〜いろんな感謝祭の過ごしかた〜
本日はカルディアの町の冬の感謝祭。
今回はその感謝祭の日の人々の過ごしかたにズームインしてみよう。
=ミストの場合=
女衆は皆好感度MAXなので当然のことながら、ラグナの家の前には
行列ができている。まずはミスト。
「…ミストさん?」
「はい?」
「…くれるのはとても嬉しいんですが…何ですか、この白いチョコ」
「カブチョコです〜」
「・ ・ ・ ・ ・ ・」
ミストが帰った後、「捨てる」のコマンドが押されたのは言うまでもない。
=メロディの場合=
「まずこのチョコの色が有り得ない色になってるところからお聞きしたいのですが…」
メロディのチョコはもの凄い色だ。たとえるなら……駄目だ、たとえられない。
「…ちっ、バレたか」
「え?」
「いや、何でもないよラグナ〜! じゃあ早速食べてよ!
惚れ薬なんて入ってないから!」
チョコの全貌が見えたラグナはとりあえずメロディを帰宅させた。
=ロゼッタの場合=
「…………//」
(照れてるのか…。ちょっと可愛いな…)
ロゼッタは渡すに渡せずに、オロオロしている。
10分後
(………いつまでオロオロしてるんだろう…。……あ、出荷箱の方に行った。
……まるで何もなかったかのようにチョコを出荷箱の中に…)
ロゼッタの照れが限界に達しての行為だったが、ラグナはちょっぴり切なかった。
=番外編・ザッハとカミュの場合=
「…ヒマだな」
「ああ」
「あ、オレ今すごい事思いついたんだけど」
「何だ?」
「ミストブルームって周りに水があって冬にならないと入れないじゃん?
でもあそこにジャコリヌス浮かべたら他の季節でもジャコリヌス渡って入れるんじゃね?」
「お前天才だな」
「だろ?」
「でもジャコリヌスだと沈みそうだな…」
「確かに…」
「…………」
「…………」
「ヒマだな…」
「ああ…」
=フィルの場合はあまりにも普通なので省略=
「えええええええええええええええええ!!??」
フィルはショックを受けている。
=トルテの場合=
「あの、これ…」
「あ、どうも」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
「え?」
「図書館で読んだ本によるとチョコを渡す前にはまず温泉で体を清めて、
牛乳を一気飲みして、それから渡す相手の髪の毛を藁でできた人形に入れて釘を打ち付けなければならないんです!」
「は、はあ…」
「それで最後の手順だけできてないので髪の毛をください!」
「っていうか明らかに呪いですよね、最後の…」
=タバサの場合=
「トウモロコシをどうぞ」
「お帰りください」
=シャロンの場合=
「…………」
「…………」
「…………………」
「…………………」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・」
(あ、いつの間にかチョコが置いてある)
=ビアンカの場合=
「チョコが作れないわ!」
「何しに来たんですか」
=ラピスもあまりにも普通なので省略=
「えええええええ(省略
=めいの場合=
「ほれ」
「…めいさん?」
「何だ?」
「これ、何ですか? 陶器…に見えるのですが…」
「おちょこだ」
(シャレなのか本気でボケているのか…)
=ザッハとカミュの場合=
「……ヒマすぎるな…」
「ああ…」
「…ヒマだし、ギルティギアでもやるか?」
「いいけど俺スレイヤーでハメ技しまくるぜ…」
「マジかよ…」
「てかそもそも何でファンタジー世界にゲーム機があるんだよ…」
「お前今ノリノリだったじゃねーか…」
「…………」
「…………」
「ヒマだな…」
「ああ…」
641 名前:名無しさん@ピンキー メェル:sage 投稿日:2007/05/03(木) 03:44:14 ID:n4MMZ7pY
=タバサの場合=
「トウモロコシをどうぞ」
「何で二度も来るんですか」
=リネット少佐の場合=
「これはまた…」
ラグナが差し出されたチョコは、鉄の車型(サイズも再現)だった。
「どうだ、ラグナ殿?」
「…すごいと思いますよ。食べられるかどうかは別として」
「砲台に牛乳を入れればヨーグルトも出せるのだ!」
「それってただのヨーグルトメーカーじゃあ…」
=リュードの場合=
「………」
「そろそろロゼッタが僕にチョコを渡しに来るはず…」
彼はは上記の言葉を10分に1回繰り返していた。
ちなみにこの日のことを思い浮かべて書いた詩集「哀愁」が後に大ヒットとなるが、
彼はその時非常に複雑な心境だったとか。
=エドの場合=
「ただいま戻りました」
「ああ、ラピス、少し手伝ってほしいことがあるんですが…」
「はい?」
「錬成陣はどうやって描くんだ?」
「名前がエドだからって錬金術でチョコを作る事はできませんよ」
「ギクッ! …それなら、めいさんを連れて来たまえ!」
「声優ネタでいくつもりならラグナさんとめいさんでなくてはいけないと思いますけど」
「ギクッ!!」
=タバサの場合=
「トウモロコシをどうぞ」
「いい加減しつこいですよ」
=ザッハとカミュの場合=
「………」
「………」
「………りす」
「すいか」
「からす」
「スカンク」
「クラス」
「隅田川」
「ワックス」
「スルメ」
「メス(手術器具のアレ)」
「す攻めするなんて卑怯だろ、常識的に考えて…」
「スマン…」
「……ヒマだな…」
「ああ……」
「ちなみにこれで終わりらしいぞ…」
「投げやりだな…」
「作者が作者だからな…」
「なるほど…」
※ちなみにタバサがやたらとトウモロコシにこだわってるのは弁当がトウモロコシだったのがあまりにも衝撃的だったから