私は数週間して、ようやく学校に来れた。
頭がボーッとしながらも授業を受けていた。
首の引っかき傷も、徐々に癒えていった。
そしてそっと、私は制服の袖を下に下げる。
綺麗に巻かれた包帯・・・今までリスカをしていた腕を隠すための包帯。
『手首の包帯は絶対に解いたらダメだからね』
『・・・ぅん』
『それから、行き帰りは僕が送る。・・・いい、』
『ありがとう、恭弥』
『僕は、君が元気になってくれたらそれだけでいいんだ』
『だから、笑って・・・・・・』
恭弥の言葉に、今まで力なく笑っていた表情が
なんだか自然といつもどおりの笑みを浮かべれるようになった
彼のお陰で、傷が・・・癒えていった・・・・・・自分を傷つけ続けた傷が
「恭弥」
「うん、帰ろう」
下校、やっぱり目立つ。
何せ、恭弥は並盛史上最強の不良かつ並盛中風紀委員長
ある意味、私の学校も並盛の地区に入り学校の先生や生徒達は恭弥の姿を見るだけで怯える
でも、今はそれが凄い強みでもあったりするから便利だ。
「行こう。無能執事が待ってる」
「・・・ぅ、うん・・・ぁっ」
すると、突然恭弥が私の手を握ってきた。
強く、まるで離れないで欲しいという・・・そんな強さで彼は私の手を握ってくれた。
「ただいま」
「あ、お帰りなさいませお嬢様、恭弥様」
家に帰り、リビングに行くと聖がキッチンに立っていた
すると、ほのかに鼻を掠めた・・・柑橘系の酸っぱい匂い
「お嬢様、今日は柚湯にお入りください」
「え?・・・何で、また柚?」
「恭弥様が、下さったんですよ・・・お嬢様、柚の香り大好きでしょう?」
「恭弥?」
私は思わず恭弥を見た。
でも、恭弥は相変わらずの無表情。
だけど、分かるよ・・・私に早く元気になってもらいたい、それは貴方の懸命な思い
「・・・うん、好き。」
「お風呂には、柚を数個ほど浮かばせていますので、今の内にお入りください。
食後のデザートは柚シャーベットにいたしますね」
「ありがとう、聖・・・ありがとう、恭弥」
聖にお礼を言って、そして私は恭弥の肩に頭を置いた。
彼の肩に羽織られた黒い学生服からは、ほのかに酸っぱい柚の香りがしていた。
-------チャポン!
「んー・・・良い匂い。落ち着くなぁ・・・。」
浴槽にプカプカと数個ほど、柚が丸ごと浮いていた。
私はそれを手で押しては、沈め・・・そして浮かんでくる柚で遊んでいた。
もちろん、浴室内には柚の良い香りが充満していた。
ふと、自分の手首を見た。
徐々に消えていく、自虐行為の跡・・・そんなに刃を深くまでしていなかったから
傷も浅く、癒えるのも早いと・・・お医者さんが言っていた。
もう少ししたら・・・包帯ともオサラバになる。
一体、私は今まで何をしていたのだろう
どうして、自分を傷つけてまでして・・・こんな事をしてしまったのだろう。
聖を心配させ、千夏ちゃんも心配させて、恭弥も・・・・・・
「皆、ゴメンね」
そう言って、私は呟いた。
-------ガラッ!
「謝るくらいだったら、最初からそんなことしないでくれる?」
『!!お風呂!お風呂!』
「なっ!?恭弥、何入って来てんのよ!!!それから、ヒバードまで!?」
突然浴室の扉が開き、其処に立っていたのは・・・もちろん、恭弥・・・えぇ、全裸ですよ
しかも頭にはちょこんと乗っている、何処から連れてきたのか不明な、トリ・・・”ヒバード“とか皆言ってる
「あっ!?・・・アンタ、何入って来てんのよ!!!」
「何って・・・の背中流しに来た」
『流しに来た!流しに来た!』
「別に良いわよ!!そんな事までしなくても!!」
「いいじゃない、別に。2人で入ったら環境にも良いんだよ、知ってた?」
『知ってた?知ってた?』
「知らないわよそんなの!!」
久々に血圧が上がりそうです
すると、バスタブに、ヒバードが止まる。
『、柚湯!、柚湯!』
「何でヒバードまで入ってくるのよ・・・もう」
そう言って、私はそっとヒバードの頭を撫でた。
気持ち良いのか瞳を閉じて、その感触に酔っていた
「ホラ、上がる」
「ふぇ?」
「背中流すって、僕言ったでしょ」
「マジでするの?」
「そうだけど、悪い?」
「別に・・・悪いなんて誰も言ってないでしょ。」
「なら、上がる。・・・ホラ」
言い出したら、頑として自分の考えは曲げないのが恭弥だ
此処で私が抵抗しても、多分ずっと言い続けるだろうな
そして、今日拒否しても、ずっと追い続ける・・・本当に厄介なのだ、私の幼馴染雲雀恭弥は。
「何もしないでよ」
「何をするの?」
「・・・・・・何かしたらぶっ飛ばすって言ってんの」
「大丈夫だよ・・・何もしないから」
「そうですか。・・・じゃあ、お願いしましょうかね」
そう言って、私は浴槽から体を上がらせた。
だが、コレが命取りだと気付いたのは・・・お風呂に上がった後のことだった。
--------ヌチャッ・・・ヌリュ・・・っ
「あっ!・・・ちょっ、ちょっと・・・や、やぁっ・・・恭弥、何処触って・・・あぁン!」
「何処って?・・・洗ってるだけだよの体」
「うっ・・・嘘ッ・・・あっ、ああっ・・・」
「ゴメン、手が滑る」
「ワザとでしょうが!!・・・あン!!」
僕は、ボディーソープをつけて、僕の体に寄り掛からせ
の体を洗う・・・フリをして、そのまま蕾を指で弄んでいた。
もちろん、体全体にボディーソープを滑らせ、体中の滑りをよくする
そうすれば、手が何処に滑っても言い訳が出来るからだ。
僕は手をの体中を動き回りながら、首筋を香る。
「・・・、いい匂い・・・」
「やっ・・・あ、・・・あぁん!」
「何の香り?・・・柚かな?それともボディーソープの香り?」
「わっ・・・わかんな・・・ひゃぁ・・・あ、あぁっ!」
「どっちでもいいや・・・僕の好きな、の匂いだし。」
そう言って、僕はの蕾、ボディーソープと愛液を絡ませながら
指で優しく扱いていた。
柚の香りなのか、体を滑っていく乳白色のボディーソープの香りなのか分からない
だけど、それも全部僕の大好きなの香り。
鼻を掠めるだけで、君だって事が分かる。
「あっ・・・あぁっ、・・・きょ、恭弥ぁ・・・や、やだぁっ・・・」
「何がイヤなの?・・・僕せっかくの体洗ってあげてるのに」
「洗って・・・ぁあン!・・・あ、・・・洗ってなぃ・・・ひゃあっん!」
「クスクス・・・可愛いね、。・・・ん?ねぇ、・・・」
「なっ・・・何?」
僕は笑みを浮かべ、の蕾を指で広げ
指に乳白色のボディーソープと愛液を絡ませたものをに見せた。
「君のココ・・・洗っても、洗っても溢れてくる・・・ホラホラ・・・・」
そう言って、僕はの蕾を指で激しく扱く
イヤラシイ水音が、浴室中に響き、耳を犯していく
「あっ、ああっ・・・あン!あ・・・やめっ・・・」
「ワオ・・・コレ、何だろうね?コレじゃあ綺麗にならないよ」
「やっ・・・やぁああっン!!・・・恭、恭弥ぁ・・・あ、ああっ、ダメェ!!」
「綺麗にしなきゃね、。・・・すぐ、綺麗にしてあげる」
そして、僕は壁にかかっていたシャワーをとり、お湯を出す。
人肌に触れても、火傷しない温度までお湯を下げ、の蕾に近づけ
降り注ぐシャワーを当てた。
「ひゃぁぁああ!!!・・・あっ、ああっ・・・恭弥っ、恭弥ぁあっ!!」
「何?どうしたの?・・・見て、綺麗になっていくよ。」
「あぁっ、ああ・・・熱、熱いよぉ・・・やぁっ、ぁあン!!」
「我慢しなきゃ。・・・綺麗にしないとダメだよ」
そう言って、シャワーの水をの蕾に一点集中させる
甘い嬌声で啼く彼女。
無知で何も知らないだからこそ、僕は好きでたまらない
熱いお湯が、水の雨となり凄い勢いで
彼女の蕾に当たり、絡めていた愛液とボディーソープを洗い流していく。
そして、僕はシャワーの水を止めた。
「ハァ・・・あっ・・・ぁ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
「また汚れてきた。キリないね」
「もう、・・・もぅ、いい・・・っ・・・恭弥、もう、・・・お願い・・・」
すると、が僕のほうに体を向け抱きついてきた
どうやら彼女が我慢の限界らしい。
「シテほしいの?」
僕がそう問いかけると、は何度も首を縦に振った。
「今日はダメ」
「やっ・・・やだぁっ!」
「あんまりしちゃうと、の体が壊れちゃう・・・まだ本調子でもない時にしたら
の体に一番負担が来るんだよ・・・だから、ダメ。」
「きょ、恭弥ぁ・・・」
甘い声で、僕にどうしてもしてほしいとは抱きついてきた。
この前、まだの体が傷ついた状態で繋がってしまった・・・その時
の体に大きな負担をかけてしまい、3日程、は寝込んでしまったのだ。
確かに、今の体は昔のように元に戻りつつある
だが、此処で繋がってしまえば、またが寝込んでしまう・・・その繰り返しになる。
「甘えないの・・・」
「・・・ケ、チ・・・」
「だけど、君があまりにも可愛い声で啼くから、僕も興奮してる」
「え?・・・ぁっ・・・」
すると、は下を向いて
僕の猛った性器を見て顔を赤くした。
「流石に、この状態じゃ僕はお風呂場から出れない。・・・だから、」
「な、に?」
「僕のココ・・・気持ちヨクしてよ」
「えっ?!・・・ぁ、いや・・・で、でもっ」
「誰もフェラしろなんて言ってないだろ」
「サラッと恥ずかしい事言わないでよ!!」
「フェラじゃなくて、別の方法・・・繋がらなくても、お互い気持ちヨクなる方法あるから」
僕は笑みを浮かべ、を見た。
は僕のそんな表情を見て、きょとんとした表情をしていた。
「今はそれで我慢して・・・いい?」
「・・・ぅん」
の返事を聞いて、僕は彼女のおでこにキスをした。
『ヒバリ!ヒバリ!・・・!!・・・シャワー!シャワー!』
「きょ、恭弥・・・ヒバードが、見てる・・・」
「あいつ鳥だから・・・気にしなくていいよ」
僕達は立ち上がり
壁にを寄り掛からせ、その前に僕は立ち塞がる。
雑音を遮るように、僕はシャワーを流しっぱなしのままにしていた。
「脚、ちゃんと開いて」
「で、でもっ」
「怖がらなくて良い、大丈夫・・・僕が居る」
「恭弥」
そう言って、は脚を少し開かせた。
僕はの脚の間、蕾の上に自らの性器を当てた。
「あ・・・っ!」
「行くよ」
にそう告げ、僕は性器を前後にゆっくり動かした。
僕の猛った性器がの蕾に触れ、快楽が生まれる。
「あっ、・・・あぁんっ・・・あ、ぁあ・・・きょ、恭弥ぁっ・・・」
「、どう?・・・イイ?」
「んっ、あ・・・はぅ、あ・・・ぁあン!・・・恭弥、恭弥・・っ・・・あぁ、あっ」
「その顔・・・イイんだ・・・、気持ちイイんだ」
「きょ、恭弥ぁ・・・あ、ああっ・・・もっ、もっと・・・もっと・・・!」
「いいよ。」
そう言って、僕はゆっくりだった動きを
徐々に激しく前後に動かし始めた。
蕾と性器が擦れ合い、の蕾から愛液が流れ出し
僕の性器を濡らしていく・・・そして、動きを良くしていく
「ぁあっ!・・・あ、ああ・・・恭弥ぁ・・・きょ、や・・・あっ、あぁン!・・・」
「・・・僕、もう・・・っ」
「・・・恭弥、恭弥・・・っ!」
「・・・ンッ!」
「・・・---ぁああぁあん!!!」
僕は擦れ合う度に起こる快楽で
限界に達し、そのままの蕾に精液を吐き出し果てた。
そして、も刺激されていた蕾に熱い精液を
吐き出され、彼女自身も果て僕に抱きついた。
「・・・・・はぁ・・・はぁ・・・、大丈夫?」
「・・・ぅ、ぅん・・・平気・・・」
出しっぱなしにしていた熱いシャワーが、僕との体に降りかかる
は僕の顔を見上げ、僕もの顔を見た
「、好き」
「私も、恭弥の事好き」
そう互いに愛を囁きながら、熱いあつい、キスを交し合うのだった。
Citrus Kiss〜愛を囁く果実〜
(君は僕を狂わせる、禁断の果実の匂いがする)