十分に濡れたそこに、少しずつ侵入させていく。
「あっ…ぁぅ…ぃっ…」
 予想外の痛み。破瓜の苦痛に表情が歪む。
「痛い?大丈夫よ、すぐによくなるわ。」
「っぁ!!は…ぁぁぁ…」
 言葉通り、痛みは驚くほど一瞬で、瞬く間に刺激へと変遷し、刺激は快感へと移り変わる。それが
薬の効果か、はたまた己の欲望によるものかはわからない。
「あん…ぃぃよぉ!!きも…ちいぃ!」
 しかしそんなことはすでに蛇足。悦楽に身も心も任せ、ただ喘ぎもだえる。
「やぁっ…あっ…あ…ああ…」
「おほほ、後付けとは思えない名器ね。このままじゃすぐにイッちゃいそう。」
 ダシ大王の腰の動きが激しくなる。挿入時の優しさはもはやどこ吹く風。絶頂を急かすようテンポ
をあげるばかりだ、お互いに。
「うあぁっ!!っあぁ!ひっ…ひぅあっ!」
「ほほ…も、もう限界ね。曹沖ちゃんもイッちゃいなさい!!」
「は…はぃぃ!んんっ!ふぁっ、あぁあぁっ!!!」
 たまっていたものを全て吐き出すように、叫んだ。
「あ、あつぅい…きも…ち…いいよぉ…」
 白濁に染まった顔。下半身からも溢れ出す精液。堕落の悦に浸りながら、曹沖の意識はどこかに飛んだ。
「おほほほ。これで第2段階まで終了かしら。もう少しよ曹沖ちゃん。もう少しであなたも立派な肉
奴隷に生まれ変われるわ。おほほほほほ。」
 そんな曹沖を見下ろしながら、ダシ大王はやはり下品な笑い声をあげていた。

 一度堕落してしまったら、もう戻ることなんて出来やしない。




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