綺麗になっていたシーツに皺が出来る。
せっかく綺麗にしていたのに
夜になればすぐに台無しになる。
「ゃ・・・あっ・・・バニー・・・ッ」
「可愛いですよ、えぇとても」
「ふぁ・・・ぁん・・・だめぇえ!!」
「ダメだなんて、僕にはイイとしか聞こえません」
軋むベッド。
シーツを掴んで、僕が与える快楽から逃れようとする。
体を重ね、熱を与えれば・・・シーツに皺はいくらでも出来てしまう。
出来た皺はまるで波のように見える。
そして此処は、僕と彼女が溺れる・・・・・愛の海。
「また・・・シーツ、台無しになりましたね」
「だっ、だって・・・バニーが・・・あぁんっ!!」
「僕のせいだって、言うんですか?・・・心外ですね、それは」
腰を動かし、君のナカに熱を打ち付ければ
嬌声が口から零れ、僕を狂わせていく。
可愛くて、歯止めが利かない。
愛しくて、離し難い。
感じたくて、もっと溺れさせたい。
このシーツの海に、そして・・・僕に。
「・・・愛してますよ」
「!!・・・あっ、やぅ・・・ああん!!バニーッ・・・やめっ、あぁん!!」
「やめない・・・君を愛することも、君に対する何もかも」
「バニーッ・・・あっ、バーナビー・・・ぁあっ・・・あっ!」
やめたところで何になると言うんだ?
僕は抜け出せないところまで堕ちている。
僕は這い上げれないところまで沈んでしまっている。
でも僕だけが溺れるなんて、そんなの認めない、許さない。
だから君も―――――抜け出せないところまで、引きずり込んで
這い上がれないところまで、溺れさせてあげよう。
このシーツの海の中。
「はぁ・・・はぁ・・・バ、バーナビー・・・」
「、愛してます。この世界中の、誰よりも」
僕とともに、愛に満たされ、溺れ死のう。
シーツの海に溺れて
(この愛の海、君と溺れるなら怖くない)