牧場物語のエロパロスレ4
1 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 07:43:10 ID:l/B9yru0
牧場物語のエロSSを書く
もしくは、エロ画像を貼るスレです。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー、新作等牧場物語ならば何でもOK

専用うpろだ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
保管庫 (更新停止)
http://members.lycos.co.uk/bokumono/

前スレ
牧場物語のエロパロスレ3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1157863801/

過去ログ(離散)
牧場物語のエロ画像inエロパロ板
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10253/1025336859.html
牧場物語エロ萌えスレッド2
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1020/10205/1020524574.html

関連リンク
公式ホームページ
ttp://www.vis.co.jp/bokumono/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/top/top.html
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
ttp://homepage2.nifty.com/g-e/

2 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 07:44:55 ID:xklsajCX
>>1
カブは俺の嫁

3 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 07:45:11 ID:l/B9yru0
基本ルール
・普段は可能な限りsage進行とするが、人があまりにいない時はageてよし。
・荒らしに反応しない
・作品を投下する職人様はトリップをお付け下さい。


       ,. - ''"´  ̄ `'' .、
     , '"        ヽ、  `ヽ.
    /      i、  , 、ヽ.ヽ.   ',
    ,' ./ / i i ヽ. !_-!''ハ  ',.rァ i
   イ .i i. i-!‐!''":ァi'"`.ゝ!  |´)  |
    i ,ヘ レ'iァヽ!   ゞ-' ,|   |'´ヽ. !  保管庫募集中です♪
   ノヘレ'iハ^ゞ'      "|   |   ハ
      | !、   ヽフ  ,イ i !ヘ,ヘ,! 〉
     〈! |ア`''=r‐r '´7 ./ ,'`''ーァV
   r-、「ヽ./!`',.ァ「イ_「ノ、,ヘ/|ハ ̄
  rヽ:::::::::V:::i//7oo_>=7  i. ',
  `ヽ:::::ヽ:!::/7、r//、_「/`ヽ./i ヽ.
     >'" ̄`ヽ.::::/:::/>r<7ハ、_,ゝ
    iニ ゚д゚  i:::/´   /´
    iヲ、_   r「´ヽ.   ,〈
    `ー>、/i、〉  |__,.イ:::ヽ.
     ,.く:/::::/`r‐'i"ヘ:::ヽ:::::::>、
    / `'ー' l|    'r--'"  ヽ.

4 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 13:27:19 ID:AkbTzAmi
>>1

5 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 16:07:55 ID:cFNUNX68
>1乙

新保管庫
http://farmer.h.fc2.com/

6 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 22:29:18 ID:Quyl+1eb
>1おつ

公式HPはココジャマイカ
ttp://www.bokumono.com/

あと、シチュやカプリングが特殊な場合には最初に注意書きをしておくと良いとオモ。

…とかスレ立ての前に言えばヨカッタね。ごめんね気付くのが遅くて。



7 名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 22:54:39 ID:n8fOveOQ
>>6
もう容量が無かったんだから仕方ないさ。
実際、最初のスレでは誰も容量切れに気づかなかったわけだし。

8 名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 22:07:55 ID:aOuNA6RL
>>1
めいの好感度がぜんぜん上がらんから誰かSSで気分を盛り上げてくれ

9 めいと彼 :2006/11/11(土) 23:53:13 ID:XBy9N13s
夜更けの桟橋
向かい合うめい


彼女が投げるのは


重りつきの思い


きみに届くように


君に会いたくって
毎晩ここにいる
だけどまだ
返る声はない

君の華奢なようで筋肉質な体
この目に焼き付いてる
腰を振って
身をくねって
真剣に私と向かい合ってくれた


だから


私はあなたを愛してる









泳いでた君にフォーリンラヴ

10 名無しさん@ピンキー :2006/11/13(月) 01:20:31 ID:sy0DXHhd
保守

11 名無しさん@ピンキー :2006/11/13(月) 23:23:02 ID:g8fYqSir
また保守


12 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 00:58:19 ID:rvNN6zU4
このスレにいる全ての皆!
オラにネタを分けてくれ!

いや、ホントにもうネタ切れで(´・ω・`)


13 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:00:48 ID:E/pab1Jb
オリキャラが(一応の)主人公でしかもかなり未来の話のうえトンでも気味の展開でもいいですか?

14 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:02:41 ID:E/pab1Jb
閲覧禁止のバイオグラフィ

 序章 西から来た男


 今、私はついに目的地を臨む国境の村にたどり着き、この文章を書いている。
 大陸東端に位置する町、カルディア。
 町とは名ばかりの、人口の少ないところだと言う。が、霊峰と名高いギガント山、
太古のすがたをそのまま残したカシミール遺跡など、観光資源の豊富なところでもある。
その割りに人の出入りは少なく、シーズン中に一度、団体で観光客があるかないか程度なのは、
過度に騒がしくなるのを良しとしない町人の気風を反映してのものと思われる。
 だが、私は観光をしに来たのではない。ここで、私の経歴を簡単に述べておこう。




 ……つまった。
 男はペンを立てると、顔をしかめて椅子の背もたれに深く寄りかかった。
「やれやれ……物書き志望のクセに自己紹介文すらかけないとはね」
 書けない、と言うのは正確でないかもしれない。自分の経歴はいやというほどよく知っている。
それを文章にするだけの知識と経験も、ある。
 書きたくないのだ。要するに。それに気づいて、自分の重症ぶりを改めて思い知った。
「大陸東端まで来たんだ。……あの人に会うために」
 頭を冷やして、もう一度机に向かった。



 私の名前はディック。ゼークス帝国の片田舎に農家の次男坊として生まれた私は、お定まりのように
自分の境遇を嘆き、一旗あげるために身一つで首都へと向かった。そこで味わった栄光と挫折については
特に触れることはしないが、かいつまんで言うなら、首都に来て数年、非常に運のよかった私は
金にあかして怠惰な日々を送っていた。そして、周りの全てに倦んでいた。もう十年以上も前の話だ。
 そんな時。皇帝が遠征に行った折、大敗を喫したという噂が、帝国全土に広がった。
 さらには、その遠征先というのが聞いたことも無い辺境の小さな町だという。
 オマケに、裏ではノーラッド王国がかかわっているとか。

 嘘か真か。そんな事は帝国市民にとってはどうでもよかった。話は破天荒なほど面白いものだ。
民の知りうる真実は、皇帝が遠征に言った事。無数の戦車を失って帰還したこと。その時期に戦があったという
話を聞かないこと。これだけあれば、話の種には十分だった。

 だが。一つだけ。極め付けの噂があった。

15 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:03:37 ID:E/pab1Jb

 曰く、遠征軍と戦い、退けたのは一人の若者だった。
 曰く、その若者はさる王家の血筋を引く、高貴なお方である。
 曰く、その若者は剣技に通じ、農業を営み、魔物と心を通わせ、薬学を修め、鍛冶を極め、
料理の腕は三ツ星級、細工を施せば国宝もの、人当たりもよく、誰にでも好かれ、オマケに美男子である。


 幼い女の子がよく「白馬に乗った王子様」を夢想するが、そんな他愛ない想像でも
ここまでは要求するまい、と言う美麗字句の嵐だ。英雄願望にもほどがある。
 当時私も、恥ずかしながら「天才」と呼ばれていい気になっていた。思えば、その頃に
いつかここにくる運命が決まったのかもしれない。
 それからの私は、人々が熱からさめた後も、その若者の事を考えていた。
 今なら分かる。私は、本物の天才が見たかったのだ。
 そして、長らく離れていた家族と和解し(非常に後味の悪いものだった)、いろいろな事にケリをつけた後、
じっくりと徒歩で、噂の遠征地と目される町、カルディアを目指した。
 なぜ目的地を知る事が出来たかについては、後述するとしよう。




 ま、こんなものかな。
 羊皮紙に砂をまいた後、書いた文章を反芻する。結局、自分については当たり障りのあることは書かなかった。
 だが、それでいいのだ。これから書く本の主人公は、正体不明の大天才と呼ばれた人なのだから。


 俺は知っている。その名は、ラグナ。

16 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:04:14 ID:E/pab1Jb
 一章 英雄の花嫁


 春を迎えたばかりの道は明るく、あるきやすく、どこまでもまっすぐだった。ここまでの道のりが嘘のように
隣町からの旅は短く、まだ正午にもならないうちにカルディアにたどり着きそうだった。
 と。思っていたのだが。
 今目の前にある光景に、頭が追いついていかない。なぜなら、私の目の前にいるのは、話の中でしかついぞお目にかかったことの無いド

ラゴンが居たからだ。
 赤石をはめ込んだような双眸が、間違いなくこちらに向いている。しばし見つめあった後、一歩近寄ってきた。
 思わずあとじさった。ここまでの旅で、危険な事は何度もあった。夜盗や、時にはモンスターとも戦った。だが。
(ドラゴンはないだろう……!? ここまで来て!)
 このまま走り去れば、逃げられるだろうか。そんな考えが頭によぎるのとほぼ同時。
「こらーっ! 逃げるなー!」
 ドラゴンの後ろから、女性の声が聞こえた。
「ま、まずい……! 逃げて! 逃げてください! ドラゴンがいるんです!」
 威嚇行為にとられないか、ひやひやしながら叫ぶと、
「大丈夫です! その子おとなしいですから!」
 あらゆる意味で予想外の答えが返ってきた。あっけに取られている間にドラゴンの後ろに人影が現れた。
大きな瞳が特徴的な、一目見ただけでも魅力的だと思わせる女性だった。
「こーら。散歩に行く時はあたしか、ダー……ラグナと一緒。いつも言ってるでしょ?」
「何ですって!?」
 思わず口を突いて出た。今……ラグナと言わなかったか?
「あ……はは。すいません。この子、うちの家畜なんです。人には危害を加えませんから」
「そ、そうじゃなくて、」
「こっちから来たと言う事は帝国の方でしょう?官憲にはどうか内密に……」
「だから!」
「口止め料は……あたしの身体を……」「ラグナって! 言いませんでしたか今?」
 もう一つ凄い言葉があった気がするが、後回しだ。しなを作っていた女性は即座に普通の表情に戻ると、
「ラグナはあたしの夫ですが、何か?」
 微笑んだ。あどけない少女のような、妖艶な美女のような、ふしぎな微笑みだった。

17 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:04:55 ID:E/pab1Jb
 色々と衝撃的な邂逅の後、実にあっさりと生ける伝説の邸宅に上がりこむ事が出来た。
「はあ……なるほど。それで貴方は、遠路はるばるうちの夫の伝記を書きにきたと?」
「は……はい。是非とも取材させて欲しいんですが……」
「うーん……あたしからはその、詳しく話せない部分があるんだけど」
「詳しく話せない部分?」
「遠征がどうの、って言う話よ。貴方ゼークス帝国の人でしょう? で、書き上げた伝記はゼークス帝国で読まれる」
「ゆくゆくはノーラッド王国でも出版されればと思いますが、そうですね」
「じゃあ、帝国に都合の悪い事はかけないんじゃない?」
「……エゼルバード前皇帝は崩御なさいました。それまでの強兵策の反動で、帝国民の間には嫌戦ムードが高まっています。
 今なら、ラグナさんの活躍はむしろ英雄的行為と看做されるでしょう」
「え? でも」
「仰りたい事は分かります。ですが、これまでの侵略政策が異常なまでの熱を持っていた分、揺り返しもかなり激しいのです。
 過剰とも言えるほどの反戦意識があるのは事実です」
「ふーん。なんだかよく分からないけど、書いても大丈夫ってことね?」
「はい!」
 嘘だ。……いや、言った言葉に事実に反するものは無い。無いが、帝国の歴史的スキャンダルの暴露と反戦意識が
力比べをしてどちらが勝つかなど、誰にも分かるものではない。第一、まっとうな伝記に仕立てようとするなら
五年十年のオーダーで時間がかかる。その時情勢がどうなっているか、分かるわけも無い。これは賭けだった。
もちろん、少しでも危険を感じれば墓の中まで持っていく覚悟はある。だがそれ以上に、伝説の人物の人となりが
知りたくてここまで来たのだ。是が非でも書きたかった。
「えへへっ。そっか、ラグナが……」
 そんな内情を露ほども知らぬラグナ婦人が、こらえ切れないといった感じのはにかんだ笑みを浮かべた。
我が事のように嬉しいのだろう。穢れ無きその笑みは、見ているだけでこちらも幸せにする。
「ところで……貴女は、ラグナさんの奥方、ですよね?」
「あははっ! 奥方なんて痒い呼び方しないでよ!」
 今度は大笑。それでも少しも下品な感じがしない。
 しかし、……この人、若すぎないか?
「あの、失礼ですが、ラグナさんとはいつから?」
「んー、春の初めにミストが拾ってからだから、初めて会ったのはもう、じゅ……っと、年がばれるわね」
「すいません。ずいぶんお若く見えるもので……20ぐらいに」
 口の端が持ち上がる。デカダンスを極めた時に身につけた女性観察眼から察すると、相当喜んでいるように見える。
実際、十代中盤くらいにも、四十前にも見えるふしぎな雰囲気をまとっていた。
 まじめに考察するなら、皇帝の大敗からさかのぼっても一、二年と言うところだから、三十路を超えているのは
間違いないはずなのだが。可憐な乙女といって通用するような容姿だった。
「そう? ほんとにそう思う?」
 そんな女性でも、実年齢より下に見られるのは無条件で嬉しいものなのか。
「はい!最初見た時娘さんかと思いました」
「いやぁそれは言いすぎでしょ?」
 腕を組んで目を閉じて、オマケに耳をぴくぴくさせている。美貌とあいまって、この短時間で
私はすっかり英雄夫人に見せられていた。
「お二人の馴れ初めは、どんなものだったんですか?」

18 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:05:31 ID:E/pab1Jb
「あたしはね、カルディアの町の雑貨屋の娘なの。ラグナは、行き倒れたところをこの近所に住んでるミストに
 拾われて、彼女が受け継いだ牧場……と言うよりは農場だけど、そこを借り受けて生活する事になったの」

 ベネ(よし)! ついに伝説の序章が私の目の前で幕を開けた。小躍りしたい気分を抑え、じっと耳を傾ける。

「そうそう、ラグナは記憶が無くてね。自分の名前しか覚えてなかったの。……今思えば、それがよかったのよね。
結果として町を救う事が出来たし、……あたしのかけがえの無い人になったんだもの。
 とにかく、あたしは雑貨屋の娘としてラグナとであったのよ。農場には収穫箱の中身回収に毎日のように出かけてたけど、
むしろ出会うのは店の方が多かったかな。あの人頻繁に野菜の種を買いに来たっけ」
「それは、実は貴女に会いに?」
「違うと思うわ。お互いにその頃は考えもしなかったと思う……ううん、嘘。何にも考えてなかったのはラグナだけね」
「と言うと?」
「田舎町に突然現れた割とかっこいい男の子なんて、『女の子』として意識しないわけ無いわ。トルテなんか、聞いただけで
夢の世界に片足突っ込んじゃったもの」
 聞き入りながら、あらすじを書き残していく。すでに未知の人名が二人分出ていた。
「でも、誰もが思ってたんじゃないかな。ラグナとはたぶん、ミストとくっつくんだって」
 また出た。ミストさん。
「さっき、ラグナさんを拾った、と言っていた方ですね。どんな人なんです?」
 むーん、と腕を組んだ。
「一言で言うと、天然、ね。あたしはミストと幼馴染なんだけど、あの子は昔っから誰にでも優しくて……
だから、知らずに誰かを傷つけることも多くて。それを知るたびに自分が傷つく。そんな子。
良く言うと純粋。悪く言うとバカの変人。拾ったってだけあって、ラグナとの仲も特別な感じがしたし、
実際毎日遊びに行ってた。……まあ、今でもくるけどね。毎日」
 ふっ、と微笑まれて、胸が高鳴った。今までとは違う妖艶な、ある意味年相応の笑い方だった。

 そして、たっぷり二時間以上は聞いては書き、聞いては書き、ついに物語は一つのヤマ、英雄の結婚式を迎えた。

「でさ、リュードが情けない顔しちゃってさ。詩人の癖に祝福の詩の一つも読めないの!」
 彼女の話しかたは上手いほうで、ひたすら書き写すだけでもそれなりに読めるものになりそうだった。
「……それでねそれでね、ついに新婚初夜になるわけなんだけど。……聞きたい?」

19 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:06:58 ID:E/pab1Jb
 思わず生唾を飲んでしまった。もう少し自意識を働かせれば……誘っているのではないか、と思っても不思議ではないほど、
妖艶……むしろ、いやらしいと言った方が伝わりやすいかもしれない。雌の笑みだった。それにつられるように、
「き、聞かせてください」
 恐らく相手の望みどおりに、答える。思春期の少年のように舞い上がってしまって、口の中が渇く。
話を聞くだけなのに、とてつもなく背徳感をあおった。
 つ、と唇をなぞる仕草に、目を奪われる。ぷりぷりとした、柔らかそうな、薄紅色の唇。行ってはいけない所に血液が集中して、
内心かなり焦った。
「最初は本当に怖かった。ラグナのは、ものすごく大きくて……あたしのコブシ以上はあったわね。あんなのが入ったら死んじゃうと思っ

た。
あたしの怯えた様子はラグナも分かってたから、最初から無理に入れることはしなかったわ。とりあえず、キスから始めたの。これがもう


ものすごく巧くて。ほんとに何でも出来るなって、ぼんやり思ったのを覚えてる。ま、すぐに頭の中真っ白になっちゃったけどね。
とっても情熱的なキスだったわよ。口の中を残らず刺激されて、舌を絡めあって。このまま舌が溶けてくっついてもいいと思った。
で、次はキスしたまま胸ね。あの頃はまだちっちゃかったな。谷間なんて全然無かったもの。今ならはさめる位にあるのに」
 いいながら、腕全体で胸をあげてみせる。ゆったり目の上着でそんなに目立たなかったし、話を聞くことに夢中だったため
気づいていなかったが、童顔に不釣合いな豊かな山が二つ、目に飛び込んでくる。その山頂には……
 丸いふくらみが、さらにひとつずつ、ハッキリ見て取れた。
 もはや自分の分身を抑えられない。ズボンの中で飛び出さんばかりに暴れるものを意識しつつ、二つのポッチからも目が離せない。

20 シリーズ"今日の思いつき"第一弾でした :2006/11/14(火) 02:07:31 ID:E/pab1Jb
「ラグナはね。手のひらで包み込むように胸をもんだの。あっためた、って言った方がいいかな。怯えてたあたしには余計に暖かく思えた。
緊張が解けてくるのを待って、今度は、そっと乳首を撫でられたわ。触れるか触れないかの微妙なタッチで、全身に震えが来るくらい
気持ちよかった。キスしながらそんなことを繰り返されて、もう頭の中真っ白で、メロメロになってされるがままになってた。いきなり
乳首を強く捻られて、意識が飛んじゃってね。どれくらいかは聞かなかったけど、ラグナはあたしが起きるまで待っててくれてたの。優しいでしょ?
あたし、感動しちゃってさ。どんなに辛くても、怖くても、この人の全てを受け入れようって思ったの。そういったらラグナも凄く喜んでくれて。
って言っても言葉では言わなかったけど。表情でね。状況を忘れてどきどきしちゃったわよ。で、まずはあたしの受け入れ準備からってことで
アソコを徹底的にほぐす事にしたの。生まれて初めて、好きな人に一番恥ずかしい場所を見られて、顔から火が出そうだった。例によって
ラグナの攻めが始まったらそっちに夢中になっちゃったけどね。見られたときにはもうかなり濡れてたらしいけど、それでも指一本で痛いくらいだったわ。
ラグナも、火がついちゃったのかな。これまでのとは違って、あたしのを思い切り広げて、じゅるじゅる音を立ててすするの。それが恥ずかしくて、
ものすごく気持ちよくて、いっぱい声が出ちゃった。ラグナがそれをかわいい声だね、なんていうから余計に恥ずかしくなって、憎まれ口叩いたっけ。
我ながら良くそんな余裕があったと思うわ。とにかくラグナは激しくって、止めてっていっても全然離してくれなかった。腰から下が全部
溶けたみたいに感覚が無くなって、ようやく責めがやんだの。気持ちよすぎて、しばらく気づかなかったけど。ラグナはボケっとしてるあたしの
肩の横くらいに膝立ちになってて、いつの間にかラグナのが、あたしの目の前でビンビンになってた。で、『僕のも、してくれますか?』って。
切なそうな顔で言うもんだから、なんだか急にでっかいオチンチンが怖くなくなって。むしろいとおしく思えてきたの。でね?そっと触れてみたのよ。

 こうやって」
「うぁ!?」
 テーブルの下から、ビンビンになったでっかいオチンチンを触られて、私はのけぞるばかりだった。
 靴を脱いで、右の足を伸ばしたのだろう、しなやかな指が震えの一つも無く剛直をしごきあげる感触に、頭がおかしくなりそうだった。



続くといいね?

21 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:15:44 ID:MUdITZZI
ID:E/pab1Jb乙!

けど、もう少し改行して欲しかったな。

22 名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 02:22:48 ID:E/pab1Jb
全くです。メモ帳で書いてる上に眠いからさあ……すまんね。

23 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 12:48:03 ID:+Nc250VU
 出 直 せ

24 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 13:20:14 ID:DyhGeTiW
凹むから不倫ぽい話なら先に言ってくれ

25 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 17:07:23 ID:/si+PjeK
オリキャラ=俺物か?
だったら止めとけとしか言いようがない。

26 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 18:20:01 ID:CKlNge9c
>>23
次は改行大目にするよ。
>>24
不倫、というか……そういう常識的なお話では無く、エロを以ってエロを制するみたいな。
ああもう、説明しづらいから設定を先に書くことにするよ。
>>25
読んでもらえれば分かると思うけど、あくまでも主役はラグナ。
オリキャラのディック君はチンコ要員。女キャラ全てにこの調子でインタビューに行く予定。


では設定。

あらゆるスキルレベルを最高にしたラグナはグリモアをさっくり倒し帝国を退け、
平和な生活を手に入れた。しかしスキルをあげるのが大好きなラグナは今の状況に
一抹の不満を覚えてもいた。漫然としているうちに時は流れ、ラグナはロゼッタと結ばれる。
そして、ロゼッタとの初夜の最中、久しぶりに「あの音」を聴いたのだ!それは紛れも無く
スキルレベルアップの音。即ち、「性技」のスキルである。こうして新たな生きがいをSEXの中に見出した
ラグナは、ロゼッタをこってりと調教。さらに「調教」のスキルに目覚め、
町の女性と片っ端からねんごろになっていくのだった。一方、妻のロゼッタもラグナに似てきたのか、
スキルレベルアップが趣味になり、ダンナ公認の元「色々な」プレイを習得していくのだった。


……とか。基本的にバカップルの上(呼び名ダーリン)
ラグナが超人的技巧と肉体を持っているのでNTRなぞありえません。

27 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 20:55:55 ID:oy99eB6H
オリキャライラネ
激萎え

28 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 20:56:17 ID:Fm3zt+z8
ウム、展開が怖い。
ま、えろぱろすれだもんね

29 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 21:50:23 ID:q1wNH/6U
俺はけっこう面白いと思うけど…
まぁ、嫌がる人がいるなら、本文の前に※オリキャラ注意、みたいに書くといいかもね。

30 名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 23:02:31 ID:/si+PjeK
原作に出てないオリキャラが原作キャラに絡むってのは、書き手が自分を投影しているのが大半。
読み手はほぼラグナという主人公に自身を投影しているから、嫁が他人(オリキャラ)に性行為をするのに嫌悪感を感じる。
これがオリキャラ主役の話が嫌われる理由だろう。まず気持ち良く読んでもらえるように話を考えた方がいいと思う。

31 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 00:18:19 ID:J6DI1ius
俺は好きだけどな…
まあ、嫌な人は見なきゃ良いってのはエロパロスレの基本だろ?
スルーしたらいいんじゃねぇか?

32  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/16(木) 00:49:07 ID:A4UzkBKw
皆!彼を攻めちゃダメだ!
攻めるなら俺を攻めろ!!

……いや、本音を言わせて貰うと、俺もあまり好みではなかったのだが
だからといって排他的になることはないと思うんだが
それに、事前にオリキャラが主人公だって言ってる訳だし…
……まあ、若造がこんなこといっても、なんの説得力も無いでしょうが。
とりあえず投下します。


*注:最近注意書きが注意書きじゃなくなってきてる気がする。
   :主役はカミュ、ヒロインはラピスといったところか。ラピスさん最後の方しか出番無いけど。
   :ラピスとフィルの書き分けが全く出来てないような……。
   :分かる人には分かると思いますが、元ネタはアレです。


33 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 1/6 :2006/11/16(木) 00:51:35 ID:A4UzkBKw
『それでは、次は星座占いのコーナーで〜す』
その日、カミュは牧場でラジオを聴いていた。
ごく最近になって、カルディアでもラジオ番組を受信できるようになったので、いの一番で購入したのだ。
『今週で一番ツイていないのは、さそり座のあなた! 今週は何をやってもうまくいきません。
 なるべく家から出ないようにしましょう』
「うわ……なんだよ、テンション下がるなー…」
さそり座のカミュはひどく落胆した様子で呟いた。
『特に、最近好きな人に恋人がいることを知って落胆している、牧場経営独身のあなた。今日死にます』
「メロディのことは言うなあぁぁぁぁぁ!! っつーか、明らかに個人攻撃じゃねーか!?
 しかも死ぬってなんだ!? んな占いあるか!!!」
乱暴にラジオを掴み、矢継ぎ早にツッコミを入れるカミュ。
しかし相手は機械。返事が返ってくるはずもなく……。
『それでは、良い週末を〜』
「送れるかぁぁぁぁ!!」
ラジオを思いっきり壁に投げつける。
しかしそのラジオは壊れることなく、壁にめり込んだ。
なかなかシュールな光景である。
「……まったく、バカバカしい。こんな占いが当たってたまるか…」
ぶつぶつと呟きながら、今日の仕事に取り掛かろうとするカミュ。
その時……。

 コンコン――

「……ん?」
誰かが玄関を鳴らした。
こんな時間から、一体誰が?
不審に思いながらも、玄関を開ける。
「……あ、おはようございます。カミュさん」
そこに居たのはラピスであった。
「……あれ? ラピスさん、仕事は?」
病院をほったらかして、こんなところへ来ていいのか?
そう思い問いかけると、ラピスは深刻そうな面持ちで答えた。
「その……お仕事の前に、どうしてもカミュさんに相談したいことがあったので」
「相談? まあ俺でよければ、いくらでも乗るけど」
「ありがとうございます。……実は私、今自宅で九官鳥を飼っているのですが…」
それは初耳だ。
よく考えてみれば、彼女とは毎日のように顔を合わすが、家庭環境などはあまり分かっていないのだ。
「名前は九ちゃんといって、とても可愛らしくて、お利口さんなんですが……。
 昨日、鳥かごの鍵を閉めるのを忘れてしまって……」
「……ああ」
なんとなく話が読めてきた。
「逃げられちゃったから、俺に探してきてくれというんだな?」
「はい。お願いできますか?」
一瞬、先程の占いが頭をよぎったが、ラピスの頼みとあらば聞かないわけにはいかない。
「ああ。でも俺も仕事があるから、あまり期待はしないでくれよ」
「あ、ありがとうございますっ!」

34 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 2/6 :2006/11/16(木) 00:53:14 ID:A4UzkBKw



「……とは言ったものの…」
カミュは頭を抱える。
「全っ然見つからねーぞ……」
疲れた様子で呟きながら、ラピスとの会話を思い返す。
(九ちゃんは寒がりですから、この時期に外を飛び回るということはあまり無いと思います。
 おそらく洞窟にいるか、誰かの家にお邪魔しているかと……)
というわけで、先程から近隣の洞窟を片っ端から探しているのだが、全然見つからない。
時間は既に三時前になってしまった。
「……やっぱり、誰かの家に入り込んでるのか…?」
これだけ探しても見つからないのだから、おそらくそうだろう。
次は町の住民を片っ端から当たっていくしかあるまい。
ここから一番近い家は……。
「…………あ゛」



「……よりにもよって、最寄の家がここか…」
そう言うカミュが佇むのはミスト牧場。
つまり、ラグナの家の前である。
「入り難いよなぁ……やっぱり」
自分がメロディのことを好きだったのは、ラグナも百も承知のはずだ。
下手に顔を合わせてしまっては、場の空気が重くなること間違いなし。
「……とにかく、さっさと探して次行くか…」
玄関の取っ手に手をかけようとしたその時、家の中から怒号が聞こえてきた。

『ストップストーップ!! 落ち着いてくださいメロディさん! 相手は子供ですよ!!』
『止めないでラグナ! この女だけは、この女だけわぁぁぁぁ!!!!』

「…………」
入らないほうがよさそうだ。
結局玄関には手をかけずに、カミュは牧場を立ち去った。



町へ戻ってきたカミュは、まず手始めに図書館に立ち寄った。
「こんちわー」
「よう、負け犬」
「オイぃぃぃぃ!! 開口一番ソレは無いんじゃないの!?」
ザッハの手厚い洗礼を受けるカミュ。
思わず大声を出してしまう。
「カミュくん。図書館ではお静かに……」
いつも通りの穏やかな声で話すラッセルの左手には、昔愛用していたと思われるサーベル。
「あ……すんません…」
身の危険を感じたカミュは、ひとまず謝る事にする。

35 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 3/6 :2006/11/16(木) 00:55:03 ID:A4UzkBKw
「……で、ザッハ。なんでお前がこんなところに居るんだ」
「ふふん。敵を知り、己を知れば百戦危うからずって言うだろ。
 モンスターについての勉強をしてたんだよ。お前と違って、おいらは猪突猛進型じゃないからな」
「そうだな。あまりにも慎重すぎて、キメラを見てトンズラ決め込んでミストに呆れられたんだよな」
「だからあれはドアが開かなくなっただけだっつーの!」
必死に弁解をするザッハ。
しかしカミュは全く信じていないようだ。
「ウソつけ。だいたい、勉強に来たってのもウソだろ。
 大方、トルテのおやつを摘み食いして、その罰で図書館の手伝いさせられてるとか、そんなオチだろ」
ザッハの動きが止まった。
「な……なんのことかな〜カミュく〜ん。おいらがそんな意地汚いことするわけ…」
「おい、目を合わせろ目を」
顔面に脂汗を浮かべながら顔を背けるザッハ。
詰め寄るカミュ。
その時、部屋の奥からか細い声が聞こえてきた。
「……あの…お兄ちゃん……遊んでないで…手伝ってほしいんだけど…」
「…………」
「……大当たりじゃないか」
「う、うるせー! つい魔が差したんだよ!」
カミュの手を振り解き、部屋の奥へと行く。
「……で? 次はどの棚を移動させりゃいいんだ? トルテ」
「えっと……そうじゃなくて…。
 雨、降ってきたから……窓、閉めるの…手伝って……ほしいの」
「……雨?」
二人の会話を聞いていたカミュは、窓の外を見る。
特に雨が降っている様子は無かった。
が、それとは別に、彼は大事なことに気が付いてしまった。
「あ。そういや俺、牧場に鍵かけてなかったな」
この町に泥棒を働くような人間はいないと思うが、用心に越したことは無い。
カミュは駆け足で図書館を後にした。
――トルテが意味深な笑みを浮かべていたことには気付かずに…。

36 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 4/6 :2006/11/16(木) 00:56:30 ID:A4UzkBKw



「これでよし……と」
入り口にしっかり鍵をかけたことを確認すると、カミュは再び図書館へと足を向けた。
ザッハと一悶着起こしたせいで、九官鳥のことを聞くタイミングを逃してしまったからだ。
「にしても……雨なんか全然降ってないよな? なんでトルテは、あんなことを……」
ふと空を見上げる。
何か黒い物体が、青空を横切った。
(……カラス?)
いや、違う。
カラスにしては小柄だ。
ムクドリ?
違う。それにしては、体のラインがスリムだ。
ということは……。
「……あれか!!」
ついに見つけた。
逃がすまいと、カミュは必死に九官鳥を追いかける。
九官鳥はカミュの追跡を知ってか知らずか、誰かの家の窓から中へ入ってしまった。
「ふふん。袋の鼠……もとい、袋の九官鳥だぜっ」
カミュは意気込み、現場への突撃を敢行する。
「……あれ?」
家の中は無人だった。
入ったところは、メロディの家。
この時間なら、普段は番台に立っているはずだが……。
「……あ、そういや、さっきラグナの家に居たな」
何やら言い争いをしていたようだが、自分の与るところではないだろう。
むしろ、ああなったメロディに関わるとロクな目に会わない。
そんなことより、今は九官鳥だ。
「……まあ、しばらくは帰ってこないよな…」
そう呟き、勝手に部屋にお邪魔することにする。
やることやってさっさと帰れば、何も問題は無いはずだ。
抜き足差し足忍び足で階段を上り、部屋の近くまでやってくる。
壁に背を向け、さながらスパイ映画のように部屋の様子を探る。
(――居た!)
件の九官鳥は、テーブルの上でまったりとくつろいでいた。
こちらには全く気付いていないようだ。
息を潜ませ、背後から忍び寄る。
距離三○、二○、一○――

37 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 5/6 :2006/11/16(木) 00:59:11 ID:A4UzkBKw
「……とったぁぁぁぁぁ!!」
半ばヘッドスライディング気味で拿捕することに成功。
捕らえられた九官鳥は、キーキーと独特の鳴き声を発しながらバタバタと暴れまわる。
「ちょ……あまり暴れるなっての。後始末が大変だろ」
「ふーん、後始末ねぇ……。証拠隠滅でもする気?」
背筋が凍った。
いや、まさか。
まさかこんなに早く?
カミュは恐る恐る後ろを向く。
「……ごきげんよう」
堕天使降臨である。
「ご……ご機嫌麗しゅうございます…」
膝をガクガクさせながら応答するカミュ。
「……で? こんなところでコソコソと、何をやっていたのかな〜?」
影を落とした笑顔で詰め寄るメロディ。
そのあまりの気迫に、一気に部屋の隅まで追いやられてしまう。
「お、落ち着け! 落ち着いてくれ! 別にやましい事をしていたわけじゃないんだ!
 お前が考えてるようなことは一切してないから!」
「ふーん。じゃあ、その腕に抱えてるのは何?」
はっと思い、自分の腕の中を見る。
そこにあったのは黒い鳥……ではなく、下着。
(名前は九ちゃんといって、とても可愛らしくて、お利口さんなんですが……)
「利口ぅぅぅぅ!? これ利口とはベクトル違うよ! 変わり身だよ! 忍術だよ! 東洋の神秘だよ!!」
窓の外を見やると、一羽の鳥が病院へ向かって飛んでいるのが見えた。
「……最期に残しておく言葉、ある?」
驚異的な威圧感を放ち、指を鳴らすメロディ。
カミュは観念した様子でこう言った。
「……お前には、黒より水玉のほうが似合うと思ぼはぁ!!」
メロディの右フックがカミュの顔に炸裂した。
続けて左フックがヒット。
右、左、右、左と容赦ない連打が叩き込まれる。
間違いない。この技は――
(デ……デンプシーロール!?)

デンプシーロール――
上半身を数字の8の字を横にした軌道で振り続け、体が戻ってくる反動を利用して左右の連打を叩き込む。
威力は折り紙つきだが、反面ボクシング技術の発達した近代ではカウンターに弱いという欠点があるため、
恐るべき破壊力を持ちながらもいつしか使用者がいなくなり次第に歴史の闇へと消えていった諸刃の剣である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(……あ、死ぬ。これ死ぬわ)
今朝の占いが脳裏によみがえる。
(特に、最近好きな人に恋人がいることを知って落胆している、牧場経営独身のあなた。今日死にます)
ヤな占いに限って当たるものなんだよな。
薄れ行く意識の中、そんなことを思っていたカミュはトドメの金的攻撃を喰らって完全に沈黙した。

38 カミュの奇妙な冒険 〜ヤな占いはだいたい当たる〜 6/6 :2006/11/16(木) 01:01:32 ID:A4UzkBKw



(カ……さ………ミ…さん!)
誰かの声がする。
とても聞きなれた声だ。
……誰かを呼んでいるのだろうか?
薄っすらと目を開ける。
だが、目の前に広がるのは、黒く染まった草むらのようなものだけだった。
「……ここは地獄か? 焼け野原が見える…」
「……それは焼け野原じゃなくて、九ちゃんの羽毛です」
目の前を遮っていたものが無くなり、心配そうな面持ちのラピスが顔を覗かせた。
「あれ……ラピスさん? ここは……」
「病院です。……崖の下で倒れていたそうですね。メロディさんが、わざわざ運んできてくれたんですよ」
「……そういうことにされてんのか…」
「はい?」
「あ、いや、なんでもない」
額に手をやり、ため息をつく。
「もう……カミュさんは無茶しすぎです。気をつけてくださいよ」
「はは……ちょっと張り切りすぎちゃってさ。次からは気をつけるよ」
「本当に分かってるんですか?」
「分かってるって。次からは死なない程度に無茶するから……」
そこまで言って、カミュは初めて気付いた。
ラピスが泣いていることに。
「え……あの、ちょっとラピスさん?」
「心配……したんですから…」
大粒の涙をこぼしながら、ラピスはカミュの手に、そっと手を重ねる。
「本当に……心配したんですから…」
予想だにしなかった事態に困惑したカミュは、ただただ謝り続けるしかなかった。



「うふふ……。全ては…わたくしの……シナリオ通りです……」
謎の影が病室の入り口から二人を覗き込んでいた。




39  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/16(木) 01:03:34 ID:A4UzkBKw
なんか、みんな黒くなっちゃった(´・ω・`)
今まで出演したことがあって、なおかつ黒くないヒロインはロゼッタ、メロディ、ラピスくらいだろうか
ファンの人マジスマン

これ書くに当たって、九官鳥のことをちょろっと調べてみたんですが
基本的にみんなツンデレなんですね。九官鳥って

40 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 01:39:32 ID:QfRHDcY+
乙!
メロディのキャラ立ってるなーw

マジメな話
オリキャラと浮気は鬼門ってことでFA?
書き手さん次回があるならテキストファイルでうpする方向のが良いんじゃなかろうか
いやレスだとどうしても目に入るしオリキャラをNGワードにすると別の巻き込むこともあるし
注意事項と一緒にうpしたアドレスを入力って感じならここまで反応がキツくもなかったと思うし
なんか排他的になる要因になりそうでマズい気もするけど・・・

41 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 02:03:50 ID:J6DI1ius
俺はエロなしで書いてる奴は他でやれよって思うときがあるけど、
別に批判しない。それを他の人が楽しんでるだろうから。
それと同じで、自分が気に入らないものを批判するのは間違いだろ。
よっぽど酷い出来なら話は別だが。
一つ言うなら、改行をちゃんとして欲しかったことだな。

42 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 03:25:35 ID:wvIZPQd0
スレの消費が早くなった代わりに大切な何かが失われたように思う。


43 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 03:48:22 ID:sSgVZM87
アレだな
正直突然読まされるのは何にせよ痛いってことだな
今回は特に本文前に注釈も何もなかったんで
苦手層にうっかり被害が広がったんでは
一応の本文一つ前の書き込みはただのお伺いにしか取れなかったんで
まさかそのまま雪崩れ込まれるとは思ってなかった向きも多々とみたがどうか

注釈ならそれらしく書いといてくれ てことなんだが

44 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 17:52:34 ID:1+6yb+El
倉庫の人大丈夫?
前スレ落ちちゃったらやばい

45 倉庫の中 ◆440.V/COZU :2006/11/16(木) 20:55:44 ID:b6iO6u/2
平気>44
今整理中なのでむしろdat化待ち。
心配かけてゴメンヌ

46 倉庫の中 ◆440.V/COZU :2006/11/16(木) 20:56:42 ID:b6iO6u/2
あれ?dat落ち?dat化?
とりあえずログは全部取ってあるので落としてください。

47 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 21:55:17 ID:9dRNDYhu
>>39

何気なく前スレのセシリーの話と繋がってるんだな

48 名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 22:14:41 ID:1+6yb+El
>45-46
乙です(`・ω・´)

49 名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 00:14:46 ID:wwUpLrIG
何日くらい放置しておけばdat化するんだろうか
放置したほうが早いんなら、そのまま放っておくんだが…

50 名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 14:38:21 ID:eb4/JS7d
>>32
GJ!!

51 名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 14:52:54 ID:yd+LHQzV
>>46
「dat落ち」はスレが過去ログ倉庫に入り読めなくなること。
dat落ちしたログは「html化」されるとIEでも読めるようになる
けどそれは昔の話で、もう3〜4年はhtml化してないんじゃなかったかな。

>>49
俺の計算が確かなら11/18 14:05:24以降にdat落ちする。
多少遅れる可能性はあるが、どんなに遅くても来週月曜にはIEから読めなくなるだろう。
(IEにアドレス直打ちすると「このスレッドは過去ログ倉庫に〜」と出る状態になる)

専ブラにログをとっておくなら今夜中に読み込んでおいたほうがいい。

52 名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 19:01:29 ID:SLPY4yHN
ウザ

53 名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 21:44:28 ID:wwUpLrIG
明日落ちるなら、今日必死になって埋めなくても良かったのに

54 名無しさん@ピンキー :2006/11/18(土) 04:12:43 ID:QWM93Dgb
むしろ、1レス当たりの容量を減らして、
1000レスまで埋めてくれれば、
29に拾ってもらえたかも知れん罠

55  ◆440.V/COZU :2006/11/19(日) 17:59:43 ID:k9bQdxAC
ごめん保管庫移動した。
http://red.ribbon.to/~farm/
いつものことだが適当。

56 名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 18:16:12 ID:6jD7eM4X
表示されないよ…

57 名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 18:28:23 ID:8XLtnAWO
俺は普通に表示されるが・・・

58 名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 20:50:59 ID:JryZkDHA
俺も見れたですよ〜移動乙です

59 名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 23:24:49 ID:7qJwLnm/
404デター

60 ビアンカ その後 0/7 :2006/11/19(日) 23:42:35 ID:x2UlAT8y
SSまえがき

前スレでビアンカを書いたものです。
続編のリクがあったので書いてみました。
毎回エロが書けなくてやってなかったのですが、入れてみました。微妙ですが。
エロがほしい人にも満足してもらえるように頑張りましたが、それ以外のところがかなり長いです。
暇なときに見てください。

あと、ラグナがちょっとSで ビアンカが恥ずかしい目に会うようなハードな話しのような気もするので、気になる方は気をつけてください。

61 ビアンカ その後 1/7 :2006/11/19(日) 23:47:29 ID:x2UlAT8y

注意:ちょっぴりハードです。気になる方はお気を付けください。





山の空気は日に日に純度を増し、冷たくなっていく。
青空は遥か高く、秋のやわらかい陽の光が、開けた牧場に溜まる様に注いでいた。
ラグナは朝から、畑の野菜の収穫をしていた。
ここにもじき冬が来る。
あともう何度収穫できるだろうか。
ビアンカは、寒くないのだろうか、薄着にマフラーだけ巻いて、椅子に座ってラグナの働くのを眺めていた。
椅子はまた家の中から運び出して来ていた。
それどころか、ラグナまで動員してテーブルも運び出していた。
さらに勝手に温かい紅茶まで淹れて、それを飲みながらラグナを眺めていた。
「あぁー、おいし。でも暇ねえ」
あたたかなため息は、寒くなり始めの空気に白く漂い、ほどけるように広がって消えていった。
秋の陽は一日ごとに沈むスピードを早めていく様で、今日の陽もまた、気付けば傾き始めていた。
それを見ていると、木枯らしが一筋。
ビアンカは一瞬身を固くし、目をつむってやり過ごした。
そして、木枯らしを追うように目を遣ると、あの、前にここに来た時の「あの事件」のことが思い出された。
ビアンカと、ラグナに起こったあの事件。
本当にあれは事件だった、と、今になって思う。
あの日、あの後、朝まで彼の家にいた。
そして、何だか寝てるうちに、前の夜のことも随分昔の事のような気になってきて、それどころかラグナとは相当長い付き合いのような気にまでなっていた。
実際は一回きりなのだけれど。
いや、一回きりってそういう事ではなくて、そうだけどそういう事ではなくて、「その」後から、ぐっとラグナと親しくなれた気がしていた。
それで何か勘違いをして、どうもーまた来るわー、みたいな事を言って簡単に帰ろうとしたのだった。
そうしたらラグナが、送りますよ、とか言ってついてきた。
それで二人で、何だか黙りながらビアンカの家まで歩いていると、途中でタバサに出くわした。
何やら袋を抱えていた。
何かと思ったが、帰ってから取りあげてみたら、中身はもち米だった。
完全にバレていた。
あるいはタバサの狙った通りになったのか。
余計な気回しというか、もう、いやがらせかと思った。

顔が赤くなるくらい恥ずかしかったのだけれど、さらにそこで、昨晩のことが正に昨晩のこととして蘇ってきてしまった。


62 ビアンカ その後 2/7 :2006/11/19(日) 23:49:20 ID:x2UlAT8y
その感触だったり、ついにやってしまった、という何とも言えない気持ちだったり、まさか私が、というショックや、そう、達成感のようなものも。
ただ、ラグナと、というところに、ショックをやわらげる何かを感じていた。
それでもあんまり恥ずかしかったものだから、タバサに文句を言った。
あまりにも手際が良いものだから、やる事が早すぎる、と言った。
そうしたら、「それはお嬢様じゃないですか」と逆襲された。
さらに、昨晩のことを根掘り葉掘り、事細かに聞き出された。
もう自分で言うのも恥ずかしくて恥ずかしくて、逃げ出そうとした。
しかし、タバサはどこまでもついて来るし、話術が巧みだったので、結局ほとんど始めから終わりまで言わされてしまった。
本当に恥ずかしくて、話し終わる頃にはベッドまで逃げていって、両手で顔を隠して丸くなっていた。
タバサは一言聞き出す度に喜んだりはしゃいだり、少女に戻ったようだった。
そういう事でとにかくビアンカとラグナは、タバサ公認の仲、ということになった。
けれど、家の中で顔を合わせる度に何だかんだとからかわれるものだから、ついにたまりかねて、こうしてラグナの家に逃げて来たのだった。
昼前、タバサがジャコリヌスの昼食を作っている時間を見計らって、ラグナの家に行くことにした。
ちょっといい服を着て、マフラーだけ巻いて。
部屋のドアを音を立てずに開け、ゆっくり忍び足で階段を降りた。
玄関で調理場のドアに向かって「出掛けてくるわね」と言った。
すると、階段の陰からタバサがゆらりと現れた。
隠れていたのだ。
どのくらい長くかは知らないけど。
「あぁ〜ら、お嬢様。どちらへお出掛けですか?」
「ひっ!」
「ええ、いいですよ。あ、お泊まり!ええ、ええ、いいですよ。なら夕ご飯はいりませんね。」
「あ、あああの……」
「じゃあお嬢様、今夜も」
何故かここでタバサがにやりとした。
「頑張ってくださいねぇ〜、ウフフ」
「(なんで私そんなエロ女みたいになってるの!?)」
ものすごいやらしい微笑みを浮かべながらタバサが近付いて来る。
「し、知らない!」
と言ってビアンカは逃げるように玄関を飛び出した。
そうしてビアンカはラグナの家まで来たのだった。


63 ビアンカ その後 3/7 :2006/11/19(日) 23:51:49 ID:x2UlAT8y
陽は沈みに入ったが、まだ赤らむ程ではない。
その前にラグナの作業も終わった。
「寒くなってきましたね。家に入りましょうか」
「そうね」
冷たくなった紅茶を飲み干すと、ビアンカは、ラグナと二人懸かりでテーブルを家に運び込んだ。
「えーと、何か温まるもの……あ。」
ラグナが何か困ったような声を出した。
「どうしたの?」
「あの、何か温まるものでも、と思ったんですけど、またシチューが……。」
見ると、ガス台にシチューの鍋が乗っている。
「……いいわよ、シチュー、好きだし」
「いいですか?じゃあ、そうしましょう」
ラグナは、調理場に行き、シチューを温め始めた。
ビアンカは、いつかのようにラグナを待っている。
手は膝の上、黙ってラグナの作業するのを見ている。
やがて温められ、かき混ぜられたシチューの香りが部屋に広がり始めた。
この香りも、あの事を思い出させた。
あの日、この部屋で起こった事を。
「どうぞ、できました」
ラグナの手により、テーブルにシチューが二皿並べられた。
いただきますを言った後、二人黙って一口目を口に運んだ。
ラグナはビアンカの様子を窺う。
「……どうですか?」
「もう、ゆっくり食べさせてよ」
「あ、すいません」
「……おいしいわよ」
「本当ですか!」
「ええ、何だか前よりおいしい気がする」
それは、前より寒かったのもあったかもしれない。
単純に、前に一度食べていくらか味に慣れたからかも知れない。
けれど、それ以上に、ラグナはあれから練習したようだった。
おそらく今日シチューがあったのも……。
照れ隠しにか、ラグナが口を開いた。
「あの、あれから、何かありましたか?」
ビアンカは、ああ、そうそう、タバサが……、と思い立って、はっとした。
「い、いえ、別に……」
「そうですか。タバサさんに何か言われませんでしたか?」
「だっ、大丈夫よ。何で?」
「こういう事になってしまったから、家の方には言わないと、と思って」
「あ、そうね、そのうちね」
──そうだ、タバサったら、お泊まり頑張って、なんて言ってたわね。
天の邪鬼が出てしまった。
すっぱり帰る事にした。
シチューを食べ終わると、ビアンカは立ち上がった。
「ごちそうさま。そろそろ帰らないと」
「おかわりいいんですか?」


64 ビアンカ その後 4/7 :2006/11/19(日) 23:54:10 ID:x2UlAT8y
「ええ」
あまり話してると、また前みたいに帰りたくなくなる気がして、急いで家から出ようとした。
「あ、ちょっと待ってください」
呼び止められ、つい立ち止まってしまった。
ラグナは立ち上がり、歩いてきた。
何をするのかと思ってビアンカが動けないでいると、突然抱え上げられてしまった。
驚いているうちに、ベッドに座らされた。
ラグナも隣りに座った。
「……するの?」
「だめですか?」
「うん……じゃあ、……キスだけなら」
「……分かりました」
それだけして、お礼を言って帰るつもりだった。
ラグナはビアンカを優しく抱きしめ、唇を合わせるだけの緩やかなキスをした。
ビアンカは静かに目をつむり、されるがままになった。
しかし、いつまでたってもラグナは唇を離そうとしなかった。
ビアンカが恥ずかしくなってきて離れようとしても、ラグナは離さなかった。
「んー!」
もがけば唇の感触が強く感じられ、心臓の脈打つのが早くなっていった。
それをラグナに聞かれていると思うと、それもまた恥ずかしかった。
顔が熱い。
一秒ごとに意識が飛んでいく。
頭が沸騰しそう。
ようやく離れた時は、頭がぼうっとして、涎を垂らしていた。
途端に顔を覆ってベッドにうつぶせた。
自分の乱れた姿が恥ずかしくて仕方無かった。
呼吸が乱れて、大きく息をしていた。
すると、ラグナが覆いかぶさってきた。
手がうつぶせになった胸の辺りに滑り込み、服の上から撫でられた。
「あっ、ずるい……」
そのまま抱き起こされ、襟元を開かれて手を入れられた。「ひぁっ!」
ラグナの手が冷えていて、驚いて声が出てしまった。
ラグナは構わずに指を這わせる。
「したくないですか?」
ラグナは、ビアンカを自分の方に向き直らせて、聞いた。
「だ、だって……」
ビアンカは赤い顔で、目を逸らしてどもったが、そこにラグナはもう一度キスをした。
そのまま体を倒し、キスを続けた。
唇を離すと、ビアンカは力が抜けたようになって、ラグナを見つめていた。
ラグナは仰向けになっているビアンカの膝を立てて、スカートを捲り上げた。
「あ……、何、してるの……」
ビアンカにはスカートで見えなかったが、ラグナはビアンカのタイツと下着を捲り、そこに指を突っ込み、掻き回した。
「あぁっ!?」


65 ビアンカ その後 5/7 :2006/11/19(日) 23:56:33 ID:x2UlAT8y
見えなかったが、ビアンカにも、自分のどこに何が入っているかは分かった。
「あっ、あ、ああ……」
「こういう風にされるの、好きですか?」
気持ち良さそうにしているビアンカを見てラグナが言った言葉は、ビアンカをまた真っ赤にした。
「……っ、し、知らない……」
「そうですか……」
そう言うとラグナは指を引き抜いた。
「あ……」
ビアンカはスカートの向うを見ようとしたが、その時、同じ場所に舌が挿し込まれた。
「あ!や!あっ!」
そのままラグナは執拗にその中を探った。
「うぁっ!あ!ああぁっ!」
小さく声を上げながら、ビアンカはシーツを掴んでのけぞった。
「ビアンカさん……いいですか?」
「あぁ……っ、ま、待って、服、汚れちゃう……」
そう言うとビアンカはベッドから降り、服を脱ぎ始めた。
そのしぐささえ、しとやかで美しかった。
その身体は随分華奢で、薄暗くなった中でも白い肌がまばゆかった。
ラグナの意向により、頭のリボンは残された。
ラグナはビアンカが服を脱いでいるのを大人しく待っていたが、ビアンカが服を畳んでいると、誰かがドアを叩いた。
ビアンカは驚いてベッドに上がり、ラグナにしがみついた
数回ノックした後、ミストの呼ぶ声が聞こえた。
「ラグナさん、いますか?」
ビアンカはまた真っ赤だ。
幸い、秋の日暮れの早いのが留守を演出してくれていた。
いや、ミストはそれでも入ってきかねない。
二人が静かにしていると、窓からミストが顔を出した。
部屋を見回して、真っ直ぐこちらを見た。
ビアンカはもう涙目になっていた。
しかし、ミストは顔色一つ変えずにこちらを見ている。
どうやら、まだ明るさの残る外からは、家の中の様子がいくら目を凝らしても全く見えないようだった。
ミストは、ラグナが寝てはいないかとベッドを見ようとしてみただけだった。
それに気付いたラグナはビアンカに襲いかかった。
ビアンカを寝かせ、閉じていた足を開いた。
「や、やぁっ、恥ずかしい……」
「大丈夫です、見えてません。でも、声を出したら入ってくるかもしれませんね。鍵は開いてますから」
それでビアンカは怯えて、口を両手で塞いだ。
それを見てラグナは、ビアンカを待っていた自分のものを、ビアンカに無理矢理挿し込んだ。
「────!」
声にならない小さな悲鳴が漏れた。


66 ビアンカ その後 6/6 :2006/11/20(月) 00:00:07 ID:+N1OTVyn
ビアンカは口を押さえながら首を横に振ったが、ラグナは腰を動かし続けた。
「んっ!んんっ!」
ビアンカは必死に声が出ないように口を押さえたが、どうしても声が漏れてしまう。
ビアンカが窓を見ると、ミストがこちらを見ていた。
どうしても、裸の自分達を、繋がっているところをじっくりと見られているとしか思えなかった。
「(だめ、見てる……っ)」
もう何も考えられなかった。
やがてミストはあきらめて帰っていった。

「もう声を出しても大丈夫ですよ」
「ぷはぁっ、ラグ、ナぁ……ああ!ああぁっ!」
「何ですか?」
意地悪をして、動きを強めながら聞いた。
「私、あっ!もう……っ!あっ!あっ!あ!」
そこでビアンカは、ラグナに手を伸ばし、自分からキスをした。
ラグナとのキスが気持ち良かったのだろう。
そして、絶頂に達する時にもう一度それを感じたかったのだろう。
そうして、二人は一緒に絶頂に達した。


「はあ……、またしちゃった……」
しばらくして、落ち着いたビアンカが呟いた。
「だめなんですか?」
ラグナが笑いながら聞いた。
「だめよ、来るたびやってるなんて……」
「したくないんですか?」
「う……」
「もう一回しましょうか」
そう言ってラグナはビアンカの方に手を伸ばした。
「だっ、だめ!」
ビアンカは起き上がった。
「そ、そう、これから帰れば間に合うわ!うん!」
そう言うとビアンカは服を着始めた。
さっさと着替えを済ませると、
「じゃあね!また来るね!」
と言って、足早に帰っていった。
しかし実は、脱いだ服をきれいに畳んでいたせいか、タイツを穿き忘れていた。
結局、そのせいでタバサにからかわれる事になるのだった。





おわり

67 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 00:05:55 ID:+N1OTVyn
またページ数をミスりました、すいません。
ちょっとタイミングよくなかったかもしれませんが大丈夫でしょうか。
頭のリボンを見ながら考えた話しでしたが、キャラの方は大丈夫だったでしょうか。
読んでる方のイメージと違うかも知れません、すいません。
あと、ビアンカのはいてる白いのがタイツなのかどうかも不安です。

68 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 00:38:24 ID:wFQYu3Xv
>55
Forbidden
てなるんだけど(´;ω;`)

69 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 00:40:18 ID:ZTpi6fXA
GJ!
職人が居づらくないようにしなきゃいけない感じだなぁ・・・

70 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 00:44:02 ID:5SxE5H9Z
>>60
GJ!!!

71 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 00:59:33 ID:GhbMqmS+
すばらしい出来でした!
ぜひまた書いてください〜^^/

72 68 :2006/11/20(月) 01:27:44 ID:wFQYu3Xv
スマソ
前のアドレスからなら飛べた

73 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 05:39:49 ID:45PWV56A
>>55
「専用うp ろだ」のcgi直リンは403吐くので、
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/にリンクした方がいいよ!

74 名無しさん@ピンキー :2006/11/20(月) 14:12:39 ID:m01S1SuX
>>53
スレがdat落ちする条件のひとつに「980レスまたは512KBを超えて24時間書き込みがない」というのがあってな。
1000行ったスレと512KB超は、「それ以上書き込みできない」から24時間後にdat落ちするわけだ。
前スレは512KBにも980レスにも満たなかったので、あのまま放置していたら圧縮までdat落ちせず残っていただろう。
つまり「明日落ちる」のは「今日必死に埋めたから」。
>>51で11/18 14:05:24にdat落ちと書いたのは、前スレの最後が11/17 14:05:23になってるから。

>>54
前スレを俺が埋める前のレス数が734。ということは残りレス数は266。
名前に1バイト、本文空欄で書き込んでも43バイト使うから、43x266=11438。
埋める前(734の時点)のバイト数は覚えてないが、埋め立てた分から逆算すると510858バイト。
つまり、510858+11438=522296で512000バイトを超えてしまうから
「1レス当たりの容量を減らして、1000レスまで埋めてくれれば、29に拾ってもらえた」
ってのは物理的に無理。
計算上、761レス目で512019バイトとなり、それ以上書き込めなくなる。

75 名無しさん@ピンキー :2006/11/22(水) 14:23:52 ID:1aKQ4PKY
テラウザス


76 名無しさん@ピンキー :2006/11/22(水) 18:23:15 ID:RCo5N9c9
前スレ>>734
超遅レスで申し訳ないがどっかに固めてうpろうか?
今日中に返事あったら明日の昼中には上げる

77 名無しさん@ピンキー :2006/11/23(木) 00:21:15 ID:KaVC/ScI
734じゃないけど(その前後だが)頼んだ。
双葉に行きはじめたのつい最近でさ

78 名無しさん@ピンキー :2006/11/23(木) 11:30:03 ID:bygfrnbe
>>77
おk
苺1のnm1971.zip
パスはルーンファクトリー

79 名無しさん@ピンキー :2006/11/23(木) 11:34:37 ID:bygfrnbe
誰が何かいてるのかわからないのが難点だ

80 前スレ734 :2006/11/23(木) 15:27:56 ID:rRnBIx15
>>78
ありがとう!

81 名無しさん@ピンキー :2006/11/23(木) 21:32:55 ID:5L1sfMtJ
>>76
ありがとう、助かったよ!

82 名無しさん@ピンキー :2006/11/24(金) 11:12:54 ID:rkY13J3l
シャドウ乳搾りシリーズが面白すぎる。

83 名無しさん@ピンキー :2006/11/24(金) 11:30:07 ID:sAHGsUWW
タバサのシャドウ乳搾りがみつからねぇ<(;'A`)>保存し忘れたのかしら

84 名無しさん@ピンキー :2006/11/26(日) 18:08:41 ID:AMbmCqGK
tes

85 名無しさん@ピンキー :2006/11/26(日) 22:48:53 ID:QCtQ4KX6
急に減速したなぁ……
今までが異常なだけか?

86 名無しさん@ピンキー :2006/11/26(日) 22:52:12 ID:rpI7aSvj
sage

87 名無しさん@ピンキー :2006/11/26(日) 23:45:37 ID:vaBO4v3u
今までが異常なだけだと。ほとんどの時期はこんなもんよ。
とりあえず一年くらい前にリオン予告した奴早く来い・・・と。

88 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 10:52:45 ID:p/CqjoSh
>>49>>53>>54
これだけは聞いておこうかな

前スレ、埋めない方がよかったか?


89 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 12:54:04 ID:xOkeDaGP
頼む、誰かシャドウ乳搾りシリーズとやらを読ませてくれorz

90 前スレ734 :2006/11/27(月) 16:43:53 ID:RalFUwY7
>>89
>>78

シャドウ乳搾りシリーズの人は続きを書かないのかね?

91 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 16:49:41 ID:RalFUwY7
うぉ・・。
名前を消し忘れてた・・。

92 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 20:35:09 ID:LVf7WY4G

「ラグナさん、六軍団を作りませんか?」

 雨の日の午後は暇らしいミスト。
 それゆえに梅雨時ともなるとラグナの家に入り浸る日も多い。
 どこから持ってきたのかはわからないが、暇つぶしの本をダラケ読みしながらミストが言った。

「作りませんか? って言われても、何が何だか……」

 ラグナの言葉は尤もな話だ。目の前の女の人の唐突性やら天然性やらは理解しつつも、思考までは
読めるはずもない。いきなり六軍団と言われても、話は通じないだろう。

「六軍団は六軍団です。今回ぜークス帝国が攻めてきたときは幸運にも何とかなりましたが、
 次に攻めてきた時はどうなるかわかりません。そのための六軍団です」

 何を興奮しているのか、身振り手振りを交えつつ説明するミスト。どうやら手に持っている本は
漫画のようである。

「はぁ」
「もうメンバーも決めてあるんですよ」

 テンション高めなミストについていけないのか、締まらない返事なラグナ。

「不死騎団!! 黄泉の世界から誘われし、不死身の軍団!! 死を恐れぬ者の戦いは全てを滅ぼします!!」
「はぁ、ファストとメロウですか」(鎌持ってる死神っぽい奴ね)
「氷炎魔団!! 灼熱の炎と凍てつく吹雪から生まれし生命体!! 彼らは全てを燃やし尽くし、全てを凍らせます!!」
「えっと、ツンドレとイグニですか」(火と水のやつ)
「妖魔士団!! 比類なき魔力を操り、強力な魔術を駆使する魔術師達!! 彼らの振るう魔法は全てを破壊するでしょう!!」
「メイメイとウィウィですか」(杖持ってるやつ)
「百獣魔団!! 凶暴な力と凶悪な野生が溢れる獣の軍団!! 彼らが蹂躙した後は何も残りません!!」
「……ここだけ多いですね」 
「超竜軍団!! 最強の生物と名高いドラゴンの軍団!! 最強の軍団に相応しい力で敵を圧倒します!!」
「ドラドラしかいませんね」
「魔影軍団!! ……はわたしがやりますね」
「ミストだけに……ですか」


93 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 21:53:02 ID:XBez3SK7
GJ
エロなしだけど面白かったb

94 名無しさん@ピンキー :2006/11/27(月) 22:19:54 ID:K4yjTp9l
ダイの大冒険・・・ナツカシス

大人の事情でJUSからは外されるorz

95 名無しさん@ピンキー :2006/11/28(火) 00:55:56 ID:HET3uQB+
永遠の若さを手に入れるのが目的だな。

96 736 :2006/11/28(火) 15:35:28 ID:8owtyNoA
そしてカイザーフェニックスを放つミストさん・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

97 名無しさん@ピンキー :2006/11/28(火) 17:09:23 ID:gUVnh/1s
>>90
携帯から見る方法…は無い?
>>92
GJ!

98 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 01:05:52 ID:6aNyLRgW
あのー・・・。
ラグナ×リネットで、普通に汁エロで、ラグナがそこはかとなく青くて、
月並みかもしれなくて、改行がどう表示されるか少し心配な今日この頃。
素敵な職人さんのユーモアとエロ溢れるこのスレに、
漏れの暴走SSを投下しても良いですか?
つうか、需要ありますか?
電話(レス)下さい…待ってます…ボス…


99 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 01:12:59 ID:QcEucwup
>>98
ものすごい勢いで投稿されるのを待ってます

100 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 01:17:03 ID:iqSacY6C
>>98
俺が許可する、さぁコイやー!

101 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 01:21:17 ID:6aNyLRgW
>>99さん
なんて勢いですか、ボス!(笑
たった七分でのレス、有難うございます!
では、貴重な一名様の需要に感謝の念を抱きつつ、
29日中に投下させて頂きます。明日はバイト夜だから昼に投下かな?
つうか、昼間っからナニやってんだ自分wwwwwwwwwww
恥ずかしい漏れをもっと見てくれえええええ!!

102 過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/11/29(水) 01:22:18 ID:+Tjggjvv
こんなタイミングで3の絵をお届けします。

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [593]



103 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 01:23:21 ID:6aNyLRgW
>>100さん
ああッ!もう一人のボスが!!
何て男気溢れるバッチ来いなんだ!!(笑

104 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 06:33:45 ID:b50J8+WR
リネット好きな俺がワクテカしながら待ってるぜ。

105 リネット0/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:21:07 ID:6aNyLRgW
予告どおり投下させていただきます。

注1・ラグナ×リネットで初夜モノのエロです
注2・文章が上手くないので、クドいかも。
注3・原作(ゲーム)ではリネットの押しが強かった感じですが、
自分の好みにより、このSSではラグナが押し押しです。
注4・暴走SSにつき、うっかり書いた青臭いラヴレターを好きな人に
送ってしまった後の様な感じがします。
注5・イナカモンの自分はまだアンソロを手に入れてないので、何かしら
かぶってたりしたらスマソ。
注6・ごめんなさい。

以上の事に同意出来る方、良かったら読んでやって下さい。

106 リネット1/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:21:47 ID:6aNyLRgW
まさか自分の身に、この様な事が起こるとは。

リネットは目の前の場景を目を細めて見つめた。
笑いさざめくカルディアの人々。豪華な料理が温かな湯気を立て、グラスの中の
ワインがキャンドルの明かりを通してルビー色に輝く。
この寒い冬の最中、見るもの全てが暖かい光に包まれている…。

町の娘が駆け寄って来て、ドレスを身に纏った自分を見つめて溜息をついた。
「…何か…おかしいか?」
リネットは真直ぐに娘の目を見つめ、言った。
「え…あの……そうじゃなくって…あの…」
「トルテさん、リネットさんがとても綺麗だから…そうでしょう?」
場をとりなす様に二人の間に入ってきた男は、柔和な微笑を浮かべ、そう言った。
男は…ラグナは、リネットと同じ色の白いタキシードを身に纏っていた。
トルテは我が意を得たり、という顔で首を縦に振って必死な顔で言った。
「は…はい、そうです…リネットさん、とっても……綺麗…素敵です…」
「そッ…そうか…。いや、すまない、トルテ嬢。あ…ありがとう。…ム…」
礼を言った後、急に面映くなったリネットは右手で目を覆った。
つるりとした感触が目蓋を撫でる。
(しまった!手袋に化粧が…!)
その手袋も、今日ばかりはいつもの無骨な物ではなく、繊細なレースで縁をとった、
華奢なシルクの手袋だった。

107 リネット2/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:22:54 ID:6aNyLRgW
冬が始まったばかりのある日、リネットはラグナに求婚された。
毎日、ヨーグルトやらなにやらを贈る為に自分の許に訪れていた
「元・手駒ラグナ」に対し、
「居場所の無くなった自分に同情しているのだろうか」「馬鹿らしくお人よし」
としか思っていなかった(と、自分では思っていた)リネットは、当然面食らった。
しかし、急に襲われた今まで感じたことの無い甘い感情に逆らえず、リネットは
差し出されたラグナの手の上に自分の手の平を重ねた。
頭で考えずに、心で行動するなど今まで無かった「元・少佐」は、
運命のめぐり合わせと自分のとった行動に戸惑いつつも、
心の一方で涙腺の熱くなる様な幸福感に酔いしれていた。

そして急に目まぐるしく時間が過ぎて今、結婚式・披露宴の場に立っている。
実感がいまいち湧かない。
まるで一炊の夢の様…もしかしたら今ここでドレスの裾を踏んで転びでもしたら
覚める他愛の無い夢なのかもしれない。
…それにしても、本当に何故ドレスとはこんな活動的ではない形状をしているのか。


「ラグナ殿、こう裾の長いドレスは少女時代以降着た事が無かったが…歩き難いな。」
「お姫様抱っこして帰りましょうか?」
「何を…!!?」
真っ赤な頬をしてラグナを睨むリネットだったが、ラグナはニコニコと笑って
正面からリネットの肩を抱いた。
トルテは「まあ…」と再びうっとりと溜息をついた。

108 リネット3/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:24:02 ID:6aNyLRgW
新たな夫婦となった二人は、町の人々に見送られながら式場を後にする。
ラグナは、思いのほか力強い腕でリネットを抱き上げた。

「やめてくれ、恥ずかしい!」
「やめません。」
「今着ているドレスなら、歩ける!」

確かに今纏っている、披露宴の途中で着替えたドレスはウェディングドレスよりは
布地が少なく、身軽だ。しかしラグナは「いや、わかりませんよ?」と
とぼけた事を言って、リネットを離そうとはしない。それどころか、
リネットを一層強く抱き締め、幸せそうに笑った。
人々が歓声をあげる。リネットは「この男は…!」と毒づいたが、実際
彼女が恥ずかしがっているのは、いわゆる「お姫様抱っこ」をされた事ではなく
「これから、帰る場所が一緒なのだ」という事と、「帰ったらとうとう
起こってしまうであろう事件」を、自分達がベタベタと密着する事によって
町の皆に鮮烈に想像されてしまう事だった。
そんな周知の事を気にするなど無駄といえば無駄だが、今まで女性らしく
生きてこなかったリネットは、真剣にその事で心を乱されていたのだった。

「さあ、帰りましょう。」
「…」

ラグナの腕の中で憮然としてしていたリネットだが、宿屋の女主人であるアンが
「そのドレスだけじゃちょっと寒いんじゃないか?冷やすんじゃないよ!」
と手渡してくれた毛皮のケープがラグナの手でかけられると、その暖かさと
気遣いに、自分が些末なことを気にしていた事が申し訳なくなった。

(私は、祝福されているのだ…)

「ああ、帰ろう、ラグナ殿。」

109 リネット4/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:24:49 ID:6aNyLRgW
沈黙。
激しい鼓動と耳鳴りが今一番大きく聞こえる音だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
怖い。
とても、怖い。

牧場の家に帰り着き、ベッドに下ろされたリネットはにわかに高鳴り始めた
心臓を落ち着かせようと腐心したが、無駄な事だった。


求婚されてから今までも、ラグナと肌を合わせたことはまだ無い。
それどころか、そもそもリネットに「経験」は無い。
理由は簡単な事で、リネットが認める様な「強い」男が今までいなかった故だ。
それだけ、軍人としてのリネットは早い頃からあらゆる面で抜きん出ていた。
ラグナの経験については…わからない。少し前まで軍事上の道具扱いを
していた男のそんな情報など必要としていなかったからだ。

どんな未知の戦場に出ようと動じなかった自分が。
どんな大きな傷を負っても、片目の光を無くした時にも平常心を保てた自分が。
今、破瓜を思ってこんなにも動揺している。
いや、痛みではなく、自分の中に男を受け入れるという想像不可能な行為を
恐れている。

「あの、ラ、ラ、ラグナ、殿…」
ラグナはいつしか、リネットの瞳を優しく、熱っぽく見つめていた。
あまり見つめないで欲しい。でも、見つめられるのは何か心地良い。
「ラグナ殿、私 は、 」
ラグナは有無を言わさずリネットの唇を自分の唇で塞いだ。
心臓が飛び出しそうな気がしたリネットだったが、深く、浅く唇を
吸われるうちに頭の中がとろけていく様な心地良さを感じ、

ゆっくり目を閉じた。


110 リネット5/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:25:59 ID:6aNyLRgW
シルクのドレスの胸元がゆっくり手繰られていく。衣擦れの音。
滑らかな布に嬲られた乳首が敏感に反応して、きゅっと硬くなる。
そこに布が僅かに引っ掛かり、乳房を弾いた。ぷるん、と大きく揺れて
形の良い、柔らかそうな乳房が露わになった。

「ッあ……」

唐突な刺激に、無意識に甘い声が漏れる。
一息置いて、リネットはバツの悪そうな顔をしたが再びぎゅっと目を閉じた。
首筋を軽く吸ったラグナの唇が徐々に下へおりて来る。
それだけで、リネットは自分の秘部がジンジンと疼いてくるのを感じた。

(私の身体は、こういう反応が出来たのか…。)

そんな事を考えながら、襲ってくる快感に一生懸命耐えていた。
漏れる嬌声を噛み殺す度、桃色に上気し始めた乳房が震える。

するすると全ての衣服が脱がされ、リネットの裸の肉体が外気に晒された。
美しく引き締まった筋肉の上に、女性らしいふくよかさがコーティングされた
造詣を目の前にし、ラグナは心を奪われた。
リネットの方は、身構えていた(期待していた?)刺激が襲ってこないので
そっと片目を開けてラグナを見やった。

ラグナは、また真摯な熱っぽい瞳でリネットの目を見つめていた。
「こう言ったら、リネットさんはまた「やめてくれ」って怒るかもしれませんが
…とても、とても綺麗です。本当に…。」
ラグナは目を細めて、一句一句に心を込める様に囁いた。
それを聞いたリネットは、何故か泣きそうに目を潤ませた。

「ラグナ殿、私は……ちゃんと女だったみたいだ。」
はたから見たら珍妙な会話だったろう。
しかし、ラグナはリネットの言わんとしている事を汲み取って、ええ、と小さく
頷いて、穏やかに笑った。

リネットは腕を伸ばし、上にのしかかっているラグナの首に回して
自分の胸に抱き寄せた。


111 リネット6/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:26:34 ID:6aNyLRgW

ラグナの頬に感じられる柔らかい感触。その中で一部、目尻あたりを突付く硬い突起。
今日だけ特別につけた香水に混じったリネットの肌の香り。
聴こえてくる速い鼓動。甘い吐息。
全てがラグナの熱情を煽った。
ラグナは顔を起こし、少々乱暴にリネットの両乳房を手の平で包むと、
指の間から覗く乳首をきつく吸い、軽く歯で噛んだ。

「あっ!あああぁッ!!」

もはや、リネットは声を抑えることはしなかった。
襲い来る快楽に身を任せ、ラグナの唇を、舌を求めた。
無意識に背中が仰け反り、月経の時とは違う、熱い液体が秘部を潤すのを感じる。

「ラグナ殿も服を…。」
促されたラグナはもどかしそうに厳重な礼服を脱ぎ、二人は裸の身体を初めて
密着させた。
(なんて心地良い…)
抱き合っているだけで、もう意識が溶けて流れてしまいそうなリネットだったが、
粘液に濡れる内腿にコツンと何か硬い物が当たって我に返った。

「あッ…」
それは、初めて見る物…屹立したラグナのペニスだった。思わず、じっと
凝視してしまう。びくびくと脈動する様は何か不気味な感じがしたが、
(これが私の中に入ってくるのか)と思うと、不思議と愛しく思えた。
手を伸ばし、そっと手の平で包んでみる。
「あ…リネットさん…。」
ラグナがビクッと身を震わせる。リネットは、その熱さと硬さに内心驚きつつ
初めて目にする状態のそれのラインを興味深げになぞってみる。
そして、指を動かすたびに反応するラグナの顔を好奇心たっぷりに見つめた。
ラグナの、どちらかと言うと幼い顔が色っぽく表情を変えるのを見たくて
指の動きは自然にエスカレートしていく。
こういう時、男がこんな無防備な顔をするとは知らなかったのだ。


112 リネット7/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:27:20 ID:6aNyLRgW
そして、こんな事をしたら男がどんな行動に出るかも知らなかった。
ラグナは急にリネットの手首を乱暴に掴み、その体を組み敷いた。

「!ラグナ殿、まだッ…いや!」
柄でもない声を出してしまった自分に驚きつつ涙目でラグナの方に顔を向ける
リネット。ラグナは事を急いた自分に照れたのか、ちいさく「ごめんなさい」と言い、
手首を掴んだ手を離した。そしてその手を、リネットの下の繁みの中心に…
しとどに愛液を垂らしている部分に持っていった。

ぐちゅぅ、といやらしい音を立て、ラグナの中指が根元まで飲み込まれていった。
いったん引き抜き、また挿し入れる。それを繰り返す。
一見細く見えるラグナの指は、日々の農作業と戦闘で、関節が節くれだっていた。

「あっ…うッ…んんん……」
リネットは、指が奥深くを突く度に短く嬌声を上げた。
少し、痛い。でも。
「きもちっ…い、い…」
その声に触発されたのか、ラグナはいっそう激しく指を抜き挿ししたり、中で軽く
指を曲げてまだ硬い膣壁を擦りあげたり、掻き回したりした。
「ああぁん!んぅッ!」
リネットの反応も激しくなっていく。ラグナの指から逃げる様に、そしてラグナの
指を貪る様に腰を動かす。
家の外は冷たい冴えた空気と雪があらゆる音を包み込み、しんと静まり返っていたが、
家の中ではぐちゅぐちゅと淫靡な音が大きく響いていた。
少し前のリネットなら、羞恥心が勝っていただろう。
しかし今はただ、与えられる快楽を受け止め、さらにもっと、もっと、と貪欲に
欲していた。

リンゴが落ちて何かに気付く直前、そんな感覚も心の片隅にあったが、リネットは
その時、微塵もそれには頓着しなかったのだった。

113 リネット8/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:27:58 ID:6aNyLRgW
ラグナは一度、指を引き抜いた。纏わり付く愛液が糸を引く。
リネットは脚に力が入らなくなり、横向きに倒れて大きく一息を吐いた。
「膣の中が…痙攣している…?」
自分の身体に起きた反応に気付いたリネットだったが、次の事を
考える間も無く再び快楽の波の中に引き戻された。

脚を大きく開かされ、今度は舌がぬるりと忍び入ってきたのだ。
ラグナの熱い吐息がかかる。
ピンク色の粘膜を左右に押し開かれ、奥に、奥にと舌が挿し入れられる。
これだけでも気が遠くなりそうなのに、さらにラグナは舌先でリネットの
最も敏感な部分-----クリトリスを嬲り始めた。
「リネットさん、ここ、凄く濡れて…こっちもさっきより大きくなってる……。」
上唇を舐めながら、悪戯っぽく言うラグナ。
経験の豊富な女性であったら自然に包皮が剥けて先が露出するところだが、
リネットのそれはラグナが大陰唇の上部を親指で押し上げる事でやっと、
赤く膨らんだ全貌を見せた。
吸い付かれ、舐め転がされ、尖らせた舌先できつく弾かれ、リネットは
脳髄を突き抜ける狂おしい程の快感に、我を忘れていった。

そして、小さな絶頂を何度も迎え、小刻みに収縮する「女の部分」と本能に
命じられるままに、決して自分から言う事は無いだろうと思っていた系統の
言葉を途切れ途切れながら、口にした。

「ラグナ殿、わ…たし…ラグナ殿が……欲しい…今……すぐに…」

114 リネット9/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:28:33 ID:6aNyLRgW

先刻一度、無理にリネットの中に入ろうとしたラグナは今度は慎重だった。
自分のペニスを軽く掴み、「入り口」にあてがうと、まずはゆっくりと
形をなぞる様に上下に動かした。
混じり合う体液。滑りを増して、二人の、元々は同じ器官だった部分が
お互いを刺激しあった。
リネットは、薄目を開けて自分の脚の間を見る。
ラグナのペニスは、数十分前に見た時よりさらに大きく、太くなっていて、
随分と上を向いていた。
本当にコレがちゃんと入るのだろうか。しかし、怖くはない。
今はただ、それで貫かれるのを心待ちにしていた。

(家に帰って来た時、何故あんなに怖かったのだろう?)
ぼんやりと考えている間に、ラグナが低く、穏やかな声で言った。
「リネットさん、…行きます、よ?」
「………ん、」
リネットが小さく頷くと、ラグナはリネットの膝裏辺りで脚を持ち上げ、
腰をぐい、と前に進めた。
「あっ、ラッ…グ…んんんぅ!!」

お互い、途中で何か結合を阻むものがあると感じた。
特にラグナは、おそらくは年上で、世慣れしたリネットにそれがあるとは、
失礼ながら思っていなかったものだから、一瞬腰を進めるのを躊躇した。
指を挿れた時にさえ、ラグナはそれと気付いていなかったのだ。
リネットは確かに痛みを感じてはいたが、軍人だった故の妙なプライドか、
痛みがどうの、という気遣いで行為を中断されるのは今は本意ではなかった。
リネットはこれしきの事、どうでもないとでも言いたげに
「いいんだ、ラグナ殿。そのまま…」
と、ふっと笑うと、ラグナの腰を、引き締まった尻辺りを掴んで自分の
方へと引き寄せる。
次の瞬間リネットは、ひどく熱い物が自分の一番奥深くに突き入れられたのを
感じた。
同時に、所有の焼印を押されたかの様な、甘く被虐的な感情も覚えた。

115 リネット10/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:29:38 ID:6aNyLRgW
ラグナは正直、少し動揺していた。

自分の体の下にいるのは、いつもの雄々しい調子のリネットではなく、
とても女性らしく、クラクラする程の色香を放つ、見た事のない
リネット。もれる喘ぎ声も、普段では想像できない位甘く、甲高い。
[それでも多分に他の女性よりなら多少低い声であろうが。]

得てして女性は多面的なものだろう。しかし…。
目尻に小さな涙を湛えて、切なげに息を吐くリネットを見て、
ラグナは腹の底から強烈な感情が沸き起こって来るのを感じた。
(リネットさん、可愛いです…。堪らない位に。)

すぐにでもリネットの中を自分で満たしてしまいたかった。
しかし、先程ペニスに感じた襞。そしてそれが弾ける感触。

(こういう時はゆっくり、時間をかけるべき、なんだよな?)
記憶が無い為、自分に経験があったかという事も不明なラグナは、
とりあえず少なく新しい知識を総動員させた。
そして繋がったまま、自分の胸の中で身を硬くしているリネットの
髪の毛を、あやす様にしばらく愛撫し続ける事にしたのだった。
腰は動かさず、時々、唇を軽く噛むキスを交えながら。
……容赦なくペニスが締めつけられているのがツライけれど。

リネットは、ラグナの指と唇から、自分を気遣っている心を感じ、
胸を熱くした。
強さ、悪く言えば粗暴さと、包み込む優しさは併せ持てる物だとは、
今まで見て来た男性からは感じられなかった。
軍人のプライドという名の無慈悲さばかりを見てきた。そして、自分も
その同族だったのだ。

でも、ラグナは。

剣聖の強さと、荒ぶる魔物とも仲間になれる優しさを持っている。
そういえば、憎い敵であろう自分をも、タミタヤの恩恵を受けられぬ
武器で傷つけるのを嫌った。
自分は国家の為と言う大義名分の基に
躊躇無くその命を、記憶を、カルディアの町を踏みにじったのに。

116 リネット11/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:30:36 ID:6aNyLRgW
まさか自分の身に、この様な事が起こるとは。

リネットはこの日二度目のセリフを心の中で呟いた。
まさか、私が。男にこの様に組み敷かれ、支配されようとは。
しかも武力ではなく。完全なる無血で。[…今、流血しているのは別として。]
その上、それを至上の心地良さとして感じている。
入り口辺りに感じていた痛みも、もはや快感に変わった。
(ちょっと待て…私は、被虐趣味でもあったのか?)
少し戸惑ったが、自分とラグナの全てを受け入れてみたくなったリネットは
続きをして貰う為にラグナに瞳で訴えかけた。

…私と言うものの完全なる陥落まで、もう少し…

ラグナは、しどけない表情で自分を見つめてくるリネットに再び心を乱され、
噛み付く様なキスを浴びせた。舌を絡める度にくちゅくちゅと音がする。
そしていつしか、ゆっくりとだがお互いに腰を動かし始めたのだった。

「んッ…んふぅッ…ああん…」
リネットは、内側から大きな物で押し広げられる圧迫感と、最奥を激しく
突かれる快楽に、どんどん溺れていった。
肌が肌を叩く湿った音が、そして自分の膣から漏れる淫靡な音が、
リネットを更に興奮させていた。リネットは自分の細い指先を咥え、
与えられる快感に恍惚とした表情を浮かべていた。
そんなリネットを見てラグナも更に熱を増す。
わざと浅く突き入れて先の部分で壁を擦る。初めて指を入れた時には
まだ硬かった粘膜は、ラグナのペニスの動きに呼応して蠢くほどに
柔らかく、纏わり付く様にほぐれてきた。
また奥深くに沈める。リネットが歓喜の声を上げ、ラグナを強く
締めつける。
二人とも知った事では無いが、リネットは普段の鍛錬の結果、自然に
男を狂わせる様な筋肉の構造の下地が出来上がっていた。

117 リネット12/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:31:46 ID:6aNyLRgW

「あっ!!ああぁッ!!ラグナ殿、気持ち、良い…!!んあぁッ!!」
二人はもう、周りの物全てを忘れて淫らな動きを繰り返していた。
リネットは、最初しがみ付いていたシーツから手を離し、自分の乳房を
強く揉みしだきながらラグナの激しい攻めに答えていた。
熱い体はどこに触れられてもヒリヒリ腫れているかのように感じた。

「ぁあっラグナ殿!!離れないで…もっと、ああッあッ!!」
何度も、何度もラグナの名を呼ぶ。
自分の脚を持ち上げているラグナの肩をぐっと引き寄せると、自ずと体を
かなり折り曲げた体勢になる。ペニスが更に深い場所を突いた。
「あんんっ…いい…くふぅ…んっ!」
ラグナの胸板の下でリネットの乳房が円を描いて揺れる。
硬く勃起した乳首がラグナの乳首をかすめる。

(ちょっと、ヤバい。)
ラグナは眉間に皺を寄せつつ、心の中で呟いた。
(リネットさん、まさかこんなに激しいなんて…)
ではどの様な彼女を想像していたかと言うと、特に明確なビジョンは無い。
単純に、普段の様子からはこうなると考えられなかったのだ。
ただ、リネットは陳腐な演技が出来る性格ではない。ラグナは、リネットが
自分を感じてくれている事は真実だ、と確信して何やら嬉しく思った。
(リネットさん…リネットさん…!!!)
じわじわと忍び寄ってくる絶頂の予感に堪えながら、ラグナは規則正しい
リズムで、けれども今までで一番激しい動きで、リネットの子宮を
突き始めた。下腹部や脚に散る飛沫も気に留めず。

「ふ…あああああぁ!!!」
リネットがひと際切なげに喘ぐ。
その瞬間、にわかにラグナのペニスの先をコリコリした粘膜が嬲り、リネットが
大きく背を仰け反らせた。

118 リネット13/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:32:38 ID:6aNyLRgW

「ラグナ殿ぉ…わたし………!!!」
全身を痙攣する様に震わせて、リネットは必死に言葉を告いだ。
もう、絶頂が近い。
(リネットさんの、顔を見ていたい…)
ラグナが、仰け反るリネットに視線を合わすように腰を突き上げると、
ペニスが最奥と前庭を強く摩擦し、ラグナの下の繁みとペニスの付け根が
クリトリスを痛いほどに刺激した。
それが呼び水となり、リネットは「登りつめて」しまった。
膣の奥から背骨を伝い脳に至るまで、気を失わんばかりの電撃の様な快感が
走った。

「っ…あ…は…あああ……!!!!!!!」
声にならない声を上げ、リネットはラグナのペニスを今までとは違う感じで
締め上げた。ラグナからすればむしろ、搾られた、と言った方が適当かもしれない。
リネットの中で二箇所も三箇所も、強烈に搾り上げられたラグナは、自分の
絶頂が唐突に訪れたのを感じ、半ば叫ぶように言った。
「出しますッ…リネットさん!!」
力なくこくこくと頷くリネット。それを見届けたラグナは、くぐもった声と共に
リネットの中に大量の精液を放ったのだった。

「ふ…ううぅ…んん…」
先程迎えた絶頂で痙攣していた内部に、熱いしぶきを浴びて、リネットはまた
小さな絶頂を感じた。
腰を少し浮かした状態で中に射精された為、愛液と精液の混合物が背中側にも腹にも
溢れ出た。白い中に赤い物も混じってはいたが、ほんの少しの事だった。

「はぁ…はぁ…はぁ……」
二人は共に肩で息をしながら情交の余韻に浸る。繋がった部分を離すのが惜しかった。
リネットは閉じていた瞳をそっと開け、自分の支配者・ラグナの瞳を覗き込んだ。
それぞれ色の違う両目はしっとり潤み、普段の気負いも険も、今は全くない。
ラグナは、少し気恥ずかしそうに目を細め、口角を上げるとリネットの瞳を
しっかりと見据えて言った。

「改めて言います。…愛しています、リネットさん。…バレバレかもですけど。」

119 リネット14/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:33:44 ID:6aNyLRgW
ラグナはリネットのしなやかな体を抱きすくめたまま、静かな寝息を立てていた。
本当はリネットが先に眠るまで、彼女のほつれた髪の毛を指で梳るつもりだったらしい。
しかし射精後の気だるい疲労と、リネットに指先で愛撫される首筋の心地良さに、
いつの間にか健やかな眠りについていた。

リネットは、とても疲れていたがなかなか眠りにつく事が出来なかった。
「全く、こんな幼い顔をして…」
苦笑しながら、ラグナの堅い胸板をいとおしげに撫でる。
そして、ぽつりと言った。
「私は、本当にバカだ…。」

リネットは、自分からペニスが引き抜かれる前に聞いた「愛しています」の一言を
反芻していた。「私もだ」と言えば良かったのに、胸が一杯で言えなかった…。
ただただ、子供の様に涙を浮かべ、首を何度も縦に振るしか出来なかった。

「私も、ラグナ殿を愛している。」
明らかな真実。引き金であるリンゴはラグナの一言によってリネットの目の前で落ち、
きちんと役割を果たしていた。
「私は、ラグナ殿を愛している。」

そう、本当は、ラグナに人生を変えられたあのグリード洞窟での時点から。
生きろと言われた時から…。
それなのに、女として自信の無い、臆病極まりない私は自分の愛情も
ラグナの好意も、気付かぬふりでやり過ごしていた。
「バカだ…。バカ…。ラグナ殿にきちんと言わなくては…。私の気持ち…。」

いつ、どんなタイミングで言おう。いや、それより、今訪れようとしている朝、
私はどんな顔をしてラグナ殿と向かい合えば良いのだろう。
どうしよう、どうしよう…。

リネットは、そう思い悩むうちに浅い眠りに落ちて行った。

120 リネット15/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:34:15 ID:6aNyLRgW
ラグナは、部屋に漂う香ばしい空気に気付き、ぼんやりと目を開けた。
リネットが、いつものかっちりした衣装で台所に立っていた。
初めて聞くリネットの鼻歌。…あまり歌は得意ではなさそうだ。
歩く度にラグナの視線の高さで揺れる尻が、いつもより随分艶めかしく見える。

リネットが踵を返し、こちらに向き直って凛々しい口調で言う。
「起床時間だ、ラグナ殿!!」
…とりあえず、いつもの調子で接する事に決めたらしい。
我ながら、可愛くないな、とは思ったが。
「今、お弁当を作っている。顔を洗って…あ…」
リネットの視線がラグナの股間辺りの盛り上がったシーツに集中した。
男性の、無意識に起こる生理現象。
それを知らないリネットは、昨夜自分を攻めたてたラグナのものと、あの時の
自分の痴態を思い出し、真っ赤に顔を上気させた。
「ん…知らなかったぞ…。ラグナ殿がそんなにも…」
目線を逸らし、らしくもなく何やらごにょごにょと言葉を濁すリネット。
「ち!違いますよ!!??」
何か勘違いされているようなので、ラグナは慌てて言い繕った。
「あの、なんていうか、男って大概そんなモノです!!多分!!」
「そうか、理解した!」

……理解していなかった。というか、勘違いしたままだった。

それから一時間弱、リネットは服を着たまま、ラグナの上で腰を
揺り動かした。
そして、ここぞとばかりに、たくさん、言いたかった言葉を伝えた。
「愛している」「愛している」…

もちろん、オーブンの中のお弁当第一号・アップルパイはその間に
炭になってしまったけれど。

「朝勃ち」の意味を後で説明したところ、強烈なボディーブローを
喰らわされたラグナであったけれど。

まさか自分の身に、この様な事が起こるとは。
リネットは再三、同じセリフを繰り返した。
こんな幸せが。こんなに熱くて激しく気持ちの良い事が。こんな平和が…。


121 リネット16/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:35:30 ID:6aNyLRgW

後日談。暖かな風の吹く春の公園での話。

「まぁ、ラグナさんの記憶、戻るものではないのですね…」
ラピスが残念そうに言った。
「そうだ。…私がやったのだ。」
その場にいたラピス・ロゼッタ・トルテ・ミスト・そして当のリネットは
一様に黙り込んでしまった。
沈黙を破ったのはミストだった。
「リネットさん、ダメです。ていうか、ダメダメです★ 貴女がそんなでは。」
「…!!」
ミもフタもない発言だった。しかし、その後に続けた言葉は厳しいだけでは
なかった。
「責任取って、貴女がラグナさんを幸せにするんです。」
それにトルテが答える。
「何か…一般的な言い方と…逆みたいな気がします…。」
「でも、リネットさんがラグナさんの新しい記憶を、しかもとびっきり
楽しい幸せな記憶を作ってあげるって、素敵な事ですね!」
ラピスが口元に手を当てて、上品に微笑む。
「とりあえず、カブの美味しさを教えてあげると幸せになれますよ。」
ミストが本気か冗談か、屈託なく笑って言う。
「カブはともかく、大丈夫なんじゃない?ラグナさぁ、前は好物を聞いても
自分の事なのに首傾げててさ、でも今は
「アップルパイが大好きになりました!」って
嬉しそうに言うのよ?!全くこっちが恥ずかしいわよ!」
ロゼッタが「やってらんないわ!」と言いつつ、目の前のアップルパイを
一切れ取り、ぱくぱくと元気の良いリズムで齧った。
「うん、実際、美味しいのよね。リネットの焼いたパイ!」
ロゼッタの食べっぷりに皆も食欲が湧いたのか、次々とパイが1ピース、
また1ピースと消えていく。
リネットは、その様子を眺めて、皆の言葉を聞いて、ふふ、と穏やかに笑った。

122 リネット17/17藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:36:00 ID:6aNyLRgW
「あ…ラグナさんがこっちを見て…手を振ってます…」
公園の入り口のオブジェの所で、ラグナが鍬を抱えたまま大きく手を振っている。
よく見るとその手には今日作ったヨーグルトが掲げられていた。
リネット的には、ちょっとそれは恥ずかしい。

後々分かる事だが、ラグナが毎日仕事途中に帰ってきてリネットに届ける
ヨーグルトは、その日取れたミルクの一番質の良い所を選んで作った物なのだ。
結婚する前も、してからも。
道理で、いつも同じく美味しい。毎日いつも必ず一つ与えられる幸せ…。

「ほらほら、そんな小さく手を振ってないで!」
ロゼッタとラピスがリネットの手を取り、ぶんぶんと大きく振りかざした。
「ぉ…おい…」
リネットは文句を言おうとした…が思い直し、その言葉を飲み込んだ。
そして、代わりに数十メートル先で微笑む恋人に大きな笑顔と通る声で
言ったのだった。

「お仕事、ご苦労様ーー!ラグナぽーーーん!!」

リネットを囲んでいた女の子連中は揃って脱力したが、とても幸福そうな
リネットの様子にこれから先の長い人生での幸せも感じ取り、
皆で顔を見合わせて微笑んだのだった。

今日も目に映る、全てのものが、暖かい…。



                 完

123 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/11/29(水) 14:55:38 ID:6aNyLRgW
うpしてから読み返してみたのだが、何もかもが恥ずかしいwww
青いよ、ラグナ青いよ。
もし読んでくださった方がいらっしゃったら、とても嬉しいス。
ありがとごじます。どせいさんです。

124 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 15:35:19 ID:iqSacY6C
( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)


じ、じーじぇい・・・!?で良いのか!?

125 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 17:01:43 ID:FaJhAUF8
なんでこんな平日の昼間から神降臨しちゃてるの?

126 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 17:25:43 ID:aBID4Hwy
グッジョブどころのレベルじゃねえぞ!

127 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 19:54:33 ID:crmBtRos
17レスも使って何書いてんだ!

GJ!!
また書いてください。

128 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 20:03:45 ID:BWonUiCL
ラストの「ぽん」で思わず吹いてしまったのは一生の不覚だ…w

GJ!

129 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 20:23:39 ID:b50J8+WR
これはリネットと結婚して呼び方をラグナポンにした俺への
少し早いクリスマスプレゼントだな。GJすぎるぜ。

130 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 22:16:05 ID:+AiFPsVc
職人GJ、超GJ。

ところで新保管庫、小ネタなんかも保管されてるのな。
2スレ目429のコピ改見てカブ噴いたw

131 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 22:58:43 ID:jdysXLr2
GJ
なんか久々にいいの読んだ・・・

132 名無しさん@ピンキー :2006/11/29(水) 23:02:08 ID:9HHVKBOd
GJってレベ(ry
あまりの神っぷりに言葉無し。

133 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 01:34:52 ID:AX60rbBe
GJ!
読んだあとにここまで余韻が残るような文章は始めてだ・・・。

134  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/30(木) 01:40:19 ID:ZO8V9Jgm
なんというSS……
この職人は間違いなく神


おかげでえちぃシーン入りのSS投下するタイミング失っちゃったよ。
もういつも通りのやつ投下する

*注:本スレ>>199を見て思いついた。後悔はしていない。
   :だが反省はしている。
   :若干NTR気味? と言っても、気分を害するほどではないかと。
   :悪ふざけは大概にしましょう。

135 すごいよ!メロディさん番外編 〜ブービートラップに気をつけろ〜1/4 :2006/11/30(木) 01:42:53 ID:ZO8V9Jgm
「う…う〜ん……」
ラグナはうなされていた。
暑い。苦しい。
筆舌に尽くしがたい寝苦しさだ。
「…………っ」
毛布を跳ね上げ、ベッドから身を起こす。
ぐっしょり濡れた前髪を拭いながら、壁にかけた時計を見る。
――8時。
「うわ……」
やってしまったな……。
昨日の忘年会で、少し羽目を外しすぎたか?
そう思いながらベッドを降りようとする。

むにゅっ。

ラグナの左手が、何か柔らかいものを掴んだ。
「ん……?」
非常に嫌な予感がしたが、そちらへ目を向けてみる。
「んぅ……ダメ…です……ラグナさぁん…」
……これは夢だろうか?
否。この左手に感じる、微妙な柔らかさは本物だ。
ラグナの隣ではミストが寝ていた。
そして、彼の手はしっかりとミストの胸を掴んでいたのだ。
「え……」
脳がフリーズする。
マウス操作を一切受け付けない。
Ctrl+Alt+Deleteで強制終了。
再起動。
――起動完了。
OK。今の自分は冷静だ。
もう一度状況を確認してみよう。
今、自分はベッドの上にいる。
その隣には、服の前をはだけさせたミスト。
そして自分の手は彼女の胸の上。
「……ええええぇぇえぇえええ!!!?」
事実確認をしたラグナは、とりあえず叫ぶことにした。
「ぅ? ……ぁ、おはょうござぃます、ラグナさん……」
眠そうな目をこしこしと擦りながら、ミストがむくりと起き上がった。
「いや、おはようじゃないですよ!! なんでこんなところに居るんですか!!?」
「ふぇ……?」
しばし寝惚け眼でラグナを見つめた後、ミストは不機嫌そうに呟く。
「どうしてって……忘れちゃったんですか?」
「わ、忘れたって……何をですか?」
「それは……」
ミストはポッと頬を染めながら顔を手で覆う。

136 すごいよ!メロディさん番外編 〜ブービートラップに気をつけろ〜2/4 :2006/11/30(木) 01:44:43 ID:ZO8V9Jgm
「昨日の夜のことですよ。あんなに激しかったのに、忘れちゃうなんて……あたし、ちょっとショックです」
「んな!?」
ボディブローを叩き込まれた気分だ。
絶望に打ちひしがれるラグナ。
――いや待て。もしかしたら、いつものように自分をからかおうとしているのかもしれない。
昨日のことを、よくよく思い返してみよう。
確か、昨日の夜は町の皆で、酒場で忘年会を行ったはずだ。
しばらくどんちゃん騒ぎが続いた後、酔ったメロディに羽交い絞めにされ、悪ノリしたカミュにブランデーをボトルで飲まされて……。
その後は覚えていない。
(……まさか、酔った勢いで…!?)
充分にありうる。
青ざめた顔でミストを見ると、彼女は極上の笑顔を浮かべながらラグナに寄り添った。
「やっと、メロディさんからあたしに乗り換える決心をしてくれたんですね。嬉しいです」
「してません! 乗り換えません! 喜ばないでください!」
「もう、照れなくてもいいんですよ。……あ、そうだ。昨日の続き、しませんか?」
「ダメです!」
「ダメですか?」
「ダメです! ダメダメです!!」
必死に現状を否定しようとするラグナ。
しかし、いかんせんこの状況では……。
その折、誰かが玄関をノックした。
「あら、お客さんみたいですね」
「んげっ!? ミ、ミストさん……っ!」
「大丈夫ですよ。見つからないように隠れていますから」
そう言ってミストはごそごそとベッドの下に潜り込む。
彼女の姿が完全に見えなくなったのを確認し、ラグナは玄関を開けた。
「あ、ラグナ。あけましておめでとー♪」
メロディだ。
(一番来て欲しくない人来ちゃったぁぁぁ!!!)
心の中で叫ぶ。
そういえば、今日は二人で釣りに行く約束をしていたんだった。
「ああ、あけまして、お、おめでとうこざいます……」
どもりながらも、なんとか応答するラグナ。
「うん! 今年もよろしくねー♪
 ……えっと、それで、新年早々、ちょっと悪いお知らせがあるんだけど…」
そう言って顔の前で手を合わせる。
「ゴメンっ! ちょっと用事が入っちゃって、今日のデート行けなくなっちゃったの。
 今度埋め合わせするから、許してもらえるかな……?」

137 すごいよ!メロディさん番外編 〜ブービートラップに気をつけろ〜3/4 :2006/11/30(木) 01:46:31 ID:ZO8V9Jgm
いや、埋め合わせをするのは自分の方……。
喉から出掛かったその言葉を、なんとか飲み込む。
「へ? あ、い、いえ。大丈夫ですよ。気にしないでください」
脂汗をかきながらも、出来る限り平静を装って返事をする。
「本っ当にゴメンね〜。……それじゃ、あたし急いでるから! また後でね〜!」
踵を返し、急いで町へと戻るメロディ。
ラグナは彼女を見送った後玄関を閉め、深いため息をついた。
「あぁぁ……最っ低だ、僕…」
「そんなことないですよ。ラグナさんは、最高のアースマイトです」
「それ以前に人として最低ってことですよ!!」
ベッドの下から這い出てきたミストに怒鳴り散らす。
……いや、彼女を責めるのは、お門違いだろう。
全ては自分の責任なんだから。
「ラグナさんっ! あけましておめでとうござい……ま…す…?」
突然玄関が勢いよく開き、フィルが入ってきた。
最悪なタイミングだ。
「…………」
「あ、フィルさん。あけましておめでとうございますー」
はだけた服を直そうともせずに、ひらひらと手を振るミスト。
そんな彼女をしばし見た後、フィルはゆっくりとラグナの方を向く。
「あの……ラグナさん…?」
「は、はい!? なんでしょうか!!?」
「……よろしければ、私も混ぜてもらえませんか?」
後ろ手に玄関の鍵をかけながら、にっこりと微笑むフィル。
「混ぜるって何ですか!!? つーか笑顔で言うことじゃないでしょそれ!!」
と怒鳴ったところで、自分が袋の鼠にされていることに気が付いた。
じりじりとにじり寄ってくるミストとフィル。
「え……あの、冗談…ですよね?」
しかしラグナの問いには答えず、二人とも獲物を狙うような目でなおも接近してくる。
「ラグナさんったらヒドいんですよ、フィルさん。
 昨日、あんなに激しくしたのに、そのことを全然覚えてないんですよ」
「まあ、それはひどいですね」
「あまりにも激しくて、あたし死んじゃいそうだったんですから。
 責任とってくださいね? ラグナさん」
「そうですよ、ラグナさん。男なら、どーんと責任とってください。
 いい男の責任の取り方は、結婚です。ついでに私とも結婚してくださると嬉しいのですが……」
「いや、なんか言ってることが破綻してませんか!?
 そもそもそれって重婚……」
「ここでラグナさんに素敵なお知らせです。
 実はシステム的に重婚できないだけで、この町では一夫多妻は禁止されていません。これは耳寄りな情報ですね」
「よかったですね、ラグナさん。これで私とも、遠慮なく結婚できます」
「システムって何ぃぃぃぃ!??」
遂に壁際まで追い詰められたラグナは悲痛な叫びを上げる。
そしてこれから起こるであろう事を予想し、目を閉じ……。

 パァン

何故か小さな爆発音が鳴った。

138 すごいよ!メロディさん番外編 〜ブービートラップに気をつけろ〜4/4 :2006/11/30(木) 01:48:58 ID:ZO8V9Jgm
恐る恐る目を開ける。
目の前で紙吹雪が舞っていた。
『は〜い、ドッキリ大成功〜♪』
満面の笑みを浮かべるミストとフィルの手には、使用済みのクラッカー。
続いて玄関が開く。
「あはは……ラグナさん、男がそんなに情けない声を上げちゃダメですよ」
「しっかし、見事に騙されてたな……」
「ゴ、ゴメンねラグナ〜。ラッセルさんがどうしてもって言うから〜……」
メロディに渡していた合鍵で玄関を開けたのだろうか。
ラッセルとカミュがずけずけと家の中へ入ってき、メロディがバツが悪そうに玄関先で手を合わせていた。
「へ……? あ、あの、ラッセルさん? これは一体……」
間の抜けた顔でラグナは問いかける。
「ちょっとしたお茶目ですよ。楽しんでいただけましたか?」
「いや、あの状況で楽しめるのは部外者だけかと……。
 つーか、俺も罪悪感で一杯だったんですけど……」
すかさずツッコミを入れるカミュ。
意外と常識人だ。
「そ、それじゃあ、ミストさんとのことは……」
「もちろんウソですよ。だから安心してください、ラグナさん」
そう言ってフォローを入れるフィル。
それを聞いて脱力しきったラグナは、その場にくずおれる。
「よ……よかった…本当にヤってたら、もうどうしようかと……」
乾いた声で笑いながら、ようやく人心地つくラグナ。
ドッキリで本当に良かった……。
そう思いながらメロディの方を見ると、ミストと彼女がなにやらぼそぼそと話しているのが見えた。
「それはそうと、メロディさん」
「ん? 何、ミスト?」
「えっと……ごちそうさまでした♪」
ラグナ以外の全員の時が止まった。
「え……あの、ミスト。それって……」
「メロディさんはいいですね。あんなにおいしいものを、毎日いただくことが出来て。
 ……また、あたしにも分けてくださいね」
この一言がトリガーとなった。
「ず、ずるいですミストさん!! 協定違反ですよ!!」
「あら、何のことでしょうか?」
「……ミスト…あんた、覚悟は出来てんでしょうねぇ…?」
「あら? 覚悟が必要なほど強くないですよね? メロディさん」
「じ、上等よ!! 今ここで成敗してくれるわっ! フィル、共同戦線よ!!」
「はいっ! 裏切り者を許すわけにはいきません!!」
どたばたと家の中を駆け回る三人を呆然と見守るラグナの肩に、ラッセルはそっと手を置いた。
「ラグナさん……もう少し『警戒心』というものを持って生活をしたほうがいいですよ」
「……お前には、もう酒は勧めないことにするよ…」
同じように肩を叩くカミュ。
ラグナだけが、何のことか分からないと言いたげな顔でメロディ達を見ているのであった。



「またお願いしますね、ラグナさん♪」

139  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/11/30(木) 01:52:43 ID:ZO8V9Jgm
相変わらずの駄文で申し訳ない。
神作の後にこんなもん投下して本当に申し訳ない。

ちょっと吊ってくる

140 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 01:57:06 ID:x2fnDjvg
ブラボーw
毎度まいどGJです

141 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 02:30:21 ID:j857AmYp
>>123
神だ…ようやく神と!
GJ!!
>>139
GJ!!アンソロでも読んで次回作の構想してくれ!
あんたのss大好きだ!

142 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 02:58:32 ID:n5uD/KRQ
GJ面白かったです
次回作に期待

143 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 08:29:35 ID:AqmEu1sJ
>>139
自分も貴方のSS「メロディさん」大好きス。
ラグナの頭、Ctrl+Alt+Deleteで強制終了できるのか!!!(笑
こしこし目を擦るミスト、小動物みたいで可愛いいいいい!!!
常識人なカミュも好感触だ!そしてラッセルの鬼畜王め!!
馬鹿野朗!萌えるじゃないか!!補給完了!

てか、フィル、そんな事してたらゴドウィンに怒られちまうよ!!


144 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 21:22:58 ID:FPa91dkB
ミストちゃっかりしすぎwww

こうしてラグナは、自分でも気付かないうちに皆のおもちゃになっていくんですね

145 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 23:03:32 ID:Brjy6eG6
くそッ!DSが無くて会話の流れに乗れない自分が疎ましいッ!
もうすぐ発売のゲーム終わったら絶対に買うぞッ!殺してでも買うぞッ!

146 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 23:12:25 ID:0DsHqsaA
土曜日のヨドバシに朝から並べば買えるさ

・・・今週は別件で地獄絵図が待っているだろうが('A`)

147 名無しさん@ピンキー :2006/11/30(木) 23:57:36 ID:ir1Tnx3V
GJ!

要するに次はフィルがラグナに突撃すると。

148 名無しさん@ピンキー :2006/12/01(金) 12:25:37 ID:e/5tW3c1
途中でメロディに見つかって、そのまま3Pに突入するわけですね

149 名無しさん@ピンキー :2006/12/01(金) 22:05:44 ID:HUGKvXVp
久しぶりに来てみたら神が2人光臨してた

150 名無しさん@ピンキー :2006/12/01(金) 23:10:02 ID:NWN/Dsrm
>>134のえちぃSSが投下されるのに期待。
むしろすごメロの職人さんが神だと思うんだが。

そういう訳で、両手両足を広げて待ってるから・・・。

151 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 00:40:53 ID:S+MLka0S
ちょw
予想に反して凄い量の感想が。
やめて調子付くからやめて。
まあ、課題の片手間に頑張っていこうと思います、ええ。

……あれ?まさか3p需要有り?

152  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/02(土) 00:41:50 ID:S+MLka0S
トリップ忘れてた(´・ω・`)
早く寝ろという神のお告げかorz

153 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 01:47:39 ID:ssgOYSKa
>>151
3P、需要ありますよ。こ こ に w。
何の為にラグナの腕が二本あると(ry

154 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 05:28:32 ID:k64Iw6CZ
>>153
おっと!俺を忘れてもらっちゃぁ困るんだぜ!
俺にも需要あるんだぜ!!

155 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 14:40:53 ID:Ok1hV8nG
つまり>>152-154の3Pリレー執筆?

156 >>151 :2006/12/02(土) 15:09:50 ID:ssgOYSKa
アッー!

157 >>153 :2006/12/02(土) 15:12:37 ID:ssgOYSKa
スマソ、>>156>>153wwwwww
>>155のあまりに予想GUYな提案に打ち損じた。

158 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 15:26:02 ID:u5l1xs2D
次回で、遂にラグナが腹上死するのか

159 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 17:22:34 ID:ug4bR9OL
もういっそ女性キャラ全いnうwなにをするやめろ

160 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 19:18:28 ID:ssgOYSKa
再び>>153だが、
「つまり>>152-154の3Pリレー執筆? 」を「つまり>>152-154の3P リレー執筆? 」と
区切って読んでいた。それこそ一体どこに需要があるんだ。




161 名無しさん@ピンキー :2006/12/02(土) 20:56:48 ID:rxwAZVZ2
ID:ssgOYSKaは半年以上ROMれ

162 名無しさん@ピンキー :2006/12/03(日) 14:34:38 ID:vfaunPFv
鬼畜ラグナを見てみたい。

163 名無しさん@ピンキー :2006/12/03(日) 14:47:37 ID:RPWei6dL
今まで皆が出していた搾乳ネタなどは、すでに軽く鬼畜だと思う俺は
まだまだか。…家畜扱いだぞ?多分首輪とか鎖とか鼻輪代わりの
乳ピアスとか(ry
どうみても俺の妄想暴走です。ありがとうございました。

164 名無しさん@ピンキー :2006/12/03(日) 15:03:55 ID:63dIAAL4
その妄想を形にするんだ!

165 名無しさん@ピンキー :2006/12/03(日) 20:29:08 ID:+mjef9ET
 .|i.:.:.:/.:.:.:.:/.::.:.:.:.:.:/.:.:.:.:/.:.:.:/;;//iヘvwv| :|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
 |.:.://.:.::.::/.::.:.:.:.:/.:.:.:/:.:.:/;;////   .|.:|.:.:.:i.:.:.:.:i.:.:.:|
 |:.:| |.:.:.::.:i.:.:.:.:.:::i.:.:.://.:::../;;;/.//    |:.:|i.:..:i.:.:.:.:i.:.:.:|
 |:.| .|.:.:.::.:i.:.:.:.:.:i.:.:/ー;;/ソ/ // -==、_.|:.| |.:.::i.:.:.::i.:.:::|
 .|:| .|.:.:.:.::i.:.:.::.:i.:.:ム;r-y,ネ'  // -_、,,,,__ .|:;ヘ|.:..:i.:.:.:i.::..:|
  ii |i :i.:.::i.:.:.:.:|ヤケiテうト`  ,/'´  '´,ケネデヌ;., |.:.:i.:.:/|.::.::|i
 \ ̄ ̄ ̄ ̄\|;:::::`}:| /     |{::::::f;;イソ:.i.:.イ./.:.:.::|i  
   ┐      \:,ソ        .セ_:::::ソ/.:.:/.|/.:.:.:.:|.i   
  .|i|i.. ┐      \    ,     .~ ̄ /イi.:.:|i.:.::.:.:.| .i  
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.|i .|;:;:;:ト;:;:;:;:;:;:;:i:|   ┐      \  \/';:/;:;:;:;:;:;:i;:;:::|  .ii
|i .|;:;:;:小;:;:;:;:;:;:;:i;:;::|_,,...,┐      \ :/;::/;:;:;:;:;:/:|;:;:;::|  .ii  
  ノ'´ |:ハ;:;:;:;:;:;:;:;:i :|`ヽ,   ┐      \,;:;:;:;:;;:/;:/\;::|  ii
. /   |:| .ヽ,;:;:;:;:;:;:;i:|= =`=、  ┐      \;:/;::/   \  .ii


166 鬼畜(?)0/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:20:28 ID:RPWei6dL
せっかく前回、GJと言って頂いたのに、いきなりこんなアホ鬼畜SSを投下します。
流れと言うか空気読んでるのか読めてないのか分からん話です。
ギャグで、そこかしこにパロディネタがあります。だって、モロ鬼畜ドロドロなの
書くの、俺、恥ずかしい…。←なら書くな、とか言わんで下さい…。
念のため、最後に出典も付けときます。有名どころばかりですが。
キャラが世界観的におかしい事を言ったりするのがダメという方はスルーで
お願いします。
もし、読んで頂けたら幸いです。
この後吊ります。グッドバイ。

167 鬼畜(?)1/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:21:02 ID:RPWei6dL
「この七番の小屋は貴女の為に空けておきましたよ、タバサさん。」
ラグナが大きな牛鈴の付いた首輪をちらつかせ、いつもの優しげな顔で笑う。
…いや、いつもの、ではない。背後に邪悪なオーラとミスト(黒)の幻影が見える。
まるで、小宇宙を燃やした聖闘士だ。スタンドどころのレベルじゃねえぞ。

そのあまりの威圧感に怯えるタバサは、やっとの思いで声を振り絞った。
「ラグナ様、ヒドイです…!!私の事…す…好きって言ってくださったのに
こんな事…。」
タバサは、既にいつものメイド服を剥ぎ取られ、その褐色の裸体に縄目を受けていた。
でもラグナの趣味により、キャップと靴下は着けたままだ。
脚は立ち上がれぬ様に膝を曲げた状態で太ももとふくらはぎとをくくられ、腕は
後ろ手に固く縛られている。
その上、胸の隆起を強調する様に胸から腹にかけての要所要所を芸術的に
縛り上げてある。
今のラグナにはミストだけでなく団鬼六が宿っているのかもしれない。

「好きだから、貴女だけにしたい、という事もあるんです。」
ラグナは、板壁に寄りかかって横座りの体勢を支えているタバサの前に
膝を付いてしゃがみ、目線の高さを合わせて言った。
しかし、あくまで合わせるのは目線の高さのみ、明らかにその目は
「養豚場のブタでもみるかのように」冷たい目だ。残酷な目だ…。
「かわいそうだけど あしたの朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命
なのね」ってかんじ… …より、多少愛がアップした感じの。
タバサはそれを見て逃げ場が無い事を感じて絶望した。しかし、今の
この状況に自分が欲情し始めている事にも気付いていた。
ラグナの手で、優しく首輪が着けられた。…大きな鈴が萌えポイントだ。

「人間の愛し方と言うのも…料理法と同じく、多彩なのかも…しれませんね。」
タバサはラグナになら、と思い始め、半ば観念するかの様に呟いた。
「辛い事を知ってる人間のほうが、それだけ人に優しくできる。それは弱さと違うからな」
ラグナは分かる様な、分からない様なカッコいい事を言った。
どう聞いても詭弁です。ありがと(ry


168 鬼畜(?)2/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:21:48 ID:RPWei6dL

ラグナは、唐突にどこかの空間から搾乳機を取り出した。
今までも屋敷に来ては一度に99個程の小麦粉をどこからか取り出して
タバサにプレゼントしたりしていたが、ラグナは問い詰められても柴犬の様に目を合わさず、
「9個までなら重ね持ちできますから…」と意味不明な事を言って誤魔化していた。
あの時も確かに驚いたが、今のタバサの驚きはその比ではなかった…。別の意味で。
「まさか…ラグナ様、まさかそれを私に…ああ…」
タバサは蒼白(多分)な顔をしてうめく。地黒のせいで顔色が分かりづらい。
ラグナの後ろのミストは親指を立てたサムズアップのポーズでOKサインを出していた。
ダセぇーーーーーーーー!!!OKのサインそれってダセぇーーーーーーーーーー!!!!
相変わらずの笑顔で、でも手に不吉な機具を持って間合いを詰めてくるラグナ。
(もう…何されるか良く分かりませんがもうダメです…!!故郷の一族の皆さん、さようなら…)
タバサが辞世の句をひねろうとした、その時。

ガシャアアアーーーーーーーーーー………ン
ガラス窓を突き破ってカミュがゾンビ犬の様に珍入してきた。
「待て!!ラグナ!!」
お約束通り頭にガラス片が刺さり、流血しながらラグナに指を突きつける。
「異議あり!!ていうか待った!!」
「なんでしょうか、アウチさん。」
「せめてゴドーとか言えよ!!…それはともかく、妊娠もしていない女性から
搾乳しようとしてもムダだという事に気付いているか?」
「なんですか、その自意識過剰なキャスティングは…。…そういえば、
この世界、常に牛がドバドバ牛乳出すから失念してました。確かに。」
「この世界だけじゃなくて処女が母乳ビームを放つ様な電脳世界もあるがな。
とにかく、だ。牧場主のかなり端くれとして言う。今はムリだな。」
…タバサにとってカミュは救いの神(微妙にダジャレ)では無かった…。


169 鬼畜(?)3/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:22:40 ID:RPWei6dL

「…つまり、妊娠させる事が必要、ですね。」
「俺も手伝おうか?何か、3Pとか良い気がする。ご時世的に。」
「求められているのは「女←男→女」です。「男→女←男」ではないかと。
…多分。」
「そうか、じゃあ、俺はメロディとの恋愛イベントフラグを立ててくる。
またな。」
「では。カミュさんも、早くミルクSサイズ以上を作れるようになって下さいね。
あと、カミュさんの死亡フラグしか立たないと思いますよ。」
「…」
カミュは涙を堪えてドアから出て行った。さすがミストが憑いているだけある。

「では。」
ドアから自分の方に目線を移され、タバサはビクついた。
(妊娠させるって…さ せ る っ て …とうとうこの時が…あ…あ…)
「紹介します。ハンマートロルのハニャン君です。」
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!Σ(´Д`;)」
「捕まえたはいいけど、何も出来ないんですよねー、この子。
だから、こういう時の為に調教を…」
ハニャン君は、いかつい顔でテヘ★とはにかんだ。
「ら………ラグナ様…流石に……ムリです……亜人種と言えど…」
震える声でいうタバサ。
「まぁ、試しに。ハニャン君、エレクト!」
ラグナが命令すると、ハニャン君の一物が何か凶悪な感じに大きく
なり始めた。まるで劇画:叶清作 原作:小池一夫の◎◎◎◎世界だ。
……いやッ!!ハニャン君、な に そ の 鈍 器 !!!!!!
「ムリですってば!!あの、遺伝子的に、とかじゃなくて…大きさ的に!!!
そんなの入れられたら私…私、壊れてしまいますッ…!!!!」
「うん、良いですね、その言い回し!お約束で!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
本当に、自分はもうダメだ、とタバサは思った…。

170 鬼畜(?)4/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:23:26 ID:RPWei6dL
「ああ、ハニャン君がイヤなら、シルバーウルフのぎんが君とか、フラワーの
ハナモゲ(ラ)君もいますよ?」
「もう獣姦と触手プレイで、亜人種とか妊娠とか、関係ないじゃないですか!!!」
タバサは眩暈を抑えながら叫ぶ。
「なら、ジャコリヌスという手もあります。」
「ごっ…ご主人様アアーーーーーーーーーー!!???」
「こないだ思わずBボタンを押しちゃって、うっかり斧で頭割っちゃったんですよ。
そしたら、立ち上がって仲間にして欲しそうにこっちを見てきたんで…」
「モンスター扱いだったんですか??!!」
「僕、オムレツ持ってたし…。まぁ、アースマイトも魔物つかいも似た様なモノ
ですよね。」
あはは、と笑うラグナに、タバサはさっきから思っていた事をぶち撒いた。
「何故…何故、ラグナ様が「して」下さらないのですか……!!!私、
ラグナ様になら、ラグナ様自身にだったら、何をされても良かったのに…!!!」
大きな瞳に涙をためるタバサに、ラグナも少なからず動揺した様だった。
じっとタバサを見つめ、しばしの沈黙の後、申し訳なさそうに言った。
「すみません………趣 味 な ん で す。」
どうやら、ラグナは自分にも放置プレイを課す派だった様だ…。

ガシャアアアーーーーーーーーーー………ン
誰かがもう一枚のガラス窓を割って珍入してきた。
すわ、またカミュか、と思ったら、その人影は甲高い声で叫んだ。

「見損なったわよ!!私のタバサ(とお父様)に何するのよ!!!!!!」


171 鬼畜(?)5/5 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:25:16 ID:RPWei6dL
タバサは、その時鬼神を見たと後に語る。
お約束通り頭にガラス片が刺さり、流血しながらも、飛び込んできた影---
----ビアンカは、お嬢様とは思えない戦闘能力を見せたのだ。
いや、良く考えたらルーベット嬢をはじめ、ファンタジー界では異常に
強いお嬢様というのは案外いるものなのだが、それはこの際忘れよう。
恐らく「良くぶっ壊れる道具の代表」であるスカウターが、やっぱり壊れる、
そんな戦いが一方的に終わった。…ビアンカの圧勝で。
決まり手は両サイドのドリルを硬質化させて相手に叩き込む「メイドリル」。
いや、お嬢様が使う技じゃないだろう。アルティメイドの技なんだから。

「タバサ…もう、可哀相に、タバサ…」
気丈なビアンカが、タバサの姿を見て声を震わせる。
「お嬢様…有難うございます。うぅ…」
つられてタバサも涙声になる。ビアンカは赤面しつつ言う。
「当然なんだから、アンタを助けるの…。わたし、タバサが好きなんだし!!」
どうやらラグナは屋敷に行って、タバサ(とうっかりジャコリヌス)にしか
構っていなかった様だ。
「あ、でも、好きって言ってもヘンな意味じゃないからね!!」
流石、ツンデレるのも忘れない。いや、むしろデレツンか。
「帰りましょ、タバサ。お父様。…お父様?…角砂糖あげるから…帰 る の#」
ビアンカはタバサの戒めを解き、肩を貸して歩きだした。
そして、「億康の親父」みたいにアレになったジャコリヌスが、ビアンカの
投げる角砂糖を追って走り出す。
涙を流しながら、心の中でタバサは言った。
(お嬢様…服、着させて下さい…)

後に残ったのは、セリフが一言も無しで倒され、転がるラグナと、ち○こが
このままではおさまりがつかない、そんなハニャン君だけだった…。

-------------------------------------------------
次回は「ラグナ大ピンチ(尻が)」、「ラグナ大ピンチ(尻が)」です。

完。


172 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/03(日) 22:26:10 ID:RPWei6dL
出典→聖闘士星矢・ジョジョの奇妙な冒険・SAGA・エヴァンゲリオン・
逆転裁判3・バイオハザード・ブリーチ・マギー’s犬Jr.・ドラクエシリーズ・
DB・極道くん漫遊記・太臓もて王サーガ。
あと、細かいセリフで、モモ王・くそみそテクニック・ギャグマンガ日和とか…。

自分で書いといてなんですが、何かヒドイですねww
やっぱりラグナは優しい方がしっくり来ます。…自分は。
また勢いのみの駄SSでしたが、もしお一人にでも楽しんでいただけたら嬉しいス。
お目汚し、失礼致しました。


173 名無しさん@ピンキー :2006/12/03(日) 23:09:27 ID:R4rmgksA
アッー!

174 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 00:20:01 ID:ylr9nUSi
厳しいこと言っていい?言う。
もともとパロなんだから、さらに他作品の台詞とか入れるのは、
ギャグのつもりか知らんが全く面白くない。
パロって何だろうって考えて欲しい。ツギハギじゃだめだと思うんだよ。
何もかも中途半端に感じる。パロ元を一々列挙すんのもオナニーだからいいじゃんと言われれば
それまでだが、俺あんまり他人のオナニー見て楽しむタイプじゃないんだよね。
それと、顔文字を使うのは激しく萎える。


吊りますって言ったんだから吊れよと思ったが、一読み手の感想としてくれ。
まーなんだ。がんがってください。

175 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 01:26:07 ID:ENxyJ4Y+
>>174
エロパロ自体が他人のオナニーじゃね?
2chネタ混ぜるのも駄目って事にならね?

程度とクオリティの問題でしかなかろ。
好みに合わなければスルーしとけばよろし。

176 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/04(月) 01:50:20 ID:GNsuwtLe
>>174
>>175
そうか…自分、も少し客観的になってみるよ。

177 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 03:59:11 ID:JQlPpliG
>>176
パロやる時はもっとハジけた方がいい。
一々説明とかいれるとテンポも悪くなるし、見てる側も笑えない。
知ってる奴だけに笑ってもらえればいい!ぐらいの心構えで恥を捨てるんだ。
また鬼畜なの待ってます!

178 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 09:09:03 ID:EHbTPZKP
がんがれ。今回はまぁアレだが、おまいの作品好きだから。

179 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 10:21:36 ID:YpwMdbMi
でも 俺 嫌いじゃないぜ こういうの・・・

文章のテンポが良かったんで結構楽しめたがなぁ
アレか?最初からギャグだって言っときゃ
スルーする奴ぁしたってのかね?
前置き警告してあるってのにむざむざ自的地雷原に踏み込んで
物知り顔で批判する奴の気が試練

180 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 13:10:14 ID:Q9KOEw6m
藻麩。 ◆wIQcoJs6VA氏の前作が神レベルSSだったんで、
wktkしながら次回作を待ってたら、>>166-172だったから、
あまりのギャップ(色々な意味において)に驚いた人もいたって
ところだろーな。

とりあえず、藻麩。 ◆wIQcoJs6VA氏が書くジャンルが、
爽やか系以外にもあるのを理解した。

次回作も待ってまつ。
要望していいなら、ラグナのお尻が大ピンチな話以外のが
いーでつw

181 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 14:49:26 ID:mEHYHux6
とは言え、前書き=何か否定的なことを言われないための予防策
とするのなら、それはどうかとも思うけどね。
それに>>174は荒らしってわけではない一感想だし、
まぁ、ここが「マンセー以外はスルーが基本」ということなら別だけど。

182 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 18:04:58 ID:80MUGX8F
ここが悪かった、そこはこうすれば良かったのにって感想を言う事自体は正しい在り方だが、
>>174はここが俺は嫌いってひたすら言ってるだけだからなー。

言い回しだけと言えばそれまでだが、オブラートに包んだ表現って大事だと思うよ。

183 藻麩。 ◆wIQcoJs6VA :2006/12/04(月) 18:10:40 ID:GNsuwtLe
…なんか、アドバイスとか、フォローとかありがとうス!
パロ系ギャグ、一度やってみたかったからって何の気なしにやってみたら、
予想以上に変な波紋が広がってしまって、申し訳ない。
もう少し、自分自身の技量とかを理解しとくべきだったか。

>>174さんのレスも、確かに辛辣だけれども、自分でも納得する事がやっぱりあった。
ツッコミ、ありがとな!

妙な空気を作った張本人が言うのもなんだが、次からフツーにネタ話しないか?
イタチごっこになってしまったら単純にSSを楽しみにしてる方に悪いし。
なんていうか、ゴメンな。
-----------------------------------------------
そこで3Pの話だが、自分、ラグナがサラさんとアンさんに攻められるのにドキめくw
もしくは結託したタバサ&ビアンカとか。


184  ◆Td44CogQJY :2006/12/04(月) 19:38:37 ID:j/bs67s2
なんか、神が上にいっぱいいるんですけど。
その神の下にSSおくの怖いんですけど。
いつもはミストがラグナを殺しているSS書いている私ですけど。
ですが、なぜかネタが振ってきて、ロゼッタSSができちまってるんですけど。
EROなしなんですけど。
ロゼッタ欝すぎなんですけど。
なんか無駄に長いんですけど。
トウモロコシになりたくなったんですけど。
不評だったら喜んで首つるんですけど。
それでもいい方はよんでやってください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

185 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 19:39:27 ID:DJ2cugpF
サラとアンで3P頼む

186  ◆Td44CogQJY :2006/12/04(月) 19:39:42 ID:j/bs67s2
ラグナ…。
ミストとラグナが話している姿を見ながら、出荷箱の中身を確認する私。
いつも見る光景が、私の心がその痛みで苦しんでいることがわかる。
私だってラグナと話ぐらいする。
だけど、いつもラグナとミストが話している姿をみて、私から話しかける日々。
なんだか、ミストの楽しみを奪っている気がして、罪悪感が横切る。
ラグナはいつも洞窟でできた、一番できがいいカブをミストに渡している。
ラグナはきっと、きっとミストのことが好きだから、当たり前かも。
ラグナ…。

187  ◆Td44CogQJY :2006/12/04(月) 19:43:23 ID:j/bs67s2
今も、出荷箱の中身を取りに行って、ラグナと一言挨拶をして、家に戻っている。
お父さんに今日の出荷箱の内容を言い、物を小分けして跡は業者に渡せば今日の作業はこれで終わり。
ご飯の支度までまだ時間がある。
私は何も考えずに、そのままベットに頭を突っ込む。
やわらかい羽毛布団が私の体を沈ませる。
もう、このままずっと寝ていたい…。
ラグナと顔を逢わすだけでも、最近辛くなっているきがする。
無理に笑顔を作って、何もないように装うことなんてもう、嫌。
「ロゼッタさーーーん!!!」
「きゃあ!」
私はいきなりの大声に驚いて、跳ね起きる。
起きた私の目の前にはラグナがいた。
え、海老みたいに背中をそるように跳ね起きちゃった…。うぅ恥ずかしいよ。
私は一呼吸して心を落ち着かせる。
そのまま私はベットに腰を落として、ッキとラグナを睨めつける。
「い、いきなり脅かさないでよ! びっくりしたじゃない!」
「さっきからすぐそばで、ロゼッタさんロゼッタさんって言ってましたよ?」
「ぅ、いやでも! 女の部屋に音もなく入ってくるなんて!」
「ちゃんとしっかりノックしましたよ。それはもうジェフさんに止められるぐらいぐらいに、ついさっきこってりと怒られましたよ」
「そもそも誰の許可を得て入っているの?! 私、女だけど!!」
「ロゼッタさんに逢いたくて、ジェフさんに許可をもらいましたよ」
私に、逢いに…? ラグナが?
「な何で私に逢いにきたの?」
思わず疑ってしまう。だってあなたはミストのことが…。
「これをロゼッタさんに渡しにきたんですよ」
ラグナの手には焼きたての焼きとうもろこし。私の大好物。
「うまく焼けたんですよ。食べてください」
「わ、私に?」
「はい。とびっきり良いトウモロコシが手にはいって、ついつい張り切っちゃいました」
「め、めずらしいじゃん。ありがと」
私はラグナから焼きとうもろこしをいただいた。
うわ、すっごい大きい焼きとうもろこし。
ずっしりあって粒がすっごい大きい。
む、ご飯前だけど、これは食べたいかも…。
じっとラグナは私を見ている。
…そんなに、見つめないで。あなたが見つめていいのは、ミストだけでしょ?
「あの、何? 見られていると恥ずかしいんですけど」
「ごめんなさい。で、できれば食べた感想がほしんですよ」
少し赤みをましたラグナは、独り言のように小さく言った。
「ちょっと顔赤いけど、もしかして風邪?」
ぐっとラグナに私は顔を近づけて様子をみう。
「え、いや大丈夫です!! 元気ですからほら、是非食べてください!」
「…なんか怪しいな。っま元気そうだし、ありがたくいただきます」
本当は大きな口でかぶりつきたけど、ラグナがいるから恥ずかしいから見えないように気をつける。
…そんな心配はいらなそうね。このとうもろこし、顔の半分ぐらい隠れるぐらい大きい。
それでも気をつけて小さく口をあけて、焼きとうもろこしを食べた。
一口に含んだだけでもわかるこのおいしさ。
甘いバターとひとつひとつ粒が大きいコーン。
一度茹でてバターをぬって焼いてまたバターをぬって焼くという二度焼き。
しっかりと焼いてあるけど、粒の形を崩してないから、じゅわっと口いっぱいにトウモロコシのうまみがあふれてくる。
「どうですか?」
嬉しそうに私の顔覗き込むラグナの顔。
とっても美味しいはずの焼きとうもろこし。
だけど、ラグナの顔をみたら、涙が私の頬を優しくなでた。

188  ◆Td44CogQJY :2006/12/04(月) 19:44:36 ID:j/bs67s2
「あ」
思わず声がでた。
「ロゼッタさんどうしました?!」
私を心配してくれるラグナに、さらに涙が出そうになった。
ぐっと力を入れて堪える。
ラグナはミストのもの。だから甘えたくない。
「もう、ラグナ! おいしすぎよこれ!」
「・・・へ?」
「このひとつひとつ粒がそろっていて尚且つでかいし、この絶妙な焼き加減! もうこれすごすぎ!!」
「え、あ。はい。ありがとうございます」
ちょっと言い過ぎちゃって引いちゃったかな。
「もーおいしすぎて、涙出ちゃったし」
私は嘘っぽく大げさに言って、涙をぬぐう。
「けどようやくロゼッタさんが、僕が作ったものを食べてくれて嬉しいです」
「へ? ようやくってもってきたのこれが初めてじゃない」
「いつも出荷箱を取り行くロゼッタさんに、イチゴとか渡してましたけど、ロゼッタさん出荷箱にいれちゃうですよ」
え。そういえば、出荷箱の中身確認しているときって、集中しちゃってて周り見てないことが多い。
そんなことしちゃってた?! 私!?
「そ。そうだっけあははは」
うかつ私・・! せっかくラグナが作ってきたのに、なんてことしちゃってたんだろ…。
「これからもっといい焼きとうもろこし作ってきますね」
「あ、うん。がんばってね。期待しているよ」
「はい! それはもう毎日しっかりともってきますね」
ラグナは嬉しそうに返事をする。
毎日…? このでっかい焼きとうもろこしを?
「…私を太らせる気?」
う、と唸って困るラグナ。
「そ、そんなわけじゃないですよ! ただ美味しそうに食べるロゼッタさんをみたいだけですよ!」
「それを太らせるっていうのよ!」
「あ、すいません! すいません!」
本気でラグナは頭を下げる。
「うふふっ。冗談冗談だよ」
私は思わずラグナのかわいらしさに笑ってしまう。
「っま。期待しているわよ」
「はい。いい焼きとうもろこしをもってきます」
私は時間を見る。ご飯仕度までまだまだ時間がある。
「それじゃあもう少し畑を耕してきます」
もう行っちゃうの…?
「うん。すこし早いけど、おやすみ」
「おやすみなさい」
ラグナは私の部屋から出て行った。

189  ◆Td44CogQJY :2006/12/04(月) 19:46:11 ID:j/bs67s2
流石にでかいけど、ご飯までまだ時間あるから、食べちゃおっと。
やっぱりおいししい。
たぶん、大きさとか作り方とかじゃなくって、ラグナが作ったおいしんだと思う。
ベットの上で私はラグナがいなくなった場所を見る。
「ねえ、ラグナ。あなたが誰かを好きになったら、私は何も変わらずあなたに笑顔をあげるわ」
一口、焼きとうもろこしを食べる。
「そう、何も変らない笑顔だよ。無理やり作った泣きそうな笑顔」
おいしい。おいしすぎるよ。
「私はね。ホワイトストーンの伝説は憧れているのは知っているよね」
小さいころ、毎日図書館に行ってご飯になるまでよんでいたっけ。
「いつかあの伝説のように、私も幸せになりたいの」
あまりにも熱心に読みすぎて、本をボロボロにしちゃったっけ。
「だけどね、ラグナ以外。ラグナしかホワイトストーンは絶対に受け取らないわ」
お父さんにこってり怒られて、必死にお手伝いして新しい本を仕入れてもらったっけ。
「だって、もう、私はあなた以外の人を好きになれないから…」
それからなんか、その本を読むのが恥ずかしくって、もう図書室でその本を読んでないよね。
「ごめんね。ごめんなさい。ごめんなさい、素直になれなくって、ごめんなさい」
また涙が、優しくなだめるように優しくなでる。
また一口。
少ししか食べてないのに、胸が一杯になってくる。
さっきからもう涙が、止まらないよ。ねぇ、ラグナ…。
目をこすり、もう一度ラグナがいた場所を見る。
そこには当たり前だよね。ラグナの姿はいない。
いつもどうりにあの素敵な笑顔とともに、私に挨拶をするラグナが私の頭をよぎる。
いつかしらないけど、あふれ出ていたこの気持ち…。
「ありがとう。ありがとう、私の大好きな   ラ   グ   ナ   」
私は焼きとうもろこしを胸に体を丸めて、静かに泣いた。

190 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし :2006/12/04(月) 19:47:10 ID:j/bs67s2
はい。どうっからどうみても、文章不足です。
ありがとうございました。
題名忘れているしね!!

191 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 19:52:42 ID:GNsuwtLe
乙女ロゼッタGJ!
そして、凄く焼きとうもろこしが食べたくなった。

192 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 20:26:16 ID:JQlPpliG
とりあえず、とうもろこしとバター買ってくるノシ
あ、その前にGJ!!
…続かないのかなぁ。

193 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 21:08:17 ID:g5aQQ+jo
すごいGJ!
たまに投下される切ない系は優しい気持ちを思い出させてくれるね…

194 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 22:51:05 ID:y/YW7534
カルディアの街の外れにある牧場の片隅に墓がある。
今その前に一人の女性がいる。




ラグナ様、貴方が旅立たれてから幾度目の春でしょうか。
近頃昔のことをよく夢に見ます。
夢の中の貴方はあの頃、出会った頃のままで、ジャコリヌ様やお嬢様、それに街の人たちも。

ふふ、ご存知ですかラグナ様、貴方がお作りなったルーンブレードとルーンシールドは
今ではノーラッド王国騎士団の団長に代々伝えられる国宝になっています。
それに関係しているのかは知りませんが、私たちの家にはよく騎士見習いの方がやってきます。
勇者ラグナの暮らした家というのは彼等にとっては聖地だそうです。

ラグナ様、今では貴方たちのことを語り合えるのはセシリアとだけです。
彼女はいたいけな少女の頃からは考え付かないほど(勿論あの頃は可愛らしかったという意味ですよ)お綺麗になりました。
今でも時折街の若者にプロポーズされています。
もっとも毎回すげなくふっていますが。
ええ、セシリアはニコル様のプロポーズ以外は受付ないということです。
勿論、私もラグナ様以外からの殿方からのプロポーズは断っていますよ。

ラグナ様、貴方にプロポーズされてからの日々は毎日日向にいるような暖かさでとても幸せでした。
ラグナ様、いえ、あなた……、私さびしいです。
あなたも、あなたとの子供も、私たちの孫も、私を置いていってしまう。
寂しいです。
こんな気持ちを味わうなら、人に交わらなければよかったと何度思ったことでしょう。
ええ、ええ、けれど……交わらなければあなたと会えなかった。
大丈夫、あなたとの思い出、お嬢様との思い出、街の人との思い出、全てを抱きしめて私は生きていきます。
この身が朽ちて、あなたに会いにいけるまで。





ノーラッド王国に属する街の一つカルディア。
その街の外れに牧場が存在する。
その牧場こそ、かつてゼークス帝国の侵略を退けた勇者ラグナの牧場である。
そこには今でも、ラグナと愛を交わしたエルフが住まい、訪れるものに勇者ラグナの真実を語っている。

195 194 :2006/12/04(月) 22:53:26 ID:y/YW7534
タバサは俺の嫁。
元ネタはお絵かき掲示板の絵から。
長命種と短命種の恋愛って萌えるよね。
あとまだプロポーズもクリアも出来てないので違和感あったらごめんね。


196 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 23:07:00 ID:GNsuwtLe
ああああああああ・・・・・切ねぇ・・・・・・・GJだよ・・・
置いていかれるのって、本当辛いよな。

197 名無しさん@ピンキー :2006/12/04(月) 23:23:33 ID:DZTHMgzT
やべぇ、俺こういうのに弱い・・・。
切ない、でもGJ。俺に付き合ってトキメキタイキャッチボールしてくれた名も知らぬ小学生くらいGJ。

198 名無しさん@ピンキー :2006/12/05(火) 00:49:18 ID:BLZSRiUm
とりあえずGJ…
ああ切ない。

…次のスレタイを「エロも有り」とかそんなのにしたくなるなぁ…
まあでも現行がベストか。

199 名無しさん@ピンキー :2006/12/05(火) 07:53:09 ID:1Rftcb4s
GJ!
…しかしこうもしんみりが続くと余計エロが欲しくなる。
誰か、とびっきりのエロを俺にくれ。
別に、しんみりがいらない訳じゃないから、あるならあるでお願いします。
 
ていうか、なんでもいいからカモーン!!

200  ◆Td44CogQJY :2006/12/05(火) 20:46:58 ID:ZrI5XgpX
>>191-193
感想ありがとうございます。
実は私は焼きとうもろこしはバター派ではなく醤油派です。
なのでついつい醤油の香りがすると書いてしまっていた罠。
>>192
…するどいですね。実はエスパー伊藤さんですか?
続きをのんびりと書いていたりします。
期待しないであげてください。見捨ててください。ほらそこのゴミ箱に私をいれちゃってください。

201 名無しさん@ピンキー :2006/12/05(火) 23:00:32 ID:R2SfPZvm
謙虚さは尊ぶべきだが、自虐まで行くのはいかんぞなもし。

次回作もまた〜りと期待(=´ω`=)y─┛~~

202 192 :2006/12/05(火) 23:14:16 ID:1Rftcb4s
>>200
_、_ ∠待ってるぜ…
( ,_ノ` )y━・~~~

203 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 01:17:36 ID:sRIOP0o1
可憐な白ミスト様のSSって、あったかな?

204 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 04:24:37 ID:8oHCnalv
まるでカブの様に白いミスト様のエロい話が読みたいよね。

205 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 08:36:17 ID:0oSwRh67
ミストは作りにくい。ゴカーン物もだ。あの方に襲いかかったら黒犬獣に喰われてしまう結末に・・・。
誰か書ける人カモーン!

206 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 18:27:21 ID:KPgmDaBv
はい、クワです(ニコッ
の時点でもう何処を白くしていいのかわからない

207 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 19:07:14 ID:7bZBX6vH
漏れも書こうと思ったことは何度となくあった
しかし「あなたもミストに騙されたの?」だけはどうも上手く解釈できないんだorz
どう考えてもスタッフ公認だろ黒カブはw

208 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 22:00:39 ID:mG5JEwbt
報われない話が苦手な人はスルーして下さい。


また独りぼっち。


彼と彼女の幸せを願わなきゃいけないのに、
親友同士が結ばれたことを喜ばないといけないのに。
祝福の言葉をかけた時の二人はすごく嬉しそうで、
胸がヂリヂリと痛む。
傷つくのが怖くて被った笑顔という仮面、こういう時には役にたつな。

家族のいない私にとって二人はかけがえのない親友で
そんな二人が結婚するという事に、嬉しさと同時に寂しさも感じているのかななんて
自己分析してみたけど、寂しさの方が強かったみたい。
男と女の3人組ってやっぱり数が悪いなあ。
二人が結婚してからは、会う回数もどんどん減っていって、
最近はもうほとんど会わない。
時折見かける彼らはとても幸せそうで、
私の居場所はまるでなかった。

お父さんとお母さんは
どうしてこんなにも早く私の前からいなくなってしまったんだろう。
もし、今でも側にいてくれたらこんなに寂しい思いをしなくて済んだのに。


さみしいよ。
さみしいよ。

私はまたひとりぼっちになっちゃったよ。


さみしいよ。
さみしいよ。

お父さんお母さん
合いたい、合いたいよ。

209 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 22:02:02 ID:mG5JEwbt
自分と同じ名前のつく洞窟。
冒険好きな父親が大好きだったこの洞窟。
中にある湖はいつもと変わらず、優しく波が揺れ白い光を水面に映し出していた。
その湖の目の前までやってきてその水面を見つめる。

「お父さん…、お母さん…」

頬を一滴の涙がこぼれ落ちる。
あの二人にも言わないでここまでやってきた。
だって言ったらきっと止めるから。

知ってますか?
少しの希望や喜びは、辛い世界にとどまらせる足かせになってしまうんです。
二人には分からないだろうな、だってすごく幸せそうだから。
彼らはこんな感情など知らなくていい。
幸せに、ずっと笑顔でいられるといい。
だからひとりでここにきた。

ためらう気持ちは無い。
そのまま前に少しずつ進んでいく。

そして金色の髪が頬をなぞり後ろへと流れていく。
体が宙に浮く感覚。
そう感じた次の瞬間に体は冷たい水の中に落ちていった。
優しい見た目とは裏腹にその水はひどく冷たく、すぐに体の自由を奪う。

神様、どうかあの二人のゆき先が涙でくもらないようにしてください。
どうか私をお父さんとお母さんのいるところに連れて行ってください。
どうか、どうか……

だんだんと意識が遠くなっていく。
さようなら、私が好きだった世界。
さようなら、私が幸せになれなかった世界。





突然彼女がいなくなった事に最初は村人も驚いたが、
元より変わった子であったため、どこかに旅にでも出たのだろうと
特に心配されることはなかった。

ただ、村とすこし離れた家にすむ夫婦は、
雨の日になるとお菓子や料理を作って待っているという。
ひょっこりと彼女か現れるような気がして。

210 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 22:08:41 ID:mG5JEwbt
ラグナ+ミスト←ロゼッタというのが主流?のようなので、
自分はその逆を行ってみました。
こんなん書いてますが自分はミストが大好きです。

211 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 22:31:36 ID:MEQiuTcY
これはまた、別の意味で黒いミストですな。

212 名無しさん@ピンキー :2006/12/08(金) 22:42:46 ID:qeThmape
悲しすぎる・・・でもGJ
普通に嫉妬とか出ない分想像の余地が辛すぎる

213 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 00:24:00 ID:9rBZa7+3
せっかく切ない話なのに「合いたいよ」でヒザカックンくらった

214 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 00:32:21 ID:9d5bUtVm
切なすぎ・・・。

最近切ない系多いな・・・。
切ないのは好きなんだが、そろそろガッチムチのエロが読みたいぜ。

215 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 00:55:52 ID:ejDvYFFy
バカップルッぷりが酷いのも見たいんだぜ

216 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 01:07:09 ID:jCZe+P3i
ガチムチとかいうとジェフ×セバスチャンとか来るぞ

217 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 01:21:53 ID:ejDvYFFy
女装ラグナとジャk

218 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/09(土) 03:33:45 ID:U8LHFj1X
>>213
それってお母さんとお父さんとミストが合体することですね。
はい。妄想が走りました。
お父さんとお母さんとミストをやってみました。
家族嫌悪の方はご遠慮しておいてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お母さんはベットの上で仰向けに寝て、ミストを優しく抱く。
二人は自然に唇をあわせた。
舌を絡め、より深く深く唇を合わせる。
ミストは上に唇を離す。お母さんは名残惜しそうに唇を閉じる。
透明な唾液がまるで絆のように、一本の線ができていた。
ミストはそれを優しく手に絡めると、ぺちゃぺちゃと手についた唾液を舐める。
こくり、と喉をならし唾液を飲み干す。
またミストはお母さんに近づき、甘えん坊の赤ん坊のように、また唇を合わせる。
ミストはこんどは、下にすべるように唇を離した。
そのまま首に優しく唇を触れる。
首から鎖骨。鎖骨から胸。胸からお腹。
そしてとうとう自分が生まれた場所までも、唇を触れ舐める。
くちゃりくちゃり。
「ぁん。ぁぁん」
ミストが舐めるたびに、お母さんの喘ぎ声と舐め這う音がベットの上で踊る。
尻を突き出して舐めているミストに、男の手がミストの股を触れる。
男はなりふりかまわずミストの体に指を入れる。
「ぁぁ。んっん。お、おとうさぁん」
お父さんは指をさらに深く押し込み、胸を掴む。
ミストは舐めるのをやめて、またお母さんに抱き合う。
ミストとお母さんは体をお互い擦りあい舐めあう。
お父さんはミストが動いたため、指が離れたが今度は二人に指が突っ込まれる。
深く優しくだけど激しく指を上下に動かし、二人に愛液を搾り出す。
「あなたきて…」
「お父さん。きてぇ」
お父さんはゆっくりと手を二人からはずした。
仲間はずれだったお父さんのベニスは、はちきれんばかりに動いていた。
二人の間をベニスが滑り込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい。エロが欲しい嘆きのためがんばりました。
ごめん、無理。下手。
おとなしく続き書いてろ、糞豚野郎ですね。
そもそも豚の作品なんて見たくないですよね。
しかも私ってゴミでしたね。ゴミ箱の中に入ってきます。

219 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/09(土) 03:38:52 ID:U8LHFj1X
>>208-209
GJ!!
ミストだいすきーな私にとって、とてもいい栄養になりました。
どの形であれ、形にされたミストはかわいいです!
次回作楽しみにしております。

220 お試し版 :2006/12/09(土) 19:40:54 ID:CAATlDCH
えっと。

鬼畜で黒ぎみなミストさんとリネット少佐モノです。
ほんわかなんてありえないドス黒路線ですので注意。

221 お試し版 1/2 :2006/12/09(土) 19:56:17 ID:CAATlDCH
「私に、罰をください………」
 リネットは、一糸纏わぬ生まれたままの姿で、そう懇願した。



「………さて、今日も一日、何事もなく終わったか」
 ミストの家で、宛がわれた部屋から傾いた月を見つめながら、リネットは小さく呟いた。
 彼女の座る机には、開かれたままの一冊の手帳と羽ペン。
 羽ペンを戻し、手帳を閉じたリネットはそれを本棚に戻した。
 他には、何もない。
 元々ほとんど無一文の状態でこの村にやってきたリネットに、そうたくわえがある訳でもない。
 それにリネットは居候の身分として、あまり家具等を購入するのは控えていた。
 今でも軍服を着てすごしているのは、それが理由でもある。
「………そろそろ時間、か」
 トントン
「……リネットさん、お時間ですよ」
 扉の向こうから、ミストの声が聞こえてくる。リネットはびくりと肩を振るわせた。
「……ああ……すぐに、いく」
 その吐息は、熱く濡れていた。


「良い夜ですね」
 月の輝く夜のした、ミストは上機嫌で”飼い猫”をつれて散歩していた。
 村はずれにあるミスト宅近辺には、人工の灯りがなく、夜の本当の暗さと星の明るさのコントラストがどこか不思議な雰囲気をかもし出している。
 また、夏真っ盛りだが街とちがって川が流れ洞窟の口が近辺に開いている事もあり気温は低く過ごし安くもあった。
 そわそわとした風が、ミストと”飼い猫”の毛を揺らす。
「ふふ、気持ちい風です。そう思いませんか、リネットさん?」
「………はい」
 ミストが右手から下げた紐の先。そこに、飼い猫は繋がれていた。
 ややクセのある、紅いショートの髪。普段は強気な瞳を潤ませ、首には紐と繋がった大きな首輪。真っ白な肌が、夜の闇にぼんやりと浮かび上がっている。
 裸の、リネット。
「さ、急ぎましょうか。ラグナさんも待ち焦がれてるでしょうし、誰か人に見られたら事ですよ?」
「は、はい……」
 ぐい、と紐を引かれながら、リネットは早足のミストについていく。
 それも、両手をついた猫さながらの四つんばいで、だ。
 体を隠すようなものもなく、隠す事もできないリネットの背後に回れば、その隠された茂みが丸見えになる事だろう。
 それも当然。
 今のリネットは、人間でなく猫なのだから。
「………どうしました、リネットさん?」
「……あ、あぅ……な、なんでも、ありません」
 不思議そうに声をかけるミスト。だが、それが形だけであるのは丸分かりだった。彼女はうっすらと微笑を揚げたまま荒く息をつくリネットに近づくと、その背後に回りこんだ。
 途端、巻き起こる甘い悲鳴。
「んぁああっ!ミ、ミストさん、そこ……はぁぁああっ!んっ!んあ、ああぅっ!!」
「ミスト、様でしょう?飼い主を呼び捨てなんて、いい身分ですね」
「あぁぁっ!あ、お、お許し、くださ……んんんんっ!」
 ぐちぐちとリネットの秘所を指でこねくり回すミスト。たまらず、リネットは地面に上半身をついた。お尻を上げるようになった彼女の秘所を、なおもミストは攻める。
「それに、なんですか、これは?うふふふ、裸で首輪をつけて引きずり回されて喜ぶなんて、真性の変態軍人さんですね。いや、リネットさんは人間じゃなくて猫だから、変態猫ですか?」
「はぁっ、んあ、ううんっ!ミ、ミスト、さまぁああっ!?」
「うわ、凄い粘りよう……流石に自分から望んだだけはありますね?べとべとですよ?」
 微笑を浮かべたまま、リネットを攻めるミスト。彼女は愛液でぎとぎとになった膣に指を突き入れたまま、親指でぷっくりと膨らんでいた豆を刷り上げた。
「ぁぁぁぁああぁぁあああああっ!!?ち、違う、違うのぉっ!」
「何が違うんです?ラグナさんに、罰をくださいっていったのはリネットさんでしょう?」
「んぁぁあっ!は、はうぅんっ、あっ、あっ、ぁあっ!?」
「全く……こんなに喜んでたら罰にならないじゃないですか。やっぱり、リネットさんは変態の中の変態ですね。罰をください、ってのもこういうのを望んでたんじゃないですか?ねえ?そう言えば優しいラグナさんはこうせざるを得ないって!ね!?」
「なああああっ!!」
 ぎゅり、と剥き出しになった豆を潰されて、リネットは絶叫した。
 ぷしゅ、と秘所から潮を吹いて、そのままぐったりと地面に倒れこむ。
「ふふ……」


222 お試し版 2/2 :2006/12/09(土) 19:58:05 ID:CAATlDCH
 ミストはその様を見て、薄く笑いながら右手を口元にもっていった。リネットの愛液でべとべとの指を、ぺろりと嘗め揚げる。
「……あ……」
「こらこら、気をやるにはまだ早いですよ?これからラグナさんの牧場にいって、たっぷり家畜達に可愛がってもらうんですから。それとも何です?」
 ミストはリネットの顔をつかみ揚げて、その瞳を覗き込んだ。
 そこに、普段の元軍人としてのリネットの顔はない。ただ、悦楽に流されて我を失っている雌の顔があった。
「ラグナさんに頼んで、また牧場まで連れて行ってもらいますか?ふふふ、無様でしたね、あの時の貴女。バッファモーの背中に張子を入れたまましばられて、ひぃひぃいいながら牧場に連れて行かれたんでしたっけ」
「あ……あ……」
 ミストの言葉にその時の言葉を思い出したのか、リネットは体をぶるりと振るわせた。白かった体は真っ赤に染まり、乳首は立ち、秘所からはしとどに愛液が漏れ出す。
「………でも残念。そんな事したらラグナさんは今晩は満足しちゃいますからね。何が何でも、牧場までつれていきますよ。さあ、さっさと立ちましょう」
「う……」
 よろよろと体を起こし、再び四つんばいになるリネット。その姿を、ミストは微笑を浮かべたまま見守る。
「そう。それでいいんですよ。貴女は」
「は、はい……。ミスト、様ぁ……」
「ふふふふ。良い顔ですよ。悦楽におぼれた、最低の雌猫の顔……」
 わざと強く紐を引っ張るミスト。首輪に引きずられるように、リネットがおぼつかない足取りで後を追う。
 彼女の通った後に、土が黒く湿っているのは見間違いではないだろう。
「昨日は……ウルフェンでしたっけ。今日は……何がいいですか?ふふ……アントに卵を産みつけられる、というのも得がたい経験だと思いませんか?」
「……あ……ああ……」
 ミストの顔に邪気はない。まるで、蟲の脚をもいで遊ぶ幼子のように。
「……ふふふ、本当にお馬鹿な人。ラグナさんは何もかも許してるのに、罰を求めるなんて……。それじゃ、私だって本気にならないといけないじゃないですか」
 くすり、という微笑。
「……ラグナさんから相談された時の私の気持ち、分かります?私はね、ラグナさんを傷つけた貴女の事、本当は許せなかったんです。本当なら、めちゃめちゃにしてやりたかった……けどラグナさん
がそれを望まないから、私も望まなかった。貴女をとめたのは、ラグナさんだったから。けど」
 牧場が見えてきた。ミストは一度脚を止め、リネットが追いついてくるのを待った。
 それと同時に、最後までこの雌に己の言葉を聞かせなければ、気がすまなかった。たとえ相手が正常な思考能力を失っていても、聞かせずにはいられなかった。
「……けど、貴女は罰を求めた。ええ、それも最低で、最悪の形で!確かに、夫でもない男に体を捧げるのは罰でしょう……少なくとも、貴女にとっては。けど、私にとってはですね。それがいかに重要で、大胆で、勇気のいる事か……分からないでしょう?貴女には!」
 それは嫉妬だった。そして激怒だった。
 ラグナに体を明け渡したリネットへの。ラグナに抱かれようとしたリネットへの。
 そしてそれは、歪みきった形で爆発していた。
 ミストの表情は変わらない。歪んだ微笑が、張り付いたまま。
「……貴女に甘い思いなんてさせない。辱められて、犯されて、愛も何もない悦楽に狂ってしまえばいい。そうやって裸でしとどに濡らして、私に喘がされて、モンスターにたっぷりと可愛がってもら
うのね。……貴女にはあげません。ラグナさんの愛も、欲望も、何もかも」
 リネットは答えない。否、答えられない。
 正気を失っているのもある。だが、それ以上に、彼女はもはやミストの一部だった。度重なる調教の果て、ミストの抱えている感情に取り込まれた彼女はもう、ミストの行為を拒否する事は出来なかった。

 それに、罰を望んだのは、リネット自信なのだから。



 ならばきっと、この状況はこれ以上ない、理想の形



223 お試し版 :2006/12/09(土) 19:59:12 ID:CAATlDCH
てな訳で。

短い上にお目汚しな内容ですがご勘弁を。

リネット獣姦とか妄想してたりするけど書くかは未定。

それでは〜〜。

224 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 20:05:57 ID:KMKaHGrU
エロいよ、小佐エロいよ(*´Д`)
カブ、黒いよカブ((( ;゚Д゚)))

225 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 20:19:42 ID:WLariMXf
ちょ、続きキボン(*´Д`)GJすぎる。

226 名無しさん@ピンキー :2006/12/09(土) 21:47:21 ID:/72w28zR
ミストの暴走っぷりに萌える・・・。

227 カブ様、黒いよカブ様 :2006/12/09(土) 23:53:24 ID:GeZ1vmwG
し、白いミスト様はど、どこなのかな?

228 お試し版 :2006/12/10(日) 00:29:02 ID:TAUiy3fL
ういっす。
調子にのって第二弾。

リネット獣(?)姦。
ド・ハードな分類だと思われますので、閲覧の際は注意の事。

229 スライム・リネット散華 1/3 :2006/12/10(日) 00:30:27 ID:TAUiy3fL
「じゃあ、始めましょうか、ミストさん?」
 歪んだ微笑を浮かべるミスト。
 その背後で、ごそりと何かが動いた。



 夜もふけた頃。
 ミストは、ラグナの働いている牧場を訪ねていた。
 ただし、ミストがまっすぐ向かったのはラグナの家ではなく、牧場の隅に設置されたモンスター小屋だった。
 かつて知ったる、とでも言うようにミストは迷わず一番東の小屋のドアをノックする。
「こんばんわ、ラグナさん」
「……こんばんわ、ミストさん」
 ノックの後、小屋の扉が開きラグナが姿を現した。にっこりとミストがあいさつをすると、ラグナもまたぎこちないながらも挨拶を返す。
「うふふ、よい夜ですね」
「え、ええ……まあ。……ミストさん、今日も?」
 おずおずと、視線をミストの背後に移すラグナ。ミストもその視線に気がついて振り返る。
 二人の視線の先。
 白い肌を闇に浮かび上がらせて、紅い髪の女性が一糸纏わぬ姿で所在無さげに佇んでいた。
「……こんばんわ、リネットさん」
「……っ。こ、こんばんわ、ラグナ……様」
 リネットはラグナの声にびくりと体を震わせると、おずおずと頭を下げた。その表紙に、首につけられた首輪がじゃらり、となる。
 そんなリネットの様子をしばらく、どこか痛ましそうにラグナは見つめていたが、唐突にミストがそんなラグナの耳元に顔をよせた。
「………今晩はどうするのですか?」
「……ミストさん……」
「……今さら、やめましょうなんていいませんよね?ラグナさん?」
「…………っ」
 口をつぐむラグナ。
 今さら、やめようとは言えなかった。事実、ラグナは今までも何度もミストとリネットの事を辱しめてきたし、なんだかんだいって始まってしまうとその気になってしまっていた自分もいる。ミストの言葉ではないが、もうラグナ自信がこれを楽しみにさえしているのだ。
 ただ、この場に及んで躊躇するのは、リネットとは別の問題だった。
「……リネットさんの事はもう納得してます。けど、ミストさん……貴女はいいんですか?」
「……ええ。私はいいんですよ」
 ミストは少しだけ、ほんの一瞬歪まない微笑を見せる。
「………だから……たっぷりと、リネットさんを可愛がって上げましょう……ねえ、リネットさん?」
「は、はい……ミスト…様」
 そして戻れないのは、リネットも同じだった。
 いや、どっぷりと浸されている分、彼女の方が酷いだろう。
 その瞳はどろりと潤み、秘所からはこれからの期待にしとどに濡れそぼっていた。
「……さ、リネットさん。挨拶がまだですよ?」
 ミストの、残酷ともいえる言葉に、ちいさくリネットは頷く。
「……今晩も……こ、この卑しい雌猫を……たっぷりと、心行くまで可愛がってください、ませ……」
 もう、リネットはラグナとミストなしでは生きていく自信がなかった。

230 スライム・リネット散華 2/3 :2006/12/10(日) 00:31:24 ID:TAUiy3fL

 モンスター小屋、地下二階。
 ラグナはリネットとミストをそこに招き入れると、ドアを閉じた。
 地下二階の様子は、他の階層のモンスター小屋と違っていた。ほかの階層はみな地面が野ざらしになっているのと違い、この部屋はきちんとカーペットがしいてあり、端にはベッドらしきものがあった。
 だが、天井にはレールとそれからぶら下がった滑車や鎖があり、ベッドもなにやら怪しげな小道具が放置されている。
 そう。
 ここは、確かに家畜を飼う場所だった。
 リネットという名の、雌を。
「うふふ……良い格好ですよ、リネットさん?」
「あ……はあ……」
 その飼育部屋で、リネットはミストの手によって天井から下がる鎖、その一つに結び付けられていた。
 相変わらずの裸の姿で、両腕を縄でしばって鎖の先のフックにひっかけて立たされている。
 こう聞くと乱暴にみえるが、実際は縄はラグナがダンジョンで手に入れてきた質のいい糸で編んでいるので手首を傷める心配はさほどない。
 そこに、ドアの確認をしたラグナが戻ってくる。
「ふふふ……それで、ラグナさん。今晩は、どうされるのですか?」
「じゃあ……この子に、リネットさんの相手をしてもらいましょうか」
 言って、ラグナがつれてきたのは、一匹のスライムだった。
 黒く濁ったゲルの中に、愛くるしい顔が刻まれた核がふよふよ漂っている。
 だが、柔らかそうなのは見た目だけ。このスライムは、自分の意思でゲルの部分を硬くする事が出来る。実際ラグナも、初めて遭遇した時はその能力に苦戦させられた者だった。
「まあ………うふふふ。ラグナさんも好きですね」
 そのスライムを見て、一目でラグナの考えを看過したのか、ミストが意味ありげな笑いを漏らす。
 だが、リネットはそうもいかない。
 何度も何度もモンスターに侵されているとはいえ、シラフに戻ってしまうとモンスターに侵される事には恐怖しかない。
 それに、スライム系のモンスターの相手は今までした事がなかった。
「ら、ラグナ様……っ」
「大丈夫、酷い事はしないように言い聞かせてるから……」
 リネットの嘆願。だが、ラグナはそれを切って捨てるとミストを伴って部屋の隅に用意されたベッドに腰掛けた。
「うふふ……じっくり見てあげますから……存分に楽しんでくださいね、リネットさん」
 ミストのあざ笑うような言葉と共に、ゆっくりとスライムがリネットに近づいた。
「あ……い、いやぁっ!ら、ラグナ、ラグナ様ぁっ」
「……ごめんね、リネットさん」




231 スライム・リネット散華 3/3 :2006/12/10(日) 00:33:10 ID:TAUiy3fL
 ずるずる、とスライムはリネットの足元まで近づくと、その肢体を這い回り始めた。
 ぬるぬるとした、冷たいとも暖かいともいえない感触に、リネットは頬を引きつらせた。
「や……あ……っ、こ、この、離れろ、離れろっ!」
 流石にリネットも抵抗する。両手はしばられているが、脚まで拘束されてる訳ではない。必死に脚をばたつかせて、スライムを振り払おうとする。
 だが、スライムの粘性の体は彼女の肢体に絡みつき、離れようともしない。
 痺れを切らしたリネットは、思い切ってスライムの核を踏み潰そうとした。いくらなんでも、核を踏み潰されればスライムも多少はこたえる。
 だが、それを見たミストがスライムに告げた。
「ああ、スライムさん。リネットさんはここまで来る間にたっぷりと焦らしてますので、遠慮なく」
 その言葉にリネットが青ざめるよりも早く、スライムは劇的に活性化した。
 たちまちリネットの体に覆いかぶさると、あっという間にその全身を拘束してしまったのだ。
 じめじめとゲルがリネットの体を縦横無尽に縛り上げ、身動きを封じる。そのゲルの這い方がどこかボンテージを思わせるのは、スライムの趣味だろうか。
「ひゃ、あっ!?あ、この、離れろ、離れ……ぁああっ!」
 抵抗するリネットだったが、もう無駄だった。スライムが彼女の肌をはいずり、胸を、秘所を愛撫し始める。
 そうなってしまうと、何度も重ねられた辱めですっかり体を開発されつくしたリネットに抗うすべはなかった。たちまち、快感に流される。
「はっ、あっ、だ、駄目胸は駄目……あっ、あぅっ!あぁぁあんっ!」
 艶かしい悲鳴を上げるリネット。そんな彼女を、ミストは微笑を浮かべて、ラグナはちょっと辛そうに見つめていた。
 そんなラグナの様子に気がついたミストが、口を尖らせる。
「ラグナさん、どうしたんですか?つまらなさそう」
「あ、いえ。そんな事は……」
「うふふ、そうですよね。だってここ、こんなにしてるんだもの……」
 ミストはそういって、ラグナの股間に手をおいた。そこはすでにそそり立つラグナ自信によって、三角のテントが張られていた。
「ちょ、ミストさん……?!」
「うふ……楽にしてあげますから……」
 あわてるラグナを制して、ミストは彼のズボンをずり下ろした。
 そして、そそり立つ逸物にためらう事なく、口をつけた。


「あぁ……ひどい、ひど……あっ、うぁ!はぁあっ!」
 その様子を、リネットは見ていた。
 あまりにも惨めだった。
 自分はこうして、モンスターにいい様に辱しめられ。ミストは、ラグナと情を交わしている。
 惨めだった。
 だが、どうじにこれを望んだのが自分であるのもわかっていて。
 それだけでなく……その惨めさが、モンスターに与えられる悦楽を大きくする事をリネットは経験でしっていた。
「んっ!あ、あぁああっ!そこ、そこはぁああっ!」
 どろりとした、しかししっかりとした手ごたえのあるゲルが、胸をもみ上げ、乳首を潰し、秘所をこねまわして豆を吸い上げる。
 全身の女という女をせめられて、リネットが嬌声を上げる。
「んあっ!あ、ああっ!そこ!そこいいのぉっ!もっと、もっといじってぁぁああああっ!!」
 ぐちゅり、と音を立てて、スライムのゲルがリネットの膣に進入した。
 それも、一度膣に染み込むようにしたゲルが太く硬くなり、ぐりぐりとリネットの女を攻め立てる。
 さらにそれだけでなく、今度はリネットの菊門にさえゲルは進入をはじめた。
 十分すぎるほど蕩かされたリネットの体を、激しくスライムが責め立てる。
「あぅんんっ!あっ、ふあっ、あぁああああっ!いい、いいっ!っは、あっ、あっあっあぁあっ、はぁっあ!」
 がくがくと悶えるリネットの体を押さえつけて、スライムの擬似肉棒がリネットを下からごっごっと突き上げていく。
 リネットのあそこは豪快にひらかれ、黒く半透明な肉棒を通してその内部が透けていた。秘所からあふれだす汁は白く濁り、スライムの激しいピストンによって飛び散っている。
(あ……あああ、気持ちいい、気持ちよすぎる……っ。化け物に犯されてるのに……感じてるっ)
 リネットにもう抵抗の意思は残されていなかった。
 散々調教された体は大きすぎる悦楽に屈服し、気がつけばスライムの突き上げに応じるように腰を振るっていた。
「はああぁっ!も、もっとぁあああんっ!もっと、はぁう、突き上げてぇっ!」
 激しくなる、スライムの責め。

232 スライム・リネット散華 3/3 :2006/12/10(日) 00:33:47 ID:TAUiy3fL

 と、がくんとリネットの体が落ちた。
 あまりにも激しい突き上げに、フックから縄が外れてしまったのだ。
 そして。
 リネットは、まるで待ち構えるようにしていたスライムの中へとその身を沈めた。
「ひあっ!?あ、がぁっ、だ、駄目ぁあっ!ひぎ、あっ、ら、らめらめらめ、ひんじゃあ、あぁああぁあぁあああっ!?」
 リネットを多い尽くすように群がるスライム。
 乳首を小さく伸びたゲルが縛り上げ、別の部分がはりつき吸い上げ、胸を螺旋状にもみ上げ。
「ふああっ!あ、っあ、あふあっ、あっ、ひああっ!?」
 力任せに股を開かせると、ごつごつとリネットのお腹が膨れ上がるほど激しく突き入れられる擬似肉棒。硬く太いそれは容赦なくリネットの膣を捏ね上げて、子宮口をごつごつと打ち上げる。KスポットとGスポットの同時攻め。
 しかもそれは、人間ではありえない底なしのスタミナで繰り出されている。
 豆もまた、ゲルが覆いかぶさると、皮をむき、転がし、吸い上げ、押しつぶす。
「あっ、ふああっ!ひぎゅ、あっ、らめ、らめらめなのぉぉおぁぁああっ!」
 そして、性感帯ですらないはずの部分をも、ねっとりとはりついたゲルが執拗に攻め揚げる。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
 もう、リネットはまともな声を上げることすらできずに、悶絶する。
 もはや絶頂とかは通り過ぎて、イキっぱなしの状態だ。アソコにいたっては、どろどろの粘性を帯びた本気汁がごぶごぶと下品な音を立ててさえいる。
 体はもはや痙攣のようにがくがくと震えているが、それをもスライムはぎちぎちに押さえつけ、結果逃げ場のない快感がどんどんと増幅されていく。
 そして、最後の時がやってきた。
「ひあっ……ら、らめ……らめ、なのに……あっ」
 どずん、と膣と菊門に擬似肉棒が深く深く突き上げられた瞬間、もはやイキっぱなしだったリネットの精神は、その上の段階へと突き上げられてしまった。
「ふぐ、かっ、あっ……ひぬ、ひぬ……ぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
 ビグンッ!
 スライムの拘束の中で、リネットの体がありえないほど引きつった。
 一瞬送れて、スライムもまた絶頂に達したのか、びくびくと擬似肉棒を震わせて産卵を始めた。
 ぽこぽこと、ビーダマサイズの卵がリネットの子宮と腸に詰め込まれていく。
「っ!あっ!っ!!」
 声もなくリネットはそれを受け入れ……ブツリ、と電源を切られるように意識を失った。


「………あらあら、リネットさんたら、気を失っちゃっいましたね。うふふ、お腹をふくらませて幸せそう。うふ、うふふ」


 だが、それで終わりではない。
 目を覚ました彼女に待っているのは、さらなる攻め。



 リネットの望んだ罰は、あまりにも重く、深い。


233 スライム・リネット散華 言い訳 :2006/12/10(日) 00:35:43 ID:TAUiy3fL
……うぃ、です。
なんかやっぱり出来は悪いですね……。18禁、それも二次創作はほぼ初めてなので尺もシチュエーションもイマイチ……。
……駄目だorz

おまけにページ数を間違っちゃいました。あうぅぅ……。

と、とりあえずほとばしるエロスは放出できたので次投稿するときはホンワカ系挑戦っ
ご迷惑かと思われますが勘弁してくだされ。

234 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 01:01:52 ID:bWd+Dc/Z
職人さん仕事HAEEEEEEEEEEEEEE!!!!
うわ、これはマジオッキしました。
GJ!

235 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 01:13:19 ID:dAaccQOb
最近になってまた賑やかになりつつあるのは嬉しいのですが、
なんか前書きや後書きで「駄作」とか「出来が悪い」とか書くのはどうかと思います。
はっきり言って、謙遜も度が過ぎると毒にもなります。
せっかくの良いSSも、そんな風に書かれると後味悪いし、勿体無くすら思えてしまいます。

邪推でしょうが、どうしても気になってしまったので。

236 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 01:15:23 ID:1rBb9tJU
謙遜がほとんど自虐に達してるのはアレだが、すげえGJです。
ホンワカ系も期待してます。あとsageてね。

237 お試し版 :2006/12/10(日) 01:20:22 ID:TAUiy3fL
>235
>236

どもー、です。……むぅ。いや、本当に自信なかったんだけど……ちょっとは自信もってよかったのかな?
実は2chはつい一週間まえから覗くようになっただけなので……。
今後ともよろしくお願いしますです。

238 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 01:27:15 ID:1rBb9tJU
だからsageてくれと・・・メール欄に「sage」。ついでにレスアンカーは半角な。
暇な時にでも初心者の質問板を覗いてくればいいかと。

239 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 03:29:20 ID:AbAxPWEu
>>237
GJっ!!
素晴らしいです(*´Д`)ハァハァ
続きに期待。

240 お試し版 :2006/12/10(日) 10:51:27 ID:TAUiy3fL
とりあえず早朝から電波が光臨したのでさくっといきます。

今度は頭の悪い落ちなので、読むときはご注意を。期待してると画面に頭打ちます♪

241 鳴動編 1/2 :2006/12/10(日) 10:53:05 ID:TAUiy3fL
「げほ、ごほっ……」
「大丈夫ですか、ラグナさん?」
「大丈……げほごほっ」
 春の十二日。ラグナは、風邪を引いた。


「ぞれにじてもごまりまじだね……」
「……ラグナさん、鼻水鼻水」
 ミストが差し出した塵紙を受け取って、ちーんと鼻をかむラグナ。
とりあえずかんだ紙はミストがおずおずと差し出してゴミ箱にGO。
「………全くです。カブがせっかく大きく育ってるのに」
「ぼぐのごどばどうでもいいんでずが」
「冗談ですよ冗談」
 何やら恨めしげに見つめてくるラグナにぱたぱたと手を振るミスト。ラグナはしばらくミストの顔を見つめていたが、ふてくされたように布団に潜り込んでしまった。
 風邪を引くと言動が幼くなるのはラグナさんも同じなんだな、とちょっとだけ感心したミストであった。
「でも、真面目な話、本当に困りましたね。ラグナさんは今、農場にモンスターの飼育にダンジョンの農耕までしてらっしゃるんでしょう?」
「ヴぁい………」
「流石に、風邪が治るまで放置、なんてのはできませんよね……」
 ミストの脳裏に展開される、一週間後のそれぞれ。
 農場は荒れ果てカブが萎びて転がり、モンスター小屋は爆砕してブチ切れたモンスターが食べ物を求めて街を襲撃し、ダンジョンの栽培中のカブがモンスターの胃袋に納まる光景。
 困る。
 それはとても困る。特にカブは。
「うーん」
 布団の中でげほごほ言っているラグナを見る。
 いつもにこやかに笑っている彼は今はみる影もなく、布団の中にもぐってうんうん唸っている。顔は熱で真っ赤なのに青いという有様だし、声だってしわがれてしまっている。
 辛そうだ。
 そこまで考えれば、ミストのする事は決まっていた。
「よし、分かりましたラグナさん!不詳このミスト、ラグナさんの為に人肌脱ぎましょう!」
「ヴぁい……?っで、ごごでぎがえないでぐだざいミズドざんっ!」
 やはり、ミストは天然だった。

「まず、この農場からですね!」
 作業服に着替えたミストは、見渡す限り広がる野菜園の前でガッツポーズを決めていた。
 作業服といっても、ラグナの予備の服を強奪して髪を上げただけだが。
「とりあえず、畑自体はラグナさんがきっちり整理してるから、水をあげるだけですね……」
 たっぷりと水の入った如雨露をうんしょうんしょと引きずってきながら、ミストはにこにこと水遣りを始めた。
 だが、遅い。
 無理もない。ラグナの使っている虹の如雨露は、各種合金で強化された特別製のものだ。
 普段から体をモンスターとの戦いや農耕で鍛え上げているラグナならともかく、唯の女の子であるミストにとってはいささか荷が重い。
 それでも、必死になって水遣りを続けていたが、とうとう半分も終わらないうちに昼になってしまった。
「あーうー……ラグナさん、いつもこんな重いものを振り回してたんですね……」
 もう駄目だー、といわんばかりに如雨露を放り出して大の字になるミスト。
 RPなんてすっからかんである。レベルが合わない物を使うとこうなるので画面の前の皆さんも注意しよう。
「困りましたねー……モンスターさんにご飯も用意しないといけないのに……」
 途方にくれるミスト。だが、そんな彼女を上から覗き込む影があった。
『ぼえ〜〜〜』
「……ツンドレちゃん?」
『ぼえぼえ』
 現れたのは、ラグナが牧場で飼っているモンスターのうちの一匹、ツンドレだった。
 ツンドレはその青い人魂みたいな体をふわふわと揺らしながらミストのまだ水遣りの終えていない場所にいくと、しゅわしゅわと魔法で雨をふらせた。
「わぁ!凄い凄い!」
『ぼえぼえ〜』
「え、何?ここは自分が終えておきますので隊長は次の仕事を?有難う、ツンドレちゃん!」
『ぼえぼえ〜!』

242 鳴動編 2/2 :2006/12/10(日) 10:55:59 ID:TAUiy3fL
「ふう、これで終わりですね」
 ツンドレに水遣りを引き継いだミストは、あっという間に小屋へ飼料を運び終えていた。
 まあ元々草であるし、ツンドレという応援を得て心理的にノリノリだったミストには苦でもない作業だった。……まあそれでも結構時間はかかったのだが。
 それにここも、心強い応援がいたからというのもあるだろう。
 ミストは足元でかさこそと触覚を揺らす巨大な昆虫に笑顔を向けた。
「手伝ってくれてありがとうね、アントさん」
『ぎっちぎちぎち』
 ミストの礼に触覚を揺らして『いえいえ我輩なんぞが貴公のお役にたてて幸いです』と答えるアント。
 さらにそれだけではない。
 農場の方はツンドレだけでなく、宙をふよふよ泳ぐ魚のようなモンスターや杖を持った小さな魔法使いのようなモンスターがせっせと魔法で水巻をし、ミストの後を追うように巨人のような体を持つモンスター達がついてきていた。
 みんな、ラグナが飼育しているモンスター達である。
 主が病に倒れたときいて、いてもたってもいられなくなったのだ。
「うふふ、それにしてもみんなラグナさんの事が大好きなんですね」
『ぼえぼえ!』
『ぎちぎちぎっち!』
『ぎょぎょー!』
 途端、なんかハッスルしだすモンスター達。その様子を、ミストはにこにこと見守っていた。

「……残るはここ、ですね」
 最後にミストが訪れたのは、カーマイト洞窟。ここに開かれた農場の水遣りさえ終えれば、今日の仕事はそれで終わりだ。
「さあ、頑張りますよ!」

「って、今日はモンスターの会合日か何かですかーーーっ!?」
 カーマイト洞窟のなか、ミストは追い掛け回されていた。
 その背後を追うモンスターの群れ。明らかに普段より多い。
 これはミストが知る術もない事だったが、実は今日帝国工作班が設置した召還装置にはちょっとした不備があり、やたらめったらモンスターが召還されてしまっていた。
「って、行き止まり!?」
 逃げ回っていたミストだったが、しかしとうとう二階の行き止まりに追い詰められてしまった。
 何とか抜け出そうとするが、反対側の通路はモンスターがぎちぎちに詰めている。到底、抜け出せそうにない。
「くっ……!」
 しり込みするミスト。このままアレな展開に突入か?
「………ふふ……ふふふふふふふふ」
『ビクッ!?』(モンスター一同)
 突然、怖い笑いを漏らすミスト。ちょっとびびるモンスター一同にはかまわず、ミストは顔をうつむかせたまま、何か取り出した。
 それは……、カブだった。
 そう。真っ白い根茎に、青々とした葉っぱ。どっからみてもどうみても、完全無欠にカブだった。
「本当のカブの輝きを見せてあげましょう」
 くすくすと笑いながら、カブをゆっくりと腰のあたりにもっていくミスト。
 いつの間にか、その腰には銀色に光るベルトが巻かれていた。
『HEN−SIN』
 カーマイト洞窟を、衝撃が突き抜けた。
 その衝撃に巻き込まれて、ザッハが独り生き埋めになったが、それは誰のしる所ではなかった。

「う、うーん……よく寝たぁ」
 ラグナが目を覚ましたのは、日がくれる頃だった。
「うん、やっぱり一日寝ると違うな。この調子だと……あれ、ミストさん?」
「すやすや……」
 ベッドの横で、もたれるようにしてミストが眠っていた。
 布団の上に上半身を倒して、顔をふせてすやすやと寝息を立てている。
 ラグナは一瞬あっけに取られたが、すぐに笑みを浮かべるとミストの金色の髪を指を通した。
 くすぐったそうに、ミストが唸る。
「……お疲れ様、ミストさん」
 そうして、ラグナはミストの重さを心地よく思いながら、再び眠りについた。

 ちなみに。
 ザッハが崩れ落ちたカーマイト洞窟から救助されたのは三日後の事だった。
 彼はしきりに「カブを見たんだ!真っ白なカブを!」と言い、街の人々の頭を悩ませた挙句ラピスの手によって病院の個室に叩き込まれたという。

 ………仮面ライダーカブ・鳴動編、完結。続かない。

243 お試し版 あとがき :2006/12/10(日) 10:58:19 ID:TAUiy3fL
あ、あははは……やっちゃった、まる。
でも書きたかったんですよぅ。

244 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 11:13:45 ID:vDjeeG5o
つまり真っ白なカブのきぐるみを着たミストさんg

245 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 15:00:33 ID:AbAxPWEu
カブトと牙の不思議なシンクロニティに、ミスト様が加われば…!

246 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 21:09:13 ID:cXP1QdY+
初めてSSを投下いたします。
いささか厨房臭がありますが、どうかご勘弁願います。

247 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 21:10:07 ID:cXP1QdY+
「なにこれ?もっとマシな物持ってこられないの?」
ああ、また言ってしまった。どうして自分はこんな風にしか言えないのだろう。
感謝祭や誕生日に、ラグナはいつも畑で採れた作物や、料理を持ってきてくれている。
最初はしがないただの男としか見ていなかった。だけど日を重ねる内にいつしかラグナに対する恋心の様な物が出来ていた。
当のラグナはそんな事には気付いていないのだろう、きっと。
いつもつんけんした態度を取っている私に、表はにこにこしていたけど、心中ではきっと舌をだしているに違いない。
昔からそうだ。
こんなんだから友達も出来ず、ずっと一人ぼっちで、喋る相手もいない。
そんな自分に嫌気がさして、いつの間にか他人の侵入を拒む柵を周りに作り上げてしまった。
それなのにあの人は軽々と乗り越えて私の中に入ってくる。
しかし、それが私には嫌ではなかった。
こんな自分をあの人は、ラグナは迎え入れてくれている。
それなのに、いつも素っ気無くしてしまっている。
やはり私は柵を壊せそうにない。

今日もラグナはやって来た。
ラグナは毎日私の所に来て他愛無い話をする。
話は大体ラグナの方から振ってきて一方的であるけれど、それ程嫌ではなく、むしろ嬉しかった。
彼が玄関から出て行く後姿をいつも二階廊下から鳥瞰しているのだが、いつもは振り向くことなく邸宅を後にする。
しかし今日は違い、こちらを見てまばゆい笑顔をこちらに向けた。
私も笑い返したい、返事をしたい、と思いはするが上手くいかない。
いつも無愛想な表情しか出来ない自分に、毎度の事ながら嫌気がさす。
部屋に戻ろう、と思いふと顔を上げると、厨房の方からタバサが顔を出しており、目が合うとにっこりと微笑んだ。
その笑顔は私の心中を全て見通しているかのようで、えもいわれぬ思いが沸いて出てきた。

248 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 21:10:41 ID:cXP1QdY+
部屋に戻りくつろいでいると、不意に扉が開き、タバサが姿を現した。
「お嬢様、こんな物を作ったのですが…… 如何ですか?」
タバサの手にはクッキーと湯気がたっているココアが乗っている盆があった。
「今は……いらないわ。でも、ありがと、そこに置いといて頂戴。」
そう言うと、ハイ、と小さな声でベッド脇のテーブルに盆を置き、私の隣に腰掛けてきた。
「今日もいらっしゃいましたね、ラグナ様。」
私は答えなかった。
「もう少し長居されれば、間に合いましたのに。」
タバサは目だけを湯気のたっている方に向けた。
「それは、自分が作ったクッキーを食べて貰いたかったから?」
だめ、と抑止しようと思ったが、機関銃のように次々と言葉が出てくる。
「そんなに作った物が食べて貰いたいのなら持っていけばいいじゃない!
会いたければ勝手に会いに行けばいいじゃない!そうやって、蚊帳の外に出そうとしているんじゃないの?」
そんな事タバサが思っているはずない、と一番よく分かっているのは自分だけれども、一度口に出してしまったら最後、とめどなく発せられていく。
一通り言い終えると、ああ、だから自分はこんななんだと思うと同時に、タバサに対する悪態を言ってしまった事を後悔した。
「大丈夫ですよ、お嬢様。」
何が大丈夫なのか、と言おうとした時、身体が吸い寄せられる感じがした。
感じがした、のではなく、実際にそうであった。
タバサが私の身体を抱き寄せていた。

どれくらい時間が経ったのだろうか。
タバサは何も言わず私を抱きしめてくれている。
エプロンが涙でべとべとになっても優しい顔で私を見つめ、ほんのりとした温もりが身体を包み込んでいる。
その暖かさを感じて、もう自分は一人で悩まなくても良い、と再確認した。
「お嬢様の場合、そう、怖がっている、のですね。相手の反応を常に伺い、自分に不利な状況にならないよう強く当たって……
でも、笑う事も大事です。でも一度勇気を出してしまえば、あとは簡単。自分でまず殻を割らないと何も始まらないんです。
確かに、人は始めての事を行おうとすると怖気付いて引っ込んでしまいます。でもそれは方向が違うだけで、私にも、もちろんラグナ様にだってあるものなんです。
だから自分だけ、なんて考えに囚われずに一歩を踏み出してみて下さい。それさえ出来れば後は大丈夫です。」
今の私にはタバサの言葉が湯のように感じた。
凍結してしまった心を少しずつ、だけど確実に溶かしていく。
「やっぱり、私…… ラグナが好き、好き、好き、好き……」
今まで腹の中に溜めていた言葉をタバサの胸の中で何度も何度も繰り返す。
そして胸のつかえが下りたのか、いつの間にかビアンカの頭はタバサの膝にまで降りていき、静かな寝息を立てていた。
タバサは静かにベッドに寝かせ直し立ち上がった。
「ラグナ様、お嬢様は今日、とても大きな成長を成し遂げられました。」
そう囁いて静かに部屋を後にした。


249 名無しさん@ピンキー :2006/12/10(日) 21:11:42 ID:cXP1QdY+
最初は非エロスで練習しようかと思ったのですが・・・・・・

精進してまいりますです。

250 名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 00:28:48 ID:g9aRBYYp
>>249
ヘイヘイ!まさか、これで終りってんじゃ無いだろうなブラザー?
冗談キツいぜ、オイ。GJは続きを落としてからだ!

251 名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 01:51:30 ID:3k/l9YEo
>>250
それではエロスを書きましたので……
ただマニアックなところもありますので、苦手な方は止めた方がいいかもしれません。

252 名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 01:52:59 ID:3k/l9YEo
「はぁ……」
ビアンカが深く、それでいて意味ありげなため息をつく。
「どうかなさいましたか?お嬢様。」
彼女はさっきからずっとこんな様子で、心配してタバサが尋ねた。
「どうかしたじゃないわよ。ラグナったら今日話しかけてくれればラブ度10になるっていうのに。
顔を合わせにこないんだもん。一体どこで油を売ってるのかしら。」
それはきっとお嬢様が話しかけるだけで結婚してしまうからあえて避けているのでは、と言おうとしたがとどまった。
メロディともそうだ。
彼女と風呂営業時間外に話すと風呂と結婚するかメロディと結婚するか、逃げ場のない選択を強いられる。
「それならお嬢様御自身でお会いに向かえばよろしいのでは?」
それがラグナと顔を合わせるのが一番手っ取り早い方法である、がビアンカはそれをずっと拒み続けていた。
「それにしても、ラグナが来ないんじゃやることもないし…… はぁ、暇だわ。」
それを聞いたタバサがビアンカに一つ提案をした。
「それならお嬢様、ラグナ様との前に予行練習を致しましょう。」
「予行…… 練習? 一体何の?」
ビアンカが目を細めて聞き返す。
「ええ、それは勿論夜のお付き合いでございます。」
タバサのにんまりとした笑みがビアンカに向けられ、これは不味い事を訊いてしまったと思い、身をたじろいだ。
「そ、そうね、こんな良い天気ですもの。たまには外の空気も吸わないと!」
そういい残して早足で部屋を出ようとしたが、腕首をがっちりとタバサに握られていた。

「ひっ!」
悲鳴に近い声を上げタバサの方を振り向くと、そこには目をギラギラと輝かせ捕らえた獲物を逃がさぬよう押さえつける捕食者の目があった。
「ダメですよ、お嬢様。何事も経験は必要です。でも、コレばかりは経験あっては不味いですね。
まぁそのあたりは私にお任せ下さいませ。」
「そ、そそそんな事信用出来る物ですかっ!早くその手を離して頂戴っ!」
何とかしてタバサの手を振り解こうとするビアンカだが、しっかりと万力の様に捕らえてるためなかなか離れない。
そのうち力を入れられるだけ入れ、物凄い前傾姿勢になっても離そうとしない。
「いい加減に離してっっっ!」
そう怒鳴った瞬間、ビアンカの腕首は万力から解放された、が振り解こうと全力を投じ、前傾姿勢になっていた彼女はそのまま絨毯の上に倒れてしまった。
「あうっ!イタタタ…… ちょっと!怪我したらどう……するの…よ……」
タバサに叱咤するも、目前には毒息を口からもらしているメイドの姿があった。
に、逃げないと!
必死になってもがくが、こういう時には身体がいう事をきかない物である。
身体がガクガクと震え立つ事もままならない。
「いっ、嫌よ、ねぇ、過ぎた冗談はよして頂戴よ。ねぇ、ねぇ……」
かすれた声で懇願するが一歩、また一歩とメイドは近寄ってくる。
ああ、蜘蛛の巣に囚われた昆虫てこんな感じなんだな、とそんな事を思っているとメイドが身体を抱き上げてソファーへと運んだ。

253 名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 01:53:39 ID:3k/l9YEo
「あらあら、お嬢様。お転びになられて…… お召し物が汚れてます。」
そう言ってタバサは肩に手をかけてするり、と慣れた手つきでビアンカを生まれた姿にしていく。
「だ、だめっ!離しなさい!はやくその手を離して!」
ここで抵抗しないと完璧にタバサの良い様に弄ばれてしまう!そんな考えがビアンカの身体を動かす最後の原動力となっていた。
「あら、お嬢様は着衣の方がお好きなんですね。ならばお嬢様の御嗜好を尊重させて頂きますね。」
「ち、着衣て何よ!いいからはや、むっ むぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
タバサがビアンカの唇を無理矢理塞ぎ、口内に曇った声がこだました。
ビアンカの声帯から発せられた声韻がタバサの口内へと伝ってくる。
そしてタバサの舌が本格的にビアンカの口内へと侵入していく。
「むっ!むふぅぅううう!ふぅぅぅぅぅぅ!」
どんなに声を上げようとしても言葉にならない叫びばかりが響く。
そんなビアンカを尻目に、舌と舌が濃密に絡まりあう。
舌を絡ました後には、歯ぐきと歯を丁寧に舐め上げていく。
「ふーっ、ふーっ むぁっ!」
突如ビアンカの身体がビクンと跳ね上がる。
ビアンカの硬口蓋が舌先で嘗め回されたのだ。
口内の性感帯を何度も重点的に攻められビアンカは目をとろりとして、恍惚を貪るようであった。
タバサは絶妙な舌使いで、ビアンカの口内に溜まった唾液を運び込み、こくんこくんと喉を鳴らしていった。
そして時折自分の唾液と混ぜ合わせビアンカへと送り込む。
もう諦めたのか、ビアンカは上の空で同じように唾液を食道へと送り、タバサの舌使いをがん味していた。

もうどれくらい続いたのだろうか。
タバサが口を離すと、ビアンカはまだ足りないのか自らメイドの舌技を求めてくる。
……ちょとやりすぎたのかもしれません。
そう思いながらも、メイドはお嬢の要求にこたえてまた唇を密着させる。
二人はだらだらと涎を垂らしながら互いを貪っている。
タバサのエプロンとビアンカの服は二人の唾液でベトベトになり並々ではない臭いを放っていたが、彼女達にとっては気分を高揚させるアクセントとなっていた。

254 名無しさん@ピンキー :2006/12/11(月) 01:59:13 ID:3k/l9YEo
ああ、異常尾張です。
名前欄に項数書いとけばよかった。

まぁ・・・・・・ やっちゃったという感じです。

255 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 08:14:04 ID:8Fsx46+g
ttp://www.twin.ne.jp/~clark-st/buff66/blog/archives/files/26.jpg

256 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 19:19:53 ID:ycFpVPQz
>>254
よいではないか、良いではないか。
GJまであと一歩…って所かな?次も頑張れ。
ところで、本スレにこんな投稿があったんだが↓
ビアンカ:誰に対してもS方向で挑むが最終的にM
タバサ:お嬢様に従いつつ本質的には調教済のドS、しかし攻められ慣れていない上不意打ちに弱いのでラグナのカモ
ラグナ:無敵超人
 
これで誰か書いてくれ。

257 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 22:03:46 ID:VrNn7wVG
しとしとと振る雨、屋根は水滴がタラタラと垂れて、下に水溜りを作る。
街の皆は平和に暮らしている、アンさんはいつも皆を優しく迎え入れてくれるし、
皆いつもニコニコして笑顔で接してくれる。
あの放浪詩人も慰めてるのか知らないけど毎日毎日会いに来る。(ウザイけど)
私の名前はロゼッタ、私は数年前、夫を亡くした、名をラグナ、
ゼークス帝国をたった一人で押し退け、この街を守り、そして私を愛してくれた。
私の肩にはいつもの彼の温もりがまだ残っている。

そう、彼が居なくなったのは私が原因なのかもしれない。
彼が死ぬ9日前、私は彼と喧嘩をした、ささいな事だった、結婚当日、
お父さんが私にくれた金色のオルゴール、それをラグナがたまたま落として、壊してしまった。
こればっかりは私は怒った(いつも怒ってるけど)、何度も何度も
怒鳴りつけた、そのたびにラグナは何度も何度も心底、謝った。
それから5日はほとんど会話もしなかった、食事さえ作らなかった。
 今想えばなんという事をしてしまったんだろう、何であの時、彼に
優しくしてやれなかったのだろう、何で素直にしょうがないね、といってやれなかったのだろう。
それ以来、彼は武具を作る工房にこもり始めた、何も言わなかった、言えなかった。

彼が倒れている、親友のミストにそう告げられた、丈夫な彼が
倒れたのだ、大変な事が起こったのだろう。
工房に駆けつけ、夫をミストと一緒に担いで病院に行った。
そして医師にこう告げられた。

『奥さん、彼はもう長くは無いでしょう、最期まで傍にいてあげなさい』

一瞬倒れそうになった、何度も何度も自分がやったことを悔やんだ、
絶対に治らないと、不治の病という物なのだろう。
その場でぽろぽろと涙がこぼれてきた、ミストが気を使って毎日毎日
何度もカブを送ってきた(一瞬嫌味かと思った)
彼の病状は日が昇るごとに悪化していった、顔色は悪く、目が光を失い始めて。
その日はもう耳が聞こえない状態だった、何度も目に熱いものが込み上げて来る。

ラグナが居なくなる40分前、私は耳の聞こえない彼に、『ごめんね』と
小さい声で何度も何度も語りかけた。
そうするとラグナは手で物を書く仕草をした、私は紙とペンを彼の手に握らせた。
そして彼はこう書いた。

『オルゴール、壊してすいませんでした、本当に、すいませんでした』

今まで目に溜めていたものがドッと溢れた、彼の手の中で泣いた、
彼はこっちを見てニッコリと微笑んだ、ラグナの最期の笑顔だった。


258 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 22:13:47 ID:VrNn7wVG
その後ラグナの遺体は牧場の動物小屋の前に建てられ、立派な物が作られた。
ロゼッタはそのお墓の前に来るたびにぽろぽろと泣いた。
お墓には彼の剣や盾、アクセサリーが飾ってあった、皆からそれぞれ決めた物
を置いてあった。

彼が工房に篭っていた時、私は今頃気付いた、壊れたオルゴールは
どこに行ったんだろう?誰かが捨てたのかな?ふと私の胸に予感が走る、
工房に駆け足で行く、私の予想は的中した、辺りはラグナが当時使用
したまま置いてあったたため、彼が何をしていたかは大体検討が付いていた、

彼が壊した金色のオルゴールは、今ここにあった。
ボロボロだったはずなのに、新品同様に綺麗に直されている、
立ち尽くした、一筋の涙がこぼれた、馬鹿だった、本当に馬鹿だった。
ラグナが直したオルゴールをそっと手に取り、ネジを回して鳴らしてみた。
ポロン ポロン と美しい音楽が流れる、それにあわせてロゼッタも泣いた。

彼のお墓の前で手を合わせた。

     今日も、カルディアの皆は元気です。

259 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 22:16:18 ID:VrNn7wVG
すいませんでした・・・(´・ω・`)
どうしても自分にはエロが書けないようです・・・。

あぁッ!スイマセン!石とか投げないでッ!今度はちゃんとエロ入り書きます!
だから勘弁し・・・痛いッ!すいませんすいませんすいませ(ry

260 名無しさん@ピンキー :2006/12/12(火) 22:21:41 ID:+hwLqMMk
いやいや、すげえGJだよ。こういう切ない話大好き。

・・・でも、これだけ死にまくるとそろそろエロも読みたいお。

261 名無しさん@ピンキー :2006/12/13(水) 00:23:08 ID:sbj8dYLf
>>260
ょう俺。

262 名無しさん@ピンキー :2006/12/13(水) 02:43:14 ID:pWkCExsq
途中に二つ仕込まれた笑い所が、切なさを緩和してくれてオレには救いだった。
切なさオンリーだと、なんかこう、頭を柱に打ち付けたくなるような気分になるもんで。

263 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/15(金) 00:10:17 ID:qfiUgexn
はい。続き物ですけど。
相変わらずEROなしですけど。
こんなに遅くなって寄り道もして、期待していた方は、本当に申し訳ないんですけど。
ミストの扱いが酷いですけど。
二つに分かるつもりが、時間をかけて待たせるのも癪なのでひとつにしたんですけど。
ここ書くネタがなんですけど。
それでもいい方はよんでやってください。

264 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし2 :2006/12/15(金) 00:12:01 ID:qfiUgexn
真ん丸の満月が、まるで太陽のように私たちを照らしている。
一寸先も見えないはずの真夜中なのに、こうも明るいと何だか不思議に満月を見入ってしまう。
ランプに火をつければ灯がともる。月が時がたてば満月になる。
おんなじ光なのに、全く光の質が違う。
うまく言えないけど、満月は心安らぐきがする。
改めて、自然というものはすごいものだと思ってしまう。
お月見はたぶんこういう気持ちを出すために、あるかもしれない。
っと。いろいろと現実逃避をしてみました。
ちょっと深呼吸をしっかりとして…。
…………ふう。
どうして、どうして! ラグナが私をお月見に誘ってくれるの?!
なんでなんでなんで!!!! おかしくない?! 普通ミストでしょ?! ねぇ!!!
もう、満月の光を浴びたラグナの顔なんて、見たくない!
いつもだったら優しく笑っているラグナだけど、なにこれ、格好良すぎ!
もう、あーもう! 帰りたい帰りたい帰りたい!
顔を見るだけで顔が赤くなってしまうから、いやぁああああああああ!!!
「ロゼッタさん?」
「きゃあ!! な、何々? ら、ラグナ…!」
不思議そうにラグナは私を見ていた。
もぅ、すっごいびっくりしちゃったよ。
「そ、そこまで驚かないでくださいよ」
私の言葉に傷ついたのか、ラグナは少し悲しそうな顔をする。
「ごめんごめん。さっきからずっと満月見ていたから、急に呼ばれてびっくりしちゃった」
「月をみてたんですか。うん、いい月ですね」
私を見ていたラグナも満月を見る。
ぼーとした顔を見られなくて嬉しいけど、いやでも、ずっと見てもらいたいかも。
うぅ、もぅ、ごちゃごちゃ。いやになってくる。
けど、本当にずっと見ていたいほど、綺麗な真ん丸。
こうも綺麗に見れるもの、ちょっと久しぶりかな。
「そうだね。綺麗だね」
「真ん丸で黄色くてふっくらしていて、おいしそうですね」
「コラ食べ物にたとえない。いやでも、おいしそうだけどね」
一応ご飯食べてきたけど、ちょっと小腹が空くころ。
いやでも、絶対に食べません。この満月に誓います。夜食はダイエットの天敵!
「という訳で、じゃじゃーん」
ラグナはバスケットを出すと、牛乳とだんごを取り出した。
…もしかしてわざと? あの焼きとうもろこしといい、狙ってやってるんだったら容赦しないよ?
「はい。ロゼッタさん食べてください」
ラグナは嬉しそうに私にふっくら真ん丸のだんごと、コップに注いだ牛乳を差し出した。
この顔で裏を持って言ってるんだったら、たいした男ね。
「ぅ…」
私は差し出されただんごと牛乳に、思わず手がぴくりと動いた。
いやもう、誓ったし今ついさっき! いや、でも、うん。食べたい食べたい食べたい!
ラグナが作ったものならなんでも貰うし食べるんだけど、流石にこの時間帯は太るかも。
「ロゼッタさん? もしかしていらないんですか?」
ラグナはもう泣き出しそうに顔をうつむかせる。
……この男。絶対に裏があるかも。
だってそんな顔されたら断れないよ。
はい。嘘です。だんごと牛乳を食べたいだけです。

265 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし2 :2006/12/15(金) 00:13:34 ID:qfiUgexn
「あんまも美味しそうなだんごだったから、見とれちゃっただけよ」
白々しく私は言うと、奪い取るようにだんごと牛乳を貰った。
この偉大な自然の力があるのに、人はランプのような自然の力を使わない力を手に入れる。
たぶんより楽で扱いやすい物が欲しいという、欲があるからだと思う。
まさにお月見なのに、だんごを食べたいという欲がでるのと一緒だね!
「もし体重が増えたら責任とってよね」
「え?」
「なんでもない! ほらせっかくのお月見何だから、ラグナも食べなよ!」
「はい!」
ラグナは嬉しそうにうなず、きだんごをほおばる。
ほんと、その無邪気さが可愛いけど、憎たらしいときがあるね。
ああもうほんと、満月様すいません。十分もたってないのに誓いを破ります。
私は満月とだんごを何度も見て、目を瞑りだんごを食べた。
もっちりとしてしっとりとした食感と、何もつけてないのに淡い甘さが口に広がる。
ただの牛乳かとおもったけど、いちごがはいったいちご牛乳。
甘いいちごが丁寧に潰されていて、牛乳と程よく混ざりだんごとは違った甘みが口に広がる。
いちごが好きな私にとって、すごい嬉しい。
次にどちらを食べようかと悩んでしまい、そんな私に少し微笑む。
だんごも牛乳もとっても美味しい。満月は綺麗だし、何よりもラグナが私の隣にいる。すごくなんか幸せ…。
「ラグナ。牧場やめて、食べ物屋をやったほうがいいんじゃない?」
この憎たらしいほど、ラグナは料理がうまい。
あの日の焼きとうもろこし以来、ラグナはいろいろな食べ物をもってきた。
それはもう私が本気をだしても、到底作れない料理を持ってきたりしてる。
たまにもってくる量が多いときは、ご飯のおかずとしてだすんだけど。
そのとき明らかにお父さんのフォークが、ラグナの料理に一番先に手をつける。
…一人の女として不愉快きわまりない。
「食べ物屋ですか…。やりがいがありそうですけど、せっかくミストさんに牧場を貸してくれたんですから、牧場を続けたいですね」

266 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし2 :2006/12/15(金) 00:14:19 ID:qfiUgexn
ズキ。
すごい、痛い。胸が本当に剣で貫かれたように、痛みが走った。
潰れそうになる衝動に、新しいだんごに手をつけた。
誤魔化すようにだんごを食べたけど、ついさっきまで食べていたあの美味しさは感じられなかった。
ただ口に苦味が広がっただけだった。
苦し紛れに上を見上げると、満月が私の心の中を見透かしたように輝いていた。
「ロゼッタさん?」
私が様子が変わったのを気づいたのだろうか。ラグナは心配そうに私を見る。
涙が出そうになった。だけど、グッとこられた。
ごめんね、ラグナ。こんなにも弱い私で。
こんな心配させるぐらいなら、あなたのお誘いを断ればよかったのにね。ごめんね。
「なんでもないよ」
口から開いたのは自分でも驚くほど、そっけない言葉。
私は慌ててラグナのほうを見る。
「ぁ、ごごめんね。大丈夫だよ? て、ラグナ口元」
「え? 口元?」
「右のほうにだんごがくっついているよ」
え?とラグナは左のほうを手で擦った。
「違うー。右だって」
私は指でラグナのだんごをとった。
もぅ、だらしない。私の指先ぐらいのこんなにデカイだんごをくっつけないでよ。
「全く、子供じゃないんだからちゃんと食べなよ」
ついついとっちゃったけど、捨てるのもったいないし食べちゃお。
私は指についただんごを口の中にいれる。
「あ…」
「え? どうかしたのラグナ?」
「いえ! いいえ! 大丈夫ですって!」
変なの…。なんかラグナって最近変な顔をするんだよね。
風邪みたいに顔を赤くなるだよね。
ラピスに、
「ラグナ最近調子悪そう?」
ってきいたけど、
「元気にがんばってますよ。元気すぎてこっちが心配です」
っていってたし変なの。
「あ、ロゼッタさんも、だんごついてますよ?」
「え? ホント?! ヤダ!」
あわてて私は口元を探る。
「ほら、ここに…」
ラグナは私に身を寄せた。
「ほらここですよ」
ラグナは私の顔を指差した。
「え、どこ?」
「えっとですね」
ラグナの顔がぐっと近づいた。
ち、近い!
しかも、ちょっとドキッてしちゃったよ。
「ど、どこよ! おしえ―――ぁ」

267 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし2 :2006/12/15(金) 00:14:52 ID:qfiUgexn
唇が。
 触れた。
頭が真っ白になった。
  なんだか体が勝手に動いた。
気づいたころには、
 泥だらけでクレメンス山を降りた私がいた。
ぽた ぽた ぽた
 涙が、地面を湿らした。
ら ぐ な 
 私は、どうなったの?
唇に。
 手を触れる。
やわらかいあの感触が、
 まだ残っていた…。

268 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:15:39 ID:qfiUgexn
泥だらけになった服だとお父さんにどう思われるかわからないから、ミストに頼んで服を借りて着替えた。
私は今本当にひどい顔をしていると思う。
家から出てきたミストが、見たことがないくらい驚いた顔をして、私のことを心配してくれた。
「ロゼッタさん大丈夫ですか!? え、えっと、ほら、このカブを食べて元気だしてください!」
…相変わらずだね。こんなことがなかったら笑ってあげたのに、ごめんね。
ミストに感謝の言葉を言ったあと、私は家に帰るため夜道を歩いた。
脚に何かがついているのかな。
私は脚を引きずって歩いていた。後ろを見ると子供が遊んだみたいに線が描かれてあった。
しゃがんで脚を見ても、何もついてないし、怪我もしていない。
服が破れているところもあったのに、奇跡的に怪我はしてなかった。
…分かってる。
脚が重い理由なんて、ラグナが私にキスをしたからだ。
これは夢なんだと思うくらい、驚いた。
…うん。分かっていたの。
だんごが私の顔にくっついてないことぐらい。
期待していたの。ラグナが私の唇を奪ってくれるかも、と。
おかしいよね。私。おかしいよね?
あれほど、ラグナはミストのものだと思っていたのに、私はラグナを求めている。
そうラグナを拒否できない私がいる。
あの誓いは所詮、眉唾物のだった。
ただの自己満足…。ラグナが私のことを思っていないと思わせ、心を楽にさせているだけ。
酷いな、私。…違うそんな、優しい言い方じゃない。
醜いんだ。そう、ただラグナは悪くないのに、ううん違う。ラグナはラグナらしく生きているだけ。
ラグナを望んだり望まなかったりして、本当の気持ちをラグナに伝えない私は醜い。
最近、泣いてばっかりだね。
しゃがんだまま私は涙を流し続ける。
弱いね。醜いから出ちゃうのかな。
ねぇ、ラグナ…。

269 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:16:28 ID:qfiUgexn
なんとかお父さんをやり過ごし、私は自分の部屋に入った。
私は手にある泥だらけの服を机の上に置き、ベットに腰をかける。
そのまま体をベットにあずける。
ブラブラと脚が揺れた。
ベットが私の重みでどんどん沈んで行く。
このまま沈み続ければいいのに。
「ラグナ…」
自然とでた言葉に、私は思わず眉間にしわをよせた。
どれほど私はラグナを思い続ければいいの?
思い続けるだけで、救われるの?
唇にそっと手を触れる。
まだあの感触が残ってそうで、ゆっくりと触れる。
私だって女。小さいころから憧れていたのはホワイトストーンだけじゃない。
ファーストキスも、好きな人を想う気持ちも、全て憧れていた。
恋愛は華やかで、綺麗で美しいものだって思ってた。
だけど私の恋愛は、ただの醜い私の想いだけが動いているだけみたい。
…何がしたいんだろ。
どうやってラグナと会えばいいんだろう。
いつもどうりに、できるかな。
ミストとラグナが喋っているときに、ミストに服を返さないといけないのかな。
そもそも、お月見であんなことがあたったのに、平気でミストに服を借りてしまった。
ラグナがその話題をだしたとき、ミストがこの服のことを訊いてきたとき、私はたぶんまた逃げると思う。
だってだってだって、怖いから…。
何が怖いのかわからないけど、怖いしかない。
ドンドン。
私の部屋のドアが叩かれた。
お父さんかな。私が帰るのを待っていたのに、逃げるように二階に上がっちゃったから流石に心配したのかな。
私はベットから体を起き上がり、どんな言い訳をしようかと悩んだ。

270 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:17:01 ID:qfiUgexn
「ロゼッタさん。失礼します」
言葉を失った。
頭が真っ白になった。
唇の感触が戻ったきがした。
ドアから入ってきたのは、お月見と変わらないラグナ。
ドクン。
急に胸がなる。痛くて熱い、変な胸。
「ロゼッタさん…」
ラグナは一歩一歩ゆっくりと私に近づく。
私は逃げようと体を動かそうとするけど、腰が上がらない。
とうとうラグナは私の目の前にいた。
「ロゼッタさん。僕は―――」
「い、嫌ぁ!!!」
パシン。
乾いた音が部屋に響いた。
「あ」
ラグナの頬が次第に赤くなり、口を切ったのか口から血がポタリと落ちた。
私の手がじぃんと痺れている。
「あ、あ」
言葉がでない。手が振るえて、体も氷付けにされたように動かない。
ただ頭の中には冷静に、私の手がラグナを傷つけたことはすぐにわかった。
ラグナはゆっくりと私に近づき、私を抱いた。
「ロゼッタさん、ごめんなさい」
こっちが苦しくなるほど、今にも泣きそうなほど震えた声。今まで聞いたことがないラグナの声…。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
ラグナの声と体の温かさで、ようやくゆっくりと私は口を動かす。
「ラグナ…ミストのことが好き…?」
いままでずっとずっとずっと思っていた、たった一つの疑問。
いつまでも笑顔で挨拶がしたいから。
いつまでもこの想いを想い続けたいから。
いつまでも変わらないあなたでいてほしいから。
それが壊れてしまうことが。怖くて、恐ろしくて、言えなかった。

271 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:19:25 ID:qfiUgexn
「僕はミストさんが好きです」

ドン。
私はラグナを両手で押した。
ラグナは不恰好に床に尻餅をついた。
大きく深呼吸をして、手を振りかぶりラグナの頬を叩く。
パァン!
さっきと比べ物にならない音が鳴った。
痛かった。痛かった。痛すぎだよ!
胸なんて、潰れちゃっていいから、この痛みをなくして!!!この胸の痛みを、痛みを…!!
「ラグナ! どうして、どうして?! あなたはミストがいるのに!! どうして私の唇を奪ったの?!!」
「それは…ロゼッタさんを愛しているからです…」
「な、何を言っているの?!」
「ミストさんも好きですよ。フィルさんも、ノイマンさんも、タバサさんも、めいさんも、ビアンカさんも…村の人たち全員好きです」
一呼吸して、ラグナは口を開く。
「だけど、ロゼッタさんは…好きじゃないんです…。愛してます、ロゼッタさん」
私はその場で崩れ落ちた。体に力が入らない。動かない…。
なんて、私って罪深いんだろ…。相愛だったのに、私の嫉妬で、最愛の人を殴ってしまった。
「あ。あ。あ。あ。あああ。あ…」
うずくまってしまう。
なんてことをしちゃったんだろう。なんて…こと…。
なんか。暖かい。…ラグナが私を抱いているんだ。
暖かいよ、うん。だけど、私はそんなことをする価値のない女だよ?
「ロゼッタさん。ロゼッタさん。ロゼッタさん」
ラグナはだんだんと強く強く強く、けど優しくゆっくりと私を抱いていく。
「ごめんね。ラグナごめんね。こんな女なんだよ? 私は 醜 い 醜 い わ た し 」
涙が出るくらい。あなたのことを大切に思い続けていた。
どれほど、あなたに逢うことを想っていたんだろう。精一杯の笑顔で、私はあなたに逢い続けていた。
もうそれも、終わり。
「愛 し い 愛 し い あ な た は。もぅ、こんな私を慰めなくっていいんだよ?」
ラグナはあれほど強く抱いていたのに、私から身を離した。
そう、それでいいの。早く私から逃げちゃって。
あなたの本当の好きなミストに、愛を奉げてあげて。

272 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:19:56 ID:qfiUgexn
「ロゼッタさんすいません」
パン。
驚いた。
頬の痛みよりも、ラグナが私を殴ったことに。
だけど、わかった。
ラグナは私のことが嫌いになっちゃったってことが。
よかった、よかった。こんな苦しみから逃れられる。もぅ、こんな気持ちなくなっちゃえ。
「愛している人を殴る僕は、嫌いですか?」
「…そんなわけ。ないでしょ?」
今まで口にしなかった言葉が開いく。
「どれほど、私が愛してるて思っていたの。胸が潰れるぐらい潰れてしまったほうが救われるほど、この気持ちを抑えていたの…!」
私の涙が溢れた。
「怖かった怖かった。ラグナが私を嫌いだとわかるのが、怖かった!」
涙が頬を優しくなでるまえに、ラグナが私の頬をそっとなでる。
「ずっと思っていたよ。気づかないほどいつの間にか、この思いが溢れていたの」
それでも私の涙は流れ続ける。
「ミストと話すあなたの姿を見て、あなたに話す私は、まるでミストの幸せを吸い尽くしているようで、切なかった」
ロゼッタさん…とラグナは優しく私の耳元に囁く。
「私が、ホワイトストーンの伝説に憧れているのは知っているよね?」
またラグナは私を前よりも強く私を抱く。
「いつかあの伝説のように、私も幸せになりたいの。ラグナ以外。のラグナしかホワイトストーンは絶対に受け取らないわ」
私はこの想いを胸に刻み、
「だって、私はあなた以外の人を好きになれないから…」
ラグナを諦めた。
そう、そうよ。
ラグナはミストのものだと、い い き か せ て い た 。
「そう心の中では思っていたの。だけど期待していた。ひょっこりラグナが私の前に現れて、私にホワイトストーンを渡すのを。そうだから私は醜い醜い私なの…」

273 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:20:41 ID:qfiUgexn
「僕はロゼッタさんを試していました」
次の言葉を言おうとした私は、ラグナの言葉に遮られた。
遮られてその言葉の意味が分からず、私は口を開いたままその場に固まった。
「ロゼッタさんが僕のことを想っているのかを、確認するためにいろいろとしました」
「試す、確認…? なにそれ?」
ラグナは私から手を離した。
「わざわざロゼッタさんが来る時間前に、ミストさんにカブを渡し笑顔を作ってました」
「そんな…」
私の涙はもう流れていなかった。
涙は信じられないラグナの言葉でとまっていた。
「他にも僕とミストさんが愛しているように見えるように、ミストさんと会話をしたり農作業をして、あなたの心を確かめていました」
「嘘よ。嘘、ラグナはこんなこと、しないよね…?」
「はじめて渡した焼きとうもろこしのときも、帰ったように見せかけて実はこっそりといました」
「続けないで!」
「…そのときの僕は、あまりにも嬉しさに思わず、自分でも驚くくらいの笑みを刻んでいました」
「黙って、お願いお願い!! 終わりにしよ!? もうやめて!!」
「ロゼッタさんが僕のことを思って、涙を流してくれたと知って…嬉しくて心がおどりました」
「やめて!!!」
私は必死に拒否をする。だけどラグナは言葉をまだ続ける。
「僕は命の恩人であるミストさんまでをつかってまで、ロゼッタさんのことを試していた…。そんな生易しいことばじゃない。最愛の人を弄んだ、僕は最低の人間なんですよ」
「嘘だって、嘘でしょ?! 嘘だって言ってよ…私を慰める言葉だって言って!」
私はラグナの襟を掴み、必死にラグナを見る。
ラグナは首を横に振った。
それは肯定だった…。私を弄んだ、ことを…。
こんな、こんなことって…あるの?
どっちが悪いの…? どっちが罪なの…?
「僕が悪いんですよ。黙ってこのことを隠していれば、あなたはただの嫉妬ですみました」
「もぅ、やめようよ…」
「あなたは、最愛の人に玩具の人形のように、いいように遊ばれて傷つきました」
「やめようよ…」
「その馬鹿な最愛の人は、傷ついた姿をみて正気に戻ってしまった」
「やめて、いつもどうりにしよ? あなたはいつも笑ってて?」
「ロゼッタさん。あなたを苦しませた人物は、この僕です」
「…ラグナ…」
もう、嫌。何これ。何なの?
これが私が求め続けていた、ラグナ…?
私が思い続けていた人は、どこに行ったの?
ねえどこ? どこ? 私のラグナはどこ?
「こんな僕は、ロゼッタさんを愛している資格がないです。僕がやっていることなんて、ロゼッタさんを傷つけているだけですから」

274 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:21:59 ID:qfiUgexn
「違うよ」
否定した言葉が私の唇から自然と出た。
それは私でも驚くほどの、澄んだ声。
なんだかその声は何かに気づいた気がしたから、私はしずかにそれに素直に従った。
「ラグナは私を想ってて、私を傷つけたと思ってるんだよね? うん。ありがとうラグナ」
あれほど混乱していた頭はもう、穏やかな風が通ったように落ち着いていた。
「何で、ありがとうなんですか? 僕は僕は!! ロゼッタさんを!!」
今まで見たことがない叫ぶラグナを見ても、私は冷静にラグナを見る。
「だって、結果はこうなっちゃったけど、私はそれでよかったと思ったから、嬉しいよ」
「なんでですか…?」
「それはね。ラグナが本当に私のことを想っていることが、分かったからなの」
私がずっと悩んでいたことは単純なこと。
「ラグナはね。誰でも優しい笑みと許容するその暖かい心のせいで、あなたが一番好きな人が分からなかったの」
そう。ラグナが一番好きな人は誰…?
「だけど、ミストだけは想いはどうあれ、ラグナはミストだけは特別にした。あなたの思惑どうり、私はあなたはミストが好きだと思ったの」
あなたを見るたびに思うの。
「ラグナを想っていた私にとって、それは本当に許すつもりはないよ。だけどおかげで分かったの。本当にあなたが一番好きな人が、分かったの」
あなたは愛している人はいないの?
「ラグナ。あなたが全てを許容する心と、一つだけの特別な心をもっているのなら、私はね」
あなたは誰でも好きなだけじゃ、私は許さないから。
「そう、私は全ての人から拒否されても、愛しい愛しいあなたの全てを奪ってしまう。醜い醜いわたしでいるわ」
だから愛して、この私を。
「ラグナを独り占めする…こんな私は き ら い ? 」
「嫌いじゃないですよ」
「じゃあ、なに?」
「…意地悪ですね」
ラグナは顔を赤くし、大人に注意された子供のように困った顔をした。
「私を弄んだ癖に生意気ね。ラグナ?」
そんな可愛らしい表情をするラグナに、まるで子悪魔のように私はいやらしく笑う。
そんな私にラグナは私が望んでいた、いつもと変わらない笑みを向ける。
「愛してます。ロゼッタさんを誰よりも愛してます」
私はゆっくりと頷き、いつもと変わらない笑顔を向ける。
「うん、うん。私もラグナを誰よりも愛しているよ」
いつかこの言葉を告げられるのを願い続けていた日々。
そしてその言葉に答える私。
トクトクトク。
胸がドキドキして、顔がなんだか熱い。
目じりも熱くなって、涙が私の頬を優しくなでた。
「あはは。泣いてばかりだね」
今までと違う涙。慰めじゃない祝福の涙だよね。

275 愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたし3 :2006/12/15(金) 00:22:39 ID:qfiUgexn
ぺろり。
「きゃぁあああああああああああああああああ!!!」
パッチーン!
ラグナの頬が、それはもう惚れ惚れするぐらいのいい音がなった。
「たく、何するのよ!?」
あろうことかラグナは私の涙を舐めた。
愛しているっていって何それ!!?
「いつものロゼッタさんですね」
嬉しそうに微笑むラグナ。
口から血でてるんですけど。
「たく、いい根性してるわね」
「ごめんなさい」
誤るラグナに、私はラグナの口元を優しく拭ってあげる。
「コラ。誤るんだったら態度であらわしてよ」
「はい」
嬉しそうにラグナは顔を私の顔に近づける。
ラグナは顔を傾け、唇を近づける。
私は静かに目を瞑った。
「ラグナ」
暗闇の中、わたしは 愛 し い 愛 し い あ な た の名前を言う。
「ロゼッタさん」
暗闇の中、あなたは 醜 い 醜 い わ た し の名前を言う。
私はゆっくりと微笑む。たぶんラグナも笑っているだろう。

「愛してる」「愛しています」

重なる言葉。

重なる唇。

重なるあなたとわたし。

愛しているよ。

そう、愛しい愛しいあなたと醜い醜いわたしを…ね?

―――end―――

276 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/15(金) 00:26:41 ID:qfiUgexn
…えらい長文ですね。書いていた本人はこうも長くなるとは思っていませでした。
長々と読んでくれた方。ありがとうございました。
不器用な彼らに祝福を…。

277 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 02:25:03 ID:krOTqnes
>>252-253
> そういい残して早足で部屋を出ようとしたが、腕首をがっちりとタバサに握られていた。

腕首は、手首の方がいんじゃないかな、とか思った。


ttp://oimayu.cocolog-nifty.com/blog/cat1217965/index.html
ある日のこと、弟の友達が遊びに来ていた。高校生のときの話だ。弟とその友人は私が二人の傍を通るなり、
いきなり駆け寄ってきた。(おっなんだよいきなり.....と少々驚き気味な私)
私:「なに?いきなり」 弟:「あのさー、ここってなんだっけ?」私:「はっ?なんで?腕首でしょ?なんでそんなこといちいち聞くの?」と
いうなり二人爆笑。は?なんで???意味わからん。腕首を腕首といってなにが悪い。少々脳みそ混乱気味。

そんなに笑うことか?!呆れ気味に睨んだ私に弟が友人に向かって一言。弟:「ほぉらな、腕首だべ〜!」と友人に言ったのである。
その友人に言わせると、弟の友人:「えっ?ここって手首じゃないの?」たしかにその体の部位はそうである。手首だ!(あれ?なんで
腕首っていった?)私:「手くっあ゛!....そっそー!!手首っ。やだなー知ってるよそのくらいふふッ.ん?」と、ぜーんぜんっ風にごまかしてはみたが。

すかさず弟に聞いてみた。私:「うちらずっと腕首ゆってたよねー。いつから腕首?」弟:「それヒトシ語だべ」あー....。納得.....。
父から覚えた言葉が現在のN家の子供たちにどうやら浸透しているらしい。あの父から....。年頃だった私にはショッキングな出来事であった。
だがこのことを皮切りに、また新たなヒトシ語が発覚されつづけていくのだった。なんか小説っぽいね。


278 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 02:34:44 ID:krOTqnes
>>252-253
> もう諦めたのか、ビアンカは上の空で同じように唾液を食道へと送り、タバサの舌使いをがん味していた。

あと、「がん味」がちょっと分らなかった。
「まんでがん味」というのが、讃岐方言であるようだけど……?

書いた所が少し気になった位で、結構面白く読ませて貰ったよ。
次回作にも期待。

279 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 03:33:52 ID:2+J6pHEn
>>276
そんな不器用な君にGJ!

280 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 04:40:07 ID:o0MAVfz3
多分、ガン見…?
凝視する、って感じかな。
若い人が使う言葉やね。

281 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:00:20 ID:rJfRDZij
よー久しぶり!
豚切りでミネラルタウンのなかまたちのカイとカレンを投下〜
公式カップリングとかルーンとかを求めてる人はスルースルー
続き物のような単発のような。どっちでもいいよ。
お楽しみいただければ幸いでっす。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
夏の海からは湿った風が吹いてくる。潮の匂いを身体に浴びながら、カレンが叫ぶ。
声は夜の海に吸い込まれ、町へは届かない。
頬に、ぴたりと冷たいものが当たる。笑顔を作って振り向くと、カイが立っている。
紫のバンダナ、健康そうに日焼けした肌。その手には、よく冷えたワイン。
「よ」
短い挨拶をする。
「笑わなくても、大丈夫だよ」
カレンの顔が曇る。参ったな、と言う顔で顔に掛かる髪をかき上げる。
そして今度は、眉を八の字にして少し情けない笑顔になる。
「…お見通しかぁ…」
カイが口を開くのを遮るようにカレンが喋り始める。
「それで、おつまみは?今回はいいものあった?新しいレシピは仕入れたの?」
いつものカレンからは誰も想像がつかないだろう、とカイは思う。
こんなに必死で。こんなに頑張っているよと主張して話し続けるカレン。
余所者のカイの前でだけ、違う顔になるカレン。
この町で生まれ育ち、海の向こうに思いを馳せている。
「大丈夫。大丈夫だから。今回は美味いモンたくさんあるし。ワインもあるから」
ゆっくりとそう言って聞かせるとカレンがやっと落ち着いた。
「…ごめんね…いつも…」
そう言って力なく笑う。カイは何も言わずに海の家にカレンを誘う。
「そのへんに座っててよ」
カレンを座らせて「これは食前酒」と言いながら、ワインをグラスに注ぐ。
「乾杯」と言ってグラスをあわせ、一口飲んでから、カイが厨房に立つ。
「何が食べたい?」
「何でもいいよ」
カレンの声にカイの声が重なる。驚いてカレンが目を開く。
にこっと白い歯を見せてカイが笑う。
「カレンは何でもいいよっていつも言うよな。ちゃんとワガママ言えよ」
カレンが困った顔になる。しっかり者で姉御肌でいつも頼りになる自分でいたいのに。
そう、いようとしている、のに。
この余所者はいとも簡単にそんな自分の鎧を壊す。
「言ったろー?美味いモンたくさんあるって」
「でっ…でもどんなものがあるのかわからない…」
自分の動揺をごまかすように手酌でワインをグラスに注ぎ、一気に飲み干す。
「じゃ、おまかせな」
手早く料理の準備にとりかかるカイの背中に向かってカレンが呟く。
「…私だって…」
魚をあっという間に捌き、チーズをフライにし、小さなピザを何枚か作る。

282 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:00:55 ID:rJfRDZij
カイと入れ替わりたい、とカレンは思った。
自分は料理をするのは好きだが上手くはない。はっきり言うと、とても下手だ。
でも、そうするとリックに嫌われるのか。
…嫌われても別に構わないのかな、とカレンは自問自答する。
今も嫌われてはいないけど、特に愛されている、とか、男女としての好き、を
感じたことはない。言われたこともない。
ぐい、とまたワインをあおる。
「ワインってそう言う飲み方するもんだったっけ…」
少し呆れ顔のカイが立っている。皿に料理が乗っている。
「あ…もうできたんだ」
すごいなと感心する。
「どうぞ、お嬢様。」
おどけてカイがお辞儀をして、丁寧な手つきで料理を並べる。
「海の家ってこういうもんだっけ?」
にっこりと極上の微笑みを浮かべてカイが答える。
「今日は、カレン様のための特別ですから」
特別、という言葉の響きが心地良い。
「何でもお申し付け下さい」
そう言いながら、カレンのグラスにワインを注ぐ。
「私は…特別?」
今日はなんだか変な酔い方をしているかもしれない、とカレンは思う。
カイにはそれでもいいやと思わせる開放感がある。
「特別だよ」
さらりとカイは答える。照れもしない。こういうやりとりには慣れているのかもしれない。
それでも、愚鈍な男よりは遙かに良い。どうせやってることは同じなんだもの。
カレンは料理を口に運ぶ。
「おいしい…っ」
思わず、声に出してしまう。本当に、美味しい。
同じ物を使って同じように作ろうとしても絶対に自分はこんな風にはできない。
「そうそう、そういう風に素直でいればいいのに」
「…どういいのよ」
アルコールの回った頭で考えてもまったくわからない。
「俺は、少しくらい抵抗されるのも好きだけどね」
唇が、重なる。
「あ…そういう…」
ふふ、とカレンは笑って自分から唇を寄せ、もう一度キスをした。


283 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:02:10 ID:rJfRDZij
毎年、夏になるとやってくる男。毎年料理を作ってもらって毎年酒を飲む。
でも、まだそういう関係になったことは、なかった。
今までは、毎年愚痴を聞いてもらっていた。
「今年は…こういうこと、するんだ…」
カイがカレンの耳たぶを唇で挟む。
「…カイも、何かあったの…?」
また頼られる。リックだけでたくさんなのに。夏の男はそのときだけの友達なのに。
「カレンこそ」
カイが額をぴったりとカレンの額に当てる。
「俺もってどういうことかな」
「も」をわざと強く言ってカイが笑う。
言いたくない。しっかり者のカレンでいるためには、思い出すだけでも辛い。
…辛いんだ。
「何かあったんだろ?」
カイは優しい。辛いということを自覚した自分にはその優しさがとても悲しい。
頼っていいのかわからない。
夏が終わればいなくなる男。
しかも、ポプリちゃんに好かれてて、リックには嫌われてる。
「私とこんなことして、いいの?」
話題を少しずつずらそうとカレンは努力する。
それでも、カイの腕はすでにカレンを抱き締め、口づけは鎖骨まで降りている。
「カレンが良ければ」
さっき、自分から唇を一度寄せたことをカレンは思い出す。
嫌ではないのね。妙に冷めた視線で己を振り返る。
「…私のこと、好きなの?」
「好きだよ」
嘘でも構わない、と思った。誰かにべたべたに甘やかされて、誰かにずっと好きだと
言ってもらいたかった。誰かに愛してると囁いて欲しかった。
「愛してる」
カレンの心を見透かしたようにカイが囁く。
きっと今だけなんだ、と思いながらも、気持ちが高揚する。
誰にでも同じことを言ってるんだ、と思うけれどもそれでも構わない。
今だけ、夏の夜の今だけでいいから、いつものカレンではなくなっても…いいよね。
自分に言い訳しているのは良くわかった。
それでもカレンはカイの首にその細い腕を回した。
ラグに背中を預ける。カイが覆い被さってくる。
唇にキスを落とす。


284 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:02:42 ID:rJfRDZij
そのまま、シャツをたくし上げられる。ブラジャーを外し、胸にそっと掌を当てる。
「カレンは…かわいいよ」
そう言って乳房にキスをする。
かわいい、というのはあまり自分には送られない形容だと思った。
「そんなこと言うのは、カイだけ…」
胸の突起を舌で転がされているのを感じながら、カレンが呟く。
カイはカレンの乳房にくまなく舌を這わせる。
ショートパンツの中にカイの手が潜り込む。
「かわいいっていうのは…」
そう口に出して一瞬ためらう。
カレンは、ポプリのことを真っ先に思い出した。
カイは誰のことを思っているのだろう。
「んっ…」
カイの指がカレンの茂みを探り、スリットに入ってくる。
同時に、違う指がスリットのすぐ上の突起を転がしている。
「やん…」
思っていたより自然に声が出てしまう。
「カイって…上手い…」
くりくりと突起をいじくりながら、カイが顔をあげて笑う。
「カレンが、かわいいから」
まるで用意されていたような台詞だとも思う。でも、今のカレンには十分だった。
「ふっ…くぅ…」
たまらず、脚を開いてしまう。ショートパンツを脱がされ、ショーツも剥がされる。
カレンは、手を伸ばし、カイのバンダナを取る。バンダナを投げ、シャツも脱がせる。
ズボンのベルトを外し、下着ごと引きずり下ろす。
「カレン…いつもこんなに濡れるの?」
カイがカレンに入れていた指を抜く。
「あ…ぁん」
指にとろりと粘液が絡まっている。
「なんか凄く感じてるし」
「ワイン…飲んだから…っ」
下手な言い訳だと思う。酔っているのは、カイの言葉に、カイの態度に、だ。
こんなに優しくされて、こんなに特別に扱われて。
心を、任せてしまったから。
何も言いたくなくなって、カレンはカイのペニスをそっと手にする。
そのまま身体をずらして、ペニスにキスをした。
くびれのまわりに舌を這わせ、先端を音をたてて吸う。


285 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:03:52 ID:rJfRDZij

ちゅっちゅっと水っぽい音がする。
「んん…」
今度は、カイの手が止まる。
「カレン…イイね…」
すでに準備はできていたカイのペニスがより一層固さと大きさを増す。
ペニスの根本までカレンの唇はくまなく触る。
「…カレン…っ」
もう限界だと言うようにカイがカレンをいったん離し、唇に唇を合わせる。
カイの指が再びカレンのスリットを確認する。
「いい…?」
カイが尋ねると、カレンがこくりと頷いた。
カレンの入り口にカイのものが当たり、一気に侵入してくる。
緩急を付け、カレンの反応を伺ってはいるが、カイもぎりぎりといったところだろう。
「やぁ…ん…カイのって…おっきぃ…」
カイの動きに合わせて腰を前後に振りながら、上気した顔でカレンが呻く。
「しかも…すっごくイイ…」
「カレンもサイコー…」
カイの額が汗ばんでいる。
「ドコが気持ちイイのか教えて…?」
カイがカレンの中で動く。
「んっ…もうちょっと奥…っ」
背中を仰け反らせながら、これ以上の快感はどんなだろう、と思う。
「あ…あぁんっ…」
思わず、よがり声をあげてしまう。カイがそこを狙って何度も動く。
「あ…あ…あぁあっ…」
「イッていいよ」
こんな時でも、カイは笑顔だ。
「ふぁっ…あっ…んんんっ…イク…あぁあっ…」
一瞬、頭が真っ白になる。
「何回でも、どうぞ」
そう言いながら、カイが腰を打ち付けてくる。
ぱんぱんと身体のぶつかる音にぐちゅぐちゅと粘液を掻き混ぜる音が混ざり、
何とも言えず淫猥な効果音になる。
「やぁ…っ…もっと…イッちゃうぅ…っ」
再び、頭が真っ白になる。
「カイも…」
にっこりとカイが笑い、動きを速くする。
「いい…?いくよ…?」
そう言って、カレンの奥まで肉棒を押しつける。カレンの脚がぴくぴくと痙攣する。
カレンに覆い被さり、口づけをしながら、カイの身体から緊張が抜ける。
カレンの奥に温かい感触がじわりと広がった。
覆い被さったまま、カイが呟く。表情は見えない。
「カレン…かわいいカレン、大好きだよ」
しかし、その顔から微笑みは剥がれ落ちている。
「…愛してる」
その言葉に心はない。
二人とも、わかっている。それが嘘でも、それに縋りたい時があるのだと。
例え決まり文句でも、それが欲しい時があるのだと。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

286 カイ×カレン@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/15(金) 13:05:55 ID:rJfRDZij
終われ。

冬の昼間に夏の夜の話って…俺だめぽorz

ところで、ルーンって男はラグナじゃないとあかんのん?
…ゴドウィンとかキツイかなと言ってみるテスツ

287 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 13:15:58 ID:5GKpGE6v
久しぶりだししまるー!
何書くにしても注意書き入れればOKなんじゃない?
「今回のセクロスはラグナ相手じゃありません」みたいな

288 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 17:44:09 ID:d38Xxd3U
>>276
GJ!!!!

289 名無しさん@ピンキー :2006/12/15(金) 22:20:10 ID:Owc8iQ9z
うむ、心の準備さえ出来ていればどんなシチュでも楽しい。
>>276もししまるも楽しいぞ!!

290 名無しさん@ピンキー :2006/12/16(土) 00:03:37 ID:/U6GfLI3
ししまるさんGJ!
ミネラルタウンネタをもっと書いてほしいです。

291 名無しさん@ピンキー :2006/12/16(土) 00:56:44 ID:3iyyKS/Q
>>278
ごめんなさい。
「含味」です。口のなかでよく味わうという意味です。
ちゃんと漢字使えばよかった orz

292 名無しさん@ピンキー :2006/12/16(土) 01:11:03 ID:Dl9h5j2k
久しぶりに来て良かった
GJ!大好きだ!

293 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2006/12/16(土) 01:30:05 ID:YWoJEey/
お久しぶりです
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20061216012827.jpg

カレンの姐御描かせてもらいました。あんまりエロくなくて申し訳ないです。

294  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/16(土) 02:32:14 ID:OARbQrvP
すいません、ちょっと投下しますよ。
一応需要はあったみたいなんで、それっぽいものを書いてみますた

*注:もうノリと勢いだけで書いてみた。
   :正直無茶をしたと思っている。
   :多ければ良いというものではない。
   :やはり勝負事はサシに限る。


295 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 1/8 :2006/12/16(土) 02:34:38 ID:OARbQrvP
その日の夜、ラグナ宅に忍び寄る一つの影があった。
「えっと……だ、誰にも見つかってませんよね…?」
フィルである。
家の壁に背を向け、辺りをきょろきょろと見回すその姿はまさに不審者。
そんな彼女はミッションインポッシブルのテーマを口ずさみながら、懐から針金を取り出す。
「大丈夫……本で読んだとおりにすれば、必ず成功します…」
そう呟き、針金を玄関の鍵の中へ差し込む。
何度かカチャカチャと動かしていると、一際大きな、何かが外れるような音がした。
「……やった! 成功しました!」
思わず声を弾ませる。
が、慌ててその口を手で覆う。
暫く息を潜め、辺りに誰も居ないことを確認すると、ゆっくりと口を開く。
「……ふぅ。こんなところで気付かれるわけにはいきませんからね…」
安堵の息を漏らしながら、音も無く玄関を開ける。
「抜き足、差し足、忍び足……っと」
月明かりを浴びながら、部屋の片隅へと向かうフィル。
その姿は東洋の忍者を思わせる。
……などと言ったら、めいに怒られそうだ。
「……はぁぁ…」
そうこうしているうちに、目的地へついたようだ。
フィルは部屋の片隅――ベッドの上で熟睡しているラグナを見て溜息をつく。
「ラグナさんの寝顔……可愛いです…」
頬を赤らめながら、すぅすぅと健やかな寝息を立てるラグナをまじまじと見つめる。
天使のような寝顔を充分に満喫した後、今度はラグナの頬を指で突っつき始める。
 ふにふに
「……ん…ぅ…」
寝苦しそうな顔をして、手足をじたばたさせるラグナ。
そんな姿が、フィルの悪戯心に火をつけてしまったようだ。
調子に乗って、何度も何度も突っつく。
 ふにふに
 ふにふにふに
 ふにふにふにふに
「はぁぁ〜……これはクセになりますね…」
悦に浸りつつも、ラグナを弄るのはやめないフィル。
心なしか、彼女の周りから『ほわほわん』といった感じのオーラが出ている気がする。
「ん……う〜ん……」
しかし、いささか調子に乗りすぎたか。
ラグナがそっぽを向くように寝返りをうってしまった。
ついでに、布団も目深に被る。
「あっ……」
名残惜しそうな声を上げるフィル。
と、そこで彼女はようやく当初の目的を思い出した。
「……はっ。…そうです、これくらいで満足してちゃいけません…!」
気合を入れるように、両手で軽く握り拳を作る。
「……メロディさんもミストさんも、ズルいです。
 私だって、たまには良い思いがしたいです……」
そう呟き、ゴソゴソと布団の中にもぐりこむ。
彼女の目的。
それは夜中にラグナの家へ押しかけ、彼とにゃんにゃんすること。
まあ、つまり、夜這いである。

296 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 2/8 :2006/12/16(土) 02:35:39 ID:OARbQrvP
「……こ、ここまで来れば…あ、あとはこっちのものです…」
ラグナの背中に密着したフィルは声を震わせる。
無理も無い。なにしろラグナがこの町に来るまでは、異性との交流すらほとんど無かったのだ。
そんな彼女がこんな大胆な行動に出るには、並々ならぬ勇気が必要であっただろう。
「そ、それでは……よろしくお願いしま〜す…」
とは言うものの、まず最初に何をすればいいのかよく分からない。
とりあえずゴソゴソと体中に手を這わす。
「……よろしくって、何のことです?」
「え……」
「……というか、何でこんなところに居るんですか? フィルさん…」
しまった。起こしてしまった。
寝ている間に事を始めてしまい、あとは野となれ山となれとなるはずだったのだが、予定が狂った。
しかしこんなことは想定内だ。
言い訳ならあらかじめ用意してある。
「ええと……その、急に怖い話を思い出してしまったので……。
 一人では眠れそうにないので、来ちゃいました……」
「ゴドウィンさんと寝ればいいじゃないですか」
「う……」
完全に予想外の返答だ。
大慌てで次の言葉を捜す。
「そ、それはダメです。家族と言えども、油断は出来ませんっ。
 最近では、きんしんそーかんというものもあるんですからっ」
「……自分の親を何だと思ってんですかフィルさん。
 それに……血の繋がってない男の家に転がり込むほうが、よっぽど危険だと思うんですけど」
全く持ってその通りだ。
しかしこの程度で引き下がるフィルではない。
彼女は諦めが悪いのだ。
「ええっと、その……こ、怖くなったから来たっていうのは、冗談です、冗談。
 本当は、その……ええと……ラ、ラグナさんと、天体観測がしたくて…」
「……天体観測?」
眠い目を擦りながら、ラグナは壁にかかった時計を見る。
「……もう日付変わってるんですけど…」
「そ、そうです! 天体観測は、日付が変わってからが勝負なんですっ!
 そういうわけで、早速行きましょう、ラグナさんっ」
ベッドから跳ね起き、強引にラグナを引っ張るフィル。
「ち、ちょっと待ってくださいフィルさん!
 せめて着替えてから……」
迷惑そうな顔をしながらも、付き合うつもりではあるラグナ。
その人の良さが、ラグナのラグナたる所以なのだろう。

297 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 3/8 :2006/12/16(土) 02:36:23 ID:OARbQrvP



「綺麗な星空ですね〜」
「……そうですね」
資材置き場の近くのベンチで星空を見上げる。
一面にちりばめられた星々を見て、フィルは歓喜の声を上げた。
ラグナも、まんざらではない様子で彼女に同意する。
「あ、ラグナさん、分かってないですね。
 そういう時は嘘でもいいから、『君のほうが綺麗だよ』って言ってあげるものなんですよ」
「そ、そういうものなんですか?」
「そういうものなんです。
 ……もう。ラグナさんは、いつまで経ってもラグナさんのままですね」
そう言いながら、ラグナの肩に体を預けるフィル。
想定外のことにラグナは驚き、顔を紅くしたまま身を硬直させた。
「……それって、貶してるんですか? 褒めてるんですか?」
「さぁ? どっちでしょうね。……あっ」
悪戯っぽい笑みを浮かべていたフィルが、小さく声を上げた。
「……? どうしました?」
「ラグナさんっ。あれ、あれ見てくださいっ!」
興奮した様子で空を指差す。
しかし「あれ」と言われても、どれのことだか皆目見当が付かない。
「お、落ち着いてくださいよ。……あれって、どれですか?」
「あれですよ、あの大きな蒼い星。……凄く綺麗ですね…」
うっとりとした様子で呟くフィル。
しかし……。
(蒼い……星?)
フィルが指差した辺りを凝視するも、蒼い星とやらは見当たらなかった。
自力での発見を諦めたラグナは、申し訳なさそうにフィルの方を見る。
「あの……すいません、蒼い星ってどれの事…」
「げふっ」
――フィルは……。
一目で致死量と分かるほどの血を吐き……堕ちていった。
「フィルさぁぁぁぁん!!!! それ死兆星だったんじゃないですか!?
 しっかりしてくださいよちょっとぉ!!!」
こういう場合とにかく冷静になるのが一番の対処法なのだが、目の前でこんなことが起こっては、それは無茶と言うものだ。
肩を掴んでゆさゆさと揺さぶる。
「あ……ぁ…ラグナ…さん……。
 ……どうやら…私は、もう…先は…長くない……ようです…」
「そ、そんな……!」
青ざめた顔でフィルを見つめるラグナ。
しかし、もちろんこれは血ではない。
先程こっそりラグナの家から調達してきたトマトジュースなのだ。
だが、こんな暗がりではトマトジュースと血の判別など付くはずも無い。
これこそ、フィルがとっさに考えた代替プランなのである。
「ですが……この状況を…打破する方法が…一つだけ……」
「な、なんですか!? 僕に出来ることなら、何でも……!」
必死の形相で問い詰めるラグナ。
果たして、彼女を助ける方法とは?
「今すぐ接吻をして、一夜を共にしてください」
「…………」
人間、覚悟を決めれば何でも出来るということか。
あまりにもあんまりなフィルの言葉に、ラグナは開いた口がふさがらない様子だ。

298 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 4/8 :2006/12/16(土) 02:37:11 ID:OARbQrvP
「……ぁぁ……もうダメです。死んでしまいそう…」
額に手を当て、病弱な少女を演出するフィル。
少し前まで本当に病弱だったので、これくらいはお手の物だ。
「……くっ! わ、分かりました。僕でよければ…」
「了承すなぁぁぁぁぁ!!!」
「ごふっ!!?」
ラグナの後頭部に鈍い衝撃が走った。
頭をさすりながら後ろを見る。
「あたた……あ、あれ? メロディさん?」
そう、我らが救世主メロディである。
メロディはラグナに詰め寄ると、凄まじい勢いで捲くし立てた。
「フィルの口車に乗せられちゃダメよ! これはラグナとニャンニャンするための口実なんだから!
 大体死兆星なんて、アレ嘘よ! あたし毎日見てるもん! 目が良かったら誰でも見れるもん!!」
「おおお、落ち着いてくださいメロディさん! というか、何でこんなところに!?」
がくんがくんと体を揺さぶられながら、なんとかメロディに問いかけるラグナ。
するとメロディは突然動きを止め、顔を紅くしながらラグナから目を背けた。
「そ、それは……そ、そんなこと気にしなくていいでしょっ! 問題はフィルよ、フィル!」
そう言ってビシッとフィルを指差す。
「……なんか、本気で苦しそうなんですけど」
「そんなわけないでしょ! 嘘なんだから!」
「いや、でもほら。呼吸止まって……」
「…………」
試しにフィルの目の前で手のひらを振ってみる。
……応答無し。
鼻の前に手をかざしてみる。
…………。
『ほほほ、本当に呼吸止まってるぅぅぅぅ!!?』
ここまで来れば、もはやプロ級の演技だ。
ラグナとメロディは騙されたとも知らず、大慌てでフィルを家の中へ担ぎ込んだ。



「うぅ〜……」
恨めしそうな声を出しながら、メロディはラグナを睨みつける。
そしてラグナは、ベッドの上でフィルに覆いかぶさるような格好で硬直。
まさに臨戦態勢といったところだ。
やる気がほとんど感じられないのがせめてもの救いか。
「そ、そんな親の仇を見るような目で見ないでくださいよ……」
ほとんど泣きそうになりながら言うラグナ。
そりゃそうだ。
しかしメロディはラグナを睨むのをやめない。
「こ、今回は非常事態だから、仕方ないけど……絶っっっ対、中にしちゃダメだからね!!」
「いや、あの、それは分かってますけど……その、出来れば席を外してもらいたいんですが……」
ラグナの言わんとすることは分かる。
合意の上とはいえ、自分の彼女の目の前で他の女と寝るのは避けたい。
是非とも、避けたい。
しかし何を思ったのか、メロディは首を縦には振らなかった。
「終わったら、次はあたしの相手してもらうんだから。……ずっと見ててやるぅ…」
「……なんですか? 新手の羞恥プレイ?」
そう言い残し、ラグナはフィルと向かい合う。
すぐ下では、フィルが熱っぽい瞳でこちらを見つめていた。

299 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 5/8 :2006/12/16(土) 02:37:46 ID:OARbQrvP
「あ、あの、ラグナ…さん……。か、覚悟完了しました。いつでも…どうぞ……」
「すいません、当方に迎撃の用意ありません」
「うぅ……ラ、ラグナさんこそ、羞恥プレイじゃないですかぁ…」
そう言って恥ずかしそうにラグナの首に手を回す。
いよいよABC兵器(接吻・愛撫・性交)を投入するつもりか。
最後確認のため、メロディの方をチラッと見る。
「じ、焦らしてないで、さっさとやっちゃいなさいよもう!」
もはやヤケクソの様だ。
ああ、こりゃもうダメだ。
もう完全に、色々なことを諦めたラグナはそのままフィルと唇を重ねた。
「ん…! んぅ……ん…」
触れるだけのキス。
しかしそれは、フィルの気分を高揚させるには充分な効果を持っていた。
「んむ………っはぁ…! ……ラグナ…さん……!」
瞳を潤ませながらラグナを強引に抱き寄せる。
より深い恍惚感を味わうため、フィルはラグナの口内へと舌を滑り込ませた。
「はむ…ぅ……ちゅ……ふぁっ……」
欲望の赴くままにラグナの口内を責め続けるフィル。
いつの間にか彼女の右手は、ラグナの局部へとあてがわれていた。
一方、ラグナはと言うと。
(……結局、誰が相手でも受けなんだよね…)
自己嫌悪。
もう、ものっ凄い自己嫌悪に陥っていた。
相手は初めてで、しかもこちらは上に乗っているというのにほとんど主導権を握られている。
これは男としては、いささか問題である。
さすがにラグナも悔しくなったのか、フィルのスカートの中に手を滑り込ませ、ショーツ越しに秘所を指でなぞる。
「ふぁっ!? あ、あぁぁ……!」
体中に電気が走ったような感覚。
びくりと腰を浮かせたフィルは、切なげな声を上げながらその場に崩れる。
「あ……だ、大丈夫ですか? フィルさん…」
「はぁ……はぁ…ぁ……は、はい、大丈、夫…です……」
「……なんだか、もう準備万端って感じですね…」
充分に湿り気を帯びた秘所を、優しく撫でるように触れながらラグナは呟く。
「あぅ…っ。そ、そんなこと言わないでください……」
恥ずかしそうに、フィルは顔を背けた。
「えっと……それじゃ、行きますよ…?」
そう言うと、有無を言わさずフィルのショーツを脱がし始めるラグナ。
今日は妙に積極的だ。
「ひぁっ!? ……は…はい…っ」
顔を紅潮させながら、フィルはぎゅっと目を瞑る。
そうしている間にも、ラグナは手際よく準備を進める。
フィルのスカートを捲り上げ、そっと自分自身を秘裂へあてがう。
「ちょっと……と言うか、かなり痛いと思いますけど…」
「へ、平気です……ラグナさんなら…」
そう言ってラグナを抱きしめる。
やはり怖いのだろう。
気を落ち着かせるために、そっと頭を撫ぜてやる。
「ぁ……」
「……なるべく、早く終わらせますから…」
愛でるように、慈しむようにキスをし、しかし荒々しくラグナは己の肉棒を突き入れた。

300 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 6/8 :2006/12/16(土) 02:39:27 ID:OARbQrvP
「――――〜〜〜っ!!!?」
目を見開き、声にならない悲鳴を上げるフィル。
ふと顔を上げると、メロディが「この人でなし!」とでも言いたげな顔でこちらを見ていた。
「ご、ごめんなさい! その、ゆっくりするよりも、一気に行ったほうが痛みも和らぐかと思って……!」
「へ、平気…です! 平気です……から…動いて…くだ、さい…っ!」
そうは言うものの、とても平気そうには見えない。
ラグナを抱き寄せ、痛みに耐えるように硬く目を閉じる。
「……分かりました。…行きますよ?」
あまり時間をかけては、痛みが増すだけだろう。
そう判断したラグナは、一気に注挿を始める。
「いっ…ぁ、あああぁぁ!!」
「っ! キツ……」
予想以上の締め付けに仰け反りそうになるラグナ。
しかし背中へ回された手によって、再びフィルの元へ引き寄せられる。
「ダメ、です…! 止めないで、動いて…ください…っ!」
膣内が恐ろしいほどに躍動し、ラグナを締め付ける。
ほとんど動かしていないにもかかわらず達してしまいそうだ。
「ぅく…っ! はぁ…はぁ……!」
ラグナも我慢しきれなくなったのか、次第に腰の動きを加速させていく。
「や、ぁ、ラグナさん! ラグナさぁん!!」
髪を振り乱し、愛しい人の名を叫ぶ。
同時に膣内がきつく収縮した。
「うあっ! …くっ……出し、ますよ…!」
もう限界だ。
フィルの膣内からモノを引き抜き、彼女の茂みへ精を注いだ。
「はぁ…! ぁ、あぁ……」
下半身に多量の白濁液を浴びながら、深い溜め息を一つ。
安堵したような、満足したような表情を浮かべながらフィルは体を弛緩させた。
「はぁ……はぁ……ふぅ…」
ラグナもまた、何かをやり遂げたような表情をし溜め息をつく。
とその時、ラグナの背中に二つの柔らかい何かが押し付けられた。
首だけ後ろに回し、背後の様子を探る。
「…………」
一糸纏わぬ姿のメロディが、ラグナに抱きついていた。
「……あ、あの、メロディさん…もしかしてんぅ!!?」
何も言わずに、ラグナの口を口で塞ぐ。
「んちゅ……次は…はむ……あたしの、番なんだから……んぷ…」
舌を絡ませ、貪るようにキスをする。
疲労の色濃いラグナはそれに抵抗する術を持たず、ただひたすら口内を犯され続けた。
「じゅ……じゅる……っぷぁ…ラグナ…ラグナぁ……」
虚ろな目で、しかし力強くラグナの名を何度も何度も呟く。
その行為がラグナにまた火をつけたのか、彼のモノが再び屹立しだす。
それと同時に、突然ラグナのモノに刺激が走った。

301 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 7/8 :2006/12/16(土) 02:41:04 ID:OARbQrvP
「ふわぁっ!?」
予想外の出来事に素っ頓狂な声を上げるラグナ。
目線を下にやると、フィルが屹立しきった肉棒を両手で包み込んでいるのが見えた。
「……ラグナさんだけイっちゃうなんて、ズルいです…。もう一度、してもらいますからね…」
そう言って、軽く手を上下させ始める。
しかしそれをメロディが黙って見ているわけがない。
「んふ……ん…っは…。…あ! ダ、ダメ! それはあたしがするのっ!」
と、フィルを押しのける様に亀頭を口に含む。
「あぐっ!? ち、ちょっとメロディさん!?」
「ヒ、ヒドいですメロディさん! 今、私がしようとしていたのに……」
「じゅる……ちゅ…ダメって言ったら…ダメなの……んぶ……。
 ラグナは、あたしだけの……あむ…ものなんだから…」
「うぅー……。だったら、実力行使ですっ」
言うが早いか、フィルは強引に竿の部分に舌を這わす。
「や、やめ……っ、二人、とも、ちょっと待っ……ぅあっ!」
必死に訴えようとするラグナだが、与えられる刺激は普段の二倍――いや、二乗以上。
快楽に耐えるだけで精一杯だった。
そんなラグナのことを知ってか知らずか、メロディとフィルはより激しくラグナのモノに吸い付く。
互いの舌が触れ合うのも気にせず、一心不乱に刺激を与え続ける。
「あ、や……も…だめ、です……出る…っ!」
半ば意識の飛んだラグナが呟く。
しかし二度目の絶頂に達する直前に、二人はラグナ自身から離れた。
「ん……まだ、出しちゃダメ…。今日は、中に……ね?」
ラグナを座らせたまま、メロディはラグナ自身を自分自身の中へ導く。
フィルは背後へ周り、胸板に手を這わせながら首筋を甘噛みする。
「あ、あぁ!! も、無理…無理、です…! すぐに、出……!」
「ん……いいよ…いっぱい、中に……っ!」
両手足を使ってラグナに組み付き、腰を小刻みに動かす。
ラグナの言うとおり、終わりの時はすぐに訪れた。
「ぅくっ…! ……あ、あぁ…」
今まで我慢してきたモノを全て、メロディの最奥を送り込む。
「あぅっ! …ぁ……凄い…いつもより……いっぱい…」
恍惚とした表情でメロディは呟き、ラグナと深いキスを交わした。

302 すごいよ!メロディさん 〜64で3人プレイって結構微妙〜 8/8 :2006/12/16(土) 02:43:19 ID:OARbQrvP



「あ、あの……大丈夫ですか? ラグナさん…」
不安そうに、フィルが布団の中で囁く。
「え…あ、はい。なんとか……あはは…」
疲労困憊な様子でラグナは答えた。
「というか……なんで一緒に寝てるんですか?」
「……もう、ラグナさんったら。一夜を共にした仲じゃないですか。
 一緒に寝るくらい、どうってこと無いでしょう?」
「う……言われてみれば、そうかも…」
そこまで言ったところで、フィルとは反対側で寝ていたメロディが、ぎゅっとラグナの袖を掴む。
「だ、ダメダメ! 今日は状況が状況だったから仕方なかったけど、
 これからもラグナにあんなことしていいなんて言ってないんだからね!」
必死になってラグナを放すまいとするメロディ。
しかしフィルは勝ち誇ったような顔で言う。
「あら。でもラグナさん、まんざらでも無い様子でしたよ?」
「んな!? ち、ちょっとフィルさん!?」
「メロディさんよりも、私のほうが気持ちよかったですよね? ラグナさん♪」
無邪気に微笑みながら、ラグナに問いかける。
「そ、そんなことないよね!? あたしのほうがよかったわよね、ラグナ!?」
負けじとメロディも詰め寄る。
「し、知りません! そんなの、答えられません!」
困り果てたラグナは、布団の中に潜り込んでしまった。
「むぅー……この際だわ。白黒はっきりつけようじゃないの」
「の、望むところですっ」
「どっちがラグナを、より気持ちよくさせられるか! 勝負よっ!」
「え゛…………」
こうして、女達の戦いが再び始まる……。
「ちょ、二人ともダメですって! もう無理! 無理ですから!
 これ以上したらおかしくなって……ぅああっ!!」
ラグナの情け無い声が、部屋中に響き渡った。



ちなみにこの試合、第4ラウンドまで続いた挙句、審判が職務放棄をしてしまったため
引き分けに終わってしまったそうな。

303  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/16(土) 02:45:29 ID:OARbQrvP
以上、終了。


実は前半のフィルを書いてるときが一番楽しかったという罠

304 名無しさん@ピンキー :2006/12/16(土) 03:33:51 ID:Hq60GiI3
>>303
ハァハァ(*´Д`)GJ!!
次回はカブ神様も参戦しまつか?激しくwktk


305 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2006/12/16(土) 13:57:15 ID:YWoJEey/
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20061216135355.jpg
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20061216135417.jpg

HM犬耳マリー 事前事後?
苛められてるっぽいものが駄目な人は要注意。
2枚目を先に描いて、1枚目は思いつきで描いたものなので荒いです。
誰が相手かは想像にお任せします。多分昨日うpしたカレン?
これ需要あるんだろうか…

306 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2006/12/16(土) 16:17:32 ID:YWoJEey/
あぁ、すみません。
事前事後じゃなく事前事中(最中?)っていう感じですねorz

307 名無しさん@ピンキー :2006/12/16(土) 18:50:43 ID:NJ14rOfT
>>303
GJ!!!
面白くてエロくていいね

308 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:13:16 ID:uCLF0MbW
初書き込みです。
ミストの恋心(?)を書いたつもりです。
携帯からなので改行やら、何やら変な場所があったらごめんなさい。
あ、エロはありませんので悪しからず…。

309 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:14:32 ID:uCLF0MbW
いつからだろう。
自分のベッドに腰掛け、窓の外、夜空に浮かぶ月を眺めながらミストは一人考える。
この胸を刺す淡い痛みはいつからだろう。
この胸にある切ない想いはいつからだろう。
いくら考えても答えは出なかった。
今まで味わったことのない初めての感情なのだから。
ミストは小さく溜め息をつくと、小川の向こう、木々の間に見える家に視線を移した。
もう夜は遅い。その家の窓は黒に塗り潰され、中の様子はわからない。
この感情はそこに住む青年のせいなのだろうか。
……。どうだろう。
青年とはただの隣人だし、毎日顔を合わせ、会話を交すが特に何をしたということもない。
他には…、毎日カブをもらったり、カブをもらったり、カブをもらったり。
……。カブは確かに嬉しいが、それとこれとに関係はあるのだろうか…。
……。わからない。
考えても考えても、答えはでない。これは何なのだろう。
再び小さく溜め息をついたミストはベッドに体を横たえた。
こんなことをいつまでも考えていてもしようがない。
もう夜も遅い。このまま目を閉じれば、夜の静けさがこんな感情など意識と共に奪い去ってくれるだろう。
こんな感情など…。

310 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:15:51 ID:uCLF0MbW
いつからだろう。
ミストは一人、闇の中にいた。
遠く遠く、遥か遠くまで続く果てしない闇。
不思議と恐怖はない。ただ、安らぎもない。自分はいつも…一人だったから。
一人立ち尽くす闇の中、ふと声が聞こえた。
小さな女の子の声。
聞き覚えのある女の子の声。
彼女は言った。
「お母さん。どうしてお母さんとお父さんはけっこんしたの?」
幼い声はそんな質問を誰かに投げ掛けた。
「あら、ずいぶんおませな質問ね。うぅん…そうねぇ…」
その問いに答えた声は優しく、暖かい女性の声だった。女性は少し考えた後、言う。
「恋をしたからよ」
「恋?恋ってなぁに?」
「恋っていうのは、他の人を好きになるってことよ」
すうっと目の前の闇が晴れ、小さな光の中に少女達の姿が見えた。
ベッドに横になった女性の隣に少女はいる。
それは、自分。まだ幼い頃の自分自身の姿だった。
なら、その隣にいるのは…。だがその女性の表情は、もやがかかったように見て取ることはできなかった。
「ミスト、お母さんのこと大好きだよ。これも恋?」
幼いミストは再び問う。その問いに女性は小さく首を振った。

311 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:17:46 ID:uCLF0MbW
「ううん、それとは違うわ。家族じゃない誰かを好きになるってことよ」
「誰か…?」
「そう。恋をすると胸が痛くて、その人が恋しくて…とても切なくなるの。でもそれはとても素敵なことなのよ」
優しい優しい声。その声に包まれた幼いミストは目をこする。
聞いているだけで心の底から安心できる、そんな声だったから。
「素敵なこと…。ミストもできる?」
「もちろんよ。ミストみたいに素敵な娘はお母さんよりもとっても素敵な恋をするわ」
「本当?」
「えぇ、本当よ。さぁ、もう遅いわ。もう寝なさい」
「…うん。おやすみなさいお母さん…」
素直に小さく頷いた幼いミストは母の温もりを感じながら、そっと目を閉じた。
すうっと闇が視界を遮り、世界はまた闇に包まれた。
「お母さん…か」
ぽつり、そう呟くと、闇の中に再び光が射した。
それはすぐに人だ、と解る形になりミストの前に降り立った。
「…ミスト」
また声が聞こえた。それは先程の女性の優しい声だ。
「…あ…」
思わず驚きに身を固くすると、その光に包まれた手がそっと頬に触れる。
暖かい。その手は、とても…とても暖かかった。
「ミスト…。ごめんなさい…ごめんなさいね…」
その静かな言葉にミストは首を振った。
謝らなくてもいい。
私は一人でも大丈夫。
あなたが悪いのではない。
…でも…寂しいよ…。

312 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:20:24 ID:uCLF0MbW
言いたいことは沢山あった。でもそれはどれ一つとして言葉になることはなかった。
ただ、ただ、涙がこぼれ落ちる。
光は抱き締めるようにミストを包み、闇を明るく照らしていく。
その暖かい光に包まれながらミストは目を閉じた。
「お母さん…私は…私は…」

重いまぶたを開けると、窓の外は明るい光に満ちていた。
世界を包んでいた闇はもうどこにもない。
あの優しい声も、暖かい温もりも…。
だが、不思議と悲しみも寂しさも感じられなかった。
いつも側にいてくれる。そんな気がしたから。
日射しが満ちる春の朝。
ミストはいつもより少し早く家を出た。
暖かい風はあの光のようにミストを迎えてくれた。
その中にたたずむ青年とミストは向かい合う。
「おはようございます。ラグナさん」
そしてミストは恋をする。
生まれて初めての恋をする。

「私たちの分まで、幸せになりなさい」

春の風に混じって、そんな声が聞こえたような気がした。

―終―

313 ガルモ ◆bZ5x88t7JQ :2006/12/16(土) 21:50:41 ID:uCLF0MbW
以上、こんな感じです。
というか題名書くの忘れてました…。
題名は『初恋』でした。
かしこm(__)m

314 名無しさん@ピンキー :2006/12/17(日) 11:30:03 ID:+R+3XcTU
>>313
乙。いいと思うよ〜。
次も期待。

315 名無しさん@ピンキー :2006/12/17(日) 16:25:19 ID:ixVg4bax
>>291
でも地の文は変態さん臭がぷんぷんしてエロいから、後はセリフをがんばればいいと思う。

316 過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/12/18(月) 15:52:38 ID:wVpVJ3MF
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [597]

エロなしエリィ。
かわいいのが描きたかったんです。

317 名無しさん@ピンキー :2006/12/18(月) 17:19:10 ID:kkDF8VzL
>>305
( ゚∀゚)o彡゚ エロス!調教!


なんか最近、人少なくなった気が…
ちょっといる奴挙手。

318 名無しさん@ピンキー :2006/12/18(月) 18:35:29 ID:p0iqp6Jg
投下自体は前スレのみだけど

( ゚∀゚)。彡゚

319 名無しさん@ピンキー :2006/12/18(月) 21:38:57 ID:Up4Hni8h
微妙なネタだけだけど

( ゚∀゚)。彡゚

320 名無しさん@ピンキー :2006/12/18(月) 22:07:51 ID:WtPXg0/9
なにもしてないけど

( ゚∀゚)o彡゚



321 名無しさん@ピンキー :2006/12/18(月) 22:08:45 ID:byyeCNfV
>>316
ホントカワイイ!!
いいっすねぇΣ(゚ー^;*)

322 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/19(火) 00:24:47 ID:zx5SmhOU
正直GJしか反応がないから、返事ができなくて困ってます。
192さんの反応がないのもションボリ。
余談でタイトルは適当できまって、まさかここまで台詞と出てくるとは思っていませんでした。
これからも多くの人に認められるよう、ゴミ箱の中で精進していきます。

323 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 00:32:16 ID:BJ4z6S0+
いちいちレスしすぎるのも荒れるもとになったりするから
そこまで気にせずにいた方が良い気がする

324 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 05:20:39 ID:if2UavyR
>>322
こう言うと、明らかに悪く聞こえてしまうかもしれませんが、
よほど作品が終わってない限り、作品投下→GJ!はもはや決まり問答のようなものなので……。
(勿論、GJであることには変わりはないですが)
それにここは貴方自身のホムペでもブログでもないので、GJがどうとかレスがどうとかはあまり気にしない方がよろしいかと。
まぁ、とどのつまりは>>323さんの言うように「レスしすぎない方がいい」ということです。

それと、このスレ内でも何度か言われてましたが、ゴミ箱行きとか駄SSとかなんとか……あまり卑下にしすぎるのも見苦しい感じです。
謙遜してるつもりでしょうが、書いた本人が「駄作」だと思っているものをどうして他人が良いと思うでしょうか?
悪い言い方してしまうと、ゴミ箱から出したゴミをここに投棄しているようなものです(無論、実際には>>322さんのSSがそうではないけれど)
そういう場合はせめて「拙作」とでも書いておくべきだと思います。

ぐだぐだ言ってしまって本当に申し訳ないですが、
作品と作者から出る言葉にあまりにもギャップを感じてしまったのでレスさせていただきました。

325 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 06:43:00 ID:zfndow3A
>>324
カブカワイイ
まで読んだ。

326 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 12:11:25 ID:eRcYlfNn
ネ申キター!
とか言ってマンセーされたかったのか?

327 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 13:09:22 ID:ZJblqaRc
「GJ」という決まり文句で終わるんでなく、具体的な感想が欲しいって事かもよ。

328 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 16:15:48 ID:P8p2pR4B
エロSSで具体的な感想って……それはちょっと贅沢すぎるかな?
自分のサイト持ってSS書いてると痛感するけど、
普通のSSなら具体的な感想も結構貰えるが、エロになると激減する。
別に自分に限らず、有名なエロSS書きの人でさえ、エロSSの場合は感想を貰えないと嘆いていた。
GJやエロかった……と言って貰えるだけで十分じゃないか。
逆に厳しく切磋琢磨したいならもっとそれ相応の場所に投稿した方が良いと思う。


329 名無しさん@ピンキー :2006/12/19(火) 17:39:40 ID:IbtG9Y3b
>>316
GJ!

330 名無しさん@ピンキー :2006/12/20(水) 01:04:16 ID:Cg7GzNbo
>>316
GJ!
過去、時にGJさえない状況下(でも、見てる人はかなり多い・・・?)で3年以上、
一心に黙々と絵を投下し続けていらっしゃることに、改めて敬意を表します。

331 名無しさん@ピンキー :2006/12/20(水) 23:54:05 ID:0Ll0h1uK
めいの年齢百歳か。
よくもまあ生理が止まってなかったものだよ。w

332 名無しさん@ピンキー :2006/12/21(木) 00:19:18 ID:KPkPOk2W
見た目ロリなのに卓越した技術をもっているということですね

333 名無しさん@ピンキー :2006/12/21(木) 11:28:06 ID:oC8L3GbB
めいは何らかの理由で成長が止まってるということか。
そういや前スレだかにそんなのあったな。

334 名無しさん@ピンキー :2006/12/21(木) 18:38:11 ID:UjM910Ud
>>333
そういえばあったね。
あれは成長が止まってると言うか、不老不死になってしまったってやつだったけど。
原因は確か、火幻竜の呪いみたいな感じだったかな?


335 名無しさん@ピンキー :2006/12/22(金) 01:48:44 ID:U76wt+j+
百歳か…プロポーズの台詞がまた…(´∀`)

336 名無しさん@ピンキー :2006/12/22(金) 11:00:21 ID:tL0S9QW3
年食わない原因についてはやりこみで何か説明されてた?

337 かぶかぞく  ◆Td44CogQJY :2006/12/24(日) 00:39:53 ID:D3FWfEYk
亀レスすいません。
>>323-328
言われるほうが嬉しいM体質なので、もっと言われてほしいところがありました。
無視されるよりも、こうやって言われるほうが、私的には心配されていると思い、どんな言葉であれ嬉しいです。
しかし人によって、評価される、されないほうが良いはあります。
私だけ特別にとはありえませんので、今まで道理の扱いをしてくれればありがたいです。
これからも精進してきますので、ゴミ箱の中身を覗き込んでください。

338 名無しさん@ピンキー :2006/12/24(日) 08:22:37 ID:z+6Hmjw1
>>337
何かしら反応が欲しいなんてのは貴方に限らず誰でも当たり前のこと。

↑で言われてるのはそうやって何度もレス返しをして、
如何にも「かまってクン」な対応をしてしまっていることだということに少しは気付いてほしい。

339 名無しさん@ピンキー :2006/12/24(日) 17:24:55 ID:5rvRckAs
まぁまぁ。それよりも今日はクリスマスにだぞ?
誰か聖夜祭ネタで投稿してくれんかな〜…。
 
(『聖夜祭』と変換しようとしたら『性野菜』になってしまった俺の携帯って一体…)

340 名無しさん@ピンキー :2006/12/24(日) 17:28:54 ID:siTyNzk0
>>339は野菜レイパー

341 過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/12/24(日) 23:31:10 ID:X3c953ZV
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
サンタな魔女さま。

ルーンから入った人も、昔からの住人の皆さんも。メリークリスマス。


342 クリスマスの過ごし方1/2 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/25(月) 01:00:29 ID:QGQ8VOTp
SSじゃなくてゴメンね。
ふと電波を受信したのでネタだけ投下してみる
=====
クリスマスの過ごし方

〜ロゼッタの場合〜
リュード「んロゼッタぁ〜!! 今日は聖夜祭! 恋人同士が語り合う日だよ!
     というわけで、今日は僕と一緒に過ごそう!」
ロゼッタ「お父さん、あたし図書館行ってくるわ」
リュード「ガン無視!!?」


〜トルテ・セシリアの場合〜
ロゼッタ「おじゃましま〜……」
ラッセル「こんばんわ〜。いい子にしてましたか、セシリー?」
セシリア「わ〜い、サンタさんだ〜♪」
ロゼッタ「…………」
 トルテ「あ……ロゼッタ…さん……こんばんわ…」
ロゼッタ「えーっと……何をしているのかしら?」
 トルテ「サンタさん……ですよ…。セシリーちゃん…すごく、嬉しそう……」
ロゼッタ「うわぁ……ラッセルさんすごい楽しそう…」


〜ミストの場合〜
ミスト「ラグナさんっ! 今夜はあたしと一緒に過ご…ひゃぁぁぁぁぁ!!?」


〜フィルの場合〜
フィル「ラグナさ〜ん! 今夜は私と一緒に…にゃぁぁぁぁぁ!!?」


〜リネット・めいの場合〜
リネット「あー、テステス。こちらリネット。鼠を二匹ほど捕獲した。どうする?」
    『あ、やっぱり来たんだ……。明日まで適当なところに監禁しちゃって』
リネット「了解した」
  めい「……のう。何が悲しくて、聖夜祭にこんなことをせねばならんのじゃ?」
リネット「我慢するんだ。この仕事を成功させれば、来年一年間、温泉に入り放題なのだぞ」
  めい「まあ確かにそれは魅力的ではあるが……」
リネット「ならば良いではないか。引き続き、任務を続行するぞ」
  めい「つくづく乙女心とは無縁な女じゃのう……」


343 クリスマスの過ごし方2/2 ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/25(月) 01:02:28 ID:QGQ8VOTp
〜メロディの場合〜
 ラグナ「えーっと……なんで無線なんて持ってるんですか?」
メロディ「へ? ……あ、あはは…細かいことは気にしないのっ」
 ラグナ「それに、なんか監禁とか物騒な言葉が聞こえてきたような……」
メロディ「あ、ラグナ見て! 月がすっごい綺麗だよっ」
 ラグナ「あの、ちょっと人の話聞いてます?」
メロディ「ふんふ〜ん♪ ラグナと一緒にお月見〜♪」
 ラグナ「…………」
メロディ「やっぱり、お月見は山頂に限るね〜♪」
 ラグナ「そうですね〜」
メロディ「去年は一緒に見てる暇なかったもんね〜」
 ラグナ「そうですね。誰かさんが妙な勘違いをしたおかげで」
メロディ「うぅ〜……。だ、だって〜…」
 ラグナ「あはは、冗談ですよ。……あ、そうだ。メロディさん、何かクリスマスプレゼントに欲しいものあります?」
メロディ「プレゼント? ……う〜ん…………ラグナの家への居住権とか?」
 ラグナ「却下」
メロディ「え〜」


〜ザッハ・カミュの場合〜
カミュ「……なあ、ザッハ」
ザッハ「どうした、カミュ」
カミュ「父さんの姿が見当たらねーんだけど、知らないか?」
ザッハ「お前のところもか……」
カミュ「……ってことは、アンさんも?」
ザッハ「……酒場で、大人だけの聖夜祭をするんだと」
カミュ「……そうか…」
ザッハ「…………」
カミュ「…………」
ザッハ「なあ、カミュ」
カミュ「どうした、ザッハ」
ザッハ「なんでおいら達、一心不乱に豚足食ってるんだ?」
カミュ「聖夜祭だからだ」
ザッハ「飲み物がホットミルクなのも?」
カミュ「聖夜祭だからだ」
ザッハ「……コレは何だ?」
カミュ「生野菜(せいやさい)だ」
ザッハ「……そうか…」
カミュ「…………」
ザッハ「…………」
カミュ「なあ、ザッハ」
ザッハ「なんだ?」
カミュ「俺達、ずっと友達だよな?」
ザッハ「……やめてくれ。汎用ENDのフラグが立っちまう」
カミュ「……スマン」

ラピス「あ、あの……」
カミュ「!?」
ザッハ「!?」
ラピス「あの、今から私の家で、ささやかなパーティを開こうかと思っているのですが、
    よろしければ二人とも……」
カミュ&ザッハ『女神キタ―――――――――!!!』


〜シャロン・ビアンカ・タバサの場合〜
『サンタさんサンタさん、来年こそ私達に出番をください……』

=====
俺の中ではこんなイメージ


344 名無しさん@ピンキー :2006/12/25(月) 01:08:01 ID:AWaVIdd0
少佐にめい、何やってるんですかw

345 名無しさん@ピンキー :2006/12/25(月) 07:24:02 ID:EYGUOmI6
ミストがやり込められるってなんか新鮮だなぁw
良い電波を見させてもらった。

346 名無しさん@ピンキー :2006/12/25(月) 09:27:15 ID:nSHGR0u3
>>341
GJ!
いい脚いい谷間

347 過去462 ◆MlASmWsLOk :2006/12/25(月) 18:37:21 ID:RvUfnTs/
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [599]

一枚追加。エリィ。クリスマスの匂いはナシ。
年内にもう一枚くらいいけるか…?

348 ビアンカ続きの続き 0/11 :2006/12/25(月) 23:44:37 ID:rSRtgeU4
クリスマス!
今晩は、前に続きもののビアンカを投下した者です。
挨拶しといてすいませんが、クリスマスネタではありません。
前の続きを細々と書いていたら細長いものができました。
前置きが長いから最初の方はすっ飛ばしちゃってもいい感じです。
話としては、Sのラグナとタバサと、Mのビアンカという感じです。
タバサは壊れ気味ですが。
とにかく長いので暇な時にどうぞ。

349 ビアンカ続きの続き 1/11 :2006/12/25(月) 23:45:30 ID:rSRtgeU4
ビアンカは腕を組み、タバサのベッドを見下ろしていた。
そこにタバサはいない。
いつもならもう寝る時間なので、じきにやってくるだろう。
ビアンカもパジャマに着替え寝るばかりだったが、空のタバサのベッドを見ているうちに、ある事を思い付いた。
今こそ、いつもからかわれている仕返しをするのだ。
そう、この前だって、ひどい目にあった。
その日、ビアンカはラグナの家に行ったのだった。
ラグナの家に行ったのはそれで二度目で、その時に「そういう事」があった。
それも二度目だった。
その事をごまかすつもりで、その日のうちに家に帰った。
そして真っ直ぐ自分の部屋に行ったら、タバサがいたのだった。
自分の、と言ってもタバサと二人部屋なので、いても何もおかしくないのだけれど。
「あら、お帰りなさいませ、お嬢様」
「ええ」
タバサはまさに「あら?」といった、驚いたような顔をした。
ビアンカは今日は泊まりに決まってる、と勝手に思い込んでいたのだろう、この女は。
ビアンカは内心勝ち誇っていた。
ところが、その驚いていたタバサがビアンカに詰め寄り、部屋の中なのにひそひそ話しでもするように、
「しなかったんですか?」
と聞いた。
聞かれるとは思っていたけれど、いきなりの、これ以上ないくらいの直球。
せめてもう少し言い方を選んだらどうなんだ、おばちゃんか、あんた、と、ビアンカは心の中で突っ込みを入れた。
「あ、当たり前でしょ」
ビアンカは多少うろたえたが、それを表に出さないように気をつけながら答えた。
「なあんだ、残念」
と言ってタバサはわざとらしく残念そうな顔をして見せた。
「残念でしたね、お嬢様」
「なっ、何でよ!」
「いいえ〜。それじゃあご飯は……あら?」
視線を落としたタバサが、何かに気付いた。
ビアンカのスカートを掴み、持ち上げた。
「え?」
それでビアンカは、足下が随分涼しいのに気付いた。
そして、自分の犯した重大なミスに気付いた。
ラグナの家でタイツを脱いだが、穿き忘れて来てしまっていた。
「あ……!」
「あらぁ〜、お嬢様〜」
一気にタバサのテンションが上がった。
顔を上げたタバサの顔には、いやらしい笑みが浮かんでいた。
一度思い切り否定しただけに、ビアンカは恥ずかしくて真っ赤になった。
顔を見られないように俯いた。
「タイツ、どうしたんです〜?」


350 ビアンカ続きの続き 2/11 :2006/12/25(月) 23:47:37 ID:rSRtgeU4
「……知らない……」
「あ、ああー!破かれちゃった!」
「違うわよ!バカ!」
「あら〜、じゃあ一体何があったんでしょう」
「うう〜」
そこでビアンカは観念した。
「あ〜……あの、本当は、……忘れてきた」
「まあ!ということは!」
タバサの頬が紅潮した。
ビアンカはとっくに真っ赤で、タバサの顔も見ずに少しだけうなずいた。
「もう、最初からそう言って下さればいいのに〜」
と、タバサはすっかり上機嫌になっていた。
「言いたくなかったのに……」
と、ビアンカは頬を押さえた。
「そう、それより!」
「へ?」
「タイツ!」
「?」
「どうなったんですか」
「あ……それは……」
と言って、ビアンカはあの時のことを思い出した。
行為をミストに思いっきり見られたことを。
その時の恥ずかしさが蘇ってきた。
「それは……」
「それは?」
「……」
「やっぱり、荒ぶるラグナ様に……」
「ち、違う!」
「違うんですか?」
「ちゃんと脱いで、畳んだのよ。でも、その時、外に……ミ、ミストが来て……」
「ええ!?」
タバサの瞳が輝いた。
ラグナを弁護したくて、つい口走ってしまった。
「見られちゃったんですか!」
「……う、うん……」
「キャー!」
タバサは大喜びだった。
ビアンカは、頬を押さえて、「あ〜」とか「う〜」とか言っている。
「そ、それで!?その後は!?」
「……あの……そ……それで、そのまま……」
「そのまま?」
「……したの」
「え!?見られて……」
「……うん」
「やー!変態!」
「ち、違うの!違うのよ!」
そんな感じで、結局、ビアンカは事の全てを聞き出されてしまった。
そしてその内容から、変態の称号を頂いたのだった。
というわけで、若干ビアンカの自滅のせいもあるにはあるが、変態はあんまりだ、と、ずっと思っていたのだった。
「よし!」
いざ思い立つと、ビアンカは掛け声を上げてベッドから跳ね起き、即座に実行することにした。
そうして今、ベッドの前に立ってはみたものの、これが何も思い付かない。
時間は待ってはくれない。
タバサが来る前に、何でもいいからやらないと。
何か無いかと部屋を見回す。
「(でもやっぱり、なるたけ確実で、それでいてすごい奴がいいな……)」


351 ビアンカ続きの続き 3/11 :2006/12/25(月) 23:49:34 ID:rSRtgeU4
自分に高いハードルを課し、ビアンカのイタズラ準備は深みにはまっていった。
そして結局……
ドアを薄く開け、上に分厚い辞典を乗っけることにした。
背が足りなかったので、イスも使っておっかなびっくり作業を完遂した。
「うんうん」
イスから下り、再び腕を組み、ビアンカはトラップの出来を声に出して自賛した。
「これならさすがのタバサも、さぞかしびっくりすることでしょう!」
ビアンカは、タバサがトラップにかかる様を思い浮かべ、ほくそえんだ。
が、尋常でない厚さの辞典がタバサの頭に直撃する画は、思い浮かべるとぞっとするものがあった。
「……び、びっくりで済まないかしら」
思い直して、辞典よりもう少し薄めの本に替えてみた。
「……」
結構尖っている本の角を見ながら、ビアンカは腕組みをした。
そして、結局、堅いものはやめてタバサの枕を乗せてみた。
「……うん!」
ドアの上で枕が安定したのを確認して、ビアンカは大きくうなずいた。
「……あれ、これじゃ子供のイタズラじゃない?」
と、それなりに不満も生じたが、ビアンカは子供のようにわくわくしながらタバサが来るのを待った。
ベッドの上に座って、枕を抱きかかえ、待ちの体制に入った。
しばらくすると、足音が聞こえてきた。
「(あ〜、来るわ!)」
ドアが開く。
枕がずり落ち、タバサの頭……の、上でキャッチされた。
手の動きは見えなかった。
「あ!?」
「はあ〜」
ビアンカは身を乗り出したが、タバサはため息をつきながら、何ごともなかったように枕を小脇に抱え、自分のベッドに歩いていった。
ビアンカはそれを黙って見ている。
タバサはベッドに腰掛け、枕を膝に乗せ、大きなため息をもうひとつ。
「ど、どうしたの?」
ビアンカは拍子抜けして、つい聞いてしまった。
タバサは首だけ上げて、ビアンカを見た。
「お嬢様、聞いて下さいますか?私の悩み」
「どうしたのよ」
ビアンカは、元々の目的を忘れてのめり込んでしまうのは良くないかな、と思いながらも、聞きただした。
お互いベッドに座って向かい合う、という形で、タバサは話し始めた。
「実はですね、最近、どうにもたまらないことがあって」
「ふうん。どうしたの」


352 ビアンカ続きの続き 4/11 :2006/12/25(月) 23:51:49 ID:rSRtgeU4
「お嬢様にはお話ししにくい事なんですけど」
「うん」
「何て言うかですね……」
「何よ」
「この前お嬢様、ラグナ様とエッチしたでしょ」
「!?」
「ねえ」
「な、悩みって……」
「したでしょー、お嬢様」
「う……、し、したけど……」
何だかタバサの目が恨みがましい。
タバサがラグナとのことを度々からかうのも、直接的な言い方が大好きなのも分かっていたが、今のは不意を突かれた。
恥ずかしい、聞くんじゃなかった、とビアンカは悔やんだ。
「それからですね、何だか悶々として」
「……」
「それで、思ったんです」
「……」
「これって欲求不満なんですよね」
「な、何言ってんの?」
ビアンカは、こころもち体を引き気味にして、何が起こるのかと怯えていた。
「で、ですね。考えたんですよ」
「……」
「せめて、見たい!と」
「…………は!?」
「お嬢様!ね!いいでしょう!」
見る見るうちにタバサが興奮し始めた。
抱えた枕を潰しながら熱く語った。
「だってずるいじゃないですか、お嬢様ばっかり」
「え……ど、どういう……」
「つまりですね、お嬢様と、ラグナ様が、こう……」
タバサは手を動かして何かを表現し始めた。
「で、私がそれを横から見ると」
「はあ!?」
「分かりませんでしたか?つまり、お嬢様とラグナ様のエッチを私が横から……」
「いやー!」
ビアンカはドン引きで壁まで後ずさった。
「ななな、何考えてんの!?」
「いいじゃないですかー」
「よくない!」
「だって見られるの好きなんでしょ、大体」
「そんなわけないでしょ!」
「えー、だってお嬢様ばっかりずるくないですか?」
「え、何が?」
「自分だけラグナ様とそうやってズッコンバッコン」
「キャー!」
ビアンカは悲鳴でタバサの言葉を遮った。
「信じらんない!何その言い方!」
「だってそんな感じでしょ?」
「違うわよ!たぶん!」
「でも私、ずっとしてないですもん。お嬢様と違って」
「そ、それは……そうかもしれないけど、だからって……」
その時、玄関から声が聞こえた。
「ごめんくださーい」
その声にビアンカが硬直した。
ラグナだ。
玄関ホールで響いたその声が、部屋まで届いてきた。
「あら、お客様かしら」
タバサはすましているが、明らかに楽しそうな顔をしている。
「な、何で……」


353 ビアンカ続きの続き 5/11 :2006/12/25(月) 23:55:05 ID:rSRtgeU4
「実は、今日昼間に会ったんです。それで、後でいらっしゃるって。あ、言ってませんでした?」
ビアンカは一気に青ざめた。
「か、帰ってもらって!」
「何言ってるんですか。せっかくのチャンス!だというのに」
「お願い、許して、タバサ!とにかく帰ってもらって!」
タバサは考えたが、やけに物分かり良く、「はぁーい」と残念そうに出ていった。
「ふう……」
タバサはほっと胸を撫で下ろした。
しかし、タバサの言ったズッコンバッコンが、あながち言い過ぎていないことに悩んでいた。
なにしろ二回中二回な訳だから。
でも、もしかしたら最初の二回くらいならみんなそうかもしれない。
ということは大丈夫かもしれない。
もしかしたらだけれど。
付き合うってみんなこんな感じなの?とか、分からないことはたくさんあった。
ただ、今分かるのは、自分は、ラグナに求められれば断れないだろう、ということだけだった。
ラグナも結構そういうの好きみたいだし、このままではいけない、もっと清い交際しないと。
清い交際ってどんなものだろう、とビアンカが思い浮かべると、それもなかなか楽しげなものに思われた。
そうして一人楽しそうにしていると、タバサが戻って来た。
「お待たせしました〜」
何だかいやにニヤついている。
何その顔、と思いながらビアンカが見ていると、タバサの後ろからラグナが入ってきた。
「どうもー」
ぎょっとした。
帰したのではなかったのか。
ということは。
やる気だ、この女。
ビアンカはおののいて、行けるところまで後ずさった。
「あ、パジャマかわいいですね」
ラグナがビアンカの格好を見て、言った。
ラグナとしては、怯える姿も踏まえての「かわいい」だった。
ビアンカはそれを聞いて、布団を取り、胸まで隠した。
単に恥ずかしかったのと、警戒の意味もあった。
「ラグナ、どうして……」
「あ、それは、昼にタバサさんと会ったんですけど、その時に、夜に遊びに来てほしいって」
「えっ……」
「うふふ、ばれてしまいましたか」
「タバサ!」
やられた。
ただ自分を困らせるための冗談だと思っていた言葉は、実は、既に完全な計画として進んでいたのだった。
もうだめだ、詰んだ。
「清い交際」の文字に足が生え、飛ぶように去って行った。


354 ビアンカ続きの続き 6/11 :2006/12/25(月) 23:57:24 ID:rSRtgeU4
「ふむふむ」
タバサは突然早口になり、計画の全容をラグナに伝えた。
途中ビアンカがもごもごと口を挟んだが、全く相手にしてもらえなかった。
ラグナはそれを興味深く聞いていたが、やがて、
「えーと、分かりました、いいですよ。ただ、僕も見られるのは恥ずかしいですから、ビアンカさんだけということなら」
と、引き受けた。
終わった。
というか、なんだその条件。
ビアンカは力が抜けたようにうなだれた。
「まあ、それも素敵ですね」
タバサとラグナは楽しげに相談していたが、ビアンカに言い返す気力はもう無かった。
「それじゃあ、あんまり待たせるのも何ですし、お嬢様……あら?」
二人が見ると、ビアンカは布団にくるまって隠れていた。
もはや逃げ場を失って、ただただ怯えるばかりだった。
「あれ、ビアンカさん、嫌なんじゃないですか?」
「いいえ、あれは完全に許容体勢です」
すかさずタバサが口を挟む。
「いや、それはさすがに……」
「大丈夫ですよ、ああやって隠れて、ラグナ様が襲いかかるのを待っているんです」
「やっぱり違うような……」
「何を言っているんです!今更まともぶっても無駄ですよ、ラグナ様がお嬢様をいじめるのが好きなのも、ちゃんと聞いてるんですから」
それはむしろあんただ、とビアンカは布団の中で文句を言った。
「それは……ていうか、何かタバサさんもそうみたいですけど」
「丁度いいじゃありませんか、お嬢様大喜びですよ。大丈夫です、お嬢様なんか、ちょちょっといじってやれば、すぐに欲しがりますから。さあ、ラグナ様!」
タバサが一番興奮している。
「ぼ、僕からですか?」
ラグナはもじもじと煮え切らない。
「んもう!お嬢様!」
痺れを切らしたタバサは、鼻息を鳴らしながら自らビアンカに突進していった。
「やだー!」
「ほら、お、嬢、様!」
タバサは布団をはぎ取ると、抵抗するビアンカと格闘を始めた。
ビアンカは簡単に捕まった。
ベッドの上でタバサに両手を取られ、上げさせられる、といった格好で拘束された。
ビアンカは立ち上がろうともがいたが、無理矢理ラグナのほうを向かされた。
「あぁ〜……」
ビアンカはさすがに力尽きた様子だったが、ラグナを見ないよう下を向いていた。
「さ、ラグナ様、どうぞ」
「え?」
「脱がしちゃってください」


355 ビアンカ続きの続き 7/11 :2006/12/25(月) 23:59:40 ID:rSRtgeU4
ラグナは困った顔でビアンカを見ている。
「い、嫌だ、タバサ、やめよ……?」
ビアンカはもう一度頼んでみた。
「どうしてです?すぐに楽しくなりますよ」
「だって、こんなところで……」
「あら、もしかしてお嬢様、結構汚しちゃう方ですか?」
「何それ……」
「えーと、つまりですね、ここ」
そう言ってタバサは、爪先でビアンカの股間をこすった。
「あっ!ちょっ……」
「ここです、ここをいじられると、やらしい娘はおもらししたみたいにびしょびしょになってしまうんですね」
そう言いながら、タバサは服の上からビアンカの秘所を撫で続けた。
「やっ、……だ、そんな、ならない……っ」
「いいんですよ、好きなだけ垂らして。私がちゃんときれいにしてあげますから」
ビアンカは必死に抵抗したが、タバサの足が動く度に一々体を波打たせていた。
そして足の動きに合わせて、微かに鳴き声がこぼれていた。
「ラ……、あっ、ラグナぁぁ……」
ビアンカはラグナに助けを求めたのだったが、ラグナには、とろんとした目と甘くゆるんだ声で名前を呼ぶビアンカが、ラグナにも加わって欲しいと誘っているようにしか見えなかった。
それを見てラグナは勝手に覚悟を決め、ビアンカに手を伸ばした。
「ビアンカさん、じっとしてて下さいね……」
ビアンカは怯えて足を開いた。
閉じたのではなく。
ラグナの手はパジャマのボタンに伸び、上から一つ一つ外していく。
ビアンカは黙って目をつむり、それに耐えていた。
全てのボタンが外された。
服が開かれた。
ビアンカは拘束されているので、胸を隠すこともできない。
顔を赤くして、目を開けようともしなかった。
ラグナを見ないよう上を向き、恥辱に耐えようとした。
「ラグナ様、さあ……」
そう言いながらタバサは、ラグナを待って止めていた足を、再び動かした。
「ふぁあっ!」
羞恥心が高ぶっていたビアンカは、その刺激で体を思い切り震わせた。
それはすぐに止まらず、ビアンカは繰り返し体を震わせ、その度に小さく声を漏らした。
ラグナもそこに加わり、ビアンカの胸に手を出した。
「うぁっ、ラグナ、待って!だめ、待って!」


356 ビアンカ続きの続き 8/11 :2006/12/26(火) 00:01:54 ID:rSRtgeU4
ラグナはビアンカの止めるのを無視して、その控え目な胸を包むように揉んだ。
「だっ、あ、あああっ!」
一際大きい悲鳴が上がった。
下への刺激と合いまって、ビアンカは快感に考える力を失っていった。
最初は我慢していた声も、やがて心からの歓声に変わっていった。
「お嬢様、今お嬢様、すごく可愛いですよ」
「あっ!うん……ああんっ!」
冬ではあったがビアンカは汗に濡れ、その顔は悦びに満ちていた。
股間はすでに服の上からでも水音がする程濡れていた。
ラグナはビアンカのパジャマの下を、下着ごとするすると脱がした。
ビアンカはそれを黙って見守った。
そこはもう太股までびしょびしょで、蜜に輝いていた。
「タバサさんはいいんですか?ずっとそっち側で」
タバサに聞きながら、ラグナは指でビアンカの股間を覗き込み、割れ目をなぞった。
ビアンカはため息を漏らしながら小さくのけぞった。
「ええ、こっちで構いませんよ。顔を見ている方がずっときますから」
ラグナがビアンカを見ると、照れくさそうにしている。
タバサはビアンカの手を離し、自分もベッドに座り込み、ビアンカの首筋に舌を当てた
「ふぁっ……」
ビアンカは小さく声を上げ、タバサに腕を回した。
「それじゃあ……」
ラグナは思い切って指を二本、ビアンカに挿し込んだ。
そして、その指先でビアンカの中を撫で回した。
「はあぁぁぁんっ!」
ビアンカは快感に耐え切れず、丸くなって股間を押さえた。
なおもラグナは手を止めず、指を動かし続けた。
「あっ!あっ!や、ああっ!」
そこからは蜜が溢れ続け、ラグナの手まで濡らしていった。
「あ、ラ、ラグナ、私、もうっ!あっ!」
ビアンカの声が一層高く、大きくなっていく。
ラグナは指の動きを早めた。
「はっ、ラ、あ、ああっ!」
ビアンカはタバサに強く抱き付いた。
「ああっ!あぁーーっ!」
ビアンカはタバサに抱き付きながら絶頂に達した。
「はっ、はっ、はっ……」
ベッドに仰向けになり、快感の余韻に浸った。
「すごかったですね」
「ええ、素晴らしかったです」
タバサとラグナも満足げであった。









ビアンカが寒さで目を覚ますと、部屋の電気はまだついていた。
周りを見回すと、タバサは自分のベッドに戻り、すやすやと寝ていた。
この女、自分だけちゃっかりと寝間着に着替えている。


357 ビアンカ続きの続き 9/11 :2006/12/26(火) 00:03:51 ID:CMO6p0DT
ラグナは自分の隣りで眠っている。
あまりにも寒いので体をさすると、そこで初めて自分の格好に気付いた。
はいてない。
パンツさえも。
上はパジャマだけ。
それも肩まではだけている。
さらに股間は愛液でべとべと。
寒いわけだ。
気付いたら恥ずかしさが込み上げてきた。
急いでパジャマのボタンを留める。
パジャマの裾を引っ張ってとりあえず股間を隠す。
「ふゎぁっ!?」
手がそこに触れた途端に快感が走った。
どろりと蜜がこぼれた。
鼓動が早まる。
さっきまでの出来事が思い出された。
体にはいまだその時の熱が残っていた。
辺りを見回す。
タバサは寝ている。
ラグナも同じく。
……ラグナの股間に目が行く。
何の音もしない部屋の中で、自分の鼓動だけが響くようにうるさかった。
いやな考えが頭をよぎる。
途端に、愛液がひとりでに溢れ出した。
「あ……」
それを押さえようとする。
すると再び快感の波に襲われた。
たまらず、指が動く。
背中を丸め、そこに指を滑り込ませ、内側をほぐし始めた。
熱いため息が漏れる。
そのうちに、再びラグナの股間に目が留まった。
少し悩んだが、恐る恐る手を伸ばす。
ズボンの上からラグナのものに触れる。
ラグナは顔を見ても反応しなかったが、ラグナにも、タバサにも気付かれずにこんな事をしていると思うと、興奮した。
ラグナのそれは触れているうちに大きくなるようだった。
ズボンに手を掛け、ゆっくりと脱がす。
大きくなったそれが出てきた。
しかし、以前した時はもっと逞しかった。
これを挿れるには、もっと気持ち良くしなければいけないのだろう、とビアンカは思った。
直に手を触れる。
それは愛撫するだけ大きくなっていった。
やがてそれはゆっくりと持ち上がった。
待ち切れなくなったビアンカは、四つん這いになり、改めてラグナを見た。
口を開け、顔を近付ける。
艶っぽい匂いが体を熱くさせた。
ゆっくりとそれを咥えた。
唇を、舌を使ってそれをしごく。
口の中で、どんどん大きくなっていくのを感じた。
匂いが、口からの感触が体を震えさせた。
そして、自分の信じられないような恥態に、あろうことか興奮した。
それはやがて真っ直ぐに立ち上がった。
ビアンカは荒く息をしながら、それを見下ろした。
ラグナの腰に、膝立ちで跨る。


358 ビアンカ続きの続き 10/11 :2006/12/26(火) 00:07:54 ID:CMO6p0DT
すると、立ち上がるそれの先が、ビアンカの秘所に押し当たった。
「ふぁ、あっ」
待ち兼ねていただけに、声が漏れた。
それはひとりでにめり込んでいった。
「ああ……」
力が抜け、腰が砕けそうになったが、ベッドに手を突き、持ちこたえた。
荒い息を必死に整えた。
すぐそこにラグナの寝顔があった。
刺激に情けない表情になっている。
「ラグナ……」
ビアンカは呟くようにラグナに呼び掛け、腰を下ろした。
「ふぁぁっ!」
それはずぶずぶとビアンカに入り込んできた。
少しずつ、秘所が侵されていくのを感じた。
秘所に溜まっていた愛液が、それが深く入り込むにつれて、溢れ出した。
ビアンカは控え目に悲鳴を上げた。
それが深く入り込んだところで、腰を持ち上げる。
「んっ、んっ……」
腰を大きく動かし、自らの動きに合わせて声が漏れた。
ちらりとタバサを見た。
眠っている。
部屋は静かだ。
響いているのは、水音だけ。
そして、同じく規則正しく漏れる、ビアンカの声。
ビアンカの快感が高まっていき、腰の動きが早くなっていく。
「あっ、あぁっ……」
宙を揺れていた両手が、胸に運ばれた。
そしてビアンカは、自分の胸を揉みしだいた。
「あんっ!あああっ!」
声が大きくなっていく。
自分が、裸同然の格好でラグナを襲っている。
そしてこれほど悦んでいる。
そう思うとまた愛液が溢れ出た。
それはラグナのものを濡らし、ビアンカの太股を濡らした。
「あっ!あっ!ラグナ、ラグナっ!」
腰の動きが一層早まる。
「だめ、だめっ、落ちちゃう!やああっ!」
悲鳴を上げながらビアンカは腰を激しく動かし、絶頂に達した。
「ーーーーっ!」
快感に身体が大きく震えた。
それに応えるようにラグナも絶頂に達し、精液をビアンカに注ぎ込んだ。
「はぁ……っ」
ビアンカはしばらく意識が飛んだようになっていたが、我に帰ると、ラグナのズボンを直し、自分も服を着た。
蹴遣られた布団を引き上げ、自分とラグナに掛ける。
「ラグナ、おやすみ」
そう言って、眠りについた。








ビアンカが目覚めると、二人とももう部屋にはいなかった。
起き上がり、辺りを見回す。
下腹部に手を当て、昨晩の事を思い出した。
「お嬢様」
呼び掛けの後、ドアを開けてタバサが入って来た。


359 ビアンカ続きの続き 11/11 :2006/12/26(火) 00:09:56 ID:CMO6p0DT
「起きてますね、お早うございます。朝ご飯にしましょう、ラグナ様も待ってらっしゃいますよ」
「あ、う、うん」
「それでは仕度をして、早くいらしてくださいね」
「わかった」
「あ、お嬢様」
「ん?」
「昨晩、楽しかったですね」
またこの女は、朝からやらしい顔で……。
「楽しいわけないでしょ!」
ビアンカが怒鳴ると、タバサは笑いながら逃げていった。
タバサがいなくなってからビアンカはため息をついた。
そして、
「よかった……」
と、頬を押さえて夢心地に浸ったことは、誰も知らない。




おわり

360 ビアンカ続きの続き 5と6の 間 :2006/12/26(火) 00:17:47 ID:CMO6p0DT
ビアンカはそれを見て、「いかないでー!」と叫びながら手を伸ばすのだった。
というのを想像した。
「さ、お嬢様、覚悟はよろしいですか?」
「よくない!ちょっとラグナ、冗談よね?」
「はい?」
ラグナはさっきからタバサの隣りで所在無げにしていたが、どうやら彼は呼ばれるだけ呼ばれて、何も知らされていないようだった。
今なら追い返すこともできるかも知れない。
ビアンカは最後の望みに懸けた。
「あのね、ラ……」
「ラグナ様、実は今日はお願いがありまして」
「何ですか?」
「それはですね、かくかくしかじか」


361 名無しさん@ピンキー :2006/12/26(火) 00:34:44 ID:CMO6p0DT
やったーページ数が初めて合った!
と、思ったらもっと悲惨なミスが……。
すいません、文の抜けがありました。取り返しがつかない……。
もう直しようがない所は仕方ありません。
SSはどうでしたでしょうか。タバサとかイメージ壊してるような壊してないような。
ビアンカは展開上パジャマにしました。
いい感じになってたらいいですが。
あと似たようなリクがあったので、誰か書かないかと期待してた方いたら、これに満足されてれば嬉しいです。

362 名無しさん@ピンキー :2006/12/26(火) 01:42:20 ID:M3RV7Tei
グ、グッジョブァァッ!!

363 名無しさん@ピンキー :2006/12/26(火) 01:49:18 ID:XSUO0rmq
投下しようかと思って来たらグジョーブなお話でお腹が一杯になったので俺は寝る。
↓GJの嵐来い!

364 名無しさん@ピンキー :2006/12/26(火) 09:33:44 ID:1EeyzFX+
GJ!

>>363
おまいもGJ
いつか投下しる!

365 名無しさん@ピンキー :2006/12/26(火) 17:43:52 ID:0zS3emaN
>>347
462さんは、ホント食い込みが好きですなぁ〜!
GJ

366 リック×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:42:51 ID:9ri+/wd9
脳が膿んでいる俺が通りますよ。
こないだの夜中はごちになりました。投下するよ。
まーいつもの感じです。縛りあり。
マイペェスで書いてますがお楽しみいただければ幸いでっす。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
何一つ。俺のものではない。
リリアという女の心はは父親に。ポプリという女の心はカイに。
今日は、ダッドの店にカレンがいない。カレンもいない。
頑張って守ってきたものは何一つ、自分のものではない。
愛して止まない母と妹も。毎日手をかけているにわとりたちも。
俺のものだと思っているとするりと手の間を抜けて逃げて行く。
実直に見えるからといって無欲なわけではないのに。
「リック」
金髪の牧場主が声をかけてくる。
「今日はカレンちゃんと一緒じゃないの」
ざわめく感情を殺して笑顔を作る。きっと今、自分は人の良い好青年だ。
「いつも一緒ってわけじゃないよ」
にこにこと女は笑っている。あっという間に町に溶け込んだクレア。
あれからどれだけ男とやった?その心は誰かに掴まれた?
「クレアさんこそ、俺なんかに声かけてる暇ないんじゃないの」
クレアは明るく笑う。ダッドに「もう一杯お願いね」と声をかけてから、
リックの瞳を真っ直ぐ見つめる。
無意識のうちに、自然にしていることなのだろう。
他人と話す時にはきちんと相手の目を見て話す人間なのだろう。
ただそれだけの、ことなのだろう。
「おかげさまで、ちょっとずつだけどね…収入も安定してきてるんだ」
本当に嬉しそうにそう言って、ダッドが出したワインを口に運ぶ。
「にわとりもね、増えてるんだよ」
そう言って、また笑う。
「世話は大変だけど…楽しいよ」
そうか。君はそんな生活が楽しいのか。俺はちっとも楽しくないよ。
俺はここの生活しか知らないから。何と比べて楽しいのかなんてわからない。
「…教えてよ」
俺はきっと笑顔のままだけど。それはもうそういう顔なんだ。
ずっと好青年を演じているから本当の表情がわからないんだ。
クレアがきょとんとした顔になる。
「教えるって…何を?私なんかがリックに教えることなんてないよ」
冗談きついなあ、と呟いてまたクレアが笑う。金髪が揺れる。
「そんなに、都会での生活はつまんなかったの?」
質問を探して口にする。首を少し傾げて、クレアが答える。
「…かもね。毎日同じ生活で…仕事の後、飲みに行っても今の方が楽しいの」
俺だって大して変わらないよ。毎朝カレンと話をして、ニワトリの世話をして、
一日が終わったら同じ店で同じ酒を飲む。


367 リック×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:44:25 ID:9ri+/wd9
どこにいたってそういう生活をするものじゃないのか、人間は。
「クレアさんは贅沢だなぁ」
皮肉と取られても良かった。そのつもりで言った。
「そうかもね」
クレアはえへへと笑う。
「きっと恵まれてるのね、私」
目の前にあったグラスを空けて、クレアの腕を掴む。
「牧場、見せてよ」
クレアがまた、驚く。
「いいけど、もう夜だよ?」
「だって昼間はお互い仕事があるだろ」
クレアが自分のグラスを空にする。もっと疑うことを知った方がいいよ、君は、と
心の中で呟きながら、ダッドに声をかける。
「今日の分、クレアさんのも俺にツケといて」
わかったよというダッドの答えを背中で聞きながら、ダッドの店を出る。
「痛い…リック、腕が痛いよ」
店を出たところで、クレアが言った。
がっちりとクレアの腕を掴んでいた。このまま、自分のものにしてしまうには、
どうしたらいいだろう、とふと考える。
普段の自分なら、ごめんと謝って腕を離すだろう。
でも、どうしても離したくなかった。逃げられてしまう気がした。
疑うことを知らない牧場主をきれいなままで自分のものにしたかった。
他人を惹き付けるその心を自分のものにしたかった。
ゆっくりと、手首を握り直して、牧場へ向かうことにした。
「空がきれいだね」
ふと、クレアが呟いた。
夜の牧場はしんと静まりかえっている。
夏の草の沸き立つような匂い、土の匂い、それにかすかに家畜の匂いが混じる。
にわとりの匂いは嗅ぎ慣れているはずなのに、自分の家のにわとりとは違う気がする。
「ちょっと待ってね」
そう言ってクレアが家に入るので、ついて入った。
「待てない」
心配しているのか、不安になったのかわからないけれど、クレアの表情が一瞬曇る。
「どうしたの?リック、今日はちょっと変…」
「変じゃない」
これが本当の俺なんだよと思いを込めてクレアを抱き締める。
「リック?」
抱き締める腕に力を込める。


368 リック×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:45:26 ID:9ri+/wd9
「誰にでも…あんな風に笑うの?」
抱き締めているというよりは、逃げないように捕まえている。
「苦し…っ。リック…離して…っ」
首筋にキスをした。痣ができるくらい、強く、長くキスをした。
ふっ、とクレアの力が抜ける。
そのまま、耳たぶを唇で挟む。
「んっ…」
クレアが反応する。
「ずいぶん、感じやすくなったんだね」
「だって…」
わかってる。この町に溶け込むなら、意味もなく抵抗するより、快楽を求めた方が
よっぽどいい。それも一つの順応性だから。
でも、そんな町に馴れきった女はもうたくさんなんだ。
クレアさんならまだ間に合う。そのままで、俺のものになればいい。
そっと額にかかる金色の髪をよけて唇を重ねる。
手近にタオルを見つけて、クレアに目隠しする。
「リック…何を…」
クレアを抱きかかえ、ベッドに横たえる。腰を挟んで馬乗りになり、オーバーオールの
金具を外す。シャツを脱がせ、下着を外す。
シャツで手首を縛り、両腕を持ち上げてばんざいのポーズにさせる。
自分のエプロンを外し、その紐を使ってクレアの腕をベッドに縛る。
「リック…止めて…」
すでにぷっくりと立ち上がっている胸の突起にキスを落とす。
そのまま舌で転がすと、甘い吐息が漏れる。
反対の膨らみを手のひらで包み、突起を指でつまむと切ない声があがる。
「やぁ…ん」
「こういうの、初めて?」
耳元で囁くと、こくこくと頷いた。
「だから…ちょっと…」
必死に言葉を絞り出す。初めての快感を与えられるのに、止める気はない。
手を下半身に滑り込ませ、ショーツの中の茂みを探る。
突起は固く膨らんでいる。くりくりと指を動かすと、クレアが反応する。
「やっ…止めて…あっ…」
脚が自然に開き、腰が前後に動く。
「ココだけでイッてみる?」
指をさらに動かすと、クレアの腰がくねり、声にならない叫びとともに、一瞬の痙攣の
後、クレアの力が抜ける。
力の抜けた脚からズボンとショーツを引き抜き、両足首を縛る。


369 リック×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:46:21 ID:9ri+/wd9
「リック…いやぁっ…」
リックは眼鏡を取り、自分も服を脱いでぴったりとクレアに身体をくっつける。
「本当にいやなの?」
すっと指をクレアの脚の間に滑り込ませる。
「ここは期待してるみたいだけど?」
ぴちゃぴちゃと音をたててクレアの中を掻き回す。
「腕と脚…ほどいて…目隠しも…」
リックは答えない代わりにクレアの脚を持ち上げ、その間に顔を埋める。
紅く固くなっているクレアの突起を舌でつつく。
一度頂点を迎えたクレアのクリトリスは感度を増しており、クレアは腰をよじらせる。
自由にならない身体が、快感をもろに受け止めてその感覚が倍加する。
「やだっ…恥ずかしいよぉっ…」
思わずクレアが叫ぶが、気にせずリックは女体を開く。
スリットに指を入れ、押し広げる。縁を指でなぞり、口づけて舌でなぞる。
クレアの蜜が口に入り、音をたててそれを啜る。
結んだ脚が抵抗しようとするが、ろくに動かない。
舌をスリットの中に押し込むと、クレアが声をあげる。
「リック…リックぅ…」
この声で。名前を呼ばれたかった。こんな風に。ときに切なく。ときに甘く。
「あん…リック…」
色っぽい溜息と共に紡がれる自分の名前を聞きたかった。
今この時は、クレアの心は自分のことでいっぱいだと、思うことができた。
「…リック…もっと…お願い…」
リックの怒張したペニスがクレアに侵入する。
「リックのソレが欲しいの…」

支配欲丸出しで抱き締められて。逃げ場をなくした女は自省する。
そして相手を少しばかり憐れむ。
いいよ。好きにしても。
いいよ。名前を呼んであげる。
「リックの…前のときよりおっきい…」
たくさんたくさん誉めてあげる。
たくさんたくさん感じてあげる。
「あ…あぁん…たくさんっ…感じちゃうよぉ…」
たまには、こういうのも刺激があっていいもの。
まだ、心とカラダは別物だもの。
「…リック…イイよぉ…もっとして…」
でも、心はもうあなたの方を向くことはないの。


370 リック×クレア2@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:48:11 ID:9ri+/wd9
あなたのおかげで気付いてしまったの。
あなたの入り込む余地はもうないの。
人間の表情は笑顔がすべてではないの。
自分も笑顔が貼り付いているのに、気付いていないのね。
弱みを見せられる人がいるのに、気付いていないのね。
どんな気持ちも見せたい人ができたのよ。
知らない町から来た人間だからって理想を被せたらだめなのよ。
…そろそろ、意識を手放そう…

「んっ…」
よがり声を上げていたクレアの脚が痙攣する。
「イクぅ…」
背筋がぴんと仰け反り膣壁がぎゅっと締まる。
リックのペニスはそれに絞りだされるようにして精液を吐き出す。

頭は冷えたかな、とクレアは思う。
目隠しをされているのでリックの表情はわからない。
男はこんなことで満足できるのかな…はどうなんだろう…
ふ、と意識が途切れた。

ぐったりとしたクレアに、リックは再びキスをした。
脚と手をほどき、目隠しを取る。
長い睫毛に縁取られた瞼にキスをする。
こんなことをしなくても、良かったのかもしれない。
彼女の視線は自分のものになったのかもしれない。
でも、その方法がわからない。
形だけでも自分の物にしたかった。そして安心したかった。

心に、もっと大きな空洞が生まれるなんて予想もしなかった自分を、
思わず、嗤った。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

あー。俺のはいっつも5レスくらいです。
ミネラルタウンは今回はこれで勘弁して下さい。というわけで。
いや、また書きますよ。誰も望んでいなくてもな!

371 ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:52:11 ID:9ri+/wd9
閑話。

流行から遅れに遅れてぬくめていたルーン物を投下します。
ちょっとぬくまりすぎて腐りかけているかもしれませんが
腐りかけが一番おいしいんだって!
…ものによると思うんですが。
密かにぬくめていました。
ミストは黒くもなければ白くもないつもりです。
あえて言うなら…桃色…でしょう。やっぱり。
もしくは、俺色。

とりあえず最初なので短めです。
俺の話は、自己投影している主人公×嫁という構図を求めている人には
不向きだと思うので、あらかじめ覚悟しとけ。

372 ラグナを拾う@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:55:29 ID:9ri+/wd9
あらためまして、脳が(ry
題名には深い意味はないです。今回はコトに及んでいるのはゴドウィンとミストです。
恐る恐る投下します。いつもそうなんだけどな。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

未だ青年と呼ぶには少し早い…少年、が、朝靄の中道ばたに転がっていた。
明るくなる前に帰って行った男は彼に気付かなかっただろう。
少年の顔は蒼白ではあったが、すぐに死んでしまうという程ではなかった。
朝靄のよく似合う少女はそっと少年に近づき、腕を取る。
脈をとるつもりだったのだが、そのしなやかな筋肉が目を引いた。
童顔には不釣り合いなほど鍛えられた、それでいて無駄のない筋肉。
恐らく、剣を握っていたのだろうと容易に想像できる手。
下層で労働をしていた人間の手ではなく、ある程度の階級で剣を振るっていた手。
「まさか…」
思わずミストは呟く。
カルディアは田舎町とは言え、国境を抱えている。
町の人々は呑気に明るく楽しく暮らしているが、いつゼークスに攻め込まれ、
人々の平穏が破壊されてもおかしくない場所にある。
少年がふと目を開けた。
ミストは少年に水とパンを差し出し、畑と家を貸すことにした。
自分のものでありながら、荒れ放題にして手入れをしていない畑。
生活する者のない家。
どうしてそんなものを持っているのかという疑問さえ、記憶を失った少年は
抱かないようだった。
ぼろぼろのクワとじょうろしか渡せない自分を、ミストは少し恥じた。
だからだろうか。思わず、押さなくても良いのに念を押した。
「…ラグナさん…あたしには…触れないで下さいね…」



373 ラグナを拾う@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:56:10 ID:9ri+/wd9
ミストが、ラグナという記憶を失った少年を拾ったという噂はすぐに町中に広まった。
その夜。ミストの家のドアを叩いたのは、町長であるゴドウィンだった。
「悪いね。今日は、私が」
挨拶も済まないうちにミストが笑う。
「いえ、予想はしてました。…私は、大丈夫です…」
温かいリラックスティーを淹れながら、ミストが尋ねる。
「…お話だけですか?」
カップを手にしたゴドウィンが反対の手でミストの頭を撫でる。
「いや、そんなつもりはないよ…」
ふふ、と笑ったミストがポットを置いて、ゴドウィンの足元に座る。
「知らない人を町に入れてしまったから…お詫びです…」
そう言って服の裾をめくり、ゴドウィンのものに手を伸ばす。
「どんな人間だと思ったのかね?」
ゴドウィンが問いかける。
「少なくとも…剣は扱えます…」
ゴドウィンのペニスを弄びながら、ミストが答える。指で優しく撫でている。
「…記憶を失っているというのは本当だと思います…」
空になったカップをテーブルに置き、ゴドウィンがその手でミストの頭を包む。
次第に起きあがってくるゴドウィンのペニスにミストが唇を当てる。
「帝国の人間という可能性は?」
ちゅっ、と音を立ててミストがペニスから口を離した。
「…低いかと」
そして、もういちど舌で丁寧にペニスの縁をなぞってから、ゴドウィンを見上げた。
「どちらかというと…大地に近い方かと…」
そう言って再びペニスを銜える。
「いずれ、わかる…か」
町長はそう言って息を吐く。
ミストがペニスを慣れた様子で口に出し入れし、舌で先端をつつき、指で優しく撫でる。
ゴドウィンは快感に身を任せて喋る。
「それでもあの家を貸してしまうとは…みながっかりしていたよ」
舌でくるりとペニスを舐めてから、ミストが笑う。
「私は、こちらの家にいますし…なんとかなります」
ゴドウィンが、にっこりと笑い、ミストに口づける。
そのまま、ミストの服を脱がせて寝台へ運ぶ。
自分の服は自分で脱ぎ、ミストに覆い被さる。
「…彼は知っているのかな?」
意味深に笑い、ミストの秘所に節くれ立った指を入れる。
ぐっ、と力を入れて曲げ伸ばしすると、ミストが反応する。


374 ラグナを拾う@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 19:58:07 ID:9ri+/wd9
「私の…ことは…知り…ません…きっと…こういうことも…」
知らないといい、とミストは思う。知らないでいてほしい。
大地を耕し、種を蒔き、水をやり、それだけで一日の力を使い果たして欲しい。
ゴドウィンがミストに入って来る。
「あっ…いつもより…」
外見からは想像もつかない熱を持ってゴドウィンがミストの中で動く。
「一応町長だからね、昼間は心配で心配でたまらなかった」
はぁはぁと肩で息をしながら、ミストが笑う。
「…不審者の入り込んだ町のことが…?」
ミストの奥をゴドウィンが突く。
「あ…あぁっ…そこ…そこぉ…」
思わず、ミストがよがり声をあげる。
ミストの反応を確かめてから、ゴドウィンが呟く。
「…君のことが…」
「私たちは…っ…この町にとって…大切…」
ミストが切れ切れに後を継いだ。
「…そう…だよ…」
ゴドウィンはミストの奥に吐精する。
「うふふ」
ミストが笑う。ゴドウィンが再び、ミストの身体を抱く。
少女の白い肌は紅潮している。
「気持ちよくなって下さいね…町長さん…」
うっとりとした表情でミストがゴドウィンにキスをする。
ゴドウィンがミストの脚を開き、再びミストの中に指を入れる。
開いた方の手で白い乳房をゆっくりと撫でる。
「あん…やっぱり…上手です…」
ミストの手が思わずシーツを掴む。
「私もご奉仕したい…のに…」
自然に持ち上がる顎から首筋にかけてゴドウィンが舌を這わせて耳元で囁く。
「今日はご褒美ということで私にもさせてくれないか」
指先でクリトリスをつまむと、ミストがぴくりと反応する。
「…ご褒美…?」
くいくいとゴドウィンがクリトリスをつまんだ指を動かすと、ミストの口から喘ぎ声が
漏れる。
ベビーピンクの可愛らしい唇にゴドウィンは口づける。
「…そしてこれからも頑張ってもらわなければいけないからね…」
ミストが、ゴドウィンの首にその可憐な腕を回した。
「わかって…います…でも今は…」


375 ラグナを拾う@ししまる ◆440.V/COZU :2006/12/27(水) 20:02:56 ID:9ri+/wd9
ぴん、とゴドウィンの指がミストのクリトリスをはじく。
「何をして欲しいのか言ってごらん」
きゅっ、とゴドウィンに回した腕に力を入れてミストが強請る。
「ゴドウィンさんの…私に入れて…」
そう言って脚を開き、ゴドウィンのペニスが自分の入り口に当たるように腰を動かす。
「君は案外欲張りだね」
そのまま、もう一度蜜の溢れるミストの中に、ゴドウィンは自分自身を差し入れる。
温かく、水気の多い若い粘膜がゴドウィンを包む。
腰を動かすとじゅぶじゅぶと卑猥な音が部屋に響き、疲れた身体に力が戻る。
「ゴドウィンさんだって…」
ミストがゴドウィンの動きに合わせて腰を振り、絶頂を探る。
年相応の大きさの白い胸が上下に揺れ、その先端のピンクの突起が動く様が扇情的だ。
思わず、ゴドウィンはその突起に口づけ、音を立てて吸っている。
「や…ぁん…」
ミストが可憐な声で喘ぐ。
自分の娘とそう変わらない年頃の娘の中に、再びゴドウィンは吐精する。

ゴドウィンの胸に頭を預けて、ミストが息を整える。そして、笑う。
「…また来て下さいね…お仕事の話は抜きで…」

夜が明ける前に男は帰る。
ラグナは眠っていてきっと気付かない。
いつか知ることになるのだろうけど。あの少年のように。
朝靄の中、家の外に出たミストの視界の端にその少年が一瞬、入って、消えた。
何をどこまで知っているのか確かめる術はないけれど。
「私たちを…可哀相だと思わないでね…」
ミストは、誰にも聞かれないように独り呟く。
それを好意だと勘違いしませんようにと、祈りながら。

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とりあえず、手始め。でした。いかがでしたでしょうかと言いつつびくびくしてます。
俺、Sだから。意外と打たれ弱いの!甘やかす必要もないけどね。
自分であかんと思ったら止めるし。
細かい俺の脳内設定なんかは説明しないので、気長に心広めで見守って下さい。
では、とんづら。

またなー今回が今年最後になったらあれなので、皆様良いお年を。デハ!


376 名無しさん@ピンキー :2006/12/27(水) 20:10:49 ID:13/3BvT7
>>375
GJ。
…ていうか、ここの職人さんは何でこんなに腰が低いんだ?
もっと自信持ちましょうよ!

377 名無しさん@ピンキー :2006/12/28(木) 03:59:47 ID:xQQOaZmL
GJ!
ミネラルタウンの続きも待ってます

378  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/29(金) 01:09:09 ID:dPcWkguF
「ラグナは俺の嫁!」
そんな発言を本スレで見かけたときに思いついたネタを投下させてもらいますよと
結構アブノーマル?

*注:山無しオチ無し。
   :さすがにこの展開でエチシーンは書けません(笑)
   :俺はゴスロリより和服派です。
   :メイドなんて邪道ですっ! エラい人には、巫女さんの良さが分からんのですよ!
   :いや、でもメイドさんが嫌いってわけじゃないから、メイド好きの方は気分害さないでね


379 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 1/6 :2006/12/29(金) 01:10:40 ID:dPcWkguF
「ふんふん、ふ〜ん♪」
その日、メロディは奇怪な歌を口ずさみながら、自宅の台所でこれまた奇怪な薬を作っていた。
「もー少しで完成だから、待っててね〜♪」
「はぁ……」
と、居心地が悪そうにしているのはラグナ。
急用があるから、とメロディに呼び出されていたのだ。
「あの……メロディさん、用事っていうのは…」
「ん、ちょっと待ってて〜。……え〜っと、後はコレとコレを混ぜて…。
 …………出来た〜!」
嬉しそうにフラスコを掲げるメロディ。
その中には紫色で沸々と泡を立てる、見るからに毒々しい液体が入っていた。
「えっと……それ、何ですか?」
恐る恐る聞いてみる。
「ふっふっふ……よくぞ聞いてくれました。
 これこそ、あたしが長年の研究の末に生み出した血と汗と涙の結晶! ホレ薬なのです!」
得意満面な顔つきで語りだすメロディ。
しかし、いくらラグナでもそんな話を信じるはずが無い。
「ホレ薬……ですか…はぁ」
「む……なによ〜、タバサさんみたいな喋り方しちゃって。
 見た目はアレだけど、効果覿面なのよ、この薬っ。…………理論上は」
「いや、それ無茶苦茶不安ですよ」
冷や汗をかきながら呟くラグナ。
するとメロディは満面の笑みを浮かべながら、ラグナの元へとやってきた。
「ふふ〜ん♪ この薬が量産された暁には、他の町で売りさばいてガッポガッポの大儲けよっ!」
「あ、やっぱりお金に困ってたんですね……」
「でもね……この薬の効果は、あくまで理論上。実際に人が使ったら、どれくらいの効果が出るか分かってないの…」
「まあ、分かってたらあんな不安げに付け足したりしませんよね」
「そ・こ・で♪」
小悪魔のような笑みをラグナへ向ける。
「臨床実験、協力してくれるよね♪」
「いや、あの、臨床って……僕病人じゃないですよ」
「いいから飲むの♪」
強引にフラスコの口をラグナの口内に突っ込む。
「ちょ、メロディさんやめ…むがもご…っ!」
抵抗空しく、謎の毒々液はラグナの胃袋へと収められてしまった。
そして次の瞬間。
「――――っ!?」


―しばらくそのままでお待ちください―


「……っはぁ…はぁ……っ」
息も絶え絶えになりながら、トイレから這いずり出るラグナ。
そんな彼を見ながら、メロディは呟く。
「……もうちょっと甘くしたほうがよかったかな?」
「鬼ですかあなたは」
恨めしそうにメロディを睨みつける。
「じょ、冗談だよ冗談〜っ! ラグナ、大丈夫?」
「大丈夫なわけ無いでしょう……。上からと下からの同時攻撃は、さすがに応えましたね……」
壁にもたれながら、気分が悪そうに口を押さえる。

380 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 2/6 :2006/12/29(金) 01:11:54 ID:dPcWkguF
「ご、ごめんね〜……。……ところで…」
興味深そうにラグナの顔を覗き込むメロディ。
「……ねぇ、何か体に変わったところとか無い?」
「……変わったところ…?」
「うんうんっ。ほら、もう薬の効果が出てるかもしれないし」
目をキラキラと輝かせながら、ラグナに詰め寄る。
しかしラグナはため息をつきながらこう言い返した。
「あのですねぇ……僕で試しても、多分意味無いと思いますよ…」
「へ……?」
どうして? と言いたげな顔で、メロディは人差し指を自分の顎に突きつける。
「……いや、だって、その…」
要領を得ない様子で、ラグナは呟いた。
「その……元々、メロディさんにベタ惚れですから…」
元から惚れているのだから、ホレ薬など使っても無意味。ということだ。
「え、あ……そ、そっか…………そうなんだ…」
首まで真っ赤にして縮こまるメロディ。
未だにこの手の台詞には弱いようだ。
「と、とにかく! もう二度とこんな危ないことはしないこと! いいですね?」
しかし当のラグナも相当恥ずかしかったらしく、無理やり話を終わらせようと語気を強める。
「う、うん……分かった…」
メロディはしょんぼりとした様子で、後片付けを始めるのであった。



翌日、異変は起こった。
早朝、身支度を整え、仕事の前のトイレへ向かったその時にラグナは気付いた。
「…………」
無い。
何か、とても大切なものが無いような気がする。
落ち着いて周りを観察する。
目の前に鏡があった。
じっと目を凝らしてみる。
……有る。
普通、あってはならないものが有る。
「……ええぇえぇぇぇええええ!!!?」
そう、今のラグナには――
膨よかな胸がある代わりに、男の象徴が無いのだ。



「……っていうかそれ、着替えるときに気付かない?」
驚いたような呆れたような。
そんな表情でメロディはため息をつく。
「……寝惚けてたんですよ、思いっきり…」
頭を抱えながら唸るラグナ。
「……やっぱり、昨日の薬のせいなんですかね…?」
「うーん……そうかも…。とんでもない副作用ね」
「副作用なんてレベルじゃないでしょ、これ」
そう言って自分の体を見つめるラグナ。
……どこからどう見ても、この体型は女だ。
しかも……。

381 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 3/6 :2006/12/29(金) 01:14:00 ID:dPcWkguF
「……しかも、なんであたしよりスタイルいいのよ!!」
思わず襟首を締め上げるメロディ。
「ししし、知りませんよそんなこと! というか、締め…締めないでください…!
 ただでさえ胸が苦しいんですから……!」
「むきー!! あたしより二回りほど大きいからってー!!」
そう、今のラグナは出るとこは出て引っ込むところは引っ込む。
まさに「ボンキュッボン」な感じなのである。
「と、とにかく早く戻してくださいよっ」
「うーん……そう言われても、どういう理屈でこうなったのか分からないし……。
 あたしにもお手上げだよ……」
両手を挙げて頭を振る。
「そ、そんなぁ……」
「あ、でもでもっ。あたし、ノンケでも平気でいけちゃう女だから安心して」
「ノンケの意味分かってますか!!?」
「? 同性ってことでしょ?」
「違います! ……というか、それが平気っていうのも、かなり問題な気が…」
「えー、シャロンさん直伝の必殺テクを魅せてあげようと思ったのに……」
「何やってんのあの人!!?」
ここにきて明らかにされたメロディの秘密にラグナはたじたじ。
しかし、そんなことはお構い無しにメロディは話を続ける。
「ん、まあ冗談なんだけどね。……とにかく、あたしじゃ治してあげれそうに無いし…。
 やっぱり、他の人を頼るしかないわね」
「はぁ……なるべく、他の人には見られたくなかったんですけどね…。
 ……やっぱり、病院かな?」
「それが一番確実だろうね。……代わりに、カミュかザッハ辺りが女の子になっちゃう可能性も否定できないけど…」
「……他のところにしましょう…」



そしてやってきたのはジャコリヌス邸。
「フフフ……遂に……遂にあたしにも出番が廻ってきたのねっ!」
そう言ってガッツポーズを取るのはビアンカ嬢。
連載開始から三ヶ月目にして、待望のSSデビューである。
「……というわけなんですけど、なんとかなりませんか? タバサさん」
しかしそんな彼女を尻目に、タバサにこれまでの経緯を説明するラグナ達。
「…ってコラー! そこのバカップル! あたしを無視しないの!!」
「そう言われましても……なんか、ビアンカさんに話しても無駄な気がして」
「そうよね。見るからに世間知らずのお嬢様って感じだし」
「くっ……! 反論できないのが悔しい……っ」
まさに言いたい放題である。
しかしタバサの方も、これには困った顔をした。
「えっと……申し訳ありません、ラグナ様。なにぶん私も、このような事態は初めてですので…」
「何か無いんですか? ……ほら、エルフの秘薬とか」
「ムテキの秘薬(夜用)ならありますが……」
「いりません。……っていうか、なんでそんなものを…」
「この前イヴァン様の露店に並んでいたので、興味本位で……」
「……あの人は…」
頭を抱えうなだれるラグナ。
「分かりました。では、せめて応急処置だけでも」
「応急処置?」

382 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 4/6 :2006/12/29(金) 01:16:07 ID:dPcWkguF



「…………」
ジャコリヌス邸前で、ラグナは呆然と立ち尽くしていた。
それというのも……。
「あー……えっと、ラグナ……似合ってると思うよ、うん」
「フォローになってませんよ……」
そう言ってラグナは、「スカート」の裾を摘む。
そう、今のラグナが着ている服は、ビアンカでも着なさそうなコテコテのゴスロリ。
「これなら、外を歩いても違和感ありませんよ」と、タバサに無理やり着せられたのだ。
「……違和感どころか、根本的な部分から間違えてる気が…」
「でも、本当に似合ってると思うよ?」
「……あの、メロディさん? 僕のこと慰めたいんですか? それともどん底まで叩き落したいんですか?」
「もっと自信持って! こんなに可愛いんだから」
「いや、あの、そうじゃなくて……」
「あ、そうだ。今度からラグナのこと、『ラグナちゃん』って呼んだほうがいいかな?」
「人の話聞いてます!?」
実のところ、彼女はこの状況を楽しんでるんじゃないか?
ラグナがそう思い始めたところで、二人に声をかける人物がいた。
「こんなところで、何を騒いでおるのじゃ?」
「へ? あ、めいさん」
こんなところで会うとは、珍しいものである。
「その、実はかくかくしかじかで」
掻い摘んで事情を説明する。
「なるほど、そんな事情が……我はてっきり、ラグナ殿にそういう趣味があったのかと…」
「違いますからね! 女装趣味なんて持ってませんからね!」
必死になって否定するラグナ。
めいは分かっておる、と言わんばかりに両手を突き出す。
「どうどう。よし、ならば我が一肌脱ごうではないか」
「ほ、本当ですか!?」
「うむ。東洋の神秘、しかとその目に焼き付けておけ」



「…………」
宿屋の前で、ラグナは呆然と立ち尽くしていた。
それというのも……。
「うん、これはこれで中々そそるものが……」
「もはやフォローする気ゼロですね…」
そう言ってラグナは、「帯」の間に指を入れる。
そう、今のラグナが着ている服は、典型的な巫女装束。
「ラグナ殿には、和服のほうが似合うと思うぞ」と、めいに無理やり着せられたのだ。
「……なんで僕にピッタリのサイズがあったんだろ…」
「まあまあ、いいじゃないの。眼福眼福っと♪」
「あ、もう楽しんでますね。完璧に楽しんでますね、コレ」
「ね、ラグナちゃん。写真とっていいかな?」
「早速ちゃん付け!? というか、写真禁止!! ただでさえアンさんに白い目で見られて、気が滅入ってるんですから!」
「……なんか、エラいことになってるな…ラグナ…」
「い…!?」
さすがに我慢の限界が来たラグナが怒鳴り散らしていると、突如現れたカミュがこちらを見ていた。

383 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 5/6 :2006/12/29(金) 01:18:12 ID:dPcWkguF
「そうか……お前にそんな趣味が…」
「だから違いますって! あーもー、なんで会う人会う人変な勘違いするかなー!!」
「ねぇカミュ。ラグナちゃん可愛いでしょ〜♪」
「せめてこういうときくらいはフォローしてくださいよぉぉぉ!!!」
血の涙を流すラグナ。
そんな彼(彼女?)を、値踏みをするような目で見るカミュ。
「……まあ、及第点ってとこだな。せめてもう少し髪が長ければ……」
「なんで真面目に考察してるんですか!!?」
そう叫び、何故かとっさに胸元を隠そうとするラグナ。
見も心も女になりつつあるようだ。
「う〜ん……それじゃぁ…」
と、ラグナの後ろに回りこむメロディ。
「ラグナちゃん、もうちょっと内股にして」
「……? こうですか?」
「うんうんっ。で、手は前のほうで重ねて…」
「はぁ……」
「仕上げに、小首をかしげてニッコリ微笑むっ!」
「……?」
よく分からないが、言われるままにするラグナ。
「ごふっ」
突然カミュが口元を押さえる。
「い、一生の不覚……まさかここまでの破壊力を有しているとは…っ!?」
「吐血!? まさか萌えた!? 萌えたんですか!!?」
「ちくしょぉぉぉ!! なんで男なんだよラグナぁぁぁ!!!」
「遂に言っちゃいけないこと言っちゃったよこの人!!」
泣きながら走り去るカミュ。
そして何もかもに絶望しきったラグナなのであった。



「はぁぁ……」
巫女装束のまま、ラグナは公園のベンチでうなだれる。
「もう、一生このままなのかな……」
このまま一生、町の人達にネタにされ続けなければならないのか。
そう思うと急に目頭が熱くなってくる。
「うっ……うぐ…ぐす…」
「あわわ……こ、子供じゃないんだから泣かないでよ〜」
さすがに遊び過ぎたと思ったメロディがあたふたし始める。
「だ、だって……ぐすっ……」
「よしよし……」
子供をあやすようにラグナの頭を撫でる。
「もし戻らなくても、あたしがずっと一緒に居てあげるから。ね?」
「メロディさん……」
「えへへ……あたしは、いつでもラグナの味方だよ」
優しく微笑みながらラグナに抱きつく。
「……そもそもの原因はメロディさんにあるってこと、分かってます?」
「あ、あはは〜、何のことかな〜?」
白々しく目を背ける。
そして背けた先――公園の入り口に、誰かが居ることに気が付いた。

384 すごいよ!メロディさん 〜とりあえずモロッコ行って来い〜 6/6 :2006/12/29(金) 01:20:56 ID:dPcWkguF
「あ、いたいた……まったく、少しはあたしの話も聞いて行きなさいよ」
そう言いながら二人に近づいてきたのはビアンカ。
「……あれ? ビアンカさん?」
「あれ? じゃないわよ、もう……それよりも」
呆れたような表情で言う。
「ラグナ、変な薬を飲んだせいで性別が逆になっちゃったんでしょ?」
「え、ええ……そうですけど…」
「それなら、もう一度同じ薬を飲んだら戻るんじゃないの?」
『…………あ』



翌日、雑貨屋にて。
「……ホント、一時はどうなることかと思いましたよ…」
そう言ってラグナはため息をつく。
今ラグナが着ている服は、ゴスロリでも巫女装束でもなく、いつも着ているあの服だ。
「災難だったわね……はい、カブの種」
ラグナの愚痴を延々聞かされ、少し心労気味なロゼッタがカブの種を五袋ほど手渡す。
「あ、どうも。……薬飲んで一晩寝たら治ったんですけど……女の子って、結構大変なんですね…」
「ん? 大変って、何が?」
「その……お手洗いとか、下着のこととか…」
ロゼッタの顔が引き攣る。
「下着って……あんた、女物の下着付けてたの……?」
「いや、だって無いと痛いんですよ、胸が」
「……もしかして、喧嘩売ってる?」
壮絶な殺気を放ちながらラグナに詰め寄るロゼッタ。
「そそそ、そんな滅相も無い! あ、あのですね! 大きければ良いというものじゃなくてですね!
 少なくとも僕は巨乳より美乳派ですし、その……ロゼッタさんは顔と性格でフォロー出来てるじゃないですか!」
「あんたの発言は全然フォローになって無いけどね!!」
鬼神の如き勢いでラグナに掴みかかる。
今にも殴られそうなその時、雑貨屋に何者かが勢いよく入ってきた。
「ラ〜グナちゃ〜ん♪」
「……あの、メロディさん? いい加減その呼び方はやめて欲しいんですけど…」
「え〜。結構気に入ってるのに〜……。それはそうと…」
と、持って来た小袋をゴソゴソと漁り始めるメロディ。
「じゃ〜ん♪ どんな疲れもたちどころに解消してくれる栄養ドリンク!
 今朝完成したんだけど、試飲してくれないかな〜?」
極上の笑顔で小瓶を抱えるメロディ。
一瞬嫌そうな顔をするラグナだったが……躊躇いながらも、結局受け取ってしまう。
「……女で苦労するタイプね」
ロゼッタがため息をつきながら呟く。
まったくだ。
自分は彼女に対して、本当に甘すぎる。
そんなことを思いながら口に含んだドリンクは、ひどく苦い味がした。

385  ◆iJ3v4UsY9Q :2006/12/29(金) 01:23:55 ID:dPcWkguF
以上、終了。

とりあえず女体化が書きたかった。
今では反省している。
とりあえずメロディ特製栄養ドリンク飲んで寝込んできます。

386 名無しさん@ピンキー :2006/12/29(金) 02:34:25 ID:rwlLJaVN
GJ! すばらしい!

387 名無しさん@ピンキー :2006/12/29(金) 04:25:57 ID:AgRCpEym
ラグナ萌
GJ!!

388 名無しさん@ピンキー :2006/12/29(金) 05:08:03 ID:cUDk9CCw
>>385
スネーク!それを飲んでは駄目だ!歴史が変わってしまう!タイムパラドックスだ!

それはそうと、GJ!

389 名無しさん@ピンキー :2006/12/30(土) 22:41:01 ID:E0gpDwl2
冬コミ、ルンファク本あった?

390 名無しさん@ピンキー :2006/12/31(日) 01:52:20 ID:WmsVlxlP
>>389に便乗して、俺も聞きたいんだぜ?
純情白ミスト様のお話とかあったら、特に教えてくだしあ。
(通常ver黒ミスト様のお話でも教えて下さいm(_)m)

391  【吉】 【914円】 @ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/01(月) 16:23:39 ID:ljcJNmPS
みなさまあけましておめでとうございます。
昨年はいろいろとお見苦しい点もあったかと思いますが、
今年も全く反省せず欲望と妄想の赴くまま突っ走りますので、
まーなんだ、

よろしくなーみたいな。

392 名無しさん@ピンキー :2007/01/01(月) 18:28:52 ID:Ki4ShvYq
>389
3冊買った
漆黒のJPS(エロ
HardLucker(エロ
最低階級(非エロ

393 名無しさん@ピンキー :2007/01/01(月) 20:33:38 ID:xAdUMI1p
いいなぁ…

394 ドクター×エリィ夏@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:17:37 ID:TU6edz9U
あらためてあけましておめでとうございマッスル。
コミケの地は遠すぎて行けた香具師ウラヤマシス。
そんな思いをーぶつけてみましたー。嘘。
ではいつもの通りですがミネラル分の足りない方はどうぞ。

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

基本的に、病院はいつも暇である。
たまに倒れる牧場主が運び込まれる以外は、決まった患者が決まった時間に来るだけだ。
金髪の牧場主も、仕事に慣れたのか、近頃では運び込まれることもなくなった。
空色のワンピースに白いフリルのエプロンという出で立ちの看護婦は、
それでもこの町にとってドクターと自分が必要だということをしっかりと自覚し、
いつも献身的に働いていた。誰に対しても。どんな時でも。
「また、調べ物ですか」
にっこりと笑って、リラックスティーをドクターのデスクに置く。
まだ、エリィには良くわからない内容の分厚い医学書を熱心に読んでいたドクターは、
顔をあげ、時計を見た。午後三時。
「ああ、もうこんな時間だね」
そう言いながらも、再び医学書に視線を戻し、片手でカップを口に運ぶ。
「…クレアさん、来ませんね」
いつからだろう。この清楚な外見の内側に、こんな想いを抱えるようになったのは。
エリィが、ドクターの反応を伺いながら、口を開く。
初めて彼女がこの町に来た時は、確かに、彼女が町に馴染めればいいと思っていたのに。
そのためなら、彼女がドクターと関係を持っても平気だと思っていたのに。
「そうだね、忙しいんだろう」
相変わらず、ドクターは下を向いたままで、表情が見えない。
「…その本、そんなに面白いんですか…?」
エリィは考える。
どうして自分はこんなに苛ついているんだろう。
ドクターは今、どんな顔をしているんだろう。
「ドクターって、クレアさんのこと好きですよね」
そんなことないよと笑い飛ばしてくれると、期待した。
ドクターが町の誰と関係を持っていても、最後に帰ってくるのは病院で、
病院で待っているのは自分だとずっと信じていた。
やっと、ドクターが、顔を上げた。エリィをじっと見つめる。
「…そう、なのかい?」
まるで他人事のように、とても間の抜けた答えが返って来た。
でもその瞬間、エリィは、自分の内側に渦巻いていたものは嫉妬だと、自覚した。
「僕はあまり…全くそういうことには疎いから」
ドクターがそう言って笑う。
「その割には、町中の女の子のこと知ってるじゃないですか」
もしかしたら、ずっと平気な顔をしていたけれど、自分は嫌だったのかもしれない。
こんな町だからきっとそんなものなのだと思ってきたけれど、違ったのかもしれない。
「知ってるって…」
ドクターの手から分厚い医学書を離して本を閉じた。


395 ドクター×エリィ夏@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:18:07 ID:TU6edz9U
空色のスカートとフリルのエプロンをたくしあげて、ドクターの膝に向かい合わせに座る。
ドクターが、少し余裕を取り戻した表情になる。
「…なんだ、またこんな昼間からそういう…」
そう、決してこういうことは珍しいことではなかった。
暇な時はどちらからともなく、相手の身体に手を伸ばし、幾度となく身体を重ねた。
だから、いつものことだ、と、ドクターは判断していた。
エプロンを脱がせようと後ろに回したドクターの腕を、エリィが掴んでそれを止める。
「ドクターにとって…私は何ですか」
ドクターの肩に顔を埋めて尋ねる。
「ドクターにとって…クレアさんは何ですか」
「エリィくんは僕にとってなくてはならない病院の看護婦さんだよ」
すぐさまドクターが答えを返す。
「じゃ…クレアさんは…」
「患者さん」
ドクターの指がせわしなく動き、エリィの脚を這い上がって来る。
エリィはドクターの首に腕を回し、力を込める。
できれば聞きたくなかったことを聞こうとしている。
「マリーちゃんに聞きました…グレイを落とせってドクターに言われた…って」
ドクターの手のひらがエリィのヒップを撫でようとして、一瞬、止まった。
「別にそれは関係ないだろう。ただ発破かけただけだよ」
エリィの指がドクターの股間に伸びる。
「嘘…です」
今まで、町の中の人間関係を変えるようなことをするような人じゃなかった。
良い方にでも悪い方にでも、そんなことしたことなんてなかった。
「もしかして…グレイがクレアさんに…」
ドクターが優しくエリィの太腿を撫でる。
「グレイがどうなろうが、僕には…」
「グレイとクレアさんをくっつけたくないんじゃ…ないんですか」
また、ドクターの手が止まる。
こんなに嘘をつくのが下手なのに。
「リックでもクリフでもカイでもなくて…グレイなんですね」
ドクターがそう思ってしまったのは、きっと。
「わかっちゃうのはきっと、ドクターがクレアさんのこと好きだからです」
涙が自分の睫毛に付いているのがわかった。
「そしてそれがわかったのは…私が、ドクターのこと好きだからです」
自分がどうして笑顔でいられるのかわからなかった。
ドクターが、空いている方の手でエリィの睫毛をなぞり、唇にキスをした。


396 ドクター×エリィ夏@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:19:12 ID:TU6edz9U
互いの唇を互いに貪り、舌を絡め、音をたてて唾液を混ぜた。
何度も何度も角度を変えてキスをしながら、ドクターは器用にエリィのエプロンを
外し、胸をはだけさせ、スカートを捲り上げてショーツを下ろす。
エリィも慣れた手つきでドクターのベルトを外し、下着からペニスを取り出した。
そっとエリィの白い胸の膨らみを揉み、ピンクの突起にキスをしてドクターが言う。
「そうかもしれないね」
さらに乳首を口に含み、舌で執拗に転がす。
「ん…んっ…」
思わず、エリィが声をあげる。
「だったら…こういうことを私とするのは…っ」
ドクターの瞳が暗く翳る。
「…したいんだろう?僕もだ…」
エリィのヴァギナに指を入れて掻き回す。
「何を言っても君には聞いてもらえないだろうからね」
ドクターが指を増やす。くちゅくちゅという水っぽい音が大きくなる。
にやり、とドクターが笑う。
「それに、今日煽ったのは君だよ」
「好きな人がいてもセックスするのは自由だ」
「でも少なくとも、好きでもない女とこんなことしないよ」
優しいのか冷たいのかわからない言葉を次々と囁く。
一瞬、優位に立ったと思ったエリィの目論見は音をたてて崩れる。
それなら自分かクレアかどちらか選ぶというのが世間での常識だと思ったのに。
「あ…っやめて…ドクター…」
ドクターの指がクリトリスを捏ねる。
「例え僕がクレアさんのことを愛しているとしても、だ」
そう言ってドクターが脚を少し開く。跨っているエリィの脚も一緒に開いた。
ドクターのペニスが頭をもたげている。
「君に迫られたらこうなってしまう」
「ドクター…そこは…いやぁ…」
すでに、エリィは快楽に支配され、腰を浮かせてくねらせている。
「君だって、ご託を並べても、欲しいモノはかわらないだろう?」
額に汗を滲ませて、エリィがさっきとは違う涙を浮かべている。
「何が欲しい?」
クリトリスを捏ねられながら、ヴァギナに何度も指を抜き差しされて、
エリィの思考はいつもの行為の時と同じになってしまっている。
「これ…」
思わず、ドクターのペニスを掴んでいた。
「…入れて下さい…」


397 ドクター×エリィ夏@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:19:44 ID:TU6edz9U
どくり、とペニスが脈打ち、固さを増した。
ドクターが意地悪く唇を歪ませる。

「僕の、愛情は?」

がん、と頭を鈍器で殴られたような気がしてエリィが蒼ざめる。
「欲しい…です…でも」
今そんなことを言うなんて、と叫びそうになった。
「あ…うっっ」
ぐい、とエリィの中でドクターの指が動く。まともに喋ることができない。
ドクターの顔を見ることもできない。
視線を下に移すと、赤黒く光るドクターのペニスがあった。
「君の欲しいモノはそこにあるよ」
ドクターが囁き、エリィから指を抜いた。
エリィの腋に手を入れ、エリィの腰を浮かせる。
もう、見なくても手探りで自分の中にドクターを導けるのが情けない、と思いつつ、
エリィは自分のヴァギナの入り口にドクターのペニスをあてる。
自分で、腰を下ろす。
下から貫くような感覚が走り、ドクターの根本までエリィは銜え込む。
「あ…あぁっ…」
思わず、背が反り、顎が持ち上がる。
首の付け根にドクターが強く口づけた。
「ドクター…痛い…」
そのまま、ドクターがエリィに歯を立てた。
「君が…気が付かなかっただけなんだ…」
そうなのか、とエリィは思いながら腰を振る。
ずっとずっとドクターの愛情は貰えていたんだ。
でも自分が気が付かなかったんだ。
クレアさんが来るまで、何も変わらないことを望んでいたのは、自分だったんだ。
気持ちが動いてから、大切なことに気が付いても、もう手遅れなのに。
「んん…あぁっ」
エリィは思わず口を覆って天を仰ぐ。
ドクターが胸にキスをする。ピンクの乳首を吸われると、それだけでイッてしまう。
「ドクター…」
喘ぎながら、エリィが言葉を振り絞る。
「ごめ…んな…さい…でも…」
大きく、息を一つ吸い、一気に吐き出す。
「ドクターのこと…愛してます…」


398 ドクター×エリィ夏@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:21:31 ID:TU6edz9U
やおら、エリィの腰を抱えてドクターが立ち上がる。
口づけをして、そのまま診察台へ向かう。
「やっ…入ったままなんてっ…あぁんっ…」
エリィの脚がひくひくと痙攣して、膣壁がびくびくと収縮する。
そのまま、自分を抜かないように注意して、エリィを診察台に仰向けにし、
ドクターが覆い被さる。
エリィがドクターの腰に細い脚を絡めた。
「君の中に…っ」
それだけ言って、ドクターが腰を前後に激しく動かす。
エリィはドクターにしがみつき、唇を力一杯吸った。
二人の動きが同調し、一層速くなる。同時に、舌を絡ませ合い、唾液を啜った。
「…いくよ…」
ドクターがエリィの最も深いところを何度も突くと、答えるようにエリィの膣が
震えてぎゅっと中が狭くなる。
エリィの求めに応じるかのようにドクターはエリィの奥に精を吐いた。
「んん…っ」
身を捩らせ、背を反らせていたエリィから、力が抜ける。脚が少し震えている。
肩で息をしながら、涙目になっているエリィの瞼に口づける。
こんなに余裕なくセックスしたのはいつ以来だろう、と思うとエリィは恥ずかしくなり、
思わず顔を覆ってしまう。
いつも片手間に、いつも暇つぶしに、してきたこととはまるで違う。
「ドクター…私…頑張ります…から」
何を頑張るのか、自分でもわからなかったけれど、
もっとドクターに気持ちをぶつけたいと、思った。
「…だから…」
気持ちが動いてしまうのは仕方が無いのかもしれないけれど、
エゴだと言われるかもしれないけれど、後悔したくないと、思った。
ふっ、と目の前が明るくなる。ドクターが顔を覆っていた手を取って、
にっこりと、優しく微笑んで唇に、キスをした。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

知らん。もう知らん。おまえら勝手にすればいいじゃない!


399 @ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:24:10 ID:TU6edz9U
閑話。
連投どうよ。
頭の切り替えができなかったらゴメンヌ。
ていうか読み飛ばせ!
こんな小休止なくてもいいんだぜむしろうっとおしいんだぜ
とかだったらさっさと次行きたいんですがいいですか。
休題。


400 タバサとビアンカの場合@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:29:38 ID:TU6edz9U
タイトルはてけとーなのでああそういうのね、ぐらいで。
見りゃーわかると思いますが、女同士です。苦手は方はスルースルー
ふたなりとか、それ以上のロマンは詰まってないので、ぬるいんジャネ?
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わがままだけど、決して悪い人ではなんです。本当は。
誤解されやすいけど、とっても素直で可愛い子なんです。
「今日ね、新しくミストが拾った、っていう人の家に行ったんだけどクサかったわ」
なかなか心を開けるご友人ができにくいので、いつも私に話しをしてくださるんです。
心を開けるご友人を作っていただきたいとも思うんですが…複雑ですね。
だって、人間同士でもこんな風にコミュニケーションを取ることはできるそうなので。
「それで…お嬢様はその人に対してはどう思われたんですか」
ビアンカ様にキスをすると、ちょっと照れておられるのがわかります。
髪のリボンをほどき、お洋服も脱いでいただきます。
「タバサはまだ会っていないの?」
会いましたよ。カジミール遺跡のところで。
でも、まだそれはビアンカ様には内緒です。
「少なくとも私は、こういうことをしたいとは思わないわ」
そう言って、ビアンカ様が私のボンネットを取ります。
「うふふ、タバサ、可愛い」
私が、ビアンカ様の胸を触ると、すぐに反応します。
身体が、ぴくっと動くのですぐにわかるんです。
「声…出してくださいね」
「ふ…ぁ…あんっ」
思わず、口づけをしてしまいます。
お嬢様とは、肌の色が違うので胸のピンクの突起がとても可愛らしいと思います。
「タバサはいいなぁ、胸が大きくて」
私は自分で洋服を脱ぎます。ビアンカ様にいつも羨ましがられます。
「お嬢様の胸は好きですよ」
本当に、たくさんキスをすると、ほんのりと上気する白い肌も、その度に出る声も、
可愛らしくてたまりません。
ビアンカ様も私の胸をその可愛らしい手で優しく揉んで、突起をつまんだり、
つついたり、口づけをしたりして可愛がって下さいます。
最近は、舌で突いて下さるのが、大変気持ちよく、私も思わず感じてしまいます。
でも、ビアンカ様の方がまだ子どもなのでしょうか。
なかなか我慢ができません。
気が付くと、ご自分で手を割れ目に伸ばして触っていらっしゃいます。
「お嬢様…ご自分でされますか?」
そう言って身体を離す時の反応が、また可愛らしいのです。
いつも答えは決まっています。
「や…タバサ…お願い…」
いつの日か、同じ事を殿方におねだりする日が来るのでしょうか。
ふと、ミスト様が拾われたという…ラグナ様の顔が頭をよぎります。


401 タバサとビアンカの場合@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:30:22 ID:TU6edz9U
あの家に住むようになったということは……
「もうっ」
急に、脚の間から声がしました。
「今日のタバサはなんだかヘンよっ」
「ん…お嬢様…っ?」
脚をぐっと開かれ、クリトリスを温かいものが突きます。
ビアンカ様が口で可愛がって下さっていました。
「ね、ココが気持ちイイの?」
一生懸命なビアンカ様を見ていると、あまり今余計なことを考えても仕方がないなと思います。
「じゃ、私もいたしますから」
そう言って、私も体勢を入れ替え、ビアンカ様の脚の間に顔を入れます。
白い肌に薄い下生えが、いつ見ても可憐です。
まずは、指でつついてみます。
そっとスリットの縁を指でなぞります。何度も何度も往復してみます。
ビアンカ様が、真似してくださっているようですが、やはり我慢ができません。
「タバサぁ…ね…もっとぉ…」
いつから、こんなに扇情的な言い方をされるようになったのでしょうか。
ビアンカ様の腕が伸びてきて、私の腕を取り、触って欲しいところに導きます。
「うふふ…じゃ、ちょっとだけですよ」
そう言って、クリトリスをちょん、とつまみます。
「んっ…」
意外なことに、それだけでビアンカ様は反応してしまいます。
「ずいぶんと、いやらしい身体になられましたね」
私がそう言うと、ビアンカ様がちょっと悔しそうに
「タバサの…せいよっ」
と、おっしゃります。そうかもしれませんね。
最初に誘ったのはどちらからだったでしょうか。
確かに、寂しがっていたビアンカ様を私が少しばかり…慰めすぎたのかもしれません。
でも、次におねだりしてきたのは、ビアンカ様でした。
それから…ずっと。毎日ですね。
おかげで、ビアンカ様と随分仲良くなることができました。
くりくりと、指でクリトリスを捏ねると、ビアンカ様がたまらず、喘ぎ声をあげてしまいます。
「やぁ…っん…イクぅ…」
すかさず、舌で責めて差し上げます。
もう、ビアンカ様に私を構っている余裕などありません。
ビアンカ様をベッドに寝かせて、脚を広げ、舌でクリトリスを何度も何度も突きます。

402 タバサとビアンカの場合@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:31:43 ID:TU6edz9U
「あっ…あんっ…」
ビアンカ様はご自分であの可愛らしい乳首を触っていらっしゃいます。
「あっあっ…あぁっ…」
びくっと背中を反らせて、脚がつんと突っ張ります。
一度イッてしまわれたようです。
私は、ビアンカ様に身体を擦りつけるようにして密着させて、囁きます。
「次はどうして欲しいですか?」
この時の、ビアンカ様の困ったような顔もとても可愛らしいのです。
「もう少し…下も…触って…」
いつも、他の方に見せるような高飛車な態度ではありません。
好きな殿方にだけ見せるような上目遣いで「おねだり」して下さるのです。
「誰に対してもそういう風にされればいいのに」
思わず、そう言いながら、ビアンカ様のスリットに手を伸ばします。
スリットに指を入れるともう、ぐちゅっと粘っこい音がします。
ビアンカ様が赤くなります。
「恥ずかしいですね」
私がそう言うと、ビアンカ様は堪らず、顔を両手で覆われました。
「タバサの意地悪っ…タバサがこんなにしたんじゃないっ…」
うふふ、と私は笑って、人差し指でビアンカ様の中を掻き回します。
「このときはいつもタバサは意地悪よね…」
言っていることとは裏腹に、とても気持ちよさそうにうっとりしておられます。
「このときって…何のときですか?」
また、ビアンカ様が真っ赤になります。
「だから…この…」
ビアンカ様の気持ちいいところを、ぐいっと突いてみました。
「やぁん…もっとぉ…もっとちょうだい…」
指を二本に増やします。可愛いので、あまり苛めたくはないんです。本当は。
お嬢様のなかで、指を交互に動かしていると、お嬢様の中から液体が溢れてきます。
「あっ…あっ…あぁっ…」
もう、ビアンカ様もずいぶんと気持ちよくなられたようなので、もう一息です。
「イキますか?」
頬を紅く染めて、うっすらと涙を浮かべて、頭を必死に縦に振る、
こんなビアンカ様を誰が知っているのでしょうか。
私は、その事実に少し興奮して、指に力を入れます。
「あっ…イク…タバサぁ…イイよぉ…」
ビアンカ様の腰が上下に揺れ、脚が開いてひくひくと痙攣し、仰け反りました。
ぐったりとしたビアンカ様の割れ目に私の割れ目をあてがいます。


403 タバサとビアンカの場合@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:32:19 ID:TU6edz9U
殿方とするようには参りませんが、快感を得るところは同じです。
「楽にしておいてくださいね」
いつものことですから、ビアンカ様も頷くだけです。
私のあそこも、もうぐしょぐしょに濡れているのです。
いつものように、擦り合わせるだけのつもりだったのですが、不意に、ビアンカ様が
手を伸ばしてきました。
「ね、タバサの中…触ってもいい?」
勿論、私に断る理由はありません。
ビアンカ様が片手を私の首に回して、私をベッドの上で座り直させます。
私の脚を開いて、手を入れます。
もう膨れて、感じやすくなっているクリトリスを丁寧に捏ねて下さいます。
「タバサの胸…好き…」
そう呟きながら、私の胸に吸い付いて来られます。
胸も敏感になっていて、ましてや乳首は触れただけでも感じてしまうのに、
ビアンカ様が一生懸命キスをしたり吸ったりしてくださると、それだけでイッてしまいます。
「んっ…」
思わず、声を出すと、ビアンカ様が
「タバサも…声、出して」
と、おっしゃいます。
「やっぱり…感じるの?」
と聞かれましたが、実際、きちんとお答えする余裕はもうなくて、小さな声で
「…はい…」
と頷くのが精一杯です。
いよいよ、スリットの中にビアンカ様が指を入れました。
あの、細くて可憐で労働などしたことのない白い指が、私の中に入っていると
思っただけで感じてしまいます。
「…上手です…」
「タバサは、どこがいいの?」
「ふふ、探して下さい」
ビアンカ様は悪戯っぽく笑うと、指を二本にして、私がしたように、中で動かしました。
「やぁ…お嬢…様ぁ…」
「ここ?ここなのね?」
ビアンカ様は、一層指を動かしました。ぐちゅぐちゅという音をわざとたてています。
「うふふ…タバサっていやらしい…」
「あんッ…」
思わず腰を動かして、イッてしまいました。


404 タバサとビアンカの場合@ししまる ◆440.V/COZU :2007/01/03(水) 13:40:24 ID:TU6edz9U
いつも、行為の後は心地よい疲労感の中で、お喋りをします。
その間も裸ですし、どこかは触っているのですが。
「ねぇ…」
私の乳首を指で弄びながら、お嬢様がふいに真面目な顔になりました。
「男の人とこういうことするのって…どういう気持ちなの?」
私は、ビアンカ様のクリトリスを優しく捏ねています。
「殿方とするときは…少し違うと思います…」
ぴったりと、身体を寄せてきて、ビアンカ様が呟きます。
「男なんて…キタナイし…クサイし…キライ…」
今日お会いしたラグナ様のことを想像しているのかもしれません。
「でも、私たちとは違うモノを持っていて…」
きっ、とビアンカ様が私を見つめます。
「だから、それが…フケツなのよっ…」
そう言って、はっ、と何事か気付いた顔になり、
「タバサ…ごめんね」
と、おっしゃいました。
「大丈夫ですよ。好きな人ができれば…変わります…きっと」
私は、それだけ言うのが精一杯でした。
「それまで…また…」
今度は、ビアンカ様は子犬のような目で私を見つめます。
私は、ビアンカ様の頬を両手で包んで、可愛らしいその唇にキスをしました。
「大丈夫です…私は」
ビアンカ様はそろそろお休みの時間です。
私は、ビアンカ様にネグリジェを着せ、自分も服を着て、もう一度、
ビアンカ様に丁寧にキスをして、ビアンカ様の部屋を出ました。

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

結構この組み合わせは何度か見た様な気がするので言い訳いっぱいしてぇよ。
でもまー俺だとこんな感じです。

えーとそれと。ほんっとうに言わなくて良いことなんですが。ハイハイ目を瞑ってね。
腰が低いとか自信を持っても良いのにと言って頂けるのは有り難いんですが、
心配していただかなくとも自分は書き手なりの矜恃を持っているつもりです。
そういう部分にコメント頂けるなら、あと三回本文を読んで頂ければ、と、思っております。

じゃーこういうのをウダウダ書いてんじゃねーよっつー話なんですけどね。
最後に不快になったら本当に申し訳ない。おまいらのことが好きだから、つい、なー。
デハ。

405 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/01/03(水) 19:52:57 ID:H9jVxxnz
あけましておめでとう。

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [600]

君と育つ島、ジュリア。


それでは、今年もよろしく。

406 名無しさん@ピンキー :2007/01/04(木) 01:23:22 ID:DWnhuF3y
GJ(・∀・)

407 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 00:02:22 ID:EgWPkfAe
SUGEEEEEE!!!
新年早々テンション上がった。

408 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 01:17:19 ID:NC8IxyZ2
おおっ、GJ!!
・・・今年もよろしくお願いいたします。

409 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 07:15:31 ID:llizRYEg
GJとは言うけどそれ以上ではないよね。
量産もいいけど一本の神作品の方が…

410 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 07:18:49 ID:SJTS7pRx
>>409
その辺は言いっこなし。
よほど酷い作品じゃなければ歓迎…………マッタリいこうよ。

411 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 12:53:23 ID:aofxxEeY
>410は何気に職人さんに失礼だなw エロ有りでそれなりのクォリティの高さの作品を 量産するのは神業だろ

412 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 15:21:46 ID:1c8Bz0kW
まあまあ、それじゃあ>>409>>410には神作品を投下してもらおうじゃないか。

ししまる氏、毎回乙です。
氏の主人公おいてきぼりっぷりが大好きですが何か?

413 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 20:07:28 ID:GDS/vgXq
ラッセルとセシリーがエロイことしちゃってる夢を見た
近親相姦ってやつか?

414 名無しさん@ピンキー :2007/01/06(土) 21:59:17 ID:YZPrzeP0
実の親子じゃないんだしアリなんじゃね。


415 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/01/07(日) 01:37:04 ID:mZmd+w1w
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [601]

マリー。
責め絵。
こういうの久しぶりかも。

416 名無しさん@ピンキー :2007/01/08(月) 19:34:39 ID:OKNkkhay
ルーンファクトリーって噂じゃED後やる事無いらしいけど
買う価値は十分あるかな?

417 名無しさん@ピンキー :2007/01/09(火) 07:03:42 ID:QeJNE4Up
このスレで聞く事じゃないと思うけど、
バグが多く、ほのぼの牧場ライフは何処へやら、戦闘必須のゲーム。
ただキャラグラは可愛い。
後は脳内でどれだけゲーム中の行動を妄想出来るかに掛かってると思う。

418 名無しさん@ピンキー :2007/01/09(火) 17:09:29 ID:VUorGmiV
ようするに キャラゲー なんですね

買います

419 名無しさん@ピンキー :2007/01/09(火) 21:58:15 ID:VtAioSnm
>>415
GJ!

420 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/01/10(水) 20:58:48 ID:YLpycaY+
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [602]

アリエラ。エリィに匹敵するくらいときめいた。

421 名無しさん@ピンキー :2007/01/10(水) 22:06:51 ID:cMYWpFni
>>420
GJ!
きみ島楽しみだ…

422 名無しさん@ピンキー :2007/01/15(月) 21:30:55 ID:ahsaetAi
tes

423 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/01/16(火) 23:40:39 ID:XCIP3+jm
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [603]

キミ島チェルシー。…もうひとつかな

424 名無しさん@ピンキー :2007/01/17(水) 00:22:55 ID:JpIl+iUO
>>423
ひとつ余計にGJ!

425 名無しさん@ピンキー :2007/01/19(金) 22:11:24 ID:XP7TExfZ
WL少ないよねこのスレ・・・需要ないのかね・・・

書いちゃおうかな・・・

426 名無しさん@ピンキー :2007/01/19(金) 22:29:09 ID:XP7TExfZ
[

427 名無しさん@ピンキー :2007/01/19(金) 22:40:39 ID:AK8f7zRJ
夏の収穫祭のうpはまだですか?

428 名無しさん@ピンキー :2007/01/19(金) 23:36:35 ID:WFrlkPXT
>>425
頼む。WL好きなのにあんまり投下されないんだよ。


429 名無しさん@ピンキー :2007/01/20(土) 11:41:14 ID:yCZ4Ej+j
>>425
      _  ∩
    ( ゚∀゚)彡  ナミサンキボンヌ!!
      ⊂彡     ナミサンキボンヌ!!


430 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 00:18:03 ID:/IfefOD/
>>425
セピリアきぼん(* ゚∀゚)=3

431 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 15:25:01 ID:29qLlzCt
ルーンファクトリーのサントラを買ったんだけど
ボイスドラマ一本目の温泉の話
めいの最後の一言が湯中セクロスフラグだとしか思えない俺はもうだめだ

432 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 15:37:22 ID:yCuJrZwD
よし、俺も買うぜ

433 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 16:33:21 ID:5GAWGu+R
ちくしょう、ちくしょおおおおおお!!!
まだDSすら買えてねえぇえええ!!!

434 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 18:23:11 ID:HfoG/mnx
>>431
・・・・あ〜、サントラ出たんだった。
すっかり忘れていたよ。 明日買って来なきゃ。
サンクス。

435 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 21:35:05 ID:kASLP99Z
で、なんて言ったの?

436 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 22:35:39 ID:YHHkaUUW
まぁ、メロディは「ベッドがないと…」の台詞でアレだからなー

437 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 22:53:43 ID:dFh585ZK
>>425に期待

438 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 23:03:32 ID:29qLlzCt
>>435
温泉の話でミストやらロゼッタやらがてんやわんやして
最後に冥が
「まだまだ皆若いのう・・・
さて、ラグナ殿。待っておれよ・・・」

439 名無しさん@ピンキー :2007/01/21(日) 23:34:02 ID:CZuNEHVC
絶対ラグナを食う気だ!
見た目はロリだが実は熟女の魔手が襲い掛かる!

440 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 16:57:47 ID:TFhOYRo0
>>401さんもっとなんか書いてください!!!!

441 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 20:11:46 ID:fywJMeZL
ここは小学生の来る板じゃありませんよ

442 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 21:17:18 ID:TFhOYRo0
小学生じゃないですよ!!!!

443 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 21:51:23 ID:ktLhItDA
こりゃ小学生未満だなw
釣りか?

444 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 21:52:10 ID:w7Fj8wcy
>>440,442
こういうのを見ると投下する気が失せるから困る
まあ、まだ書き上がってないけど

445 名無しさん@ピンキー :2007/01/22(月) 22:42:38 ID:TFhOYRo0
すいません・・・もー書き込みしません。。。

446 名無しさん@ピンキー :2007/01/23(火) 00:26:36 ID:hI+Kck6S
さぁ〜。作品カモン!カモン!!

447 名無しさん@ピンキー :2007/01/23(火) 11:30:05 ID:lKnMH8NW
そろそろすごメロの人がドラマCDネタで何かしてくるに違いない。
 
俺は信じてる。

448  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/01/23(火) 16:01:16 ID:N8onuG54
いや、その、なんだ
期待されても困る

「あんた、また大きくなったわねー」とか言いながらトルテと乳繰り合うメロディの図とかは思い浮かんだが
ちょっと俺には書けそうにないぜ

449 名無しさん@ピンキー :2007/01/23(火) 22:22:58 ID:lKnMH8NW
>>448
それを番台から覗いてるメロディとか…
口出してご免なさいorz

450 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/01/24(水) 01:12:01 ID:so3U+IzT
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [604]

勢いが活かせるかなと、あえて鉛筆画。
清書したほうがいいならしますが如何。

451 名無しさん@ピンキー :2007/01/24(水) 01:33:02 ID:APuMwuow
>>448
そこで百合物なわけですね…是非とも書いて欲しいわけですが

>>450
着色!着色!

452 名無しさん@ピンキー :2007/01/30(火) 23:35:12 ID:wo6Gbd0j


453 名無しさん@ピンキー :2007/01/30(火) 23:56:29 ID:dElQV42E


454 名無しさん@ピンキー :2007/01/31(水) 00:34:54 ID:3u/EGV6R


455 名無しさん@ピンキー :2007/01/31(水) 00:56:11 ID:UlxjXyHr


456 名無しさん@ピンキー :2007/02/02(金) 12:37:51 ID:W+aBYB9w
キミ島発売記念パピコ兼保守

この秋ぐらいに書いたSSがパソコンのどこにあるのか
わからなくなって探し中…
投下したやつだからスレ探した方がよっぽど早いんだけど。

457 名無しさん@ピンキー :2007/02/02(金) 14:27:31 ID:yRty8FFC
ジュリアの牛小屋で雌牛プレイきぼん

458 名無しさん@ピンキー :2007/02/04(日) 20:26:35 ID:bvGt7s1f
PSPでHM買ってどハマリ中。
グレイと女の子の主人公で書こうかと思っていますが、
公式の名前って何かありますか?
それとも、自分のオリジナルの名前でいいのでしょうか?

459 名無しさん@ピンキー :2007/02/05(月) 00:15:54 ID:9Vt5OBaY
>>458
一応「クレア」ってのが半公式。これから名前を決めるつもりならコレにしておくのが無難。
既に何かしらの名前をつけてるならそれにすればいい筈。

460 名無しさん@ピンキー :2007/02/05(月) 00:47:57 ID:QAuIngEP
PSPのHMってなに?

461 名無しさん@ピンキー :2007/02/05(月) 14:19:18 ID:yJ3/5Q+U
ttp://www.bokumono.com/series/harvest_bandg/

462 名無しさん@ピンキー :2007/02/05(月) 21:00:14 ID:QAuIngEP
>>461
おぉ、移植されてたなんて、全然知らなかった・・・thx。

HMは最初にPSのヤツを買ったけど紛失しちゃって。
次にGBAのを買ったけど、どうもグラフィックというか上から視点に慣れなくて・・・

PSPに移植されてるなんて、知らなかったorz

ちょっくら探してみよう。

463 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 10:31:28 ID:qTxdvLfG
現在キミ島でタッチしたりこすったりするのに忙しくて
エロどころじゃねー。

使いやすいタッチペンクレクレ

464 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 12:39:25 ID:xKWtBxmS
>>463
つ耳かき

465 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 19:55:44 ID:2/zk4pI9
誰か…魔女さまでSSぷりーず…。
自分には文才が無いので書けないんだ。
頼む。

466 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 19:57:41 ID:bAKo2xtp
つーか最近気付いたんだけどすごいよメロディさんって
マサルさんの主題歌から取ってたんだな

467 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 21:39:15 ID:U3FvHq3M
主題歌じゃなくてタイトルだ。

468 名無しさん@ピンキー :2007/02/06(火) 21:50:23 ID:bAKo2xtp
いやすごいよマサルさんの主題歌のロマンスの歌詞に
「生まれ変わるメロディー」ってあるからそれですごいよをつけたのかな、と

469  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/02/07(水) 23:15:57 ID:7rU68w6u
>>468
正直そこまで考えてなかった
今では反省している

しかしチェルシーの愛情度の上がり難さは異常
ジュリアもリリーも既にMAXなのに、未だにハート3とかどういうことよ

470 名無しさん@ピンキー :2007/02/09(金) 02:11:36 ID:d9Z8P/XS
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
キミ島のチェルシーが可愛すぎる件

471 名無しさん@ピンキー :2007/02/10(土) 00:32:28 ID:cdmXNSCp
猿のシバに陵辱されるチェルシー希望

472 名無しさん@ピンキー :2007/02/11(日) 04:41:22 ID:XzhsljhL
チェルシー祭に便乗
シバ凌辱は自分も希望

473 472 :2007/02/11(日) 04:42:55 ID:XzhsljhL
しかも貼り忘れた
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
こんな時間から何やってんだか

474 名無しさん@ピンキー :2007/02/11(日) 06:01:44 ID:+n4MKxlR
チェルシーかわいいよチェルシー(* ゚∀゚)=3
http://imepita.jp/20070207/851860
http://imepita.jp/20070209/811040

475 名無しさん@ピンキー :2007/02/11(日) 14:26:56 ID:JFWilZSt
>>470
>>472
GJ!!

476 ana ◆d61PEjlHb. :2007/02/11(日) 16:38:03 ID:XzhsljhL
シバも凌辱もいけんかった
チェルシー可愛いよ
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi


477 名無しさん@ピンキー :2007/02/11(日) 22:44:54 ID:+n4MKxlR
>>476
グジョブ

チェルシータソ人気ないのか?
おまいらやっぱボインがいいのか?

478 名無しさん@ピンキー :2007/02/14(水) 16:42:33 ID:h+QpKn/n
少なくともキミ島では一番人気あるんジャマイカ
祭ってみた
http://bbs.j-banana.net/bf4/joy_free.cgi?room=bsw49339

479 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/02/14(水) 19:03:36 ID:+cLtnQsq
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [609]
ジュリアとアリエラのガチ百合。

>>451
希望に沿えなくてごめん。

480 名無しさん@ピンキー :2007/02/14(水) 23:45:01 ID:2nFFQPZJ
>>479
ガチ百合GJ!!

『ガチホモ』を『ショタ』『801』等と区別して多くの人が嫌悪するのに対して
『ガチ百合』という区分及びそれに対する嫌悪がほぼ存在しないところに
男女の生殖における本能の根本的差異を感じた。

481 名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 10:39:45 ID:W00hQecE
177:阪神大根 :2007/02/13(火) 13:24:30 ID:AevQI9Q00
 病気療養中の長女を自宅に監禁し、食事も十分与えずに死亡させた鬼畜両親を神戸市内まで強制連行させ、金属バットや刃物等で滅多打ちに殴り殺しましょう!
犯人1人殺害で賞金25万円、見事2人とも殺害すれば賞金50万円と有馬温泉ペア旅行をプレゼント!
さあ、あなたも両親を殺害して有馬温泉に行きましょう!

 というわけで、栃木・40歳長女自宅監禁死亡事件容疑者殺害イベントが今月23日(金)夜6時半より神戸市垂水区の舞子公園芝生広場で開催されます!
殺害された40歳長女の無念を完全に晴らす為にも、ぜひ両親を殺害して有馬温泉行きのの切符を手に入れましょう!
なお、このイベントの模様はサンテレビジョンで当日夜6:30〜7:55に生中継します。
両親死亡の瞬間をぜひ御堪能ください!

482 名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 16:38:58 ID:CYTixtdm
キミ島発売で周りからも好評、すわ神光臨か!と思いきや、さびれてんなぁ・・・・

483 名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 21:00:17 ID:xOZOdddV
な。
自分も何もしてないけど。

484 名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 21:31:02 ID:EzZigC2Z
もうWLとかの需要はないのかな

485 名無しさん@ピンキー :2007/02/15(木) 22:37:54 ID:Zj+Lh602
>>484
そこそこあると思うぜ

486 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2007/02/16(金) 04:10:21 ID:HEq7MIPZ
久しぶりの投下です。
【前置き】
ゲーム:きみ島
マルクと魔女さま結婚後の話→魔女さまマルクを「ダーリン」呼び
マルクのお尻が危ない話です。エロ無しですが下ネタ2P漫画(?)
どんどん絵がやっつけになっていくのは許して下さい。
画像は大きいので専ブラよりもwebブラウザ推奨

http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070216040433.jpg
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070216040454.jpg

どうしますか?
 逃げる
 お尻ガード
 全てを捧げる
→魔女さまのお尻に(ry

487 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2007/02/16(金) 04:34:50 ID:W//deDwL
携帯から失礼。
よく見たら漫画の「全てを捧げる」の捧げるが
「拝ける(しかも間違ってるorz)」になっています。
他にも誤字があるかもしれません、漢字弱くてすみませんorzorz

488 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 18:22:19 ID:bzLzxT/9
尻に挿入!マルク逃げてー!!

君島のチェルシーかマルクのエロパロきぼん
むしろマルク×チェルシーで

489 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 20:01:08 ID:bA9tiRdo
>>486
GJ!!
照れる魔女さまに萌え・・・
問答無用で
 逃げる
 お尻ガード
 全てを捧げる
→魔女さまのお尻に

490 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 20:37:32 ID:bA9tiRdo
http://bbs.j-banana.net/bf4/gazou.cgi?room=bsw49339&no=33
チェルシーの試練

491 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 20:40:20 ID:bA9tiRdo
http://bbs.j-banana.net/bf4/gazou.cgi?room=bsw49339&no=48
http://bbs.j-banana.net/bf4/gazou.cgi?room=bsw49339&no=49
http://bbs.j-banana.net/bf4/gazou.cgi?room=bsw49339&no=60

492 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 21:08:47 ID:knCYm+48
見れない‥‥orz

493 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 21:32:32 ID:bzLzxT/9

チェルシー「んっ・・・んぐっ・・・はむぅ・・・」

シバ「シバの、零すな。全部飲め。」

こうですか!わかりません!

494 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 22:21:03 ID:bA9tiRdo
>>492
アド直接コピペしたら?

>>493
そんな感じww



495 名無しさん@ピンキー :2007/02/16(金) 23:00:57 ID:bA9tiRdo
http://imepita.jp/20070216/762270

http://imepita.jp/20070216/763620

チェルシーたん
たまんねえかわいい

496 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/02/17(土) 00:53:03 ID:d3SJPQqA
>>493
>>494
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [612]

ネタの鮮度は保ててるでしょうか。

497 名無しさん@ピンキー :2007/02/17(土) 01:38:00 ID:9t7W4MQE
またその名前かw

498 名無しさん@ピンキー :2007/02/17(土) 10:42:50 ID:AxsLPdST
>482
ぶっちゃけキミ島攻略でエロどころじゃないんだぜ。

エリザがかわゆーてしゃーない。でも手を出したらダメだろうな。

499 シバ×チェルシー :2007/02/17(土) 15:51:55 ID:+nsXBJGf
神待ちの間に駄作を。


私は今日も、釣れたての魚をシバに持っていく。これはもう日課。
どんな小さな魚でも、ワーダ見せるのだと言って喜んでくれる。
エモノを捕まえることの難しさ、ひもじい夜の辛さを誰よりも知っているのに
いつも明るくやわらかい笑顔で私を癒してくれる。
チェルシーは、そんな彼に惹かれている自分を少しずつ意識し始めていた。


「シバ!」
いつも通り彼の家の戸を開けると、嗅ぎなれない匂いが鼻を刺激した。
甘いような、それでいて刺激的な…。一瞬、頭の芯がクラリとする。
「チェルシー、よくきた」
迎えてくれたのはシバ一人だった。
「ワーダは? ね、あとこれ、何の匂い?」
「チェルシーが来る前、シバたち、儀式した。
 ワーダ それから、出かけた。しばらく、帰らない」

儀式…。何の儀式なのか聞いてもいいだろうか、と思案しながらシバを見ると
珍しくぼんやりとしている様だ。頬も上気している。
「シバ、熱でもあるの?」
「なんともない」
心配して顔を覗き込むと、シバは慌てて顔を背けようとしたが
チェルシーがそれを許さなかった。
さっと、おでことおでこをくっつける。
「やっぱり。ちょっと熱くない?」 
「ホントに、なんでもない!」
真っ赤だ。風邪かもしれない。冬でもそんな格好でいるから…
思わずシバの身体に目をやると、
狩りで鍛えられた肉体が今日はいっそうたくましく見える。
わ、やだ、私ってば何考えてるの?こんな時に。

「シバ、とにかく横になった方がいいよ」
「違う、チェルシー」
なんだか、様子がおかしい。
「シバが熱いの、そこではない」
突然抱きすくめられた。


500 シバ×チェルシー :2007/02/17(土) 15:54:37 ID:+nsXBJGf
確かに彼は熱かった。全身が。そして…お腹の下辺りが…
甘く刺激的な香りがいっそう強まり、チェルシーの頭の芯がクラクラさせる。

「シバ、変。ワーダは、これでイイ言った。ワーダ、いつも正しい。
 でも…シバ、どうしていいか わからない」
泣いてしまいそうなほど動揺しているシバに、胸がキュンとしたチェルシーは
そっと彼に唇を重ねた。
「大丈夫、シバ。その…ね、大人になれば、みんなこうなるんだよ。
 わ、私も初めてだけど…知っては、いるよ…。 見せて」

ひざまずき獣の皮で出来た腰巻を取り払うと、
抑えられていたモノが腹に当たりそうな勢いで飛び出した。
うひゃっ…
ダメ、驚いちゃ。きっと、これを戻したらシバも一旦落ち着くはず。
そう思ったチェルシーは、思い切ってそれを口に含んだ。
大丈夫、できる。だってこれはシバのだもの。
「私に任せて」


「アイスキャンディーをなめる要領でいいのよ」
そうチェルシーに教えてくれたのはカレンだった。
夜通しおしゃべりしてるから遊びに来て!と誘われ宿に行ってみると、カレンとポプリの部屋には何人か島の女の子たちが集まっていた。
女の子たちが集まると、決まって話題は恋のこと。そして、夜が更けると共に、酒の空き瓶も増え(殆どはカレンが消費したものだが)自然と話は過激になっていった。
テレビも雑誌もない島の生活では娯楽が少ないという理由もあったかもしれないが、もしかして私って遅れてるの?と思うほど、みな積極的に恋を楽しんでいる様だった。

これは自然なこと。それに、なんだか…私…私も熱い…
「…っ! チェルシー! ダメ、シバ… っっ」
舐めあげる。しゃぶる。舌を動かす。
シバが感じてくれてるという喜びが、チェルシーをより積極的にさせた。
「シバ、きもちいい? いいんだよ、それで」
シバのものがより熱く、硬くなる。カレンの教えをしっかり胸にとどめておいたチェルシーは、睾丸が上がってくるのを見逃さなかった。きっと、もうすぐだ。ちょっと苦しいけど、もっと奥まで…
じゅぶっじゅぶっじゅぶっ…

「あっ…!!」


501 シバ×チェルシー :2007/02/17(土) 16:51:12 ID:+nsXBJGf
女の子たちの間では“ソレ”を飲む派と絶対に無理派に分かれていた。
自分はどうだろう…と思っていたチェルシーだが
奥深くくわえ込んでいた為に味わう事もなく飲み込んでしまった。

「気持ちよかった? これで元に戻るよ」
どうしてこうなるのかっていう話は、何から始めたらいいんだろう。
おしべとめしべでもないし…
「…チェルシー」
「ん?」
「シバ 礼をする」
「え?」
「同じこと、チェルシーに する」

言うが早いか、シバはズボンと下着を一気に掴み、剥ぎ取った。
勢いでころんと転がってしまったチェルシーは
脚が持ち上げられ、隠したい部分が丸見えになってしまう。
「やっ ちょっ シバ、ちょっと待って」
もう遅い。距離10センチまで顔を近づけられ、観察されている。
「これ、女…」
こんな明るい中、シャツやブラはしたままで下だけ見られちゃってるなんて…
「きれい。濡れて、光ってる」
「!!」
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
ああ、考えていた初めてはこんなはずじゃなかったのに…

ぺちゃっ
「ひゃんっ」
シバが子犬のように舐め始めた。あ、あ、気持ちいい。
自分の指で慰めたことしかないチェルシーはその快感に酔う。
ぴちゃぴちゃという音がいっそう恥ずかしさを誘う。
やがて、チェルシーの反応の良い所を見つけたシバは、
執拗にそこばかりを舐め続けた。

ダメ、このままじゃ変になっちゃう…


502 シバ×チェルシー :2007/02/17(土) 17:26:16 ID:+nsXBJGf
「ね、シバ。ここに穴があるの知ってる?」
まだ舐めたがるシバを押さえ、チェルシーは自分で自身を広げて見せた。
穴に、そっと指先を埋めて見せる。
「ここね おっきくなったシバのを入れる為にあるの」
さっき萎えた筈のそれは、また大きく脈打っていた。
あれが、欲しい。
「人がお父さんとお母さんになる為の大切な儀式なの。
 シバがおっきくなるのも、私がこんなになるのも、皆そのためなの。
 だから、その… ここに、ここにシバのを頂戴っ」

儀式と聞いて大人しくなったシバをチェルシーが押し倒す形になった。
「いい? 入れるよ?」
息を吐いて、ゆっくり シバの上に腰を埋めていく。
「ふっ…あぁあ」
「…っ!!」
意外にもあっさり根元まで呑み込んだチェルシーだったが、中はいっぱいだった。
あぁ、私、シバと…
暫くじっとしていた二人だったが、やがて本能的にシバが腰を動かし始めた。
「んっんっ んぁっ」
最も敏感な部分が下からの突き上げに刺激され、次第に中も気持ちよくなってきたチェルシーも、シバと一緒に腰を振り始める。

「あ、あぁっシバ、気持ちいい… 私…私…」
「チェルシー、シバ、また 出る」
「うん、いいよ、出していいよ」

シバの快感と共にモノも硬くなり、脈打ち、チェルシーの快感も高まっていく。
やがて二人は、同時に達した。


503 シバ×チェルシー :2007/02/17(土) 17:38:08 ID:+nsXBJGf

…そういえば 全然胸とか触ってもらわなかったなぁ
すっかり落ち着いてから、チェルシーは思った。

まぁ、いいか。1度関係を持ったら
後は猿みたいにやりたがるって皆言ってたし。
二人の関係は まだ始まったばかりだ。



その頃ワーダは…
祝い用の鍋の具を狩りに行って大物を仕留めていた。




すいません、お粗末さまでした。

504 名無しさん@ピンキー :2007/02/17(土) 21:48:26 ID:/yqy2GPV
>1度関係を持ったら
>後は猿みたいにやりたがる

wwwwww

神光臨キタワァ!
チェルシーたんはあはあ・・・シバに性教育を施さねば、人前でチェルシーを襲う危険性大だなw
超乙でした!!また萌えの芽が芽吹いたら投下してくだされ!

505 名無しさん@ピンキー :2007/02/17(土) 23:20:26 ID:Lu9+cmHV
GJだよ
シバチェルは調教物語になっちまうな
気が向いたらマルチェル希望
面倒だったらスルーしてくれ

506 499 :2007/02/18(日) 00:53:39 ID:yjHK+JCh
頑張って自分なりに妄想の翼を広げてみました。

マルクはまだハート三つくらいなので、親しくなったら考えますね。
お付き合いありがとうございました。


507 名無しさん@ピンキー :2007/02/18(日) 01:33:39 ID:L371Bveb
GJ!
チェルシーエロかわいいな

508 名無しさん@ピンキー :2007/02/18(日) 06:12:57 ID:o8GyrM05
>>496
GJなんだぜ

509 女神の帽子 ◆EIaswFkX4U :2007/02/18(日) 07:39:30 ID:8uE6bPfN
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070218073659.jpg
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070218073723.jpg
上:エリザ。エロじゃないと言い張る( `・ω・´)
下:マルチェル。セクハラ。
普段女性キャラしか描かないのでマルクが男に見えているか不安です。
毎回あまりエロくなくてスマンコ。3月から本気出す。

510 名無しさん@ピンキー :2007/02/18(日) 10:26:42 ID:YSCeBQSh
>>509
うまいな
ぜひとも本気になってくれ

511 名無しさん@ピンキー :2007/02/19(月) 00:37:52 ID:wteowqeK
>>509
このマルクになら抱かれても良いと思った

512 470 :2007/02/19(月) 02:41:28 ID:wteowqeK
キミ島にはなんで海祭りが無かったの…季節外れでごめんなさい
両方チェルシーです。
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070219023911.jpg
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070219023931.jpg

513 名無しさん@ピンキー :2007/02/19(月) 18:22:18 ID:PJix1a9T
>>509
本気出したらどうなるか楽しみにしてるよ( `・ω・´)

>>512
可愛いし何か健康的でイイ!

514 名無しさん@ピンキー :2007/02/20(火) 02:15:27 ID:n4yOkgNn
らくがき

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070220021205.jpg

515 名無しさん@ピンキー :2007/02/20(火) 02:44:13 ID:Hptr4bI1
>>514
チェルシータソが可愛い上に絵柄がすげえ好み
また描いてください

516 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/02/23(金) 16:03:13 ID:UkwWS9dH
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [628]

ナタリー。
急に静かになったな…

517 名無しさん@ピンキー :2007/02/23(金) 23:12:20 ID:mZ6zehso
自分は毎日毎日チェックしてるけどな!!

518 名無しさん@ピンキー :2007/02/23(金) 23:34:54 ID:NULCVUkE
>>516
GJ!
スレは繁盛するに越したことは無いけど、いつもの牧物スレの牧歌的平穏といってもいい気も。

519 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 00:42:05 ID:pWe7vns+
ダニーがDV野郎と聞いて
チェルシーが海でうっかり溺れる→ダニーが救出→
意識がないチェルシーに「命助けたんやし、ええやろ」とか言って襲う
という妄想が止まらない

520 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 02:47:25 ID:em5462Hj
>>519
とってもインスパイア

521 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 09:56:54 ID:sJz0V0mO
ある冬の日の昼下がり、桟橋に腰掛けて吊りを楽しむ少女がひとり。
彼女は手にした釣り竿を軽く揺らし、足を前後に揺らしながら楽しげに鼻歌を口ずさむ。
「…ふふ、今日は大物が釣れそうね」
適度な波と薄くさす陽は釣り向きのもので、満足げに少女が笑ったそのとき、微かな振動が竿に伝わった。
早速当たりが、と一瞬頬を緩ませた彼女の顔がみるみるうちに強張っていく――…引きが強すぎる。
釣り竿は離せなかった。
かと言って大物と引き合うだけの力もなく、何より体勢が悪かった。
1分あったかもわからない格闘の結果、少女は海へと落ちていった。

大量に流れ込んでくる海水に噎せ返り、肺にあった空気は殆ど吐き出してしまった。
なんとか水面へ向かおうとしても、体は思うように動いてくれない。
不意に、明るかった水面が暗くなった。酸素が足りないのだ、と思うと同時にありとあらゆる感覚が遠のいていく。
やがて、少女は意識を失った。

――――――――――


「お、今日もやっとるな」
悲鳴のように軋むドアを開きながら、漁師の青年は口角を持ち上げて呟く。遠くからでもすぐにわかる赤いバンダナは、この島の牧場主のものに違いなかった。
彼女は最近釣りにご執心の様子で、牧場の仕事を片付けたあとは島の各所で釣りを楽しんでいるらしい。
中でもよく海岸を選ぶものだから、時々釣果はどうだなんて他愛もない話をしていた。
そして今日もいつものように釣れていなければからかって、釣れていれば少し大袈裟に褒めてみようか。
様子がおかしいと気付いた時にはもう、彼女の体は海に向かって大きく傾いでいた。
「なっ…チェルシー!?」
のんびりと歩んでいた足は一度止まり、すぐに弾かれたように走り出す。
桟橋に立って海を見下ろすと、ゆらり、赤いバンダナが漂っている。
青年はどんどん小さくなっていくそれを見るなり、力いっぱい桟橋を蹴っていた。





>519ネタで書こうと思ったけどSS向いてません本当にあr(ry
さわりしか書いてないですがこんな文体でよけりゃ続き書かせていただきます。

522 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 10:13:21 ID:pWe7vns+
すげー嬉しいです。

ダニーがまた一見いいやつってのがまた…!
つづきお待ちしてます!

523 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 10:55:16 ID:em5462Hj
自分がちまっちま書いてる間にネ申が!!続き超みたいです。
519のネタに全く沿ったものじゃないから完成したら自分も投稿させてください。


524 名無しさん@ピンキー :2007/02/24(土) 11:09:58 ID:pWe7vns+
今スキャナ使えなくて汚くて申し訳ないが
自分はこんなもの描いてニヤニヤしてます。

523さんも投下待ってます。

ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070224110741.jpg

525 521続き(2/3or4) ◆8FV/3w3lYg :2007/02/24(土) 22:59:42 ID:sJz0V0mO
「チェルシー!おい、しっかりせえ!」
「…………」
浜辺の小屋の中から必死な声が響く。囲炉裏の脇に寝かされた少女はぴくりとも動かず何の反応も示さなくて、青年は困り果てたように眉尻を下げて荒っぽく頭を掻く。
水はさほど飲んでいなかった、全部吐かせたし喉に何か詰まっている様子もない。呼吸も脈も少し弱いけれど問題ない。
意識を取り戻す妨げになっているものがあるとすれば、冷たい海水をたっぷり吸った衣服しかない。
脱がせて乾いたタオルで体を拭いて、暖かい毛布でくるんでやればいい、簡単なことなのだけれど、青年は盛大な溜息と共に頭を抱えた。
「……いくら非常事態や言うてもな…いや、悩んどる時間も惜しいやろ、…けどなあ……」
彼の目の前で昏々と眠り続ける少女は島の中でも屈指の愛らしさを誇る容姿で、そして青年は至極健康な男子であって。
要は男の自分が意識のない女の子の服を脱がせることに多大なる躊躇があったのだ。
「ああもう、何で誰も気づかへんねん!…いや、言うてもしゃあないよな…」
ぽつりとぼやいて扉を見やる。扉はただ波音をささやかに遮っているだけで、誰かが来たと告げてくれる気は皆無らしい。
海から上がった時に街に向かって思い切り助けを求めて声を張り上げたというのに反応は全く無かったし、普段なら一人二人は浜辺にいる島民も今日に限って誰もいない。
街まで人を呼びに行こうにも、例え数分のことであろうと意識のない少女一人残していくのは気がかりだった。
そうしてざっと数十秒低い唸り声と一緒に悩んだ末、
「…非常事態なんや、別にやましいことあらへん。」
やっと覚悟を決めた青年はそう言い聞かせるように呟いて、じっとりと厭に濡れた服に手をかけた。

526  ◆8FV/3w3lYg :2007/02/26(月) 00:19:06 ID:5CmR7Sfw
何も投下できない状況でのスレ消費すまん。
昨日携帯水没さしてデータ吹っ飛んだので続きは鋭意打ち直し中です
続き待ってくれてる方もしいたらもう暫くお待ちくださいませ

527 名無しさん@ピンキー :2007/02/26(月) 08:33:54 ID:Lcc7yLni
 ∧_∧  +
(0゜・∀・)
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +


528 名無しさん@ピンキー :2007/02/27(火) 01:25:40 ID:vtpppL4G
俺男だけどキミ島女の子はチェルシーが一番可愛いと思うので
マルクや他の男キャラXチェルたんにハァハァするw

529 名無しさん@ピンキー :2007/02/27(火) 09:37:54 ID:s6f82kzq
チェルシーたんハァハァ・・・
だれか小説ぎぼん

530 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/02/27(火) 20:44:26 ID:WMZPJUAf
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [620]

セフィーナ。

531 名無しさん@ピンキー :2007/02/28(水) 21:36:51 ID:gPRGvSoM
シバチェルが萌え

532 名無しさん@ピンキー :2007/03/02(金) 19:20:07 ID:3ROnMXXn
エリクとチェルシーが見たい。

533 名無しさん@ピンキー :2007/03/02(金) 21:31:17 ID:B90+I3jB
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070302205530.jpg

キバヤシが遭遇。

534 名無しさん@ピンキー :2007/03/03(土) 14:15:43 ID:a3PaUWbO
ちょwww鳥wwww
GJです!!

535 名無しさん@ピンキー :2007/03/04(日) 01:01:46 ID:TZeA5gq7
アリエラが神父の肉奴隷にされてるという妄想で日々悶々としています

536 名無しさん@ピンキー :2007/03/04(日) 23:00:52 ID:xyMaBTa/
>>533
ダニー結婚後は亭主関白っぽいからね、
エチーも強引そう

537 名無しさん@ピンキー :2007/03/04(日) 23:45:11 ID:zlEcvroT
それいいね! 愛ある強引ご飯三杯はいける!! 〈´Д`)

538 名無しさん@ピンキー :2007/03/05(月) 19:30:09 ID:id7CkBMh
ダニーとチェルシーのSMみたい

539 名無しさん@ピンキー :2007/03/05(月) 20:41:56 ID:id7CkBMh
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070305204059.jpg
ネ申待ち

540 名無しさん@ピンキー :2007/03/06(火) 03:57:53 ID:tWACDaUp
499 はネ申だと思うんだ

541 マルク×チェルシー :2007/03/07(水) 12:02:34 ID:80rcQoQE
静かなので投下してみます。
書き始めてみたら何か長いです。今日は本番までいきません…

_________________________________

初めは何もなかったこの島も今では随分変わった。
生活もすっかり安定し、動物も増えてだいぶ牧場らしくなってきたとはいえ
牧場主としては、まだまだこれから。
だからってわけじゃないけど、最近の私はマルクの牧場トークにハマっている。
さすが外で色々な牧場を見てきただけあって、マルクの話は面白い。
それに…同じ目線で話ができるのは、この島で彼だけだから。
すごいね、とか大変だね、とか皆色々言ってはくれるけど
実際にどう大変なのかは解ってもらえない。
でもマルクは違う。それがこんなに嬉しいものだなんて、知らなかった。
タロウじいちゃんは色んな事を教えてはくれるし頼りにはしてるんだけど
話し始めたら長い上に、少し口を挟むと「未熟者がっ」
なんて言われちゃうもんだから、最近はお天気の話ぐらいしかしていないんだ。



「で、そこの牧場では鳥の周りを二重に囲って、間に犬を放してたんだ」
「間に?」
「そう、囲いを何重にしようと、下を掘られたら終わりだろ?
 ところがその間に犬をいれておけば…」
「掘ってる間に追い払ってくれるんだ!」
「周り中に犬の匂いもつくしね」
「へぇ〜」

今日はいい素材が手に入ったので手料理を持ってマルクのもとを訪ねた私。
会話が弾んで、すっかり遅くなってしまった。

「…っといけない、女の子をこんな時間まで部屋に引き止めてちゃダメだね」
「あ、もうこんな時間」
「明日も早いんだろ? 送ってくよ。野犬が出るかもしれないしね」
「ありがと」

野犬をハンマーで追っ払った事があるのは一生の秘密にしよう、と私は誓った。

542 マルク×チェルシー ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/07(水) 12:03:32 ID:80rcQoQE
外の空気が気持ちいい、夏の夜。
マルクの手の甲が私の手とあたり、顔を見上げると
彼はにっこり笑って手を握ってきた。な、なんか、いい感じ…。

「あ、マルク、あれ見て」
牧場に着くと、川のある方からぼんやりと光が見える。
「近くに行ってみようか」
沢山の蛍が飛び交っている。空には満天の星。キレイ…
二人でちょっとぼんやり眺めていると、突然黒い影がマルクに飛びかかった。

ばしゃーん

「ったた…」
わんわん♪

暗闇からマルクにダイブした黒い塊…それは良く見たら私の飼い犬だった。
川に落ちたマルクの上に乗ってベロベロ顔をなめている。

「あーびっくりした。なんだ、お前かぁ…こいつめ!何すんだ」
「ご、ごめんマルク!うちの子が…」
「まったくだ。じゃ、飼い主にも責任とってもらおうか」
「え、ちょっ…」

ばしゃーん

「こら〜!も〜」
「あははは」

へくしっ
水の掛け合いに没頭してしまった私たちは、そのくしゃみで我に帰った。
夏とはいえ、夜の川の水はけっこう冷たい。

「ごめん、そろそろ戻ろう」
「私は良いけど…マルク、それで宿まで戻るの?」
すっかり水浸しの上、犬のせいでかなりドロドロでもある。
「う…怒られるかなぁ、これ」
「それもあるけど、風邪引くかもよ?
 ウチでお風呂入って行く? その…元々はウチの犬のせいだし…」

543 マルク×チェルシー ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/07(水) 12:04:16 ID:80rcQoQE
何故こんな事になってしまったのか。全裸のマルクは考える。
ここは、島の牧場主の家。の、風呂。
風呂に裸でいる事を咎める者はいないだろう。ただ、
深夜、隣家などない家に二人きりで、マルクが邪な想いを抱いていなければ…の話だ。

さっきまで一糸まとわぬ彼女がここにいた気配
いつも彼女からする香りと同じ匂いの石鹸
それらですっかりおかしな気分になってしまった自分をどうにか抑え
何でもない顔でここから出なくてはならない。

危ないから、などといって彼女を送りに来たのに
今や自分自身が一番彼女にとって危ない存在になってしまっている。

何か別の事をかんが…え…

_______________________________

「マルク!マルク!」
「ん…」
気づくと、腰にタオルを一枚巻いた状態でベッドに横たわっていた。
どうやら、あのままのぼせてしまったらしい。

「はい、お水。もう大丈…夫 みたい、ね」
水を差し出したチェルシーの目線がどんどん横へ逸れていく。
上体を起こして水を受け取ってみると、タオルの下の自分も起き上がっていた。
あちゃー。って、……ん?
さっき自分は腰にタオルを巻いていただろうか?
倒れた自分を引き上げ、体を拭き、ここまで連れて来てくれた人物は一人しかいない。

もう一度チェルシーの顔を見ると、耳まで赤くなった状態で目を逸らしていた。
いつもバンダナが巻かれている髪は、洗われた後一つにまとめてあり
牧場作業とは縁のなさそうな、夏らしく露出の多い、可愛らしい部屋着を着ていた。
普段は上着に隠れている胸元がはっきりと主張しているのがわかる。

彼女の顔に軽蔑の色がない事を読み取ると、マルクは作戦を変えた。
水の入ったコップをサイドテーブルに置くと「うっ」と頭に手を当てる。
「マルク!?」
心配して顔を近づけて来たチェルシーをそのまま抱きしめた。
「チェルシーが可愛すぎて死にそう…」
「ちょっと、何いっ…」
反論はさせじと、そのまま唇を奪う。
「俺、どーにかなっちゃったみたい」
「マルク…」
チェルシーの目が、うっとりと潤んで光っている。嫌がっている様子はない。
もうこのままいくしかない。

544 マルク×チェルシー ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/07(水) 12:06:13 ID:80rcQoQE
「好きだ」
もう一度キス。今度は舌を使って、じっくりと。
「…んっ…ふぅ…」
手は自然と豊かな胸元へ伸びる。
普段は大きめのシャツを羽織っているせいで見えないが
マルクの手に収まるかどうかというほどの、やわらかい膨らみ。
その頂をきゅっとつまむ。
「んっ」
チェルシーは体をひねったが、逃がしはしない。
いまやそれを覆う布を突き上げてしまうほど硬くなっている。
大きめの襟ぐりのシャツを肩から下ろすと、その姿があらわになった。
「あ…」
唇を離すと、チェルシーが我に帰る時間も与えず、胸にしゃぶりつく。
半端にシャツを下ろされた状態では、たいした抵抗も出来ない。
「ふ…んっ…だめ、マルク…」
「どうして? すごくエッチな顔になってるよ。
 俺には、もっとしてって聞こえるけど?」
マルクのしゃべる息がぬれた肌に熱くかかる。
「俺、こんなキレイでエッチな女の子、見た事ない」
「やっ…なにいって…」
「かわいいよ、チェルシー」
今度は、耳元で囁く。そのまま唇は首へ滑り、キスを降らせる。
手は内股をそっと撫でている。
ショートパンツの中には容易に侵入するが、下着には触らず
そっとその周辺をなぞっていると、チェルシーは腰をくねらせ始める。

うっとりとした表情から悩ましいほどの目つきに変貌したチェルシーは
すっかりマルクの手の中へと落ちた。

545 名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 14:20:33 ID:F43/yyCM
ピエールが女だと信じてやまなかった時代の小説が出てきてしまった
仕方ねえ見てやるぜというチャレンジャーはおられますか?

546 名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 18:47:04 ID:8zsw7zE6
VIPから来ますた

547 名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 20:19:00 ID:BnqlwV5O
>>545
今でも信じてますが何か?
wktkして待ってまつ!

548 名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 22:26:59 ID:yeCmCuh+
マルク×チェルシー(*´Д`) ハアハア
GGGGJJJJJ!!!!

549 名無しさん@ピンキー :2007/03/07(水) 22:38:26 ID:Cho8T+/v
>>541
GJ

550 名無しさん@ピンキー :2007/03/08(木) 05:31:17 ID:HIpWXxLp
つ・づ・き!つ・づ・き!

551 ダニー×♀ピエール :2007/03/08(木) 13:00:10 ID:iL1SKlvJ
小説を書くのは2、3度目なので拙作ですが、お付き合いしてやって下さいませ。
ダニーとピエールは仲良しだといいと思った当時の自分がいます。
--------------------------------------------------------
君が好きだった
太陽みたいにキラキラ輝く存在
でも
今の君は
何故か
晴れてなかった

「ピエールー宴会行くでー」
そんなお呼びがかかったのは、午後7時過ぎ。
若い衆のみの宴会に、ピエールを誘いに来た。
「ピエール。早よ来んとおいてくで?」
「…ハイ」
「何や、元気ないのう…どこか調子悪いんか?」
ベッドに座っているピエールの額に手を当てる。
しかし熱はないようで。
首を傾げるダニーの手をパッと振り切りながら、ピエールは呟いた。
「…大丈夫デスよ」
ふらっ、と身体をふらつかせながらがゆっくり立ち上がる。
伏せられた瞳には、感情がないようにも見えた。
心配ながらも、本人が何ともないと言う限りどうしようもない。
溜め息を一つ漏らすとダニーは先に行くで、とピエールに言い捨てた。
その背中に当たる、冷めた声。
「ダニーさん…ワタシに、話すことあるはずでしょう?」
「…は?」
いきなり何を言い出すのかと思った。
話すことなどダニー自身にすら思い当たりがない。
何もわからないダニーを無視してピエールは一人で会話を進めていく。
「隠さなくてもいいデス…ワタシ…」

「ワタシ…ダニーさんがいなくても平気デスから…」

「な、んや…それ…」
「いいんデス…マルクさんに聞きました…」
「…は?」
わけがわからない。
一体ピエールは何を言っているのか。
マルクは一体どんなデタラメを吹き込んだんだ。
「ワタシ、ダニーさんがいなくても平気デス!」
にっこりと笑ってピエールはそう告げた。
彼女は笑っているはずなのに
涙が頬を濡らしていた。
「な、んや…ワイがいなくても平気やって?」
「だっ…だってダニーさん…」
「…そうか。お前別にワシのこと好きでもなんでもないんやな。だからワシがいなくても今まで通り暮らせます、ってわけなんやな?」
「ち、違…」
「違わないやろ!!!」
「ダニー、さ…!?」

552 ダニー×♀ピエール :2007/03/08(木) 14:43:09 ID:iL1SKlvJ
「ダニー、さ…!?」
ダンッ、と音がしてダニーはピエールに馬乗りになった。
彼の舌がピエールの唇にぐいっと押し当てられ、舌先が無理矢理口内に侵入してくる。
「……ん、んんッ……!」
口内は彼の舌で舐め回され、さらに上唇をダニーの唇が挟み込んできた。
まるで唇に奉仕するかのように、ピエールの震える唇をしゃぶり回す。
さらに、一気に唇を重ねてきた。
貪るかのように彼の唇は蠢き、ピエールの唇や周りの皮膚を味わいつくす。
舌は口内を這いずり回り、ピエールの口は彼に犯され尽くした。
ファースト・キスが こんないやらしいキスなんて――…
「ゃ、……っ…!」
「教えてやる…ワシが…ワシがどれだけお前のこと…」
「ゃ、ダニーさっ…待って…待っ…」
服の下に伸びた手を掴んで、ピエールがダニーを見上げる。
脅えたその瞳に映る自分の醜い…情けない姿に更に腹がたつ。

嫌がるピエールをほぼ無視し、ダニーはピエールの服を引きちぎるように脱がせると、
ないも同然の小さな脹らみに手を這わせ、その頂を抓む。
「あっ、やっ、ヤダっ…っぁあ…」
首筋からまた胸へ、脇腹へ彼の無骨な手が這い回る…
抵抗らしい抵抗も許されずに、ただピエールは嬲られていた。

「ダニー…さ…っぁ…ん、ふ…」
「唇噛むな…傷が出来るやろ…」
少し血のにじんだ唇を指でなぞって、ピエールの緊張をほぐす。
指に付いた血をピエールの口に無理矢理ねじ込み、唾液を絡ませるようにと囁いて。
彼の顔が血液独特の…鉄の臭いに歪んだが、ダニーはそのまま指を舐めさせる。
ちゅぷっ、と音をたててピエールの口から指を引き抜くと…ダニーはそれをそのまま彼女の下半身に伸ばした。
普段あまり縁のないそこにいきなり角ばった指が侵入して、その痛みにピエールは悲鳴をあげる。

「っ…あああ…!!!!」

初めて味わう
苦痛…
そして快感。

細くて長い指が自分の体内を犯す感覚に酔いながらも、
ピエールは必死でダニーに何か答えようとしていた。
――まるで、さっきのような。

553 ダニー×♀ピエール :2007/03/08(木) 16:13:39 ID:iL1SKlvJ
『ワタシはダニーさんがいなくても平気デスから…』
頭を横に振って思考を止めた。
…何か、自分から答えを欲しがっているようにしか見えなくて。
「ダニー、さ…あ、ぁっ…ふ…」
「いく…からなっ!」
「ぁ、…や、ゃだ…ん…!!」
行為特有の音がして、小さく狭いそこに無理矢理彼のモノを呑み込ませる。
声にならない悲鳴が上がった。
見た目からして幼い彼女は当然未経験だったらしく、
入りきって暫くすると血が垂れてきた。

ピエールが何を言いたいのか、ダニーには聞かなければならない責任がある。
何故、そんなに苦しそうに笑うのか…。
何に、苦しんでいるのか、を。
「マルクから何聞いたか知らなんけどなぁ…ピエール」
「…?」
うっすらと瞳を開ければ、そこには優しく笑うダニーがいて。
ダニーはピエールの髪を撫でながら呟いた。
どうやら行為中に意識が飛んだらしく、抜かれた記憶がない。
隣に寝転がるダニーに疑問の眼差しを向けると、彼は苦笑した。
「ワイ、漁以外で島を出て行くつもりなんてないで?」
「え…?」
「だってそうやろ?」
「でっ、でもマルクさんは…!!」
確かに聞いたのだ。
ダニーはひなた島を出るらしい、と。
マルク本人に聞いて確かめたわけではないが…。
「マルクの奴が何と言ってようがワシには関係あらへん。
ピエール…お前はワシよりあいつを信用するのか?」
「そういうわけでは…」
しどろもどろになるピエールに微笑み返して、ダニーはシーツに身を泳がせる。
「それが気に入らなかったんや…キツくして悪かった」
「そう…だったんデスか?」
「ああ…ワイはお前がいなきゃあかん」
「!」
「お前が必要なんや…一緒にいてくれるか?」
優しい瞳。
大好きな声。
大好きな腕。
「…ハイ!」

ずっと傍にいるよ。
君の傍に…
その、笑顔の隣に。


「…遅い……」
「ダニーさんもピエールさんもどうしたんでしょう」
「ダニー、ピエール、遅い。シバ、我慢の限界」
「遅いわねぇ」
「ウチ、迎えに行ってこようか?」
「ほっとけばいいわよ」
「リッちゃん、早く宴会したいよーー…」
「まさか性……なんでもございません…うふふふ…」

ふたりが来ないのでいつまで経っても宴会が始められなかったのは言うまでもない。
-------------------------------------------------
実はところどころ修正してます
お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
今でもピエールが♀だと信じてもよいのでしょうか。

554 名無しさん@ピンキー :2007/03/08(木) 22:29:28 ID:JK8XeTyj
女体化キモイ

555 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/09(金) 01:48:53 ID:hbcNhtpk
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [623]
寒責めアリエラ。背景遊んでたらちょっとヒドい絵になってしまいました。

>>535
神父と絡んでなくて申し訳ない。


556 マルク×チェルシー(つづき) ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/09(金) 17:10:38 ID:9ZIjpM5W
「もっと、していい?」
頷くのを見て、半端にはだけていたシャツを脱がしショートパンツをおろす。
最後の1枚となったその布は、明らかにじっとりと濡れ、透けそうなほど張り付いていた。
清楚な筈の白い下着がいやらしすぎて思わず釘付けになる。
「お願い。それも…脱がせて…?」
もちろん、ここで止まれる訳がない。
するりと引き下ろすと つ、と1本、糸が名残惜しそうに伸びた。

「すごい事になってるよ、チェルシー。
 俺、ここにはまだ何もしてないけどなぁ」
「…そんな !…ぁんっ」
ずっと触って貰いたかったその場所を、たっぷり粘液をつけた指がつるんと滑った。
「だってマルクが…んっ ふぁっ そこ、やっ…っん あぁっ」
閉じようとした脚をぐっと開かれ、敏感な部分をこねるように指が往復する。
余った指は泉を探索し、唇はキスの雨を降らせた。
「あ…んん ふ…っ くぅっ」
くちゃくちゃと水音が部屋に響く中
マルクの唇が胸の先端へ届くと、チェルシーの体が大きく仰け反った。
「っひゅぁ!…ぁあ!ふあぁあぁんっ」

達したチェルシーの中に深く指を入れてみると
そこはあたたかく波打ってトロリとしているのに、絡み付いて彼を離さない。
指でこれだ。入れてしまったら、そんなに保たないかもしれない。
マルクももう限界まで来ている。
タオルの下のモノは既に先端を湿らせていた。

「マルク…指じゃ…やだ」
それが欲しいとばかりに、チェルシーの手がマルクの方へ伸びる。
「…! さっきより、おっき…ぃ?」
「入れてもいい?」
「…うん」
早く一つになってしまいたい。

マルクは2、3度スリットを擦り、侵入した。
「ふっ…あぁっ」
「全部、入れるよ?」
声をかけてから、更に深く腰を刺す。
「…っ! っくぅ…んっ」
「大丈夫?」
「…ふっ…ん…動…いていいよ」

ゆっくりと腰を動かし始める。
今まで抑えていた分、一気に自分を解放したい衝動にかられてしまう。
本来なら緩急を入れて彼女の反応を楽しみたい所だが、
こらえられずリズムが加速していく。気持ち良すぎて止められない。
「…んあっ…あっ…ぁあっ」
「声、我慢しないで。さっきみたいにもっと聞かせて」
そう言ってマルクは手を伸ばす。
「やっ…マルク…!あっダメ、そこ、あっあぁあん!」
両の乳首を刺激され、チェルシーの中が更に狭まる。
「い…っ…気持ち…い…ダメ、ダメまた来ちゃう…!」
 あっあっ!ふあぁああ〜〜〜〜〜!!」
殆ど同時に、マルクもたまらず精を放った。

557 マルク×チェルシー事後マルクサイド ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/09(金) 17:16:14 ID:9ZIjpM5W
___________________________

気がつくと、辺りは明るくなっていた。
あのまま二人で眠って…
ふと見ると既に横にチェルシーの姿はない。

昨夜汚して洗われた服は、もうすっかり乾いていた。
慌てて服を着て、チェルシーを探しにいく。
外へ出ると、思ったより太陽の位置が高かった。

「マルクー!」
声の方を見ると、頭に赤いバンダナを巻いたいつもの彼女が
鮮やかな緑の中で手を振っている。
まるで昨夜の事が夢だったかの様に、少女は太陽の光を受け輝いていた。

「待ってて、いま終わるから。一緒にご飯にしましょ♪」
今日はSランクのミルクが採れた、と嬉しそうに言う彼女に
手を振りかえす。
「わかった、じゃぁそれまで馬の手入れでもしておくよ」

外に出た時から、栗毛の馬がじっとマルクを見つめていた。
仲良くしようぜ、お前とも長い付き合いになりそうだからさ。
後ろからは懲ずに犬がじゃれついてくる。
よく見れば、牧場内の柵は先日の台風であちこち痛んでいた。
彼女の為に出来る仕事はいくらでもありそうだ。

558 マルク×チェルシー事後ちぇるしサイド ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/09(金) 17:22:25 ID:9ZIjpM5W
______________________________

その後私たちは抱き合ったまま眠り、朝を迎えた。
鳥のさえずりが聴こえる。今日もいい天気♪
横で寝ているマルクを起こさない様に、そっとベッドから抜け出した。

牧場の朝は早い。
さぁ、早く皆のお世話をしにいかなくちゃ。
チェルシーはマルクの頬に軽くキスをすると
手早くいつもの服に着替え、外に出る。

太陽の下、青々と輝く牧草を眺めながら昨夜の事を思い出す。
マルクが、チェルシーの中を訪ねて来た瞬間…
あのとき初めて、この器の中でたった独りきりだった自分に気がついた。
でも、彼がやってきてくれた。
心の奥まで、満たしてくれた。

たとえマルクがいつかこの島を出て行ってしまったとしても
昨夜の事は、絶対に後悔したりはしない。

今日はなんだか牛達も機嫌が良くて、最高のミルクを搾る事ができた。
あの人に、これを一番に味わって欲しい。
そう思った時、彼が家から出て来た。テレパシーかもしれない。

「マルクー!」
嬉しくなって、思わず大声を出して手を振った。

559  ◆Mjk4PcAe16 :2007/03/09(金) 17:27:10 ID:9ZIjpM5W
オシマイです。主人公同士難しい…。
すいません、書きながらだんだん変わってきてしまいました。
バランス悪いっす。一人称行ったり来たりだし。

スレ汚し失礼しました。

560 名無しさん@ピンキー :2007/03/09(金) 18:39:43 ID:pjp26vGB
>>559
GJ!!

561 名無しさん@ピンキー :2007/03/09(金) 19:55:10 ID:x4NrG3XD
大漁の萌えをありがとう(*´Д`) ハアハア
チェルシーかわいいよチェルシー

562 名無しさん@ピンキー :2007/03/10(土) 22:26:18 ID:MAfG/2Za
動物屋が土曜の午後だけパイズリ屋になればいいのに

563 名無しさん@ピンキー :2007/03/11(日) 02:45:46 ID:+EPpERho
>>559
超乙!!

564 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/11(日) 21:15:49 ID:IzQC57Jf
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [624-625]

624 スレンダーなジュリア。非エロ
625 チェルシー自慰。

565 名無しさん@ピンキー :2007/03/11(日) 23:39:15 ID:/B2kJjQK BE:621735247-2BP(0)
両方見たから気にはならんかったが、624と625が逆みたいだな

一応報告

566 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/12(月) 14:08:21 ID:EsetfdN/
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [626]※獣姦注意
アリエラ。あと神父。

>>565
そうだった。指摘d

567 名無しさん@ピンキー :2007/03/13(火) 13:59:59 ID:f2kcdRLR
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070313135359.jpg
自分の中では相手はシバ(お好みで)

568 名無しさん@ピンキー :2007/03/15(木) 23:34:34 ID:2mMKDpvD
hosyu

569 名無しさん@ピンキー :2007/03/16(金) 01:11:51 ID:UWTm7o4v
http://pdp.s216.xrea.com/patio3ssssssss/patio.cgi?mode=view&no=123
↑('A`) 幼女ハンターが出現!!

570 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/18(日) 21:20:43 ID:+8WtPD8L
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [628]
リリー。非エロ。

571 名無しさん@ピンキー :2007/03/22(木) 13:48:46 ID:O+yia9g7
結婚後 シバ×チェルシー チェルシー襲い受けが見たいです

572 名無しさん@ピンキー :2007/03/23(金) 00:26:30 ID:SzGDrz1T
新婚イイネ(゚∀°) 全年齢対象ゲームで夫婦の夜を深読みしてるオイラは駄目人間 それでもヤメラレナイトマラナイorz

573 名無しさん@ピンキー :2007/03/23(金) 01:42:48 ID:lA/AD9Ud
>>570
GJ! ・・・でも、そこはかとなくエロいぞ。

>>572
漏れには喪前が駄目人間とはとても思えない。
夫婦で、子供を作るのが目的という時点で、物凄く健全じゃないか。

574 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/23(金) 20:28:47 ID:jcmeiUnk
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [629]

胸でサービスするジュリア。

575 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/03/24(土) 13:31:15 ID:J183qYsy
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [628]

ポプリとカレン。
一緒に旅行に来たのなら、と。

>>572
そこはかとなく意識しました。

576 名無しさん@ピンキー :2007/03/27(火) 12:53:47 ID:4SBRor6x BE:1598746289-2BP(0)
GJ!

今ルーンで長編作成中、まだまだ先になりそうだがな

577 名無しさん@ピンキー :2007/03/27(火) 17:28:00 ID:0iO6mDGC
期待してるぜ。

578 名無しさん@ピンキー :2007/03/27(火) 21:19:39 ID:4SBRor6x BE:1243469287-2BP(0)
ラグナ×各嫁(少佐はまだ出てないから除外)で作る、ちょっ…かなーりマニアックなのになりそうだが文頭に注意書きすればいいんだよな?

まぁマターリ待っててくれ

579 名無しさん@ピンキー :2007/03/28(水) 10:02:10 ID:2rxBZVGf
楽しみに待ってまーす。

580 名無しさん@ピンキー :2007/03/28(水) 13:29:31 ID:CUyeI525
一瞬ラグナハーレムかと思った俺が居る
でもラグナだとハーレムというよりラグナが女性陣によってたかってって感じになりそうだけど

581 名無しさん@ピンキー :2007/03/28(水) 14:23:18 ID:aMSr38u9
ラグナは総受け

582 名無しさん@ピンキー :2007/03/28(水) 20:37:41 ID:MRZdCjqm
ケータイから失礼しますよ
まったく流れを読まずにヴァルチェルで投下
ttp://imepita.jp/20070328/738010

583 名無しさん@ピンキー :2007/03/29(木) 10:52:16 ID:+ULoKOX+
>>574
パイズリ屋キター

584 名無しさん@ピンキー :2007/03/29(木) 13:02:44 ID:9TvQXos8
>>582
同じく流れを読まずに言わせて貰おう。


GJだ…!!

585 名無しさん@ピンキー :2007/03/29(木) 13:22:28 ID:5LiIh57l
>>582
不覚にも萌えた
ピンクのパンティと男前ヴァルツイイ!

586 名無しさん@ピンキー :2007/04/02(月) 12:42:11 ID:Skhl6+wu BE:710554548-2BP(0)
>>582
GJ!
大分先ってのはひと月ぐらい先になるだろうからどんどんあげてくれ

大体のイメージはできてるんだが1人ずつ各8レスぐらいになりかねない事を考えると…キツいっすwまぁマターリやらせてくれ
因みにラグナ総攻め予定

587 名無しさん@ピンキー :2007/04/04(水) 15:21:46 ID:9cb0Y7Bc
hosyu

588 名無しさん@ピンキー :2007/04/10(火) 02:45:56 ID:1fzAChqw
  、、、、
 ミ・д・ミ<ほっしゅ
  """"

589 名無しさん@ピンキー :2007/04/11(水) 02:55:22 ID:wQ8Qkomf
保守ついでに皆に質問なんだぜ
今まで投下された作品の中で、一番好きな話って何さ?
「作者乙」ってのは無しな

俺は2スレ目829氏のフィルの話なんだぜ

590 名無しさん@ピンキー :2007/04/11(水) 08:12:18 ID:M0LpMgDW
すごメロかなあ。
あとはナミさんSS。

591 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 00:08:50 ID:QsSdYkA2
俺もすごメロ。あと個人的にロゼッタ全般

592 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 01:23:01 ID:jIas+CTQ
ミネなかの夏の始めのあたりまで
前スレなのかな

593 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 04:33:30 ID:SoGYRPj3
リネット少佐の結婚初夜の話

594 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 10:13:07 ID:J7OM2/cq
なんで誰もラグナ×ラピス書かないんだ・・・

595 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 19:30:56 ID:5lBl4R/v
グルメマン×クレアの 2つ前のスレだったか

596 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 22:45:27 ID:YQShVhKf
すごメロが大好きだ。
レディ・アンも良かったよ。「自分で言わなくてはいけない」がツボ。

597 名無しさん@ピンキー :2007/04/12(木) 23:26:52 ID:Eb3ZjNnh
俺は>>263が何だかんだ言って一番好き


598 名無しさん@ピンキー :2007/04/13(金) 22:57:35 ID:SUpYMIcM BE:532915564-2BP(0)
すごメロと保管庫にあるロゼッタのパンチラのやつ
萌えた

599 名無しさん@ピンキー :2007/04/19(木) 01:22:23 ID:6E6tjIqw
シバ×チェルシーがツボにキタ

600 名無しさん@ピンキー :2007/04/19(木) 20:29:37 ID:CbeK9y96
すごメロがよかった

601 名無しさん@ピンキー :2007/04/19(木) 20:31:16 ID:CbeK9y96
すごメロがよかったと思う

602 名無しさん@ピンキー :2007/04/19(木) 20:40:40 ID:va1v+9RH
落ち着け

603 ana :2007/04/21(土) 03:56:54 ID:vx4PlUqL
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgiの631

神待ち

604 名無しさん@ピンキー :2007/04/21(土) 20:03:47 ID:7GXOp7aT BE:399686292-2BP(0)
>>603
むしろおまえが神か?
GJ!

605 名無しさん@ピンキー :2007/04/21(土) 22:16:20 ID:/+o/eegY
すごメロかむばっく。

606 名無しさん@ピンキー :2007/04/21(土) 22:59:53 ID:oZ7DgQwd
セクシー銭湯娘外伝
すごいよメロディさん!
復活希望。

607 名無しさん@ピンキー :2007/04/24(火) 00:42:23 ID:fdHe237m
とある日の昼下がり。
いつものように平和なカルディアの町に、一つの事件が起こった。
と言っても女達の間だけでであるが。
「…あれは…」
そう、全てはラグナがダブルベッドを買っているところをメロディが
目撃したところから始まった。

「ラグナが…ダブルベッド…?」
気になるのは当然だ。
なぜなら、ゲーム的に言うなら現在メロディのラブ度は10なのだから。
…が、不安も多かった。
なぜかって?

他の女衆も全員ラブ度が10だからだ。
「…誰にプロポーズするんだろう…。…いや…何があっても、
あたしに振り向かせる!」



ラグナがダブルベッドを買う場面は実はたまたま女衆全員が目撃していた。


数時間後。
女衆は全員、ラグナの家の前でばったり出会った。
「…何よアンタ」
「あら、あなたこそ」
「…まさか…」
「どうやら、全員目的は同じのようですね…」


FIGHT!


数分後

「……ぜぇ…はぁ…」
「…あの…ここはやっぱり、ラグナさんが思いを寄せている人が
アタックすればいいのでは…?」
「…そうね、ラグナの気持ちを無視するわけにもいかないし…」
「…それじゃあ、誰の事が好きなのか情報を集めてみましょうか」


女衆が全員、ラグナの家を覗き込んでいる光景は少し恐ろしいものがあった。
そして、昼寝をするため、ラグナがベッドに潜ろうとした時に
発した一言が、全てを変えた!!

「あ〜〜〜、広いベッドを一人で独占するのが夢だったんだよな〜」


女衆全員「(゚Д゚)」

608 名無しさん@ピンキー :2007/04/24(火) 00:44:38 ID:VHNvR/Tc
ヤバい最高w

609 名無しさん@ピンキー :2007/04/24(火) 17:01:18 ID:EUDHuss6
最高です

610 名無しさん@ピンキー :2007/04/24(火) 22:34:25 ID:smDTGVHi BE:177639124-2BP(0)
オムそば吹いたwwwGJ!

611 . :2007/04/26(木) 00:59:38 ID:ZebSOHXK
GJ
FIGHT!って、キャットファイトか。
よってたかって、ダブルベッドで寝てるラグナを、
「集団逆レイ〜プの刑」に処してるのかとオモタw

612 名無しさん@ピンキー :2007/04/26(木) 04:19:18 ID:VbrRJ57z
>>611
それもまた良しw

613 名無しさん@ピンキー :2007/04/26(木) 04:21:31 ID:VbrRJ57z
ところで亭主関白ダニーと×Mっ気のあるチェルシーもの投下しても問題なかろうか

614 名無しさん@ピンキー :2007/04/26(木) 12:32:05 ID:Cf/9ZPNJ BE:1421107788-2BP(0)
>>613
神よ…頼んます

615 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/04/26(木) 21:34:33 ID:dT5supFM
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [644]
ナタリー。
えらい時間がかかっちまった。

616 名無しさん@ピンキー :2007/04/29(日) 19:13:44 ID:P4YAHJI7
新婚ーーー!!(゚Д゚) 大人の世界カモーン!!

617 名無しさん@ピンキー :2007/04/29(日) 23:09:55 ID:QKmCcuzd
>>613
楽しみにしてるぜ!

618  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/05/01(火) 06:05:29 ID:YeTimnWY
久しぶりの登場。
リアルが忙しくて物書いてる暇ありませんでした、ええ
とりあえず投下していきますね

*注:あまりにも久しぶりなんでSSの書き方を忘れているわけで。
    :鬱展開……というわけではないと思います、ええ。
    :小動物は寂しすぎると死んじゃうんです。
    :って言うけど、あれ実際はストレス過多が原因なことが多いらしいですね。

619 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 1/9 :2007/05/01(火) 06:08:20 ID:YeTimnWY
「……ごめんなさい」
「…………」
呆れにも似た声が聞こえる。
「え、えっと……ゴメン、よく聞こえなかったんだけど…」
……違う。
聞こえなかったんじゃない。聞きたくなかった。
彼の言うことを、理解したくなかった。
「……もう嫌なんです。付き合いきれません」
しかし、無常にもその言葉は放たれる。
「僕と……」
出来ることなら、これは夢であって欲しいと
「別れてください」
……メロディは、そう思った。



「……ふはっ!!?」
脂汗をかきながら飛び起きるメロディ。
時計は五時を指していた。
「はぁ……はぁ…」
息を乱しながら辺りを見回す。
いつも見慣れた、自分の部屋だ。
「……夢…か…」
ほっと、胸を撫で下ろす。
まったく、縁起でもない夢だ。
「はぁ……夢でよかった…」
心からそう思う。
「……夢……なんだよね…」
もう一度、確かめるように呟く。
「…………」
本当に、夢なんだろうか?
いや、今は夢で済んでも、もしかしたら近い将来、現実になってしまうのではないか?
言い知れぬ不安に駆られた。
「……やだなぁ…」
呟き、顔を隠すように布団を引き寄せる。
「……そんなの…やだよ…」
もう一度呟き、引き寄せた布団を強く抱きしめる。
無意識のうちに、涙が頬を伝わっていた。



一頻り泣き明かした後、気分転換に風呂の掃除をし朝食を取る。
その後、身だしなみを整えるため洗面所へ。
「……ウサギみたい…」
思わず口に出す。
さんざん泣いたせいで目が真っ赤になっていた。
「…………」
大丈夫。あれはただの悪い夢だ。
本物のラグナは、あんなことは言わない。
そう自分に言い聞かせる。
「大丈夫……だよね…?」

620 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 2/9 :2007/05/01(火) 06:09:04 ID:YeTimnWY



そしてやってきたのはミスト牧場。
やはり不安なものは不安である。
「……こんな時間から何やってんだろうな、あたし…」
自分自身に呆れながら、玄関をノックしようとする。
「さてと、今日も一日がんばゴッ」
突然玄関が開き、空を切った手はラグナの顔面に直撃した。
「……か、変わった挨拶の仕方ですね…」
「ごごご、ごめんなさいごめんなさい!! そういうつもりはなくて、その!
 ノックしようとしたらラグナが出てきて……ああ! で、でもラグナが悪いってわけじゃなくて、あの…!」
必死になって頭をぺこぺこ下げながら謝るメロディ。
見ていて滑稽である。
「あはは……大丈夫ですよ、これくらい。
 それよりどうしたんですか? こんな時間から」
鼻をさすりながらラグナは訊ねる。
メロディはしばらく逡巡した後、何も言わずにラグナに抱きついた。
「へ……あの、メロディさん…?」
「…………」
「……何か、あったんですか?」
「ん……ちょっと、ね。……今日は、ずっとこうしていたい気分かも…」
そう言って、ぎゅっとラグナの胸に顔をうずめる。
ラグナはメロディの肩を抱くように引き寄せながらも、少し困ったような顔をした。
「うーん……一緒に居てあげたいのは山々ですけど、僕も一応仕事がありますし…」
さすがに作物やモンスターの世話をほったらかして、一日中イチャつくわけにはいくまい。
「……じゃあ仕事が終わるまで、ここに居てもいい…?」
不安げな表情をしながら、上目遣いで小首をかしげながら訊ねてくるメロディ。
(……あ、ダメだ。これは反則…)
メロディの仕草はラグナのハートにクリティカルヒットしたようだ。
「ええ、それならいいですよ」
もともと断る理由も無かったので、快く承諾する。
「えへ……ありがと、ラグナ」
ふにゃっとした笑顔で、ラグナを見上げるメロディ。
しかし、その表情から不安の色が消えることは無かった。



「……ね、ラグナ。あたしも何か手伝おっか?」
資材置き場近くのベンチで、暫くラグナの作業を眺めていたメロディが不意に口を開いた。
「手伝い……ですか?」
農作物の収穫で汗だくになったラグナが、タオルで顔を拭きながら聞き質す。
「うん。ほら、あたしだけボーっとしてるのも、何か悪い気がするし……」
「そんな…メロディさんは午後から仕事があるんだし、ゆっくりしてていいですよ?」
気を使ってそんなことを言うと、メロディはひどく残念そうな顔をして肩を落とした。
「……そっか……うん、そうだね…」
「…………」
あまりの落胆ぶりに、少し悪いことをしたかな? と思うラグナ。
「え、えっと……そ、それじゃあ畑の水やり、手伝ってもらえます?」
それを聞いてメロディは、目を輝かせながら何度も頷く。
「うんっ! 任せといて!」
「それじゃ、僕はモンスターの世話してきますから……」
実は水やりは既にモンスターに頼んであるのだが、あそこまでがっかりされては頼むしかあるまい。
世話のついでに仕事の変更を伝えるため、ラグナはモンスター小屋へ向かった。

621 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 3/9 :2007/05/01(火) 06:09:39 ID:YeTimnWY



「ふぅ……粗方終了かな」
趣味で飼育しているチロリの毛繕いを終え、額の汗を拭う。
「……メロディさん、大丈夫かな…? 元気無かったみたいだけど…」
たかが水やり、されど水やり。
油断していると思わぬ怪我をする可能性もある。
「……よし、ちょっと様子見てこよう」
そう呟き小屋の扉を開けると、水汲み場の前でうずくまるメロディが見えた。
「え……?」
一瞬、自分から血の気が引いたのが分かった。
やはり、どこか調子が悪かったのか?
いや、それよりもこの状況は……。
「メロディさん!? 大丈夫ですかメロディさん!」
大慌てでメロディの元へ駆ける。
「うぅ……ラグナぁ…」
泣きそうな顔でメロディがこちらを見た。
「ジョウロ……重くて持てないよ…」
盛大にズッコけ、水汲み場まで滑るラグナ。
図で表すとこんな感じだ。

  ズザザー
舌=====3

「ど、どうしようラグナ〜」
おろおろしながら必死にジョウロを持ち上げようとするメロディ。
しかしジョウロは一向に持ち上がる気配が無い。
それもそのはず。実はこのジョウロ、強度保持のため多量の希少鉱物が使われているので意外と重い。
その上水が満タンまで入っているので、女の細腕で持ち上がるはずが無かった。
「あのですねぇ……少し中の水減らしたら、持てるんじゃないですか?」
「え? あ……そ、そっか…」
ほっとしたような呆れたような、そんな顔でため息をつくラグナ。
メロディは申し訳なさそうに俯く。
「後は僕がやりますから、メロディさんは休んでてください」
メロディの肩を叩きながらジョウロを手に取る。
「……ゴメン」
蚊の鳴くような声が聞こえた。
「ゴメンね……役に立てなくて…」
俯いたまま、何度も何度も謝るメロディ。
ラグナは微笑みながら言い返す。
「元々僕の仕事ですし。気にしないでくださいよ」
「……本当に?」
思いつめたような表情で問い返してくる。
その緊迫した顔つきに、ラグナは思わず狼狽した。
「え…あの、メロディさん?」
「……ゴメン…。なんでもない……」
顔を背け、それっきりメロディは黙り込んでしまった。

622 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 4/9 :2007/05/01(火) 06:10:21 ID:YeTimnWY



「ん〜……っ。よし、今日の作業は終了っと」
いつもより早く作業を切り上げたラグナは、大きく伸びをする。
「……っと。もうこんな時間か。メロディさん、そろそろ戻らないとマズくないですか?」
そう言うが、返事が返ってこない。
なにやら考え事をしているらしく、ベンチに座ったままずっと俯いている。
「……あの、メロディさん?」
「へ? あ、な、何かな?」
「時間……そろそろ戻らないと、お店の準備出来ないんじゃないですか?」
そうだ。朝からずっとここにいるので、店を開く準備がほとんど出来ていないのだ。
「……うん、戻らないとね…」
残念そうに呟く。
しかし、メロディはその場から動こうとしなかった。
「ほら、早く戻らないと、皆を待たせちゃいますよ?」
見かねたラグナが、彼女の手を引きながら言った。
「はわ!? ラ、ラグナ……?」
「僕もお店の手伝いしますよ。今日のお礼です」
にっこり微笑みながらメロディ宅へ向かおうとする。
「い、いいよお礼なんて! あたし、何にも役に立ってないし……」
「ん〜……じゃあ、手伝おうとしてくれたお礼? とにかく、早く行きますよ〜」
そう言って無理やりメロディを引きずっていくラグナなのであった。



「あ、いらっしゃいませ〜」
「……なんでお前がいるんだ?」
開店直後にやってきたカミュは、開口一番にそう言った。
「あー……いや、実はですね…」
ボソボソと話しかけるラグナ。
「……メロディさん、今朝からちょっと元気無いみたいで…心配だったから、手伝いにきたんですよ」
「メロディが……?」
番台のほうへ目を向ける。
確かにメロディは元気が無さそうだ。
頬杖をついて、大きなため息をしている。
「……お前に構ってもらえないからじゃないのか?」
嫌味ったらしくラグナの脇腹を小突く。
「いえ、それはないかと…。暇さえあれば僕の家に来てますし……」
「……あ、そう」
間の抜けた声で返すカミュ。
「……ま、お前達の問題は、お前達で解決してくれや。とりあえず風呂」
そう言って投げやりに10Gをラグナに渡す。
「え、あ、はい。ごゆっくりどうぞー」
「あら? ラグナさんじゃないですか」
カミュが脱衣所へ入ったのとほぼ同時に店に入ってきたのはフィル。
意外な所でラグナに会い、少しご機嫌なようだ。
「こんな所で会うなんて、珍しいですね。これも運命の悪戯でしょうか?」
「いや、ただ仕事の手伝いに来ただけですけど……」
「まあまあ、そんなことはどうでもいいじゃないですか〜」
そう言いながらラグナの腕を掴む。
「ラグナさん。ここで立ち話するのもなんですから、一緒にお風呂にでも……」
「すいません、当店には混浴湯はありません」
「まあまあ、いいからいいから♪」
「いや、よくありませんって! ちょっとメロディさーん!!」
と助けを請うラグナだが、メロディは虚ろな目でこちらを眺めながら、ため息をつくだけだった。
さすがにフィルも、この状況に首をかしげた。

623 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 5/9 :2007/05/01(火) 06:10:53 ID:YeTimnWY
「……メロディさん、どうしちゃったんですか? 普段ならこの辺で突っかかって来るはずなんですけど……」
「……今朝からあんな感じなんですよ…。フィルさん、何か心当たりありませんか?」
そう聞いてみるが、フィルは首を縦には振らなかった。
「いえ、特にありませんが……」
そう言ってメロディを暫く眺め、小さく呟く。
「なんだか、張り合いが無いですね…」
「はい?」
「……分かりました。今日のところは、見逃してあげますっ」
そう言ってラグナに入浴料を渡す。
「え、あの、フィルさん?」
「……ラグナさん」
小声で、ラグナに問いかける。
「メロディさんのこと、好きですか?」
「……は?」
突拍子も無い質問に、ラグナは呆然とする。
「ちゃんと答えてください」
「えっと、その……す、好きですよ」
「世界で一番?」
「……そ、そうですね…世界で一番……です」
恥ずかしがりながら、蚊の鳴く声よりも小さな声で答える。
それを聞いたフィルは、少し寂しそうな、しかし少しだけ嬉しそうな顔をした。
「そうですか……。それなら、大丈夫ですね」
「大丈夫って……何がですか?」
「……もうっ。ラグナさんは、相変わらずニブ過ぎますっ!」
膨れっ面をしながら脱衣所へ向かうフィル。
そんな彼女を、ラグナは不思議そうな顔で見ていた。



「ふ〜……やっと終わりですね…」
午後十一時過ぎ。
ようやく全ての仕事を終えたラグナは、メロディの部屋の椅子に座って一息つく。
そしてすぐ隣に座っているメロディの顔を覗き込むんでみるが、やはりどことなく元気がなさそうだった。
「……メロディさん、あの…」
「ラグナ……」
思い切って話しかけようとした矢先、突然メロディが口を開いた。
「えっと……今日は、ありがとう。いっぱい手伝ってくれて…」
「いえ、これくらいお安い御用ですよ」
「それで、あの……お返しに、背中流してあげようかなぁ…って思って、ね」
「え……いや、いいですよそんな。元々、僕がお返しをするために手伝ってたんですから…」
「……嫌、かな…?」
やんわりと断ろうとすると、捨てられた子犬のような目で見つめられてしまった。
「い、いえ! いやじゃないです、決して!」

624 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 6/9 :2007/05/01(火) 06:11:24 ID:YeTimnWY



「……あ、あの…やっぱり遠慮しておこうかな〜、なんて…」
腰にタオル一枚だけという格好で浴室の椅子に座らされたラグナは、少しだけ後悔の念を抱きながらそう言った。
「……やっぱり、嫌かな……」
同じくバスタオル一枚を体に巻きつけただけのメロディが、背中越しに訴えかける。
「……いえ、いいです…始めちゃってください…」
観念したように言う。
しかし、何故かメロディは動こうとしない。
「……メロディさん?」
不審に思い声をかけると、突然肩と背中に何か暖かいものが触れた。
メロディが両肩に手を乗せ、額を押し当てるように背中に顔を埋めてきたのだ。
「……何か、あったんですか?」
今朝と全く同じ台詞を口にする。
メロディは暫く黙った後、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
「……今朝ね…怖い夢、見たんだ……」
「夢?」
「うん……ラグナがね…遠くに行っちゃう夢……。あたしの、手の届かないところに行っちゃう夢……」
「…………」
肩に置かれた手が、ギュッと強張る。
「……怖かった…。本当に、怖かったんだから……」
「メロディさん……」
「置いていかないで……一人にしないで…!
 あたしもう、一人じゃ生きていけない……ラグナがいないと、生きていけないよ……!」
小さな体を震わせながら嗚咽を漏らす。
淡い罪悪感を感じながら、ラグナはメロディの手を握った。
「…………好きですよ」
「……え…?」
「好きです、メロディさんのこと。……世界で一番、ね」
耳も首も紅く染めながらラグナは言葉を紡ぐ。
「……だから、大丈夫です。僕はどこにも行きませんし、ずっとメロディさんの傍にいます」
ラグナは力強く、そう言い切る。
「ずっと一緒です……メロディさん」
「…ラグナ……!」
大粒の涙をこぼしながら、メロディは背中からラグナを抱きしめる。
「あたしも、ラグナのこと…! ラグナが、大好きなんだから!
 夢でも現実でも、もう絶対手放したりしない! ずっと……ずっと一緒なんだからっ!」
言葉通り、絶対に放すまいとラグナを抱き、泣き続ける。
ラグナはそんな彼女の髪を、優しく撫で続けた。



「……ん…もう大丈夫…。ゴメンね、急に泣いたりして……」
暫くの間泣き続けたメロディは、ラグナの首筋元に顔を埋め呟いた。
「ねえ、ラグナ……」
「……なんですか?」

625 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 7/9 :2007/05/01(火) 06:12:30 ID:YeTimnWY
なおもメロディの頭を撫でながら、ラグナは聞く。
「……あの、さっきの言葉…。ずっと一緒にいてくれるって……言ったよね…」
「……ええ…」
「あれって……プロポーズと受け取っても、いいのかな?」
途端にラグナの顔が紅潮しだす。
「え、いや、それはその……」
「えへへ……ラグナ、もしかして照れてる?」
嬉しそうに微笑みながら、ぎゅっとラグナにしがみつく。
「あ、あのですね、メロディさん! その……せ、背中に、何か柔らかいものが当たって…」
「え? あっ……!」
とっさにラグナから離れるメロディ。
(……って違ーう! そうじゃなくて!)
思わずセルフツッコミをするラグナ。
そっと後ろの様子を窺ってみる。
メロディが胸を隠すようにしながらこちらを見ていた。
「…ぁぅ……もう。ラグナのえっち……」
そう言ってはにかみながら、肩越しにラグナを覗き込む。
「わ……もうおっきくなってきてる…」
「ち、ちょっと! どこ見てるんですか!?」
「ふふ……しょうがないなぁ、もう」
そう言って軽くキスをし、ラグナの正面へ回り込む。
「あ、あの……」
「それじゃ、まずは綺麗にしないとね〜♪」
いつの間に用意したのやら。充分すぎるほど泡立ったスポンジを構え、早速ラグナの陰部を重点的に洗い始める。
「ん……っ! い、いきなりそこからですか…?」
「でも、気持ちいいでしょ?」
悪戯っぽく問いかける。
「そ、それはそうですけど……んっ…!」
「ん〜……やっぱり、お楽しみは最後まで取っておいたほうがいいかな?」
「お、お楽しみって……」
少し呆れ気味に呟くラグナ。
しかしそんなことはお構い無しに、メロディはラグナの首から胸、腕、足を順に洗っていく。
「……な、なんか…いかがわしい商売してるみたいで、ちょっとアレですね…」
「そうかな? あたしは別に気にならないけど……」
と、不思議そうな顔をする。
「……あ、もしかしてラグナ…そういうこと、してほしいの?」
「は……い、いえ! そんなことは、決して!」
と必死に否定するラグナ。
しかしラグナも男。全く興味が無いわけではない。
そんな彼の気持ちを汲んだのか、メロディは少しだけ無理をすることにした。
お世辞にも大きいとは言えない自分の胸を、ラグナの体に押し当てたのだ。
「う、うわっ!?」
「え、えっと……こういうことするの初めてだから、上手く出来ないかもしれないけど…」
そう言って円を描くように体を動かし、ラグナの身体を洗っていく。
「んん……っ! ど、どうかな、ラグナ…? 気持ち……いい…?」
「ど、どうって……聞かれても…! く、くすぐったい……ですよ…」
「あぅ……あ、あたしも…くすぐったい、けど……変な、感じ……」
小さく嬌声を上げながら、ラグナの肉棒を掴む。
「でも……気持ち、いいんだよね…? こんな、おっきくなって…」
「うくっ……は、はい……っ!」
「えへ……じゃあ、もっと良くしてあげるね…」
と、手桶に入れたお湯で二人の体中の泡を洗い流す。
そしてラグナの一物を咥えようとして……。
「あ……ま、待ってください!」
「ふぇ?」
……止められた。
「あの……このままじゃ冷えちゃいますから、その…続きは、向こうで……」
そう言ってラグナは浴槽を指差す。
「あ……う、うん…」
小さく頷きながら、メロディは誘われるままに湯船へと向かった。

626 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 8/9 :2007/05/01(火) 06:35:58 ID:YeTimnWY



「な、なんだか、緊張するね……お風呂でこんなことするなんて、初めてだし…」
「そ、そうですね……」
向き合って浴槽につかり、二人ともそのまま俯いてしまう。
「え、えっと……それじゃ、その…さっきの、続き……ね…」
そう言って遠慮がちに手を伸ばすメロディだが、ラグナはそれを手で制した。
「いえ……今日は僕から…」
と、メロディの腰を持ち上げる。
湯の浮力も手伝って、メロディの身体はあっさりと持ち上がった。
「ひゃっ!? ラ、ラグナ?」
突然のことに、妙な悲鳴を上げるメロディ。
しかしラグナは構わず、自身の肉棒をメロディの秘部へ押し当てる。
「んっ! ……き、今日のラグナ…なんだか、ちょっと大胆だよ…」
「…たまには良いじゃないですか。ね?」
照れくさそうにしながら、ゆっくりと一物を挿入した。
「ひゃぅっ! 熱……っ」
「あ……だ、大丈夫ですか?」
「う、うん……お湯、入ってきてビックリしちゃっただけだから……」
恥ずかしそうに、ラグナに自身の身体を預ける。
「……それじゃ、いきますよ」
ラグナは注挿を始める。
彼にしては珍しく、全く遠慮する様子が無い。
「ひゃ、ぁうあっ! そ、そんな……急に、動いちゃ…!」
「ん……っ。ごめん……今日はちょっと、止まれそうに無いです…」
メロディをしっかりと抱きしめ、彼女の最奥に自身を叩き込むように、激しく腰を振る。
「や、ぁ! ダメ、ダメぇ! 奥に…奥に、当たって……ふぁぁ!」
「ん…くっ! ……もっと…よく、してあげます、から、ね…!」
「あ……ふぁっ!?」
メロディに浴槽の縁をつかませ、器用に体位を変える。
「や……ラグナ…後ろ向きなんて…恥ずかしいよ…」
羞恥で顔を染め、ラグナに訴えかける。
しかしラグナは、そんなことなど意に介さぬ様子で猛然と動き続ける。
「や、ああぁあぁ!!」
「くぅ……! メロディさん……可愛い、ですよ…」
小さく笑みを浮かべながら、メロディの耳に舌を這わす。
「んぁ!? あ、ぅああ! やめ……っ! 耳…ダメ、なのぉ…!」
「…ちゅぷ……ん……それじゃ、こっちはどうですか?」
耳を甘噛みしながら、乳首と陰核を同時に摘み上げる。
「ひぁっ!? ああああぁぁ――っ!!」
メロディは悲鳴に近い嬌声を上げる。
そんな彼女の声が、ラグナの劣情を高めていった。
「ぅあ……く…! メロディさん……メロディさん…!」
肉と肉を打ち付けあう音と、盛大な水飛沫を上げながらラグナは腰を振り続ける。
「や、あ、ぅあぁっ! だめ…も、だめぇ……!」
「はっ…く……! 僕、も…もう、出し、ますよ…!」
「んうっ! …っは…んぁ! や、ラグ、ナ! 一緒に、一緒にぃ…!」
「っ……わかり、まし、た…!」
勢いをつけて、突き上げるように自身を数度叩きつける。
「んぁ! ラ、グナ、イっちゃ…ん、んうぅぅうぅ!!」
メロディが小さく身体を痙攣させ、その場にくずおれる。
それに釣られる様に、ラグナも彼女の中へ精を放った。

627 すごいよ!メロディさん 〜ウサギは寂しいと死ぬから傍に居てあげて〜 9/9 :2007/05/01(火) 06:38:22 ID:YeTimnWY
「……ぁ…はぁ……ふぅ…」
「あ…大丈夫…ですか?メロディさん……?」
ゆっくりと一物を引き抜きながら、心配そうに問いかける。
「んぅ…っ! ……大、丈夫…じゃないかも……なんだか、宙に浮いてる感じ…」
まだ焦点が合わない目でラグナを見つめ、メロディはそっと微笑んだ。
「ね……ラグナ…。ぎゅって、して欲しいな…」
そう言ってラグナの胸に身体を預ける。
それに応えるように、ラグナはメロディの身体をしっかりと抱きしめる。
「ん……撫でて…。いっぱい、撫でて欲しいな……」
「……もう…甘えん坊さんですね、メロディさんは」
困ったような笑みを浮かべながら、ラグナはそっとメロディの髪を撫ぜる。
「えへ……。ラグナ…あたし、今、すっごく幸せだよ…」
頬擦りしながら、嬉しそうにメロディは呟く。
「ずっとずっと…ずーっと、一緒だからね……ラグナ…」
「……ええ、もちろんですよ」
互いの気持ちを確かめ合うように、二人はそっと口付けを交わした。



翌日。
「……っつぅー…。ち、ちょっと張り切り過ぎたかな…」
痛そうに腰を抑えつつ、ラグナはベッドから起き上がった。
「……あれ?」
普段と違う環境に気付き、辺りを見回す。
「あ、そうか……。昨日、あのままメロディさんの家に泊まることになって……」
「あ、ラグナおはよ〜♪」
いつも通りの元気な声。
メロディがこちらを見て満面の笑みを浮かべていた。
「お……おはようございます、メロディさん。……あの、それは…?」
メロディの足元へ目線を向ける。
そこには大量の荷物が詰め込まれた、ボストンバッグのようなものが置いてあった。
「ふんふ〜ん♪」
嬉しそうに鼻歌を歌いながら荷物を持ち、とてとてとラグナの傍へ寄るメロディ。
「ね、ラグナ。昨日言ったこと……覚えてるよね?」
「え…………?」
ふと予感が走る。
さすがのラグナでも、彼女の言わんとすることは理解できた。
「あの……それって、もしかして…」
「えへへ〜♪」
とろけそうな笑顔で、ラグナの腕にギュっとしがみつく。
「今日から、ラグナの家でお世話になることにしたから♪」
「……あの…まだダブルベッド買ってないんですけど…」
「あたしはシングルでも構わないよ? むしろシングルの方が密接して寝れるから、嬉しいかも……」
「ま、真顔で何言ってんですか! もう!」
困ったような、それでいて嬉しそうな顔をするラグナ。
いつもより少し騒がしそうな一日が始まろうとしていた。

628  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/05/01(火) 06:39:54 ID:YeTimnWY
以上。お目汚しスマソ
途中で連投規制に引っかかったときはもう、どうしようかと。
色々至らない部分もあると思いますが、大目に見てやってください

629 名無しさん@ピンキー :2007/05/01(火) 06:58:23 ID:OqPkfjdx
朝早くからGJ!


630 名無しさん@ピンキー :2007/05/01(火) 10:09:47 ID:sZfc82rG
すごメロキタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・)`・ω・) ̄ー ̄)´_ゝ`)*´Д`)-_-)=゚ω゚)━━━!!!!!!
リアルで忙しい中…マジサンクスです。
超GJっ!!


631 名無しさん@ピンキー :2007/05/01(火) 15:47:45 ID:eJL93pl1
最高です(≧ω≦)b

632 名無しさん@ピンキー :2007/05/01(火) 19:30:07 ID:Tdou0WPI BE:532915946-2BP(0)
これはヤバい…今日は執筆速度2割増しだわw

…GJ!

633 名無しさん@ピンキー :2007/05/01(火) 20:57:16 ID:PT6QxZhd
朝チェックすりゃ良かったー!
超GJ!
しかしルンファクもう2が出るのか・・・

634 名無しさん@ピンキー :2007/05/02(水) 01:44:01 ID:dPg5AEIL
らしいですね!
発売日等は未定ですけど……

635 名無しさん@ピンキー :2007/05/02(水) 12:28:07 ID:dTqg5Red
超GJ!
それと、iJ3v4UsY9Qさん違ってたらゴメンですけど、メイドさんとか大剣とかお好きですか?

636 通りすがり :2007/05/03(木) 00:12:30 ID:P+54hOwB
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi の645

ヴァルツ×チェルシー…をいきなり投下。エロくないです。
色んな職人様の作品にこっそり楽しませてもらってます。チェルシーたん、イイ!(≧∇≦)b

637  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/05/03(木) 01:45:07 ID:gPmRJLoG
>>635
メイドさんが好きです
でも巫女さんはもっと好きです

とまあ冗談は置いといて、分かる人がいて少し嬉しかったり
相当マイナーなネタだからなぁ……アレ

638 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:41:11 ID:n4MMZ7pY
〜いろんな感謝祭の過ごしかた〜


本日はカルディアの町の冬の感謝祭。
今回はその感謝祭の日の人々の過ごしかたにズームインしてみよう。

=ミストの場合=

女衆は皆好感度MAXなので当然のことながら、ラグナの家の前には
行列ができている。まずはミスト。
「…ミストさん?」
「はい?」
「…くれるのはとても嬉しいんですが…何ですか、この白いチョコ」
「カブチョコです〜」
「・ ・ ・ ・ ・ ・」
ミストが帰った後、「捨てる」のコマンドが押されたのは言うまでもない。

=メロディの場合=

「まずこのチョコの色が有り得ない色になってるところからお聞きしたいのですが…」
メロディのチョコはもの凄い色だ。たとえるなら……駄目だ、たとえられない。
「…ちっ、バレたか」
「え?」
「いや、何でもないよラグナ〜! じゃあ早速食べてよ!
惚れ薬なんて入ってないから!」

チョコの全貌が見えたラグナはとりあえずメロディを帰宅させた。

=ロゼッタの場合=

「…………//」
(照れてるのか…。ちょっと可愛いな…)
ロゼッタは渡すに渡せずに、オロオロしている。

10分後

(………いつまでオロオロしてるんだろう…。……あ、出荷箱の方に行った。
……まるで何もなかったかのようにチョコを出荷箱の中に…)
ロゼッタの照れが限界に達しての行為だったが、ラグナはちょっぴり切なかった。


=番外編・ザッハとカミュの場合=

「…ヒマだな」
「ああ」
「あ、オレ今すごい事思いついたんだけど」
「何だ?」
「ミストブルームって周りに水があって冬にならないと入れないじゃん?
でもあそこにジャコリヌス浮かべたら他の季節でもジャコリヌス渡って入れるんじゃね?」
「お前天才だな」
「だろ?」
「でもジャコリヌスだと沈みそうだな…」
「確かに…」
「…………」
「…………」


「ヒマだな…」
「ああ…」


639 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:42:41 ID:n4MMZ7pY
=フィルの場合はあまりにも普通なので省略=

「えええええええええええええええええ!!??」

フィルはショックを受けている。


=トルテの場合=

「あの、これ…」
「あ、どうも」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「え?」
「図書館で読んだ本によるとチョコを渡す前にはまず温泉で体を清めて、
牛乳を一気飲みして、それから渡す相手の髪の毛を藁でできた人形に入れて釘を打ち付けなければならないんです!」
「は、はあ…」
「それで最後の手順だけできてないので髪の毛をください!」
「っていうか明らかに呪いですよね、最後の…」


=タバサの場合=

「トウモロコシをどうぞ」
「お帰りください」


=シャロンの場合=

「…………」
「…………」
「…………………」
「…………………」

「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」

(あ、いつの間にかチョコが置いてある)


=ビアンカの場合=

「チョコが作れないわ!」
「何しに来たんですか」


=ラピスもあまりにも普通なので省略=

「えええええええ(省略


640 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:43:26 ID:n4MMZ7pY
=めいの場合=

「ほれ」
「…めいさん?」
「何だ?」
「これ、何ですか? 陶器…に見えるのですが…」
「おちょこだ」
(シャレなのか本気でボケているのか…)


=ザッハとカミュの場合=

「……ヒマすぎるな…」
「ああ…」
「…ヒマだし、ギルティギアでもやるか?」
「いいけど俺スレイヤーでハメ技しまくるぜ…」
「マジかよ…」
「てかそもそも何でファンタジー世界にゲーム機があるんだよ…」
「お前今ノリノリだったじゃねーか…」
「…………」
「…………」

「ヒマだな…」
「ああ…」

641 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:44:14 ID:n4MMZ7pY
=タバサの場合=

「トウモロコシをどうぞ」
「何で二度も来るんですか」


=リネット少佐の場合=

「これはまた…」
ラグナが差し出されたチョコは、鉄の車型(サイズも再現)だった。
「どうだ、ラグナ殿?」
「…すごいと思いますよ。食べられるかどうかは別として」
「砲台に牛乳を入れればヨーグルトも出せるのだ!」
「それってただのヨーグルトメーカーじゃあ…」

642 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:44:57 ID:n4MMZ7pY
=リュードの場合=

「………」

「そろそろロゼッタが僕にチョコを渡しに来るはず…」

彼はは上記の言葉を10分に1回繰り返していた。

ちなみにこの日のことを思い浮かべて書いた詩集「哀愁」が後に大ヒットとなるが、
彼はその時非常に複雑な心境だったとか。


=エドの場合=

「ただいま戻りました」
「ああ、ラピス、少し手伝ってほしいことがあるんですが…」
「はい?」
「錬成陣はどうやって描くんだ?」
「名前がエドだからって錬金術でチョコを作る事はできませんよ」
「ギクッ! …それなら、めいさんを連れて来たまえ!」
「声優ネタでいくつもりならラグナさんとめいさんでなくてはいけないと思いますけど」
「ギクッ!!」


=タバサの場合=

「トウモロコシをどうぞ」
「いい加減しつこいですよ」


=ザッハとカミュの場合=

「………」
「………」
「………りす」
「すいか」
「からす」
「スカンク」
「クラス」
「隅田川」
「ワックス」
「スルメ」
「メス(手術器具のアレ)」
「す攻めするなんて卑怯だろ、常識的に考えて…」
「スマン…」


「……ヒマだな…」
「ああ……」
「ちなみにこれで終わりらしいぞ…」
「投げやりだな…」
「作者が作者だからな…」
「なるほど…」


※ちなみにタバサがやたらとトウモロコシにこだわってるのは弁当がトウモロコシだったのがあまりにも衝撃的だったから

643 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 03:48:01 ID:ewD1uatL
>>638-642
GJ!
ロゼッタカワイソス

644 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:40:20 ID:yDZ7+UyS
流れぶったりですが、シバ×チェルのつづき?を投下。
ゲームから遠ざかってたのでキャラから離れてたら優しくスルーしてください


645 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:43:05 ID:yDZ7+UyS
シバとチェルシーが男女の仲となって約一ヶ月。
島はすっかり暖かくなり、季節は春を迎えていた。

冬の間は朝動物たちの世話を済ませてしまえば
いくらだって時間を作ることができた。
しかし春になればそうもいかない。
冬の間に使っていなかった畑をならし、種を植え
田圃の整備、田植えに牧草の管理…
摘みたいハーブや花もあちこちにある。

もちろんシバの事も大好きだけど
牧場の仕事を放り出すわけにはいかなかったのだ。

……。
もうそろそろいいだろう、という頃を過ぎても
シバはチェルシーを離そうとしない。
「…シバ?
 今日はずっと一緒にいるわ。
 明日も明後日も、また毎日会いにくるから…」
「…ダメだ」
「えっ?」
「今日はもう、離さない」
「シバ…」

島の奥でいつもワーダと二人っきりのシバ。
やっぱりすごく、寂しい思いさせちゃったんだなぁ…
5分や10分だっていい、顔を見に来るくらい、できた筈なのに。
疲れている顔を見せるくらいなら、なんて、まるっきり私の都合じゃない…
仕事に気をとられてシバの気持ち、考えられなかったんだ…私。

646 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:43:52 ID:yDZ7+UyS
ふと、不安がよぎる。
私たち、こんな事で大丈夫なのかな?

私だって、できればずっとシバと一緒にいたいよ。
でも…でもね、動物たちを…自分の夢である牧場を、手放すことなんてできない。
美味しい作物も沢山作って、島の人たち皆に笑顔でいてほしい。
恋も夢もなんて、無理なのかな?私、欲張りなのかな?
シバが牧場に来てくれたら…
ううん、彼をここから連れ出してしまったら、ワーダが一人になってしまう。
そんな事、できないよ…


「チェルシー」
気づくと、シバが心配そうな顔でチェルシーの顔を覗いていた。
「どうした。苦しかったか?
 シバといるの、イヤか?」
随分難しい顔をしていたらしい。
「そんな事ないよ。ただ、もっと早く来ればよかったなぁって、思ってたの」
「シバ、チェルシーが来てとても嬉しい。
 チェルシーも、シバと会って嬉しいか?」
「もちろん!」
「じゃぁ、笑え。チェルシー、笑顔かわいい」
チェルシーの顔が一気にほころんだ。
「…うん!」

この人の、こういうシンプルなところが好き。
そうだよね、折角二人でいるんだもん、つまんない顔してる場合じゃないよね。

笑顔で見つめ合った二人は、やがて自然に唇を重ねた。

________________________


「んっ…ふ…っ…」
柔らかい唇の感触。
なんだろう、これ。痺れが全身に広がっていく感じ。
久しぶりだからかな?
キスって、こんなに気持ちよかったっけ…
もっと。もっと欲しい…
切ない感覚がチェルシーを襲う。瞳はうっとりととろけていた。

647 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:44:25 ID:yDZ7+UyS
「チェルシー」
艶っぽい瞳の色にたまらなくなったシバの手が胸元へ伸びる。
もっとこの顔を見ていたくて。もっとこの声が聞きたくて…。
「あ…ダメ…。こんな所で」
ここは、未開の地の森の中。
暖かな日差しが柔らかい木漏れ日となって揺れている。
この辺りはチェルシーの牧場よりも温かい。けれど
(こんなに暑かったっけ…)

「誰も、来ない」
「そんな…だってもし誰か…んっ」
シバの指がチェルシーの胸の頂を優しくつまむ。
「…ふぁっ、約束…したよね? こういう、こと…」
「『二人のときにしかしない』」
これは二人だけの秘密の儀式だから。
「今ここにいる、二人だけ。シバ、約束守る」
「でも…」
シバは半ば強引にチェルシーのシャツをまくると、赤い蕾に吸い付いた。
「…っ!」
じん、と下腹部に甘い疼きがはしる。
胸なんて少し前までちっとも感じなかったのに
今では軽く吸われただけで腰の力が抜けてしまう。
その様子を確認しながら、シバはもう片方の蕾に手を伸ばす。
「あっ…!」
(ダメ…両方いっぺんにされたら…何も…考えられなく…なっちゃ…)
「…んっ…ふぅっ」
太股をもうひとつの手が這い上がる。
(そこは…)
横からショーツの中に入り込んだ指は、彼女から湧き出す蜜をすくう。

「チェルシー、これ、嬉しいとき」
シバは蜜に濡れた指を彼女の前に晒す。
陽光に晒され、二本の指の間を繋ぐ糸が光る。
「いつもより、喜んでる」
「!! そ、そんな事…!」
目を逸らす。顔から火が出そうだ。
「嘘つく、いけない
 チェルシーが嬉しい、シバも嬉しい」
彼がどうなっているかは、見なくてもわかる。
「だって…もし誰か来たら…」
「そんなに気になるのか」

648 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:45:12 ID:yDZ7+UyS
「では、こうすればいい」
シバはくるり、とチェルシーを半回転させると、
後ろにあった大樹で彼女を挟み、そっと抱きしめる。
「これで、チェルシーの前、木だけ。
 チェルシーの後ろ、シバだけ。
 誰からも、見えない」

そんな無茶な、と思いながらも
チェルシーは背後からの愛撫に新しい興奮を覚えていた。
首筋に熱い息がかかる。
腰に硬いモノを押し付けられながら、両の乳首をつままれ
自然と腰を振ってしまう。
「ふっ…あ、あぁん…」
(も…ダメ…早く…早く下もいじって欲しい…)

願い叶って、シバの手が下へ伸びる。
するりとズボンと下着が同時に下ろされた。
「あっ」
後ろから熱く硬いものがスリットを擦り、前からは指が伸ばされ
一番敏感な芽をこねる。
森の中にいやらしい音が響き始める。
「ふっ…んっ…ダメっ、そんなにしたら…」
「気持ちいいか?」
「んっ…ぃ…い」
「ハッキリ言え」
「き…気持ちいい…の、シバ
 変に…変になっちゃう…私!」
「じゃぁ もっと、してやる」

密着した体が離れたかと思うと、ぐっと脚を開かされた。
「ひゃぅっ」
「もっと、ひらけ。舐める」
「あっ…や、こんなの…恥ずかし…ふぁああん!」
激しい快感に崩れそうになり、チェルシーは必死に目の前の樹にしがみつく。
「あっんん…ふぁっ…!シバ!シバ!
 私っ…私っ…あっあぁああぁあ!…っ」
自分の名前を呼び一気に絶頂を迎えた彼女を満足げに見ると
シバは一気に熱い塊を挿し込んだ。

649 シバ×チェル 2 :2007/05/03(木) 04:46:12 ID:yDZ7+UyS
「ふぁあっ!」
(あ…ウソ、こんな…挿れた瞬間から…こんなに気持ちいい…なんて…)
熱く硬いものが彼女の内壁を擦りあげる。
(いつもと…当たる所が違う。奥が…奥が熱い…っ)
突き出された尻をつかんで、シバが動きを早める。
打ち付けるリズムと同じ速度で、チェルシーがあえぐ。
「あっあっあっあっ」
いよいよ立っているのが辛くなり、膝を合わせてようやく身体を支えると
脚を閉めたことで、中のものを一層締めつけ
二人の快感は更に高まった。

「あ、ダメ…ィっちゃぅ…なかでもイっちゃう…っ
 突いて…もっと突いてぇっ!」
「…っく、シバも、もう、出る…」
更に大きさを増したものが、激しく突き上げられる。
「あっあっあぁっああーーーーーーっ」
二度目の絶頂は、シバを全て受け止めた。



「……………シズカニ……ヤレ……」
ため息と共にそんな呟きが、どこかでぽつりと漏れた。

________________________________


久々の逢瀬を終えると、すっかり星の輝く時間となった。
温かくなったとはいえ春。夜風は冷たい。
月の光を頼りに家路につこうとした私の前を人影が遮った。
ワーダだ。

「…オマエ……ウムノカ……?」
「へ?」
「……シバ……コドモ…………?
 ………カゾク………フヤス……?」

言いたいコトは、なんとなくわかる。
一呼吸置いて、答えた。

「私…欲しいよ。シバの子。できるのなら、産みたいと思ってる。
 シバと家族が作れたら、って思ってるわ。
 でも、ここで暮らすことは きっとできないと思う」
「…………シバ………オマエ……ヒツヨ………」
「でもワーダ、シバは私以上に貴方を大切に思ってる!」
「……シマ………セマイ………アエル…………」
「ワーダ」
「………カゾク…………フエル…………カンゲイ…………」
「ワーダ。…ありがとう」


血の繋がりがなくても、彼らは本当の親子だ。
それがちょっとうらやましくもあった。
でももう、そう思う必要もない。
「家族…か」
いい響きだな。

650 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 08:51:45 ID:+TR+JViD
>>638ー642
GJ!!!!
マジでこういうの好きだ有難う!!
タバサのキャラが良すぎるw

651 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 12:15:22 ID:BvnmSlyP BE:1199060069-2BP(0)
<a href="638-642" target="_blank">>>638-642</a>
GJ!フィルとラピスで飯吹いたwww

>>649
シバチェルもGJ!

652 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 16:12:28 ID:CsPjr+sA
謎の神ラッシュ
そうか連休にはこんなメリットが!

653 名無しさん@ピンキー :2007/05/03(木) 23:25:21 ID:6aFybq7z
シバチェルGJ!
シバチェル神のおかげで、シバを婿にしたくなったよw

654 名無しさん@ピンキー :2007/05/04(金) 00:32:17 ID:qpWwOo9P
>>638-642
GJ!
ロゼッタ可愛い

タバサとザッハカミュがうけた(笑)

655 名無しさん@ピンキー :2007/05/04(金) 01:36:44 ID:DI1KrLsD
>>638-642
タバサとビアンカのコンボで盛大に吹いたw
こういう地味にセンスが光る作品大好きだ

656 名無しさん@ピンキー :2007/05/04(金) 09:47:43 ID:VLImFyM8
超GJ!
まさに神だ

657 名無しさん@ピンキー :2007/05/06(日) 03:55:42 ID:PUefIblZ
GJ━━━(*´Д`)b*´Д`)b*´Д`)b*´Д`)*´Д`)*´Д`)*´Д`)━!!

658 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/05/06(日) 15:18:52 ID:YnC+oiwa
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [646]
やりたい放題された後のアリエラ。

ところで>>636さん、願わくば次はエロで。

659 名無しさん@ピンキー :2007/05/06(日) 22:48:13 ID:+chP+Cc0
GJ!

ところでそろそろ非エロのとこが書き終わるんだけど…

分割するならやっぱコテとかあった方がわかりやすい?

660 名無しさん@ピンキー :2007/05/07(月) 01:24:51 ID:fbcQtmkv
コテとかは筆のスピードにもよるんではなかろうか
保管庫が更新停止のようだしスレをまたぐほどならあった方が良いかもしれん
そんなに間を置かずに済むなら>>〜の続きとか表記すれば良いだろうし
俺のお勧めとしてはコテは無い方が良い
その時々の話のタイトルとか概要書けば充分だと思う
あぁ・・・連休が終わってしまった

661 名無しさん@ピンキー :2007/05/08(火) 12:20:44 ID:PwPd9tHz
>>660
わざわざd、タイトルつければいいことに気付いたよ。とりあえず今週中に上げるわ

662 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 01:43:25 ID:Rzwuyl7d
ミネナカというかハーベストムーン、需要ある?カプでリクエストあったら聞かせてください

663 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 01:52:18 ID:smzOvPXv
今日もラグナは、図書館で本を読み漁っていた。
…トルテの好感度を上げるためである。

「うー。何が悲しくて、毎日 同じ本を
読み続けなければならないのか…コレガワカラナイ」
「あ…おはようございます…ラグナさん…」

そこに、お目当ての"相手"が登場である。
彼女の方から話し掛けてくるとは珍しい…
ラグナは心の中でガッツポーズをした。

「ラグナさんは勉強熱心ですね…
今日は、何を読んでいるんですか?」
「えっと、これはですね…『アースマイト・オブ・ジ・イヤー』
…って、えああ!?」

そこには、クワを持った全裸の女性や、
ジョウロで水浴びをする女性の姿が
余すところ無く写されていた。

「あ、あわてるな…これはラッセルの罠だ…」
「…ラグナさんの…不潔!変態!ウジ虫!!」

トルテは言いたいだけ言うと、走り去ってしまった。


「・・・・・・」


「すいませーん。コレ、貸出お願いします」

664 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 01:55:02 ID:smzOvPXv
最近、投下がなかったので小ネタでした↑
トルテ主役の作品を見たことが無いが
他にトルテ好きはおらんのか?

665 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 02:03:59 ID:WqiLIaTm
>>662
クレアとカイとか、ドクターとエリィとか
あー、でも最近見られないネタだから、何でも読みたいなw

666 662 :2007/05/10(木) 03:15:31 ID:sShWFKDS
指折り数えてこの日を待っていた。
恵みの春だというのに半ば頃には気も入らずにろくに仕事もこなせなかった。
クレアがほとんど眠らないまま、長い夜はようやくあけて、朝日が昇る。
今日は一年ぶりにカイがこの街へと帰ってくる約束の日。
待ちに待った季節がはじまろうとしていた。
ようやく白みかけてきた外の様子を窓からぼんやりと眺めていたクレアはいてもたってもいられずに、
弾かれるように家を飛び出した。
カイが戻ってくる。
閉鎖的なこの街にとってそれは一大事であるがクレアにとってはもっと、
それ以上の意味を持つ日だった。
船が着く時間まではまだ随分と間があるがそれでもいい。
昨日まで潮の匂いと波の音は彼を思い出させて辛いものだったが今日は違う。
彼の匂い、彼と聞く音。久しぶりに再会したらまずは何を伝えよう。
気持ちばかりがはやり、それに考えを巡らせるだけで、彼の到着を待つ時間を過ごせそうだった。



667 662 :2007/05/10(木) 03:17:43 ID:Rzwuyl7d
ごめん、カイ×クレアです。書き忘れてたよ…本当にすみませんorz

668 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 04:12:29 ID:r+iuQS8a
>>663

ビアンカと並んで時間かかるキャラだからなぁ……
あと、棒読み殿下自重w

669 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 20:56:11 ID:lAYpdrGX
>>664
GJ!トルテはトルテで普通に好きだよ…他の灰汁がもっと薄かったら嫁になってた

670 名無しさん@ピンキー :2007/05/10(木) 23:57:11 ID:WqiLIaTm
>>666
いいねー!
久しぶりにゲームやりたくなった

671 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/05/12(土) 12:53:28 ID:lwCgwLmK
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [647]

久々にエリィ。


672 名無しさん@ピンキー :2007/05/13(日) 22:53:09 ID:tEFuqE2D
トルテ
「お気持ちは嬉しいですけど…
ラグナさん、今日、お風呂入ってないですよね?」

ラグナ
「何故お前が知っている!?」

673 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 00:09:55 ID:/7NjU8NU
カイ×クレア
裸で正座して待ってまつ

674 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 00:15:46 ID:Bs+91zrE
裸で待つなんて、近ごろの若者は
けしからんな。

俺はちゃんと靴下だけ履いてるぞ。

675 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 00:28:37 ID:uEIYykVN
ちゃんとネクタイも締めようぜ

676 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 00:33:51 ID:7GrxdTbi
寒いから手袋はめときなさい

677 673 :2007/05/15(火) 00:47:43 ID:/7NjU8NU
じゃあ裸にパイナップル持って日サロで焼きながら待ってます。

678 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 18:11:08 ID:zyh5auyc
>677
頭にパイナポーも趣があって良うござるぞ。

679 名無しさん@ピンキー :2007/05/15(火) 22:39:14 ID:dCuupZzQ
裸に蝶ネクタイ単騎、これが究極

680  ◆fGhCPKks7Y :2007/05/16(水) 10:37:52 ID:Hjfk6L+P
遅くなってマジスマソ、リアルで忙しくてなかなか書けなかった
とりあえずエロ本編の直前までなんだけど投下

前置きとして、頭に改行2回で一人称とか変わるので注意

あとやっぱ鳥だけつけるわ

681 ラグナの卑猥な1週間1/12 :2007/05/16(水) 11:05:31 ID:Hjfk6L+P
それは二年目の秋

「っくッ!!………ハッ……ハ……ッ……」
町の住民をネタに、毎夜自らを慰めるラグナ…。しかし…
「…はぁ……なーんか…なぁ…」
やはり妄想だけでは物足りない…
ほてった体をごまかしつつ、自らのモノを拭き取っていく
「はぁ、やっぱり欲しいなぁ……彼女」
それは、彼の中に潜む男が零した言葉。心身共に健康な男なら一度くらいは抱く想いだった
彼を知る人が聞いたら「さっさと告白すればいいじゃん」とでも言うだろう。しかし、完璧超人とうたわれる彼にも1つだけ弱点があった
「結婚アイテムも一通り揃えたし、ベッドも買った。後はプロポーズするだけ!なんだけど…」
それは性格、しかも[弱気][優柔不断]と、とても治し辛い問題だった
「…はぁ…誰にするかなぁ」
何度考えてもここで思考が止まってしまい、また今度また今度と先延ばしに…
結局、一人の愛しい人を選ぶことのないまま、1年もの時が過ぎ去った…
「誰か一人を選べば他の皆が悲しむだろうし…はぁ…」
モテネーゼ三人組が聞いたら発狂しそうな程贅沢な悩みだったが、全員とのラブ度が10という事実が安易な反論を許さない。(というより、焦らされ続けた想いは、もはや10を軽く超えているのだが)

682 ラグナの卑猥な1週間2/12 :2007/05/16(水) 11:06:33 ID:Hjfk6L+P
「こんな事になるなら、調子に乗って野菜配るんじゃなかったかなぁ…」
いつもなら、ここらで諦めがついた…。しかし今日は違う、ラグナの欲求はもはや自粛だけではどうにもならない域にまで達していたのだ
「……………はぁー…………」
深くため息をつき、「もう寝よう」と、立ち上がる。ふと見た先にはついさっきまで使っていた本、そしてなぜか先日投函されたピンク通販カタログが…
「待てよ……これ…………」
何かを思いつき、考え事を始める
「うん………これなら………全員に……」
ブツブツと呟いているラグナ、時折浮かべる笑みが妖しい
「……まで…日…準備…れば…………」
結局、ラグナは朝まで計画を練っていたのだった

683 ラグナの卑猥な1週間3/12 :2007/05/16(水) 11:08:20 ID:Hjfk6L+P
冬の25日12:00

上機嫌でラグナの家に向かうメロディ
「ふんふん…ふーん♪話って何っかなー…やっぱり…ウフフ」
歩きつつも時折ニヤついたり、身をくねらせたりしているその姿は、端から見たらかなり妖しい光景である
「…あれ?」
幸い、誰にも会わずにラグナの家についたメロディ、しかし中から数人の声が聞こえる
「何か…いっぱいいる…?」
疑問に思いつつも戸を叩く。数秒の間のあとに戸が開くと、見慣れた顔が飛び込んできた。
「遅いゾ」と文句をたれるロゼッタ、室内には見慣れた顔ぶれが並んでいる
「あ……やっと……来ました…」と、トルテが寄ってくる
「え?何これ??」
混乱しつつもロゼッタに手を引かれて部屋に入る
「待ちくたびれちゃいました」
「ふむ、案外時間にルーズなのだな」
ぽかーんと見回していると、皆から声をかけられる
しばらくして後ろからトルテが鍵をかける音がした
「さて…」と、テーブルの前に立つラグナ。皆の視線が1点に集中する
「そろそろ始めましょうか」普段通りの表情で語り出す
「皆さんは今日わざわざ集まってもらった理由、わかりますか?」
しかし、誰も返さない…まぁ恐らくは判ってはいるのだろうが…

684 ラグナの卑猥な1週間4/12 :2007/05/16(水) 11:09:24 ID:Hjfk6L+P
「えーとですね…皆さんは僕とのラブ度が10…つまり僕の事を好きだと思ってくれている人たちです」
わかっていたとはいえ、改めて言われると気恥ずかしい…
しかし困った。今ここには町の女子全員が揃っている…つまり全員がライバルなのだ
思わず「倍率…高いなぁ」と呟きつつも辺りを見回すと「ふふん」と鼻で笑う者、「むぅ…」と唸る者。バチバチと火花を散らす者と、反応も様々で面白い
「…あれ?」
ふと視界に窓が入る。その際、中に人影を見たような気がした…が
「それでー…」
ラグナが話しを進めたのを見て、(気のせいかな?)と話に聞き入る事にした。

685 ラグナの卑猥な1週間5/12 :2007/05/16(水) 11:10:49 ID:Hjfk6L+P
12:30

「僕の事を好きだと思ってくれている人たちです」
「…ッ!!」胸に秘めた想いを一緒くたにされ、いささか抵抗を感じたが、軽く鼻で笑い飛ばすビアンカ。しかし、その態度とは裏腹に脈は速度を増し、顔も熱くなっていた
それに気付き、ひそかに鎮めようとしていると、「ライバル…多いなぁ」という呟きが聞こえる。目を向けるとそこには一点を見つめるメロディと、隣でミストに火花を散らしているロゼッタがいた。まぁ当のミストはへらへらと笑い返しているが…

「ねぇタバサ、どっちが勝っても恨みっこ無しよ…?」
隣のタバサに小声で話し掛けるが、一向に返事が無い。不思議に思って振り向くと、頬が火照り軽く震えているタバサ
疑問に思い「どうかした?」と呼びかけると、ハッとして「いえ、大丈夫ですよ」と普段通りの笑顔を返される。しかし額の汗までは気が向かなかったようだ
(妖しい…)そう思い、追求しようと声をかける
「何かー」「それで、今日集まってもらった理由ですが…」
急にラグナが話を続けたので、タバサのことは後回しにして向き直る
「実は…………そろそろお嫁さんを貰おうかなー…なんて思うんですよ…ね」
「…………………ぇええぇえええー―――!!!」

686 ラグナの卑猥な1週間6/12 :2007/05/16(水) 11:12:26 ID:Hjfk6L+P
一瞬の間の後、場が沸く。顔を赤らめたり、周りを見回したりと、それぞれが違う反応を示した
ある程度間を置き、話を続けるラグナ
「そこで皆さんに集まって貰って、相手を決めようと思ったんですがー…」
と言うやいなや、皆一斉に我先にとラグナに詰め寄る。しかし、それを制止するかのようにラグナが続けた
「でも!…一つ問題があるんです」
それを聞き、皆立ち止まる
「問題?」と聞き返す
「はい、それは………タバサさん、ちょっとこちらへ…」
思わぬ呼出しに、皆の視線がタバサに集まる
しかし当の本人は気にも止めずにラグナの側へと寄っていった
「実は僕…」
視線を戻し、こくり…と唾を飲む
「…………凄ーーく…エッチなんです」
「…………はぁ?」思いもよらぬ言葉が投げ掛けられ、皆が固まる。そんな中、真っ先にロゼッタが口を開いた
「…で…でも、男のコならエッチなのは普通だと思う…ゾ?」
戸惑いつつもフォローするロゼッタ、それに全員賛同している。しかしラグナは言い返す
「でも…凄いんですよ?そりゃあもう…」
それを聞き、引くに引けなくなったロゼッタが続ける
「…ど…どれくらい?」

687 ラグナの卑猥な1週間7/12 :2007/05/16(水) 11:13:52 ID:Hjfk6L+P
ラグナは黙り、上を向いて考える。しばらくして前を向き口を開く
「んー…………改まって言わないといけないくらいです」
うっ…と、言葉を失うロゼッタ。顔を真っ赤に染めて「それでも構わないわよ!」と返す、それにメイが付け足した
「ラグナ殿、レディにこれだけ言わせておいて今更尻込みとは男らしくない…、わざわざ皆を集めたのだからまだ何かあるのだろう?」
鋭い問い掛けに、また悩む表情を見せるラグナ。が、覚悟を決めたらしく重い口を開く
「わかりました。でも皆さん、これから話す事は他の皆さんには内緒ですよ」
皆は静かに頷いた
「実は…僕のお嫁さんを決めるゲームを開いて、皆さんに参加してもらおうと考えてるんです…」ラグナはいたって真剣な面持ちだ
「ゲーム…ですか…?」フィルが小首を傾げて聞き返す
「ええ、それもとびきり…エロエロなゲームです」
「…エロ……エロ………はぅ…」
トルテが顔を真っ赤に染めて呟いている。その脇でミストが何やらモジモジしていた
「というのも、皆さんは僕なんかにはもったいないぐらい良い人達で、僕に選ばせてもらえるなんて光栄なぐらいなんですが…こうも非の打ち所が無いと選びようが無いんですよね…」

688 ラグナの卑猥な1週間8/12 :2007/05/16(水) 11:16:11 ID:Hjfk6L+P
皆、あまりのラグナらしさに何となく納得してしまっていた
「そこで、こんなエロエロな僕の夜の相手ができる人をお嫁さんに貰おうと考えたからなんです」
それを聞き、皆一様に顔を赤くした。そんな中ラピスが恥じらいつつ小声で問い掛ける
「あの…それで………具体的には…何をするんですか?」
皆が一斉に注目する
「それはですね…まず、皆さんにあるものを身につけて生活してもらいます」
それを聞き「あるもの?」と、聞き返す
「はい、それは………タバサさん、お願いします」
存在をすっかり忘れられていたタバサ、思い出したかのように皆の視線が集まる。
タバサはほのかに顔を赤らめたまま、何も言わずに少しずつスカートをたくし上げる
(な…何!?)戸惑いつつもよく見ると、白いショーツにじんわりと滲む染み…それが溢れ出し、内股に一筋の跡を残していた
「皆さん、何を身につけるかわかりました?」
しかし誰も答えられない…。それを見てタバサの後ろに回るラグナ
「じゃあ見ててくださいね、ついでにルールも説明しますから…」と、ラグナがショーツの中に手を入れた
「ひぁ!……ン……はぁ……は……ッ!」タバサが軽く呻き、恍惚の表情を見せる。

689 ラグナの卑猥な1週間9/12 :2007/05/16(水) 11:17:55 ID:Hjfk6L+P
皆、言葉もなくその姿に見入ってしまっていた
ラグナが手を引き抜き皆に見せると、そこには粘っこい液体が絡まり、低い音で唸り震える小さな卵のような物があった
「これは洞窟の機械を動かす部分を持ち帰って作った物です。こうすれば調整も…」
と、1度強めた後、スイッチを切った
「タバサさん、1日過ごしても問題無かったですか?」
と、言いながらタバサの背中を軽く叩く。タバサは少し物足りなかったらしく、切なそうな顔をして答える
「ハッ…はい、大丈夫…でした…ッ…」
それを聞き、笑顔で答えるラグナ
「そうですか。それは良かった。もう戻っていいですよ」
「ハッ…はい……」まだ乱れた呼吸を調えながら、ビアンカの隣に戻った
「では本題です。これを皆さんのナカに入れたまま、普段通りに生活してもらいます。当然スイッチは入れたままですよ。あと、町の中にいれば遠隔操作で強さも変えられます」
皆真っ赤な顔で聞いている
「期間は指定した1週間、勿論他にもいろいろヤりますよ。後、このメンバー以外の人にバレてしまった場合、そのきっかけを作った人は失格です。勿論、他の人をおとしめるような事もNGですよ」
皆、固まったまま動けないようだ

690 ラグナの卑猥な1週間10/12 :2007/05/16(水) 11:19:19 ID:Hjfk6L+P
「基本は以上です。何かわからない所はありますか?」
しかし、わからない所など無かった…いや、浮かべられなかったと言った方が正しいだろうか…
しばらく間を置いてラグナが口を開いた…
「…なーんていきなり言われても心の準備はできないですよね」
ラグナと目が合ったらしく、トルテが大きく頷いている
「ですから、皆さんにはちゃんと考える期間をあげます。冬の29日までに、参加する人は僕に言って下さい。コレをつける為の呼び出しの時間も伝えますから…」
しかし皆、戸惑いと羞恥心からか一向に落ち着かない様子だ
「これで僕からの話は以上です。…………あ、そうそう、タバサさんは参加してくれるんでしたよね?」
それを聞き、皆が一斉にタバサを見る。
タバサは呼吸を調え、小さく頷いて一言
「…………ラグナ様のためなら…」
と呟く。これが起爆剤となったらしく、皆の目の色が明らかに変わった。それを見たラグナが即座に口を開く
「皆さん、もうこんな時間ですし、今日は帰ってゆっくり考えて下さい。まだまだ時間はありますから」

691 ラグナの卑猥な1週間11/12 :2007/05/16(水) 11:20:19 ID:Hjfk6L+P
14:30

その言葉に皆、時計を見る。
「うぁっ!開店準備しなきゃ!じゃあ帰るね。ラグナまたねー」
と、慌てて飛び出すメロディ、慌て過ぎて荷物を忘れていった
「あっ、メロディさん忘れ物ー!」とラピスが叫ぶ、しかし少々遅かったらしく、ラグナに会釈をしてそのまま追い掛けて行ってしまった
「もぅ、しょうがない人達ですね…ラグナさん、コレは帰りがてら私が届けますね。ではまたー」と言い、そそくさと出ていってしまうフィル、その顔はまだ少し赤い。
ふと見渡すと、いつのまにやらメイとシャロンもいなくなっていた…
「さて、じゃあ私も帰ろうかしらね…タバサ、色々話してもらうわよ」
「はい、ビアンカお嬢様…」
ビアンカの言葉を聞き慌ててフォローをしようとするラグナ。しかしそれに気付いたビアンカに「大丈夫よ、食ってかかるような真似はしないから」と諌められた
「さて、じゃあアタシも帰るわ。じゃあね、ラグナ。………ほら、帰るわよ!」とミストを引っ張る
「ラグナさん、私…頑張ります」
と、妙な意気込みを見せつつロゼッタに引かれて出ていくミスト。いったい何を頑張るんだか…

692 ラグナの卑猥な1週間12/12 :2007/05/16(水) 11:28:44 ID:Hjfk6L+P
「さて…っと、じゃあ何か質問は?」
突然の事にビクついていたが、おずおずと口を開いたトルテ
最後まで残っていたのには、やはり理由があったらしい
「……ぁの………たし……さ……………」
声が小さすぎてうまく聞き取れないが、何を言いたいのかは何となくわかっていた。しかし、一応念のために聞き返す
「私…………参加…します……」顔を赤一色に染めるトルテ。一瞬このまま襲ってしまいたいという衝動に駆られたが、気を落ち着かせてゆっくりと言葉を繋ぐ…
「わかりました。じゃあ30日の夕方6時に来て下さい。トルテさんが最後になりますから…」
「……ぁ………はい………あの……」
「何ですか?」と首を傾げる
「…その………ゃ…優しく……して下さぃーネ-…」
言いながら、すごい早さで飛び出して行ってしまった。コレにはさすがのラグナもちょっと打ち負かされる
「ぁーあ…ずっと我慢してたのになぁ…」
と、ぼやきつつ鍵をかけるラグナ。そのまま静かに自分のモノに手を当てるのだった…

693 名無しさん@ピンキー :2007/05/16(水) 11:40:29 ID:Hjfk6L+P
危うく規制で最後の1レス分消すところだった…コピペしといて本当に良かった…w

えー、携帯ということもあって改行で読みづらい、長すぎ等スマソ、しかもコレが前置きです

頭に時間が書いてある所で1区切りしてるので、1人称変わったり、多少時間が戻ったりしてるので、ちょっと読みにくいと思うけどその辺は作風なので勘弁してください。
ホントは分けて投下する予定だったんだけどこっちの事情でまとめました

次からエロパート入ります。次からは前注意もちゃんと書くのでヨロ

694 名無しさん@ピンキー :2007/05/16(水) 11:46:08 ID:JoC96IVg
作風pgr

695 名無しさん@ピンキー :2007/05/16(水) 23:21:01 ID:GzjleE9A
少佐はどこだと探した俺がいる

696 578 :2007/05/17(木) 00:51:49 ID:e7SzwW1r
>>695
ひと月前の予告通りのやつなんだ
>>578

beはさすがに外した

697 名無しさん@ピンキー :2007/05/17(木) 18:19:31 ID:TR/SHtBt
裸でwktkしてる

698 名無しさん@ピンキー :2007/05/19(土) 10:46:13 ID:TjEP9Le2
なんか小文字セリフがムカツクw

699 名無しさん@ピンキー :2007/05/20(日) 00:45:03 ID:Y8WtnnD9
最後のラグナの心理描写は必要だったのか?

700 名無しさん@ピンキー :2007/05/20(日) 21:06:55 ID:pEBYGkZ3
そのぼやきは果たして必要だったのか?

701 名無しさん@ピンキー :2007/05/20(日) 21:36:16 ID:Akt0Wv3F
作品投下されただけでなんでも神扱いすると質が下がってく一方だな

702 名無しさん@ピンキー :2007/05/20(日) 21:43:10 ID:ebGrR3NC
気に入らないならスルーしろ
それが嫌なら質が上がるような作品投下

703 名無しさん@ピンキー :2007/05/21(月) 02:00:50 ID:C0ArWVC2
と本人が申しております

704 名無しさん@ピンキー :2007/05/21(月) 12:14:48 ID:SVlHjr7v
別に今回に限ったことではなくてここ最近、
せめて文章としての体裁は整えてくれと思う。
スルーしてるので内容まで読んでねー

705 名無しさん@ピンキー :2007/05/21(月) 14:29:27 ID:MDjPeRo8
何この流れ

706 名無しさん@ピンキー :2007/05/21(月) 23:37:12 ID:HYAAikbV
ところで去年あたり投下宣言のあった女リオンはまだですかのう

707 名無しさん@ピンキー :2007/05/22(火) 00:37:59 ID:XNrwSWcP
まあ、たしかに、ルーンファクトリー2に
トルテより可愛い女の子が出るか
不安ではあるな。

708 名無しさん@ピンキー :2007/05/23(水) 12:09:37 ID:DDfIYyd2
そんな必死で話題を変えなくてもw

709 名無しさん@ピンキー :2007/05/23(水) 16:17:06 ID:35q3P4Zt
変な奴に目をつけられたな

710 名無しさん@ピンキー :2007/05/26(土) 19:55:39 ID:wqEsj9Lm
これまでに無いくらい過疎ってんな

711 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/05/26(土) 23:14:28 ID:bA9BByTq
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [648] ナミ。

ところでやすらぎの樹にエリィが出てくるとわかってテンションが上がってる俺。

712 名無しさん@ピンキー :2007/05/27(日) 09:27:58 ID:MAvXcT3P
やすらぎの樹のキャラデザがどうも好きになれん。

まつやまいぐさカンバック!

713 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/05/28(月) 22:52:28 ID:xx1RYXrY
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [649]

でも早速やすらぎの樹の衣装でエリィ描いてみた。
顔はいつもどおり。

714 名無しさん@ピンキー :2007/05/30(水) 01:27:14 ID:jweG7BZs
>>712
なんか絵が腐女向け寄りすぎなんだよな
女キャラに全くグッとこねー
イベント追加・操作性改良されたキミ島2でも出ないもんかな

715 名無しさん@ピンキー :2007/05/30(水) 01:31:27 ID:ESzaWOTx
じゃあ俺リーナって娘予約しとくわ

716 名無しさん@ピンキー :2007/05/31(木) 02:59:08 ID:+eSRKi/J
じゃあボクはコトミさん予約します

717 名無しさん@ピンキー :2007/06/01(金) 03:28:49 ID:o6+78E5w
なら俺は姉妹丼で

718 名無しさん@ピンキー :2007/06/01(金) 17:54:11 ID:5DnsmtKX
せっかくだから俺はチハヤを

719 名無しさん@ピンキー :2007/06/02(土) 00:55:19 ID:9fGK1Vga
ちょwwおまwwそれ男wwww …と、思ったけどこのスレの住民の半分が女だったんだっけ。

ポニテ・発明属性持ち故にアン(初代、詩)が完全ストライクの俺はパットかキャシーか悩む…

720 名無しさん@ピンキー :2007/06/03(日) 02:41:46 ID:wr1jVNy4
俺はやすらぎの絵好きだぞ。まつやま絵も良いと思うが
コトミみたいなタイプが結婚後積極的になったら萌える

721 名無しさん@ピンキー :2007/06/03(日) 06:58:51 ID:tv9vXldw
今回のは女子中高生辺りが特に好みそうな絵だから
その辺のファン層がメインで支持しそう
ここのクオリティも下がりそうだな

722 名無しさん@ピンキー :2007/06/03(日) 09:46:18 ID:Yym04vPe
それでも、ルーン前のさっぱり人がいない状態よりはなんぼかマシ。

723 名無しさん@ピンキー :2007/06/03(日) 14:03:39 ID:jPAn8c5d
チハヤが男だなんて未だに信じられんよorz
トキメキかえせ。

724 名無しさん@ピンキー :2007/06/04(月) 03:25:22 ID:rJxUUMZl
>>723
なに?チハヤが男なのが信じられない?
それはね 見かけだけで「女」だと判断していたからだよ

逆に考えるんだ
「男だとしても穴を掘ればいい」
と考えるんだ

725 名無しさん@ピンキー :2007/06/04(月) 20:00:21 ID:nG4uvAHt
それが原因でチハヤは心に壁を…

726 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/06/05(火) 21:08:20 ID:UCKiscz4
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [650]

空気も読まずパイズリフェレナ。
いつぞやのジュリアと構図が全く同じだが気にしないで。

727 名無しさん@ピンキー :2007/06/06(水) 07:30:58 ID:6FYt+ZQv
フェレナさん(*´Д`*)ハアハア

728 名無しさん@ピンキー :2007/06/06(水) 11:59:01 ID:EBZrSXza
今日DSを買おうと思って、最初に買うのはルーンファクトリーにしようと思うんだが
まだ買わずに2を待ったほうがいいかな?
牧場物語シリーズスキーなんだが・・・

729 名無しさん@ピンキー :2007/06/06(水) 21:30:10 ID:4Bg4t1K/
つ[君と育つ島]

730 名無しさん@ピンキー :2007/06/08(金) 16:19:17 ID:7G8S8TZY
すまんスレ違いかと思うけど聞いてくれ。
ルーンファクトリーの同人誌が同人誌うpであったんだが、牧場物語系の同人誌って結構でてるの?
とらのあなで検索してもでてこないからてっきり皆無だと思ってたんだが・・・

731 名無しさん@ピンキー :2007/06/08(金) 17:27:43 ID:bwmsBPzL
同人板のぞいてみれば?ヤドカリだけどオンリーとかやってるよ
このスレ系の話題はあまり出ていないが、ルーンに関してはサンクリ参加の報告もあった

732 名無しさん@ピンキー :2007/06/08(金) 17:36:49 ID:7G8S8TZY
>>731
サンクス
とりあえず覗いてみる。

733 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/06/09(土) 20:36:22 ID:IzFQOnAw
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [651-652]

やすらぎの樹発売を記念してカレンとナタリー。
…次はやすらぎキャラ描く。

734 名無しさん@ピンキー :2007/06/09(土) 20:57:43 ID:aSpsWiLd
>>733
GJ! 次、待ってます。

735 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/06/15(金) 20:51:27 ID:mNlw9TY9
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [653]
やすらぎヒロイン。

ところでエリィは嫁候補なんだろうか。そこが気になって仕方がない。

736 名無しさん@ピンキー :2007/06/16(土) 04:53:04 ID:7ywgbL0+
エリィはゲストキャラで攻略不可らしい

やすらぎキャラで妄想が巻き起こっている。

737 名無しさん@ピンキー :2007/06/16(土) 17:08:50 ID:6/fWhhWW
ルンファク2、学校作るのか……。

738 名無しさん@ピンキー :2007/06/17(日) 02:22:23 ID:X4nRoOV6
アイツがそろそろ復活しねーかなと待っている俺ガイル。
やすらぎはできないようだが<ドジンスレ
こっち来い!

739 名無しさん@ピンキー :2007/06/17(日) 19:54:20 ID:xvUV2M+W
今更だけど、ルンファクって今までのぼくものと違ってイベントと言えるイベントがないんだよな。
あるとしてもオープニング、エンディング、ダンジョン攻略関連だもんな……。
恋愛イベントは欲しかったぜ。

740 名無しさん@ピンキー :2007/06/17(日) 22:30:22 ID:najZ/VAd
まあプロトタイプとでも思えば

741 名無しさん@ピンキー :2007/06/20(水) 08:34:28 ID:mqXIXeK4
ネタ投入


おまいら外伝やってるか?

外伝はエロ要素、多し。

742 名無しさん@ピンキー :2007/06/21(木) 01:43:58 ID:Y+dXXUFJ
>>735
GJ!カワイイ!
やすらぎネタも増えるといいな

743 名無しさん@ピンキー :2007/06/21(木) 16:33:05 ID:s+Esycv6
このスレの容量いくつまでだっけ?

744 名無しさん@ピンキー :2007/06/21(木) 18:20:41 ID:4uZROum1
500KBでdat落ちだったかと。

745 名無しさん@ピンキー :2007/06/22(金) 14:28:28 ID:dg/yJbl1
今回こそは>1のテンプレ作ろうよ。

746 名無しさん@ピンキー :2007/06/22(金) 18:13:19 ID:mJc989xf
いるヤツ挙手ノシ

747 名無しさん@ピンキー :2007/06/22(金) 22:01:02 ID:dg/yJbl1
ノシ

シチュやカプリングが特殊な場合には最初or名前欄に注意書きをしておくと良いとオモ。
オリキャラが入る場合は特に!
475KB以降はSS投下しないで埋め。480KBor900レスで次スレ

----------この辺を基本ルール>3に加えて、
あと、今スレ>1と
現在の保管庫
http://red.ribbon.to/~farm/
をうまく合成させて天麩羅にするのはどうだろう。

保管庫?やればいんだろやればー。スレが落ちたらやるよ。
そーだよ俺だよ俺。おれおれ。
暇じゃねーよ気にスンナ。

748 名無しさん@ピンキー :2007/06/22(金) 22:24:22 ID:4porbV84
ノシ
新参な上に大抵ROMだけどな

749 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 06:11:50 ID:82WtR0Bl
ノシ
ほぼROMだけどね。
みんなやすら樹やってる?

750 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 11:09:30 ID:n1uyLxoA
>>749
やりたいけど、wii持ってないんだよな……。

751 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 17:40:04 ID:JFK0kt9s
やすらぎは全くエロが浮かばない
何故だろう

752 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 17:42:17 ID:m/5KEM3b
あの絵が原因だろ

753 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 18:37:20 ID:n1uyLxoA
まぁ、鼻とがってたりと色々微妙だもんな。
でもゲーム自体はやりたいよ、やっぱ。

754 名無しさん@ピンキー :2007/06/23(土) 19:11:04 ID:f1NIMJTs
Wiiほしい〜(>_<)

755 ラグナ×フィル 0/5 :2007/06/24(日) 01:59:24 ID:5FjtK/qp
どうにも需要の無さそうなフィルを書きたくなって書きましたよ
俺は勝手にフィルは変態だと思ってます。
それで書いてたらなんかいつの間にかすごい人になってましたが。
それではお急ぎの方はどうぞ後回しに、そうでない方は暇潰しに見てやってくださいませ。

756 ラグナ×フィル 1/5 :2007/06/24(日) 02:01:59 ID:5FjtK/qp
ふっくらとした三日月が、星を引き連れ水平線から顔を出す。
それは水面を照しながら、するすると空へ昇っていく。
漂う雲の塊の、流れる隙間に見え隠れしながら、涼しげな月明りを浜辺に落としている。
その小さな浜辺は、時に暗く、あるいは砂に波に光を受けてまばゆく、波音だけを音楽に、静けさを保っていた。


そんな浜辺に細長い影が一つ。
常連の釣り客である。
低い月が、釣竿を携え只でさえ長いその影を、どこまでも伸ばしている。
釣り人──ラグナは、立ち止まって浜辺を見渡す。
この時間は、町の大人達は皆酒場だ。
しばらくの間は、まさに自分だけの空間。
ここで風景に溶け込むようにして釣糸を垂れるのだ。
ラグナは時折、自分の趣味の良さに身震いするのだった。
しかし実のところ、夜釣りのつもりがゴミばかり釣り上げ、結果として浜辺の美化で終わっていたり、獲物と騒がしく格闘し、静寂を台無しにしたりと、あまり望むような結果にはならないのだった。

ラグナは目をつむった。
月の光を浴び、波音を聞いた。
ラグナ自身も内心、求めるシチュエーションが得られないことを認めていたので、その分までこうして雰囲気に浸るのだった。
気持ちのいい風が、さらさらと前髪を弄びながら流れていく。
波音に包まれ、浮遊感に我を忘れる。


「こんばんは」
後ろから声がした。
静寂を守ったまま、自分の存在を知らせるための、控え目で穏やかな声。
ラグナは驚いて我に返る。
振り向くと、フィルが立っていた。
栗色の長い髪が風を受けて、ゆったりとはためいている。
こんなに遅くに、珍しいことだ。
にっこりといつもの笑顔でラグナを見つめている。
長い髪が、白い肌が、光を受けてやわからく輝いている。
その笑顔も、月明りの元で神秘的にさえ感じられた。
「ああ、フィルさん、こんばんは」
ラグナは、自分の行いを咎められたような気がして、また、フィルのいつもと違う雰囲気に、少し緊張していた。
「綺麗ですね」
フィルはラグナと並んで月を眺める。
「ええ」
ラグナはこっそりとフィルの横顔を見る。
フィルは楽しそうだ。
月や雲を、白く波立つ水面のいつもと違う夜の情景を、興味深く眺めていた。
同じ年代の娘と比べても随分おしとやかなフィルだが、その笑顔は近くで見ればあどけない。
彼女が元気になってから、会う度ラグナに向けてくれたあの笑顔だ。


757 ラグナ×フィル 2/5 :2007/06/24(日) 02:03:46 ID:5FjtK/qp
ラグナの視線に気付いてか知らずにか、フィルは海の方へ歩き出した。
ラグナはそれを黙って見ている。
フィルは波打ち際まで行って、立ち止まった。
暗い色の髪と闇夜が溶け合うように、その輪郭をぼんやりとさせた。
フィルは月を見るでもなく、真っ直ぐ前を見ている。
そのうちに、さらに一歩踏み出した。
水面を破る音が辺りに響いた。


ラグナは驚いたが、海に入っていこうとするフィルの、足下の波立つのが月明りで輝く様子に見とれてしまっていた。
さらに一歩、二歩と進んでいく。
それでもフィルは楽しそうにしている。
今にも笑い出しそうだ。
「フィルさん……?」
ラグナははっとして、波打ち際まで駆け寄った。
何だかフィルがそのまま海へ入って行ってしまうのではないか、と心配になったのだった。
フィルは、ラグナの声に応えるように振り向いた。
足下に纏わりつく波を覗き込むようにして見る。
そしてそのまま膝を曲げ……、海の中に、腰まで浸かるようにして、座り込んでしまった。


「え……」
ラグナは口を開けて、ただ突っ立っている。
白いスカートが、水面に花のように広がる。
それが波にとらわれ、揺れる陰に、細い太股が見え隠れしている。
フィルは流れる水面に指をさし入れ、波を梳くようにしながらラグナを見つめ、
「濡れちゃった」
と笑った。
「だ、だめですよ、フィルさん!」
ラグナは釣竿を投げ捨て海に入り、フィルを抱き起こした。
また体調を崩したら心配だ。
足を入れると、海の水は、ひんやりして気持ち良かった。
「ふふ、ごめんなさい」
フィルが立ち上がると、濡れたスカートが彼女の太股のあたりにぴったりと張り付き、肌が透けて見えた。
「うわ!」
ラグナは動揺して、とりあえず目を逸らした。
フィルはそんなラグナの手を取り、砂浜の方へ歩き出した。
後ろから見ても、やはりスカートが尻に張り付いてすごいことになっていたので、ラグナはできるだけ見ないようにして付いていった。


ラグナは階段の陰まで連れていかれ、フィルはそこで、水を吸って重くなったスカートを太股から剥がし始めた。
「どうしてあんなことしたんですか」
「……どうしてでしょう?」
ラグナは真面目に聞いたのだが、フィルは相変わらず機嫌良さそうににこにこしている。


758 ラグナ×フィル 2/5 :2007/06/24(日) 02:05:31 ID:5FjtK/qp
「なんだか……、嬉しくなったからでしょうか」
「嬉しく?」
「ええ、嬉しいことが起こりましたから」
「夜の海が綺麗だったからですか?」
「そうかもしれませんねえ、でもそうじゃないかもしれません」
と、はぐらかす。
フィルはスカートの端を引っ張りながら、
「何だか変な感じです」
と、裾をたくし上げ、その中に手を突っ込んだ。
「!?」
細く、白い太股が露になる。
「な、何してるんですかっ!」
ラグナは必死に見ないようにしながら訴えた。
「ん〜……」
フィルは、足に張り付く下着を丁寧に下ろしていく。
下着が足から抜けると、今度はスカートをまくり上げ、纏うものの無くなった秘部を自分で観察し始めた。
ラグナは両手で顔を覆い、よく分からないことになっている。
「ラグナさん、もう大丈夫ですよ」
それを聞いてラグナが目を開けると、スカートはまくられたままで、全く大丈夫ではなかった。
「な!ちょっと!」
再び顔を覆うラグナの手を、フィルがぐいぐいと引きはがす。
「ラグナさん……」
今度は熱っぽい表情で見つめながら、さらに近付いて来る。
「え、え……」
そのまま口を付ける、というより、ラグナの口に覆い被さらんばかりの濃厚なキスをする。
時折よだれが音を立てる。
ラグナの股間はとっくにその気になっていたが、フィルはそこに自分の秘部を擦りつけてくる。
「ん……っぐ、ぅ……」
よだれを吸い上げながらも、時折、腰の動きに合わせて切なげな細い声を出す。
突然の出来事に、ラグナは気を失わんばかりだった。
何とか状況を理解しようとするが、口や股間を襲う快感に、とても頭は回らない。
目を開ければ、気持ち良さそうに目を細めるフィルが視界一杯に入ってくる。
フィルのこんな表情は見た事がなかったが、とんでもない破壊力だ。
「ぷは」
やっとフィルが息継ぎをした。
ラグナも快感と息苦しさから開放される。


「はぁ、ごほっ、フィルさん……どうしてこんな……」
フィルも息が荒い。
「うふっ……、ラグナさん、どうでした?」
「え、いや……びっくりしました」
「気持ち良かったですか?」「え」
「ラグナさん……」
「や、それは……」
さすがに、「すごかった」とは言えない。
口ごもるラグナを見て、フィルは不満そうだ。


759 ラグナ×フィル 4/5 :2007/06/24(日) 02:07:36 ID:5FjtK/qp
フィルはおもむろに膝をつき、疲れて壁に寄り掛かるラグナのズボンに手を掛けた。
「わ!フィルさん!だめですって!」
ラグナは必死にフィルを止める。
「だめですか?」
フィルはラグナを見上げる。
「だめです!これ以上は……」
「ここまでしたのに……だめなんですか?」
「だって、それは……」
「本当は、ずっと嫌だったんですか?」
「いや、そういう訳じゃ……」
ラグナはうろたえる。
フィルは、今だとばかりにラグナのズボンを下ろした。
ラグナのものが勢いよく飛び出す。
「わ……、んふふ……」
「フィ、フィルさんっ」
フィルはラグナのものをじっと見つめている。
「んむぁ〜」
口を開ける。
「だめ……!」
ラグナは必死に拒んだが、フィルは全く気にせずにそれを口に含んだ。
「あ!」
「んん〜っ」
フィルはそれが自分のものと言わんばかり、よだれを塗りたくるように口を動かした。
「うぁ、あ……」
よがるラグナを嬉しそうに見上げながら、フィルは口を動かす。
いやらしく水音を立てながらフィルが口を動かす度に、口の端からよだれが溢れ、だらだらと滴り落ちていく。
それは首筋を伝い、襟元に大きな染みをつくっていた。
ラグナは腰から力が抜け、しびれるような快感に膝が折れそうになるのを何とか堪えていた。


「フィルさんっ、僕、もう……っ」
ラグナは限界が近付いていた。
それを聞き、フィルが口を離す。
フィルはよだれを拭い立ち上がると、
「それじゃあ……、今度はこっちですね」
と言い、もう一度スカートを上げた。
「え……」
「出しちゃいたいですよね?」
「あ、の……」
「ねぇ、いいでしょ……もっと気持ち良くなりましょう……」
そう言うと、片足を開くように持ち上げた。
膝から下に砂が付いているのがいやらしく見えた。


ラグナの目の前にいるのは確かにフィルだ。
しかし、こんなにいやらしい格好や粘っこいしゃべり方をする娘ではなかった。
ラグナはもう、起こっていることの現実感の無さに、正気を失っていた。
「ラグナさんのを、わたしに下さい……」
フィルが誘う。
ラグナは言われるまま、本能のまま、フィルに襲いかかった。
腰を抱えるようにしてフィルを持ち上げ、それを突き刺した。
「あ、ぁ!あはっ……」
フィルの体が壁に打ち付けられる。


760 ラグナ×フィル 5/5 :2007/06/24(日) 02:10:38 ID:5FjtK/qp
ラグナはフィルを壁に押し付けながら腰を乱暴に動かした。
フィルの秘部はラグナに犯され、震えるほどに責められながらも、ラグナを自らの奥深くまで取り込もうとした。
その中で動きを阻む様な締めつけに耐えながら、ラグナはフィルを突き続ける。
「あ、はっ、はぁっ、……」フィルは手も足も投げ出して、ラグナに揺さぶられた。
腰の動きに合わせてフィルの足が大きく揺れる。
グチュッ、グチュッ、と水音が、合わせてフィルの荒い吐息が、浜辺に響く。
「あ、あ、もっと、ラグナさ……あ、あっ!あああぁんっ!あぁっ!」
フィルの声が大きくなってきた。
彼女からは聞いた事が無いくらいの大きな声だ。
絶頂が近付いているのだろうか、締めつけもさらに強まってくる。
「ああぁー!ああーっ!」
腰を引く度、突き出す度、腰が抜けそうな快感に襲われる。
それでもフィルの声につられて、腰の動きは早く激しくなっていく。
「あああぁ、しゅごい、もっと、もっとやって、あ、ああ!」
ラグナにも限界が来ていた。
「フィルさん、もう、僕、うあ、ぁっ!」
「ああぁ!いいです、わたしに、全部出して!ああ!ああああぁぁーっ!」
そうして、二人とも絶頂に達した。
事が終わり、脈打つフィルの秘部から溢れ出した精液が、砂浜に滴り落ちた。



「ラグナさん……、すごい、気持ちよかったです」
フィルが息を整えながら、ラグナに呼び掛ける。
フィルは壁に寄り掛かるように座って、ラグナは砂の上に仰向けになっている。
「はい……」
二人とも乱れた服を直しもせずに、余韻に浸っている。
と、フィルがラグナに擦り寄り、ラグナのものをしごき始めた。
「ちょ、ちょっと、フィルさん?」
「もう一回、しませんか?」「そんな、僕もう……」
そう言いながらも、それは再び勢いを取り戻す。
それを見ると、フィルは嬉しそうにラグナにまたがった。
もの先に自らの秘部をあてがうと、ゆっくりと腰を下ろした。
「あ、ああ、気持ちいい……」
ずぶずぶとそれは飲み込まれてゆく。
「あはっ、すごい、入っちゃいますよ、ラグナさん……」
「もう許して……」
「もう一回、ね、もう一回だけ〜、あ、あぁっ……」
そうして、夜は更けていく。



おわり

761 名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 02:17:51 ID:5FjtK/qp
終わーり!
短くするつもりでやったらけっこう短くなりました。
なんか肝心な後半部分ばかり削れたような気も……。
あとフィルの旦那連には後書きですがイメージ崩したらすいませんでした、とお詫びを。

あと思い付いた人は書いた方がいいよ!と思うよ!
俺くらい雑でもきっとスレは潤うよね!


762 名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 05:42:34 ID:AhkHzVmk
フィル最高

763 名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 10:30:25 ID:2Qt5gJh/
GJ……!

これを機にスレが盛り上がるといいなぁ。

764 名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 14:53:50 ID:Hx1qbF+u
GJ!!!!!!!!!!!!!!

次はロゼッタキボンヌ!

765 名無しさん@ピンキー :2007/06/24(日) 17:41:01 ID:FNWkVwHN
ルミナキボンヌ

766 名無しさん@ピンキー :2007/06/25(月) 22:21:09 ID:TMewYeJg
今更ワンダフルライフのルミナで妄想してる俺は時代に対する反逆者だと思う、というかルミナって確か14才だっt
主人公まじ鬼k……じゃなくてロリkになりそうだ

767 名無しさん@ピンキー :2007/06/25(月) 22:40:55 ID:F24JVKQy
>>766
一応いっとくと

ぎりぎり犯罪ではないぞ

768 名無しさん@ピンキー :2007/06/26(火) 14:28:48 ID:BgDx/1l4
ルミナ可愛いよね。
結婚出来ないと知ってどれ程落胆した事か……。

PS2版では嫁にしたけどな。

769 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 01:30:11 ID:FvY8rMzN
>>761
God Job

770 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 06:01:32 ID:2R6djl91
>>768レオナの方がカワイイ

771 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 09:13:22 ID:d3Mjx7G+
>>770
同じじゃい

772 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 17:23:08 ID:d3Mjx7G+
さて、472KB超えた事だし、次スレまで埋めるか

773 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 18:49:55 ID:shtsGwIO
埋めれ埋めれ。

774 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 21:33:46 ID:g9jPzZtw
次スレ立てれw
その前にテンプラ作れ

775  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/06/27(水) 21:35:22 ID:JR70/snA
久しぶりに来たら永久規制に巻き込まれていたという罠。
すまない皆、どうやら俺はここまでのようだorz

埋め
誰か新スレお願い

776 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 21:57:19 ID:lAvbfoxn
死ぬな!!死ぬんじゃない!!
メディック!メディーーーック!!

777 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 23:11:47 ID:S4Dl/qWn
新スレ1はこんなかんじでどうでしょう

牧場物語のエロSSを書く、もしくは、エロ画像を貼るスレ。
初代、2、HM、ミネなか、3、WL、しあ詩、コロステ、ルーンファクトリー、
キミ島、やすら樹、新作等牧場物語ならば何でもOK

基本ルール
・なるべくsage進行。気分次第でage
・荒らしが来たら寝て過ごす
・作品を投下する時はトリップ推奨
・オリキャラが入る場合、シチュやカプリングが特殊な場合には
 最初or名前欄に注意書きをしてホスィ
・475KB以降はSS投下しないで埋め。480KBor900レスで次スレ

専用うpろだ
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi
保管庫 (更新停止)
http://members.lycos.co.uk/bokumono/
現保管庫
http://red.ribbon.to/~farm/
その他リンクは>2以降

こんなんで良かったら夜中まで起きてたら次立てる。

778 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 23:19:38 ID:S4Dl/qWn
2に入れるのはこんくらい?保管庫に入ってんのはいらない気もするが

前スレ
牧場物語のエロパロスレ4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163112190/l50

過去ログ(わかる範囲)
いやマジで牧場物語のエロ画像…
http://vip.bbspink.com/ascii2d/kako/1020/10205/1020524574.html
牧場物語のエロ画像inエロパロ板
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1025/10253/1025336859.html
牧場物語のエロパロスレ (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1075100472.html
牧場物語のエロパロスレ2 (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1131286947.html
牧場物語のエロパロスレ3 (保管庫内)
http://red.ribbon.to/~farm/1157863801.html

関連リンク
公式ホームページ
ttp://www.bokumono.com/
牧物キャラの絵師、まつやまいぐさ氏のHP
ttp://www5e.biglobe.ne.jp/~marucome/
ルーンの絵師、岩崎美奈子氏のHP
ttp://homepage2.nifty.com/g-e/

779 名無しさん@ピンキー :2007/06/27(水) 23:24:58 ID:S4Dl/qWn
いや、わかんねぇ…今夜立てるかどうかは…また来る。

780 777 :2007/06/28(木) 02:18:57 ID:4iBJ4qRw
立てようかと思ったけど、一応テンプレ案誰かに
見てもらってからにするな。ヨロシコ

781 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 06:40:46 ID:hqXlmXys
ルミナを入れて

782 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 09:37:45 ID:FjohS+qv
にしても保管庫いつまで工事中なんかな……。

783 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 15:05:37 ID:WfJbjMd5
だ、だれかロゼッタのエロ画像を・・・ぶはっ・・・

784 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 16:26:40 ID:4iBJ4qRw
保管庫は俺に暇ができるまで最低限のことしかできませんが何か。
引き継いでくれるんなら喜んで提供するけどな。>782

次スレ天麩羅>777->778でよければ今夜立ててみようかと。
他にあれば挙手ヨロ


785 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 17:25:05 ID:goNm941a
批評家気取りで斜め上レスするのも禁止にして欲しいな 嵐に含めるのかな
気に入らないのにはスルーでいいのに、一言言いたがるアフォが沸くから。

>784さん乙です。
うpろだへのリンクがinfoseekの鯖規約(外部からcgiへのリンク禁止)にひかっかって
直接飛べなくなってるのをお暇が出来たら直して欲しいです


786 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 18:56:34 ID:4iBJ4qRw
・スルーするのもオトナの態度

このくらいは入れる?
俺個人の好みだとも思うけどガチガチにあれもだめこれもだめって
いうのは苦手で。それこそみんなオトナ(のはず)なんだし。

うpろだへのリンクはスマソ。
自分でも時々気になってた。
このスレ整理する時には直します。…な、なるべく。

787 名無しさん@ピンキー :2007/06/28(木) 19:04:02 ID:4iBJ4qRw
忘れんうちに直してみた<うpろだへのリンク
多分大丈夫だと思うがマカなので
窓使いの人も確認ヨロ

788 名無しさん@ピンキー :2007/06/29(金) 01:22:34 ID:Dk3rZCVm
それではちょっくら行ってくるよノシ

789 名無しさん@ピンキー :2007/06/29(金) 01:33:54 ID:Dk3rZCVm
立てることが出来たようです。俺乙。

牧場物語のエロパロスレ5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1183048047/l50

またテンプレは追々見直していくということで。
一応、こっちを先に埋めということであげときますね。


790 名無しさん@ピンキー :2007/06/29(金) 01:43:16 ID:Dk3rZCVm
埋めついでに宣伝。
ウッカリ夏受かってしまったんだが、
昔ここに投下したのを読み返したら我慢できなくなって
全部書き直してる。
そしたら今度はこっちに投下するのには不満なレイアウトになってよ…orz
申し訳ないやらなんやらいろいろだ。
そんなことばっかやってっから暇ができねーんだよ!
とかたまにはウットーしー自分語りでもしておく。スマソ

791  ◆440.V/COZU :2007/06/29(金) 01:44:36 ID:Dk3rZCVm
鳥つけようと思って忘れてた↑。
オレオレ。俺だよかーちゃんオレオレ。

792 名無しさん@ピンキー :2007/06/29(金) 09:08:53 ID:egTp6QdT
>>789
スレ立て乙。

793 785 :2007/06/29(金) 22:02:50 ID:kZngvgyU
スレ立てとリンク変更 乙です。窓確認しました。

794 名無しさん@ピンキー :2007/06/30(土) 12:14:21 ID:vxYj9DRs
埋 め な い か

795 名無しさん@ピンキー :2007/06/30(土) 22:10:39 ID:h/UrTMXF
だが断る

796 名無しさん@ピンキー :2007/07/01(日) 09:39:24 ID:EeKGceFB
それも断る

>793 トン
キミ島で書きたいカプリングがあるんだがあまりにもアレなのですよ。
ヴァルツ×m9(^Д^)
どうして俺はこう…orz

797 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/07/01(日) 14:25:02 ID:OJ55SIUV
ttp://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [654]

リーナ。


798 名無しさん@ピンキー :2007/07/01(日) 15:07:46 ID:3wY0K2Nr
>>797
おっきした


そして埋め

799 名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 10:26:49 ID:bm/muxsQ
誰か俺にwiiとテレビ買ってくれないか

800 名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 10:27:58 ID:bm/muxsQ
ついでに800

801 名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 16:56:22 ID:spKuzb7o
>>796
熟女好きか。
m9(^Д^) でもいいけどどうせならフェレナさんに…

802 名無しさん@ピンキー :2007/07/02(月) 23:43:45 ID:bm/muxsQ
そんなん俺だって若くてピチピチした方が好きに決まってんだろーが!
ストーリーは浮かぶんだがエロが浮かばねぇ。
っていうより、考えたくn
だから書けねぇ…ダメだ俺は俺はダメだ…orz

803  ◆iJ3v4UsY9Q :2007/07/03(火) 00:48:36 ID:P4IoOp9Y
永久規制かと思ってたらいつの間にか規制解除されててヒャッホウ!
…とか思ってたら再び規制に巻き込まれて鬱。モリタポ使うべきでしょうか。
とりあえず、気がついたらこんなもん描いてた
エラく時期はずれである

メロディさん達が新人歓迎会を開いたようです
ttp://www.rozenmaiden.info/runefactory/cgi-bin/img-box/img20070703002034.png

うちの看板娘二人+新人二人
そもそも似てねーとか、色塗り下手すぎとか、そういうツッコミは勘弁してくださいorz
そして上げたあとで板に削除機能が無いことに気付く
これ、マズかったらどうしよう

804 名無しさん@ピンキー :2007/07/03(火) 01:20:18 ID:vsPHFfju


805 名無しさん@ピンキー :2007/07/03(火) 11:45:23 ID:fk0DqJXF
埋め埋め

806 名無しさん@ピンキー :2007/07/03(火) 15:48:32 ID:Od9sjZ2x
埋め

やすらぎ微妙だけど、それ以上にイノセントライフは微妙だよな。

807 名無しさん@ピンキー :2007/07/03(火) 20:20:31 ID:oND0DliP
>>803
こういうパロ大好きだ

なんでか知らんけど
やすらぎもイノセントもエロパロには剥いてない気がする
過疎の悲しみのあまり誤字しちまったよ


808 名無しさん@ピンキー :2007/07/03(火) 21:40:00 ID:RUpJyqZr
監禁王子ギルでがんばれば・・・

809 名無しさん@ピンキー :2007/07/04(水) 00:09:09 ID:3p2H+bLz
剥いてないにチョト萌えた。

810 名無しさん@ピンキー :2007/07/04(水) 18:00:41 ID:NjMXUyZ/
タバサのSSがやっと完成したばい……。

って事で埋め

811 名無しさん@ピンキー :2007/07/05(木) 02:40:30 ID:LicotmGF
やすらぎもイノセントもやってないのでなんとも
wiiは持ってねーしPSPはダビスタとFFTしかやってねぇ。

>810
新スレ祝いに向こうに投下するよろし

812 名無しさん@ピンキー :2007/07/05(木) 21:24:51 ID:Zi6gfkH3
>>811
読んでみて、やたら長いから少し省いてからにするよ。
このスレも埋めないとな。

813 過去462 ◆MlASmWsLOk :2007/07/07(土) 21:42:30 ID:YtjxEDcV
http://boku002.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/imgboard.cgi [55-56]

>>764>>765に捧ぐ。
ルミナとロゼッタ。

814 名無しさん@ピンキー :2007/07/08(日) 00:03:33 ID:88bPRNF5
やっべ俺の好きな二人きた

でも見れない

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