あれから以前にも増して・・・白蘭が私を監禁する部屋にやってくる




もちろん、凌辱目的なときもあれば
ただの気まぐれという時もある。






骸が何をしているのか・・・分からない




あの日以来、骸の姿を見ていない


私と違って任務で此処に乗り込んだ彼は忙しいに決まっている


だけど、このままじゃ・・・私がいつ白蘭を求め始めるか分からない。



それだけは・・・・・・嫌だ。














〜元気〜?」
「・・・・・・何よ」





今日もきまぐれなネコのように白蘭が部屋にやってきた
また多分、どうせ部下に仕事を押し付けたに違いないだろう。

ニコニコした表情を崩さずに白蘭はベッドに座る。








「どうしたの?朝ご飯食べてないじゃん」
「食欲ないの・・・放っといてくれる。」
「ダメだよ・・・ちゃんとご飯食べなきゃ。細い体がまた細くなっちゃう」
「うっさい、余計なお世話よ。」






白蘭が置いていった朝食も私は手を付けていない。

昨日も散々私はコイツに弄ばれて、それを配慮しての事か

朝になったらこうやって朝食を運んできてくれた。








「そっか!僕が食べさせてあげなきゃだよね、こういうとき」
「頭大丈夫アンタ?」
「僕は至って正常。ただ、の事になったら異常になっちゃうだけ」
「うざ」
「だってそうでしょ?」



























「好きな人に尽くしちゃ悪い事かな?」

















--------ズキッ!








突然胸が痛くなった。

そういえば・・・私がちょっと怪我しただけなのに
骸は凄い心配して・・・私を怒った。

だけど、その後辛そうな顔をしてすぐさま抱きしめてくれた


「何でそんなことするの?」って聞いたらアイツ
「それは僕がの事を愛してますから」だって


「好きな女性に尽くしてしまうのは罪でしょうか?」ってその後付け足すように
言ったのも、私は覚えている。





私だって・・・私だって、好きだよ・・・愛してるよ骸




ねぇ、じゃあどうして姿を見せてくれないの?

不安だよ・・・貴方が側に居てくれなきゃ・・・怖いよ・・・不安だよ・・・













どうしたの?」

「うっさい!触らないで!!」







泣き顔ですら、こんな奴に見られたくない

伸びてきた白蘭の手を私は思いっきり振り払った。


触れないで・・・アンタなんかに触れられたくない


私に・・・私に触れていいのは・・・・・・
















「・・・そんな顔されたら、困るなぁ〜・・・襲いたくなっちゃうよ
「えっ・・・きゃっ!?」







途端、白蘭にベッドへと押し倒された。
覆いかぶさるように、白蘭は私の行く手を塞いだ
いや、元々この部屋に居る事自体・・・私には逃げ場がない。









「誰の事考えて、泣いてたのか知らないけど・・・・・今は僕が居るんだよ」

「うっさい!わ、私が誰の事考えて泣こうが勝手じゃない!!」

「そうだよね。の言う事は最もだよ・・・でも、今は僕が目の前に居るのに・・・何で誰かの事考えて泣く必要があるの?」

「ふざけっ」

「ふざけてるのはどっち?・・・僕は当たり前の事言ったまでだよ・・・他の男の事考えるなんて・・・僕は許さないよ」

「っ!?」







白蘭の目が・・・いつにも増して厳しいものになった

し、知らない・・・こんなコイツの目・・・・怖い・・・怖いよ・・・

自然と瞳から恐怖心から涙が溢れてくる。










「っ・・・ふっ・・・うぅ・・・ご、ごめん・・・ごめんなさい・・・白蘭、様・・・ッ」






まるで乞うように、私は泣きながら白蘭に謝った

謝るこれっぽっちもない・・・だけど、これ以上この男の逆鱗に触れてしまえば

私の命は無いだろう





・・・君はね、僕だけを見てればいいんだよ。何で他の男の事考えるの?」

「ごめん、なさい・・・ッ・・・ごめん・・・なさい・・ッ」

「もう謝らないで。怒ってないから・・・ゴメンゴメン、怖がらせたんだよねゴメンね。」






そう言って、白蘭は幼い子供をあやす様に私の頬を撫でた。
嫌だ・・・触ってほしくない・・・お願い、もうこれ以上私の心に踏み込んでこないで





もう、誰にも踏み込んでほしくない


私の心に、踏み込んでいいのは・・・全てを受け入れているのは
















骸・・・ただ一人だけなんだから



























「・・・・・・骸・・・」




気付いたら、ベッドに寝転んでいた。
いや、体が気だるいものに襲われている。

そして、周囲には跳ね飛ばしたシーツがある。

あぁ、そうだ・・・白蘭にまた犯されたんだ。


白蘭の気配がないということは・・・アイツはまた仕事に戻ったんだ。








「よかった・・・誰も居なくて・・・」







思わず骸の名前を呟いてしまい
しまったと感じたが、白蘭が居なくてホッとした。
そしたら、今度こそ私の命がない・・・ましてや、骸が殺されてしまうかもしれない。


私は寝返りをして、自分の体を抱きしめた。










「骸・・・骸・・・どうして・・・どうして来てくれないの・・・っ」







最悪だ・・・こんなにもアイツが恋しいなんて一度も思ったりしなかった

だってそれなりに、側に居たと感じれたし

居なくなっても大抵1週間もすればひょっこりとアジトに姿を現す。

自分が居れない代わりに、クローム髑髏を私の側に置いたりと

骸は骸なりに私が寂しがらないようにと考慮してくれた。



それでも、逢ったときは・・・自分の気持ちがバレないように・・・精一杯強がって



「この変態!」なんて言葉で跳ね返すけど・・・それでも、骸は優しくて・・・

「そういう・・・僕は大好きですよ」っていうアイツがムカつくくらい・・・好きで・・・






恭弥とケンカしてる姿なんか、本当にウザイくらいで

それでも、やっぱり・・・大好きで・・・・・・












・・・・・・愛してますよ』













「骸・・・ッ・・・骸、お願い・・・お願いだよ・・・来て・・・来てくれないと・・・ッ」














寂しくて・・・死にそうだよ
































「っふ・・・んっ、・・・あ、あぁっ・・・」




自分が本当に恥ずかしい

来てくれないというだけで・・・まさか自慰行為に走るなんて
それでも寂しいから・・・骸を思い出しながらするなんて・・・絶対誰にも言えない






「んっ・・・あぅ・・・あ、あ・・・む、骸・・ッ」





指を蕾の外で上下に擦り上げて・・・時々、ナカの愛液と絡めて
滑らせるように扱いていく。
シャツの袖で、声を抑えているが・・・あまりの心地よさに思わず声が漏れる







『おやおや・・・、僕が来ないからって・・・いけませんねぇ』

「あっ・・・アンタが・・・んぅ・・・来て、くれない・・・から・・・あっ、ああ」

『クフフフ・・・ですが、が自慰行為をするなんて・・・ちゃんと見て上げれないのが残念です』

「うっ、・・・うるさ・・・あっ、あん」






後ろで、まるで骸が居て、囁いているかのように
私は指の動きを早めた。

あぁ、私の脳内も遂にイカれたわね



こんな事もをしながら、骸の事考えてるなんて








『ホラ、もっと擦り上げて・・・時々ナカに指を入れて遊んであげてください』

「やっ・・・あっ・・・ああっ!」

『そうそう。・・・はそういう風にするとイイ声が出るんですよ・・・知ってましたか?』

「し、・・・知らなっ・・・ぁン、ああ!・・・骸っ、骸・・・あぁっ、イィ!!」

『でしょ?だって僕はの全てを知ってますからね・・・何でもお見通しですよ、クフフフフ』








骸がまるで其処に居るかのように
私は蕾を激しく擦り上げる・・・時々ナカに指も入れたり

抑えている声が・・・もう、抑えきれない










「あっ・・・あ、ああっ・・・骸・・・イッ・・・イッちゃう・・・!!」

『どうぞ。ちゃんと見ててあげますから・・・イッてください』

「ぁン!・・・あ、あ、ああっ・・・--------あぁああぁあ!!!!」









甲高い声を上げて、私は果てた。

手にはベットリと愛液が付いていた・・・やってしまった。



これは完璧に骸に合わせる顔がない


あんな風に自慰行為するなんて・・・恥ずかしいし、私のプライドが・・・。













「これ、1回きりにしよ」

「やめちゃうの?」

「当たり前でしょ・・・自慰行為なんて恥ずかしい事この上ない・・・し」









誰と私会話してるの?



途端、感じた事のある寒気に背筋が凍った




うな垂れた顔をゆっくり上げると





















「っ!!」

「みーちゃった・・・のクニ弄るところ。って言っても最後のイッちゃうところしか見てなかったけどね残念」











白蘭だ


最悪だ・・・こんな奴に・・・こんな事見られたなんて

冷や汗どころじゃない・・・心臓が張り裂けんばかりに・・・動く





白蘭の歩み寄る靴の音が、悪魔が歩み寄る音に聞こえる








・・・僕言ったよね?・・・他の男の事・・・・考えるなって」

「そ、それはあんたの前であって・・・っ」

「それに・・・」

「きゃっ!?・・・あっ、やっ・・・み、見ないでっ!!!」






突然、白蘭は私をベッドに倒し
シャツの下を捲り上げ、先ほどまで私が自慰行為をしていた蕾の部分を見た。
あまりの羞恥心に私は否定の声を叫んだ。

だが、それだけでやめる男じゃないことくらい・・・私は知ってる










「あーぁ。・・・こんなにクニちゃん勃起させちゃって・・・・・・・手癖の悪い子にはお仕置きしなくちゃね」







愛する人を待つばかりで
自慰行為に走ってしまった私自身を恥じると同時に

またしても自分が更に狂っていくようで

白蘭を求めそうで・・・恐ろしくなってしまった





愛を求めるジュリエッタ〜Volere〜
(貴方を求めるばかりで・・・それでも、ロミオ貴方は私の元にやってこない)


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