ピート×カレン
空は快晴で、濃すぎるほどに蒼く染まった青空が遠くに広がっていた。
日差しの厳しさが直に人々の体力を奪い、水平線が僅かに揺れて見える真夏の午後。
ミネラルタウンから少し抜け道に入った場所にあるこの牧場にも、今では水辺近くで倒れこんでいる、
放牧された牛達の悲鳴に似た鳴き声ぐらいしか、普段の生活を感じられるような景色は見る事も無い。
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「暑いわねぇ……」
牧場の一角にある一軒家。
そのベットの上には、この牧場の主である『ピート』の姿は無く、その変わりをするように、
右腕をだるそうにおでこの上に置き、仰向けに倒れるように寝そべる女性の姿があった。
長い茶髪をベットに広げるように横たわり、前髪だけに染まった綺麗な金髪を僅かに揺らしながら、
薄く呻き声をあげつつも、身体を小さく左右へと捻っている。
『そこ俺のベットなんだけど、カレン……』
そして本来そのベットの住人であるピート自身は、少しはなれたテーブルの方から、動物か何かを鑑賞するような目で
今現在ベットに横たわるその女性――カレンの方を見つめていた。
彼が腕をかけているテーブルの上には、転がるように置かれている汗をかいたワイン瓶が4本にグラスが二つ置かれている。
ピートがこの牧場に来た直後から意気投合し、宿屋などでも良くお酒を共に楽しむ事こそ多い二人であったが、今日は長く続く残暑を
少しでも和らげる為にと、(あくまでもピートが作った)料理と共にワインを飲み明かそうと集まっていた。
ただし、元々お酒が好きなカレンであったが、元々妙な酒癖の悪さとこの暑さのためか、午前中の終わりから
二人で飲み始めた割に、既に理性の方はほとんど残っていない様であった。
もっとも、この状況を考えてみた時、ある意味どちらも理性があるとは言いづらかったが。
「ちょっと休むだけだから使わせてぇ」
『いや、それはいいけどさぁ……』
ピートは呟きながらも、果たして自分がどこに目線を流せばいいのか困っていた。
二人だけしか居ない部屋で話しているのだから、当然カレンの方を向いていれば良いとは考えていたが、彼女の表情を覗く以前に、
より手前に位置した、彼女の下半身の短いパンツから長く延びた内股気味の脚線美が、靴を脱いだ足指の先までゆらりと流れている。
その小さな足の親指がピクンとはじくように動くたび、グッと心を握られたような痛さを感じて仕方がない。
『もうちょっと場所を考えてくれよ……』
「え……何を考えろって?」
彼に残ったせめてもの理性を、カレンはうっすら遠い目でピートを見つめ、紅く染まる唇を小さく動かして答えた。
弱気気味に、暑さにでも怯えるようにこわばった彼女の表情は、普段はあまり見る事も無い為か、いつも以上に刺激的に見えてしまう。
『だから、あ~……、ちゃんと自分の飲めるペースとかさ』
「ちゃんと考えていたわよぉ。ただ、少し体が暑くなっただけ」
『……本当か?』
カレンの柔らかな笑顔に、ピートは打たれるような刺激を覚え――彼の中で何かが弾けた。
……やがて彼は少しだけ間を置いてから、カレンの方へ近づき、彼女のおでこをそっと手の平で包む。
体調の確認といえば聞こえは良いが、実際は彼の方が、彼女の側に行きたかっただけだったが、カレンの方も、突然の出来事に驚いた
表情を隠そうともせず、反射的に体を跳ねらせて、彼の行動に従った。
『大丈夫なのかよ』
「う、うん……」
そしてコクリと首だけを下ろした。
彼女の細い首筋は汗が日光を反射して必要以上にツヤがあって見える。だらけるように着た白いシャツから覗く皮越しに映える鎖骨と、
それに相反するように実った谷間へと続く豊かなラインが、自然とピートの視線を動かしてしまう。
『そっか』
やがて、カレンのおでこを覆っていた手の平は、ゆったりとカレンの頭全体を撫でるように回り込み、徐々に浮かせ始めた。
「え、あ、ピー……ト?」
問いには答えず、彼はエメラルドグリーンに深く輝いた瞳をしばらく覗き込むと、うっすら開いた唇の下へ、自分を
ゆっくり重ねていった。
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「んむっ……んんっ?」
酔いのせいだっただろうか。
一瞬の間、何が起こったのかわかっていなかったらしいカレンは、遅れてその体を激しく唸らした。
しかしそれが合図であったように、ピートは余った左手でグッと彼女の細い腰を掴むと、揺れている唇の間へと自分の舌を差し入れた。
「ら、らめっ! む……んうっ!」
『ん……カレ……ン』
カレンは押し戻すようにピートの胸板を押し当てたが、普段からの農場作業で鍛えられた彼の体を動かす事も無く。
逆にそれで理性が飛んでしまったように、ピートは押し倒す形でカレンをベットの方へ体重をかけた。
馬乗りになる形にお互い体勢を整え、抵抗する彼女の両腕を頭の上へと払いのけると、片手一本で押さえつけては、
更に唇同士の接点を増やし続ける。
彼女の頬は真っ先に紅く染まりつくし、二人の唇の間からお互いが混ざり合った液体が薄くカレンの肌を通り抜けている。
「んふぅ、んっ! んむぅ……」
必死に彼女の舌は逃げていたが、しかし彼の舌は確実にカレンの口全体を溶かすように撫でまわし始め、やがて逃げる場所が
無い事に気づいたのか、受け入れるかのように彼の舌と絡み始める。
しかし、ちゃんとした呼吸をする事も続かず、硬く閉じた瞳が潤い始めたかと思うと、ピートはようやく唇を解放し、スッと
その瞳を舐め上げた。
「ピ、ピートっ、私っ!」
『ゴメ……我慢、できな……ぃ』
「やっ、あぁ、はっ……んん!」
ピートの唇はカレンの肌の上を頬から首筋へと伝いながら、サラサラの茶髪の中を潜り抜けた耳元の方へと渡っていく。
カレンの細い体は彼が呼吸をする度に跳ね上がるように痺れ、ピートはその度に自らの体重で抑え付けた。
服の合間から出る僅かな肌と肌が擦れ、カレンの豊かな胸を押しつぶすような感触が、彼の行動をより激しいものへと昇華していく。
もはや酔いのせいだけではないそれ以上の熱が二人の体を襲い始める。
「だっめ、あ、ふぁ、むぅ……そこ、は」
『んぅ……じゃあこっちは?』
「ゃ、あっ!」
カレンが巡り来る快感を言葉で、体で逃げようとするたび、ピートはその逃げ道を容赦なく潰しては責め続ける。
「ひゃ! あ、っぁああ!」
『カレン……』
「んぁ!」
耳元で名を呟くだけで、その度にカレンは、自らの腹部を思い切り彼に向かって突き出した。
ピートは逃げ出そうとする頭を押さえつけ、髪の合間からほのかに香ってくるシャンプーの匂いを楽しむ。
長いストレートの髪は自分のそれとは違い、指を通しているだけでくすぐったいような心地よさを覚える。
そのまま耳たぶをあま噛みして軽い悲鳴を出させながら、ピートの左手の中指は、彼女のなで肩のラインをなぞっていた。
もう彼女の両腕は逃走の手段を無くし、だらりと寝そべって、時には体の反応にあわせ、くの字に優しく曲がる程度。
ただ、その手は何かを求めるかのように、必死にシーツにしがみついていた。
「んんっ……あ、はぁ」
今までの突発的な刺激とは違う、長く後を引くような感覚は、耐え難い拷問か、あるいは絶える事の無い快感となってカレンを襲う。
彼の指は二の腕辺りの柔らかさを充分楽しんでいくと、今度は新たな獲物を求め、袖なしのシャツから露出した
脇を軽くくすぐりながら、横腹のくびれへと導かれていった。
『綺麗』
「んんん……ぁっ」
まるで言葉そのもので突かれるように、彼の一言一言にカレンは律儀にも反応を示す。
ピートはカレンの素直な反応に薄く微笑みながら、左手で彼女の薄く白い生地をそっとめくりあげた。
適度に鍛えられた、絶妙なスリムの腹部を、ピートの五本の指が滑るように伝い、カレンの脳天を直接狙うような刺激を与える。
その度に、彼女の柔肉は小さな弾力で必死に抵抗しながらも、穏やかなぬくもりで彼の心を締め付けていた。
「ピッ! ィ……トォ」
『……これをとめたいなら、逆効果だぞ?』
カレンはもう限界なのかどうか、急に頭を振り回したかと思うと、潤みきった瞳でピートの方へ振り向き、見つめ始めた。
しかし彼の言葉の通り、制止を求めていたらしい彼女の顔立ちは、薄く開いた唇の先に広がる快楽への下落を必死に求めている
かのように、怪しく紅色に染まり、周りの金髪が美しく乱れて、妖女を演じているかのようにピートの全てを引き込む。
彼はカレンの細い顎を無造作に掴み上げ、無理やり開いた口の中へと舌を押しやり、隅の先まで犯しきってから、再度離した。
彼女の卓越した色気はまた一段と増し、深く染まり果てた瞳はまるで溶けてしまうかのように潤んでいる。
そのお互いが見つめている間だけは、お互いつかの間の休息を得たような静けさであった。
「ピート、ォ」
『なぁ、綺麗だよ、カレン……』
ピートは心から放ったつもりだった。
彼の言葉に、カレンの顔は一気に頂点まで真っ赤に染まり、今度こそ嫌と言う具合に軽く頬を膨らませて俯いた。
しかし、だからといって彼の眼差しから逃れられるはずもなく、グッと見上げる形で、ピートを睨んでいる。
「……んぁ~……」
『なんだよ?』
「……は、はずかs……」
『え?』
ピートが聞き返すと、カレンはもうたまらなくなったのか、ピートの袖口を両指で軽くつまみ、柔らかく彼を呼び寄せようとする。
彼自身は、わけがわからないという風に、彼女の求めるまま身体を寄せると、カレンはピートの胸板に顔をうずめた。
「……はずかしいよぉ…………」
ドクン、という音が、鼓膜を破かんばかりに鳴り響いた気がした。
今まで酔いと欲求だけで動いていたに近いピートは初めて顔をドッと赤らめ、背中に脂が滲むような汗が一気に蒸発していく感覚
を覚えた。急に今までやっていた事に戸惑いを覚え、挙動不審に視界の行く先を探り始める。
異様に可愛く、普段の大人びた印象とはかけ離れた姿は、彼女の女らしさを直に伝えてくる様。
『……ごめん』
「ぇ?」
だからこそ、彼女を無理やりここまで追い詰めてしまっている自分が酷く痛々しく、しかし、これ以上引き下がるわけにも
いかないだろうと思うと、せめて精一杯の気遣いをしていかなければならないと感じ始めていた。
『ごめん、大丈夫』
「ピート……?」
『”これからは”大丈夫だから』
「……ピー……ぁ」
ピートはカレンの顔を起こし、今度はゆっくりと時間を置いて、彼女の唇をそっと自分の方へ誘導した。
「ん……はぁ」
心が満たされた後の刺激は、これまでの欲望に塗れたものとはまた違う劇物を頭の中に投げ込んでいく。
舌は入れずに、カレンの唇を撫でるように接物を繰り返してから、顔を戻し、今の感情を言葉にした。
『一緒にいたい……君と』
自信無く消え入るような言葉は、それでも、カレンの瞳を緩ませ、今までで初めて、その口元を上の方へ寄らせた。
「……ん」
儚すぎるほどの小さい笑顔。
しかし、ピートには今まで見たどんな笑顔よりも最高に美しい存在のように思えた。
必死にもがこうとする感情を必死に理性の鎖で縛りつけ、あくまでも笑顔でその答えに答えようとする。
『……カレン』
「ぴーと」
今度はカレンの方からピートの首に両腕を絡ませて、どちらからともなく唇を接した。
「んむっ……あ、はんっ……!」
もう無理に押さえ込む必要が無くなったピートは、口付けを交えたまま、カレンを背中から抱きつくように寝転がった。
今度は口だけに集中するではなく、顔全体にキスの雨を降らせていく。
そのまま両腕で、彼女の女性らしいスレンダーな身体のラインを楽しんでから、そっと薬指を、
胸から続く豊満なラインに沿わせて、進ませていった。
「んっ! くすぐった……ぃ」
これからの刺激に怯え、思わず出された弱々しく抵抗する手を、彼の腕はスッとかわした。
その彼女の行為と合わせる様に、双丘の豊満な弾力は少しばかりの抗力を持って、しかしゆっくりとピートの指を自身に沈めていく。
だが、ゆったりとした膨らみはピートの予想以上に深いようで、どこまで沈ませていっても硬質感が得られないまま。
『大きいな、意外に』
「っ……! 失礼ね、ぇ……あ!」
カレンが叫び終わる前に、ピートの手の平は下から持ち上げるように豊満な膨らみを包んでいた。
瞬間、カレンの身体はキッと硬く硬直して、ずっしりと重たい感触から、服越しにでも柔らかな熱さが伝わリ始める。
しかし、胸の柔らかさ以上にシャツの硬さが邪魔をして、本来の豊かさを損ねているように思えた。
『邪魔だね……』
「っえ!? ゃ!」
ピートは胸から手を離したかと思うと、白いシャツを一気に胸の上にまで捲り上げた。
その反動に合わせる様に、桃色に染まった極上の球肉が重く揺れ、自身の重さに任せて軽く全体が波打つ。
遅れてカレンの腕が膨らみを押しつぶすように覆ったが、ピートの両腕がその上から更に覆って腕を逸らした。
『綺麗だよ?』
「……っ~~……」
怒った顔の中で泣き出しそうな瞳を、ピートはそっと舐め上げる。
そして二、三度指で弾力を楽しんでから、グッと片方の胸を手の平に溢れんばかりに掴んだ。
「……はっ、んん!」
カレンの美声はますます妖気に満ちるような色気ある音へと移り変わり、ピートの耳から脳髄にかけて痺れを走らせる。
掴みあげた指の合間からも小さな膨らみが出来るほどに深く掴むと、自分までもが胸の奥を捕まれるような、心地良い不快感が襲ってくる。
加えて、少しでも見下ろせば、彼女の喘ぐ表情の下に広がる夢に見るような光景。
白いシャツと紫色のノースリーブに挟まれるようにして際立つふっくらとした胸。
たまらず、人差し指と中指でで先端の紅く染まった丸い突起を軽く挟み込んだ。
「……ひゃっ!」
小鳥のように高い悲鳴は摘む強さを変える度にリズムをずらし、乳首はすぐにピンと立ち上がってしまった。
ピートは軽く悪い笑みを浮かべながら、思い切り胸を揉みしごきつつも突起の合間を弾くように指で行き来させる。
「ゃ! ん、ゃあ、あ……! んんん!!」
声を出す事を躊躇ったらしいカレンは、たまらずピートの頭を両腕でぐっと押さえ、無理やりにピートの唇を奪った。
『ぅんむ!?』
続けてすぐに彼女の厚い舌は口内に押し入り、何かをねだるようにそれだけが別の生き物のように暴れ始める。
カレンの細い指は頭から徐々にピートの頬近くにまで前進し、形を記憶していくように、何度も彼の顔を上下にさすった。
「るろっ……んぷ、ふっ……ちゅむ、っふ、んん……っ」
唾液が滴り落ちるのも無視して、カレンは延々と舌を絡ませ続けた。
ピートの唇自体を愛無していくようにカレンの口が閉じては開くたび、妖しげな音色が部屋に響きわたる。
彼の理性はその度に削られていって、身体の内側から信じられないほどの熱が噴き上がってしまうとさえ思えた。
ピートは決意したように目を閉じると、自分の方からも頭を押し込み、彼女の身体を支えていた腕を、徐々に下半身へずらしていく。
折れてしまいそうな細い太ももの外側から、徐々に内側へと向かうように腕を滑らせていくと、その度にカレンの身体には電流が
走るようにビンと弾き、内股気味にしてピートの手を挟んだ。
『カ……レン』
”脱がす”という意味を加えたつもりで一言だけ呼び、カレンの肌を楽しんだ後となってはとても硬く感じるジーンズの
冷たいボタンを弾き、ベルトを外してから、一個一個ついた凸凹の数を確認していくように下げていった。
「ぁ……」
ピートはズボンをカレンの膝辺りにまで下ろすと、そっとパンツ越しに伝わる柔らかな秘部を包む。
小さい溜め息交じりの声で唇が離れていくと、彼はすかさず唇を彼女の首筋へと移した。
このままキスを続けているのも良かったが、彼女の透明に響く悲鳴も聞いてみたいと思ったからだ。
事実、彼がスッと舌を沿わせ、それぞれ彼女を包んでいる両腕に力を与えるだけで、カレンは軽く鳴き始めた。
「――んぅ!」
大きく仰け反ろうとする身体を抑え、後ろ側のお尻にまで達するかと言うぐらい指を伸ばすと、じんわりと湿り気が出てきた。
『へぇ、こういうのって本当にわかるもんなんだ』
「そ、そんなの口にっ! ――しないでぇ!」
『感じてる?』
「っ――馬鹿ぁ……」
涙目の表情を楽しみながら、ピートの指は薄いパンツの生地の上から、軽くくすぐる程度に愛無を続けた。
途中、胸と下半身を掴む腕を変えながらも、じっくりじっくりとカレンの柔肌を犯して行く。
すると、カレンの腰が次第に動きの中に捻りを加え始めた。
「んっ……ピ、ピートっ……」
『ん?』
「ね……お願ぃ」
か細い声で、カレンは瞳を細め、懇願するような表情でそっと呟いた。
ピートはその言葉と引き気味になっている腰元でパッとその求めているものはわかっていた。
だが、もう理性では到底抑えきれない支配欲交じりの欲情が、すぐに実行させてやるのを拒んだ。
『何を?』
「何を……て、ぇ」
『いや、中身を言わなきゃわからないだろ?』
「ピートォ……」
それでも、言葉にする事を嫌がるカレンは、最後の望みでピートに浅い口付けを交わしたが、彼のほうから
動く事がない事がわかると、自分自ら、スッとパンツに手を延ばし、思い切り目を瞑りながら、ズボンも合わせて脱ぎ去った。
そしてピートの脚に浅く絡ませながら、彼の腕を掴み、ピートの手の平が自らの秘部を包むように沿わせると、中指が花弁の中に
入っていくように誘導し、顔を真っ赤にしながら再度呟いた。
「さわ……って?」
充分、いや、求めていた以上の行為に、ピートは満足げに褒美のキスを与える。
『お利口さん』
「ゃ……あ!」
舌を入れるのと同じタイミングで、ピートの中指はより奥の方へと向かっていく。
彼女は求めていた刺激に歓喜し、喜ぶかのように細いソプラノの鳴き声を上げながら、大きく身体を仰け反らした。
カレンの中は既に充分すぎるほど熱され、腔の壁は懇願した指をもう二度と手放さない様にと中指に絡みつく。
すぐにピートの手の平全体までもが愛液に塗れ、ぬるりとした感覚に興奮していく。
『もうびしょ濡れか、もしかして、ずっとしてほしかった?』
「ぃやっ! ピーっ……んんん、っむ!」
『結構エロいね、カレンって』
「だ、めっ――んんぅ!」
自分だけは言葉を放ち、カレンには口を塞いで一切の返答する権利を与えず、しきりに言葉責めにしていく。
その合間にも、中指で花弁をこれでもかとかき回し、親指では花弁の前にある小さな豆粒をグルグルといじり倒し、
胸をグッと掴みあげては先端の突起を押し込んでは離してやる。
加えて、彼女の愛液そのものをローション代わりに腹から胸にかけて塗りたくってやると、より刺激が増していく快感の波に、
溺れそうになっていた。
『……カレン』
その指を少しだけ舐めさせると、口の上下に細い糸が薄く尾を引き、ピートの欲望の炎に油をかけていった。
考えてみれば、ずっとカレンばかりに快感を与える一方で、これ以上と無い状況に、既に息子の方はパンツ越しにグッと硬直している。
よくぞここまで我慢していたというぐらい、彼は臨界点にまで達してしまいそうになっていた。
それならばと、今の彼女になら何か色々やらせてみてもいいと思ったが、今日はとにかく、彼女を自分に染めてしまいたかった。
そう、自分だけのものにしたかった。
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『……っ!』
「ぁ」
ピートは身体を起こしてカレンを仰向けにさせると、サッとほんの僅かな時間で全ての衣類を脱ぎ捨て、足腰が立たず
じまいになっている彼女のシャツも剥ぎ取るように脱がしていく。
初めて全景として覗くカレンの身体は、いつもの外見以上に女性らしさを増して輝いている様だった。
ふくよかな胸元からくびれの細いラインへと繋がり、お尻から太ももへと一筋に流れる筋は芸術的とすら思える。
既にカレンは恥じらいなどを考える気力もないのか、両腕も指を鎖骨程度に沿える程度で、胸などを隠そうともせず、
ぼぉっと遠くを見るように、ピートの剛物を覗いていた。
「……ピート、の……」
『なぁ……いいよな、カレン』
「……ん」
また、曖昧に返事をするカレンだったが、しかし今回の場合、明らかと思えるぐらいに身体は硬直し、表情もスッと怯えを見せた。
ピートは「やはり」というどこか安心感と満足感が混じったものを感じつつも、しかし彼女の恐怖以上にそんな事を
考えてしまう自分に、急に嫌気がさした。
元々、結婚するにも「青い羽」という装飾品を渡す事が一種の告白となる風習を持ったこの地域では、軽はずみでこんな行為に
至る人そのものがあまり居ないとは前から考えていた。
だから、この地域ではこうした男女の交じり合いは結婚後の行為であり、自分たちのように、青い羽と言う互いの感情の結束を
証明するものも無いままに行動に移してしまうケースは異例なのであろう。
ピートがカレンの脚を持ち上げ、片手で押し下げた亀頭をソッと彼女の入り口にへと沿えると、
彼女の身体はよりいっそう緊張したようだった。
そこで、ピートがフッと笑みを投げ掛けると、カレンは一瞬ポカンとした表情になった。
『……怖い?』
「う、ん……少しだけ」
『そうだよね』
少しだけ戸惑うように俯いてから、また顔を上げ、
『……愛してるよ』
「!! …………ん」
青い羽を渡す以前に、果たしてこの言葉にどれほどの意味があるのだろうとも思ったが、しかしその一言だけで、確実に
カレンの身体からは緊張の糸がほどけだし、顔にも安らぎの笑みが生まれた。
『行くよ』
そして、ピートは徐々に下半身に体重をかけていく。
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「んぅっ! ……っは! ぁあ……ん、あぁ!」
亀頭が3分の1ほど入ったかと言う具合から、カレンは息が詰まりかけているような声を漏らし始めた。
思わずピートも引き下がってしまいそうなほどであったが、それは彼女の腕が決して離そうとはしなかった。
『カレン……』
名を呼びながら、あくまでもゆっくりゆっくりと、自分の中の理性をフル回転させながら、今すぐにでも腰が動き出して
しまいそうな、発狂してしまいたいほどの快感に抵抗し続ける。
腔内には僅かに、初めてのモノを受け入れた代償の血液が滲み出てはいたが、大量に溢れ出るお互いの愛液に塗れ、二人とも
気づく事はなく、ピートの肉棒は時間を費やして最後の肉壁にまで突き刺さった。
「ぁ、はっ……ぴ、……ピートが、私の……な、中……に」
『うん、……いるよ、カレンの中に』
カレンの身体が弾むたびに、肉壁は伸縮を繰り返し、ピートの全てを潰しかねないほどに締め付けてくる。
満たされていく快感。
『痛い?』
「いた……いというか……苦しっ……い?」
痛みなのか苦しみなのか。
初めて感じる感覚に戸惑っているらしいカレンを、ピートはそっと口付けをして和らげる。
『動くよ』
「……んっ」
軽く首をかしげながらピートはあくまでもゆっくり腰を引かせたが、カレンの顔は引きつるように強張っていた。
乱れる金髪を払い、滲み出てくる脂汗をしきりに舐め取りながらも、腰の運動を等しい速度で進めていく。
『気持ちい……いよ、カレン……』
暴れだしてしまいたいという欲求をしきりに抑え、食い込みそうな程に立ててくる爪の痛みも堪えていた。
「……!? やっ……え? あっ、んぁ!」
『ん? どうした?』
カレンの声が急に色気を増してきたのは、行為が始まって数分経過し、腰の動きを休めていた時であった。
ピートは突然の変わりように驚き、思わず突き刺さった自らを引き抜こうとしたが、彼女の声はますますの高まりを持った。
「ゃ、んぁ!」
『カレン?』
「な、なんか、痛みが引い、て、きてっ……んん!」
『気持ちいい……?』
「ね……動い、て? ピートぉ……」
言葉のまま、ピートがゆっくり抜き差しを繰り返すと、今まで溺れかけていたカレンの声は、歓喜を表す悲鳴へと変わっていく。
『動くぞ……?』
「んっ・・・・・・はぁ!」
一度突いてしまえば、壁が崩れるのはいとも簡単だった。
一度速まる速度は止まる事を忘れ、理性などはあっさり払いのけ、ピートはより深い快楽を求めて運動の回数を増やし始めた。
肉同士がお互いの液体を挟んで擦れあう度に、発熱していく身体からは汗がドッと湧き上がる。
『くぅぅぅ……』
溶けてしまいそうなほどの快感は容赦なく二人の脳髄へと響き渡り、本能のみでお互いを求めた。
カレンはより深くピートを導こうと、太ももを極力上へ上へと持ち上げ、ピートがより強く彼女の秘部目掛けて体重を落としていく度に、
快楽の沼地は二人を奥へ奥へと沈み込ませていく。
ピートはカレンの胸にむしゃぶりつき、あるいは握りつぶさんと掴みあげ、身体を壊れてしまうほど強く抱きしめる。
カレンはそれらを逃さんばかりに全てを受け止め、より深い場所へ向かう様、自ら腰まで揺すっていく。
『カレンっ! カレっ……ン!!』
「ピートォっ! んゃあっ……はっ、あぁ!」
『気持ちぃ……よ』
「駄目っ! あたし壊れ、ちゃ……う! 壊れちゃう……わぁ!」
涙目で訴えるカレンの唇を思い切り吸い付き、ピートはゆっくりその虚ろな瞳を見つめ返した。
『一緒にいこう……カレン』
「あ、ピートォ! ピー……トォ!」
言い終えると、ピートの腰の動きはさらに速度を上げて、ベットの衝撃に苦しむ軋みの音色とカレンの絶叫が部屋に響いた。
カレンは腰をなるべく高く上がる様持ち上げ、ピートがその腰を持ち上げる。
そして、ピートの熱く焼きあがるように熱された剛物が、先端ギリギリにまで引き抜かれた時だった。
『カレン!』
一言だけ叫んでから、彼は思い切り彼女の真髄目掛けて自らを突き刺した。
カレンの腔は強い衝撃に、肉棒から全てを奪い去るように狭まり、二人はそこで絶頂に至った。
『ぅあ………』
「んんんぁ! ゃ、あああああ!!」
ピートから熱い精が吹き上がると、かつてない衝撃にカレンは軽く意識を飛ばした。
一番最初の衝撃、そこから、二、三度と大量に注がれるたび、カレンの鳴き声は激しさを増していく。
「ゃあああっ……んっ! ……っ、熱、い……」
『っ……はぁ、……カレン』
ピートも、今まで出した事もない量の精液に満足感と素直に疲労感を感じながら、大きな溜め息をついて、カレンを改めて見つめた。
『……カレン』
「……ピート、ぉ……」
何か、言葉の一つでも見つかればよかったのだが、しかしお互いの名前以上に浮かび上がってくるものは何もなかった。
何度か大きな深呼吸を繰り返し、二人とも落ち着いたと思った頃には、軽い眠りの中に入ってしまっていた。
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『……カレン?』
気づけば、ピートは無意識にカレンを抱きしめるように眠っていたらしく、左腕は彼女の頭が長時間乗っていた為か
軽く痺れを発している。恐らく、どこか血管を圧迫しているのだろう。
チラリ、と、カレンの顔を覗きこむ。
いつまで寝ていたのだろう、もういつの間にか夕暮れ時まで過ぎてしまったらしく、彼女の顔は窓から指す薄暗い赤味を
帯びて染まっている。金髪の前髪が鈍く光り、キラキラと輝くよう。
小さな寝息を、細い顎を、瞳をいくら眺めようとも、飽きるどころか、自然と笑みまでこぼれてくる。
「ん……ピート?」
『あ、起きた?』
「……ピートォ」
カレンは瞬きを何回かすると、ギュッとピートに抱きついて、テヘヘと彼女には聞きなれない照れ笑いを浮かべる。
たまらない可愛さにピートは思わずまた襲いたくもなったが、ピートはそこでハッと思い出し、思いを堪えて聞き返した。
『カレン……もう帰らなきゃ駄目じゃないか?』
「……いいわ」
『へ?』
ピートが呆気もナイ声を出すと、カレンは顔を上げて、ニコッと首を傾けた。
「帰らないわ」
『え?』
「ピートと居たいの」
『でも、ジェフさん達には』
「酔っちゃったからポプリちゃんのところで泊めてもらったって言えばいいわ」
『ポプリって……』
「大丈夫、言えばわかってくれるから」
そんなものだろうか。
『……わかった。ワイン、まだあったはずだけど……って』
ピートが起き上がろうとすると、カレンは思い切り体重をかけて彼を制止した。
『まだ飲みたくない?』
「飲みたいけど……もう少し、こうしてたいの」
ピートの胸を愛しそうに顔で摩ってから、カレンは瞳だけでピートを見上げ、フッと妖女のような笑みを交える。
「……駄目?」
『……わかったよ』
こうなっては、お手上げだと思った。
ピートがカレンの頭に手を置いて軽く撫でると、満足そうな吐息が聞こえてくる。
やがて日光は遠く西の空へ消え、闇の世界が二人をいつまでも包んでいたという。
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