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「んぐっ……むふ、ぅ……」  
 薄暗い病院の一室。  
 夜風に交じり、少女のか細い吐息と微かな水音だけがその空間に響いていた。  
 少女は慣れない手つきで目の前の肉棒をしごき、口内に咥え込んでは懸命に独特の  
匂いを放つそれをしゃぶり続けている。  
 彼女は薄いシャツに下半身は生まれたままという姿で、ベッドに腰掛ける男の前に  
膝をつき、奉仕をおこなっていた。  
「ん、上手だねぇ、みどりちゃん……」  
「本当!?先生!」  
 肉棒を口から離して顔を上げる少女の言葉は、そのやや大人びた美貌とは裏腹に  
とてもあどけないものであった。  
 彼女の顎を伝う唾液を男は指先で拭い取り、優しい笑顔を浮かべてみせる。  
「ああ。これなら君との約束を果たす日も、そう遠くはないだろうな」  
「それじゃあ――!」  
 彼の言葉に、みどりと呼ばれた少女は喜びに目を細めていた。  
   
 ――『姉』という存在に異常なまでの執着心を抱く彼女。年上の少女を目にするたびに  
その口から漏れるのは、決まって『お姉ちゃん』という言葉であった。  
 お姉ちゃんが欲しい、お姉ちゃんに会いたいと繰り返すみどりに、男が何気なく口にした一言。  
 それがすべての始まりだった。  
 
「でも、まだ駄目だよ?先生の妹……いや、君の『お姉ちゃん』はね、人の言う事を  
素直に聞く良い子が好きなんだ。だから……しばらくは先生のお願いを聞いていて  
くれなきゃ、会わせてあげる事はできないんだよ」  
 男は唾液で濡れた肉棒をみどりの唇に押し付ける。  
 彼が求めている事をみどりは理解し、慌ててもう一度それをしゃぶり始めた。  
「んふっ、うぅ……」  
 肉棒を両手で掴み、すぼめた唇を上下に動かすたびにちゅぷちゅぷと濡れた音が響く。  
 その動きと同時に、成熟した少女の乳房はシャツの中で波打っている。下着を身に  
着けていないその胸部は、頂点に二つの突起が浮き上がっていた。  
 男の指がシャツ越しにその突起をくりくりと弄ぶと、みどりは未知の感覚に僅かに  
うめき、体を震わせる。  
 
「ほお、感じる所はちゃんと感じるんだねえ」  
 男の息遣いが徐々に荒くなると同時に、みどりの口内では彼の肉棒がみるみるうちに  
熱を帯び始め、頭を持ち上げていった。  
 ――そろそろか。  
 男は密かに口元を吊り上げると、自分の股間に顔をうずめるみどりの頭を乱暴に引き離した。  
「あッ……」  
「それじゃあ、次のお願いを聞いてもらおうかな」  
 そう言うと同時に、男はみどりの体を抱き上げる。  
 突然の事にうろたえるみどりを無視し、その体をベッドへと横たわらせた。  
「な、なに?先生」  
 みどりの体に男の影が覆い被さり、少女の姿を照らす月明かりは男の背中に遮られる。  
 尋ねられた言葉には答えず、彼の大きな手はみどりの柔らかな太ももの裏を掴んだ。  
 そのまま両足を持ち上げ、眼前で大きく左右に開いてみせる。  
 男はその中心を、ポケットのペンライトで照らしてみせた。  
「……綺麗だな、やっぱり」  
 男を知らない秘部。  
 使われた事のない花弁は淡い赤みを帯び、見る者の劣情を奮い立たせた。  
「な、なんか恥ずかしいよ。こんな、赤ちゃんがオムツ変えるみたいなカッコ……」  
 みどりは男の視線が自分の股間に注がれている事に気づき、頬を赤らめる。  
 だが男は優しく微笑みを浮かべると、彼女の花弁の淵を指でなぞりながら、片方の手で  
乳房を覆うシャツをゆっくりとたくし上げていった。  
「恥ずかしくなんてないさ、今の君はとても可愛いよ。『お姉ちゃん』が見たら、さぞかし  
大喜びするだろうな」  
「んっ……ほん、とう?」  
 中指が膣内に挿入される刺激に、みどりの顔が強張る。  
 だが彼女にとってはその事よりも、彼が口にした『姉』の存在に心惹かれていた。  
 男は込みあがる笑いを必死に抑えながら、二本の指で花弁を押し広げる。  
 ――露わになった膣口。  
「本当だよ。だから――」  
 男は舌なめずりし、肉棒をみどりの秘部にあてがった。  
「ちょっとくらい痛くても、大人しくいい子にしているんだよ?」  
 
 その言葉と同時に、みどりの膣内に膨張した肉棒がゆっくりと押し込まれていく。  
「ひッ……!?」  
 突然の不快な圧迫感。  
 花弁は男の肉棒によって大きく開かれ、未開通の膣口は肉棒の形に押し広げられていく。  
 狭い処女肉を男の欲望の昂ぶりが引き裂いていく激痛に、みどりの体はビクンと震えた。  
「いっ、痛い!先生、やだ、こんなのやだぁっ!!」  
 組み敷かれた体をよじりながら、みどりは貫かれる痛みに涙を零し始める。だが肉棒は、  
確実に膣肉を押し分けながら最奥へ向けて進んでいった。  
「コラコラ、言っただろう?『お姉ちゃん』はいい子が大好きなんだって。わがままを  
言って困らせる子は嫌いなんだよ?」  
「……う……うぅっ……」  
 『姉』に拒まれる事。  
 それはみどりがこの世で最も恐れている事だと彼は知っている。  
 この言葉こそが、この少女を操るには最も都合のいい言葉であるという事も。  
 みどりは目元を赤らめながらも、男の言葉に唇を噛み、俯く。  
「そう、いい子だね」  
 完全に抵抗する気力を失った事を確認すると、男は再び肉棒をねじ込む行為を再開する。  
「んんっ……!!ぐ、ぅっ……!!」  
「すぐに済むからね」  
 ――しかし、中ほどで彼女の膣肉は、肉棒のそれ以上の侵入を妨げようと押し返す。  
 ……処女の体の抵抗を楽しむのも久し振りだな。男は笑みを浮かべると、みどりの腰を  
より深く抱きかかえた。  
「いッ……あぁッ……!!」  
 ぐ、ち……。  
 男の肉棒は、留まることなくみどりの膣内に沈んでいく。  
 それがすべて彼女の体内に収まると、男は足を開かせたまま腰を引き、痛みにひくひくと  
痙攣する膣からゆっくりと肉棒を引き抜いていった。  
 ……その瞳に映ったのは、肉棒に絡みついた赤い鮮血と、少女の膣内から滲み出る同様の液体。  
 みどりがその純潔を失った証拠であった。  
「痛い、痛いよ先生……ひぁっ!!」  
 涙で頬を濡らすみどりの言葉も空しく、男は再び血に濡れた膣を貫く。  
 
 あまりの痛さに跳ね上がったみどりの肢体を楽しげに見下ろしながら、激しく腰を  
突き動かし始めた。  
 ぐち、ぐちと、肉と体液の擦れ合う音が、男の耳にはとても心地よい。  
 みどりは歯を食いしばりながらシーツを握りしめ、苦痛に霞む視界で目の前の男を  
見上げた。  
「先生……みどりがいい子にしてたら、いつか会わせてくれるんだよね?優しいお姉ちゃんに……」  
「勿論だとも。先生を信じなさい」  
   
 ――それがいつの日になるかは、私自身知るよしもないがね――。  
 
 少女の苦痛にうめく声と肉の擦れ合う音。  
 彼女の部屋からそれらの音が消えるのは、まだ先の事である――。  
 

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