「じゃあ、これで定例会議を終わります。後は各自の任務についてください」
本日は守護者とボスの定例会議。
各自の任務や色んなことについて意見を延べる日。
ツナの声で会議はお開きを向かえ、全員がいそいそと
会議室から出る準備をする。
「なぁ、ツナ。今日、俺ん家で飯食って行かねぇ?」
「いいね。久々に山本のお父さんのお寿司食べたいかも」
「10代目が行くなら、俺も行く!芝生頭、アホ牛はどうだ?」
会議が終わったのは既に夜。
誰もがお腹を空かしている時間帯でもあった。
そんな中で山本が自分の家の寿司を食べに来ないかと誘う。
「うむ!・・・あーでも今日はちょっとな」
「じゃあ俺は行こうかなぁ」
了平はNOという答えを出し、ランボはYESと答えた。
「芝生頭は来れない、んでアホ牛は来る・・・・・・で、とりあえず聞くが、てめぇら2人はどうだ?」
そして獄寺は残りの2人に問いかける。
「僕は遠慮するよ」
「僕も遠慮させてもらいます」
雲雀恭弥、六道骸の2人は二人揃ってNOという答え。
「ハハ、だよな」
「連れねぇ奴らだぜ」
「獄寺くん・・・まぁ2人のあの性格だし。じゃあ、俺達だけで行こうか・・・あ、リボーンも誘おうよ」
「おう!」
「姉貴も付いてくるんだろなぁ〜・・・あーやだやだ」
「仕方ないよ獄寺くん」
そう、和気あいあいと話していると・・・・・・・・・
『恭ちゃん、電話です!恭ちゃん、電話です・・・早く出ないと切れちゃうよ』
えっ?
すると、突然幼いの声がする。
あまりに突然の事で、全員がその場に固まる。
そして・・・・・・・・。
---------Pi!
「もしもし??」
「ちょっ!?」
「今のって」
『(着信音だったのか!?)』
雲雀の携帯からそのの声は流れていた。
そして雲雀が携帯の着信を取ると、声はパッタリと切れる。
あまりの着信音に、全員がその場で驚いた表情を見せていた。
「うん、今から帰るよ。・・・うん、うん・・・分かったよ。・・・じゃあね、うん」
そう言って雲雀は通話を切り、開いていた携帯を閉じ
胸ポケットへと仕舞った。
「ひ・・・ひひひひ雲雀さん・・・い、いいいい今の・・・」
「何?」
「お前・・・何だ今さっきの着信音」
「あぁ、コレ?聞いて分からない?の声」
「いや、さんの声は分かりますけど・・・・・・並中の校歌は?」
「別に飽きたってワケじゃないよ。気分転換・・・最近こういうのが流行ってるらしいからね」
『(何かこの人激しく間違えてる気がする)』
流行りかどうかは知らないが
雲雀はいつの間にか、着信音を並盛中学校校歌からの声の着信音に切り替えたらしい。
「いつ取ったんだよそんなの」
「この前。最初は遊び半分で・・・でもの声が着信音だったらすぐ取らなきゃと思うし」
「さんは知ってるんですか?」
「知らないと思う。僕がこっそり使ってるようなものだし・・・ていうかからの着信は全部コレだし」
これぞ、世界で一つだけの着信ボイスということだろう
雲雀は無表情ながらも、何だかオーラは勝ち誇ったように輝いていた。
「羨ましいですね・・・。雲雀クン、それ僕にください」
「あげないよ。何で君にあげなきゃいけないのさ」
「いいじゃないですか。あ、じゃあの声を僕の携帯に入れれば良いんですね」
「は?何考えてるの君・・・そんな事させないから」
「またそうやって独り占めをする・・・が可哀想ですよ。」
「独り占めして何が悪いの?いいでしょ、好きなんだから」
「ロリコン・・・ですよ雲雀クン。風紀財団のボスが犯罪者になるつもりですか?」
「君こそロリコンでしょ・・・パイナップル。もう一回地下牢にぶち込んでやろうか?」
保護者?とそれを狙う変態の火花が散っていた。
いやいや、あんた達2人が幼い彼女に手を出(出そうと)してる時点で
どっちもロリコンでもあるし犯罪者でもあるのだ。
と、その場に居たその他5人は心の中で思っていた
君の声だったら何でもできる!
(今度は、メールのボイスも取って着信設定しようかな)