイブンはリーゼの体の上に回りこみ見下ろしリーゼもその言葉にコクリと頷いた