どこかの戦場、そこで赤い軍勢と黒の軍勢がぶつかり合っていた。
曹操率いる騎馬隊を蹴散らす南蛮の象部隊、圧倒的な重量で押し込んでくるその戦法に魏軍は段々と押されていく。
一人、また一人と撤退していく中、死に体の部隊で一騎打ちを仕掛けた夏侯惇の部隊が敵将を打ち取ると同時に撤退し、なんとか南蛮の象部隊を一つにする事に成功する。
だがその直後、曹操に向けてその最後の部隊の将祝融が、活路を見出すため馬で駆け寄る。
それに対して応える様に曹操も駆け出しすれ違うこと5合。祝融の馬が倒れるのと曹操が騎馬からずり落ちるのは同時だった。
勝ったのは祝融、負けたのは曹操。倒れた主君を担いで逃げる騎馬隊を尻目に祝融は一息ついた。……まだ武将が残っている事を失念して。
弓の雨が降り象兵を襲撃した。疲弊していた象兵部隊はなすすべもなく倒れていく。
「なっ……!」
「残念。詰めが甘いですよ」
聞こえた声に祝融が振り向く、そこにいたのは女性。
にっこりと微笑み、弓兵部隊を率いる女性、名は甄皇后。
「申し遅れました、私は甄と申します、あなた様が祝融夫人ですね。本当にお強い方」
口に手を当て優雅に微笑む甄皇后、そこからは異性すらハッとする優雅な色気を醸し出していた。
が、祝融には通用しない。憎々しげに甄皇后を睨んだ後祝融が出した指令は退却、動ける象兵が撤退していく。だがその逃げる背を弓が追う気配はない。
「どういうつもりだい?」殿を勤めようとした祝融は訝しみながら尋ねると、甄皇后は依然として微笑んだまま答える。
「私は貴女に興味がありますから」
「そうかい」
それだけ言うと、祝融は甄皇后に向けて駆けだしていた。せめて一矢報いなければ、頭に血が登った祝融は目の前の女性を張り倒す事に傾注する。
だが、その一撃は虚しく宙を切った。
驚愕する祝融の後ろから白磁のように美しい手が、最小の動作で祝融の一撃を避け背後に回り込んだ甄皇后の手が伸びてきた。
「いけませんよ、そんな疲弊した体で無理をなさっては」
「ひあっ」

抱きしめる様に拘束する手を引き離そうとする祝融の耳に、優しく息を吹きかける。
思いも寄らぬ攻撃でぞくりとする快感を受けた祝融は悲鳴を上げた。
「可愛らしい、耳が弱点なんですね、他の所も探してあげますね」
「ちょ、ふざけん……あふぅん!」
上半身を弄る様に両手を動かす甄皇后。
祝融は反抗しようにも度重なる疲労と弱点である耳を舌で舐られる事で力が出ない。
弄る手が次第に自己主張の強い双房へと向かう
「大きいだけじゃなくって引き締まっているんですね、あら?感じてしまったんですか?乳首が立っちゃってますよ?」
「ひゃっ!お願い……やめっ……」
「やめる訳ありませんわ。こんな可愛いらしい子猫ちゃんに……ちゅう」
白魚の様な指がピンと尖った乳首を時には擽り、時には抓り、時には引っ掻く
続けられ耳への愛撫に加え胸まで愛撫された祝融は迫り来る快感に耐えかね、遂に地にへたり込み、それに合わせる様に甄皇后も座り込む。
「それじゃあ、一回イッちゃいましょうか。ほら、乳首キュッキュッてこねくり回しちゃいますよ?耳もペロペロしてあげますからね」
「ふあああ!キュッキュッ駄目!ペロペロ駄目!弱い!弱いからぁ!来ちゃう、来ちゃうから駄目ぇ!」
「ペロ……ちゅっ……いいんですよ来ちゃって。乳首コリコリされて気持ちいいですか?」
「いい!いいから駄目!あ、あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
度重なる愛撫で登り詰めた祝融の体が一際大きく痙攣する。
目に涙を浮かべ、肌を上気させた祝融は快感の余韻に浸っている。
そんな祝融の顔を甄皇后は自分の方へと向ける。イかされた快感からまともな思考のできない祝融は大した抵抗もできずに顔を向けさせられ、そして唇を奪われた。甄皇后の舌が祝融の口内に入り、優しく蹂躙を開始する。
歯の一本一本を歯茎から丁寧舐め舌を絡め合う。その一つ一つが祝融の思考を奪い蕩けさせていく。
不意に甄皇后の右手が祝融の秘所へと延びた。突然の刺激に祝融の体が跳ねる。
「うむぅ……!」
「ちゅ……、怖がらないで、すぐ良くなるから……ね?」
目を見開く祝融から唇を話、幼子にいい聞かせるような優しい口調で甄皇后が話しかける。
快感に脳を焼かれ、まともな思考のできなくなった祝融は聞き分けのいい子犬の様に甄皇后に体を委ねた
「んっ……ふにゃぁぁぁぁ……」
「にゃあだなんて本当に猫ちゃんになったのかしら?いいわ、目一杯可愛がってあげるから。ね、ね・こ・ちゃ・ん!」
その言葉と共に甄皇后は右指のピストン運動を激しくする。
ぴちゃぴちゃとあたりに水音が響きはじめ、祝融は襲い来る快感にどうする事もできず、されるがままに体を捩らせる。
「にゃっ!ふぅっ!また、また来ひゃう!」
「いいのよイッて、おまんこグチョグチョされてだらしないアヘ顔晒してイッちゃいなさい!」
自ら腰を動かし快感を貪り始めた祝融を見て、高ぶり頬を紅潮させた甄皇后がスパートをかける。
そして、駄目押しに充血した肉豆を引っ掻いた時、限界が訪れた。
「くっ、ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!」
舌を突き出しながら体を弓なりに反らせ、祝融は二度目の絶頂へと達した。
数秒が経過し、くたっと甄皇后に倒れ込んだ祝融の顔に浮かぶのは恍惚の笑み。
完全に堕ちた様子の祝融を見て柔和に微笑み、甄皇后は祝融の耳元でそっと囁いた。
「次は私を満足させてね」妖艶な笑みを浮かべた甄皇后に対し、祝融は蕩けた笑みを浮かべた。
饗宴はまだ終わらない。



おまけ
曹操「いやー眼福眼福」
惇「頭痛が……」

南蛮兵士A「大王は!?」
南蛮兵士B「安心しろ、薬で眠らせてある」
南蛮兵士C「●REC」





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