悪戯心が擽(くすぐ)られる。









「っ・・・ア!・・・やっ、だ・・・ダメェ・・・!」


「コラ。暴れるんじゃない、体が洗えないだろ?」


「だって・・・あン・・・こ、れ・・・洗って・・・んンっ、あぁあ!」


「一緒にお風呂に入りたいって言ったのは、君の方だろ?
だから、こうやって一緒に入って君の体を隅々まで洗ってあげてるじゃないか」







別に理由はないのだが、一緒にお風呂に入りたいと
言い出してきたので私はそれに付き合うはずだった。


しかし最悪的なことにバスルームで
媚薬が効果を発揮させ、こんな状態になってしまった。




最初のうちはバスルームでこんなことをして
やはり異常かもしれないと、思っていたのだが
の身悶える顔や、体に楽しくてやめられなくなっていた。









私は手にボディーソープを付け
満遍なくの体に滑り込ませる。




首から胸へ。

胸を通って腹。


其処を通って、太腿に触れ
蕾にと到着。


ナカに指を侵入させ、バラバラに動かしては扱いていた。



水音が弾ける音がして、イヤラシイ音が反響して耳を犯していく。










「んぅ・・・あぁっ・・・や、ぁん・・・グラ、ハム・・・やだぁっ」


「嫌じゃないだろ。体はイイって答えてる。それにこのフローラルの香り・・・いい匂いだ。
君はいつもこんな香りを纏(まと)っているのか?だったら、私にも同じ匂いを共有させて」


「もぅ・・・ぁっ・・・あ、あぁ・・・しちゃっ・・・ぅあ・・・だめぇ!!」










指でのナカを扱く音だけが、響き渡る。


彼女はあまりの恥ずかしさに耳も塞ぐことが出来ず、頬を紅潮させていた。

逃げ場のない浴室で行う情事がコレほどまでソソられるとは思ってもみなかった。



しかしいつまでもこの状態では、ダメだと気が付いた。
それにこのまま続ければお互い風邪を引くだけ。


私はシャワーのボタンを押し
彼女の体についた泡を綺麗に洗い流し、すぐさま止める。






「えっ?・・・グラ、ハム?」


「浴槽に張っておいたお湯が勿体無い。浸かろう。このままでは風邪を引いてしまう」


「んっ・・・ぅん」





私は、浴槽にためていたお湯の中に入る。

すると、が悲しげな表情をして私を見ていた。
彼女がそういう表情する理由は大体分かる。
理由を分かっていながらも私はワザと行為を止めて入った。



未だお湯の中に入ろうとしないを私は見る。





「どうした、入らないのか?」


「だ・・・だって・・・っ」






言いたいけれど、それをは口にしたがらない。

私も理解はしているが、敢えて止めた。


彼女の体の中に潜む悪魔を沈めるのも重要だが
最優先事項はの「体」になる。




私は未だ浴槽に入らないに手を差し出す。






「おいで。そのままじゃ風邪を引く。此処は温かいから浸かるんだ」


「グラハム、でもっ!」


、言う事を聞くんだ。君に風邪を引かせたくない。さぁおいで」






私の言葉にようやく納得したのか
はぐずりながらも湯に浸かり
私を背もたれ代わりに寄りかかってきた。



それでも彼女の機嫌がおさまるはずがない。






「何を怒っているんだ?」


「別に」


「そんなに、あのままイカせて欲しかったのか?」


「だって!」







媚薬が効力を発揮しているせいか
普段はぐずったりもしなければ、バスルームで求めてきたりもしない。

しかし、これ以上こんなところで続けてしまえば
確実にお互いが風邪を引いてしまう。


それに、私自身も少し抑制をしなければならない。
に巻き込まれっぱなしでは、確実に彼女を壊しかねない。



この前も、ベッドやソファーではなくキッチンで情事を行なってしまったのだ。

正気を保てないに、私の自制心はものの見事に破壊された。




彼女が正気を保てないのだから、私が何とか己を律しなければ・・・と思い
僅かながら残っていた自制心を働かせる。








「後で、ベッドで続きをするから我慢するんだ・・・いいな?」


「むぅ」







の髪を撫でながら、言うと彼女は
不貞腐れた声を出し黙り込むのだった。









しばらく、沈黙が続く。






「ん・・・っ」





すると、がくぐもった声を出した。
上から彼女の顔を見ると何だか頬が赤い。



一瞬にして自分の中で危険信号が鳴り響き
お湯の中で彼女の右手を握る。








「何をしているんだ!」


「やぁあ!」







私はすぐさまの右手を上げた。



お湯が白濁色をしているためか、何をしているのか分からなかったが
彼女のくぐもった声ですぐさま事を理解した。


は1人で処理をしようとしていたのだ。


治まりきれない熱の処理を。







「だって!グラハムがシテくれないからっ!」


「ベッドですると言っただろ。待てないのか?」


「・・・・・・ま、て・・・ない」







泣きそうな顔をして私を見ている。



内にある熱が暴れ回り、彼女にも抑えることが出来ないのだろう。


ああ、そんな顔で見上げられたら自制心は簡単に壊される。
私は後ろからを抱きしめ、耳元で囁きながら舐め上げた。






「まったく。我慢していたのに、君のせいで意味がなくなった」


「えっ?・・・あぁあ!・・・やっ、あン・・・ぉ、ゅっ・・・あぁああ!!」


「お湯?あぁ、ナカに入っていくんだな。
いつも指や私のだったりしていたが液体が入ると更に気持ちイイだろ」






私はワザと指でナカへと続く入り口を押し拡げ、お湯をのナカに注ぎ入れる。






「あぁっ!?・・・んっ・・・も、あっ・・・熱っ・・・だめぇ・・・やっぱり、やぁああ!!」


「嘘はいけないな、。ココはこんなに悦んで
ヒクヒクしながら欲しがってるじゃないか」


「やぁっ・・・ぁあン・・・んっ、あ・・・グラ、ハム・・・あっぃ・・・もぅ・・・・あっ、あぁああ!!!」






体を痙攣させ、は達した。
私は指をナカから抜き、体を私のほうへと向かせた。








「んっ・・・はぁ、はぁ・・・っ」


「ああ、こんな欲しそうな顔をして。でも、1人で処理をするのはタブーだぞ


「ごめっ・・・グラハム」








は体を震わせ、私を見つめている。



私はそんな彼女の唇を指で撫でる。

周りの蒸気でそこはみずみずしく潤っていた。








「今度、1人で処理なんかしたらお仕置きしてだ」


「え?・・・ど、んな?」


「そうだなぁ。こんな君が溶けてしまうお仕置きかな」








私は笑みを浮かべ、突然のナカに硬くなった熱の塊を挿れた。

挿れた瞬間、の体が仰け反る。






「ひゃぁあ!?・・・あっ・・・あぁン、熱っ・・・グラ、ハ、ム・・・お湯、ナカにっ・・・!」


「ナカに入っていくのが分かるだろ、私のも熱くて蕩けそうだ」


「あぅ、ンっ・・・あっ、あっ・・・もっ、ダメェ・・・熱い、グラハム・・・ヤメッ・・・!」


「やめてほしいなんて、思ってないくせに・・・そうだろ、


「ぅ・・・んンっ・・・はぁ、あぅ・・・やだぁ、熱い・・・おかしく、なっちゃ・・・あぁあ!!」






腰を激しく打ちつける度に、の甘美な声がバスルーム中に響き渡る。

私の耳が犯され、理性を狂わせていく。









「もぅ・・・あぁあっ・・・グ、ラハム・・・イッちゃ・・・ッ」


「イカせてもいいが・・・1つだけ、コレだけは守るんだ」


「な、に?」






私は腰を動かすのをやめ、の耳元で囁く。








「1人で絶対にしないことだ、私の居ないときするんじゃないぞ」


「分かった、分かったから・・・早く、早く、シテッ!」


「返事はハイ、だろ。


「・・・ハイ・・・」








その返事に私は征服欲が満たされ、止めていた動きを再び動かした。


ああ、心が擽られる。







「あぁあっ!!・・・あン・・・グラハム、やっ・・・おかしくなるっ!!」


「もう、おかしくなってるじゃないか。満更、嫌なんて思ってないだろ。
バスルームでセックスなんてしているんだから」


「ひゃっあ・・・あっ、あぁあ・・・んぅ・・・も、イ、イクッ!」


「イキそうか?・・・なら、イイ顔を私に見せてくれよ」







鎖骨にキスマークを残し、激しく腰を動かす。

お湯が波紋となり、動くたびに舞い上がる。












・・・っ!」


「あっ・・・―――あぁああぁあ!!!」







ナカで締め付けられ、私は欲望を吐き出した。

はそれを全身で受け止め、私の体に凭(もた)れかかる。






?・・・・・・気を失ったか」




あまりの激しさと熱に、は疲労を感じそのまま気を失ってしまった。


私は肩に頭を置いた、彼女の顔を見る。







幼くなった彼女と、性欲を求める日々。

薬がいつ発生するか分からない。






「・・・





でも、今更を手放すなんて・・・私にはできないことだった。







バスルームから出て、洋服に身を包んでいる間
ふと思った。

私にももしかしたら、
の含んだ薬の副作用で媚薬が回ってきたのかもしれない。







「確認する必要があるな」






私はをタオルで幾重にも包み
抱きかかえ寝室に向かいながらそんなことを呟いた。






「私にも感染する。有り得ない話じゃないだろう」




もしかしたら、と自分で思った瞬間心配になってきた。
尚更、明日にでも博士に聞いてみる必要がある。

電話だと伝えづらい事もあるだろうし、直接行って聞いてみた方がいいのかもしれない。









――――PRRRR・・・・・!!









すると、突然携帯が鳴る。

私はをベッドに寝かせ
すぐさまリビングへ向かい携帯を取り発信ボタンを押す。







「はい」


『夜分遅くに申し訳ございません』


「ラルフ博士。ちょうど私も電話をしようと思っていた頃です」








電話の主は、言わずもがな薬を作った張本人。

そして丁度電話をしようと思っていた矢先の連絡だった。






『そうですか。あの、実は明日少しお時間のほうを頂きたくてお電話を差し上げたのですが』


「偶然の一致、とはこの事ですね。私は一向に構いませんが・・・博士は大丈夫なんですか?」





私が長期休暇を長官に言い渡した日から
博士は24時間体制で監視が付いてしまったらしい。

多分早期に解毒剤を作らせないためだろう、と推測をしていた。






『客人が来るといえば、大丈夫です。中尉ご自身がバレない格好で来てくだされば何とか。
研究員達にはあらかじめ来ると伝えておきますので』


「なら十分です。明日の昼にでもお伺いします・・・私も聞きたいことがありますので」


『分かりました。では、明日お待ちしております』






そう言って、博士との通話を切断した。

それと同時に私はソファーに座りこんだ。







「あの、媚薬はこれ以上私を困らせてどうするんだろうか」








もう、理性の一文字も働いてくれない。

薬が発症するたびに、私の理性はあっさりと壊れ
彼女が求めるどころか、私自身が彼女を求めてしまう有様。









「まったく、麻薬と一緒だな・・・これは」







まるで麻薬中毒のように
私にまで行き渡り、思考回路、理性を全て壊し
何度となく、を求めてしまうのだった。






NO CONTROL - 侵食 -
(徐々に媚薬は私の体をも蝕んで、身も心も破壊していく) inserted by FC2 system

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル