お料理(再びバカップル) カイル×セシリア

同日の夜、カイルにはセシリアの手料理がふるまわれた。
以前ジェイクから話を聞いたことがあったが、確かに彼女の料理は美味かった。
「どうですか?」
「すごく美味しいよ! これなら毎日食べてても飽きないや」
その言葉を聞いて満面の笑顔になるセシリア。
全ての料理を作り終えると、自分も食卓についた。
カイルが美味しいと言ったのはお世辞でもなんでもなかった。そのため、食べる勢いはかなりのものだった。
本当にあっという間に食べ終わってしまった。
「ふぅ…ごちそうさま! なんだか美味しすぎて食べ終わると物足りない感じがするなぁ…」
「これからは毎日作りますから、安心してください。…ところで……私と料理、どっちが好きですか?」
「? おかしなこと聞くなぁ。セシリアに決まってるじゃないか!」
「…そうですか」
セシリアが再びにこりと笑う。
猛スピードで食べたカイルに対し、彼女はゆっくりとしたスピードで食べていた。
彼女もまた食事を終えると、言った。
「あなた、物足りないって言ってましたし…デザートはいかがですか?」
「え、あるの?」
「…私を召し上がってください」
いきなりの爆弾発言にカイルは椅子ごとひっくり返ってしまった。
「え…えっと、それは…?」
「こういうことです」
そのまま服を脱ぎ出したセシリアに思わずカイルは目を覆ってしまった。
「い、いきなりどうしたの!?」
「カルディアに住んでた頃、とある人から聞いたんです。その人もこういう風にやったら愛してもらえたって…」
「あ、愛してって…。…そ、そのね、セシリア?」
「……私じゃ、満足できませんか?」
カイルのあまりのあわてようにセシリアがうつむく。
その姿が、カイルにはたまらなく可愛く思えた。
素早く立ち上がると、彼女に歩み寄り、颯爽とその唇を奪った。
「ん…」
「……いただくなら、ここじゃなくてもっと別の場所で…ね?」
「……はい!」
笑い合いながら2階へと上がっていく二人の後姿は、その後の幸せを暗示しているかのようだった。

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