「・・・・・・」
は固まって動けずにいた。
なぜなら、目の前の大好きな人の姿を見て唖然としているからだ。
いや、姿というよりも・・・言葉で。
「ねぇ、」
「僕を殴ってよ・・・ねぇ、殴って」
「きょ、恭ちゃん・・・???」
普段、絶対に口にしない言葉を雲雀はにむけて放つ
だが、何だか様子がおかしい
彼女はすぐさま気付いた。
顔はほのかに赤く、目も何だか潤んでいる・・・というか普段の
あのキツイ目つきは一体何処へやらという感じで
もうヘラヘラと口元が緩み・・・だらけきっている。
「恭さん、さん困ってますから」
「うるさいよ、哲・・・僕との時間を邪魔しないでくれる。〜ねぇ、ねぇ〜」
「きょ、恭ちゃん・・・」
本人が殴って欲しいと言ってるが、言われたは脳内パンク寸前
あまりの変貌にどうすればいいのかは分からなくなっていた。
「ねぇ、こう・・・僕の頬をさぁ〜・・・思いっきり殴ってよ」
「で、出来ないよ。恭ちゃんのホッペ・・・叩けないよ」
「何で?」
「だって・・・恭ちゃん、だから」
は恥じらいながら、雲雀の顔を見る
「ふぅ〜ん・・・じゃあ、襲っちゃおうかなぁ〜」
「ふぇ?・・・きゃぁあ?!」
すると、突然の視界は揺らぐ。
そして、畳に雲雀に押し倒された・・・自分を組み敷いている雲雀の表情は
まさしく酔っ払いの表情・・・いつもの真剣な顔は何処へ行ったのやら。
「恭ちゃん、離してよぉー」
「やーだ。、チューして・・・哲の見てる前でエッチなことしちゃうよ」
「!!」
「きょ、恭さん!??!!?(さすがにそれとなったら・・・居づらい!!!)」
「フフフフ・・・〜」
「恭ちゃんの、バカー!!!!!」
---------バシン!!!!!
居間中になんとも威勢のいい音、かつ鈍い音が聞こえた。
雲雀の言葉にが耐え切れず、思いっきり右手で平手打ちをお見舞いした。
もちろん、彼女が小さくなって雲雀に手を上げるのはコレが初めてである。
顔が左に向き、雲雀は打たれた右頬を押さえる
「ぁ・・・きょ、恭ちゃん・・・ごめん、なさい」
「・・・・・・」
は衝動で雲雀を引っ叩いてしまい
またしても、今度も怒気を強め怒られてしまうと思い
必死で謝る。
「恭ちゃん・・・ゴメンね、ごめんね・・・痛かっ」
「フフフフフ」
「!?・・・きょ、恭ちゃん?」
突然、不気味な笑い声を出す雲雀に
あまりのことでは驚きを隠せない。
「はぁ〜・・・イイね、。・・・そう殴ってくれなくちゃ・・・イイよ、その平手打ち・・・ゾクゾクするね」
「えぇえぇ!?!?」
「〜・・・もっと、ホラ・・・もっと僕を殴ってよ・・・ねぇ、」
雲雀は殴られた頬に手を添えながら、その痛みに
ウットリと酔いしれていた。
そして、再びに執拗に殴れとせがむ
「恭ちゃんが、おかしいぃいい!!!!!」
「恭さん、・・・あ、あの・・・さん、困ってる・・・んですけ」
「哲、もう帰っていいよ。ていうか、帰って・・・邪魔なんだけど」
雲雀のこの対応の違い
相変わらずなのだが、此処で雲雀に反論でもしてしまえば
確実に彼に叱責される事は目に見えている
ならば、此処は・・・・・・
「で、では・・・失礼いたします・・・」
「て、哲さん!!!この恭ちゃんどうすれば・・・っ!!」
「そうなった恭さんは、誰にも止めれません・・・さん、すいません!!!」
「えー!!!!????」
そう言って、草壁はその場をそそくさと退却。
【そうなった】
雲雀が酔っ払って
自分を殴れだの何だのという・・・
マゾヒズム的趣向になってしまった以上・・・誰にも止められないということだ。
居間にもちろん残されたのは、と・・・酔っ払い、マゾになった雲雀だけ。
はそんな雲雀と取り残されてしまい頭の中は困惑状態
「ねぇ〜・・・、エッチなことしようかぁ〜・・・好きでしょ?僕とエッチなことするの」
「うぅう〜恭ちゃぁ〜ん、恥ずかしいよぉ〜」
「恥ずかしくないよ・・・僕しか見てないじゃない。ねぇー、今日は特別にイイことしていいよ」
「ふぇ?何?」
すると、ヘラヘラと笑う雲雀は・・・・・・
「今日は・・・特別に、僕のおちんちん、舐めていいよ・・・ていうか舐めて」
「はぁ!?」
更なる爆弾発言に、はただ戸惑うだけ
「きょ、恭ちゃん・・・それ、しちゃ・・・ダメだって・・・この前、言った」
「この前はこの前・・・今日は今日だよ。ねー、ホラ僕のお」
「あーもう言わなくていい!!!」
雲雀の発言に、あまりにも耐え切れずは
大声を出して、彼の声を遮った。
「じゃあ、始めようか」
「ふぇ!?」
すると、突然の目の前で
酔っ払い暴走を続ける、雲雀はベルトを外し
ズボンを脱ぎ、下着から大きく勃ちあがった性器を出す。
あまりにも元気?に勃ちあがった雲雀の性器を見てはもう顔を真っ赤にするしかない
「ホラ、おいで」
「うぅ・・・す、るの?」
「してよ。・・・僕のココ・・・早くに舐めて欲しいって言ってる」
「うぅうう〜〜・・・」
今現在、の羞恥心はMAX状態
フェラを禁止されていたはずなのに、雲雀自らが
申し出た事には拒否する事は出来なかった。
大好きな人の頼みとならば・・・という気持ちがありつつも
なぜこれ!?という疑問の部分も少々あった。
できるなら、舐めるよりもまだ頬を殴った方がいいとは
頭の片隅で思っていた。
はゆっくりと雲雀の性器に顔を近づけ
小さな口を大きく開き、口にと含む
「んっ!・・・ぁ・・・はぁ、・・・イイよ・・・もっともっと舐めて」
「っ・・・ふっ・・・んぅ、んんっ・・・」
雲雀は自身を舐めるの頭を優しく撫でる
一方・・・彼の性器を咥えているは苦しいと分かっていながらも
普段の彼からは決して出る事のない艶がかった声に
少し興奮を覚えていた。
「・・・裏側とか舐めてみて・・・後さ・・・歯とかも立てて」
「んぁ・・・恭、ちゃんっ・・・ゎかった」
雲雀の指示に、は躊躇いながらも
少々自分に起こる興奮で、行為をヒートアップさせる。
「あ!・・・ぁあっ・・・っぅ・・・ィイよ・・・ッ・・・あ、ぁ・・・イイッ・・・イイよ、!」
「んぅ・・・ん、ンンッ・・・ぅ・・・ふぅっ・・・んぅ」
「ソコ!・・・あぁっ・・・はぁ、んぅ・・・もっと、もっと舐めて!!」
「っ・・・ンッ、んん・・・ぅ・・・ふぅう・・・んんん・・・」
「ぁあっ・・・あ、あ、・・・はぁ・・・・・・っ、止めてッ・・・先っぽを・・・指で・・・っ」
「ふぇ?・・・わ、分かった・・・」
今にもイキそうな声で、雲雀は行為を中断し
性器の先端を指で止めろと指示を出す。
は戸惑いつつ、雲雀の言うとおりに先端を指で押さえた。
「んあぁあ!」
「きゃっ!?きょ、恭ちゃん・・・大丈夫??」
先端を指で押さえた途端、雲雀は嬌声を上げた
あまりに突然の事で、は驚き、心配そうに雲雀に問いかける。
「ぁ・・・ぁあ・・・危なくイキそうになっちゃった」
「恭、ちゃん」
「・・・ホラ、お口が止まってる・・・舐めて」
「ぅ、ん」
絶頂を止めたかと思えば、すぐさま口淫行為を続けろとせがむ雲雀。
ちょっと、そんな雲雀を見てもゾクゾクと興奮を起こし、再び雲雀の性器を口に含む
ねっとりと唾液を絡ませ
小さな舌で性器を刺激し
時々歯を立て、裏側も舐める
雲雀はそれだけの事で、まるで女性の喘ぎ声のような声をあげる
「んっ・・・あ、・・・あぁっ・・・ッ・・・もぅ、・・・僕・・・イッちゃうっ・・・」
「(恭ちゃん・・・可愛い)・・・ふっ・・・んぅ・・・ンンッ」
「あ、あ、あっ・・・、ダメ・・・ダメだよ・・・僕、僕・・・イく・・・イッちゃうっ!!」
「はぁ・・・まだ、ダメだよ」
雲雀が今度こそ絶頂を迎えようとした瞬間
が再び雲雀の先端を指で押さえ、精液の放出を遮断した
「あぁあっん!!・・・・・・酷いよ・・・僕、もうイキそうだったのに」
「ダメだよ、恭ちゃん。我慢して」
「ヤダよ・・・僕もう、我慢できないっ・・・、・・・早くイカせてよ」
「恭ちゃん」
まるで、子供のように雲雀は幼いに絶頂を欲しいと言ってきた。
そんな彼の姿を見て、は一瞬ときめいてしまった。
はそっと、雲雀の頬に自分の両手を添え
じっと雲雀の顔を見る。
表情は艶を帯び
頬は赤く染まる
瞳は瑞々しく潤み
吐息は甘い匂いが漂う
「っ・・・僕もうイキたいよ、あんまり苛めないでっ」
「恭ちゃん・・・ごめんね。あたし、恭ちゃんが大好きだから」
「知ってるよ・・・僕も大好き・・・だったら何でも許してあげる」
「恭ちゃん」
がそう雲雀の名前を呟くと、彼は
ゆっくりとを畳に押し倒し、下着を脱がした
そして、の熟し潤んだ蕾に、唾液でたっぷりと濡らされた性器を
雲雀は入り口にぴったりと付ける。
「ねぇ、・・・もっと僕をのナカで苛めてよ」
「ぇ?」
-------------ぐちゅぅうううっ!!!
「ぁぁあぁああ!!!」
「っ・・・ィイ!!すごいっ!!・・・あ、あ、あ、・・・、イっちゃうっ!!」
「や、・・・まっ・・・恭ちゃ」
「ぅ・・・あ、ぁああぁあ!!」
「ひゃぁう!---ぁぁあぁあああん!!!!」
挿れた瞬間、雲雀は今まで溜め込んでいた
精液をのナカで爆ぜさせた。
そして、それを受け止めたも果ててしまった。
「も、イッちゃった?」
「恭、ちゃぁ・・・ぁうぅ・・・っ」
「フフフフ・・・可愛いね、。でも、まだ足りない・・・もっと僕を締め付けてよ、いつもみたいに、さ!」
「ひゃぁあっ!!・・・あ、あああっ・・・恭ちゃ・・・ら、らめぇええ!!!」
突然、雲雀は腰を激しく動かし
のナカをグチュグチュと掻き乱し始めた
まさかのことで、はもう喘ぐ事しか出来ない
「ぁあんっ!・・・あ、ああっ、恭ちゃん!!・・・恭ちゃん、らめぇ、らめぇぇええ!!そんな、激しく・・・あぁああん!!」
「っぁあ・・・あぁ、イイよ・・・、イイッ・・・もっと、もっと締め付けてっ!!」
酒で酔っ払い、マゾヒストと化した雲雀は
いつも以上に、性器の締め付けを求めるように腰を動かす。
だが、それでも足りないといわんばかりに雲雀は
腰を激しく動かしを求める。
「いやぁあっ!!・・・あ、あああっ・・・恭ちゃん、らめぇえ!!恭ちゃんの、おちんちんっ・・・おっきぃい!!あぅうん!!」
「・・・あぁあっ、・・・凄く、イイよ・・・もっと、もっと締め付けて・・・僕を締め付けてぇ!!」
「あぁあ、あ、あ、・・・ぁン、あっ・・・恭ちゃん、恭ちゃぁあん!!ゴリゴリしちゃいやぁあッ!!あぅ、ああっ・・いやぁあん!!」
「だって、ゴリゴリしなきゃ・・・、僕を締め付けてくれないじゃない。・・・ホラ、もっと締め付けてよ・・・・・・っ!
僕足りないよ、もっと締め付けてっ、締め付けてってば!!」
いつにも増して、雲雀は子供のようにを求める。
性器への締め付けを求める雲雀に対し
あまりの激しさに、すでに呂律が回らない
すでにどちらの理性も正常には働いていない。
(いや、雲雀の場合、始めから正常に働いていない)
「あ、あ、あ、・・・イイッ!!イイよっ、・・・すごい、締め付けてるッ!!・・・気持ち、イイッ!!」
「恭ちゃ・・・恭ちゃぁあっ・・・あぁ、あっ、ああっん!!しゅごぃ!!しゅごいよぉお、恭ちゃんのおちんちんっ!!」
「んぅう・・・・・っ・・・気持ちイイよ、僕をキュウキュウ締め付けて・・・気持ちイイよぉ、っ!!」
「はぅ、ぁああっ、恭ちゃんっ!!恭ちゃぁあぁん!!もっと、もっとゴリゴリしてぇえ!!恭ちゃんのおちんちんであたしのゴリゴリしてぇえ!!」
「もちろんだよ、。・・・僕のもいっぱい締め付けて・・・ね!!」
ズクッ!という深い音が聞こえた瞬間
雲雀は息も付かせないほど、に性器を打ちつけた。
もうの呂律は回らないどころか、すでに脳内がトロトロに溶かされ
何が何だか判断がつかなくなってきた。
そして、普段のセックスでの肺活量とは比べ物にならないほど、雲雀は激しく腰を動かす
酒に酔った勢いとは・・・まさに恐ろしいものである。
「あ、あ、あ、あ・・・・・・ダメッ・・・僕、も、もぅ・・・イく・・・イッちゃぅよ!!」
「あ、あぁあっ・・・恭、ちゃんっ!!・・・あぅ、ああっ・・・あた、しも・・・イッちゃぅよぉお!!!」
「んっ・・・あ、・・・あ、ああっ・・・・・・も、・・・」
「恭ちゃぁあっ・・・あ、ああん・・・」
「、大好きっ」
そして、雲雀がのナカ・・・性器を最奥へと貫いた瞬間
「ひゃぁっ・・・------ぁぁああぁあああぁあんんんっ!!!」
「っぁぁあぁあんっ!!!」
は、絶頂へと達し果てた。
それに続くように、雲雀も女性のような喘ぎを出し
締め付けられた性器は精液をナカへと吐き出した。
「あ、・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・っ」
「恭、ちゃぁん」
「もっと・・・もっと、締め付けて・・・僕を締め付けてよ・・・まだ足りない、僕をのナカで苛めてよ」
「えぇ?!」
そう言って、雲雀は酒の酔いがまだ冷めていないのか
再びを求めるのだった。
------次の日
「、どうしたの?」
「・・・恭ちゃん、もうお酒飲んじゃダメ」
「は?」
布団から動かないの看病を僕はしていた
突然の事で何のことやらさっぱり。
まぁ、朝起きたら不思議な事ばかり
僕は頭が痛くて、は腰が痛くて
オマケにのこのちょっと不機嫌そうな態度・・・一体昨日何が起こったのだろう?
「お願いだから、恭ちゃん・・・もうお酒飲まないで」
「程々にはするよ・・・頭痛いのはゴメンだからね。」
「(そうじゃないんだけど)」
「何か言った?」
「何でもないです」
「はい、ご飯作ってきたから僕が食べさせてあげるよ・・・それで機嫌直して」
「じゃあケーキも買ってきてね」
「まったく君は。・・・まぁいいよ、それくらい。」
「やった!」
そう言って、何とか平和な?二人が戻ってきた。
「しかし、驚きだよな・・・雲雀が酔っ払うとマゾになるって」
「本人無自覚だし・・・ある意味恐ろしかった。」
「誰かれ構わず”殴ってくれ“だからな。さすがに殴れなかったけどな」
「約一名本気で殴りそうな奴が居たけど」
「アイツが”日頃の怨みに殴って差し上げましょう“とか激笑顔で言ってたの覚えてる。」
「あー、俺も覚えてますよそれ。・・・止めるの大変だったよな、山本」
「あぁ。まったく雲雀も加減考えないから困り者だ。にはずっと内緒のままで良いだろ」
「そうだね・・・さん知ったらショックだと思うし。」
「むしろショック死をしそうだと思う。」
時既に遅し・・・彼女はどMでど変態な部分の幼馴染を見てしまったのだから
マゾヒズムに潜む変態-飲酒暴走警報-
(彼に飲ませすぎは禁物!なぜならSな彼がMに変わる瞬間)