ときおり空が青く光り大地を不気味に染める。その大地では異形の者たちが蠢き、嘆き、  
叫んでいる。ここは地獄。そう、剣の山や血の池のある、誰しもが思い浮かべたことのある  
イメージ通りの死後の世界である。亡者が川の近くでは溺れてもがき、山の上では業火に  
包まれている。陳腐な表現だが悪夢のような光景ということばが最も相応しいであろう、  
おおよそ現世とはかけ離れた異常な世界である。  
 
そんな中で明らかに場違いな者達がいる。ある者は忍者のような格好をしており、ある者は  
車椅子に乗っている。苦しんでいる周りの亡者共と違い、どこか垢抜けており、複数で談話を  
楽しんだり男と女で語り合ったりしている。彼らは生前特別な能力を持った者達である。  
ある者は人並みはずれた殺人技の使い手であり、ある者は予知能力者であったりとその能力の  
内容は様々であるが、共通しているのはこの地獄を統べている女王リルカ(彼女の生い立ちに  
ついては割愛する)の目にかない特赦を得た者達という事である。  
 
いずれも一芸に秀でており暇を持て余しているリルカの気を紛らわすにはうってつけという  
訳である。リルカはある時は予知能力を楽しみ、またある時は能力者同士を戦わせ、その勝敗に  
一喜一憂している。とまあそんな一風変わった地獄の住人共であるがその中に周りの者とは  
また違う雰囲気を漂わせた2人の女がいた。  
 
1人は乳首の浮いたハイネックシャツの上に革のジャンパーを着込んだ冷酷な顔つきをした女、  
名を百合川サキという。もう1人は白いポロシャツにグレーのネクタイ、ショートパンツに身を包んだ  
どこかあどけなさの残る女、名を百合川みどりという。彼女らは百合川姉妹と呼ばれており、生前に  
償いきれない程の罪を犯し地獄に舞い降りた悪魔の如き乙女達である。2人は訳あってゾンビ屋と  
呼ばれる者に使役されており、その者から呼び出されると一時の生を得て地獄から現世に転送され  
存分にその力を振るうのである。  
 
現世での闘いで身体が傷つけば己の力で身体を繕ったりするのであるが、最近はあまり呼び  
出されることもなく、かといって周りのものとも打ち解けることができず、なんとも退屈な日々を  
送っているのだった(もっとも彼女らはゾンビ(半死人)ゆえ話すことが出来ず他の者と  
コミュニケーションを図ることは出来ないのであるが…)。  
 
姉であるサキはその退屈を紛らわす為に妹のみどりを使う。みどりは生前サキから酷い虐めを  
受けており、サキに睨まれると途端にしおらしくなってしまう。まともに戦えば互角かそれ以上の  
勝負になるのに、である。当然サキはそれを知っており、折を見てはみどりにちょっかいをかける。  
みどりはそれが嫌で極力サキを避けているのであるが、その辺りはサキも心得たもので背後から  
そっとみどりに忍び寄り頬を両手でつかんで顔を近づけるのである。そうして動けなくなった  
みどりの鼻をつまんだり頬をつねったり髪を結わえたり(ショートヘアなので無理があり、痛がるのを  
見て愉しむ)とひとしきり弄んだ後に地獄を何処へ行くでもなく徘徊するのがサキの日課であった。  
 
今日もサキは退屈しておりみどりを探していた。茂みに手を突っ込み、岩をひっくり返し木に登り…と、  
ストーカーも素足で逃げ出す様相を呈するサキをみどりはいち早く見つけ、早々と逃げ出していた。  
『弄ばれるのは嫌だ!死んだ動物達と戯れていたい!』という思いを胸にみどりは地獄を流れる川に潜り  
息を潜めていた。既に死んでいるので息苦しくなることもないのでこれでサキをやり過ごそうと  
考えていたのだ。しかし甘かった。サキの妹を探す嗅覚は生前から尋常ならざるものがあり、  
それは死後も健在であった。  
 
サキは己の第六感の囁きに耳を澄まし、とうとうみどりの隠れている川の近くにやってきた。そして水面を  
凝視する。静かにしていれば見つからなかったやも知れぬのにみどりは自分の居場所を嗅ぎ付けてきた  
サキに怯え、つい吐息を漏らしてしまった。浮き上がる泡をいち早く見つけたサキは川底で縮こまっている  
みどりを見つけ、その頭を片手でガッシと掴んで川から引きずり出し、川原に転がした。みどりは観念した  
表情でサキの顔を見上げている。  
 
いつものごとくみどりを弄ろうと手を伸ばしたサキだったが、ふとみどりの胸元に目をおろす。  
白いポロシャツは水に濡れ、豊満な乳房とその先の乳首が浮き立っている。その刹那、サキの中に  
今までにない感情が芽生えた。  
 
オ  カ  シ  タ  イ  
 
サキはやや乱暴にみどりの顔を両手で掴むと自身の顔を近づけキスをした。突然の出来事にみどりは  
体を硬直させるもすぐに我に返り、体を引き剥がそうとする。が、サキはみどりの顔をがっしり  
掴んで離さない。そのままみどりの口の中に舌を入れてみどりの舌に絡みつかせる。みどりは  
息苦しさと直に伝わってくるサキの吐息に思わず息を荒げる。唇を離したサキはみどりのポロシャツの  
胸ぐらを掴むと一気に左右に引き裂いた。みどりの豊満な乳房が露になる。  
 
ゾンビでも羞恥心はある。みどりは必死で胸元を隠そうとするがサキはみどりの両手首を掴み、  
地面に組み伏せた。そのまま首筋、脇の下、横腹を丹念に舐め回す。みどりはあまりの恥ずかしさに  
顔を紅潮させ涙をこぼした。だがそれが一層サキの加虐性を増大させることとなった。サキはみどりの  
ぴんと立った乳首を見て薄笑いを浮かべたかと思うと唐突にその乳首に噛みついた。みどりはたまらず  
ビクンと身体を震わせ、思わずサキを睨みつけた。しかし逆にサキにジロリと睨み返され、おずおずと  
視線をそらしてしまう…  
 
サキは乳首に噛み付いた状態で舌先を使い刺激を加える。みどりは抗うことも出来ないまま  
胸を弄ばれる。そのうち次第に乳房がふくらみ、乳首が立ってきた。みどりは下腹部が熱く  
なってくるのを感じた。おしっこを漏らすのとは違う奇妙な感覚。その様子を見て取ったサキは  
乳首から口を離すとおもむろにグレーのショートパンツに手をかけ手早くホックを外してジッパーを  
引き降ろした。驚いたみどりは足を動かし必死に抵抗するがサキは軽くあしらい、そのまま  
一気に純白のショーツ共々ずり下ろしてしまった。みどりの淡く毛の生えた秘部が露になる。  
みどりは今まで以上に顔を紅潮させ、誰にも見せたことのないその『恥ずかしい部分』を両手で  
必死に隠そうとするがサキはそれを許さない。  
 
サキは秘部に手を添えると左右に開きじっとりと眺めた。みどりはあまりの恥ずかしさにひたすら  
涙を流し、首を振って止めてと懇願する。だが、そんなみどりの思いを他所にサキはおもむろに  
みどりの秘部に舌をつけ丹念に舐め回し始めた。  
みどりの股間から愛液が溢れ出てきた。サキはそれを指先ですくい、みどりの鼻先に近づける。  
みどりは顔を赤くしつつすえた匂いに顔をしかめる。サキはその指でみどりの頬をなぞり、  
愛液を擦り付けた。  
 
サキは愛液に頬を濡らしてべそをかくみどりをしばし眺めていたが、唐突にそのしなやかな指先を  
みどりのヴァギナに突っ込んだ。みどりは突然の激痛に目を見開き四肢をバタつかせた。両手で  
サキの手を掴んで指を抜こうとするが、サキはなおも指を奥まで挿入していく。みどりは口を  
パクパクさせて今まで味わったことのない感覚に打ち震えた。みどりのヴァギナが震えてサキの  
指をギュッと締め付ける。サキは奥まで差し込んだ指でみどりの膣内をかき回し、しこりの  
部分に指先で円を描くように刺激を加える。その度にみどりは身体を跳ね上げ腰をくねらせる。  
 
痛いのだが気持ちよくもある独特の感覚がみどりを攻め立てる。サキはひとしきりみどりの  
膣内を弄ぶと、胸、膣に散々刺激を受けて既に勃起していたクリトリスに舌をつけた。触ったことも  
触られたこともない部分に突然刺激を加えられてみどりは激しく動揺した。大きく口を開け、  
舌を突き出した状態で息を荒げる。サキは舌先でクリトリスを舐め回しつつ、ヴァギナに入れた  
指を一層激しく突き動かす。  
 
次の瞬間、みどりは目の前が真っ白になり体中に電気が走ったような感覚に襲われたかと思うと  
ヴァギナから大量の愛液を噴き出した。初めての絶頂を迎えたのである。みどりはそのまま  
四肢をだらしなく伸ばして失神した…  
 
…気が付くとみどりは川原から少し離れた草むらに寝転んでいた。サキはみどりから離れた場所で  
遠くを見つめている。みどりは濡れた股間に手をやり、自身の愛液を手に取った。そして自分が  
何をされたのかを鮮明に思い出した。  
 
姉…サキに散々身体を弄ばれた挙句イかされた…  
みどりは剥ぎ取られた衣服を身に纏うのもそこそこに、その場にしゃがんですすり泣いた。  
生前も死後も自分は姉に虐められるのか。こんな恥ずかしいことまでされて…様々な感情が  
折り重なってみどりを押し潰す。その時である。その様子を見たサキはその横に座ると唐突に  
みどりの肩に手を回し、そしてもう片方の手を前に回しみどりを抱きしめたのである。姉の  
あまりに以外な行動にみどりは驚きの顔を見せる。死後の寂しさの中でサキの中に何かが  
芽生えたのか、それは定かではないが今までのサキからは考えられない行動である。みどりは  
涙を流しながら姉にしがみついた。  
 
お ね え ち ゃ ん…  
 
そのまま何時間も二人は固く抱き合ったまま離れなかった。  
 
 
 
 
その一部始終を地獄の女王、リルカは遠くから見つめていた。  
『あんなものを見せ付けて、私も疼いてきたじゃない…。竹露に、いやれい子に同じことをしてやろうか…』  
 
その後もサキは折を見てはみどりの身体に淫らな悪戯を繰り返すのであるが、みどりも次第に  
それを受け入れ、時にはサキの身体を慰め、お互いに深く深く愛し合っていくのであった。  
永遠に…  
 
 
 

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