―――――ドサッ!






「きゃぁっ!?」





酔っ払ったグラハムに、寝室まで連れて行かれ
は勢いよくベッドに投げられた。


グラハムはネクタイを外し、着ていた青のブラウスを脱ぎ捨て
ベッドに転んだに迫る。


そんな彼の姿にはただ、ただ後退していく。






「・・・っ、・・・グ、グラハム・・・ほ、ほら・・・ね、明日・・・仕事でしょ?ね、寝なきゃ・・・っ」


「そうだな。どうした、・・・俺が怖いか?」


「そ、そうじゃなくて・・・ぇっーと・・・その・・・」









グラハムは妖しい笑みを浮かべ、の頬に触れる。

いつもとは違う、グラハムの表情には戸惑い
何を言っていいのか、脳内が上手い言葉を生み出そうとしなかった。






「大丈夫だ、ホラ」


「ぁっ」





の手を握り、グラハムは自分の左胸へと
彼女の手を当てた。






伝わってくる、彼の心臓の鼓動。


凄い速さで、脈打つ音。


それは今、彼に余裕がないという事を表していた。


その音だけでも彼女には彼の思いが伝わり、理解できた。







「グラ、ハム」


「お前を目の前にして余裕な俺じゃないぞ・・・もう、メチャクチャにしてやりたい」


「あっ・・・ぁあっ、や!」








の手を離し、左手を下肢へと滑らせ
下着を通り越し蕾へと触れた。


いつもなら、周りを撫で回すように優しく弄んでから
ナカへと指を挿れて行くのだが
今日は酔っているせいか、いきなり指を2本、ナカへと挿れて
グチャグチャに掻き乱し始めた。








「ぁあっ・・・や・・・グラハ、ム・・・そ、んな・・・っ、ぁあっン」


「何だ、?俺の指にはお前のがいっぱい絡みついてきてるじゃないか」


「ぁン・・・あ・・・はぅ・・・ンん・・・言わな・・・ぃ・・・でぇ・・ふぅっ・・・ぅう・・・」





恥ずかしさのあまり、
手で口を覆いかぶせ、快楽で出る声を押さえ込んだ。


目には涙をたくさん溜め、流れては純白のシーツに染み込んで斑点を残す。









「手で押さえたりなんかして・・・強情な子だな、


「ぅ・・・ふぅ・・・ンンッ・・・ん・・・ぅ」


「そんなに俺に調教されたいらしいな。いいだろ、すぐにそんな手退かしてやる」








グラハムは口端を上げ、左手を蕾から勢いよく抜き
のスカートを下着ごと剥がし、顔を脚の間へと埋め
舌先で割れ目を舐めあげていく。





「っ!?・・・はぁっ・・・ぁああっ!・・・あぁ、あ・・・ぅ・・・やぁあっ!!」


「ホラ、手が退いた」


「ぁっ・・・ぅ、あ・・・グ、ラハ・・・ムッ・・・もっ・・・ダメ・・・離し、て・・・ひゃっ!」



「ダメだ。それには、こうやって舌で舐めてあげると気持ち良さそうな声あげるからな・・・可愛くて止められない」





は、グラハムの頭を離そうとするも
快楽により力がうまく出てこず、離すも離せない。


抵抗の言葉で彼を突き放そうとするも
彼自身を煽る要素としか受け取られて舌先の行為はまだ続く。







「ぃっ・・・イッちゃ・・・ぅ・・・だ、ダメッ・・・あぁあン!」


「イッてもいいぞ・・・俺が全部飲んでやる、・・・ホラ、










そう言って、グラハムはの秘部を吸い上げるようキスをすると―――――。







「ぁ・・・――――あぁああ!!」







は甘い嬌声をあげ、絶頂に達した。
ナカからは溢れんばかりの愛液が零れ、グラハムはいとも簡単にそれを飲み干す。


グラハムは満足そうな顔をして、自らの口周りについた
の愛液を指で拭い、口に運んでは飲んでいた。





「あ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


「甘いな。こんな甘い飲み物・・・きっと、がいつも甘いものを食べてるせいだろうな」


「・・・グラ、ハム・・・も、・・・やぁっ・・・」


「まだそんな減らず口を。・・・まぁ、いい・・・コレで、一気にイイ子にしてやる」






そう言うと、グラハムは
ズボンのベルトを外して、ファスナーを下ろし、自らの下着の中から
昂った自らの雄を出し、のナカの入り口にぴったりと付ける。

ドクドクと興奮した雄の部分を付着され
は思わずそれが怖いと感じ、目を閉じる。







「ぁ・・・ぃ、や・・・っ」


「怖くないぞ、。目を開けて・・・すぐに、気持ち良くなるから」


「ゃ・・・や、だ・・・」


「お前は、俺のコレが大好きなんだろ?・・・大丈夫、挿れた途端気持ち良すぎて分からなくなるから」


「・・・グラ、ハム・・・お願い・・・待っ」












――――ズクッゥ・・・!!














「ぁぁあんン!!!」


、ホラ・・・気持ちイイだろ?」






の言葉も入れずに、グラハムは昂りをナカへと挿れる。

狭い場所に膨大な質量が入り込んで
は悲鳴にも似た、甘い声をあげて啼いた。

その声を聞いても、グラハムは腰を動かしナカへと押し進んでいく。









「あっ・・・はぁ・・・ぁあっ・・・グラ、ハム」


、気持ちイイ?」


「も・・・あっ・・・熱ぃ・・・これ、以上・・・奥は・・・っ」


「奥?そうか、もっと奥だな」







の声を聞くと、グラハムは嬉しそうな顔をして
昂りを奥へと進めて
入るたびに、グチャグチャと絡み合う音がして
互いの聴覚を犯していく。







「ひゃあっ!?・・・あ、あぁあぅ・・・あ・・・っ」


のナカ熱い・・・凄い、溶けそうだ」


「グラ・・・ハム、も・・・ぅ、ご・・・ぃて」








ようやくが観念したのかグラハムは
その言葉を聴くなり口端を吊り上げ笑みを浮かべた。







「観念したな、じゃじゃ馬。・・・待ったなしだぞ」


「ぇ?・・・あ!!・・・あ、あぁっ・・・ひど・・・酷く・・・しちゃっ・・・いやぁっ!あ、ああっ」


「酷くない。・・・一番酷いのは、お前だよ。俺の理性ぶっ壊して重罪に値する」








グラハムは激しく腰を動かし、昂りをのナカに打ち付けた。


抜き差しされる快楽には甘い声をあげて
溺れる事しか出来ずに居た。









「あっ・・・あぅ・・・あ、あぁっ・・・グラハム・・・ィイ・・・も、・・・あぁっン!」


「溶けそうだろ?・・・のナカ、とても熱くて・・・クラクラする」









グチャグチャと部屋中に鳴り響く、絡み合う音。


軋むベッドのスプリングと重なり合う互いの体。


もう、頭の中は愛しい人のことだけで華やかに染まる。







・・・、可愛いよ。とっても可愛い」


「グラ・・・ハム・・・も、イッちゃう・・・ぉ、願い・・・一緒に・・・!」


「あぁ、イこう・・・早くお前を俺だけで満たしたい」





絶頂に近づくにつれ、グラハムは腰の動きを激しくし
のナカを昂りで犯す。


ナカで擦れ合う感触に、はただ甘い声をあげて啼くことしか出来なかった。









「あ、あぁっ・・・も、・・・ぁあっ、ィクぅ・・・!!」



・・・・・・俺の、可愛い・・・ッ」



「っ、あ、ぁ・・・――――あぁああ!!」






グラハムの昂りは締め付けられ
熱にも耐え切れず、のナカに精液を吐き出し絶頂を迎えた。

吐き出された精液はのナカに注ぎ込まれ
彼女もまた、絶頂を迎え甲高く啼いた。






「ぁ・・・ぁっ・・・はぁ、はぁ・・・グラ、ハム・・・」


、愛してる。俺はお前をこの世で一番に愛してるよ」


「わたし・・・も・・・愛してる」







そう言って、抱きしめあいながら・・・数回と、体を重ねあうのだった。






















--朝--








「・・・んっ、朝・・・か」




カーテンから差し込んだ光で、私は目を覚ました。

体を半分起こした途端、頭に激痛が走った。






「(あー・・・頭痛い)」








そういえば、昨日・・・軍の慰労会だった。

帰ろうとした途端、部下に捕まってそのまま酒の席へと連れて行かれたのを覚えている。


それで私は久々に酒を溺れる位飲んで、カタギリに連れられて家に・・・・・・・・・。










「(アレ?其処からの記憶がまったくない)」







酒に酔い、カタギリに「帰るよグラハム」と言われてそれからの記憶が
全くと言っていい程ない。




そして、どういうわけか・・・。







「何故、裸なんだ?」






起きてすぐ、気になったのが何故裸ということだった。


そうだな、酒の席ではちゃんと服は着てた。
いつの間に、服を脱いで裸の状態で・・・しかも寝室に居るんだ?









「んっー・・・ぁ・・・グラハムゥ?」


?」








隣には何故かが居た。

いや、それは此処が寝室だからな・・・居て当然だろ。


だが・・・何故彼女も裸なのかが分からない。




昨日のことが全て何もかも途中から無くなっていて訳が分からない。





そんな私には、体をゆっくり起こし私の頬に手を当てた。









「大丈夫?」


「あぁ・・・ちょっと頭が痛いんだがな・・・それより、


「ん?」







起き上がって私を心配する彼女に聞いてみた。







「私は一体昨日何をしたんだ?・・・よく、覚えてなくて」


「は?」











私がそう尋ねると、は見る見るうちに顔を赤らめ・・・―――――。














「グラハムのバカ!!!」














その声とともに、頬に凄まじい程の痛みを感じたのだった。











--MSWAD本部・ビリー・カタギリ研究室---





「おはよう、カタギリ」


「おはよう、グラハ・・・・・どうしたの、その頬!?」


「あぁ、ま・・・ちょっと」




朝、軍に出勤して
カタギリの居る研究室に赴くと彼に開口一番そう言われた。


私の右頬には一枚の大きなシップが貼られていたのだ。



驚いても無理は無いだろう。







「どうしたの、それ?」


「朝、に殴られた」







朝一番で起こった出来事を私はカタギリに話し始める。





「え・・・!?さんに?」


「あぁ、昨日の事を聞いた途端・・・頬をグーで」


「覚えてないの、君?」


「あぁ、まったくもって。君にマンションまで連れて帰って貰うところまでは
覚えているんだが、それ以降が全く思い出せなくて。朝、目が覚めたら寝室に居て裸だったのが驚いた」


「成る程ね。・・・それは君が悪いと思うよ」


「何のことだ?」


「自分で考えれば〜」








意味深なカタギリの言葉に、私は首を傾げるしかなかった。








「しかし、痛いなぁ」







何故彼女が怒っているのか分からず
私はただ、痛む頬を優しく和らげていた。







「(まぁ、コレも愛の証として)」






前向きに考えよう

とりあえず、帰ってから謝るのがいいと心の中で呟くのだった。







Drunken FrenzyU〜溺愛協奏曲〜
(でも、やっぱりグーパンチは痛いから・・・今度からはお酒は控えて飲むとしよう) inserted by FC2 system

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