「恭ちゃん、お風呂入っていいよ〜」
「分かった」
いつものように、彼女が先に風呂に入り
僕がその次に入る。
彼女は湯気を外に放出しながら
濡れた髪で、布団を敷いた僕の部屋にやって来た。
「ホラ、ちゃんと髪拭かなきゃ・・・こっちおいで」
「うん」
僕は彼女が持っていたタオルを受け取り
目の前に彼女を座らせ、彼女の濡れた髪の毛をふき取る。
「むぅう〜きょーちゃん」
「もう少しだから」
大分乾いた事を確認し、手櫛で髪の毛を
整えさせた。
「はい、どうぞ」
「ありがとう、恭ちゃん」
まだ湯上りなのか、ほのかに顔が火照っている。
そんな表情で彼女は僕に微笑んだ。
しかし、彼女のパジャマが僕のスーツのブラウスって言うのはちょっとね・・・。
「うー・・・あちゅぃ〜」
彼女はパジャマ(ブラウス)の上二つのボタンを外した。
湯上りで暑いというのは分かるけど
その、隙間から覗かれる、彼女の肌。
そして、鎖骨に薄っすらと残っている桃色の斑点。
ねぇ、それって今すぐに僕に襲って欲しいって言ってる様なもんだよね。
「(・・・・・・って、風呂上りの彼女を襲ってどうするんだ僕は)」
服から覗く白い肌
(できるなら、ちゃんとした服(パジャマ)を着て欲しい)