「さぁ、どっからでもかかって来い!」





当の本人はやる気満々だ。


だが、俺達も暗殺のプロだ・・・下手に手を出したりはできない。
もちろん、ルッスーリアもレヴィも・・・同じこと。









「そっちが来ないなら、こっちから行くけど・・・いいよね?」

「そうしてくれた方が好都合だわ。」
「ウム、そうだな。」

「よーしよし!じゃあちゃん行っきまーす!」






そう言って、目にも止まらぬ速さで2人に近づいた。



「なっ!?」
「何この子!?」

「遅いよ、2人とも」








---------ドガッ!!!








「レヴィ!ルッスーリア!!」
「直撃かも」





鈍い音がした。
が持っていたトンファが二人の腹部に直撃したような音がした。






「・・・やるね」

「ヴァリアーを・・・」
「舐めるんじゃないわよ・・・小娘ちゃん」



「2人とも、どうやら防いだみたいですよ隊長」
「ったく、ヒヤヒヤさせやがって」







どうやら、2人はの第1撃を何とか凌いだらしい
レヴィは持っていた傘で、そしてルッスーリアは素手でのトンファを受け止めていた


は受け止められ、すぐさま間合いを取り二人から離れた。








「アハハ、やるねー・・・やっぱ一筋縄じゃいかないね、ヴァリアーも」
「私達をそこら辺の小物と一緒にしないで欲しいわ」
「俺達ヴァリアーは暗殺部隊のナカでもピカイチなんだ。」
「まぁそうしてくれないと、面白くないし」





はまるで遊んでいる子供のようにケラケラと笑っていた。

だが、アイツのさっきの速さはマジでビビるぞ






「よし、じゃあ本気で・・・行こうかな・・・」





すると、の無のリングが白い死ぬ気の炎が出て
トンファに力が流れ込んでいく。

そして、2人の目の前にトンファを構える。









「一つ言ってなかったけど、私のトンファはただのトンファじゃないの。・・・ボンゴレの研究者に
トンファを改造してもらって、銃機能をつけてもらった・・・つまり、ガンズ・トンファってこと」

「な!?・・・卑怯よ、飛び道具じゃないそれ!!」

「うっせぇなオカマ・・・あんた達と違って私は一般人なんだから飛び道具くらい付けたって文句言うんじゃないわよ」

アンタの強さ尋常じゃないのよ!

「あーハイハイ・・・分かった分かった」

分かってない口調でしょ!

「オカマさん面白いキャラしてるね〜・・・楽しいわ」

アンタぶっ殺すわよ!!

「やれるモンならやってみな!ボッコボコにしてやんよ!」

「きぃいいぃいい!!!レヴィアンタ手を出すんじゃないわよ!!もう女の戦いよ!!」

「オカマじゃんアンタ。」

「揚げ足とんじゃないわよ、フラン2号って言うわよ!!」







そう言って、ルッスーリアはに向かい
突進をしていく。















『霧砲撃(ミスト・ショット)』












----------ドォオン!!










「ちょっ・・・な、何!?」
「霧?」










すると、突然その場あたり一面が霧に包まれる

外の俺達じゃ中の様子がどうなっているのか分からない。











「どうなってんだ、一体・・・」

「・・・っ・・・い、いって・・・」

「あ、ベルセンパイ起きた。」
「ベル、大丈夫か?」






ようやく、気絶させられていたベルが体起こした。








「・・・アイツは?」
なら、ルッスーリアとレヴィが相手してやがる・・・まぁ外の俺達じゃ中の様子が分からない。」
「・・・ふぅーん・・・」
「ベルセンパイ・・・お腹大丈夫ですか?」
「痛いってーの・・・まぁそんなに痛くないって言うのも事実」
「痛くない、だぁ?」










すると、ベルが自分の服を捲り上げ
殴られて気絶させられた腹部を見るが・・・トンファで殴られた跡がない
いや、その殴った形跡が見当たらない










「どういうこと・・・っ」
「雷撃だよ」
「はぁ?」
「あの、リングですね・・・ベルセンパイ」
「ピンポーン。」





リング・・・のしている無のリングか

だが、それと雷撃と・・・







「僕を気絶させた一撃・・・実はトンファじゃなくて、微量な雷撃を食らわせたんだ」























ヘルリングとの融合で、ボックスが開く直前





『力抜きなさい』
『はぁ?』
『死にたくなかったら力抜きな・・・傷一つつけずアンタを気絶させるから』
『何言って』
『このまま攻撃受けて死ぬのと、雷撃喰らって気絶するのどっちが良い?』
『・・・!!・・・・ら、雷撃・・・』
『上等・・・力、抜きなさいよ・・・電撃って言っても痛いからね』











「アイツの嵌めているリングが光って、トンファに雷撃が伝わって、俺の腹には
トンファがあたらず、雷撃だけが食らっただけ」

「電気ショックか」

「あの人、結構何かと考えてるんだ」







傷つけず、ベルをあの爆発から救ったのか・・・しかもトンファを持ちながら
殴ることもせず、雷撃で電気ショックを与えて・・・。

しかもあの短時間で、そのことを瞬時に判断したは、マジで天才の上を行く奴だ










「っと・・・ふぅ、うわ・・・でかっ!」




「あ、出てきた」





すると、霧の中からが出てきた。

そして、いつの間にか霧が大きな球体を成していた。





「ちょっと放出しすぎたかな・・・・・・・・あ、ダサい王子起きたんだ」

「嫌味な言い方すんな・・・王子で充分だってーの」





はニコニコしながら、俺達のほうに近づいてきた。
だが、そのオーラからして闘うつもりな毛頭ないらしい

もちろん、リングからは白い炎が出ていた。







「痛かった?」
「別に・・・心配すんなよ」
「あっそ。なら心配しない
「即答かよ・・・それでも労われっての」
「心配すんなって言ったの王子でしょうが・・・だから心配しないわよ」
「(鬼だコイツ)・・・お、おい・・・レヴィとルッスーリアは・・・」
さん・・・幻術使えるんですか?」







勘付いたのかフランが突然そんな事言い出し
無表情のまま、を見上げる。
はきょとんとした顔からすぐに笑顔になる。







「アタリ」

「なっ!?お前霧属性なのか!?」

「私は雷属性よ。でもさすが、骸の弟子ねよく気づいたね。だけど私が使えるのはボックスと一撃目に放った
霧砲撃(ミスト・ショット)の融合技だけ。・・・骸や、アルコバレーノ・マーモン、フランみたいに高度なものは扱えない。
本当に基礎の基礎を、骸に教わっただけ」

「つまり、レヴィとルッスーリアは・・・」

「あの霧のドーム・・・幻術の中、私の影達と遊んでる」









は笑顔でそう答えた。

つまり、最初に放ったショットが目くらましになり・・・その間に霧のボックスを開けて
簡単な幻術を使ってあの二人を翻弄している。









「あ、そうそう・・・私の基本属性は雷なの。・・・だから、スクアーロとは相性最悪だから闘わないほうが良いわね。
武も私との練習はいつも避けてたから。」
「武・・・山本武か。・・・お前、守護者も相手してたって聞いたけどマジだったのかそれ」
「当たり前よ・・・守護者やボスを鍛えるのも私の役目だから。」
「お前それで能力を盗んでたのか?」
「人聞きの悪い・・・まぁ当たらずとも遠からずってやつね。でも大体は教わったのが多い。」





つまり、その練習の中で・・・は守護者の力を引き出し
其処から能力を盗んだりとしていた・・・なら、コイツが霧の幻術を使いこなせるのも頷ける





「しかし、コレを教わるまでセクハラの連続だったな」

「は?」
「セクハラ?」
「何のことですか?」




は遠い目でどこかを見ていた。






「どれほど幻術の練習中にあのアホを
殺してやろうかと思ったことか」

?」

「思い出しただけで腹立ってきた・・・そしてアイツの顔と笑い声が浮かんできた・・・
ひぃいいいい!!!!

「何か僕たちさんの苦々しい思い出を思い出させてしまったみたいですね」



はジタバタと足踏みをしながら両腕を擦り上げていた








「もういい、最後の仕上げ。」

『は?』





すると、リングから放出してある死ぬ気の炎が強まり
トンファに流れ込み、・・・鉄製のトンファが電気を帯びていた。







「私の基本属性は雷。そして、霧・・・霧って言っても雨とは親戚同士のようなもの。
霧も霧で、アレは大気中の微量な水蒸気が集まって細やかな水滴が地表や水面で煙のように立ちこんでいる。
そこで、皆さんにクイズでーす・・・此処で私が雷の砲撃をぶっ放したらどうなると思いますか?








笑顔で質問するの顔がかなりおぞましかった

そして、トンファを霧のドームめがけて構える・・・しかも、
笑顔















「お、おまっ・・・死人出す気か!?」

「まぁ、レヴィは元は雷属性だしそう簡単に死なないと思うけど・・・ルッスは死ぬかな・・・まぁ
いいんじゃない・・・
一人くらい死んでも

「う゛お゛ぉ゛い!!てめぇ何考えてんだ!!」

「シシシシ・・・やっぱ怖ぇ」

「大丈夫ですよ・・・2人とも頑丈だし」

んなこと言ってる場合か!!!

「大丈夫よ、そんなに強い電流じゃないから・・・王子を気絶させたくらいの微弱な電流だし」









そう言って・・・銃弾を装着する音がし・・・。













「じゃ、仕上げまーす・・・『雷砲撃(ボルト・ショット)』」









雷の銃弾が霧のドームに放たれ

接触した瞬間・・・












ぎゃぁぁあぁぁああああ!!!!









凄まじい断末魔が聞こえてきた。
数秒して、電撃が治まり、霧のドームが晴れていく。

地面には、ルッスーリアとレヴィが気絶していた。









「ありゃ?レヴィも?・・・おっかしいなぁ・・・ランボ君の情報違いか?」

「多分レヴィの方は電気の流れがよすぎたんじゃねーの」
「なるほど」

納得すんな!!!バカッ!!


「とにかく救護班呼んだほうが良いよ・・・あー疲れた、お腹すいた・・・東麻、ご飯食べに行こう」
さん!?」
「じゃあ、訓練はまた後ほどってことで・・・王子いつでも相手になるからかかってきな。」

「いけすかねぇの・・・切り刻んでやるし」

「やってみな。」




そう言ってはトンファを収めて、リングからも死ぬ気の炎が消え
完全に戦闘モードを消し、部下と何処かへ歩いていった。












「アイツ・・・マジで怖いぞ。」


「俺、負けないし・・・王子の俺が負けるなんて嫌だし」
「あの人と戦うって言うのも悪くないですね。ベルセンパイ次僕ですから」
「何言ってんの?コウハイのクセにセンパイで王子の俺に口答えする気?」
「センパイ一回気絶させられてるじゃないですか、僕が戦ってもいいでしょうが」
「ダーメ・・・俺がアイツと戦うの。アイツに参ったって言わせるんだよ」


どうやら、ベルやフランの闘争心に火がついたらしい。
俺も、あんな奴と戦ったみたいと思った




「まぁ俺達のボスも、あのとかいう女に興味持ったみたいだしな」
「珍しー・・・ボスが、女の興味持つとか」
「でも、ボスより先に僕らが仕留めないと。」
「フラン・・・仕留めてみろ・・・ボンゴレが黙っちゃいないぞ・・・何かアイツ相当向こうで可愛がられてるみたいだしな」








どうやら、俺達は初日からあの女に興味を抱いた





Battle Of PrincessV〜姫戦闘終幕!〜
(とにかく分からないが・・・なんだかアイツに俺達は興味が湧いた)


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