「どうした?」
「いえ、何も」




いつものように、ジョシュアさんが私の家にやってきた
寝ようとしていたので、ジョシュアさんは寝ている私の頭を
優しく撫でながら、隣に座っていた。




「最近、元気が無いな」
「そう、ですか?」
「何かあったのか?」
「いえ、全然」




私はジョシュアさんに笑って見せた。




本当は、彼の・・・フラッグのことが心配で



毎日泣いていた。





あの日以来、彼は私のところには現れなくなった







『 大 嫌 い 』






その言葉を言ってしまったばかりに、あの人は私の前に現れなくなった


ジョシュアさんの肋骨を折ったのは

多分、彼が自分の身を守るためにやったことなのだろうとその後自分で考えた

でも、人を傷つけたことには変わりは無かった

だけど・・・自分でもどうしてあんな言葉を言ってしまったのかと

酷く自分を責め、酷く後悔をした。








「あまり無理をするな・・・俺が心配する」
「すいません、ジョシュアさん」
「今日はもう帰るが、しっかり寝て明日また笑って店に行くんだぞ」
「はい。」







そう言って、ジョシュアさんは私の家を出て行った。
私は毛布を被った








「・・・来て、くれるはずないよね」







私は窓の外を覗いた。

きっとジョシュアさんはまたフラッグを捕まえに
行ったんだと予想した

心のどこかで誰にも捕まらないで欲しいと
願っていた。







「ごめん・・・なさい・・・フラッグ」








今、謝ってもきっと彼は・・・
















----コンコン!!






すると、窓を叩く音がした
私は起き上がり、窓を見ると






「・・・こんばんわ・・・」






「!?・・・・・・フ・・・フラッグ・・・!!」






心の中で、ずっと逢いたかった人が

ようやく現れた


私は窓に手をかけすぐさま開けた。






「フッ・・・フラッグ・・・ど、して・・・」
「どうしても、貴女に・・・逢いたくて・・・どんなに罵られても、それでもいいと・・・」





フラッグはとても悲しそうな顔をして
私に訴えていた。










「少しだけ、話を・・・させてください」






神様

これは、私に与えてくださったチャンスなのでしょうか?

この、チャンスで私を彼の元に戻れるのでしょうか?

お願いです、教えてください












彼の側に戻れる方法を
(もう一度だけ貴方を愛し、愛されたいんです)








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