「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「、いつまで寝てるの?ホラ、朝ご飯食べるよ」
「いらない」
昨日から、ずっとがこの調子だ。
朝、布団から起きないを僕は起こす。
「先に食べるよ」
「食べれば・・・いらないもん」
「何怒ってるの?」
「・・・・・・恭ちゃんのバカ」
「は?」
ちょっと今の言葉聞き捨てなら無いんだけど
いや、今までもこういったことは何度かあったし
だけど、さすがに僕も言われっぱなしっていうのは我慢ならない
「ホラ、起きて」
「いーやー!!!」
「」
「イヤだったら、イヤなの!恭ちゃんの顔も見たくない!!」
ガーン!!!!
今、物凄い僕の心にダメージが行った
だって、今までがそんな事を言うなんてなかったから
顔も見たくない・・・なんで?なんでなの?
「・・・ちょっと」
「うるさい・・・恭ちゃん、あっち行って」
「(あっち、いっ・・・)・・・あのね」
「あっち行ってよ!もう恭ちゃんなんか大嫌い!!」
「・・・・・・はぁ」
「きょ、恭さん・・・どうしたんですか?」
「何でもないよ・・・話しかけないでくれる」
「・・・は、はぃ」
財団の会議で、哲に運転させ
僕は後部座席で、窓の外を眺めながらため息を零す
何で?なんで、が・・・だって、今までたっぷり愛してあげたじゃない
なのに、何故今頃?
あんな、いきなり・・・嫌いとか・・・しかも、大嫌いとか・・・
いや、もう僕はへこむを通り越えて・・・絶望の淵に叩き落された感じだよ
「・・・・・・はぁ・・・僕、どこで間違えたのかな」
「恭さん?」
もう、今の仕事が手に付くかどうか
それよりも、今はに”大嫌い“という言葉を放たれてしまい
どう、と接すればいいのか困惑するのだった。
------グイ!
「うわっ!?・・・って、さん?」
「ツナ君・・・うぅ・・・」
すると、普段は雲雀の許可がないと
ボンゴレのアジトに足を運ぶ事を許されていないが
アジトにが居た。
そして、ツナの羽織っている黒いマントを引っ張る
突然の事で、ツナは一瞬焦るもすぐさま膝を曲げ、の目線に合わせた。
「どうしたんですか?」
「ツナ君・・・う・・・うぅ・・・」
「さ、ん?」
「ひっく・・・う・・・うぅう・・・」
ツナは瞬間に冷や汗が出てくる
目の前のは今にも泣きそうな声と顔をしている
「わぁあぁぁあ、と、とりあえず俺の部屋に行きましょう!!獄寺くんも山本も居るから」
「うぅうー」
此処で泣かれてしまえば、自分が泣かせているようにも
思われてしまって仕方がない。
ツナは何とか頭を働かせ、を抱き上げ、獄寺、山本も居る部屋にと連れて行くのだった。
「それで、連れてきたんですか?」
「うん、廊下で泣かれちゃ・・・俺が泣かしてるように見えると思って。」
「しっかしなぁ〜・・・俺のいない間にんな事があってたとはな・・・ちっこくなったな」
「リボーン!からかうなよ!」
部屋に行くと、獄寺、山本の2人も居たのだが
イタリアに任務で行っていた、リボーンも其処には居た
一方のはソファーに座り、未だに泣き顔が晴れない。
「さん、何があったんですか?」
「恭ちゃん・・・」
「恭ちゃん?・・・・・・何だ、雲雀絡みか?」
「はい、そうなんですよ。」
「それで、どうしたんだよ・・・」
「もう、恭ちゃん大嫌い」
『え?』
の突然の発言に、全員の目が点になる。
「おまっ、・・・この前まで、雲雀の事好きだ好きだって言ってたじゃねぇか」
「もう恭ちゃん嫌いなの」
「さん・・・何で雲雀さんのこと嫌いになったんですか?」
「嫌いなものは、嫌いなの」
「おいおい、雲雀の事好きだの、嫌いだの・・・とりあえず状況を説明してくれねぇとな。」
「リボーン、後から話すからちょっと黙ってて」
「おまっ、俺にケンカ売るとはいい度胸じゃねぇか・・・表出ろバカツナ」
「とにかく、お前らがケンカするのは置いといて・・・、ワケを話してくれないと俺達もどうしようもないぜ?」
山本の言葉で、全員がとりあえずその言葉に納得した。
一方的に「嫌い」というだけじゃ意味が分からない
そして、何が原因で雲雀の事が嫌いになったのか・・・理由が分からない限り
彼らもアドバイスのしようがない
「恭ちゃん・・・あたしが、イヤって言ったのに」
「何だ?マズイ飯でも食わされたのか?」
「違う・・・違ぅ・・・・・・イヤだったのに・・・恭ちゃん、楽しそうに笑うんだもん」
『は?』
の言っている意味が分からない
全員、更に困惑する。
「た、楽しそうに笑うって・・・さん、どんな風に?」
「・・・・・楽しそうに、笑うの・・・イヤだって言っても・・・恭ちゃん笑うの。」
「楽しそうに、・・・ねぇ。」
「深く詮索するようだが・・・お前ら、何してんだ?」
「ふぇ?」
「リボーン!」
あまりにも遠い説明に、リボーンが嫌気を差し
直球勝負で、に問いかけた。
「リボーン、いきなり何言い出すんだよ!」
「どーも、の言葉に何か違和感感じるんだよな・・・お前ら、何してんだ」
「え?・・・えぇ?」
「リボーンさん、さすがにちっこくなったに難しい言葉は通じませんって」
「ガキになったからって甘やかすな・・・お前、何か隠してるだろ?コレだけの言葉じゃどうも
お前が隠し事してるとしか思わねぇ。」
すると、リボーンの相棒であるカメレオンのレオンが
拳銃に変化し、銃口をに向ける
「?」
「ちょっ、リボーン!!!??」
「・・・雲雀と何してるんだ?吐かねぇと、レオンの銃が火を噴くぜ」
「え?」
「リボーンさん!!!」
「子供に銃を向けるとは、物騒ですよ・・・アルコバレーノ」
「ふぁ・・・あ、」
「!!」
「む、骸!?」
すると、突然の体が宙に浮く
そしての体は・・・突如と現れた骸の腕によって抱かれた。
「むっくん」
「はい、。可愛いお姫様のピンチに白馬の王子登場ですよ・・・それよりも、アルコバレーノ
僕のに銃を向けるとはいい度胸ですね」
「骸か・・・隠し事してるが悪い・・・」
「クフフフ・・・だからと言って銃を向ける必要があるんですか?」
「じゃあ、おめぇならから聞きだせるって言うのか?・・・幼稚な心を持ったに」
「えぇ。・・・大体なら・・・」
骸は自信満々にそう答え
を地面へと足を付かせ、目を合わせる。
「・・・雲雀クンとケンカしたんですか?」
「ぅん、・・・だって、恭ちゃんが悪いんだもん・・・恭ちゃん、嫌い」
「どうして雲雀クンが嫌いなんですか?・・・僕でよければ話してくれませんか?」
「・・・・・・・・・・・・」
は黙り込み、顔を俯かせた。
やはり、骸ですらこの壁だけは越えられないか・・・と、誰もが思った瞬間
骸は笑みを浮かべ・・・・・・
「・・・もしかして、」
「雲雀クンとイケナイ事してますよね」
「ふぇぇえ!?!」
「驚いているという事は事実ですね、コレは」
「えっ!?!」
「マジかよ?!」
「まさかの」
「展開だよなコレは」
骸の言葉に、は顔を真っ赤にして驚いた
その表情を見て、骸はすぐさま確信を持った。
あまりの事で、その場にいた4人も驚きを隠せない
イケナイ事・・・つまり、情事の事を差す。
「なるほどな、道理で喋らないわけだ」
「そ、それなら・・・分かるけど・・・まさかの、雲雀さんがさんに・・・」
「常識人と思ってたら、雲雀のヤツ・・・かなりの非常識だな」
「いやいや、アイツは元から非常識だろ」
「それで・・・雲雀クンとのイケナイ事で・・・は怒ってるんですね?」
「・・・ぅん・・・恭ちゃん、嫌い・・・」
の言葉に、骸はただ頭を撫で泣くのを宥めていた
「だからね!」
「はい!?(ビックリした)」
突然、泣き顔で顔を上げて、骸は内心驚く
そして、ツカツカとツナの前に行き・・・・・・・・
「ツナ君のおうちにお泊りしたいの!」
「え!?」
チビ姫様ご乱心!!-反抗期到来-
(ぷち・ぷりんせす・うぉーず!時には反抗が必要です!)