「・・・・っ」
「あっ・・・や、む・・・骸っ・・・ぁン」






アレから何度と体を重ねあったか分からない。

白い部屋に置かれた大きなベッドがギシギシと軋む、音を立てていた。






「骸・・・もっ・・・や、・・・白蘭が・・・戻ってくる・・・っあ!」
「ダメですよ、・・・僕が居るというのに・・・他の男の名前を出しては」
「ち、違っ・・・そうじゃなくて・・・っ、あ、ぁン!あ、・・・骸っ、ダメ!!」
「僕が居るんですよ・・・どうして、他の男の名前をいう必要があるんです?・・・ねぇ、
「っ!!・・・あ、ぁあっ・・・、も、・・・もう・・・イッちゃ・・・っ」
「またですか?・・・クフフフ、もう何度目ですかね・・・本当にイヤラシイ子ですね、は」






そう言って僕は激しく腰を動かし、の中に
僕自身の性器を打ち付けていく。


あぁ、もう何度と彼女と肌を重ねあって・・・共に果てているのだろうか


味わう快楽から逃れることが出来ず・・・・求めてしまう









「っ・・・あ、あぁっ、・・・骸・・・-----ぁぁああぁあ!!!」







僕はのナカに欲望を爆ぜて、彼女はそれを受け止め
何度目と分からない絶頂を迎えた。

名残惜しむように僕は、のナカから性器を出した。
ベットリと精液と・・・の愛液が絡まっていた。


は呼吸を整えながら、枕に顔の半分を静めた。
僕はそんな彼女の頬を優しく手で撫でる







・・・大丈夫ですか?」
「わけないでしょうが・・・白蘭が、戻ってきたら・・・どうするのよ」
「いいじゃないですか。・・・見せつけてやれば」
「それだったらアンタまで捕まるって言ってるの!・・・イヤよ、骸まで白蘭の手に落ちるとか・・・」
・・・優しい子ですね、貴女は」








そう言って、僕はの体を優しく抱きしめた。









「さて、後処理をしましょうか」
「えっ?・・・あっ、やぁ!!」






僕はの脚を大きく広げた。
あまりに突然のことで、は顔を真っ赤に染め上げる

僕は微笑を浮かべ、の蕾に指を触れさせ、そのままナカへと指を挿れる








「んぁあっ!!・・・あ、あぁん!!・・・む、くろ・・・っ」
「掻き出してあげないと・・・後々貴女の体が悪くなってしまいますからね・・・後処理は必要ですよ」






ナカに入ったままの精液を僕は指で掻き乱しながら
外へと白濁の液を出していた。
快楽と勘違いをしている、の体は指の動きですら反応してしまう







「あっ、ああ・・・骸・・・っ、や・・・やぁあっ!!」

「ヤダじゃないですよ、。・・・少し声を抑えてください・・・また僕にメチャクチャにされたいんですか?」

「だっ・・・だって・・・指、がっ・・・あ、ぁあん!・・・・あ、ふっ」

「もう少しの我慢ですよ、







だが、が声を抑えてくれないと
僕自身がまた、彼女を壊してしまいそうで
それだけは避けなければならないと思っているのだが・・・肝心の
が指だけで感じて、甘い嬌声をあげるとなると・・・僕の理性も持たない









----------グチュッ・・・ドロッ・・・。








「あっ・・・はぁ、はぁ・・・っ」
「白蘭の分も出しておきましたから・・・コレで良いでしょう」





ようやく、のナカに入っていた僕の精液と、その前の
白蘭の精液を掻き出した。白いベッドの上には汗と絡み合った体液が染み込んでいた。








「まったく、声を抑えてくださいと言っているのに・・・また襲って欲しいんですか、
「ち、違う!・・・お前の、その指の動かし方が・・・イヤラしいんだよ!」
「おやおや。それは褒め言葉ですか?」
「違うってば!!」
「クフフフフ・・・いつものに戻りましたね」
「え?」






そして、僕はが始めに来ていた服を肩に羽織らせた
は目を見開かせ僕を見つめている。






「それが、僕の知っているです」
「骸」
「何とかして、貴女だけは僕が助け出します・・・ただ、此処は白蘭の懐・・・身動きが取れないのは確かです」
「ぅん・・・ガンズ・トンファも、リングもボックスも全部アイツに取られて」
「そうですか。・・・つまり、籠の中の鳥なんですね・・・今のは。」





の武器やボックスまで取り上げられているのであれば
ボンゴレ最強と謳われる彼女の力は無いに等しい
ましてや、丸腰になってしまえばは普通の女の子と何ら変わりはないことになる





「何とか脱出方法を考えましょう」
「骸は?」
「僕は此処で何かと調べることがあるので、それが終わり次第ここを抜け出すつもりです・・・でも今は
を白蘭の魔の手から逃すことが先決ですね」
「・・・骸」




そう僕の名前を呟いて、は僕に抱きついてきた。
そんな彼女を僕はすぐさま抱き返した。








「ゴメン、私のせいで・・・っ」

「何を言ってるんですか。貴女が無事で居てくれただけで・・・それだけでいいんですよ」

「でも・・・私の、ミスだし・・・それに・・・」

「確かに、白蘭に体を凌辱されていることは僕としては許しがたい行為です。
の肌、全てに触れていいのは、この僕だけなんですから」

「骸」

「毒をもって毒を制す・・・目には目を、歯には歯をっていう言葉があるでしょう?毒に侵された
貴女を僕は救う義務があります・・・そして、躾け直すという義務も」






僕はそう言って、の瞼にキスを落とした。







を愛していいのはこの僕だけです・・・貴女は誰にも渡さない・・・僕だけのモノですから」

「うん。」

「また、隙を見て・・・来ます。それまで、あんな男に全てを許してはダメですからね」

「分かってる・・・私も、骸のこと愛してるから」

「その言葉を聞いて満足しました。・・・では、・・・また」

「うん・・・。」







彼女に別れを告げて、僕は白い部屋を去った。
白蘭の部屋に戻ると、グイド・グレゴ・・・いや、レオナルド・リッピの姿に戻る

少し力を使いすぎた・・・まぁいろいろなことでだが。












「骸・・・今まで何をしてたんだ?」
「(ちょっと野暮用です・・・グイド・・・後、任せても良いですか?)」






グイドの体を媒体として、自らを実体化するのは本当に疲れる。
本当は僕自身がミルフィオーレ本部に乗り込まなければならないのだが
やはり、こうやって他人と契約をして憑依をしたほうが乗り込みやすい。








「構わないが・・・えらく疲れているな・・・」

「(クフフフ・・・実体化にはかなりの体力と精神力を要しますからね。君もいい休養が取れたから良いじゃないですか)」

「久々に休ませてもらったよ・・・じゃあ後は任せてくれるんだな」

「(えぇ。ですが、スパイだとバレないようお願いします)」

「分かっている」









そうグイドに後を任せ、僕はしばらく深い眠りについた。


体の奥底には・・・まだとの情事の熱が残っていた


あぁ、どうすれば・・・私の最愛の人を逃がしてあげれるのだろうと・・・僕は眠りながら考えるのだった。

















































「あれ〜、レオ君何処に行ってたの?」
「白蘭様、お帰りなさいませ・・・ちょっと急用でしばらく部屋を空けてたんです」






2時間後、僕はようやく会議を終えて部屋に戻ってきた。
だが、1時間半くらい部屋に電話が繋がらない状態があった

どうする?此処で突きつけるか?・・・そう思ったがまだ泳がせておいたほうがいい



そう僕は心のナカで結論を出して





「そっか。ならいいよ、レオ君も忙しいもんね」
「はい、以後気をつけます」
「いやいや、いいよ。そういうのって人間誰しもあるからさ」
「ありがとうございます」









レオ君はそう言って仕事に取り掛かる。

さて、僕の小鳥ちゃんは元気にしてるかなぁ〜










「ねぇ、レオ君」
「はい?」
「少しの間さ・・・席外してくれない?」
「え?・・・いかがなさいましたか?」
「ただ・・・マシュマロ切らしちゃったみたい・・・レオ君買ってきてよ」
「パシリですか?」
「上司の命令だよ・・・聞けないの?」






僕は笑みを浮かべると、レオ君は苦笑を浮かべて





「分かりました。・・・1時間したら戻ります・・・・」

「うん。マシュマロよろしく」

「はい。今度は切らさないようにたくさん買ってきますね」









そう言って、レオ君は僕の部屋から出て行った。
1時間は戻ってこない、レオ君


さてと、と・・・僕は座っていたソファーから腰を上げ壁に
取り付けた隠し扉のボタンを押して、隣に監禁した僕の大切なお姫様に逢いに行く














「はぁ〜い・・・元気にしてた、

「・・・・白蘭」









僕の姿を見るなり、は鋭く睨みつけてくる

ベッドの上で動かない、そんな彼女に近づく僕










「寝てた?」

「お生憎様と、あんたの事考えたら寝るに寝れないし、寝付けるわけ無いでしょう」

「それって、僕にメロメロってこと?」

「バカも休み休みにして欲しいわね・・・誰がアンタなんか、好きになるもんですか」







勢いがなんだかおかしい

さっきまではあんなに僕に怯えていたのに
今はどうだろうか・・・出逢った頃と同じような態度だ・・・武器も全部奪った
だけど、彼女の勢いが以前と同じように戻ってきた





やはり・・・あの男が・・・この部屋の存在に気付いた・・・としか思えない。









「なーんだ、寝てないのかぁ〜・・・じゃあ僕が添い寝してあげようか」
「寄らないで」
「どうして?僕たちセックスした仲じゃん」
「一方的でしょうが・・・アンタのただの一方通行」
「・・・ひどいねぇ、僕気持ちをちゃんと伝えたのに」









君が好きだって・・・伝えたのになぁ

やっぱり、君の心のナカには誰か先に入り込んでる








「ねぇ、・・・僕好きなんだ・・・本気だよ」

「そういう風に見えないんだけど」

「そういう風に見せてないだけ・・・だって、本当の僕見せたら・・・きっと怖がっちゃう」

「どうだか」

「そう、信じないんだ・・・じゃあ・・・」

「えっ?」











そう言って僕はの首を絞めて
そのままベッドへと押し倒した

手に力を込めて、彼女の首を絞める。








「っあ・・・あ・・・あっ・・・か・・・はっ」

「本当は殺しちゃいたいくらい愛してるんだよ・・・殺したらほら、よく言うじゃない永遠に僕のモノになるって。
それって本当かなぁ〜って時々思うことあるんだよね」

「っ、く・・・くるし・・・あっ・・・か・・・あぁ・・・」

「このままさぁ、力を込め続けたら・・・の息は止まって・・・それで永遠に僕のモノになるんだよね?
動かない人形みたいにさ・・・」







は僕の手を剥がそうと、自分の手に力を込めるも
僕に首を絞められ、呼吸がままならず、力が入らない

ヒュー、ヒューと、浅い呼吸の声が聞こえる







「それでもいいかなぁ〜とか思っちゃう僕ってイカれてる?」

「あっ・・・は・・・離し・・・っ・・・あぁ・・・っく・・・か」

「なーんてね・・・!」

「ガハ、ガハ、ガハ、ガハ!!!」










僕はそう言って、の首から手を離した。
途端、彼女は咳き込み始め、酸素を取り込んでいく。






「ごめんね、怖かった?」

「・・・あ、当たり前でしょうが!!!・・・ふざけないで!!!」

「ふざけてないよ・・・ただ、僕が本気になったらこうなるってこと・・・に教えたかっただけ」

「・・・っ!?」






すると、見る見るうちにの表情が青ざめていく
僕はジッとの顔を見つめる。







「でも、怖がらせてゴメンね・・・首痛かった?」

「・・・当たり前、でしょうが・・・」







すると、は顔を俯かせ泣き出した
そうだよ、君はそうでなくっちゃ。







「ベッドのシーツ変えようか・・・それから一緒に寝よう・・・いいよね、

「・・・分かった」






絶対に君を離したりしない

絶対に君を渡したりしない

絶対に








君を誰かに愛させたりしない

君は僕がこの手で、愛して育ててあげるね







白い籠藍色の鳥〜Allevamento〜
(白い籠にやってきた藍色の鳥、それは姫鳥を逃がそうとするロミオだった)


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