二つの腕が乳房を好き放題している間、行き場を失った他の腕達は次なる標的を探して動き出す。
「い、いやっ、来ないでぇ!」
それはまるで品定めをするかのように足首、膝、太股と身体を上って行く。
スカートが捲れ上げられ、上品なレースをあしらった水色のショーツが剥き出しになる。
「ま…まさか……」
標的を定めたその指がショーツの中へと侵入してきた。
「だっ、だめぇ!それだけは許して!」
必死の哀願も届くはずが無く、自分以外触れることを許さなかった場所を、指先たちが蠢きだす。
「いやっ、いやあぁぁ…」
私の中央の秘裂に指が1本、2本、3本と侵入してくる。
それらは別々に動き回り、私の膣内を掻きまわしていく。
「こんなの……嫌なのに………」
嫌。こんな見たことも無い生き物に犯されるなんて絶対に嫌。
それなのに…私の意志と逆行して身体が徐々に熱くなっていく。
胸の頂ははっきりと形を現し、掻き回され続けた恥部からは蜜が滴り落ちる。
「だめぇ…私、おかしくなっちゃう…!」
決して人の手では味わえない快楽に、私は徐々に支配されていく。
「やっ、あっ、あああぁぁーーーっ!!」
全身に落雷を浴びたような刺激と共に、私は果てた。
「―――あ」
その瞬間、私の中で何かが弾けた。
「だ…だめ」
押し寄せるモノを食い止めようとしても、身動きが取れない今はそれに抗うことは出来ない。
「だめっ!だめえぇぇぇ!」
突然スカートの中から現れたモノは、太股を伝って床へと滴り落ちる。
小さな流れはやがて大きくなり、勢いを増して床と下半身を汚していく。
「もう嫌ぁ………ここから出してぇ…」
涙を流しながら力なくその場にへたり込むと、生暖かい感触と共に私を中心に大きな水溜りが広がっていく。
生まれて初めて経験するお漏らしの感覚は、私にはとても耐え難いものだった。