正直な所。

お嬢様の交際相手が、あのような体たらくな男でいいのか
私は常々・・・思っております。










お嬢様」


「ん?どうしたのばぁや」





本日はお勤めが非番のお嬢様が朝食を召し上がっている最中
私は話しかけた。







「・・・いい加減、坂田様とのお付き合いをどうにかなさってください」




「ばぁや、またその話ぃ?もう、私が誰と付き合おうと勝手じゃない。
とやかく口挟まないでよ」






お嬢様は聞き飽きたような表情をしながら、食事を進める。




聞き飽きた?



いえ、言い続けなければならないことなのです!!






「お嬢様!よろしいですか?あんな体たらくで、万年金欠病で、目なんて死んだ魚のよう。
オマケに糖尿病寸前の、どこにも魅力を感じない駄目男ですよ!!そんな男の何処がいいっていうんですか!!」




「いいじゃない、そういう男性も。一種の魅力があるんだし」



「あんな天パの何処に魅力があるって言うんですか!!天パですよ!!天パ!!」



「ちょっと、あのフワフワしたくせっ毛が可愛いんだから天パ天パって連呼しないでくれる?」






お嬢様のお付き合いされているお相手。



かぶき町で万事屋を営む、坂田銀時・・・という男。



前述のとおり、本当にだらしない男、ダメ男の代表とも言える人物。



それだというのに、お嬢様は他の男に目もくれず
あのような悪い男に好意を寄せている。



相思相愛の仲、と言えども・・・コレばかりは認められん。





「いくら昔、命を助けていただいた御恩があるからといって・・・其処まで心を寄せなくてもよろしいはずです」


「命を助けてもらったからって、好きになっちゃ悪いの?」


「ですが・・・坂田様でなくとも、お嬢様の身の回りには素敵な男性がいらっしゃるでしょうに」


「例えば?」


「土方様や沖田様・・・それに近藤局長だって。夫婦の契(ちぎり)を交わすのなら、やはりこういった方々に限らないと」


あんな奴らと夫婦の契を交わすくらいなら、死んだほうが数万倍マシ








そう言い切られ、お嬢様は箸を置き立ち上がる。






「ごちそうさま。せっかくの非番なんだし、部屋の片付けでもしようかな〜」



「お待ちくださいお嬢様!まだトネの話は終わっておりませぬぞ!!」



「ばぁや、いい加減にして。主(あるじ)の恋愛にとやかく首突っ込まないでよ」



「しかし・・・っ」



「しかしも、かかしもないわよ。お願いだから口出ししないで。
私が誰と付き合おうが、誰と夫婦の契を交わそうが勝手でしょうが。
何を言われようが私は銀さんと別れるつもりは毛頭ないから、其処んトコよろしく」



お嬢様っ!!」






そう言ってお嬢様はそそくさと自分のお部屋へと戻っていかれた。




本当に私としては心配でなりませぬ。

あんな男の元にお嬢様が嫁ぐ日が来たりなんかしたら
それこそ、お亡くなりになられた旦那様や奥様に、示しが付かないというもの。


今までお嬢様を育ててきた私としては、本当に心配で仕方がない。







「こうなったら・・・っ」







何が何でも、夫婦の契を交わす前に・・・あの体たらく男と縁を切ってもらうしかあるまい。



そういって私は、非番のお嬢様に
何度も言い聞かせにお部屋へと向かったのであった。




しかし、それが逆効果になってしまったのか――――――。











っざけんなよクソババァ!!主の恋愛に首突っ込むなって言っただろうが!!
聞こえてなかったんかいボケ!!



聞こえとったわ!!じゃが、あんな男と付き合うお嬢様を考えたら無理だっつ―の!! 何であんなダメ男なんだよ!!聞き分けろクソガキ!!







部屋で酷い言葉の羅列の言い争い。

ご近所さんからしてみれば、迷惑行為は百も承知。


しかし、私としては音を上げる訳にはいかない。






「・・・もういい。家出する」



「は?」





突然のお嬢様の発言に、私は素っ頓狂な声を上げた。


お嬢様は自分のお洋服を旅行用の鞄の中に詰め込み始めた。






「お、お嬢様何をおっしゃって・・・っ」



「ばぁやの小言にはもううんざりなのよ。私が銀さんと付き合い始めてからいつもこうじゃない。
私にだって人を好きになる権利くらいあるんだから、好きにしてもいいじゃない。
なのに毎回毎回・・・正直、耳にタコよ。だから家出する」


お嬢様、家出など」


「家出するったら家出する。じゃあ、ばぁや・・・しばらくの間、家をよろしくね」


お嬢様・・・っ!!」








言い続けたのが祟ったのか、お嬢様の堪忍袋の緒が切れ
遂には家出と言って、この家を空けられてしまった。



しかし、お嬢様が行く所なんて・・・決まりきっていた。





万事屋・・・そう、坂田様のいらっしゃる所。




お嬢様の後を付けてみたら、案の定向かった先はやはり思った通りの場所。

店が見える物陰から其処をジッと見つめていると―――――。










『銀さん、早くはやく』


『はいはい、そ〜急かすなって』






嬉しそうに坂田様を呼ぶお嬢様と
そんなお嬢様の声を耳に入れやる気のない声を出す坂田様。

2人は万事屋を後にし、肩を並べながら何処かへと向かう。


不躾とは思いながら「もしや、今から何処ぞのピンク色のホテルにでも!?」等と思っていた。


相変わらずそれを誘うのはお嬢様の隣にいる天パ。
あの男なら言いかねないし、ましてやお嬢様があの男の誘いを拒むわけがない。


そうとなればホテルに入る前にでも止めなければ・・・!!と思いながら2人を尾行する。





しかし、私が思っていたこととは裏腹な会話が聞こえてくる。







『晩御飯、何がいいですか?』


『んーイチゴとクリームがたくさん乗ったパフェ』


『銀さん、お医者さんから甘いもの止められてるんですから駄目です。ていうか、晩御飯にパフェとか出しませんから』


『え〜』


『駄々っ子みたいな声出さないでください。じゃあ何か簡単に作りますから、それでいいですね?』


『はーい。あ、ついでにデザートにプリン買って帰ろうぜ。俺とお前の、2つ分な。プリンくらいいいだろ別に?』


『まぁ、それくらいなら構いませんけど』


『うーし!そうと決まればスーパーにちょっくら行くか。あー・・・の手料理、楽しみ』


『ウフフ、銀さんったら』







何だか、仲睦まじい会話が其処にあった。



小袖を身にまとったお嬢様は、誰が見ても普通の女の子。
アレが真選組の隊士、だなんて誰が思うだろうが。

天パの隣を歩くお嬢様は、私が普段見ている勇ましく剣を携えている姿からは想像もつかなかった。




お嬢様も1人の女子(おなご)。


心を通わせている男の前では、隊士ではなく・・・1人の女性。



じゃが・・・―――――。











「(やはり納得が行かん!!!!!)」


























「はぁ〜?と別れろだぁ?」


「左様でございます」




お嬢様が家を空けて数日。

そして、お嬢様が此処万事屋に身を寄せて数日。



お嬢様が家を空けられたのは非番の日。
次の日からはもちろんのこと、お役所勤めで屯所へと向かわなければならない。


朝から黒の隊服を身に纏い、万事屋を出るのを見計らい
私は此処に上がり込み、坂田様やメガネ、チャイナ娘の居る居間兼応接間へと来た。



そして、ソファーに向かいあわせ。


開口一番で、私はお嬢様との交際破局を促した。






「おい、ばばぁ。なーんで俺がと別れなきゃいけねぇんだよ」


「前述のとおりじゃ天パ」


「意味わかんねぇし!!つか、俺ら冒頭出てねぇし!!
むしろ作り手が後日談な感じで作ってるの丸わかりだろうが!!
随分時間経って作ってるの読者が読んだらぜーんぶお見通しだってばよ!!」


「銀さん、流石にツッコまないであげてくださいよ。こっちから読んでる人だって居ると思いますし」

「そうネ。作り手が突発的に作ったネタ(エロネタ含め)に今更ながら突発的に後日談みたいなの作っただけネ。
こっちから読んでる奴らのこと考えるヨロシ」




やはり、というべき反応だろう。

無理もない。


メガネもチャイナ娘も呆れるほど・・・この男は、ウチのお嬢様にお熱状態なのだから。






「ぜってぇ別れねぇぞ。あんな美人、誰が手放すか!」


「手放せ。今すぐに無かったことにしろ天パ」


「冗談じゃねぇ。ばばぁ、てめぇが何と言おうがおらぁぜってぇ、を手放す気ぃねぇからな」



「トネさん。銀さんがさんにお熱なのは貴女だって十分に分かっているはずですよ。
まぁ確かに・・・さんの見てない所で銀さん、危なっかしい破廉恥行為の連続ですけど。
(むしろ本人に対しても破廉恥行為スレスレだけどさ)」

「新八。俺をフォローするならちゃんとフォローして。ていうか後半の心の声聞こえてんぞ!!」


「ばばぁ。今更銀ちゃんの暴走止めれないヨ。銀ちゃん、に関しては
ゴリラよりも(ストーカー)酷いし、サドよりも(エロい事は)えげつないけど、ちゃんと愛はあるネ」


「神楽。大分間違えてるよな、大いに間違えてるよ。不正解どころか、愛ある所以外全部不正解だよ!」



「ほれ見ろ天パ。やはりお嬢様にフシダラな事を。周りが見ても分かりきっておろうが」


テメェも何見てそれ言ってんだ、おい!!








だから、余計・・・嫌なんじゃ。









「ワシは、ワシは嫌なんじゃ。お主のような天パのクソガキに、お嬢様を明け渡したようで」



「ばばぁ」







今まで、散々”我が子のように“育ててきた。


旦那様や奥様が亡くなられたあの日から。

助けてもらったあの日から。




ずっと、ずっとお嬢様の笑顔も何もかも・・・全部・・・――――。














『 ば ぁ や 』











「ふしだらで、体たらくで、万年金欠病、オマケに糖尿病寸前・・・貴様のような
ダメ人間にお嬢様を取られたようで、腹立たしい・・・憎たらしいんじゃ」








憎かった。

疎ましかった。

腹立たしかった。




お嬢様の『全て』を持っていった、この男−坂田銀時−が。




心配もする。

自分の子供のように育てた子を、他の男に取られたと思うと
これ程腸(はらわた)が煮えくり返るほど、怒りが沸き、虚しさが耐えない日はなかった。








「ったくよぉ。親が親なら、子も子だな。
いや、ばばぁは育ての親になるってワケか?」


「え?」


「銀さん?」







すると、坂田様は頭を掻きながらめんどくさそうな表情をして私を見た。






。俺に言ったんだよ」































『ばぁや。よく銀さんと別れろって言うんです』


『まぁそうだろうな。おめぇんトコのばばぁからすれば、俺なんてダメ人間の代表みてぇなもんだから毛嫌いもするわ』


『それもあるんですけど・・・きっと、銀さんが羨ましいんです』


『俺が羨ましい?・・・まさか、おめぇを独り占めするからか?んな、ばばぁが年甲斐も無くガキみてぇな事』


『今まで私を育ててきたのはばぁやです。父も母も、戦争の折に亡くして・・・ばぁやは女手ひとつ、私を育ててくれました。
時に父のように厳しく、時に母のように優しく・・・ばぁやはいつも、私を支え、守り、育ててくれました。
気が付いたら主と使用人の垣根を越えて、私とばぁやは”親子“のようになってました』


『・・・・・・』


『ばぁやからすれば、大事に育ててきた”子“を手放したように思えるんだと
最近、その小言ばっかり聞いてて何となく気づき始めたんです』


『箱入りお嬢様っていうか、ばばぁからすれば、は”箱入り娘“ってワケかい。
あーあ、イヤになるね〜・・・これだから、子どもと一緒に歳は取りたかねぇんだ。
愛情注ぎすぎて周りすら見えちゃいねぇや』


『ばぁやの事、嫌だと思わないであげてくださいね銀さん。いくら年を老いても』




























「おめぇは自分のたった一人の家族で、もう一人の母親なんだから・・・ってさ。
それ言われちゃ、俺も何も言えねぇっつーの」



、お嬢様が・・・そのような事を」





いつも私の小言など耳をふさいで聞いていた。

だから今回の「家出」だって、もううんざりした意味だとばかり思っていた。


でも、どうやら・・・あの御方も、自分と同じだったようだ。





「ていうか、俺の前でそういう話されたとなっちゃ、俺よりもばばぁ優先されてる感満載で何か腹立つ。
ばばぁ!てめぇが腹立つ以前におらぁ随分と前から腹立ってんだ!!
折角俺の部屋に来て、イチャイチャしてんのにアイツの口からてめぇの話が出るのかが何か腹立つ!!
こちとら随分と前からお預け状態食らってたんだぞ!!四六時中と一緒にいるてめぇがグズグズ言うな!!
グズグズ言いてぇのは俺の方だ!!」


「銀さん、色々と支離滅裂です」

「ついにばばぁにまで嫉妬アル。やっぱり大人気ないネ銀ちゃん」


「うるせぇー黙ってろ!!」







目の前の男も、私も・・・どうやら、互いを疎ましく思い、腹立たしく思っていたらしい。






「天パ。ワシと貴様、どうやら犬猿の仲らしいな」


「ちげぇねぇ。言っとくぞ、ばばぁ。をこれからも大切にしやがらねぇと、そのうち俺がひょいっと奪ってやっかんな。
おめぇの承諾ナシにと結婚してやっかんな」


「貴様に言われずとも、ワシの役目は貴様のような輩からお嬢様をお守りするのが役目じゃ。
体たらくでふしだらな貴様の言葉を聞かずとも分かっておるわ。ナメんなクソガキ」


「けっ。俺に文句の一つや二つ垂れるくらいだったら、さっさと家に帰れクソババァ」


「そうするつもりじゃ。こんなトコロに居ったら、ワシまでバカになってしまうからのぅ」







そう言って、私は万事屋を後にし家へと戻ったのだった。






しかし今更家に戻っても
お嬢様と言葉を交わすことも出来ない。


主は今、家を留守にしている。


とにかく本人の機嫌が治り次第話をするしかあるまい。
そう、自分の心に言い聞かせ家にと戻ってきた。







「只今戻りました」





「おーい。家を頼むって、飛び出していったのに・・・家を空けてどーすんのさ」




「え?」






家へと戻ると、縁側から声。

私は急いでそちらに足を向かわせると、其処には―――――。










「主が留守を任せたっていうのに、使用人まで家を空けるなんてお粗末すぎるわ」









お嬢様が苦笑を浮かべ、私を見ていた。


そして私は我に返る。

そう・・・家を空けていた、という失態に気づき。





「も、申し訳ございません。急用を思い出したもので」


「あっそ。なら別にいいけど、戸締りくらいしていきなさい。玄関の鍵も開けっ放しだったわよ」


「申し訳・・・ございません」







何も言い返せない。


主の留守を任された挙句、鍵も開け放したまま外に出ていたのだから。
言われても今の私には言い返せない。









「ったく。お願いだから・・・何にも言わないで、何処にも行かないでよ」



「え?」






次に出てくる言葉は、私を卑下するような言葉かと思っていた。

だけど出てきた言葉に驚きが隠せない。






「ばぁやはこの家にとって大事だし、何より私にとっても大事なんだから。
何も言わないで、何処にも行かないで。貴女は私の家族で・・・・・・もう一人の、私の母上なんだから」


、お嬢様」


「こんな私でも、ばぁやは必要なんだよ。だから、ね・・・行くときはちゃんと私に言ってから行って。
死ぬ時は私の側で笑顔で逝って。何も言わないで、何処にも行こうだなんてしないで。それが私には一番ツライから」



「はぃ・・・はい、お嬢様・・・っ」





涙を流すと、お嬢様は優しく抱きしめただ、ただ
「ありがとう」という言葉と「ごめんね」という言葉を何度と繰り返していた。





天国に居られる旦那様、奥様。

私は、トネは幸せでございます。


私を「母」と呼んでくれる、アナタ方の娘に愛されて。

本当に、本当に・・・幸せで、ございます。






















「だからと言って、私はお嬢様と坂田様の交際は認めませんぞ」


「はいはい、分かってるから」






お嬢様が家出から戻られて数日。

お勤めに行かれる準備の最中、私はそれを手伝いながらお嬢様に忠告する。






「あんなふしだらで、体たらくな男の元に嫁に参るなど私が許しませぬ」


「はいはい」


「お嬢様には必ずお嬢様に似合いの男が現れます。それまでなら、あの天パでもトネは我慢します」


「はいは・・・え?」






私の言葉にお嬢様は目を大きく見開かせ驚いていた。




認めたくはないが、認めざる得まい。

お嬢様の心を開かせたあの輩を。




「ばぁや」

「でも、アレが婿はゴメンです」

「アハハハ、ですよねー」



「おらぁ別にてめぇみたいなばばぁを嫁に迎えるワケじゃねぇーし。むしろ俺が嫁にしたいのお宅のお嬢様ですし」




「お黙りください。何を世迷いごとを」


「え?今喋ったの私じゃないわよ、ばぁや」


「は?・・・も、もしや・・・っ」






すると、何やら異様なまでな視線。

ふと障子に穴。







「お!今日は、赤のフリル付きのパンツ!ていうことは、上も・・・おぉ〜赤かぁ。
意外におめぇ、大胆な色のモノ持ってんだな。まぁ、この前のピンクとか白も似合ってたけど、・・・赤も似合」



何を覗き見しとんのじゃエロ天パ!!



ぐはっ!?






障子ごと体たらく男を庭へと蹴り落とす。





「貴様っ!!女子(おなご)の着替えの最中に何たる無礼な事を・・・っ!!」


「だったら呼んだら来いよ!!玄関先で呼んでも来ねぇから上がったんだよ!!」


「不法侵入で訴えるぞ!!」


まぁ朝からイイもん(
のパンツとブラ)見れたから、今なら捕まってもいい


「朝から恥ずかしい事言わないでください銀さん!!心の声駄々漏れです!!」


「おのれー!!その首、今すぐこのトネが吹っ飛ばしてやるわ!!覚悟しろ天パ!!」


「上等だクソババァ!!とりあえず
朝からご馳走さま


「ぎ、銀さん・・・っ!!」


「キィイィイ!!この天パ、鼻の下伸ばしおって!!お嬢様、やはりこの者とお付き合いされるのはおやめくだされ!!」







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(あの話のちょっとした、裏のうらの、お話) inserted by FC2 system

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