ヴィヴィアージュ家のRune Factory
「女の子とニャンニャンしたいがために作物を育て、
付随的にルーンを生産してしまう…
それが巨大な計画の一部とも知らずに」
「な、何を言っている?ロザリンド…」
「Rune Factory(魔素量産化計画)とは言ったものだ…」
「ロザリィィィイインド!!」
「カアァァァァイルッ!!私を倒してみせろ!」
「あれは最早 妹ではない。
君の・・・君の手で楽にしてやってくれ・・・」
「マックスさん!?」
「今まで僕は、現実というものから目を背けてきたわけだけど
今回ばかりはそうもいかない。
妹をころすこと。そして、それには君の力を借りなくてはならないこと・・・」
「マックス・・・さん・・・」
「これで・・・、これで彼女の胸を一突きにしてくれ!!
せめて苦しまないように・・・!!」
「・・・これは・・・!?」
「ただの剣さ・・・人を殺す道具に値打ちなんてあるわけないだろう?」
カイルが受け取った剣は糸のように細く、鋭い。
柄には名前らしきものが彫ってある。
「・・・グローリー・オブ・ヴィヴィアージュ・・・」