「・・・・んっ・・・んぅ・・・・・ぅ」

「っ・・・。今日は、積極的だな」

「は、ぅ・・・ぁ・・・お仕置き、だもん」

「そう、だったな」







お仕置きなんて、口にしたけど
自分で彼にする分は限られている。


いつまでも・・・彼にさせてばっかりはイヤ。


だから、少しでも大人だって認めてもらいたいから
私は彼のアレを口に咥えて、舐め扱く。






「しかし、君からこんな事をしてもらう日が来るなんてな。嬉しくて涙が出そうだよ」

「っは・・・変なこと言わないで」




私は思わず彼のアレから口を離した。




「好きな女性から、自分の大事なトコを舐めてもらうなんて・・・男なら喜ぶところだな」

「・・・グラハム、たくさんして貰ってたくせに」

「心外だな。好きな女性と私は言ったんだが?にシテもらって私はすごく嬉しいぞ」








楽しそうな声を出すグラハム。

嘘、絶対嘘だ・・・きっと色んな女性に・・・―――。









「・・・・・嘘つきなグラハム、きらぃ」

「嘘かどうかは、最後までシテから言うんだな」








余裕な声たっぷりに言葉を
吐き捨てるから、私はムッとして
彼のアレを再び加え、舐め扱く。

その度にグラハムは「っん」とか色っぽい声を出す。

少し背中がゾクゾクするけど、私が
そんな反応を見せたら、絶対グラハムは笑うに決まってる。




私は何も知らない子ども。

でも貴方は、色んな女性と色々体を知っている。




その差は何?

生きてきた長さ?人と触れ合う回数?・・・それとも・・・――。



頭を駆け巡る思いが、口や舌の動きを早めていく。









「っ・・・・・・も、いい・・・離してくれ」

「んぅ・・・ンん・・・ッ」





熱の篭ったグラハムの声。

もしかして・・・本当に、感じてるの?

演技とかじゃなくて・・・本当に、感じてる?



ちょっと目を開けて、上目遣いで彼を見ると
頬が少し赤い。それに眉間に、若干ではあるが皺が寄っている。





。・・・離せ・・・汚れるぞ」

「んぅ・・・ぃ、や・・・」

「咥えながら喋るな。・・・っく・・・ン」







お布団のシーツを握るグラハム。

どんどん、熱くなっていくグラハムのアレ。
唾液と混じりながら、彼のナカから出てくる白濁の液体。

口から零れる吐息混じりの声が
初めて聞く音のように思えて、動きが止まらない。









。・・・どう、なっても・・・知らないぞ・・・っ」


「んん・・・んぅ・・・」


「・・・っく・・・はぁ!」


「んぅ!?・・・あぅ、あ」








瞬間、口の中に
ほろ苦い液体が大量に流れ込んできた。

口の中にソレは収まりきれず
というか、私自身流れ込んできた量が
思いっきり喉に突き当たり、そのまま口を離してしまった。

おかげで顔に、少しかかってしまった。

私は起き上がり、顔に付いた彼の体液を
手でそっと拭い去る。








「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・・・」







ふと、目の前のグラハムに目線を移すと
彼は、顔を伏せてゆっくり呼吸を整えている。

何故だか今は私が大人の気分がする。
そして、彼が小さな子供に見えて、愛おしく思えてしまう。



コレが母性本能っていうのかな?



私は息も絶え絶えな彼を抱きしめた。
彼の顔が、私の肌蹴た服の胸に当たる。







「っ!?・・・!?」

「可愛いグラハム」

「・・・ゃ、やめてくれ。・・・みっともない私を見ないでほしい」

「そんなことないよ。可愛い・・・すっごく、可愛い」








体を離して、彼を見つめる。

果てた後だから、瞳が潤んで見えてしまう。

その瞳が可愛く思えた私は
彼の瞼にキスを落とし、ゆっくりと唇にと場所を移し
互いの唇を交える。






「あふ・・・んぅ・・・んンッ・・・」




唇を交えるとグラハムは
まるで獣のように、私に熱い口付けをする。

息が出来ないほど・・・舌を、唾液を交える。

キスを待っていた子どものように、グラハムは激しいキスを繰り返す。
私はまるで彼に食べられているみたいだった。







「はぁう・・・あ・・・はぁ・・・・もう、挿れるよ?」

「それはいいが。・・・いいのか?」

「何が?」





私が足を開き、彼の上に馬乗りになる。
腰を下ろしてしまえば、すぐにでも繋がるのだが
彼の言葉に下ろす動きを止めた。








「コンドーム・・・付けてほしんじゃなかったのか?」

「・・・・・今は、いいの」

「何故?あれほど布団が汚れるだの何だのと言ってたじゃないか」

「今は・・・・・・グラハムを、いっぱい・・・・・感じたいから。いらない」







もうそんなもの付けている暇なんてない。
今は、ただ・・・貴方をこの体で感じたい。



私だってやれば出来るところ、貴方に見せたいの。

そのためには、いつもどおり・・・やらなきゃいけない。

じゃないと、フェアにならないから。




私はゆっくり、息を吐きながら腰を下ろす。
徐々に熱くなった、グラハムの熱の塊が
私の秘部の入り口を通り越して、ナカへと入っていく。






「くぅ・・・んっ・・・んん!」

「っ、キツイな。少し、慣らしたほうが良かったんじゃないか?」

「ぃ、いぃの・・・これ、で。・・・っん・・・はぅ・・・あ、あぁ」






グラハムが、私のナカに入っていく。

いつもならスルリと入るところなのだが
充分な慣らしもせず、そのまま挿入をしてしまった。

だから、入っていく感触が体全体で分かる。

熱い・・・グラハムのって・・・こんなに、熱かったんだ。










「あぅ・・・あ、ぁん・・・はぁ、はぁ・・・は、入ったょ・・・全部」

「あぁ、入ったな」

「グラハムの、凄く・・・あつぃ」

のナカだって。私のが溶けてしまいそうなくらい熱いじゃないか」

「グラハムのエッチ。・・・動くよ、いい?」

「どうぞ」







ナカに全部入っても、グラハムは余裕な声と表情だった。


あぁ、いつになったら貴方はその全てを脱ぎ去ってくれるの?


私はいつになったら、貴方のような大人になれるの?



こんな事をしても
きっと、大人にはなれないかもしれないけど
少しでも、何かを知って・・・貴方の側に居続けたい。




私はゆっくりと腰を上下に動かし
ナカで彼の熱の塊と擦り合わせる。







「あっ・・・あぁっ・・・!グ、グラ・・・グラハムッ・・・あ、ああ・・・はぅ、ン」

。もう少し激しく動かしてごらん」

「ゎ、分かってるっ・・・!・・・ぅん、んっ・・・あ、ぁン・・・あぁ」






言われなくても分かってる。

でも、恥ずかしいのと気持ちイイという
気持ちが混ざり合って・・・・今のところ、恥ずかしい気持ちが
勝ってしまい、思うように腰が動いてくれない。

だけど、今はそんな事を思っている場合じゃない。

次、何か言われる前にやらなきゃ。

そうじゃないと「やっぱり子どもだな」とか思われてしまう。




腰を上下に動かして、擦り合わせを激しくする。
イヤラシイ水音が、部屋中に響き渡っていく。







「あっ、ああっ・・・はぁ、あっ・・・あぁン!」

「っ・・・ダメだ」

「ぇ?」

「もう我慢の限界」

「え?・・・あっ、きゃあぁっ!?」





すると、突然グラハムが起き上がり
私をタタミにと押し倒した。もちろん、繋がったまま・・・形勢逆転されてしまった。






「もう少し我慢してようと思ったが、それも限界だ」


「え?え?・・・ゃ、何?」


「我慢の限界だと言ってるんだ。君のあんな可愛い姿を見たら、私の気持ちも昂ぶる。
いや、昂ぶらないほうがおかしい!」


「グラ、ハム」





グラハムは、頭をワシャワシャと掻き乱しながら言い放つ。





「あーもう!・・・もう少し大人でいようと思ったが無理だ!君を目の前にして、大人になろうとした私がバカだった。
無理だ、無理なんだ。君を目の前にすると・・・」


「え?あっ、や・・・やぁぁあ!!」






瞬間、グラハムは
私の腰を掴んで、激しく抜き差しを行う。

もちろん、私が上に乗って動くよりも数倍・・・激しい。







「興奮が抑えきれない。君を、凄く・・・欲してしまうんだ」

「あっ、ああっ・・・ゃ、あン!・・・あぅ、んぅう!」

「あんな可愛いことをされれば・・・誰だって興奮するに決まってるのに。まったくどうして、君は分からないんだ」

「ひゃぁあっ、あ、ああ・・・グラ、ハ・・・あぅん!・・・激し、ああぁン!!」





いつも以上に、グラハムの声・・・余裕がない様に思える。

体の熱だって、重なり合う肌だって・・・動き続ける呼吸ですら、何だかいつもと違う。



ふと、間を置くようにグラハムが動きを止めた。





「君が子ども?バカなことを言わないでくれ・・・君は充分に魅力的な女性、大人だよ。
だか、こういったことに関してはまったくの無知、つまり子どもだ。・・・私の言っている事分かるか?」


「ぅ、ぅん」


「いいか、。子どもの知らないことを教えるのは大人の義務だ。だから、君の知らないことは
私が全部教えてあげる。無理して、背伸びなんかしなくていいんだ。ゆっくりゆっくり・・・時間をかけて覚えていけばいい」


「グラハム・・・ごめん、なさぃ」





そう言って、私は泣きながら彼に抱きついた。
でも、こうやって泣きじゃくるところは私、まだ子どもなんだよね。

貴方があまりにも早足でどっかに行っちゃうから
それに追いつきたくて、背伸びしてたのかもしれない。
いろんな人に囲まれる貴方を見て、私は少し焦っていた。







「私、やっぱり子どもだね」

「そうだな。特にこういうことに関しては天然記念物級に鈍感すぎる」

「ひ、ひどぃ」

「事実じゃないか。無自覚だし、天然だし、人を煽るし、可愛いし、さっきだって一生懸命に腰を動かすところなんて」

「あっ、やぁあっ、ぁン、いきなりっ!・・・あぁあん!!」






止まっていた動きをグラハムは再び動かし始める。

不器用に結ばれていた浴衣の帯が緩み、肩の肌が外へと晒される。
足元も、自由が利いてきたのか
グラハムは私の足を持ち上げ、さらに腰を動かし、熱を打ち付けていく。






「犯罪級に可愛かった、重罪に値するほどな。まぁ今も可愛い」

「あぅ、ああっ、グラハ・・・あぅん、んンッ・・・ゅ、かた・・・汚れちゃ・・・あぅうん!」

「司令には私から謝罪しておく。気にするな、今は黙って私だけを感じればいい」





そう言って、彼は激しく腰を動かす。
あぁもう何か・・・色々考えていた事が
吹き飛んでいきそうなくらい・・・フワフワした気分。








「んぅ!?・・・あ、ふっ・・・あ、ああっ・・・んんぅ」

に一つ、イイこと教えてあげよう」






腰を動かしながら、彼は私の耳元で何か囁き始めた。

その事実を耳に入れた瞬間、私は彼を見た。






「う、そ」
「ホント。がハジメテだよ」
「私が、ハジメテ?」
「あぁ。だから、私のハジメテを奪った責任・・・取ってくれよ」






そう言うと、さらに彼は腰を動かし熱を打ち付ける。

それを聞いた瞬間、恥ずかしかったけど・・・・・ひっくり返せば嬉しいかもしれない。





「あぅ、あ・・・グラハム・・・グラハム・・・好きっ・・・好きだよっ・・・!」

「私もだよ、






大人かと思ってた。

でも、貴方もやっぱり子どもだったんだね。



嬉しくて、胸の高鳴りが止まらない。

涙が零れて、また貴方を愛おしいと思えてしまう。





私は手を伸ばしそっと
彼の頬に触れ優しく撫でた。






「・・・っ、そんな顔しないでくれ」

「ぇ?」





途端、彼の碧眼が私を見つめる。
心に鋭い刃が突き刺さり私を射止め、体が痺れるほどの熱を感じる。








「また君を、深く愛してしまいそうだ」

「あっ・・・あぁあっ・・・!」







その言葉と共に
深く・・・私の最奥に彼の熱の塊が貫かれる。








「っ・・・!」

「んぅ・・・・―――あぁあぁああ!!!」






彼の熱がナカへと注ぎ込まれ私は達した。
少し痙攣を起こすも、すぐさま治まる。







「あふっ・・・んっ・・・んん」
「ちょっと、出しすぎたか?」
「へ、変なこと言わないで!いつもと変わらないよ・・・・・・多分」
「そうか。なら、この調子で」
「待って」
「何だ?」




2回目を始めようとしたグラハムに
私は静止の声をあげた。





「付けて」

「何を?」

「コ、コンドーム」

「今日は付けなくて良いと言ったのはじゃないか。だからこのままでいい」

「や、・・・だ、だめ!さっきはさっき!!今は、今!・・・付けて」

「あー・・・ゴムを買ってくるのを忘れてなぁ〜。まぁ仕方ないな、諦めてくれ

「ちょっと!!棒読み!!買ってこなかったのワザとでしょう!!」

「いいじゃないか、別に。付けたらが感じれない!」

「ワガママ言わないでよー!」

「ワガママはどっちだ?まぁ、いい・・・繋がったままだし、第2ラウンドと行くか」

「ふぇ!?・・・あっ、ちょっ・・・やだぁぁ!!」








でもね恥ずかしいけど、ちょっぴり嬉しかったのは
貴方があの時言ってくれた言葉・・・・・―――。






























『実はな、口でイかされたのは・・・が初めてなんだ』












それって、その時まで貴方はまだ子供だったって言う事。

恥ずかしくて口では言えないけど
その時言ってくれた貴方に私は思わず心の中で笑っちゃったんだ。








「もう、いっその事だ・・・薬を飲むな

「は?」

「子作りをしようじゃないか!」

「ぃ、いや!」

「ならせめて結婚してくれ!それが嫌なら籍を入れよう!!」

「どっちもまだ早い!!」






でも、案外考えたら・・・・・・彼のほうが子どもなんじゃないかって思ったりもした。






おとなの様なこども〜滞在3日目・後編〜
(実は、私よりも彼のほうが子供なんじゃないかと思った今日この頃)



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