「お帰りなさい、グラハム!」
「た、ただいま」
日付を超えて、少し過ぎた頃に
私はマンションの自分の部屋に帰宅した。
玄関を開けた瞬間、目の前の光景に少々驚き
私はその場で目を見開かせ硬直していた。
「ず、ずっと待ってたのか?」
「うん!」
恋人で、同棲をしているがにこやかに私を出迎えた。
だが、その出迎え方が今回はちょっと違っていた。
なぜなら、玄関先で・・・―――。
正座をして、しかも笑顔で待っているじゃないか。
明らかに私は「何かしたか?!」と自分の心に問いかけたが
思い当たる節が見つからず、ただ目の前に笑顔で正座をしている
を見ることしか出来なかった。
「こんな時間・・・どうしたんだ、急に」
「え?・・・だって、今日グラハムの誕生日だから」
「誕生、日。・・・あぁ、そういえば」
に言われ、私は思い出したかのような声をあげる。
このところ忙しすぎて、日にちの感覚すら無く
自分の誕生日だという事もすっかり忘れていた。
に言われるまでは・・・――。
「そっ、それでねグラハム!」
「何だ?」
「プレゼントの事なんだけど!」
「プレゼント?あぁ・・・いいよ、。去年も貰ったんだし」
誕生日といえば、やはりプレゼントは付き物。
だが去年、私はからルビーのネックレスを貰った。
それだけでも充分であったし、私にとっては
物よりも、彼女と居る時間が何よりのプレゼントなのだ。
「と一緒に居れば何もいらない。それが私にとっては最高のプレゼントだ」
「で、でもっ・・・ダメだよ!!せっかくの誕生日なんだから・・・お祝いして、プレゼント貰わなきゃ!」
「分かった、分かった。・・・それで、プレゼントがどうしたんだ?」
「ぁ、うん。・・・あ、あのね・・・っ」
自分の意見は頑として変えようとしないに
私は降参の白旗を揚げ、彼女の言葉に耳を傾けた。
目の前のは、ようやく座っている体勢から立ち上がり
顔を赤らめつつ、指を絡ませていた。
それは見ても分かるよう・・・恥ずかしそうにしている仕草。
「ちょっと可愛いぞ」と心の中で呟きつつ
私はコホンと咳き込み、を見た。
「プレゼント・・・何も思いつかなくて」
「うん」
「用意、してないの」
「それで?」
「で、でもね!・・・そ、そのね・・・っ・・・あの」
「うん」
「グラハムのお願いを・・・叶えて、あげようかなぁと思って、るんだけど・・・」
「え?」
目の前のは・・・それはもうリンゴのように、顔を赤らめて言う。
私の願いを叶えるなんて・・・。
まるで、アラジンにでもなった気分にさせるつもりか?
いやいや、アラジンと魔法のランプでも・・・3回までしか願いは叶えないしな。
「い、色々・・・考えたんだけど・・・物は去年あげたし。でも、今年も
何かあげるとなると・・・凄く困っちゃって。それで・・・グラハムに何かしてあげようって思って」
「」
「わ、私のできる範囲で・・・って言ったら意味ないかもしれないけど、が、頑張るよ!
子どもじみてるよね・・・ご、ゴメンね」
は私にそう謝ってきた。
だが、私はそんな彼女が愛しく思いそのまま
腕を掴んで、自分の元へと引き寄せ抱きしめた。
「そんなことないさ」
「グラハム」
「凄く嬉しいよ。物を貰うよりもずっと、ずっと嬉しい」
「ホント?」
「あぁ。むしろらしくて、いいんじゃないか」
「うん!」
明るい声が返ってきて、不安な顔が何処かへと飛んでいった。
私はゆっくりの体を離し
見下ろすように彼女の顔を見た。
「それで、いくつまで私の願いを叶えてくれるんだ?」
「え?」
「相場は3回くらいだな。ホラ、アラジンと魔法のランプがそうだし」
「それじゃあすぐ終っちゃう。・・・グラハムのお誕生日が終るまでがいいよね?」
「今日1日・・・君は私の願いを叶えてくれるんだな」
「え?・・・ぅ、うん」
ほほぉ、今日1日・・・を好き放題にしていいんだな。
じゃなくて!が私の願いを聞き入れてくれるんだな。
そうと決まれば・・・―――。
「まず一つ」
「うん!何でも言って!」
「とりあえず・・・一緒におフロ入ろうか」
「へ?おフ、ロ??」
「そう、お・フ・ロ。疲れた体を洗い流してくれ」
「・・・・・・え?」
「願いを聞き入れてくれるんだろ?言った事は最後まで実行してくれよ、」
「はぃ」
何をされるのか予想が付いたのか
は顔を真っ赤にして返事をした。
まぁこの後、バスルームで何があったのかは皆の想像に任せるとしようじゃないか。
「・・・ねぇ、いいの?急にお休みとって」
「が願いを叶えてくれるというのに、仕事で1日潰してなるものか」
次の日、私は仕事を急遽休んだ。
今日1日私の願い事を何でも叶えてくれる
というプレゼントをから貰い、私は朝一番に軍に連絡を入れた。
せっかくの(オイシ過ぎる)プレゼント。
仕事なんかで1日潰してしまえばそれこそ勿体無い!!
私はスクランブルエッグの横に
添え付けで小さく盛られたマッシュポテトをフォークで掬(すく)い頬張った。
「私が居なくても、皆は仕事してくれる。別に大きな会議があるわけでもないしな・・・上手くやるさ」
「そ、そうなの?」
「あぁ」
なんて言ってみたが
実のところ、あるんだなぁ・・・これが。
タイミングが悪い事に、本当に今日は大きな会議が一つ入ってたりする。
まぁカタギリにある程度のことは伝えてあるし
ハワード達が後は何とかしてくれるだろう・・・出来なかったときにはどういう仕打ちが
来るのか多分、分かっていると思うから。
そんなことよりも、私は私の事に集中しなければな。
「ごちそうさまでした」
「あ、いいよ。私片付けるから、グラハムゆっくりしてて」
「そうか・・・そうだな。じゃあ私はお願い事でも考えるよ」
「う、うん。考えててよ」
は顔をほのかに赤らめながら
食器を重ね、キッチンへと足を運んだ。
一方の私はというと、食卓の席からソファーへと場所を移した。
多分、彼女が顔を赤くしたのは今日の0時過ぎの事を思い出してのことだろう。
「私のお願いを何でも叶えてくれる」というプレゼントを
貰ってすぐさま私は・・・・・まぁ色々したわけだよ。
夜の事を思い出すだけで
私は思わず鼻から赤い液体が出そうになるが、何とか思いとどまった。
「(しかしなぁ〜・・・あんまりああいう要望言うと、嫌がるだろうし)」
”何でも叶える“というプレゼントを貰ったのはいいが
流石に夜のような・・・あ〜んなことや、こ〜んなことの要望ばかり言うと
かえってに嫌がられそうだ。と私は思い
何とか別のお願いを考えるも・・・思いつかない。
私は天井を仰ぐように顔を上へと向けた。
窓側に置いたソファーに座る私。
真夏の名残か、太陽がジリジリと照りつけてくる。
「ん?・・・そうだ」
私は勢いよく顔を上げ、立ち上がり
簡単に食器類に洗剤を付けて洗浄器に入れている
の後ろに立ち、抱きしめた。
「きゃっ!?」
「びっくりした?」
「も、もぅ。食器割ったらどうするのよ」
あまりに驚いたのか、は可愛らしい声を上げ
顔を私のほうへと向けて少し怒った表情を浮かべて見せるも
すぐさま食器洗いに専念する。
「すまない。・・・ねぇ、」
「ん?何」
「願い事、出来た」
私の声に、は頬を赤らめながら私の顔色を伺う。
「・・・へ、変なことじゃ・・・ないよね?」
「ヘンな事って?夜、ベッドでした事をしていいのか・・・此処で」
「ば、バカ!」
「ハハハ、違うよ。海が見たいなぁと思ってな」
「海?」
まともな返答には不思議そうな声をあげる。
私はゆっくりと言葉を続けた。
「そう、海。最近任務続きで、海に行ってないなぁーと思ってさ」
「海見たいって・・・・フラッグ乗ってたら、いくらでも見れるんじゃないの?」
「そうだが・・・と海が見たいし、と浜辺を歩いたりしたんだ。フラッグに乗って一人で見る風景よりも
恋人と浜辺を歩きながら見る風景のほうが、ずっと楽しくて素敵じゃないか」
「それが、お願い事?」
「うん。・・・叶えてくれるかい?」
私の言葉に、はゆっくり呼吸をして・・・―――。
「了解しました」
「ありがとう」
優しく承諾してくれた。
「あ、そうだ。じゃあさ、バスで行こうよ」
「え?バスで?」
「うん!お弁当作ってさ。あ、バスとかじゃなくても、モノレールとか乗り継いで遠ーくの海に行こう。
それだったらグラハム運転しなくていいでしょ?それに、遠くの海辺のほうが・・・・・その、ね」
が頬を染めながら、横目で私を見てくる。
その視線だけで、彼女の言いたいことが伝わってきた。
「そうだな。じゃあ、遠くの海に行こう・・・お弁当持って」
「うん!それまでグラハムゆっくりしてていいから」
「あぁ」
そう言って、私は年甲斐にもなく浮かれるのだった。
「わぁ〜・・・風が気持ち良いね」
「そうだな。だいぶ涼しくなってきた」
サンドイッチや色々入ったバスケットを持ち
バスやモノレールを乗り継いで、人気の少ない海辺へとやってきた。
一般的なビーチだったら、人がたくさん居て
サーファーもちらほら・・・だが、やってきた海辺は本当に
「人なんか来るのか?」というほどの閑散とした場所だった。
閑散としているから、木の板やゴミがたくさん落ちていると思うだろうが
そんなことはまったくない。
むしろ、一般的なビーチよりも浜辺は綺麗だ。
ゴミ一つすら落ちていない、白い砂浜が広がっていた。
「しかし、アメリカにこんな場所があったなんてな」
「エッヘヘ。此処はね、私の秘密の場所なんですよー」
「秘密の、場所?」
は誇らしげに私にそう言ってきた。
彼女は持っていたバスケットを砂浜の上に置き
広がる海原を見ていた。
「悲しくなったり、寂しくなったり、辛くなったりしたとき・・・いつも此処に来て一人で泣いてた」
「いつも?」
「うん。アメリカに来た頃一人ぼっちで友達居なかったし・・・パパやママも亡くなって、色々あったから」
そう言いながら、は振り返り私の顔を見つめる。
「でも、この海を見てたら”また、頑張ろう“っていう気分になったの。
最近来てなかったから、汚れてるんじゃないかって心配してたけど・・・まだ綺麗なままでよかった」
「そうか」
此処は、彼女にとって一人になれる場所だった。
優しく波打つ音が、彼女の悲しみを癒し
風に吹かれやってくる潮の匂いが、彼女の心を元気付けていた。
まるで、誰かに優しく包み込まれているよう・・・確かに、そんな気分になった。
「ゴメンね、こんな所まで連れて来ちゃって」
「構わないさ。それに、海が見たいという要望を言ったのは私だ。いいんだよ」
「うん。あ、お腹すかない?もうお昼になっちゃったし、ご飯食べよう」
「そうだな。食べ終わってから、また私のお願い聞いてくれるか?」
「うん!」
白い砂浜の上、潮風に当たりながら持ってきたお弁当を食べた。
邪魔なものが一切なく、まるで二人の世界に居るかのように
私とは他愛もない話をしながら、海を眺めていた。
「よし!食事も終ったな・・・じゃあ、次のお願いを聞いてもらおうか」
食事も終わり、私は立ち上がり
座っているを見た。
「いいけど。今度は何?」
「うむ。・・・海に来たらやはり、付き物があるらしい」
「付き、物?」
「アレがやりたい」
「アレ?何よ、ちゃんと言ってくれないと私も分からないよー」
私の言葉には困惑の声を出す。
私は一つ咳き込み・・・―――。
「水を掛け合って、追いかけっこしたい」
「は?」
「何かドラマっぽくていいだろ!・・・が逃げて、私が追いかけて。
私が追いつきそうになったら、水をかけて・・・・・」
『グラハム〜・・・こっちだよ』
『!』
『ウフフ。こっちまでおいでー』
『よし、捕まえてやろう』
『あ、追いついちゃう。こうなったら・・・えい!』
『冷たっ。・・・やったな、なら私も・・・ホラ!』
『きゃっ!・・・もぅ、私だって!』
「っていうのがしたい」
「何処のドラマよ!!ていうか、グラハム・・・ドラマの見すぎ!!」
私の要望に、は顔を真っ赤にして言ってきた。
ドラマの見すぎか?・・・・むしろ海に来たら定番だろ!王道だろ!!
「私の願いを叶えてくれるんだろ?」
「そ、そうだけど」
「じゃあ、しよう」
「・・・分かった。私も覚悟決めるわ」
そう言って、は立ち上がり
私よりも少し前に出て、振り返り・・・―――。
「じゃあもし、私を捕まえる事が出来たら・・・」
「出来たら?」
すると、は顔を横に背け頬を染めた。
日に当たり、彼女の首から一筋の汗が滴り落ちる。
ちょっとその仕草だけでドキッとするのだが。
「夜、好きにしていいから!」
「え!?」
そう言っては何処かへ走っていく。
あまりの発言に私は呆気に取られていたが
数秒して、ようやく彼女の言葉が脳へと伝わってきた。
待て、好きにしていいって・・・好きにしていいって・・・・・・―――。
「(本気モードになるぞ、おい)」
そんな誘い文句言われてしまえば、私の理性が使い物にならなくなるし
ましてや、ちょっとお遊び範囲の願いが
其処まで発展されてしまえば、全力で捕まえたくなる。
それに逃がしてしまえば・・・確実に
その『夜、好きにしていいから!』という言葉も全部逃げてしまう。
「グラハムー!」
すると、が私の名前を呼ぶ。
悶々と考えていた私は顔を上げ、彼女の姿を目に映す。
優しい笑顔で手を振っている。
さっきの言葉の事、覚えているのか・・・それとも逃げ切る自信があるゆえの行動か。
どっちにしろ、逃げた私の可愛らしい天使(エンジェル)を捕まえなくてはな。
私は光の中を駆け回る愛しい彼女を捕まえるべく、足を動かしたのだった。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「グラハムー・・・大丈夫?」
「何、とか」
数分、追いかけっこを繰り返していた。
もちろん水の掛け合いもした。
だが、肝心のは捕まらない。
私は息が上がり、その場で呼吸を整えていた。
私自身の体力が落ちたのか?
それとも彼女自身が体力を付けてきたのか?
多分思い当たる節は前者。
最近、デスクワーク続きでの運動不足だろう。
まぁ年の差という・・・若さの違いもある。
「(風みたいな子だな、は)」
風で流れる、ブラウンのロングヘアー。
陽の光で艶ある髪がさらに艶を増すほど、美しく靡(なび)く。
捕まえそうになっても
まるで何かがの背後を押すように、私から引き離していく。
手を伸ばしても、伸ばしても・・・は、私から逃げる。
それは、まるで風のように。
「(まぁ、体力づくりには・・・いいかもしれない)」
日ごろの運動不足だ。
たまにはこういうのもいいかもしれない。
それに捕まえなくては・・・夜がお預けだ、それだけは避けたい。
「(少し卑怯だが・・・・・・)」
そう心の中で、私は呟いてその場に止まる。
「グラハム?どうしたの?・・・具合、悪くなっちゃった?」
徐々にの声が聞こえてくる。
そして、彼女の影が近づき、膝を落とした瞬間・・・―――。
「きゃっ!?」
「捕まえた、私の可愛い」
の手を掴んで、動きを止めた。
それがワザとだと分かったのかは慌てた声を出す。
「ひ、卑怯〜っ!」
「これも作戦のうちだ。・・・もう逃がさない」
そう言って私はを抱きしめた。
を腕に抱きしめたとき思わず力が入りそうになる。
笑顔で逃げるの姿を見るたびに
私の心臓は心拍数を上げていく。
逃げる姿も・・・愛らしくて、「早く、はやくこの腕に・・・」と
焦る気持ちが私自身の体とは裏腹に現れれていく。
「グラハム。・・・心臓、すごく動いてる」
「あぁ、たくさん・・・走ったから」
「大丈夫?」
「もう大丈夫。が腕の中に居るから」
は顔を上げて、私と見つめあう。
黒い瞳が、私の心を矢のように貫く。
白い肌を伝う汗が、私の気持ちを高揚させる。
艶がかった唇が、私を誘う。
「グラハム」
「愛してるよ、」
そう言って、私は彼女と唇を重ねた。
唇を重ねた瞬間
心地よい潮風が吹き、優しく私たちの体を包んだ。
「すっかり熟睡だな」
帰りのバスの中、は疲れたのか
私の肩に頭を置いて眠ってしまった。
横目で私はそんなを見て、笑みを浮かべた。
「何でも願いを叶える、か」
初めてのプレゼントだった。
モノではなく、私自身の願いを叶えてくれるという・・・プレゼント。
もちろん、去年から貰ったネックレスも嬉しかった。
だが、それ以上に何だか嬉しくてくすぐたかった。
きっとこのプレゼントは、彼女にしか思いつかないような事なのかもしれない。
「んぅ・・・グラ、ハム」
「?」
すると、横のが何か言ってきた。
もしかして、起きる?と思い、彼女を見ていると・・・――。
「お誕生日・・・・・・おめで、とう」
「」
愛らしい笑みを浮かべながらは私にそう言ってきた。
いや、多分寝ぼけているんだろう。
また其処も彼女の魅力なのかもしれない。
「最高のプレゼントをありがとう、」
そう、寝ている彼女の呟き
空いていた彼女の手と自分の手を重ねた。
きっと今年のプレゼントは
産まれてきて、生きてきた中で一番最高に嬉しいプレゼントになった。
Wish〜アナタの願い叶えます〜
(初めてのプレゼントに驚いたけど、多分生きてきた中で一番嬉しいプレゼント)
-オマケ・夜-
「ちょっ、グラハム!?いきなりなんでベッドに押し倒すの!?」
「何だ?約束しただろ?捕まえたら好きにしていいって」
「え?!ゃ、あれは・・・言葉のあやで・・・っ」
「まだ誕生日は終ってないぞ。そうだなぁ、まだ色々したいことがあるし・・・好きにさせてもらうからな、」
「うぅ、やぁあ〜〜!」
「大丈夫。たっぷり可愛がってあげるよ、君が泣いて喜ぶくらいにね」
「字が違う!!!」
「ホント、今年はいいプレゼント貰ったなぁ〜。ありがとう、」
〜さて、この後どうなったのかは・・・皆様のご想像にお任せします。〜