ドクター×エリィ春
ある夜。病院にはカギがかかっている…。
2階の窓からは明かりが漏れている。二つの人影が、動いた。
電気が、消えた。
病院の前で窓を見上げていた人影は電気が消えた窓をしばらく見つめていたが、
長い金髪を揺らして、町はずれの牧場の方へと帰って行った。
「ドクター…クレアさん、来てたんじゃありません?」
暗い部屋でエリィが囁いた。
「さぁ?興味がないな」
そう言ってドクターはエリィの足の間に手を入れる。
「ん、もう」と言ってエリィは身体を引いた。
「もう少し我慢して下さい」
「こんなに可愛い看護婦さんが目の前にいて、何を我慢すればいいのかな?」
そう言ってドクターはエリィの耳の後ろにキスをする。
「あん」
この身体はもう知り尽くしている。
どこをどんな風に刺激すればどんな反応が返ってくるか、わかっている。
わかっていてそこを責めるのも楽しいと思う。
昼間は純情可憐な顔をして受付に座っているエリィ。
家族思いで優しいエリィ。
そんな彼女を今日はどんな恰好にさせようかとドクターは思いをめぐらせる。
「いいんですか…?彼女」
ベッドに腰をかけながらエリィが再び聞いた。
「そのうち慣れるさ。あれならね。それより今は…君だ」
そう言ってエリィの顎を持ち上げ、軽くキスをする。
言っていることとは裏腹にエリィがドクターのネクタイをほどく。
白衣を脱がせ、ワイシャツを脱がせてズボンのベルトを慣れた手つきで引き抜いた。
ドクターもエリィの隣に腰掛けた。
今度は、エリィが立ち上がり、ドクターのズボンを丁寧に脱がせる。
そのまま靴下も脱がせてから、エリィはドクターの膝に跨った。
ドクターはエリィのストッキングに手を入れ、そのままエリィの敏感な部分に手を伸ばす。
「やん」
エリィが身体をくねらせた。
「もっ…と…」
エリィがドクターの首に腕を絡めて催促する。
堪らず、エリィのストッキングをショーツごと引きずり下ろした。
可憐な、水色のワンピースに白いエプロン。
しかし、敏感な突起に少し触れただけで身体がぴくん、と反応する。
指をスリットに滑らせるとそこはもう十分すぎるほど濡れている。
「エリィくんはいやらしいね…」
ドクターがそう囁いてエリィの中に指を入れる。くちゅくちゅと音をたてて掻き回す。
「どうしてほしい?」
ドクターが聞く。
「もっと…下さい…」
指が二本になった。
「ん…あっ」
同時に親指でクリトリスを捏ねる。
「いや…あぁんっ」
エリィが艶めかしく腰を振る。
「もう一本いけるかな?」
そう言ってもう一本指を入れる。エリィの中で三本の指が蠢く。
クリトリスも執拗に責められてエリィが仰け反る。
「ひぃッ…やだっ…ドクター…」
空いている手でエリィのエプロンを外す。慣れた手順でワンピースも脱がせ、
ブラジャーを外す。
ふと、脱ぎ散らかした白いエプロンが目に入った。
あんあん、とエリィが喘いでいる。ドクターは手を止めてエリィに囁いた。
「エプロンだけ…付けて?」
もうイッたのかもしれない。涙目になったエリィが肩で息をしている。
赤く染まった顔を俯き加減にさせて
「はい、ドクター」
と素直に応じた。まるで仕事中のような対応だ。
でも、その足の間からは粘液が流れ、唇も艶っぽく濡れている。
胸は決して大きくないが、形が良い。
その上にふわ、とエプロンを着た。
「成る程…」
裸エプロンとは良く言ったものだ、とドクターは妙なところに感心する。
胸の突起がエプロンの上からでもわかる。
エリィがドクターの前に膝を付き、悪戯っぽくふふ、と笑ってドクターのモノを取り出した。
「ドクターだってこんなに…」
そう呟いて口に含む。
最初に先をちろちろと舐める。先走りを舐めて
「うふ。美味しい」
と笑いかける。
そのまま裏筋を何度もなぞり、袋にも舌を伸ばす。裏も表も舐め回し、舌なめずりをした。
「こんなエリィくんを見たらみんなが泣くね」
ドクターが恍惚の表情でエリィの髪をくしゃくしゃと梳いて囁いた。
「同じコト、してあげればいいのかしら」
まいったね、とドクターは天を仰いだ。
もう一度、今度は深くくわえ込む。舌を巧みに使いながら、吸い込もうとする。
「んっ」
ドクターが反応した。
堪らなくなって、エリィをベッドに引き上げる。
エリィを自分の上に馬乗りにさせて、ドクターはエリィの脚の間に顔を入れた。
「やん、ドクター…ずるい…」
エリィはそれでも舌を動かすのをを止めようとはしない。
上からちゅぱちゅぱと音をたててドクターのペニスをしゃぶっている。
ドクターは自分の上にあるエリィのクリトリスに舌を付けた。
エリィのそこにキスをし、舌で捏ね回す。
「あんっ…」
茂みから透明な液がとろりと流れている。そこに口を付ける。
「ドクター…そこはっ…」
声にならない。
身体はエプロン一枚隔てて重なっている。
エプロンの前が垂れてお互いの行為が見えない。もっとも、見る余裕もないのだが。
ドクターはエリィに舌を差し入れ、液を吸い、何度も口づけした。
「あ…あん…ドクター…もう…」
気が付くと、エリィの口はお留守になっている。
代わりにとろとろと茂みから液体があふれ出した。
ドクターは今までさんざん舐め回していた場所に再び指を入れ、体勢を入れ替えた。
「これ…君が出してたんだよ」
そう言って濡れた唇でキスをする。
指を動かしながら胸に手を伸ばした。
布一枚が邪魔をする。ちょん、とピンクの突起を布越しに突いた。
「やだ…ドクター…」
エリィはそう言いながら舌を絡めてくる。
何度も角度を変えて執拗にキスをする。
「やだなんて言わずに素直になったら?」
とドクターは呟き、エリィの脚を持ち上げる。
「自分で持って」
エリィは一瞬「いや」と言いそうになったが、こくりと頷いて自分で自分の膝を支えた。
どこにあるかは知っている。
ドクターはエリィにゆっくりと侵入した。
エリィの身体もドクターを知っている。いつものように素直に受け入れ、吸い付いた。
「ん…相変わらずいやらしい身体だな…」
思わずすぐに訪れた快感にドクターが我慢の表情を浮かべる。
前後に動きながら、敏感な場所を探る。
「あっ…そこ…そこがイイの…」
深くまで侵入したとき、エリィが呻いた。
「そう。今日はここなんだ」
そう言ってドクターの動きが速くなる。
エリィの中をペニスが掻き混ぜるぐちゅぐちゅという音と、
ドクターの身体がエリィにぶつかるぱんぱんという音、それに、
エリィの喘ぎ声が加わって、ドクターは一層興奮する。
白いエプロンが目に入る。
「あぁっ…ドクター…イク…イッちゃうッ…」
エリィの声に合わせてエリィの中が締まる。
「いいよ…僕も…」
まるで膣に絞り出されるようにして、ドクターもエリィのなかで果てた。
「んん…」
汗ばんだ額を白いエプロンで拭いた。
エリィの脚の間から、白濁した粘液が流れ出ている。
「良いところに布があるね」
と言って、ドクターはエリィの中にエプロンをぐい、と押し込んだ。
「やだ、ドクター…」
しかし、エリィはぐったりとしていて本気で抵抗する気はない。
「んっ…また感じちゃう…」
ぴくん、と動くエリィを見てドクターは汚れたエプロンを引き抜いた。
「あんっ」
エリィが反応する。
「エプロンが汚れたよ」
そう言って染みの付いた部分をエリィに見せた。
「もうっ」
そう言って笑ったエリィの顔はもう、いつもの顔に戻っていた。