抱きしめたときの、体が冷たくて
「あぁ、ほっとけねぇわコレ」ってすぐさま俺は思った。











-----------------------ガラガラガラガラ!









「ぎ、銀さん・・・っ、お、降ろしてくださいっ!!」


「却下。新八ぃ〜、神楽ぁ〜・・・銀さん、ちゃん連れてお帰りなんですけどぉ〜」







万事屋に着き、足で玄関の扉を開け
居間に居るはずの新八と神楽に声をかけた。

しかし、部屋は静まりかえったまま。



あれ?俺が出る前には居たはず?






俺は靴を脱いで、を抱き上げたまま居間へと向かう。



居たはずの二人が居ない。





「おいおい、あいつ等何処行きやがった?」


「銀さん。机に何か置いてあります」


「あ?」




の声に俺は机に目線を落とす。
置いてあったのは、文字の書かれた紙切れ。







『雨が酷くなってきたので姉上を迎えに行ってきます。そんで、そのまま帰ります 新八』


『ヒマだから定春といっしょに新八に付いていくネ。後は勝手にするヨロシ カグラ』






「あんのクソガキどもが」






居たかと思ったら、居なくなって・・・この有様かよ。
相変わらずめんどくせぇのばっかりだ。


まぁ、いい。
めんどくせぇのが居ないのであれば、それはそれで好都合だ。








「新八も神楽も出払ったみたい、ですね」


「まぁいいんじゃね?グッドタイミングだよ」


「え?」


「さて風呂入るぞ風呂」







踵を返して、俺はを抱き上げたまま風呂場に直行。

お行儀悪いけど、足で風呂場の扉を開ける。






「ぎ、銀さんっ・・・ま、マジで入るとか・・・っ」


「当たり前じゃん。マジで俺はちゃんとお風呂入りますけど」


「か、勘弁してください!本当に大丈夫ですから!!タオルとか拭き物さえいただいたらっ」


「うっせぇな。いいじゃねぇかよ別に」





浴室に続く扉をさらに足で開ける。
すると、湯気が立ってて・・・少し冷えた部屋と比べて、そこは温かかった。

そう、気が利いてることに・・・湯が張ってあった。
(多分新八だな・・・相変わらずそういうところは気の利くメガネだな。)





「新ちゃんはよくできた子だぜまったく」


「とりあえず私としては今度新八をしばき倒したい気分です」


「まぁあれだよな・・・逃げ場ねぇから観念しやがれ」


「で、できませんそれだけはっ!」


「あっそ」





いつまでも素直にならず、抵抗ばっかりしまくる
銀さんちょっと嫌気差しちゃった。

を抱き上げたまま、浴室に入り、そして浴槽に近づき―――――――。












-------------ザバーンッ!!!








「悪ぃ、手が滑った」








浴槽の中に落とした。








「っぷは!?ゴホッゴホッゴホッ!!」


「あ、ごめーん。鼻に入った?」








鼻に水が入ったのかは咳き込みながら、俺をにらみ付ける。

あらあら、そんな涙目で見られても
俺を煽るだけの要素しかなんですよ・・・俺の息子が元気になっちゃうじゃん。






「これで俺と風呂に入らざる得ないな、



「銀さん卑怯で、痛っ」



「あ?どうした?」







すると突然が右手で左腕を押さえつけた。
風呂水を見ると、水に混じってちらほら・・・の左側から赤い何かが
水と一緒にゆらゆらと揺れていた。


まさか・・・・・・コイツっ。








、服脱げ」


「え?」


「いいから脱げ、脱がねぇと破いてでも脱がすぞ」






俺の言葉に負けたのか、は水で重くなった黒のジャケットを脱ぐ。
左腕を見ると、二の腕あたり・・・かすかに刀で斬られたような傷があった。






「斬られたのか?」


「ちょっと油断しただけです。攘夷浪士たちに襲われるのは、真選組の宿命みたいなものですから」


「おめぇ・・・それで役所に戻るつもりだったとか言うんじゃねぇんだろうな?」


「・・・・・・・・・」





が無言になる。

俺は頭を掻き、ため息を零し浴槽に足を突っ込み
と向かい合うように浴槽の中に体を沈めた。







「ぎ、銀さんっ!?服が・・・っ」


「どーせ脱ぐんだ、気にするこたぁねぇ。・・・・・・っとにおめぇは」







俺はそう言いながら、の頬を包み込み顔を近づける。







「連れて帰ってきて正解だったよ」



「え?」




「雨ん中・・・こんな美人、歩かせるわけいかねぇだろ。手負いとか余計させたくねぇし」




「銀さん」

























「あっためてやるよ、何もかも。消してやるよ、おめぇの血の匂い・・・全部」









雫が落ちる音がして、俺はの口づけをするのだった。





















「ひゃっ・・・あっ、ぎ、銀さっ・・・ぁん!」


「感じてるの顔、すっげぇ可愛い」






服を浴槽の外に脱ぎ捨て、湯の張ってある水の中
向かい合い・・・指でのナカを掻き乱す。

快楽に溺れるアイツの顔が、俺の性欲をソソる。






「銀さんっ・・・そんな、指っ・・・はぅ・・・動かさないでっ!・・・あぁっ」


「お湯も一緒に入っちゃって感じちゃうから?とか?」


「っ!?」





俺の言葉に、は顔を赤くする。
それと同時にナカも俺の指を締め付けた。


あらあら、顔と体は素直なこって。





「当たりだろ?俺の指、おめぇのナカ締め付けたぜ」


「やっ、やぁ・・・言わないで、銀さんっ」


チャン、銀さんに可愛くおねだりですかコノヤロー」


「違っ、おねだりじゃ・・・あぁぁああっ!!」







ナカを掻き乱している指とは別に、親指での秘部を弄る。
甲高く甘い声が浴室に響き渡った。







「やっ・・・銀さんっ・・・あっ、あぁっ・・・一緒は・・・あぅんっ!だ、だめぇぇ!!」



「いいじゃん。可愛いから俺からのサービス」



「いらなっ・・・ひゃああぁ・・・あぁん・・・あぁ!」



「ナカと一緒にココ、クリクリされるの好きだろ、なぁ?」









そう言いながら、の秘部を激しく刺激する。








「あぁあん!!銀さんっ・・・んぁ、ああっ・・・イッ、イッちゃうぅ」



「イキたい?イッていいぜ・・・イイ顔見とくから」



「や、やだっ・・・み、見ないでぇ!あっ、あぁあっ!!銀さんっ・・・銀さんっ!!」



「何度も呼ばなくても、ちゃんと見といてやるから・・・イケよ」







ナカを掻き乱すスピードを上げ、同時に秘部も弄る。

目の前の彼女は・・・ただ、俺の与える快楽に感じるだけ。


その快楽に溺れる表情を見るだけで、自分の息さえも上がっていく。
(むしろ、股間部分がすっげぇ元気になっていくのが分かる。)









「やっ、あぁっ・・・んぅ・・・――――あぁぁああ!!」









は絶頂を迎えた。

ビクビクと痙攣をさせながら、それが終わると小さく震える。
湯船を見ると、湯水と一緒に白いものがゆらゆらと波を打っていた。

あぁ、コレ風呂水と一緒に飲みてぇ・・・むしろ、の愛液だけ取り除いて
そこだけ飲みたい・・・とか考えた自分が相当変態思考な証拠だと思った。



まぁそんなことをマジでやってしまえば、完全にドン引きされること間違いないからやめておこう。



俺はいまだ小さな震えが治まらないの頬を包み込んで
瞼に優しく口づけをする。


ふと、目線に左側の浴槽部分が目に入る。
血が少し走った後が見えた。


しまった・・・コイツ、そういえば左腕怪我してた。


俺は慌てての左腕を掴んだ。







「わ、悪ぃ。怪我、痛かったか?」


「え?・・・あっ・・・へ、平気・・・です」


「平気なわけあるか、血が出てるっつーのに。マジ悪い」






そして俺はその傷口を優しく舐める。







「ぃっ・・・ぎ、銀さん・・・やっ・・・あっ・・・き、汚いですよ、そんなの舐めちゃ」



「軽い消毒だ。汚くねぇよ・・・それに舐めるのも消毒みてぇなもんだって」



「で、でもぉっ・・・っ」






傷を舐めながら、を見る。

は右手で口を押さえ、まるで声を押し殺しているかのように見えた。


傷口から舌を離し、俺はの耳元に近づき―――――。


























「もしかして、傷口舐められて感じちゃってるのかなチャンは?」






「っ!?」








低く囁くと、みるみるうちに顔どころか耳まで赤くなる。

本当に可愛いやつだ。



今ので、なんか我慢できなくなってきた。






・・・もう我慢できねぇわ俺」



「え?・・・あっ、やっ」





そう言って、を自分の元に引き寄せ
脚の間・・・本来なら濡れているであろう部分に自分のものをあてがる。





「やっ、銀さん・・・っ!」


「今更抵抗すんなって。それと俺の首に手ぇまわせ」


「え?」


「傷・・・浴槽に擦れると痛ぇだろ。だから首に手ぇまわしとけ」






俺の言葉にはおそるおそる首に手を回してきた。
よし・・・コレで傷が擦れることはなくなった。





「イイ子だ、


「銀、さん」


「イイ子ちゃんにはご褒美あげなきゃな」






そしての腰を引き寄せ、入り口にあてがっていた俺のモノをナカに挿れた。






「うぁあぁああ!!!」


「っは・・・すっげぇ、熱ぃ。んナカ、超気持ちイイわ」






挿れると、は甲高い嬌声を上げ弓なりのように後ろに逸れた。
逸れると同時に風呂水が激しく波を立てる。

その波の立ち方が異様にイヤラしく見えたから、そのままの腰を掴んで
上下に激しく動かした。





「あっ・・・あぁっ、銀さんっ・・・は、激しっ・・・ひっ、ああっ、あぁん!!」


「お前は激しいの好きだろ?・・・特に奥とか」







最奥をズンッと重く突くと、がビクンッと動く。
体は本当に正直者だわ。






すっげぇ可愛い」


「やっあぁ・・・銀さん・・・熱っ・・・熱いよぉ・・・あぅ、ああっ・・・あ、あぁ」


「お湯も入っちゃってるからじゃね?いつも以上に熱いし、滑りが最高だわ」






腰を上下に揺らし、ガツガツと最奥めがけ突き続ける。

いつもはの愛液と、俺の精液で滑りがそれだけでもいいんだが
それプラスにお湯って言う液体が混ざり合っているから
熱どころじゃない・・・滑りさえも抜群になっている。



俺の上で腰を振って喘いでいる




もっと強く突き上げて。


もっと甘く啼かせて。



もっと、もっと――――。







「銀、さんっ・・・銀さん、キ、キス・・・っ」


「あら、可愛いおねだりじゃねーの」




がキスしてほしい、とかおねだりなんかするから
思わず胸が締め付けられるくらいキュンッてなった。

まぁ好きなやつに求められたら嬉しいことこの上ないから
俺はだらしなく開かれたの口を自分の口で塞いだ。






「んぅ・・・んんっ・・・はぅ・・・ん」





舌を口ん中で暴れさせ、舌同士を絡めあう。
もう十分と思い唇を離れると、離れるのが名残惜しいのか
糸を作って繋がりを強調させていた。







「はぁ・・・はぁ・・・銀、さんっ・・・」



・・・好きだ」






愛の言葉を囁き、止めていた腰の動きを再び始める。







「うぁっ!・・・あっ、あぁん・・・銀さんっ、銀さん・・・やっ・・・あっ」



、すげぇ・・・気持ちイイッ・・・は、気持ちイイ?」



「はっ、あっ・・・気持ち、イイッ・・・おかしく、なっちゃうっ!!」



「おかしくなれよ・・・もっと、乱れちまえ」







ちゃぷちゃぷ、とさらにお湯が激しく波を立てる。

目の前の彼女は、淫らに乱れ。

俺はそんな姿を見て、性欲が増していく。


腰と一緒に揺れ動く胸の上に、赤い斑点を残す。








・・・、俺もうやべぇかも・・・ナカ出していい?」



「えっ?・・・あっ、やぁあっ、まっ、待ってくださっ」



「待てるわけねぇだろ。むしろ出すスペースすらねぇよ・・・ナカ出しすっぞ」



「そんな・・・っあっ、ああっ・・・銀さん・・・やらっ、激しくしないでっ・・・!!イッ、イッちゃうぅ!」



「イケよ。ナカにたっぷり出してやっから」






ナカの擦りあいを激しくこすれ合わせ

さらに波が高く立つ。



あぁ、目の前の大好きな女は俺の腕に抱かれて啼いている。



もうそれだけでもおらぁイキそうだわ。







「あっ・・・あぁっ・・・銀、さっ・・・あっぁあ・・・!」


「出すぞ、ッ」


「やっ・・・あっ、待っ」


「だーかーら――――」





















「大好きなおめぇを前にして、待てるわけねぇだろうが・・・・・ん、はっ!」



「ふぁっ・・・――――ぁぁあぁああぁああ!!!」








それをに告げ、ナカに精液を吐き出した。

吐き出したモノを受け止めたは仰け反り、痙攣を起こしイッた。

ナカに出した吐き出したモノが入りきれなかったのか
水と混ざって揺れていた。

激しく立ち上がっていた波が少し弱まる。



雫が落ちる音がして、互いの荒々しい息遣いを整える声しか聞こえない。


俺は目が少しおぼろげなの頬に触れる。










「はぁ・・・はぁ・・・銀、さっ」


、イイ匂い」


「ぇ?」


「おめぇは・・・血の匂いなんかしねぇよ・・・イイ匂いだ」


「銀さん」





そう言ってやるとが俺に抱きついてきた。


あ、やべ。







チャン・・・あと何回此処でヤレる?」


「え?」


「おめぇが抱きついてきたおかげで、息子が元気になった」


「えっ!?・・・ぎ、銀さんっ!」


「終わったらちゃんと体もナカも綺麗にしてやっから」


「やっ、あっ・・・待っ」


「待ったなし」








そう告げて・・・風呂場でを何度も喘がせた。
アイツが啼くたびに・・・俺の性欲は増していくばかりだ。




雨なんて鬱陶しいもんだとばかり思っていたが
まんざら、悪かねぇ。





アイツの甘い匂いに、包まれる雨の日なら・・・それも、悪くないと思ったからだ。




安心しろ、おめぇは血で染まりゃしない。
何度染まろうが、俺が染めかえてやるよ・・・甘く、優しい匂いにな。

そんな血の匂い・・・俺がおめぇの雨になって洗い流してやっから。






それぞれの雨−Side.G−
(雨の日は、君の甘い匂いに包まれたくなる)

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