ラグナダブルベッドを買う


とある日の昼下がり。
いつものように平和なカルディアの町に、一つの事件が起こった。
と言っても女達の間だけでであるが。
「…あれは…」
そう、全てはラグナがダブルベッドを買っているところをメロディが
目撃したところから始まった。

「ラグナが…ダブルベッド…?」
気になるのは当然だ。
なぜなら、ゲーム的に言うなら現在メロディのラブ度は10なのだから。
…が、不安も多かった。
なぜかって?

他の女衆も全員ラブ度が10だからだ。
「…誰にプロポーズするんだろう…。…いや…何があっても、
あたしに振り向かせる!」



ラグナがダブルベッドを買う場面は実はたまたま女衆全員が目撃していた。


数時間後。
女衆は全員、ラグナの家の前でばったり出会った。
「…何よアンタ」
「あら、あなたこそ」
「…まさか…」
「どうやら、全員目的は同じのようですね…」


FIGHT!


数分後

「……ぜぇ…はぁ…」
「…あの…ここはやっぱり、ラグナさんが思いを寄せている人が
アタックすればいいのでは…?」
「…そうね、ラグナの気持ちを無視するわけにもいかないし…」
「…それじゃあ、誰の事が好きなのか情報を集めてみましょうか」


女衆が全員、ラグナの家を覗き込んでいる光景は少し恐ろしいものがあった。
そして、昼寝をするため、ラグナがベッドに潜ろうとした時に
発した一言が、全てを変えた!!

「あ〜〜〜、広いベッドを一人で独占するのが夢だったんだよな〜」


女衆全員「(゚Д゚)」

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