「・・・ッ」
「んっ!・・・あっ、・・・グラ、ハ・・・ンッ、ン!!」
家に着くなり、玄関先で私はに荒々しいキスをする。
数分間、それを繰り返し名残惜しく唇を離した。
「グラ、ハム」
「体が、冷え切ってしまったな。シャワーでも浴びようか」
「ぅ・・・ぅん」
そう耳元で伝え、私と彼女はバスルームへと向かう。
「ちょっ・・・グ、グラハム。服、脱がなきゃ・・・っ」
「別にいいだろ。それに私は上着さえ脱げば後は別に濡れても構わない」
私とは、バスルームに行くなり洋服のままで入り
シャワーから温かい水を出した。
「ダ、ダメだって。服が濡れちゃう」
「雨で濡れてるから、気にすることない」
「でっ、でも・・・っ」
は困った表情で私を見上げた。
シャワーの水が降りしきる中、私はの頬を両手で包み込んだ。
「すまない。今の私には、余裕がないんだ」
「え?」
「バス停で、キスなんかするんじゃなかった」
「グラハム」
「今、君を・・・・メチャクチャに・・・壊したい」
私は嵌めていた手袋を濡れた床に脱ぎ去り
の濡れた体に服越しに触れる。
「ふっ・・・ン・・・グラ、ハム・・・ッ」
「声を押し殺さなくていい。・・・君のその甘い声をもっと私に聞かせて」
「やっ・・・あ、でもっ・・・・恥ずかしっ・・・あぁン!」
「恥ずかしくないよ。私しか聞いてないし見てない・・・それに」
私はゆっくりとのスカートの中に手を忍ばせ
下着越しに水と溶け合って、ぐっしょりと濡れた場所に触れ
ナカへと指を挿れて優しく弄ぶ。
「ふぁっ・・・あ、・・・あぁっ、・・・や、グラ、ハム・・・ッ」
「可愛いよ、。・・・ココ、そんなに欲しかったのか?・・・凄く濡れてる」
「いっ・・・言わない・・・でっ・・・あぁン!・・・あ、あぁぅ・・・ンッ」
「下の口はお喋りだな・・・君が何も言わなくても、下の口が自然と私に甘い言葉で囁いてくる」
私はナカを弄びながら、彼女と体を更に密着させ、耳元で囁く。
「もっと欲しい、もっと欲しいって・・・私におねだりしてる」
「やっ!・・・ち、違っ・・・あぁッン!・・・あ、あぁっ、グラ、ハム・・・ひゃあっ!!」
「違わない、体は正直だな。・・・口がそう言ってても体は快楽に負けて素直になってる」
そう言いながら、私は指をバラバラに動かし
ナカを掻き乱していく。
グチュグチュとイヤラシイ水音がバスルーム中に響き渡り
私の性欲を増幅させていく。
「あっ・・・あぁあっ・・・あ、はぅ・・・・ンッ・・・グラハム・・・もっ・・・だ、め・・・立ってられなっ・・・あぁ!」
「立ってられないか。なら、こっちのほうがラクだな」
「え?・・・きゃあっ!?」
私は、の足を持ち上げてそのまま床に腰を下ろさせた。
服にはは水がしみこんで重みを増している。
「グ、ラハム・・・も、やぁ」
「まだだ。君は指も好きだけど、私の口も好きだろ?」
「え?・・・や、まっ・・・あぁああっ!」
私はの脚を大きく開かせ、間に顔を埋め
舌全体を使っての蕾を舐め上げる。
舐めても、舐めても、ナカからは愛液が溢れるばかり。
「あ、あぁっ・・・グラハム・・・舌は・・・ダメェ!!」
「何故?・・・凄くヒクヒクして、私を欲しがってるじゃないか」
「う、そっ・・・あ、あぁン!・・・グラ、ハム・・・も・・・あぁっ・・・出、ちゃう・・・!!」
「出していいよ・・・全部飲んであげよう」
が絶頂に近付くにつれ
私は舌先でグリグリと秘部を犯し続け、そして強く吸い上げて・・・・・・。
「ひっ・・・――――ぁあああぁ!!」
は達した。
蕾からは愛液が溢れ出し、私の顔にもかかる。
私は体を上げながら、手で顔についた愛液を拭って口に運び、舐め上げる。
そして、そっとの頬に触れる。
彼女は絶頂に達し、顔を横に向けており、目の焦点は合っていなかったものの
私の手の感触に気づいたのか、顔を私の方へと向けた。
「グ、ラ・・・ハ、ム」
「」
薄く開いた唇に、私はそっと触れすぐに深いものへと変えていった。
「んっ・・・んン・・・んふぅ・・・」
の口腔内で舌を暴れさせ、唾液と絡めていく。
求めれば、求めるほど、愛しくてたまらない。
互いの吐息と、シャワーの音だけが聞こえている。
しばらくキスだけを繰り返し、ようやく唇を離した。
「んっ・・・・あぁ・・・あ、はぁ・・・グラハム・・・」
「」
「・・・あっ」
「どうした?」
すると、が何か異変に気づき小さな声を上げた。
バスルームだから尚、その声は反響し、すぐさま私の耳へと届く。
は、モジモジしながら顔を赤らめて・・・。
「グラハムの・・・その・・・あたっ、てる」
「え?・・・あぁ、コレか」
私はフッと笑い、の右手を握りズボン越しに私の昂りを触れさせた。
「あっ!・・・グ、グラハム」
「コレ・・・君がいけなんだよ、」
「わ、たし・・・?」
「そう。・・・君があまりにも可愛い声で啼くから、私のココが我慢できないって」
「 早 く 君 が 欲 し い っ て 言 っ て る ん だ 」
私の昂りは、ズボンのナカで勃ち上がっていた。
耳をあんな風に甘い啼き声で犯されてしまえば、誰だって我慢が効かない。
むしろ、初めから・・・あのバス停でのキスが全部いけない。
いや、全ては雨がいけないんだ。
を濡らして、私の目の前に素肌を晒させたあの雨が全部悪い。
でも、元は・・・自身が無自覚すぎるのが、私の全理性を吹っ飛ばせている。
「、ダメだ・・・もう、我慢できない・・・!!」
「え?・・・あ、・・・まっ」
「待てない」
私はズボンから自らの勃ち上がった昂りを
のナカへと行く入り口につけた。
あまりの大きさに、肩を震わせ、は目を閉じた。
「目を閉じないで・・・、怖くないよ」
「で、も・・・こ、わぃ・・・」
「怖くないよ、私が居る。私と繋がるんだ・・・ホラ、大丈夫・・・目を開けて」
私が優しく促すと、はゆっくりと閉じていた目を開けた。
愛らしい大きな黒い目が私をジッと見つめている。
「すぐ、気持ちヨクなるから」
「・・・ぅん」
「挿れるぞ、力抜いて」
「ぅ、ん」
そして私は自らの昂りを、のナカへと挿れた。
「あっ、あぁあっ・・・あ、あ」
「、力抜いて・・・私が奥に入れないだろ?」
「ひゃっ・・・あ、あぁっ・・・あ、む・・・ムリッ・・・!」
「仕方ないな」
そう言って、私はの唇に自分の唇を重ねた。
「んぅ・・・ん・・・んン・・・ッ」
神経がキスに集中し、徐々にナカが緩んでくる。
私はその隙も見逃さず、一気に挿れる。
「んっ、ふぁ・・・あ、あ・・・グラ、ハム・・・あ、熱ぃ・・・シャワー・・・と、めてっ」
「ダメだ。風邪を引いてしまうだろ」
「あっ、あぁ・・・熱い、熱いよぉ・・・グラハム・・・熱くて、だめぇ・・・おかしく、なっちゃぅ!!」
「私もおかしく、なりそうだ」
君と雨のバス停でキスをしたときから
私の理性はすでに崩れていたんだ。
バスの中でも、互いに黙って・・・ただ手を繋いで
その手から伝わってくる熱で、私は私の欲を掻き立てる。
早く、早く、君が欲しいと思うばかり・・・・・・淫らな想いが、駆け巡っていく。
「、ああ・・・私の愛しい、」
「あっ!・・・や、あぁっ・・・ダメッ・・・・動かなっ・・・やぁあっ!!」
「動かなければ感じれないだろ?・・・君は指よりも、口よりも私のほうが一番感じるじゃないか」
「ダメッ!・・・あ、あぁっ・・・グラハム・・・おっ・・・きぃ・・・」
「君がそうさせてるんだよ・・・。さぁ、もっと私を感じて」
バスルーム内に、グチャグチャと
互いの精液と愛液が混ざり合う音が耳を犯し
腰を動かして、打ち付ければ、目の前の愛しい人物は、快楽に溺れ乱れる。
私しか感じない・・・そう、君の美しい体。
「・・・、愛してる。愛してるよ」
「あ、あぁっ・・・グラハム、もっ・・・だ、ダメッ・・・イッちゃ・・・ぅ!」
「私もイキそうだ。・・・先にイッてもいいんだぞ」
「や、だ・・・やぁ・・あ、・・・一緒・・・っ一緒がいぃ」
絶頂を迎えるなら、一緒じゃなきゃイヤだと
は乱れながらもそう言ってきた。
その言葉が耳を犯す、心をくすぐられ、もっと欲しいと望む。
私は腰を激しく動かしながら、に呟く。
「いいよ、一緒にイこう」
「ぅん・・・あぁ・・・っ・・・あ、ああ・・・だ、めっ・・・もぅ」
「愛してるよ、・・・、私の・・・私だけの」
「あっ、ぁあっ・・・グラ、ハムッ・・・」
「・・・っぁ、クッ!」
「ぁっ・・・―――ぁああぁあ!!」
私はのナカで締め付けられ、欲望を注ぎ入れ
彼女はそれを受け止め、絶頂に達した。
ナカからは、混ざり合った精液と愛液が
床に零れ落ち、シャワーの水と共に流れ出る
私とは呼吸を整えながら、互いを見つめ――――。
「」
「グラハム」
シャワーの水を流したままのバスルーム、また互いを求め合うのだった。
「・・・はぁ〜・・・私は何をしてるんだか」
私は脱衣所で座り込んで腰にタオルを置いて、片膝を曲げて
髪の毛を掻き上げた。
隣には、同じくタオルを体にかけたが横たわっている。
その後、2回・・・計3回とバスルームで情事を行い
は体力の消耗が激しく3回目で気絶をした。
「私は、どうもがっつくクセがあるな・・・少し自粛したほうがいいのか?」
自分自身にそう呟くものの
を目の前にして、それが出来るはずがない。
あの可愛らしい笑顔を向けられただけで欲しいと、すべてが欲しいと望んでしまう。
無理なんだ、私には・・・を前にして己を制御するなんて。
「元はといえば、雨がいけないんだ!・・・雨なんか降るから」
制御が効かなくなった。
濡れた服に、透ける肌、髪から零れ落ちる水滴。
小さな体が震え、上着をかけてあげれば、恥じらい、微笑みを浮かべる。
そんな中でどうやって、抑えろって言うんだ・・・無理な話だ。
私はため息を零し、隣で眠っているを見て髪の毛に優しく触れる。
触れても、起きる気配がない。
可愛い寝顔に、また心がくすぐられる。
ああ、愛しくてたまらない。
「まったく、無自覚も程々にしてくれよ。そうじゃなきゃ、本当に私がどうにかなりそうだ」
そう呟き、立ち上がり温かい衣服に身を包み
乾燥機にかけてあったシーツをの体に巻き
抱き上げ、寝室へと連れて行くのだった。
外は、本格的な雨に変わって、地上へと降り注いでいた。
LoveShower〜愛の雨を体に浴びて〜
(君を見れば見るほど、私の理性はどんどん脆く崩れやすくなる)