寝台に寝かせられ、上から余すところなく裸体を見られて羊コは羞恥心をあらわにした。
「綺麗な体だな」
父親以外の男性に見せたことのない体を姉の夫に隅々まで見られている。ごぷ、と音をたてて恥蜜が溢れたのが羊コ自身にもわかった。
(もうみないで下さい…さっきみたいに敷布がびしょびしょになったらどうしよう…!)
おもむろに司馬師も寝台にあがり、覆いかぶさるように羊コの体をまたいだ。
(え?何?何するの?)
「ここなんか特に」
そういって、両の乳首を抓った。

「ひぎいぃぃぃぃっっ!!」
びくんと羊コの体が弾む。
「何だ、ここが好きなのか。触ってほしくてこんな綺麗な色をしているんだな?」
言いながら力のこめ具合を変え、角度を変えてその部分を捏ね繰り回す。
「好きじゃないっ!!好きじゃないぃぃ!」
必死に解放を望むが、抵抗すればするほど司馬師は面白がった。
「や…めてよぉ……。気持ちよすぎて…おかしくなっちゃう……」
「やっぱりこれが好きなんじゃないか」
右胸に顔を寄せ、歯をたてて突起を噛んだ。

「嫌ぁぁ!!許して!!お義兄さま、許してぇ!!」
我慢が出来なくなり、羊コは司馬師の足に自らの秘所を宛がい、腰を動かしてゆっくりと摩擦しはじめた。
液のぬめる淫靡な音がここにまで聞こえてきている。
(こんなのじゃ足りないよ…直接、指で触りたいのに…!)
大の男に力で押さえつけられて身動きがとれない。乳首を甘噛みされ、舌先でくすぐられて、羊コは司馬師の体の下でじたばたと暴れまわった。
男の左手が胸を離れた。体も僅かに離れたと思ったら、突然に秘所に立ち入られ、羊コは声を上げた。

「ひっ!?」
「さっきからお行儀が悪いな、叔子」
気がつかれていた。自らのいやらしさに恥じ入り、羊コは頬を染めて謝った。だが司馬師は取り合わない。
「さっきは胸が気持ちいいと言っていたくせに、俺の足を使って自慰したりして」
ぎゅっと押しつぶすように陰核に触れられて羊コは仰け反る。
「はうっ!」
「こんなに濡らして。君の部下たちにも教えてやりたいものだな。羊叔子はいやらしい遊びが大好きなはしたない女だと」

言葉で嬲られることに、羊コは快感を覚えはじめていた。もっと言って、と思いつつも呆れられるのがこわくて口が開けなかった。
司馬師が、突然陰部に顔を寄せた。間近で見られる恥ずかしさに羊コが顔を背けたそのときに、彼はぴったりと、自らの口をその部分に宛がった。

「ひゃんっ!!」
信じられないような快感が彼女の体を突き抜ける。ぬるぬるとよく動く舌が外性器の細かい襞の中にまで無遠慮に立ち入って、嘗め回していく。
「ひんっ!あひぃっ!!すごい、すごいよぉ!」
そしてそのまま膣内に立ち入ってくると、羊コは下半身に疼くような感覚を覚え、身震いした。
(えっ、ちょっと…今これは…駄目だよ…。我慢しなきゃ…!)
しかし器用にするすると入り込んでくる感覚に、その欲求を抑えきれなくなった。
暫くはただされるがままに喘いでいたが、ついに耐えかねて口にだした。

「お義兄さまっ、もうやめてぇ……。叔子、おしっこ漏れちゃうよぉ…」
「構わんが」
舌だけを入れた状態で、司馬師は器用に喋った。羊コはシーツを掴み、喚くように哀願する。
「やだっ、やだぁ!放して!おしっこにいかせて!おしっこしたいよぉ!!」
だがそうしている間にも男は刺激をとめず、益々排泄欲が募っていく。
「どうして意地悪するの…?も…漏れちゃう…!漏らすの嫌……!」
男は追い詰めるように下腹部を握り拳で押した。

「あ…もう……だめ……!」
司馬師の口が確りと尿道を捉えた。身体の震えとともに羊コは堪えきれず失禁した。
「う…うぅ…」
恥ずかしさとやるせなさから彼女は涙を流した。しゃくりあげるも、放尿を止めることはできなかった。
ふと気付くと、司馬師は少女の陰部にしっかりと口をあてて出てくるものを飲み下していた。
「お、お義兄さま!?」
慌てて頭を離そうとしたが、そうしたら寝台が汚れてしまう。どうしていいのかもわからず声を荒げた。
「飲まないで下さい!汚いのに!」
ぽろぽろと涙を流した。羞恥心と、好きな男にとんでもないことをされてしまったショックからだった。

全てを嚥下して起き上がった司馬師は、先ほどの愛撫で濡れた指を羊コのやわらかい唇に押し付けた。
「んう…」
独特の臭いが鼻をついた。眉を顰めるも、仕方なくしゃぶりつく。甘酸っぱいような味がした。
先ほど司馬師の肉柱をしゃぶった時のように執拗に吸い付き、舐め上げた。段々とたがが外れてきた証拠だった。
涎にまみれた指を引き抜き、その指で男は羊コの膣口を擦った。
(あ……来る……)
腰を震わせて羊コは期待に頬を赤らめた。

指が少しづつ侵入を始めた。下半身が締め付けられるような、力の抜ける感覚は辛憲英にされたときにすでに覚えてはいたが、気持ちよさは段違いだった。
太い、その上好きな男の指である。腰から下が痺れ、脱力してわなないた。
「あっ…あっ…あっ…」
奥にしずめられるごとに声が漏れる。根元まで入れられ、動きが止まったときに安堵の息を吐いた。
「気持ちいいか?」
「はい、とても…」
うっとりした目つきで答えた。指を締め付けている部分がじんわりとした快感を齎していた。

司馬師は、ゆっくりと指を出し入れし始めた。大した速さではなかったが、突き立てられ、
一気に奥を突かれるとあられもない声が勝手に出てしまう。
あの時のようにまわりを汚してしまうのではないかと気が気でなかったが、コントロールが出来なかった。
「はぁん…いいっ…気持ちいいです…お義兄さまぁ…」
貫かれるたびにぞくぞくするような、不思議な感覚がする。初めのうちはあんなに怯えていた羊コも、今は何の躊躇いもなく自らの肉壷から響く快感に身をゆだねることを楽しんでいた。
愛液の飛び散る粘った音もただただ彼女の官能を高めるだけだった。

「すごい濡れ方だな」
「お義兄さまが…あんっ…気持ちよく…するからですよ…」
それから身をくねらせて強請る。
「ね…義兄さま…子宮の入り口触ってぇ…」
「どうしたんだ、叔子。そんなはしたないことを口にしたりして。お義母さまが聞いたらどう思われるか」
「お義兄さまに触ってもらうために大切にしてきたんです…ね、お願いですから…」
司馬師は黙って指を引き抜いた。名残惜しげに羊コは声を上げた。

「あん…」
やっぱり、本当の奥さんがいるから…そんな思いが脳裏をかすめた。
だが羊コの落胆とは反対に、司馬師は既に熱くいきり立ってしまっている肉根を掴み、
彼女の胎内へと狙いを定めていた。
亀頭が淫孔に触れたときに、ふと羊コは我にかえった。先ほど口にくわえたとき、あごが
外れるかと思ったほどのものを狭い膣内に入れたら、どうなってしまうのだろう。




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